JP3250136B2 - エンジンの点火コイル装置 - Google Patents

エンジンの点火コイル装置

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JP3250136B2 JP35484195A JP35484195A JP3250136B2 JP 3250136 B2 JP3250136 B2 JP 3250136B2 JP 35484195 A JP35484195 A JP 35484195A JP 35484195 A JP35484195 A JP 35484195A JP 3250136 B2 JP3250136 B2 JP 3250136B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの点火コイル
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一次コイルが巻装されたコイルボ
ビンの外側に二次コイルが巻装されたコイルボビンを同
軸状に設け、その一次側のコイルボビンの中空軸内に棒
状のコアが挿入されたものをコイルケース内に入れて、
ケース内にモールド樹脂を注入して一体的に成形するよ
うにした開磁路型のエンジンの点火コイル装置にあっ
て、コイルケースに点火プラグを保持するためのコネク
タ部を一体的に形成して、そのコネクタ部に差し込まれ
た点火プラグの先端が内部のコネクタ部の内部に突出し
て設けられている高圧端子に接触するようにした点火プ
ラグ直付型のエンジンの点火コイル装置が開発されてい
る(実公平4−23296号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、一次側コイルボビン、二次側コイルボビン、棒状
のコアおよび高圧端子ソケットからなる組立体を単にコ
イルケース内に入れただけの状態で、ケース内にモール
ド樹脂を注入して一体的に成形するようにしているの
で、モールド樹脂の注入時にコイルケース内に入れられ
た組立体が定位置から動いてしまい、コネクタ部に差し
込まれた点火プラグの先端が内部の高圧端子ソケットに
充分に嵌合できなくなってしまうことである。
【0004】その際、一次側コイルボビン、二次側コイ
ルボビン、棒状のコアおよび高圧端子ソケットからなる
組立体をコイルケース内に所定位置に固定させるための
何らかの手段を別途にとることが考えられるが、そのた
めに部品点数および工数が増えて製造時の作業性が悪く
なってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルケース
内に入れられた一次側コイルボビン、二次側コイルボビ
ン、棒状のコアおよび高圧端子などからなる組立体の位
置決め固定を別途部材を用いることなく容易になすこと
ができるとともに、直付けされる点火プラグとの電気的
接続を確実にとることができるようにするべく、円筒状
の第1のケースと、その第1のケースの一方の開口部に
嵌め込まれて、その開口部を閉塞するように装着される
中央部分に管状の小孔があけられた点火プラグのコネク
タを兼ねた第2のケースとによってコイルケースを形成
し、二次側のコイルボビンの一方の鍔の中央部分に突出
して高圧端子の取付部を設けるとともに、その取付部に
装着された高圧端子に点火プラグとの電気的接続をとる
ための接触子を取り付けて、一次側コイルボビン、二次
側コイルボビン、高圧端子および接触子からなる組立体
をコイルケース内に挿入して、接触子が前記小孔の外方
に突出した状態で、高圧端子の取付部分がその小孔の内
部に圧入されるように組み込み、コイルケースの他方の
開口部からモールド樹脂を注入して一体的に成形するよ
うにしている。
【0006】
【実施例】図1に示すように、本発明によるエンジンの
点火コイル装置にあっては、円筒状のケース2と、その
ケース2の一方の開口部に嵌め込まれて、その開口部を
閉塞するように装着される中央部分に管状の小孔4があ
けられたケース3とによってコイルケース1を形成する
ようにしている。
【0007】そのコイルケース1の内部には、一次コイ
ル5が巻装されたコイルボビン6の外側に二次コイル7
が巻装されたコイルボビン8が同軸状に組み込まれて、
その一次側のコイルボビン6の中空軸内に棒状のコア9
が挿入された組立体が収納されている。コア9の両端に
は、一次電流の断続に際して磁束量の大きな変化が得ら
れるように、永久磁石10がそれぞれ取り付けられてい
る。
【0008】コア9は、図2に示すように、円筒状のコ
イルボビン6の中空軸内における占積率を上げて磁束の
発生効率を良くすることができるように、幅が異なる複
数の鉄板を積層することによって、断面がほぼ円形に近
い形状になっている。
