JP3248414B2 - 車輌の挙動制御装置 - Google Patents

車輌の挙動制御装置

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JP3248414B2
JP3248414B2 JP29475595A JP29475595A JP3248414B2 JP 3248414 B2 JP3248414 B2 JP 3248414B2 JP 29475595 A JP29475595 A JP 29475595A JP 29475595 A JP29475595 A JP 29475595A JP 3248414 B2 JP3248414 B2 JP 3248414B2
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drift
pressure
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司朗 門崎
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1755Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/172Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車輌の
旋回時に於けるドリフトアウトの如き好ましからざる挙
動を抑制し低減する挙動制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌の旋回時に於ける挙動を
制御する挙動制御装置の一つとして、例えば特開平6−
24304号公報に記載されている如く、車輌の実ヨー
レートが車輌の走行状態に基づいて演算される目標ヨー
レートになるよう制動力を制御するヨーレートフィード
バック式の挙動制御に於いて、制動力の前後配分及び左
右配分が横加速度等の車輌状態に応じて決定されるよう
構成された挙動制御装置が従来より知られている。
【0003】かかる挙動制御装置によれば、制動力の前
後配分を変更することにより車輌に発生するヨーモーメ
ントを制御することができる。例えば車輌の挙動がドリ
フトアウト状態にあるときには後輪に制動力を付与する
ことにより、後輪に於いて発生する横力が減少すること
による旋回方向へのモーメント発生効果及び制動による
減速効果を利用してドリフトアウトを抑制し車輌の旋回
挙動を安定化させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記公報に記載
された挙動制御装置に於いては、車輌の旋回による荷重
移動により旋回外輪の接地荷重は増大するが旋回内輪の
接地荷重は減少し、またドリフトアウト抑制制御による
荷重移動により前輪の接地荷重は増大するが後輪の接地
荷重は減少するので、ドリフトアウト抑制制御により旋
回外輪及び内輪のスリップ率が同一になるようそれらの
制動力が制御されると、旋回内輪、特に旋回内側後輪の
スリップ率が過大になってその横力の減少が過大になる
虞れがある。
【0005】本発明は、従来の挙動制御装置に於ける上
述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主
要な課題は、ドリフトアウト抑制制御の後半に於いて
回内輪、特に旋回内側後輪の制動力が過大になってその
スリップ率が過大になることを防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き主要な課題
は、本発明によれば、請求項1の構成、即ち車輌の挙動
がドリフトアウト状態のときにはドリフトアウト状態の
程度に応じて少くとも後輪の制動力を制御することによ
りドリフトアウトを抑制する車輌の挙動制御装置にし
て、ドリフトアウト抑制制御中に於けるドリフトアウト
状態の程度が低下し始めた時点以降に於いては旋回内輪
の制動力を旋回外輪の制動力よりも小さくする手段を有
していることを特徴とする車輌の挙動制御装置によって
達成される。
【0007】この構成によれば、ドリフトアウト抑制制
御中に於けるドリフトアウト状態の程度が低下し始めた
時点以降に於いては旋回内輪の制動力が旋回外輪の制動
力よりも小さくなるよう制御されるので、ドリフトアウ
ト抑制制御の後半に於いて旋回内輪、特に旋回内側後輪
のスリップ率が過大になることが回避され、これより
旋回内輪、特に旋回内側後輪の横力が大きく低下する虞
れが低減される。
【0008】尚ドリフトアウト状態が増大するドリフト
