JP3248669B2 - 多重化方法及び多重化装置 - Google Patents

多重化方法及び多重化装置

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JP3248669B2
JP3248669B2 JP14505096A JP14505096A JP3248669B2 JP 3248669 B2 JP3248669 B2 JP 3248669B2 JP 14505096 A JP14505096 A JP 14505096A JP 14505096 A JP14505096 A JP 14505096A JP 3248669 B2 JP3248669 B2 JP 3248669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化された動画
像や音声等の複数のデータを、ディスク等の記録媒体に
記録する場合や、伝送路上に送り出す場合に使用して、
好適な多重化ストリームを生成する多重化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】データ(情報)の多重化処理において重
要視されることは、デコーダバッファにおいて、アンダ
ーフローやオーバフローを起こさないように多重化しな
ければならないことである。デコーダバッファにおい
て、アンダーフローが起こるとデコードするデータがな
くなるため、そのデータが時系列データである場合に
は、アンダーフローが発生した時間のデータ(情報)が
なくなる。また、オーバフローが起きるとデータ(情
報)の欠落が生じるため、正しくデコードすることが出
来ない。
【0003】よって、従来の多重化においては、デコー
ダにおいてアンダーフローやオーバフローを起こさない
ような割合で各入力データを多重化するために、入力さ
れた各データを夫々一時バッファメモリに蓄積し、パケ
ットを多重化する周期で各入力データのバッファメモリ
を検査し、パケットに挿入するデータ量が溜まった入力
データをパケット化して、そのデータ量だけバッファメ
モリから消去することで、多重化の制御を行なってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記入力バッ
ファメモリの充足量を管理制御することで多重化制御を
行なう多重化装置の例を示す。この多重化装置は、固定
長のパケット多重を行ない、入力バッファメモリの充足
量が所定値に達したときにパケットを発生するものとす
る。図5は、入力データが一定レートである場合のパケ
ット発生の様子を示したものであり、図6は、入力デー
タがバースト的である場合のパケット発生の様子を示し
たものである。図5、図6において、(a) は多重化装置
への入力レートを示し、(b) は入力バッファメモリの充
足量の変化を示し、(c) は発生したパケットの発生度合
の様子を夫々示している。
【0005】図5、図6からわかるように、入力データ
が一定レートである場合には、発生するパケットは一定
間隔になり、入力データがバースト的である場合には、
発生するパケットの周期は局部的に集中している部分と
閑散としている部分があることがわかる。次に、図8
に、上記多重化装置に一定の入力レートで、音声データ
と動画像データが入力された場合の様子を示す。また、
図9に、上記多重化装置にバースト的な入力レートで、
音声データと動画像データが入力された場合の様子を示
す。ただし、音声・動画像データともに固定長パケット
で多重化され、図8、図9ともに一定時間内におけるパ
ケットの発生総数は等しいものとする。
【0006】(a) は動画像データのパケット(V)の発
生を、(b) は音声データのパケット(A)の発生を示し
ている。(c) は(a) 動画像のパケットと(b) の音声パケ
ットが多重化されたストリームを示す。音声パケットと
動画像パケットが同時に発生したときには、音声パケッ
トの方を優先的に多重化し、音声パケットと動画像パケ
ットとが共に存在しない場合には、スタッフィングパケ
ット(P)を多重化している。
【0007】(d) はデコーダにおける動画像データのバ
ッファメモリの遷移の様子を示し、(e) はデコーダにお
ける音声データのバッファメモリの遷移の様子を夫々示
している。上記入力バッファメモリの充足量により多重
化の制御を行なう方法では、一定レートの入力データに
対しては、多重化されるデータパケットの間隔はほぼ一
定となり、デコーダの処理速度とデコーダに入力される
データレートの整合がとれるように多重化されるため、
デコーダのバッファメモリにおいて、オーバフローやア
ンダーフローは発生しない。
【0008】これに対して、バースト的な入力に対して
は、特定データのパケットが局部的に集中したり閑散し
たりするため、局部的に集中している部分では、デコー
ダの処理速度以上のレートでデータが入力されるため、
バッファメモリにおいて、オーバフローが発生し、局部
