JP3248061B2 - ドライエリアを有する建物 - Google Patents

ドライエリアを有する建物

Info

Publication number
JP3248061B2
JP3248061B2 JP18934696A JP18934696A JP3248061B2 JP 3248061 B2 JP3248061 B2 JP 3248061B2 JP 18934696 A JP18934696 A JP 18934696A JP 18934696 A JP18934696 A JP 18934696A JP 3248061 B2 JP3248061 B2 JP 3248061B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dry area
building
basement
present
front road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18934696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1030237A (ja
Inventor
昇 赤間
大介 古川
正人 岩崎
佳伸 熊川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Forestry Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Forestry Co Ltd filed Critical Sumitomo Forestry Co Ltd
Priority to JP18934696A priority Critical patent/JP3248061B2/ja
Publication of JPH1030237A publication Critical patent/JPH1030237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3248061B2 publication Critical patent/JP3248061B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Residential Or Office Buildings (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドライエリアを有す
る建物、詳しくは、地下室への採光・通風を十分に行う
ことができ且つ建物内を開放感に優れたものとし得る、
ドライエリアを有する建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に住宅等の建物の地下室にお
いては、図5に示すように、ドライエリア(採光・通風
用空堀)120を地下室110に面して設け、該ドライ
エリア120を介して上記地下室110の開口部110
aから採光・通風を行うのが普通であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ドライエ
リア120は単なる採光・通風のためのスペースになり
がちで、法規上必要とされる最小限のスペースとして垂
直に掘り下げられるのが殆どであった。このため、上記
ドライエリア120からの上記地下室110への採光・
通風は十分であるとは言い難く、該地下室110は開放
感に劣り、ピアノ室、工作室又は倉庫室等の閉鎖型の部
屋として使用されることがほとんどであった。そこで、
地下室を開放感に優れたものとし、リビングルーム等へ
の使用を可能とする改善が望まれていた。
【0004】従って、本発明の目的は、地下室への採光
・通風を十分に行うことができ且つ建物内を開放感に優
れたものとし得る、ドライエリアを有する建物を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、地下室と、該地下室に面して配されたドライエリア
とを備え、該ドライエリアにおける上記地下室に対向す
る面を傾斜面とすると共に、上記地下室を上階への吹抜
構造とし、該吹抜構造の地階部分及び上階部分における
上記ドライエリア側に窓を配置したことを特徴とするド
ライエリアを有する建物を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ドライエリアが、上記地下室と建
物の前面道路との間に設けられている、ことを特徴とす
るドライエリアを有する建物を提供するものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明にいて、上記ドライエリア上を上記前面道路から
上記建物に亘ってブリッジアプローチが架設されてお
り、該ブリッジアプローチに沿って上記前面道路からの
設備配管が配されている、ことを特徴とするドライエリ
アを有する建物を提供するものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、地下室と、該地
下室と建物の前面道路との間に配されたドライエリアと
を備え、上記前面道路から建物に亘って上記ドライエリ
ア上にブリッジアプローチが架設されており、該ブリッ
ジアプローチに沿って上記前面道路からの設備配管が配
されていることを特徴とするドライエリアを有する建物
を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明(請求項1〜4に記
載の発明)のドライエリアを有する建物の一実施形態を
図面を参照して説明する。図1〜図4は本発明のドライ
エリアを有する建物の一実施形態を示しており、図1は
断面図、図2は地階平面図、図3は上階(1階)平面
図、図3は上階(1階)よりドライエリア方向を臨んだ
斜視図である。
【0010】本実施形態の建物1は、図1から図4に示
されるように、地下室11と、該地下室11に面して配
されたドライエリア12とを備え、該ドライエリア12
における上記地下室11に対向する面が傾斜面12aと
されると共に、上記地下室11が上階13への吹抜構造
とされ、該吹抜構造の地階部分及び上階部分における上
記ドライエリア12側に窓11a,13aが配置されて
いる。また、上記ドライエリア12は、上記地下室11
と建物1の前面道路2との間に設けられており、上記ド
ライエリア12上を上記前面道路2から上記建物1に亘
ってブリッジアプローチ14が架設されており、該ブリ
ッジアプローチ14に沿って上記前面道路2からの設備
配管14aが配されている。
【0011】本実施形態の上記建物1を更に詳しく説明
する。本実施形態の上記建物1は、地下1階地上2階の
3階建てとされている。地下1階に設けられた上記地下
室11の上記前面道路2側には、上記ドライエリア12
が上記建物1の幅一杯に形成されている。上記地下室1
1の上記ドライエリア12に面していない三方向には山
留め11bが設けられている。上記地下室11は、図2
に示されるように、その全体がリビングスペース兼フリ
ースペースとされており、その上記ドライエリア12に
面した一部が、図3及び図4に示されるように、上記上
階13までの吹抜構造とされている。そして、上記吹抜
構造における上記ドライエリア12側には、図4に示さ
れるように、上記窓11a,13aが配設されている。
【0012】上記ドライエリア12は、上述したよう
に、上記前面道路2側に形成されており、該ドライエリ
ア12の上記地下室11に対向する面は、上記傾斜面1
2aとされている。上記傾斜面12aには、上記ドライ
エリア12aのほぼ幅一杯に植物が植えられており、そ
の一側部に該ドライエリア12から上記前面道路2へ上
がる階段12bが形成されている。上記階段12bは、
非常時等に上記地下室11や上記ドライエリア12から
