JPH09137613A - 多層集合コンクリート住宅 - Google Patents

多層集合コンクリート住宅

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Publication number
JPH09137613A
JPH09137613A JP29128195A JP29128195A JPH09137613A JP H09137613 A JPH09137613 A JP H09137613A JP 29128195 A JP29128195 A JP 29128195A JP 29128195 A JP29128195 A JP 29128195A JP H09137613 A JPH09137613 A JP H09137613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
balcony
dwelling unit
houses
balconies
Prior art date
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Pending
Application number
JP29128195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Kawanami
善典 川浪
Rie Seo
里枝 瀬尾
Norihiko Kuhara
紀彦 久原
Takahisa Sakiyama
隆央 崎山
Tomohiro Ikezawa
知弘 池沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Fudosan Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Fudosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Fudosan Co Ltd filed Critical Mitsui Fudosan Co Ltd
Priority to JP29128195A priority Critical patent/JPH09137613A/ja
Publication of JPH09137613A publication Critical patent/JPH09137613A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最下層階住戸の環境を損なわずに上層階の各住
戸に広いバルコニーを設けると共に屋内に物品設置スペ
ースを設けること、これらのバルコニーに土に親しめる
庭的感覚を持たせること 【解決手段】上層階の住戸2、3全体をその下層階の住
戸1よりも同一側へ偏寄して構築し、下層階の住戸の上
部にバルコニー4を形成すると共に上層階の住戸の床構
面2b、3bとその下層階の住戸の側構面1a、2aと
で囲まれた空間5をガレージ等の物品設置スペースとし
た。バルコニーの端部をその下層階の住戸の上方から側
方へ延ばして露天部4bとし、露天部に土砂収容部6を
設け、バルコニーを構築する梁を逆梁8で構成し、該逆
梁と上層階の床構造梁12とコンクリートスラブ9で土
砂収容部を形成し、バルコニーの梁を基礎構造物10か
ら延びるバルコニー用柱11に支持した