的にパケットが閑散としている部分では、デコーダの処
理速度以下でデータが供給されるため、アンダーフロー
が生じる。図9(c) のような多重化データを、オーバフ
ローを起こすことなくデコードするためには、デコーダ
のバッファメモリをデコーダの処理速度と転送されるデ
ータ速度のミスマッチを解消出来る程度に大きなものに
する必要があり、アンダーフローの対策は、デコード遅
延を大きくし、それに見合うだけのデコーダのバッファ
メモリの大きさが必要となる。
【0009】以上のように、多重化間隔が適当でない多
重化ストリームをデコードするためには、デコーダのバ
ッファメモリに必要以上の大きさが要求されるだけでな
く、必要以上の遅延が生じることになる。バッファメモ
リを大きくすることは、コスト高となり、また遅延が大
きいことは、システム運営の上で非常に不利となる。と
ころが、一般的には動画像データや音声データを符号化
する場合、画像や音声をある単位でまとめて処理するた
めに、処理するだけのデータが溜まるまで待ち、処理す
るだけのデータが溜まった時点で一括処理して送り出す
ため、エンコーダの出力はバースト的な出力となる。
【0010】そこで、デコーダのバッファメモリの大き
さを変更することなく、前記多重化装置でバースト的な
入力データに対して、デコーダのバッファメモリにアン
ダーフローやオーバフローを起こすことなく多重化する
には、バースト的入力を一定レート入力に変換する装置
が必要となる。ところが、上記のようなバースト的入力
を一定レート入力に変換する装置を多様な入力レートに
対して動作させるためには、多様なクロックの生成を強
いられるために、その装置は非常に高価なものとなる。
本発明の目的は、上記のようにバースト的な入力データ
に対しても、デコーダのバッファメモリの大きさを変更
することなく、また多重化装置の前段にバースト的な入
力を一定レートに変換するような装置を設けることな
く、多重化を行ない、デコーダにおいて、バッファメモ
リのアンダーフローやオーバフローを起こさないように
することを目的とする。
【0011】また、出力する伝送路のクロックが入力デ
ータのクロックと同期していることを前提に多重化を行
なっている多重化装置では、出力する伝送路のクロック
が入力データのクロックと非同期である場合には、クロ
ックの不整合により、伝送路への出力データに過不足が
生じる。上記クロックの不整合により生じる出力データ
の過不足を解消するために、ダミーデータの挿入や多重
化データの削除を行なった場合、多重化データ中に存在
する時刻情報は、同期を前提に演算しているために、時
刻情報にずれが生じ、デコーダでは正しい時刻の再生が
出来なくなる。よって、本発明の目的は、同期していな
くても、デコーダでは正しい時刻の再生が出来るように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】従来は入力データのパケ
ット化のタイミングを実際のバッファメモリ充足量を管
理・制御することでおこなっていたが、本発明では各入
力データのパケット化のタイミングを演算により管理し
ている。これは実際のバッファではなく、仮想上のバッ
ファメモリを管理していることと同じである。図7にデ
ータがバースト的なレートで入力される場合の本発明に
よるパケット発生の様子を示す。図7 (a)はバースト的
な入力レートを示している。 (c)は演算により算出され
る仮想バッファメモリの充足量の遷移を示したものであ
り、仮想バッファ量が所定量に達したときにパケット化
を行なう。図7(d) はパケットの発生の様子を示してい
るが、バースト的な入力にも関わらず、一定間隔でパケ
ットが発生している。(b) は入力バッファメモリの様子
を示している。このように、本発明では、各入力データ
に対して実際のバッファメモリ充足量を管理・制御して
パケット化を行なう代わりに、仮想バッファメモリ充足
量を演算して、その充足量を管理・制御してパケット化
を行なうことで、バースト的な入力信号に対しても正確
な多重化が可能な多重化装置を提供する。
【0013】また、このような目的を達成するために、
多重化装置の出力を入力データのクロックと同期した所
定レートでバッファに入力し、伝送路クロックに同期し
た所定レートでバッファから読み出し、バッファの充足
量に応じて、ダミーデータの挿入や多重化データの削除
を行なった後、多重化データ中の時刻情報を補正するこ
とで、入力データのクロックと伝送路クロックが非同期
である場合においても、正確な時刻情報を持った多重化
データを生成する多重化装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の多重化装置の一実施例を
図面と共に以下に説明する。 (実施例1)入力データは単一の動画像符号化データ及
び単一の音声符号化データであり、動画像符号化データ
と音声符号化データを固定長パケットの固定長データ領
域に多重化する場合について、実施例1として図1、図
