JP3247508B2 - 永久磁石 - Google Patents

永久磁石

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JP3247508B2
JP3247508B2 JP21628593A JP21628593A JP3247508B2 JP 3247508 B2 JP3247508 B2 JP 3247508B2 JP 21628593 A JP21628593 A JP 21628593A JP 21628593 A JP21628593 A JP 21628593A JP 3247508 B2 JP3247508 B2 JP 3247508B2
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magnetic flux
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昭彦 津田井
新哉 桜田
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
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    • H01F1/047Alloys characterised by their composition
    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
    • H01F1/055Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高性能希土類永久磁石としては、
Sm−Co系磁石やNd−Fe−B系磁石(Rは希土類
元素)などが知られている。これらの磁石は、現在、量
産化が進められている。前記各磁石は、FeまたはCo
が多量に含まれ、飽和磁束密度(Bs )の増大に寄与し
ている。また、前記各磁石はSm、Ndなどの希土類元
素が含まれているため、前記希土類元素により結晶場中
における4f電子の挙動に由来する非常に大きな磁気異
方性をもたらす。その結果、保磁力(iHc )の増大が
図られ、高性能な磁石が実現されている。このような前
記高性能磁石は、主としてスピーカ、モータ、計測器な
どの電気機器に使用されている。
【0003】近年、各種電気機器の小形化の要求が高ま
り、それに応えるために前記永久磁石の最大磁気エネル
ギー積[(BH)max ]を向上し、より高性能の永久磁
石が求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、最大
磁気エネルギー積が向上された高性能の永久磁石を提供
しようとするものである。本発明の別の目的は、最大磁
気エネルギー積の大きい永久磁石を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、一般式 R1x R2y Coz Fe100-x-y-z (I) (ただし、R1は希土類元素から選ばれる少なくとも1
種の元素、R2は原子半径が0.156〜0.174n
mである元素から選ばれる少なくとも1種の元素を示
し、x、y、zは原子%でそれぞれ2≦x、0≦y、4
≦x+y≦20、0.01≦y+zを示す)にて表さ
れ、主相中に占めるFeまたはFeおよびCoが90原
子%以上であってα−Fe相または(FeCo)相のX
線主回折ピーク強度が主相のそれの0.01〜5倍であ
ることを特徴とする永久磁石が提供される。
【0006】ここで、前記主相とはα−Fe相または
(FeCo)相を除く化合物中の各結晶相および非晶質
相のうちで最大の体積占有率を有する相を意味するもの
である。
【0007】前記主相は、六方晶または正方晶のような
一軸性の結晶構造を有することが望ましい。本発明に係
わる磁性材料の典型的なX線回折パターンを図1に示
す。ただし、X線はCu−Kαを用いた。図1に示すよ
うに、回折角2θが20゜〜55゜の範囲においては2
θが30゜付近、37゜付近、43゜付近、45゜付
近、49゜付近にそれぞれピークを有する。これらのピ
ークのうちで45゜付近に現れるピークは磁性材料中に
存在するα−Fe(またはα−Fe、Co)の反射によ