【0009】二次側のコイルボビン8の一方の鍔部に
は、その中央部分に突出して高圧端子の取付部11が一
体的に形成されている。また、その取付部11に接着し
て取り付けられる高圧端子12には、点火プラグ15と
の電気的接続をとるための接触子13が取り付けられて
いる。
【0010】一次側のコイルボビン6、二次側のコイル
ボビン8、高圧端子12および接触子13からなる組立
体がコイルケース1内に収納されるに際して、接触子1
3が小孔4の外方に突出した状態で、高圧端子12の取
付部分がその小孔4の内部に圧入されて、その組立体が
コイルケース1内の所定位置に固定されるようになって
いる。
【0011】そして、コイルケース1内に組立体が所定
位置に固定された状態で、コイルケース1の他方の開口
部からモールド樹脂が注入されて、一体的に成形されて
いる。
【0012】なお、その際、樹脂がコア9の部分に入り
込まないように、そのコア9の両端に設けられた永久磁
石10をそれぞれ覆うとともに、コア9の長手方向に生
ずる比較的大きな熱応力を吸収して、周囲のモールド樹
脂にクラックが発生するのを防止するダンパ部材14が
設けられる。
【0013】また、二次側のコイルボビン8の鍔部に設
けられた高圧端子の取付部11の部分に複数の穴18が
あけられており、その穴18からモールド樹脂が一次側
のコイルボビン6と二次側のコイルボビン8との間のす
き間に入って、両者間を固定できるようにしている。
【0014】ケース3は点火プラグ15のコネクタを兼
用しており、そのケース3の先端には点火プラグ15を
保持するプラグラバー16が装着されている。そして、
そのプラグラバー16内に点火プラグ15が差し込まれ
たときに、その点火プラグ15の先端が接触子13に接
触して電気的な接続がとられるようになっている。
【0015】ケース2は導電性を有する透磁率の高い珪
素鋼板などの磁性材料からなり、それに電磁シールド効
果をもたせるとともに、開磁路型のコア9に生ずる磁束
の大半がそのケース2の部分に集中するようなサイドコ
アの役目をもたせて、発生磁束が周囲のエンジンのシリ
ンダブロックの部分を通って減磁されて二次出力電圧が
低下するようなことを抑制するようにしている。また、
そのケース2によって大きな放熱効果が得られるように
なっている。
【0016】ケース3における小孔4とケース側面との
間には複数のリブ30が形成されており、その小孔4に
嵌め込まれる高圧端子12とケース2との間の絶縁距離
をかせぐようにしている。
【0017】なお、ケース2には、渦電流損を抑制する
べく、図3に示すように、断面がC状になるように、そ
の長手方向にギャップを形成する0.5〜1.5mm程
度のスリット33が設けられている。
【0018】そして、ケース2の内側には、ゴム、エラ
ストマーなどの弾性部材17が設けられている。ケース
2とその中に注入されて固化されたモールド樹脂との間
にその弾性部材17が介在することによって、温度変化
による熱応力がその弾性部材17によって緩和されて、
モールド樹脂にクラックが発生するようなことが有効に
防止される。
【0019】また、図1に示すように、ケース2の上部
には、低圧端子ソケット18が嵌め込まれている。そし
て、そのソケット内部にはイグナイタ19が収納されて
いる。
【0020】なお、ケース2に低圧端子ソケット18を
嵌め込むに際して、ケース2の内側に設けられている弾
性部材17を外方に折り返して、その折返し部分29に
低圧端子ソケット18を嵌め込むようにして、シール性
を高めるようにしている。
【0021】図4はキャップ20を外したときの低圧端
子ソケット18の内部構造を示しており、図5はその低
圧端子ソケット18内にイグナイタ19を設置した状態
を示している。
【0022】キャップ20を外した状態で低圧端子ソケ
ット18の上部からコイルケース1内にモールド樹脂を
注入するに際して、低圧端子ソケット18内におけるキ
ャップ20の内側に設けられたリブ21がつかるレベル
Lの位置にまでモールド樹脂を注入したうえで、キャッ
プ20を装着する。キャップ20にはエア抜き穴22が
設けられている。
【0023】キャップ20には、複数のリブ21が形成
されており、それによりキャップ20を固着させるとと
もに、温度変化にともなってモールド樹脂に加わる熱応
力をその複数のリブ21によって分散させて、イグナイ
タ19の上部のモールド樹脂にクラックが発生するのを
有効に防止できるようになっている。
【0024】また、図1に示すように、ケース2の低圧
端子ソケット18の下側部分には、エンジンのシリンダ
ヘッド部分に形成されたシリンダ孔23の部分にコイル
ケース1を埋設する際のシールラバー24が嵌合されて
いる。
【0025】シリンダ孔23部分にコイルケース1を埋