2及び図3を用いて説明する。
【0015】動画像データ符号部2は、入力された動画
像データを1ピクチャ単位で圧縮符号化して、各ピクチ
ャの符号化が終了した時点で、その符号化データをバー
スト的にバッファメモリ41に送出する。また、動画像
データ符号部2は、ある周期毎の平均符号化レート情報
を、制御部1に供給する。
【0016】音声データ符号部3は、入力された音声デ
ータをある単位(以下フレームと呼ぶ)で圧縮符号化し
て、各フレームの符号化が終了した時点で、その符号化
データをバースト的にバッファメモリ42に送出する。
また、音声データ符号部3は、ある周期毎の平均符号化
レート情報を、制御部1に供給する。
【0017】多重化レートはRmax[bytes/sec] であり、
多重化するパケットの大きさ Stp[bytes] は固定長であ
る。上記多重化レートと多重化パケットの大きさとから
次式(数1)によって、1つの多重化パケット当りの時
間である多重化単位時間Tpを算出する。
【0018】
【数1】
【0019】制御部1は、図2に示されるように、デー
タ符号部2,3から供給された符号化レート情報から、
上記多重化単位時間Tpにおける仮想バッファ増加量を演
算する仮想バッファ増加量演算部12,13と、上記多
重化単位時間Tp毎に仮想バッファ充足量を演算する仮想
バッファ充足量演算部14,15と、仮想バッファ充足
量を検査してヘッダ付加部6に転送するデータを判定す
る出力データ判定部11とから構成されている。
【0020】動画像データと音声データの多重化を開始
する時間を最初の符号化レート情報に基づいて、次式
(数2)のような仮想バッファ量に変換する。こうする
ことで、各入力データの多重化開始時間をも仮想バッフ
ァ充足量により管理することが可能になる。
【0021】
【数2】
【0022】符号化レートが初期値である場合は、仮想
バッファ増加量演算部12,13において、データ符号
部2,3からの符号化レートと多重化単位時間Tpから仮
想バッファ増加量を、次式(数3)により算出する。ま
た、符号化されたデータが可変レートである場合には、
符号化レートに変更があった場合にも、次式により仮想
バッファ増加量を演算することにより、可変レートにも
対応することが出来る。
【0023】
【数3】
【0024】仮想バッファ充足量演算部14,15で
は、多重化単位時間Tp毎に、仮想バッファ充足量を次式
(数4)により算出する。
【0025】
【数4】
【0026】次に、出力データ判定部11において、動
画像データの仮想バッファ充足量 Bv_v(n)と音声データ
の仮想バッファ充足量 Bv_a(n)とを検査する。即ち、出
力データ判定部11は、動画像データの仮想バッファ充
足量 Bv_v(n)がパケットに挿入するべきデータ量に達し
ていなくて、音声データの仮想バッファ充足量 Bv_a(n)
もパケットに挿入するべきデータ量に達していない場合
には、ヘッダ付加部6に転送するデータを、スタッフィ
ングデータと判定する。
【0027】更に、出力データ判定部11は、動画像デ
ータの仮想バッファ充足量 Bv_v(n)がパケットに挿入す
るべきデータ量に達していて、音声データの仮想バッフ
ァ充足量 Bv_a(n)がパケットに挿入するべきデータ量に
達していない場合には、ヘッダ付加部6に転送するデー
タを、動画像データと判定する。
【0028】更に、音声データの仮想バッファ充足量 B
v_a(n)がパケットに挿入するべきデータ量に達してい
て、動画像データの仮想バッファ充足量 Bv_v(n)がパケ
ットに挿入するべきデータ量に達していない場合には、
ヘッダ付加部6に転送するデータを、音声データと判定
する。更にまた、動画像データの仮想バッファ充足量 B
v_v(n)がパケットに挿入するべきデータ量に達してい
て、音声データの仮想バッファ充足量 Bv_a(n)もパケッ
トに挿入するべきデータ量に達している場合は、各入力
データの仮想バッファ充足量を、次式(数5)で重み付
けする。
【0029】
【数5】
【0030】重み付けした値を比較して、値の大きい方
(時間的に早くパケットに挿入すべきデータ量に達した
方)をヘッダ付加部6に転送するデータであると判定す
る。ヘッダ付加部6に転送したデータが、動画像データ
であれば、仮想バッファ充足量を仮想バッファ充足量演
算部14において、次式(数6)のように減算する。
【0031】
【数6】
【0032】ヘッダ付加部6に転送したデータが、音声
データであれば、仮想バッファ充足量を仮想バッファ充
足量演算部15において、次式(数7)のように減算す
る。
【0033】
【数7】
【0034】また、出力データ判定部11は、出力する
と判定したデータの情報(種類及びデータ量)をスイッ
チ5とヘッダ付加部6に送出する。スイッチ5は、制御
部1から指定されたデータを指定されたデータ量だけヘ
ッダ付加部6に転送する。ヘッダ付加部6では、制御部
1から指定されたデータの種類に適合したヘッダ情報を