アウト抑制制御の前半に於いて旋回外輪及び内輪の制動
力が実質的に同一になるよう、或いは旋回内輪の制動力
が旋回外輪の制動力よりも大きくなるよう制御され、旋
回内輪の横力の減少が過大になっても、車輌の旋回を補
助するヨーモーメントが高くなり、ドリフトアウト状態
が急激に抑制されるだけであり、スピン状態が発生し易
くなることはない。
【0009】また本発明に於ける後輪の制動力の制御
は、左右後輪の車輪速度のフィードバック制御により達
成されてもよく、また左右後輪の制動圧のフィードバッ
ク制御により達成されてもよい。
【0010】
【課題解決手段の好ましい態様】本発明の課題解決手段
の一つの好ましい態様によれば、請求項1の構成に於
て、ドリフトアウト状態を検出する手段と、ドリフトア
ウト状態の程度に応じて旋回内側後輪及び旋回外側後輪
の目標スリップ率を演算する手段と、ドリフトアウト抑
制制御時に旋回内側後輪及び旋回外側後輪のスリップ率
が目標スリップ率となるようそれらの制動圧を制御する
制動圧制御手段と、ドリフトアウト状態の程度が減少し
始めた時点より所定の時間が経過すると旋回内側後輪の
目標スリップ率を低減補正する手段とを有するよう構成
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照しつつ、本
発明を実施形態について詳細に説明する。
【0012】図1は本発明による挙動制御装置の一つの
実施形態の油圧回路及び電気式制御装置を示す概略構成
図である。
【0013】図1に於て、制動装置10は運転者による
ブレーキペダル12の踏み込み操作に応答してブレーキ
オイルを第一及び第二のポートより圧送するマスタシリ
ンダ14と、マスタシリンダ内のオイル圧力に対応する
圧力(レギュレータ圧)にブレーキオイルを増圧するハ
イドロブースタ16とを有している。マスタシリンダ1
4の第一のポートは前輪用のブレーキ油圧制御導管18
により左右前輪用のブーキ油圧制御装置20及び22に
接続され、第二のポートは途中にプロポーショナルバル
ブ24を有する後輪用のブレーキ油圧制御導管26によ
り左右後輪用の3ポート2位置切換え型の電磁式の制御
弁28に接続されている。制御弁28は導管30により
左後輪用のブレーキ油圧制御装置32及び右後輪用のブ
レーキ油圧制御装置34に接続されている。
【0014】また制動装置10はリザーバ36に貯容さ
れたブレーキオイルを汲み上げ高圧のオイルとして高圧
導管38へ供給するオイルポンプ40を有している。高
圧導管38はハイドロブースタ16に接続されると共に
切換弁44に接続されており、高圧導管38の途中には
オイルポンプ40より吐出される高圧のオイルをアキュ
ムレータ圧として蓄圧するアキュムレータ46が接続さ
れている。図示の如く切換弁44も3ポート2位置切換
え型の電磁式の切換弁であり、四輪用のレギュレータ圧
供給導管47によりハイドロブースタ16に接続されて
いる。
【0015】左右前輪用のブレーキ油圧制御装置20及
び22はそれぞれ対応する車輪に対する制動力を制御す
るホイールシリンダ48FL及び48FRと、3ポート2位
置切換え型の電磁式の制御弁50FL及び50FRと、リザ
ーバ36に接続されたリターン通路としての低圧導管5
2と切換弁44との間に接続された左右前輪用のレギュ
レータ圧供給導管53の途中に設けられた常開型の電磁
式の開閉弁54FL及び54FR及び常閉型の電磁式の開閉
弁56FL及び56FRとを有している。それぞれ開閉弁5
4FL、54FRと開閉弁56FL、56FRとの間の左右前輪
用のレギュレータ圧供給導管53は接続導管58FL、5
8FRにより制御弁50FL、50FRに接続されている。
【0016】左右後輪用のブレーキ油圧制御装置32、
34は制御弁28と低圧導管52との間にて導管30の
途中に設けられた常開型の電磁式の開閉弁60RL、60
RR及び常閉型の電磁式の開閉弁62RL、62RRと、それ
ぞれ対応する車輪に対する制動力を制御するホイールシ
リンダ64RL、64RRとを有し、ホイールシリンダ64
RL、64RRはそれぞれ接続導管66RL、66RRにより開
閉弁60RL、60RRと開閉弁62RL、62RRとの間の導
管30に接続されている。
【0017】制御弁50FL及び50FRはそれぞれ前輪用
のブレーキ油圧制御導管18とホイールシリンダ48FL
及び48FRとを連通接続し且つホイールシリンダ48FL
及び48FRと接続導管58FL及び58FRとの連通を遮断
する図示の第一の位置と、ブレーキ油圧制御導管18と
ホイールシリンダ48FL及び48FRとの連通を遮断し且