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば3階程度の
比較的低層の集合コンクリート住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多層集合コンクリート住宅に於い
てルーフバルコニーを設けた住戸は知られており、ま
た、高層住宅を構築する梁の一部を逆梁とすることも行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ルーフバルコニーはそ
の面積が広いので集合住宅の居住感が良いが、このよう
な広いバルコニーを備えた住戸は、一般には専用庭を設
け得る1階の住戸を除き全体戸数のごくわずかにすぎず
ないから、多くの居住希望者の要望を満足できない。し
かも通常のルーフバルコニーの構造では、多量の土砂を
貯留しておくことは困難で、一戸建住宅の庭のように土
に親しめる環境ではない。更に、駐車設備やトランクル
ームは降雨に晒されない屋内に設けることが望まれる
が、このような物品設置スペースを屋内に特に設けるこ
とは経済的でない。
【0004】本発明は、最下層階住戸の環境を損なわず
に上層階の各住戸に広いバルコニーを設けると共に屋内
に広い物品設置スペースを設けること、これらのバルコ
ニーに土に親しめる庭的感覚を持たせることを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上層階の住
戸全体をその下層階の住戸よりも同一側へ偏寄して構築
し、該下層階の住戸の上部にバルコニーを形成すると共
に上層階の住戸の床構面とその下層階の住戸の側構面と
で囲まれた空間をガレージ等の物品設置スペースとする
ことにより、上記の目的を達成するようにした。該バル
コニーの端部をその下層階の住戸の上方から側方へ延ば
して露天部とし、そこに土砂収容部を設け、また該バル
コニーを構築する梁を逆梁で構成してこれと上層階の床
構造梁とコンクリートスラブで該土砂収容部を形成し、
更には該バルコニーを構築する梁を住宅の基礎構造物か
ら延びるバルコニー用柱に支持する構成とすることで上
記の目的が的確に達成できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図5に示した3階建の集
合コンクリート住宅に基づき本発明の実施の形態を説明
すると、図1に於いて符号1は最下層階の住戸を示し、
その上層階の2階の住戸2を最下層階の住戸1よりも一
側へ偏寄させて構築し、この偏寄と同一側にその上層階
の3階の住戸3を2階の住戸2よりも偏寄させて構築し
た。一般に住戸は日照を確保する必要があるので、上層
階は北側へ例えば90cm偏寄される。
【0007】この偏寄により、下層階の住戸1、2の上
部にバルコニー4が形成されると共に該下層階1、2の
側構面1a、2aとその上層階2、3の床構面2b、3
bとで囲まれた空間5が形成される。該バルコニー4
は、上記の偏寄した長さ分だけルーフバルコニー4aが
形成されてその奥行きが広がり、該バルコニー4の端部
をその下層階の住戸1、2の上方から側方へ例えば2m
程延ばして露天部4bとした。該露天部4bはその下層
階1、2の日照を損なわず風雨の吹き込みを防げる程度
に延長される。該露天部4bには、例えば20m2程度
の土砂収容部6を形成し、そこに例えば厚さ40cmの土
砂7を収容して庭木や家庭菜園の栽培を行えるようにし
た。該空間5は降雨に晒されず、駐車設備やトランクル
ームを設置する物品設置スペースとして好適である。図
示のものでは、最下層階の空間5の前方に巻上げ式のシ
ャッター16を設けて外部から隔離するようにした。該
シャッター16から側構面1aまでは例えば7mに設計
される。
【0008】該バルコニー4の土砂収容部6を構成する
ために、該バルコニー4を構築する一部の梁を梁の下面
に平坦面を位置させたL字形断面の逆梁8、8で構成
し、逆梁8、8及び床構造梁12間にコンクリートスラ
ブ9を打設した。この構成とすることで特別の囲いを造
成することなく土砂収容部6を簡単に設け得る。更に、
該バルコニー4の支持強度を採光を損なわずに確保する
ために、住宅の基礎構造物10から延びるバルコニー用
支柱11を設け、これに逆梁8及び床構造梁12を支持
させた。尚、上層階の住戸2、3の一部の床構造梁13
を逆梁とし、床下14に収容空間や配管スペースとして
利用できる空間15を確保した。
【0009】上層階の住戸2、3を同一方向に偏寄させ
ることでその各住戸2、3のバルコニー4を広げられ、
同時に屋内の駐車等の空間を確保でき、該バルコニー4
の一部を露天部4aとしてそこに庭木等の栽培可能な土
砂収容部6を設けることで土に親しめ、該バルコニー4
を基礎構造物10と一体の支柱11で支持しておくこと
で採光を損なわずに強度が確保できる。建物の階層数は
4階以上とすることも可能である。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、上層
階の住戸全体をその下層階の住戸よりも一側へ偏寄して
構築し、該下層階の住戸の上部にバルコニーを形成する
と共に上層階の住戸の床構面とその下層階の住戸の側構
面とで囲まれた広い空間を物品設置スペースとしたの
で、上層階の住戸の多くに広いバルコニーを付属させ得
ると共に屋内に駐車やトランクルームを設備できて居住
者の要望を満足させることができ、該バルコニーの一部
に露天部としてそこに土砂収容部を設けることで庭付き
の環境が得られて居住感が向上し、該バルコニーの梁を
逆梁で構成することによりその造成が簡単になり、該梁
を基礎構造物から延びるバルコニー用支柱で支持するこ
とで採光性良くその支持強度を向上できる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図
【図2】図1の左側面図
【図3】図1の右側面図
【図4】図1の4−4線部分の切断平面図
【図5】図1の5−5線部分の切断平面図
【符号の説明】
1、2、3 住戸 1a、2a 側構面
2b、3b 床構面 4 バルコニー 4a 露天部
5 空間 6 土砂収容部 8 逆梁
9 コンクリートスラブ 10 基礎構造物 11 バルコニー用支柱 1
2 床構造梁
フロントページの続き (72)発明者 崎山 隆央 神奈川県横浜市神奈川区栄町5番地1 三 井不動産株式会社横浜支店内 (72)発明者 池沢 知弘 神奈川県横浜市神奈川区栄町5番地1 三 井不動産株式会社横浜支店内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上層階の住戸全体をその下層階の住戸より
    も同一側へ偏寄して構築し、該下層階の住戸の上部にバ
    ルコニーを形成すると共に上層階の住戸の床構面とその
    下層階の住戸の側構面とで囲まれた空間をガレージ等の
    物品設置スペースとしたことを特徴とする多層集合コン
    クリート住宅。
  2. 【請求項2】上記バルコニーの端部をその下層階の住戸
    の上方から側方へ延ばして露天部とし、該露天部に土砂
    収容部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の多層
    集合コンクリート住宅。
  3. 【請求項3】上記バルコニーを構築する梁を逆梁で構成
    し、該逆梁と上層階の床構造梁とコンクリートスラブで
    上記土砂収容部を形成したことを特徴とする請求項2に
    記載の多層集合コンクリート住宅。
  4. 【請求項4】上記バルコニーを構築する梁を住宅の基礎
    構造物から延びるバルコニー用柱に支持したことを特徴
    とする請求項1又は3に記載の多層集合コンクリート住
    宅。
JP29128195A 1995-11-09 1995-11-09 多層集合コンクリート住宅 Pending JPH09137613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29128195A JPH09137613A (ja) 1995-11-09 1995-11-09 多層集合コンクリート住宅

Applications Claiming Priority (1)

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JP29128195A JPH09137613A (ja) 1995-11-09 1995-11-09 多層集合コンクリート住宅

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09137613A true JPH09137613A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17766854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29128195A Pending JPH09137613A (ja) 1995-11-09 1995-11-09 多層集合コンクリート住宅

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JP (1) JPH09137613A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002054313A (ja) * 2000-08-08 2002-02-20 Akira Odajima 集合住宅
US6922960B2 (en) 2001-07-03 2005-08-02 Institute Of International Environment Multiple dwelling house
CN100424313C (zh) * 2006-05-29 2008-10-08 巴硕建筑设计咨询(上海)有限公司 私家花园独栋公寓
JP2009542943A (ja) * 2006-07-10 2009-12-03 郭建▲軍▼ 多階層建物

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