付加して、ヘッダを付加した(パケット化された)デー
タを出力インターフェース7へと転送する。
【0035】スタッフィングデータ送出部43は、制御
部1から指示があれば、スイッチ5を介して、スタッフ
ィングデータを指定された量(即ち、スイッチ5がスタ
ッフィングデータ送出部43に接続されている時間で決
定される量)だけ、ヘッダ付加部6に転送する。
【0036】出力インターフェース7は、図3で示され
るように、出力制御部71、平滑部72、出力バッファ
メモリ73、スタッフィングパケット送出部74、スイ
ッチ75、及びヘッダ変更部76から構成されている。
【0037】平滑部72は、ヘッダ付加部6から転送さ
れたパケットを、所定の一定レートで出力バッファメモ
リ73へパケットを転送する。
【0038】出力バッファメモリ73は、平滑部72か
ら転送されるパケットを一時蓄積し、出力制御部71か
らの指示があればその指示されたパケットをスイッチ7
5に送る。
【0039】出力制御部71は、出力伝送路クロックと
同期して動作し、出力伝送路からパケット送出の要求が
あれば、出力バッファメモリ73の充足量を検査して、
出力バッファメモリ73の充足量が所定量に達していれ
ば、出力バッファメモリ73に最も長い期間存在するパ
ケットをスイッチ75に転送するよう出力バッファメモ
リ73に指示する。ここで、出力伝送路クロックと入力
信号の同期が保証されていれば、出力制御部71は入力
信号と同期して動作してもよい。
【0040】また、このとき出力バッファメモリ73の
充足量がある上限値を超えていれば、出力バッファメモ
リ73から最も必要でないパケットを消去する。また、
出力制御部71は、スイッチ75に対してもヘッダ変更
部76に転送するパケットを指示する。
【0041】ヘッダ変更部76は、入力信号と同期した
クロックで動作するカウンタ(図示せず)を有し、出力
バッファメモリ73から送られたパケットのヘッダ中
に、時間情報が含まれている場合には、その時間情報は
入力信号クロックと出力伝送路クロックとが同期してい
ることを前提に演算処理されたものであるので、入力信
号クロックと出力伝送路クロックとが非同期である場合
には、このことも考慮して、その時間情報をヘッダ変更
部76のカウンタで実際に計測した時間情報に補正する
ようにする。
【0042】スタッフィングパケット送出部74は、ス
イッチ75がスタッフィングパケット送出部74に接続
されれば、スタッフィングパケットを出力するようにす
る。また、スイッチ75は、出力制御部71の指示によ
り出力バッファメモリ73の出力とスタッフィングパケ
ット送出部74の出力との切り換えを行なう。
【0043】ここで、ある特殊な情報を含んだパケット
を必ず偶数番目のパケットに挿入するように制御するた
め、偶数番目のパケットの時に、その特殊な情報を含ん
でいるパケットよりも長い期間出力バッファメモリ73
中に存在するパケットがある場合でも即座に、その情報
を含んでいるパケットをスイッチ75へ転送するように
出力バッファメモリ73に指示する。
【0044】また、奇数番目のパケットの時には、その
特殊な情報を含んでいるパケットが最も長い期間出力バ
ッファメモリ73中に存在しているにも関わらず、次に
長い期間出力バッファメモリ73中に存在しているパケ
ットを、スイッチ75へ転送するように出力バッファメ
モリ73に指示する。
【0045】ヘッダ変更部76は、出力バッファメモリ
73から送られたパケットのヘッダ中に変更すべきもの
がある場合には、出力制御部71からの指示通りにヘッ
ダ内容を変更する。
【0046】スイッチ75は、出力制御部71で指定さ
れたパケットをヘッダ変更部76に転送する。スタッフ
ィングパケット送出部74は、出力制御部71からの指
示があれば、スタッフィングパケットを出力する。
【0047】(実施例2)本発明の実施例2として、入
力データが2つの動画像データ、2つの音声データ及び
3つの付加情報データであり、全ての動画像データ及び
音声データは符号化データであって、一つの付加情報デ
ータは時系列データを含んでいるものであり、その他の
付加情報データは時系列データを含まないものとし、全
てのデータは固定長パケットの固定長データ領域に多重
化される場合について、図4を用いて以下に説明する。
【0048】基本の構成は実施例1の場合と同様であ
る。このように入力データの数が増加すると、多重化単
位時間毎に、各入力データの仮想バッファ充足量を演算
していたのでは、膨大な演算量となる。ここで、多重化
するデータの符号化レートが多重化レートと比較して非
常に小さい場合には、多重化単位時間当りの仮想バッフ
ァ充足量の増加量は非常に小さいため、多重化単位時間
毎に仮想バッファ量を検査しても、その充足量がパケッ
トに挿入する量に達している可能性は非常に低い。
【0049】そこで、符号化レートの小さい入力データ
の仮想バッファ充足量の演算は、多重化単位時間毎に毎
回行なうのではなくて、仮想バッファ充足量の増加量