つホイールシリンダ48FL及び48FRと接続導管58FL
及び58FRとを連通接続する第二の位置とに切替わるよ
うになっている。
【0018】切換弁44と左右後輪用制御弁28との間
には左右後輪用のレギュレータ圧供給導管68が接続さ
れており、制御弁28はそれぞれ後輪用のブレーキ油圧
制御導管26と開閉弁60RL、60RRとを連通接続し且
つ開閉弁60RL、60RRとレギュレータ圧供給導管68
との連通を遮断する図示の第一の位置と、ブレーキ油圧
制御導管26と開閉弁60RL、60RRとの連通を遮断し
且つ開閉弁60RL、60RRとレギュレータ圧供給導管6
8とを連通接続する第二の位置とに切替わるようになっ
ている。
【0019】制御弁50FL、50FR、28はマスタシリ
ンダ圧遮断弁として機能し、これらの制御弁が図示の第
一の位置にあるときにはホイールシリンダ48FL、48
FR、64RL、64RRが導管18、26と連通接続され、
各ホイールシリンダへマスタシリンダ圧が供給されるこ
とにより、各輪の制動力が運転者によるブレーキペダル
12の踏み込み量に応じて制御され、制御弁50FL、5
0FR、28が第二の位置にあるときには各ホイールシリ
ンダはマスタシリンダ圧より遮断される。
【0020】また切換弁44はホイールシリンダ48F
L、48FR、64RL、64RRへ供給される油圧をアキュ
ムレータ圧とレギュレータ圧との間にて切換える機能を
果し、制御弁50FL、50FR、28が第二の位置に切換
えられ且つ開閉弁54FL、54FR、60RL、60RR及び
開閉弁56FL、56FR、62RL、62RRが図示の位置に
ある状態にて切換弁44が図示の第一の位置に維持され
るときには、ホイールシリンダ48FL、48FR、64R
L、64RRへレギュレータ圧が供給されることにより各
ホイールシリンダ内の圧力がレギュレータ圧にて制御さ
れ、これにより他の車輪の制動圧に拘わりなくその車輪
の制動圧がブレーキペダル12の踏み込み量に対応する
レギュレータ圧による増圧モードにて制御される。
【0021】尚各弁がレギュレータ圧による増圧モード
に切換え設定されても、ホイールシリンダ内の圧力がレ
ギュレータ圧よりも高いときには、ホイールシリンダ内
のオイルが逆流し、制御モードが増圧モードであるにも
拘らず実際の制動圧は低下する。
【0022】また制御弁50FL、50FR、28が第二の
位置に切換えられ且つ開閉弁54FL、54FR、60RL、
60RR及び開閉弁56FL、56FR、62RL、62RRが図
示の位置にある状態にて切換弁44が第二の位置に切換
えられると、ホイールシリンダ48FL、48FR、64R
L、64RRへアキュムレータ圧が供給されることにより
各ホイールシリンダ内の圧力がレギュレータ圧よりも高
いアキュムレータ圧にて制御され、これによりブレーキ
ペダル12の踏み込み量及び他の車輪の制動圧に拘わり
なくその車輪の制動圧がアキュームレータ圧による増圧
モードにて制御される。
【0023】更に制御弁50FL、50FR、28が第二の
位置に切換えられた状態にて開閉弁54FL、54FR、6
0RL、60RRが第二の位置に切換えられ、開閉弁56F
L、56FR、62RL、62RRが図示の状態に制御される
と、切換弁44の位置に拘らず各ホイールシリンダ内の
圧力が保持され、制御弁50FL、50FR、28が第二の
位置に切換えられた状態にて開閉弁54FL、54FR、6
0RL、60RR及び開閉弁56FL、56FR、62RL、62
RRが第二の位置に切換えられると、切換弁44の位置に
拘らず各ホイールシリンダ内の圧力が減圧され、これに
よりブレーキペダル12の踏み込み量及び他の車輪の制
動圧に拘わりなくその車輪の制動圧が減圧モードにて制
御される。
【0024】切換弁44、制御弁50FL、50FR、2
8、開閉弁54FL、54FR、60RL、60RR及び開閉弁
56FL、56FR、62RL、62RR、は後に詳細に説明す
る如く電気式制御装置70により制御される。電気式制
御装置70はマイクロコンピュータ72と駆動回路74
とよりなっており、マイクロコンピュータ72は図1に
は詳細に示されていないが例えば中央処理ユニット(C
PU)と、リードオンリメモリ(ROM)と、ランダム
アクセスメモリ(RAM)と、入出力ポート装置とを有
し、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続さ
れた一般的な構成のものであってよい。
【0025】マイクロコンピュータ72の入出力ポート
装置には車速センサ76より車速Vを示す信号、実質的
に車体の重心に設けられた横加速度センサ78より車体
の横加速度Gy を示す信号、ヨーレートセンサ80より
車体のヨーレートγを示す信号、操舵角センサ82より
操舵角θを示す信号、実質的に車体の重心に設けられた
前後加速度センサ84より車体の前後加速度Gx を示す
信号、車輪速センサ86FL〜86RRよりそれぞれ左右前
輪及び左右後輪の車輪速(周速)Vwfl 、Vwfr 、Vwr
l 、Vwrr を示す信号が入力されるようになっている。
尚横加速度センサ78及びヨーレートセンサ80等は車
輌の左旋回方向を正として横加速度等を検出し、前後加
速度センサ84は車輌の加速方向を正として前後加速度
を検出するようになっている。
【0026】またマイクロコンピュータ72のROMは
後述の如く図2〜図4の制御フロー及び図5のマップを
記憶しており、CPUは上述の種々のセンサにより検出
されたパラメータに基づき後述の如く種々の演算を行
い、車輌の旋回挙動を判定するためのドリフトアウト状
態量DSを求め、この状態量に基づき車輌の旋回挙動を
推定し、その推定結果に基づき左右後輪の制動力を制御
して旋回挙動を制御するようになっている。
【0027】次に図2乃至図4に示されたフローチャー
トを参照して車輌の旋回挙動制御ルーチンについて説明
する。尚図2に示されたフローチャートによる制御は図
には示されていないイグニッションスイッチの閉成によ
り開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。またフ
ラグFb はドリフトアウト状態量DSの減少が所定時間
継続したか否かに関するものである。
【0028】まずステップ10に於いては車速センサ7
6により検出された車速Vを示す信号等の読込みが行わ
れ、ステップ20に於いてはKh をスタビリティファク
タとして下記の数1に従って目標ヨーレートγc が演算
されると共に、Tを時定数としsをラプラス演算子とし
て下記の数2に従って基準ヨーレートγt が演算され
る。尚目標ヨーレートγc は動的なヨーレートを考慮す
べく車輌の横加速度Gyを加味して演算されてもよい。
【0029】
【数1】γc =V*θ/(1+Kh *V2 )*H
【数2】γt =γc /(1+T*s)
【0030】ステップ30に於いては下記の数3に従っ
てドリフトアウト量DVが演算される。尚ドリフトアウ
ト量DVはHをホイールベースとして下記の数4に従っ
て演算されてもよい。
【0031】
【数3】DV=(γt −γ)
【数4】DV=H*(γt −γ)/V
【0032】ステップ40に於いてはヨーレートγの符
号に基づき車輌の旋回方向が判定され、ドリフトアウト
状態量DSが車輌が左旋回のときにはDVとして、車輌
が右旋回のときには−DVとして演算され、演算結果が
負の値のときにはドリフトアウト状態量は0とされる。
ステップ50に於いてはドリフトアウト状態量DSに基
づき図5に示されたグラフに対応するマップより車輌全
体の目標スリップ率Rsallが演算される。
【0033】ステップ60に於いては目標スリップ率R
sallが正であるか否かの判別が行われ、否定判別が行わ
れたときにはステップ65に於いてフラグFb が0にリ
セットされた後ステップ10へ戻り、肯定判別が行われ
たときにはステップ70へ進む。
【0034】ステップ70に於いては図3に示されたル
ーチンに従って車輌全体の目標スリップ率Rsallが各輪
の目標スリップ率に分配され、ステップ80に於いては
図4に示されたルーチンに従って各輪のスリップ率が目
標スリップ率となるよう制動力が制御され、これにより
ドリフトアウト抑制制御が実行される。
【0035】図3に示されたルーチンのステップ701
に於いてはフラグFb が1であるか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはそのままステップ70
9へ進み、否定判別が行われたときにはステップ702
へ進む。ステップ702に於いては旋回内側後輪の目標
スリップ率Rsri を演算するための基準値RsribがRsa
llに設定される。
【0036】ステップ704に於いてはドリフトアウト
状態量DSがその1サイクル前の値DS(n-1) よりも小
さいか否かの判別、即ちドリフトアウト状態量が減少過
程にあるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたと
きにはステップ705に於いてカウンタのカウント値C
が0にリセットされ、肯定判別が行われたときにはステ
ップ706に於いてカウント値Cが1インクリメントさ