設した状態で、この点火コイルユニットが低圧端子ソケ
ット18に一体的に形成されているボルト座25を介し
てボルト26によってシリンダヘッド側に取り付けられ
る。
【0026】また、シリンダ孔23におけるコイルケー
ス1の埋設部分の空気が暖められて圧力が上昇すること
がないように、互いに接合して設けられるシールラバー
24と低圧端子ソケット18との間に連通するエア抜き
孔27,28が形成されている。そのときの空気の流れ
を、図中矢印で示している。
【0027】プラグラバー16にはその周囲にシリンダ
孔23と同径の鍔36が突出形成されており、その鍔3
6がシリンダ孔23内にコイルケース1を挿入する際の
ガイドの役目を果たして、点火プラグ15との接続を確
実に行わせることができるようになっている。また、点
火プラグ15を介してコイルケース1側に加わるエンジ
ン振動がその鍔23によって吸収され、接触子13と点
火プラグ15との間の電気的な接続部分に加わる振動が
抑制されて、耐久性が向上することになる。
【0028】
【効果】以上、本発明によるエンジンの点火コイル装置
にあっては、円筒状の第1のケースと、その第1のケー
スの一方の開口部に嵌め込まれて、その開口部を閉塞す
るように装着される中央部分に管状の小孔があけられた
点火プラグのコネクタを兼ねた第2のケースとによって
コイルケースを形成し、二次側のコイルボビンの一方の
鍔の中央部分に突出して高圧端子の取付部を設けるとと
もに、その取付部に装着された高圧端子に点火プラグと
の電気的接続をとるための接触子を取り付けて、一次側
コイルボビン、二次側コイルボビン、高圧端子および接
触子からなる組立体をコイルケース内に挿入して、接触
子が前記小孔の外方に突出した状態で、高圧端子の取付
部分がその小孔の内部に圧入されるように組み込み、コ
イルケースの他方の開口部からモールド樹脂を注入して
一体的に成形するようにしたもので、コイルケース内に
組立体を入れるだけで相対的な位置決め固定を容易かつ
確実になして、モールド樹脂の注入による一体成形を精
度良く行わせることができるとともに、直付けされる点
火プラグとの電気的接続を確実にとることができるよう
になり、製造時の作業性が向上するとともに品質の良い
製品が得られるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジンの点火コイル装置の一実
施例を示す正断面図である。
【図2】同実施例におけるコアの横断面図である。
【図3】同実施例における円筒状のケースの横断面図で
ある。
【図4】同実施例における低圧端子ソケットの内部構造
を示す平面図である。
【図5】低圧端子ソケットにイグナイタを装着した状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 コイルケース 2 第1のケース 3 第2のケース 4 管状の小孔 6 一次側のコイルボビン 8 二次側のコイルボビン 9 コア 11 高圧端子の取付部 12 高圧端子 13 接触子 15 点火プラグ 18 低圧端子ソケット 19 イグナイタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 31/00 F02P 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次コイルおよび二次コイルが巻装され
    たコイルボビンの中空軸内に棒状のコアが挿入された開
    磁路型のエンジンの点火コイル装置において、円筒状の
    第1のケースと、その第1のケースの一方の開口部に嵌
    め込まれて、その開口部を閉塞するように装着される中
    央部分に管状の小孔があけられた点火プラグのコネクタ
    を兼ねた第2のケースとによってコイルケースを形成
    し、二次側のコイルボビンの一方の鍔の中央部分に突出
    して高圧端子の取付部を設けるとともに、その取付部に
    装着された高圧端子に点火プラグとの電気的接続をとる
    ための接触子を取り付けて、一次側コイルボビン、二次
    側コイルボビン、高圧端子および接触子からなる組立体
    をコイルケース内に挿入して、接触子が前記小孔の外方
    に突出した状態で、高圧端子の取付部分がその小孔の内
    部に圧入されるように組み込み、コイルケースの他方の
    開口部からモールド樹脂を注入して一体的に成形したこ
    とを特徴とするエンジンの点火コイル装置。
  2. 【請求項2】 第1のケースが電磁シールドケースであ
    ることを特徴とする請求項1の記載によるエンジンの点
    火コイル装置。
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