が、パケット化に挿入するデータ量を越えない範囲でま
とめて、仮想バッファ充足量を演算する。例えば16多
重化単位時間に1回演算する場合には、次式(数8)で
仮想バッファ充足量を演算する。
【0050】
【数8】
【0051】このようにすることで単位時間当りの演算
量を大きく削減出来る。ただし、演算する間隔を大きく
すると、それだけ多重化遅延が生じる可能性があり、そ
のパケットの多重化間隔が厳格に決められている場合
や、デコーダ側のバッファに余裕がないときには特に注
意が必要である。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記の効果を有する。 (1) 実バッファメモリの充足量を検査する代わりに、仮
想バッファ充足量を検査することで、バースト的な入力
データに対しても、デコーダバッファの大きさを大きく
することなく、また多重化装置の前段にバースト的な入
力を平均化されたレートに変換するような装置を設ける
ことなく多重化を行ない、デコーダにおいてバッファの
アンダーフローやオーバフローを起こすことなく多重化
する方法(装置)を提供する。
【0053】(2) また、ある特定種類の多重化信号を多
重化ストリームの特定位置に挿入することで、デコード
する際に、高速かつ簡単にその特定種類の多重化信号の
位置を認識し、デコードすることが出来る。 (3) さらに、仮想バッファ充足量の演算に利用する符号
化レートを、所定周期毎に変化させることで、入力符号
化信号が可変レートである場合にも対応することが出来
る。
【0054】(4) 仮想バッファ充足量で単純比較する代
わりに、仮想バッファ充足量が所定量に達する時間を、
重み付けして比較することで、デコーダバッファの状態
をより考慮した、即ち、オーバフローやアンダフローの
発生しない多重化制御を行なうことが出来る。 (5) 多重化の開始時間を仮想バッファの初期充足量に換
算することで、多重化するデータの同期を正確に取るこ
とが出来る。
【0055】(6) さらに、仮想バッファ充足量を演算す
る周期を長くすることで、演算量を減らすことが出来、
より複雑な判定・多重化制御が行なえる。 (7) 多重化データ中の時間を出力伝送路の時間に変更す
ることで、出力する伝送路のクロックが入力データのク
ロックと非同期である場合のデコーダにおいても、正し
い時刻を再生することが出来る多重化方法(装置)を提
供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多重化装置の一実施例を示した図であ
る。
【図2】本発明の多重化装置の一実施例を示した図であ
る。
【図3】本発明の多重化装置の一実施例を示した図であ
る。
【図4】本発明の多重化装置の一実施例を示した図であ
る。
【図5】入力データが一定レートである場合のパケット
発生の様子を示した図である。
【図6】入力データがバースト的である場合のパケット
発生の様子を示した図である。
【図7】本発明の多重化装置にバースト的な入力レート
で音声データと動画像データとが供給された場合の様子
を示した図である。
【図8】多重化装置に一定の入力レートで音声データと
動画像データとが供給された場合の様子を示した図であ
る。
【図9】多重化装置にバースト的な入力レートで音声デ
ータと動画像データとが供給された場合の様子を示した
図である。
【符号の説明】
1 制御部 2,21A,21B 動画像データ符号部 3,31A,31B 音声データ符号部 4,41,41A,41B,42,42A,42B,4
4A,44B, 44C バッファメモリ(第1のバッファメモリ) 5,75 スイッチ 6 ヘッダ付加部 7 出力インターフェース 11 出力データ判定部 12,13 仮想バッファ増加量演算部 14,15 仮想バッファ充足量演算部 43 スタッフィングデータ送出部 71 出力制御部 72 平滑部 73 出力バッファメモリ(第2のバッファメモリ) 74 スタッフィングパケット送出部 76 ヘッダ変更部 81A,81B,81C 付加情報データ発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 H04L 12/56 H04N 7/24

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化信号の多重化を行なう多重化方法に
    おいて、複数の入力符号化信号を各入力符号化信号毎に
    一時第1のバッファメモリに蓄積して、予め申告された
    多重化レートと多重化するパケットの大きさから求めら
    れる前記パケットの発生周期を演算し、前記パケット発
    生周期の間に伝送される各入力符号化信号の伝送情報量
    を予め申告された符号化レートに基づいて演算し、各入
    力符号化信号の仮想バッファ充足量に夫々の前記伝送情
    報量を加算して、前記パケット発生周期毎の各入力デー
    タの仮想バッファ充足量を求め、前記仮想バッファ充足
    量に基づいて、前記第1のバッファメモリの入力符号化
    信号のヘッダを付加するステップへの転送を制御し、前
    記ヘッダを付加するステップに転送された入力符号化信
    号の仮想バッファから前記転送された情報量を減算する
    ステップを有するようにしたことを特徴とする多重化方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された多重化方法におい
    て、前記ヘッダが付加された多重化信号を一時第2のバ
    ッファメモリに蓄積し、前記第2のバッファメモリによ
    り蓄積された多重化信号の中で所定の種類の多重化信号
    を所定期間待機させるようにしたことを特徴とする多重
    化方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載された多重化方法におい
    て、仮想バッファ充足量の演算に利用する符号化レート
    を、所定周期毎に変化させるステップを備えるようにし
    たことを特徴とする多重化方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載された多重化方法におい
    て、前記ヘッダを付加するステップへの転送を制御する
    ステップを行なう場合に、入力符号化信号の符号化レー
    トにより前記仮想バッファ充足量を重み付けするステッ
    プを備えるようにしたことを特徴とする多重化方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載された多重化方法におい
    て、仮想バッファ初期量を各符号化信号の多重化開始時
    間として設定するようにしたことを特徴とする多重化方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載された多重化方法におい
    て、仮想バッファ充足量を演算するステップを行なう場
    合に、前記仮想バッファ充足量の演算を前記周期の整数
    倍毎に行なうようにしたことを特徴とする多重化方法。
  7. 【請求項7】符号化信号の多重化を行なう多重化装置に
    おいて、複数の入力符号化信号を各入力符号化信号毎に
    一時第1のバッファメモリに蓄積して、予め申告された
    多重化レートと多重化するパケットの大きさから求めら
    れる前記パケットの発生周期を演算し、前記パケット発
    生周期の間に伝送される各入力符号化信号の伝送情報量
    を予め申告された符号化レートに基づいて演算し、各入
    力符号化信号の仮想バッファ充足量に夫々の前記伝送情
    報量を加算して、前記パケット発生周期毎の各入力デー
    タの仮想バッファ充足量を求め、前記仮想バッファ充足
    量に基づいて、前記第1のバッファメモリの入力符号化
    信号のヘッダを付加する手段への転送を制御し、前記ヘ
    ッダを付加する手段に転送された入力符号化信号の仮想
    バッファから前記転送された情報量を減算する手段を備
    えるようにしたことを特徴とする多重化装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載された多重化装置におい
    て、前記ヘッダが付加された多重化信号を一時第2のバ
    ッファメモリに蓄積し、前記第2のバッファメモリによ
    り蓄積された多重化信号の中で所定の種類の多重化信号
    を所定期間待機させるようにしたことを特徴とする多
    化装置。
  9. 【請求項9】請求項7に記載された多重化装置におい
    て、仮想バッファ充足量の演算に利用する符号化レート
    を、所定周期毎に変化させる手段を備えるようにしたこ
    とを特徴とする多重化装置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載された多重化方法におい
    て、ヘッダが付加された多重化信号を一時第2のバッフ
    ァメモリに蓄積し、前記第2のバッファメモリにより蓄
    積された多重化信号に含まれている時間情報と実際にそ
    の時間情報が出力伝送路へ出力される時間とのずれを計
    測して補正するようにしたことを特徴とする多重化方
    法。
  11. 【請求項11】請求項7に記載された多重化装置におい
    て、ヘッダが付加された多重化信号を一時第2のバッフ
    ァメモリに蓄積し、前記第2のバッファメモリにより蓄
    積された多重化信号に含まれている時間情報と実際にそ
    の時間情報が出力伝送路へ出力される時間とのずれを計
    測して補正する手段を備えるようにしたことを特徴とす
    る多重化装置。
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