れる。
【0037】ステップ707に於いてはカウント値Cが
基準値Co (正の定数)を越えているか否かの判別、即
ちドリフトアウト状態量の減少が所定時間to 以上継続
したか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときに
はそのままステップ712へ進み、肯定判別が行われた
ときにはステップ708に於いてフラグFb が1にセッ
トされた後ステップ709へ進む。
【0038】ステップ709に於いてはステップ704
の場合と同様ドリフトアウト状態量DSがその1サイク
ル前の値DS(n-1) よりも小さいか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはRodn を例えば0.4
%程度の正の定数とし、Rscutを例えば−18%程度の
負の定数として下記の数5に従って基準値RSrib が補
正され、否定判別が行われたときにはRoup を0.4%
程度の正の定数として下記の数6に従って基準値Rgsri
b が補正される。尚数5及び数6に於いて、MEDはカ
ッコ内の三つの値の中間値を選択することを意味する。
【0039】
【数5】 Rsrib=MED[Rsrib−Rodn ,Rsall,Rscut]
【数6】 Rsrib=MED[Rsrib+Roup ,Rsall,Rscut]
【0040】ステップ712に於いては下記の数7に従
って旋回外側後輪及び旋回内側後輪の目標スリップ率R
sro 、Rsri が演算される。
【数7】Rsro =Rsall/2 Rsri =Rsrib/2
【0041】ステップ713に於いてはヨーレートγの
符号に基づき車輌の旋回方向が判定されることにより旋
回内外輪が特定され、その特定結果に基づき旋回外側後
輪及び旋回内側後輪の目標スリップ率Rsrr 、Rsrl が
演算される。即ち目標スリップ率Rsrr 、Rsrl が車輌
の左旋回の場合及び右旋回の場合についてそれぞれ下記
の数8及び数9に従って求められる。
【0042】
【数8】Rsrr =Rsro Rsrl =Rsri
【数9】Rsrr =Rsri Rsrl =Rsro
【0043】図4に示されたルーチンのステップ81に
於いてはVb を基準車輪速度(例えば旋回内側前輪の車
輪速度)として下記の数10に従って各輪の目標車輪速
度Vwti (i=rr、rl)が演算される。
【数10】Vwti =Vb *(100−Rsi)/100
【0044】ステップ82に於いてはVwid を各輪の車
輪加速度(Vwiの微分値)とし、Ks を正の一定の係数
として下記の数11に従って各輪のスリップ量SPi
(i=rr、rl)が演算される。
【数11】 SPi =Vwi −Vwti +Ks *(Vwid −Gx )
【0045】ステップ83に於いては制御弁28がオン
状態、即ち第二の位置に切替えられ、しかる後ステップ
84〜88が旋回外側後輪及び旋回内側後輪の各々につ
いて実行される。
【0046】特にステップ84に於いては目標スリップ
量SPi が基準値SPon(負の定数)未満であるか否か
の判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ
86へ進み、否定判別が行われたときにはステップ85
に於いて対応するホイールシリンダ内圧力の増圧制御が
行われる。即ち下流側の開閉弁64RR又は64RLが閉弁
された状態で上流側の開閉弁66RR又は66RLが所定の
デューティ比にて駆動される。
【0047】ステップ86に於いては目標スリップ量S
Pi が基準値SPop(正の定数)を越えているか否かの
判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ8
7に於いて対応するホイールシリンダ内圧力の減圧制御
が行われる。即ち上流側の開閉弁66RR又は66RLが閉
弁された状態で下流側の開閉弁64RR又は64RLが所定
のデューティ比にて駆動される。またステップ86に於
いて肯定判別が行われたときにはステップ88に於いて
対応するホイールシリンダ内圧力の保持制御が行われ
る。即ち上流側の開閉弁66RR又は66RL及び下流側の
開閉弁64RR又は64RLが閉弁状態に維持される。
【0048】かくして図示の実施形態に於いては、ステ
ップ20に於いて基準ヨーレートγt が演算され、ステ
ップ30に於いてドリフトアウト量DVが演算され、ス
テップ40に於いてドリフトアウトDVが絶対値化され
た値としてドリフトアウト状態量DSが演算され、ステ