るものである。他のピークは、すべてTbCu7 型結晶
構造で指数付けられ、低角側から(101)、(11
0)、および(200)(111)(002)の重ね合
わせ、(201)なる面による回折ピークであるとの見
方ができる。
【0008】以下、前記一般式(I)の永久磁石を構成
する各成分の働きおよび各成分の配合量を規定した理由
ついて詳細に説明する。 (1)R1元素 R1元素である希土類元素としては、La、Ce、P
r、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、Yb、Lu、Yが挙げられ、これらは1種ま
たは2種以上の混合物で使用される。このようなR1元
素は、前記永久磁石に大きな磁気異方性をもたらし、高
い保磁力を付与する。
【0009】前記R1元素を2原子%未満にすると、大
きな保磁力が得られなくなる。一方、前記R1元素が2
0原子%を超えると、飽和磁束密度が著しく低下する。
より好ましいR1元素の量は、6〜16原子%の範囲で
ある。特に、前記R1元素中にPr、Nd、Sm、Er
が総量で50%以上占めることが望ましい。このような
量のR1元素を用いることによって、前記永久磁石の磁
気異方性をより向上することが可能になる。
【0010】(2)R2元素 前記原子半径が0.156〜0.174nmであるR2
元素としては、例えばSc、ZrおよびHfの群から選
ばれる少なくとも1種の元素を用いることができる。こ
のようなR2元素は、主として前記R1の希土類サイト
に占有して前記希土類サイトの平均原子半径を小さくす
る等の作用により前記主相中の前記M濃度を高め、高い
飽和磁束密度を得ることができる。また、前記R2元素
は主相、例えばTbCu7 型結晶構造を有する相の生成
を促進する働きを有する。
【0011】前記R2元素の原子半径を前述した範囲に
設定した理由を以下に述べる。希土類元素中、最も原子
半径の小さい元素はLuであり、原子半径の大きさは
0.174nmである。したがって、0.174nmよ
り原子半径の大きな元素は前述した希土類サイトの原子
半径低下効果が期待できないため、主相中の前記M濃度
が小さくなる。一方、前記原子半径が0.156nmよ
り小さいと、Feサイトへの置換が顕著になる。
【0012】前記R2元素が20原子%を超えると、前
記FeまたはFeおよびCoの量が相対的に少なくな
り、飽和磁束密度が著しく低下する。より好ましいR2
元素の量は、0.5〜6原子%の範囲である。
【0013】前記R1元素およびR2元素の合計量を4
〜20原子%の範囲に規定することにより、より優れた
磁気特性を有する永久磁石を得ることが可能になる。よ
り好ましい前記R1元素およびR2元素の合計量は、6
〜16原子%の範囲である。
【0014】(3)FeおよびCo FeおよびCoは、前記永久磁石の飽和磁束密度を増大
させる働きを有する。前記FeおよびCoは、前記永久
磁石中に70原子%以上添加することによりその効果が
顕著になる。特に、前記FeおよびCoの総量のうちF
eが30%以上、より好ましくは50%以上占めること
が望ましい。
【0015】前記R2元素とCoは、総量で0.01原
子%以上含有することが必要である。例えば、前記R2
元素は前記永久磁石にCoを含まない場合、0.01原
子%以上含有することにより主相中のFe、Coの濃度
を向上でき、TbCu7 相を生成することができる。ま
た、前記永久磁石に前記R2を含まない場合、Coを
0.01原子%含有させることによりTbCu7 相のF
eおよびCoの濃度を向上でき、高飽和磁束密度化を達
成することが可能になる。
【0016】前記FeおよびCoの一部をT元素(Tは
Si、Ti、Cr、V、Mo、W、Mn、Ni、Ga、
Al、Nb、Taの群から選ばれる1種以上の元素)で
置換することにより、前記永久磁石中の前記主相、例え
ばTbCu7 型結晶構造を有する相の割合を増大するこ
とが可能になる。また、前記T元素で前記FeおよびC
oの一部を置換することにより、主相中に占める前記F
eおよびCoの濃度を増大させることが可能になる。た
だし、前記T元素で前記FeおよびCoの大部分を置換
すると飽和磁束密度の低下を招く。このため、前記T元
素の置換量は前記FeおよびCoの総量中、20原子%