の非難経路として利用することができる。また、上記傾
斜面12aの上端部には、図1及び図4に示されるよう
に、上記前面道路2からの視線を遮るための背の高い樹
12c,12c・・が複数本植設されている。
【0013】上記ドライエリア12の上方には、上記前
面道路2から上記建物1の1階部分まで、上記ブリッジ
アプローチ14が架設されている。上記ブリッジアプロ
ーチ14の内部又は下面には、上記前面道路2の地中に
敷設されている給排水やガス等の本管からの上記設備配
管14aが配設されている。
【0014】本実施形態のドライエリアを有する建物は
上述のように構成されており、本実施形態のドライエリ
アを有する建物によれば、上記ドライエリア12におけ
る上記地下室11と対向する面を上記傾斜面12aとす
ると共に、上記地下室11の上記ドライエリア12側を
上記吹抜構造とし、該吹抜構造における上記ドライエリ
ア12側に上記窓11a,13aを配置させることによ
り、上記ドライエリア12から上記地下室11への光の
差し込む角度や風の吹き込む角度を大きくとれるため、
採光・通風を充分に取ることができる。更にこれに加え
て、室内を上記吹抜構造とすることで、地階部分と上階
部分とに連続性をもたせ且つ上記窓11a,13aから
上記ドライエリア12方向を臨んだときの視線の角度を
大きくさせ(図4参照)、室内を開放感に優れたものと
することができる。
【0015】この結果、室内への採光・通風を従来より
も充分に取れ、室内の地階部分と上階部分とに連続性を
もたせ、上記ドライエリア12側に開けた視界を生じさ
せることができるため、上記地下室12を、これまでの
閉鎖型の部屋としてではなく、吹抜のあるリビングルー
ム等にも使用することができるようになった。また、こ
のとき、上記傾斜面12aには、植物が植えられている
ために視覚的に好ましい印象を与えることができ、該傾
斜面12aの最上部には背の高い樹12c,12c・・
が植えられているために、上記前面道路2からの視線を
遮ることができる。
【0016】また、本実施形態のドライエリアを有する
建物によれば、上記ドライエリア12が上記前面道路2
側に形成されているため、該ドライエリア12への光の
差し込みや風の吹き込みを遮るものがなく、より効果的
に採光・通風が行える。上記ドライエリア12を上記前
面道路2側でない方向に設けると、隣接する隣の建物等
により該ドライエリア12への光の差し込みや風の吹き
込みが遮られてしまう場合が多くなってしまう。
【0017】更に、本実施形態のドライエリアを有する
建物によれば、上記ドライエリア12の上方に上記前面
道路2から上記建物1まで、上記ブリッジアプローチ1
4が架設され、該ブリッジアプローチ14に沿って上記
設備配管14aが配設されているため、上記前面道路2
の地中に敷設されている給排水やガス等の本管から上記
建物1への上記設備配管14aを効率的に配設すること
ができ、メンテナンスも行い易い。即ち、広い作業スペ
ースが必要でメンテナンスの行い難い敷地内地中への設
備配管の敷設を行わなくて済む。
【0018】本発明のドライエリアを有する建物は、上
記実施形態に制限されることはない。例えば、上記実施
形態において、上記吹抜構造は、地下1階から地上1階
への吹抜とされていたが、地上2階までの吹抜とされて
も良く、地下室から上階への吹抜構造とされていれば良
い。また、上記実施形態においては、上記窓11a,1
3aは、分割されて形成されたが、分割されずに地階部
分から上階部分へ連続的に形成されても良い。その他の
点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更
が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明のドライエリアを有する建物によ
れば、地下室への採光・通風を十分に行うことができ且
つ建物内を開放感に優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドライエリアを有する建物の一実施形
態の断面図である。
【図2】本発明のドライエリアを有する建物の一実施形
態の地階平面図である。
【図3】本発明のドライエリアを有する建物の一実施形
態の上階(1階)平面図である。
【図4】本発明のドライエリアを有する建物の一実施形
態において、上階(1階)よりドライエリア方向を臨ん
だ斜視図である。
【図5】従来のドライエリアを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ドライエリアを有する建物 11 地下室 11a (地階部分の)窓 12 ドライエリア 12a 傾斜面 13 上階(1階) 13a (上階部分の)窓 14 ブリッジアプローチ 14a 設備配管 2 前面道路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊川 佳伸 大阪市中央区北浜四丁目7番28号 住友 林業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−326071(JP,A) 特開 平9−32316(JP,A) 特開 平5−98817(JP,A) 特開 昭63−161356(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/00 E04H 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下室と、該地下室に面して配されたド
    ライエリアとを備え、該ドライエリアにおける上記地下
    室に対向する面を傾斜面とすると共に、上記地下室を上
    階への吹抜構造とし、該吹抜構造の地階部分及び上階部
    分における上記ドライエリア側に窓を配置したことを特
    徴とするドライエリアを有する建物。
  2. 【請求項2】 上記ドライエリアが、上記地下室と建物
    の前面道路との間に設けられている、請求項1に記載の
    ドライエリアを有する建物。
  3. 【請求項3】 上記ドライエリア上を上記前面道路から
    上記建物に亘ってブリッジアプローチが架設されてお
    り、該ブリッジアプローチに沿って上記前面道路からの
    設備配管が配されている、請求項2に記載のドライエリ
    アを有する建物。
  4. 【請求項4】 地下室と、該地下室と建物の前面道路と
    の間に配されたドライエリアとを備え、上記前面道路か
    ら建物に亘って上記ドライエリア上にブリッジアプロー
    チが架設されており、該ブリッジアプローチに沿って上
    記前面道路からの設備配管が配されていることを特徴と
    するドライエリアを有する建物。
JP18934696A 1996-07-18 1996-07-18 ドライエリアを有する建物 Expired - Fee Related JP3248061B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18934696A JP3248061B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 ドライエリアを有する建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18934696A JP3248061B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 ドライエリアを有する建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1030237A JPH1030237A (ja) 1998-02-03
JP3248061B2 true JP3248061B2 (ja) 2002-01-21