ップ50に於いて車輌全体の目標スリップ率Rsallが演
算される。
【0049】車輌の旋回挙動が正常な状態にあるときに
はステップ60に於いて肯定判別が行われることにより
ステップ10へ戻り、従ってこの場合にはステップ70
及び80による挙動制御は実行されず、これにより各車
輪の制動圧は運転者によるブレーキペダル12の踏込み
量に応じて制御される。
【0050】また車輌の旋回挙動がドリフトアウト状態
にあるときにはステップ60に於いて肯定判別が行わ
れ、ステップ70に於いて目標スリップ率Rsallに基づ
き左右後輪の目標スリップ率Rsrr 、Rsrl が演算さ
れ、ステップ80に於いて左右後輪のスリップ率が目標
スリップ率となるようそれらの制動力が制御され、これ
によりドリフトアウトが抑制される。
【0051】特にドリフトアウト状態量DSが増加過程
にある場合にはステップ704に於いて否定判別が行わ
れることにより、またドリフトアウト状態量DSが減少
に転じた時点より基準値Co に相当する所定時間to が
経過していない場合には、ステップ704に於いて肯定
判別が行われるがステップ707に於いて否定判別が行
われることにより、ステップ709〜711による基準
値Rsribの補正は行われないので、ステップ712及び
713に於いて旋回内側後輪の目標スリップ率Rsri は
旋回外側後輪と同様Rsall/2に設定され、旋回内側及
び外側の後輪の制動圧は車輌全体の目標スリップ率に応
じて制御され、これによりドリフトアウト抑制制御が効
果的に行われる。
【0052】これに対しドリフトアウト状態量DSが減
少に転じた時点より基準値Co に相当する所定時間to
が経過すると、ステップ707に於いて肯定判別が行わ
れ、ドリフトアウト状態量DSが減少するときにはステ
ップ710に於いて数5に従って基準値Rsribが補正さ
れ、またドリフトアウト状態量DSが増加するときには
ステップ711に於いて数6に従って基準値Rsribが補
正されるので、ドリフトアウト状態量の減少が継続する
限り旋回内側後輪の目標スリップ率Rsri は旋回外側後
輪の目標スリップ率Rsro よりも小さく演算され、これ
によりドリフトアウト抑制制御の後半に於いて旋回内側
後輪の制動力が過大になりその横力が大きく低下するこ
とに起因してスピン状態が発生する虞れが確実に低減さ
れる。
【0053】例えば図6はドリフトアウト状態が発生し
ドリフトアウト抑制制御が行われている状況に於ける旋
回外側後輪及び旋回内側後輪の目標スリップ率の変化を
示すグラフである。
【0054】図示の如く、時点t1 に於いてドリフトア
ウト状態量が基準値を越え、これにより車輌全体の目標
スリップRsallが正の値になり、時点t2 に於いてドリ
フトアウト状態量が最大値になり、時点t5 に於いてド
リフトアウト状態量DSが基準値未満になったとする
と、旋回内側後輪の目標スリップ率Rsri は時点t1 よ
り時点t2 までの区間に於いてはドリフトアウト状態量
DSに応じて増大するが、時点t2 よりto 時間経過後
の時点t3 から時点t4 までの区間に於いては負の一定
値(Rscut/2)まで漸次減少し、時点t4 より時点t
5 までの区間に於いては負の一定値に維持され、時点t
4 以降の区間に於いて実質的に0に復帰する。
【0055】従って時点t1 より時点t3 までの区間に
於いては旋回内側後輪の制動圧はドリフトアウト状態量
に応じて変化し高い圧力になるが、時点t3 より時点t
4 までの区間に於いては漸次減少され、時点t4 より時
点t5 までの区間に於いては低い一定の値に維持され、
ステップ701〜711の制御が行われない場合(図6
の破線)に比して低く、これにより後輪の横力が失われ
てスピン状態が生じる虞れが確実に低減される。
【0056】尚図6の例に於いてはドリフトアウト状態
量DSはそれが減少に転じた時点t2 以降に於いては漸
次減少しているが、ドリフトアウト状態量DSが減少に
転じた時点以降に於いてある程度増減する場合にも、旋
回内側後輪の目標スリップ率Rsri はそれに応じて増減
されつつ旋回外側後輪の目標スリップ率Rsro よりも小
さく制御されるので、かかる場合にも後輪の横力が失わ
れてスピン状態が生じる虞れが確実に低減される。
【0057】また図示の実施形態に於いてはドリフトア
ウト状態量DSが減少し始めた時点t2 より所定時間が
経過した時点t3 以降の区間に於いて旋回内側後輪のス
リップ率が小さくなるよう構成されているが、ドリフト
アウト抑制制御が開始された時点t1 より或る一定の所
定の時間が経過した時点以降の区間に於いて旋回内側後
輪のスリップ率が小さくなるよう構成されてもよい。
【0058】また図示の実施形態に於いてはドリフトア
ウト状態量DSが減少し始めるまでは左右後輪の制動力
が同一の値に制御されるようになっているが、Krin を
旋回内側輪の分配率として下記の数12に従って旋回外
側後輪及び旋回内側後輪の目標スリップ率Rsro 、Rsr
i が演算されてもよい。
【数12】 Rsro =Rsall*(100−Krin )/100 Rsri =Rsrib*Krin /100
【0059】この場合にもドリフトアウト状態量DSが
減少するときには数5に従って基準値Rsribが補正され
るので、ドリフトアウト状態の減少が継続すると、旋回
内側後輪の目標スリップ率Rsri が旋回外側後輪の目標
スリップ率Rsro よりも小さく演算され、これによりド
リフトアウト抑制制御の後半に於いて旋回内側後輪の制
動力が過大になりその横力が大きく低下することを防止
することができる。
【0060】また図示の実施形態に於いてはドリフトア
ウト抑制制御のための制動圧の制御は左右後輪について
のみ行われるようになっているが、左右後輪に加えて前
輪にも制動力が与えられてもよい。
【0061】以上に於ては本発明を特定の実施形態につ
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【0062】例えば図示の実施形態に於いては、各輪の
制動力は車輪速フィードバックにより制御されるように
なっているが、各輪の制動力はホイールシリンダ内の圧
力についての圧力フィードバックにより制御されてもよ
い。
【0063】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、本発
明によれば、ドリフトアウト抑制制御中に於けるドリフ
トアウト状態量の程度が低下し始めた時点以降に於いて
は旋回内輪の制動力が旋回外輪の制動力よりも小さくな
るよう制御されるので、ドリフトアウト抑制制御の後半
に於いて旋回内輪、特に旋回内側後輪のスリップ率が過
大になることを防止し、これより旋回内輪、特に旋回
内側後輪の横力が大きく低下する虞れを低減することが
でき、従って車輌の挙動を一層良好に制御することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による挙動制御装置の一つの実施形態の
油圧回路及び電気式制御装置を示す概略構成図である。
【図2】実施形態に於ける挙動制御ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図3】実施形態に於ける目標スリップ率演算ルーチン
を示すフローチャートである。
【図4】実施形態に於ける制動力制御ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図5】ドリフトアウト状態量DSと車輌全体の目標ス
リップ率Rsallとの間の関係を示すグラフである。
【図6】ドリフトアウト状態が発生しドリフトアウト抑
制制御が行われている状況に於ける旋回外側後輪及び旋
回内側後輪の目標スリップ率の変化を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10…制動装置 14…マスタシリンダ 16…ハイドロブースタ 20、22、32、34…ブレーキ油圧制御装置 28、50FL、50FR…制御弁 44…切換弁 48FL、48FR、64RL、64RR…ホイールシリンダ 70…電気式制御装置 76…車速センサ 78…横加速度センサ 80…ヨーレートセンサ 82…操舵角センサ 84…前後加速度センサ 86FL〜86RR…車輪速センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/00 B60T 8/32 - 8/96

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌の挙動がドリフトアウト状態のときに
    はドリフトアウト状態の程度に応じて少くとも後輪の制
    動力を制御することによりドリフトアウトを抑制する車
    輌の挙動制御装置にして、ドリフトアウト抑制制御中
    於けるドリフトアウト状態の程度が低下し始めた時点以
    降に於いては旋回内輪の制動力を旋回外輪の制動力より
    も小さくする手段を有していることを特徴とする車輌の
    挙動制御装置。
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