以下にすることが望ましい。
【0017】前記一般式(I)の永久磁石中には、酸化
物等の不可避的不純物を含有することを許容する。前記
主相中に占める前記FeおよびCoの濃度は、その濃度
を90原子%以上にすることにより大きな飽和磁束密度
を有する永久磁石を得ることができる。
【0018】また、本発明に係わる永久磁石に含まれる
α−Fe相または(FeCo)相の比率を規定したの
は、次のような理由によるものである。本発明に係わる
永久磁石は、軟磁性相のα−Fe相または(FeCo)
相と主相とが交換結合されている。この永久磁石は、リ
コイル透磁率が大きく、逆磁場に対して不可逆的減磁率
が小さい。特に、等方性磁石の場合には飽和磁束密度
(4πMr)に対する残留磁束密度(4πMs)の比率
(4πMr/4πMs)が0.5を越えるという特徴を
有する。ただし、通常の等方性磁石は4πMr/4πM
s=0.5である。このため、逆磁場下での永久減磁の
心配がなく、かつ残留磁束密度が大きく、高いエネルギ
ー積を有する永久磁石を得ることが可能になる。
【0019】このような特徴は、永久磁石に含まれるα
−Fe相または(FeCo)相のX線主回折ピーク強度
が主相のそれの0.01倍未満では顕著ではなく、一方
5倍を越えると逆に磁気特性劣化の要因になる。永久磁
石に含まれるα−Fe相または(FeCo)相のX線主
回折ピーク強度は、主相のそれの3倍以下、より好まし
くは1倍以下にすることが高保磁力化の観点から望まし
い。
【0020】また、前記特徴はα−Fe相または(Fe
Co)相の粒子寸法が500nm以下の時に顕著であ
る。前記粒子寸法を越えると、α−Fe相または(Fe
Co)相の存在がかえって磁気特性を劣化させることが
ある。より好ましい前記粒子寸法は100nm以下、最
も好ましい粒子寸法は20nm以下である。
【0021】前記一般式(I)の永久磁石は、例えば以
下に説明する(1)〜(5)の方法により製造される。 (1)所定量のR1、R2、Mの各元素および必要に応
じて前記M元素の一部を置換するT元素の粉末を混合
し、アーク溶解または高周波溶解により合金溶湯を調製
する。つづいて、前記合金溶湯を高速で回転する単ロー
ルまたは双ロールに噴射することにより急冷する単ロー
ル法または双ロール法により磁性材料を製造する。
【0022】(2)前記合金溶湯を回転ディスク上に噴
射して急冷する回転ディスク法により磁性材料を製造す
る。 (3)前記合金溶湯をHeのような不活性ガス中に噴射
して急冷するガスアトマイズ法により磁性材料を製造す
る。
【0023】(4)前記合金溶湯鋳造することにより磁
性材料を製造する。 (5)所定量のR1、R2、Mの各元素および必要に応
じて前記M元素の一部を置換するT元素の各元素粉末の
混合体に機械的エネルギーを付与して合金化させるメカ
ニカルアロイイング法またはメカニカルグラインディン
グ法により磁性材料を製造する。これらの方法は、前記
混合体を固相反応させることにより合金化する方法であ
る。前記固相反応を起こさせる具体的な方法としては、
例えば遊星ボールミル、回転式ボールミル、アトライ
タ、振動ボールミル、スクリュー式ボールミル等に前記
混合体を投入し、前記各粉末に機械的な衝撃を与える方
法が採用される。
【0024】なお、前記(1)、(2)、(4)、
(5)の方法においては前記合金溶湯の急冷工程および
固相反応工程をAr、Heなどの不活性ガス雰囲気で行
うことが望ましい。このような雰囲気で前記合金溶湯を
急冷するか、または固相反応させることによって酸化に
よる磁気特性の劣化が防止された永久磁石を製造するこ
とが可能になる。また、前記急冷速度が高い場合にはT
bCu7 相が生成し易く、前記急冷速度が低い場合には
ThMn12相が生成し易くなる。
【0025】前記(1)〜(5)の方法で得られた磁性
材料は、必要に応じてAr、Heなどの不活性ガス雰囲
気中または真空中、300〜1000℃で0.1〜10
時間の熱処理が施されることを許容する。このような熱
処理を施すことにより前記永久磁石中の主相の生成量を
増大させ、かつ保磁力を増加させることが可能になる。
【0026】前記(1)〜(4)の方法で得られた磁性
材料を、ボールミル、ブラウンミル、スタンプミル等に
よって粉砕することにより永久磁石粉末が製造される。
ただし、前記メカニカルアロイイング法またはメカニカ
ルグラインディング法による(5)の方法で得られた磁
性材料は、粉末状態であるため、前記粉砕工程を省略す
ることが可能である。
【0027】次に、前述した方法により製造された磁性
材料から本発明に係わる永久磁石、ボンド磁石を製造す
る方法を説明する。 (a)前記磁性材料粉末をホットプレスまたは熱間静水
圧プレス(HIP)により高密度の成形体(圧粉体)と
して一体化することにより永久磁石を製造する。前記加
圧時に磁場を印加して結晶方位を揃えることにより高磁
束密度を有する永久磁石を製造できる。また、前記加圧
後に300〜700℃の温度下で加圧しながら塑性変形
加工を施すことにより磁化容易軸方向にに磁気的な配向
がなされた永久磁石を製造することが可能になる。
【0028】(b)前記磁性材料粉末を焼結することに
よって永久磁石を製造する。 (c)前記磁性材料粉末をエポキシ樹脂、ナイロン系な
どの樹脂と混合した後、成形することによりボンド磁石
を製造する。前記樹脂としてエポキシ樹脂系の熱硬化性
樹脂を用いる場合には、圧縮成形の後に100〜200
℃の温度でキュア処理を施すことが望ましい。前記樹脂
としてナイロン系の熱可塑性樹脂を用いる場合には、射
出成形法を採用することが望ましい。
【0029】(d)前記磁性材料粉末を低融点金属また
は低融点合金と混合した後、成形することによりメタル
ボンド磁石を製造する。前記低融点金属としては、例え
ばAl、Pb、Sn、Zn、Mgなどを、前記低融点合
金としては前記金属からなる合金等を用いることができ
る。
【0030】また、本発明によると、一般式 R1x R2yz Cou Fe100-x-y-z-u (II) (ただし、R1は希土類元素から選ばれる少なくとも1
種の元素、R2は原子半径が0.156〜0.174n
mである元素から選ばれる少なくとも1種の元素、Aは
C、NおよびPから選ばれる少なくとも1種の元素を示
し、x、y、z、uは原子%でそれぞれ2≦x、0≦
y、4≦x+y≦20、0≦z≦20、0.01≦y+
uを示す)にて表され、主相がTbCu7 型結晶構造を
有し、かつα−Fe相または(FeCo)相のX線主回
折ピーク強度が主相のそれの0.01〜5倍であること
を特徴とする永久磁石が提供される。
【0031】ここで、前記主相とはα−Fe相または
(FeCo)相を除く化合物中の各結晶相および非晶質
相のうちで最大の体積占有率を有する相を意味するもの
である。
【0032】また、主相中に占めるFeまたはFeおよ
びCoを90原子%以上にすることにより高い磁束密
度、ひいては高エネルギー積を有する永久磁石を得るこ
とができる。
【0033】以下、前記一般式(II)の永久磁石を構成
する各成分の働きおよび各成分の配合量を規定した理由
ついて詳細に説明する。前記R1元素、前記R2元素
は、前記一般式(I)の永久磁石で説明したのとと同様
である。さらに、前記R2元素は前記TbCu7 型結晶
構造を有する相中に占める前記FeおよびCoの濃度を
増大させる働きを持つ。また、前記R1元素中にPr、
Nd、Sm、Er、Tb、Dyが総量で50原子%以上
占めることが望ましい。このような量のR1元素を用い
ることによって、前記永久磁石の保磁力をより向上する
ことが可能になる。
【0034】前記FeおよびCoは、前記一般式(I)
の永久磁石で説明したのと同様である。また、前記R2
元素とCoは総量で0.01原子%以上含有することに
より主相中のFeまたはFeおよびCoの濃度を高める
ことができ、高い磁束密度、ひいては高エネルギー積を
有する永久磁石を得ることができる。前記FeおよびC
oは、前記永久磁石中に70原子%以上添加することに
よりその効果が顕著になる。特に、FeおよびCoのう
ちFeが30%以上、より好ましくは50%以上占める
ことが望ましい。また、前記FeおよびCoの一部をT
元素(TはSi、Ti、Cr、V、Mo、W、Mn、N
i、Ga、Al、Nb、Taの群から選ばれる1種以上
の元素)で置換することを許容する。このようなT元素
による置換により前述した一般式(I)の永久磁石と同
様な効果を発揮できる。
【0035】前記A元素は、C、NおよびPの群から選
ばれる少なくとも1種の元素である。前記A元素は、主
としてTbCu7 型結晶構造またはThMn12型結晶構
造のインタースティシャル位置に存在し、前記A元素を
含まない場合と比較して結晶格子を拡大させたり、電子
帯構造変化をさせる。その結果、前記主相のキュリー温
度、飽和磁束密度、磁気異方性を向上させる働きを有す
る。前記A元素が20原子%を越えるとTbCu7 相の
生成が困難となる。なお、前記永久磁石を製造するため
の窒化工程においてアンモニアガス等の使用により水素
が不可避的に混入することがある。この場合、永久磁石
中の水素の量をA元素の総量の50%以下にすることに
より磁気特性の劣化を抑制することができる。
【0036】前記一般式(II)の永久磁石中には、酸化
物等の不可避的不純物を含有することを許容する。前記
主相中に占める前記FeおよびCoの濃度を規定したの
は、その濃度を前記主相中のAを除く全ての元素の総量
の90原子%以上にすることにより大きな飽和磁束密度
を有する永久磁石を得ることができる。
【0037】また、本発明に係わる永久磁石に含まれる
α−Fe相または(FeCo)相の比率を規定したの
は、次のような理由によるものである。本発明に係わる
永久磁石は、軟磁性相のα−Fe相または(FeCo)
相と主相とが交換結合されている。この永久磁石は、リ
コイル透磁率が大きく、逆磁場に対して不可逆的減磁率
が小さい。特に、等方性磁石の場合には飽和磁束密度
(4πMr)に対する残留磁束密度(4πMs)の比率
(4πMr/4πMs)が0.5を越えるという特徴を
有する。ただし、通常の等方性磁石は4πMr/4πM
s=0.5である。このため、逆磁場下での永久減磁の
心配がなく、かつ残留磁束密度が大きく、高いエネルギ
ー積を有する永久磁石を得ることが可能になる。
【0038】このような特徴は、永久磁石に含まれるα
−Fe相または(FeCo)相のX線主回折ピーク強度
が主相のそれの0.01倍未満では顕著ではなく、一方
5倍を越えると逆に磁気特性劣化の要因になる。永久磁
石に含まれるα−Fe相または(FeCo)相のX線主
回折ピーク強度は、主相のそれの3倍以下、より好まし
くは1倍以下にすることが高保磁力化の観点から望まし
い。
【0039】また、前記特徴はα−Fe相または(Fe
Co)相の粒子寸法が500nm以下の時に顕著であ
る。前記粒子寸法を越えると、α−Fe相または(Fe
Co)相の存在がかえって磁気特性を劣化させることが
ある。より好ましい前記粒子寸法は100nm以下、最
も好ましい粒子寸法は20nm以下である。
【0040】前記一般式(II)の永久磁石において、A
元素としてCおよびPの少なくとも1種を配合した永久
磁石の製造方法を以下に説明する。所定量のR1、R
2、A(CおよびPの少なくとも1種)、Fe、Coの
各元素および必要に応じて前記FeおよびCoの一部を
置換するT元素の各元素を含有する合金を前述した
(1)〜(5)の方法により磁性材料を製造する。この
際、得られた磁性材料を必要に応じてAr、Heなどの
不活性ガス雰囲気中または真空中、300〜1000℃
で0.1〜10時間の熱処理を施すことを許容する。こ
のような熱処理を施すことにより保磁力の増大が可能に
なる。また、300〜500℃で0.1〜10時間の熱
処理を行った後、それ以上の温度で0.1〜10時間熱
処理を施すことにより、高保磁力化等、優れた磁気特性
を得ることができる。
【0041】前記一般式(II)の永久磁石において、A
元素としてNを配合した永久磁石の製造方法の一例を以
下に説明する。前記磁性材料をボールミル、ブラウンミ
ル、スタンプミル等によって粉砕することにより得られ
た磁性材料粉末(合金粉末)を0.001〜2気圧の窒
素ガス雰囲気中、300〜800℃の温度下で0.1〜
100時間熱処理することにより磁性材料を製造する。
ただし、前記(5)の方法で製造された磁性材料は粉末
状態であるため、前記粉砕工程を省略することが可能で
ある。
【0042】前記熱処理の雰囲気は、窒素ガスに代えて
アンモニア等の窒素化合物ガスを用いてもよい。また、
その前工程として0.001〜2気圧の水素ガス雰囲気
中、300〜800℃の温度下での熱処理を行うか、ま
たは窒素ガスに水素を混合したガスもしくはアンモニア
ガスにより前記窒化処理を行うことにより高効率の窒化
を行うことが可能になる。
【0043】前記窒素もしくは窒素化合物ガスまたはそ
の混合ガスの分圧は、0.001〜2気圧の範囲にする
ことが好ましい。前記窒化処理においては窒素もしくは
窒素化合物ガスの他に窒素を含まない別のガスを混合す
ることが可能である。ただし、酸素を混合する場合には
熱処理中の酸化物生成による磁気特性の劣化を避けるた
めに、酸素分圧を0.02気圧以下にすることが望まし
い。
【0044】なお、前記合金粉末の調製過程においてR
N(Rは前述したR1およびR2からの選ばれる少なく
とも1種)等の窒素化合物を原料として用い、固相反応
により調製することによって前記A元素として窒素が配
合された永久磁石を製造することも可能である。永久磁
石、ボンド磁石は、前記磁性材料粉末を前記一般式
(I)の永久磁石で説明したのと同様な方法で処理する
ことにより製造される。
【0045】
【作用】本発明によれば、一般式(I)[R1x R2y
Coz Fe100-x-y-z ]にて表され、α−Fe相または
(FeCo)相のX線主回折ピーク強度が主相のそれの
0.01〜5倍の範囲内にすることによって、不可逆減
磁率が小さく、特に等方性磁石の場合、飽和磁束密度に
比べて残留磁束密度の大きな高エネルギー積を有する永
久磁石を得ることができる。
【0046】また、主相中に占めるFeまたはFeおよ
びCoが90原子%以上にすることによって、飽和磁束
密度の向上を図ることができる。さらに、前記一般式
(I)に示すようにR1として希土類元素を含有する組
成を有するため、大きな磁気異方性が付与される。その
結果、最大エネルギー積[(BH)max ]を向上した永
久磁石を得ることができる。
【0047】特に、前記主相がTbCu7 型結晶構造で
指数付けしたにも拘らず、前記主相中に前記Feおよび
Coが90原子%以上、つまり化学量論的組成以上含有
させることによって、より大きな飽和磁束密度を持ち、
最大エネルギー積[(BH)max ]が著しく向上された
永久磁石を得ることができる。
【0048】すなわち、主相をTbCu7 型結晶構造で
指数付けした場合、六方晶の格子定数a、cを評価する
ことができる。本発明に係わる磁性材料と類似の結晶構
造として例えばTh2 Zn17型結晶構造とThMn12
結晶構造があるが、前記Th2 Zn17型結晶構造、Th
Mn12型結晶構造の光子定数a、cは前記TbCu7
結晶構造の前記格子定数a、cに下記の規則で変換する
ことができる。
【0049】 a(TbCu7 )=c(ThMn12) c(TbCu7 )=a(ThMn12)/2 a(TbCu7 )=[a(Th2 Zn17)]/(31/2 ) c(TbCu7 )=c(Th2 Zn17)/3 したがって、前記TbCu7 型結晶構造換算の格子定数
の比はc(TbCu7)/a(TbCu7 )[以下、単
にc/aと記す]で表され、これまでに見出されている
化合物(磁性材料)を前記格子定数の比を用いて示す
と、下記のようになる。
【0050】 Th2 Zn17型結晶構造…c/a=0.84 ThMn12型結晶構造 …c/a=0.88 前記格子定数の比c/aの大きさは、その相におけるM
(FeおよびCoから選ばれる少なくとも1種の元素)
の濃度と密接に関係している。前記主相の組成式をR1
w (ただし、Rは前記一般式のR1、R2の元素の総
量、MはFeおよびCoの少なくとも一種の元素の総
量)と表し、前記Th2 Zn17型結晶構造を下記(1)
に、前記ThMn12型結晶構造を下記(2) のように定義
すると、前記c/aとwの関係は概ね下記の式(3) のよ
うに表すことができる。
【0051】 c/a=0.84 → w=8.5 …(1) c/a=0.88 → w=12 …(2) w=(5+2d)/(1−d) …(3) ただし、前記式(3) 中のdは、d=(25/6)×(c
/a)−(19/6)である。
【0052】前記主相の組成式と前記式(3) の関係か
ら、一般にc/aが大きいほど前記wが大きくなる、つ
まり前記組成式のFeおよびCoの濃度が大きくなる。
その結果、永久磁石の飽和磁束密度を向上させることが
可能になる。この場合、前記FeおよびCoを前記T
(TはSi、Ti、Al、Ga、V、Ta、Mo、N
b、Cr、W、MnおよびNiから選ばれる少なくとも
1種の元素)で大量に置換することにより、前記c/a
の大きな結晶構造を実現することが可能である。ただ
し、置換元素は飽和磁束密度を低下させる働きを有する
ため、前記c/aのみで飽和磁束密度の大小を定めるこ
とができない。
【0053】一方、例えば前記Th2 Zn17型結晶を有
する相を主相とする永久磁石においては前記c/aが約
0.84程度と小さい。このような結晶構造の主相中の
前記FeおよびCoの濃度は、約89原子%であり、十
分な飽和磁束密度が得られない。
【0054】本発明に係わる永久磁石の大きな特徴は、
R1である希土類元素の一部をR2であるSc、Hf、
Hfにより置換して前記希土類サイトの原子の原子半径
を小さくすること等によって、前記c/aの値が大きな
相(c/a≧0.845)を実現できる。したがって、
前記相を主相とすることによって、前記主相中の前記F
eおよびCoの濃度を大きくできるため、大きな飽和磁
束密度を有する永久磁石を得ることができる。
【0055】また、本発明によれば一般式(II)[R1x
R2yz Cou Fe100−x−y−z−u]にて表
わされ、侵入型元素としての前記Aを導入した組成を有
し、かつ主相がTbCu 型結晶構造を有し、さらに
α−Fe相または(FeCo)相のX線主回折ピーク強
度が主相のそれの0.01〜5倍の範囲内にすることに
よって、不可逆減磁率が小さく、特に等方性磁石の場
合、飽和磁束密度に比べて残留磁束密度の大きな高エネ
ルギー積を有する永久磁石を得ることができる。さら
に、主相中に占めるFeまたはFeおよびCoが90原
子%以上にすることによって、飽和磁束密度の向上を図
ることができる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例1〜7 まず、高純度のNd、Sm、Pr、Zr、Hf、Si、
Ta、Nb、Cr、W、Ni、V、Ti、Mo、Al、
Ga、Fe、Coを下記表1に示す組成に調合し、Ar
雰囲気中でアーク溶解した後、鋳型に注入して7種のイ
ンゴットを作製した。つづいて、前記各インゴットを溶
融し、Ar雰囲気中、40m/secの速度で回転する
直径300mmの銅ロールに前記溶融物をそれぞれ噴射
する単ロール法によりリボン状合金を作製した。ひきつ
づき、前記各リボン状合金を400℃、1時間の熱処理
を施した後、下記表1に示す温度で15分間熱処理した
後、平均粒径60μmまで粉砕して合金粉末(磁性材料
粉末)とした。
【0057】次いで、前記各合金粉末にエポキシ樹脂を
それぞれ2重量%添加し、混合した後、8トン/cm2
の圧力条件で圧縮成形し、150℃の温度で2.5時間
キュアすることにより7種のボンド磁石を製造した。
【0058】得られた実施例1〜7のボンド磁石につい
て飽和磁束密度、残留磁束密度、保磁力および最大エネ
ルギー積を測定した。その結果を下記表1に示す。な
お、表1中には前記合金粉末のX線回折によるα−Fe
相または(FeCo)相の主反射強度I1 と主相の反射
強度I2 の比(I1 /I2 )を示す。
【0059】
【表1】
【0060】比較例1〜3 高純度のNd、Sm、Zr、Hf、Ti、Fe、Coを
下記表2に示す組成に調合し、実施例1〜7と同様な方
法によりボンド磁石を製造した。
【0061】得られた比較例1〜3のボンド磁石につい
てX線回折の強度比(I1 /I2 )、飽和磁束密度、残
留磁束密度、保磁力および最大エネルギー積を測定し
た。その結果を下記表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】実施例8〜16 まず、高純度のY、Pr、Nd、Sm、Tb、Dy、E
r、Tm、Yb、C、P、Si、Ei、Al、Ga、
V、Ta、Mo、Cr、W、Mn、Ni、FeおよびC
oを所定の組成(下記表3にNを含む分析組成を示す)
に調合した後、Ar雰囲気中にてアーク溶解し、溶湯を
40m/sで回転する直径300mmの銅ロールに噴射
して急速冷却することにより合金薄帯を作製した。
【0064】次いで、前記合金薄帯を400℃、1時間
熱処理した後、500〜800℃の温度で15分間熱処
理した。つづいて、前記合金薄帯を平均粒径50〜10
0μmに粉砕し、さらにエタノール中でボールミルを用
いて30分間粉砕した。その後、得られた合金粉末を1
気圧の窒素ガス雰囲気中、下記表3に示す温度で4時間
熱処理を施した。
【0065】次いで、前記合金粉末ににエポキシ樹脂を
それぞれ2重量%添加して混合した後、圧力8ton/
cm2 の条件で圧縮成形し、150℃で2.5時間キュ
ア処理を施すことにより9種のボンド磁石を製造した。
【0066】得られた実施例8〜16のボンド磁石につ
いてX線回折の強度比(I1 /I2)、飽和磁束密度、
残留磁束密度、保磁力および最大エネルギー積を測定し
た。その結果を下記表3に示す。
【0067】
【表3】
【0068】実施例17〜20 高純度のPr、Nd、Sm、FeおよびCoの各粉末を
所定の組成(下記表4に示すNを含む分析組成を示す)
に調合し、酸素濃度1ppm以下、水分濃度0.5pp
mの高純度Arガスが満たされたステンレス鋼製容器に
同材料のボールと共に充填し、前記容器を遊星ボールミ
ルに装着して200rpmの速度で40時間回転させて
メカニカルアロイイングを行った。この後、前記容器か
ら粉末を取り出し、600〜800℃の真空中で1時間
熱処理を施した。
【0069】次いで、1気圧の窒素雰囲気中、下記表4
に示す温度で2時間熱処理を行った。つづいて、得られ
た合金粉末ににエポキシ樹脂をそれぞれ2重量%添加し
て混合した後、圧力8ton/cm2 の条件で圧縮成形
し、150℃で2.5時間キュア処理を施すことにより
4種のボンド磁石を製造した。
【0070】得られた実施例17〜20のボンド磁石に
ついてX線回折の強度比(I1 /I2 )、飽和磁束密
度、残留磁束密度、保磁力および最大エネルギー積を測
定した。その結果を下記表4に示す。
【0071】
【表4】
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最大エネルギー積が向上された高性能のボンド磁石等の
永久磁石を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるTbCu7 型結晶構造を主相と
する永久磁石の典型的なX線回折パターンを示す線図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−48406(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 1/032 - 1/08 C22C 38/00 303

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 R1x R2y Coz Fe100-x-y-z (I) (ただし、R1は希土類元素から選ばれる少なくとも1
    種の元素、R2は原子半径が0.156〜0.174n
    mである元素から選ばれる少なくとも1種の元素を示
    し、x、y、zは原子%でそれぞれ2≦x、0≦y、4
    ≦x+y≦20、0.01≦y+zを示す)にて表さ
    れ、主相中に占めるFeまたはFeおよびCoが90原
    子%以上であってα−Fe相または(FeCo)相のX
    線主回折ピーク強度が主相のそれの0.01〜5倍であ
    ることを特徴とする永久磁石。
  2. 【請求項2】 一般式 R1x R2yz Cou Fe100-x-y-z-u (II) (ただし、R1は希土類元素から選ばれる少なくとも1
    種の元素、R2は原子半径が0.156〜0.174n
    mである元素から選ばれる少なくとも1種の元素、Aは
    C、NおよびPから選ばれる少なくとも1種の元素を示
    し、x、y、z、uは原子%でそれぞれ2≦x、0≦
    y、4≦x+y≦20、0≦z≦20、0.01≦y+
    uを示す)にて表され、主相がTbCu7 型結晶構造を
    有し、かつα−Fe相または(FeCo)相のX線主回
    折ピーク強度が主相のそれの0.01〜5倍であること
    を特徴とする永久磁石。
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