Family

ID=16239802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18934696A Expired - Fee Related JP3248061B2 (ja) 1996-07-18 1996-07-18 ドライエリアを有する建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3248061B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200914A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Nice Corp 集合住宅
JP2008208666A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Sumitomo Forestry Co Ltd 住宅
JP5769103B2 (ja) * 2011-02-28 2015-08-26 住友林業株式会社 地下室の設置構造
KR200487816Y1 (ko) * 2016-12-15 2018-11-07 김도훈 지상 및 지하의 복합 건축 구조를 갖는 컨테이너 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1030237A (ja) 1998-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11613901B2 (en) Flood-resistant building equipped with flood barrier, and renovation method
JP2007092422A (ja) 建物
JP3248061B2 (ja) ドライエリアを有する建物
JP2001323666A (ja) 住宅建物
JP4094628B2 (ja) 大型バルコニー
JP2019199786A (ja) 建物
CN104563449B (zh) 景观风井及建筑
JP2576019B2 (ja) 中庭式建物
JPH03194076A (ja) 既設住宅用地下室
JPH0932316A (ja) 地下室及び地下車庫を有する建物
JPS6198875A (ja) 建物の構造
JPH09137613A (ja) 多層集合コンクリート住宅
JPH10131522A (ja) 住 宅
Horn et al. Acoustical aspects of the reconstruction of a historical building with closed courtyard
JP3532957B2 (ja) 地下室付き建物
JP2023175487A (ja) 中庭付き建物
JP4365399B2 (ja) 集合住宅
JPH0925730A (ja) 3階建集合住宅
JP2004162499A (ja) 屋外吹き抜け空間を有する長屋建住宅
Sharma A textbook of building construction
JP2005200914A (ja) 集合住宅
JPH09158502A (ja) 集合住宅の構造
KR20200121494A (ko) 주택단지의 시공방법
JP2006299572A (ja) 駅のコンコース
KR20100001755A (ko) 한옥 양식의 역사관 건축구조 및 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees