JP3247491B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP3247491B2 JP14002993A JP14002993A JP3247491B2 JP 3247491 B2 JP3247491 B2 JP 3247491B2 JP 14002993 A JP14002993 A JP 14002993A JP 14002993 A JP14002993 A JP 14002993A JP 3247491 B2 JP3247491 B2 JP 3247491B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ処理装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製品の製造工程において
は、半導体ウエハにCVD処理、エッチング処理、スパ
ッタ処理等を施すことが行われるが、このような各種の
処理を施す装置としてプラズマ処理装置が用いられる場
合がある。この種の従来のプラズマ処理装置の一例とし
ては、例えばアルミニウム等よりなる処理容器内に2つ
の平板型の電極を平行に設置し、その内の上部電極に高
周波電源としてRFパワーを印加し、他方、下部電極に
ウエハを支持させてこれを接地するようになっている。
そして、両電極間にエッチングガスを導入してプラズマ
を誘起し、ウエハにプラズマ処理を施すようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラズマ処
理を行う場合には、上下の電極間に電気的放電を発生さ
せてプラズマを立てるのであるが、一部の放電が上部電
極と接地されている処理容器の内壁との間においても発
生してしまうことが避けられなかった。一般的に、高周
波電源によるプラズマの発生するような放電現象の開始
条件としては、高周波電源のインピーダンスと、放電が
行われる系のインピーダンスとがマッチングする必要が
あるが、上述のように上部電極と容器内壁との間に放電
現象が発生するとこの部分のインピーダンスが変動し、
放電系全体のインピーダンスが安定しないことからプラ
ズマ放電を安定させるために時間を要してしまい、従っ
て、ウエハのプラズマ処理を効率的に行うことができな
い場合があった。
【0004】また、処理容器の内壁は、これを構成する
アルミニウムがハロゲンガスにより腐食されるのを防止
して耐食性を向上させるためにアルマイト(Al2
3 )処理が施されてはいるが、上述したような放電現像
によりターゲットとなる容器内壁のアルマイトが次第に
薄くなり、そのために処理容器全体を早めに交換しなけ
ればならないという改善点を有していた。
【0005】そこで、上記問題点を解決するために本発
明者は先の出願(特願平4−157469号)におい
て、電極の外周側にこれと逆極性となる補助電極を配置
した構造のプラズマ処理装置を提案した。これにより、
従来にあっては不要な放電現象が電極と容器内壁との間
に生じてインピーダンスが早期には安定しなかったが、
この不要な放電現象をより近い所に位置する補助電極と
の間で生ぜしめるようにしたので、早期にインピーダン
スを安定化させることがある程度可能となった。
【0006】しかしながら、この場合にはウエハを支持
するサセプタは一応接地(グランド)されてはいるが、
その接地ラインにおいてある程度のインピーダンスを有
しているために十分な接地とは言えず、従って、不要な
放電が未だ例えば容器側壁との間で発生するという問題
点があった。この傾向は、特に、高周波電力を上部電極
及び下部電極の相方に印加する場合には顕著となり、大
きな問題となっている。本発明は、以上のような問題点
に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものであ
る。本発明の目的は、接地を強化してインピーダンスの
安定を早期に図ることができるプラズマ処理装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、真空引き可能になされた処理容器内に
相対向させて配置された2つの電極のいずれか一方に被
処理体を保持させると共に前記2つの電極間に高周波電
力を印加して前記被処理体に対してプラズマ処理を施す
プラズマ処理装置において、前記2つの電極の少なくと
もいずれか一方の電極の近傍に、接地強化用の接地電極
を形成し、前記接地電極と前記電極との間に絶縁体と絶
縁気体層とを介在させように構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、少なく
ともいずれか一方の電極の近傍には、接地強化用の接地
電極が設けられているので、接地ラインの全体としての
インピーダンスが低下してグランドが強化される。従っ
て、不要な電荷をこの接地電極に逃がすことによりプラ
ズマ放電が局部的に集中したり、或いは容器側壁に飛ん
だりすることを抑制することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係るプラズマ処理装置の一
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に
係るプラズマ処理装置の一実施例を示す断面図である。
本発明においては、プラズマ処理装置としてプラズマエ
ッチング装置を例にとって説明する。図示するようにこ
のプラズマエッチング装置は、例えばアルミニウム等の
導体により筒体状に成形された処理容器2を有してお
り、この処理容器2は接地されている。この処理容器2
内には、上下方向に例えば20〜30mm程度離間され
た一対の電極、すなわち上部電極4と下部電極6とが平
行に配置されており、これら電極間がプラズマ処理空間
Sとして構成される。
【0010】この上部電極4は、例えばアモルファスカ
ーボン或いはアルミニウム等により円柱状に成形されて
おり、その側部には係合凹部が形成されている。そし
て、この上部電極4の側部全体は、例えばセラミック或
いは石英等よりなる電気的絶縁体10により被われてお
り、上部電極全体が処理容器2側に支持されている。こ
の上部電極4は、例えば可変コンデンサ等を含むマッチ
ングユニット12を介して例えば40MHzの高周波を
発生する第1の高周波電源14が接続されており、上部
電極4に対して高周波電力を印加するように構成されて
いる。
【0011】また、上部電極4の中央部には、エッチン
グガス源16からエッチングガスを導入するためのガス
導入路18が形成されると共にその先端は水平方向へ拡
大されたガス供給ヘッド20へ連通されている。そし
て、上部電極4の下端部には、上記ガス供給ヘッド20
と処理空間Sを連通させる多数、例えば600〜700
個のガス噴出孔22が形成されており、処理空間Sへエ
ッチングガスを供給し得るように構成されている。この
上部電極4内には、その周方向に沿って冷媒を流すため
の上部冷却ジャケット24が形成されており、処理時に
加熱される上部電極を冷却するようになっている。
【0012】また、この上部電極4の側部には、絶縁体
10を介して例えばアルミニウム等よりなるリング状の
接地強化用の第1の接地電極26が処理容器8の側壁と
の間で設けられており、この接地電極26は確実に接地
されている。従来装置においては、この部分は、石英や
テフロン樹脂等の絶縁部材により構成されていたが、本
実施例においては上述のように接地電極26を形成する
ようにしたので、不要な放電は処理容器2の壁面ではな
く、これよりも近い接地電極26に向けて発生するよう
になる。
【0013】この第1の接地電極26の下面であって処
理空間Sに臨む面は、例えばアルマイト処理が施されて
おり、プラズマ放電によりこの接地電極26がダメージ
を受けることを防止するために、耐食性、絶縁性の良好
な例えばAl23 よりなる保護層28が形成されてい
る。そして、この接地電極26の下端部は、その内側に
位置する上部電極4の下端部と略同一平面となるように
設定されており、不要な付着物が発生することを防止し
ている。また、この第1の接地電極26は、処理容器2
の天井部2Aを取り外すことにより、上方向へ挿脱可能
になされており、必要時にはこの接地電極26を容易に
交換し得るように構成されている。
【0014】一方、サセプタとしての下部電極6は、上
記上部電極4と同様な例えばアモルファスカーボン等に
より略円柱状に成形されており、その上端平面部に被処
理体である、例えば半導体ウエハWを載置し得るように
なされている。そして、この下部電極6の上部周辺部に
はリング状のクランパ部材30が設けられており、ウエ
ハWの周縁部と係合してこれを下部電極6へ固定し得る
ように構成されている。
【0015】この下部電極6には、処理容器の下部より
貫通された、例えば絶縁性の管32が連結されており、
この中に下部電極6に接続した配線34を挿通させると
共にこの配線34にマッチングユニット36及び例えば
13.56MHzの第2の高周波電源38が接続され
る。従って、本実施例にあっては、上部電極4と下部電
極6の相互に高周波電力が供給されて、いわゆるトップ
アンドボトム方式のプラズマ処理装置として構成され
る。尚、この絶縁性の管32自体を導体で形成し、これ
に表皮効果により高周波電力を流すようにしてもよい。
この場合には、この管32と管32が貫通する各部材と
の間の絶縁性を確保するように構成する。そして、下部
電極6の下部は、例えば厚さが数10mmのセラミック
ス等よりなる絶縁体40を介して本発明の特長とする接
地強化用の第2の接地電極42が設けられ、この電極4
2は確実に接地される。この第2の接地電極42は、例
えば厚さが数10mmの良導体のアルミニウム等よりな
り、下部電極6の略下部全体を、上記絶縁体40を介し
て被うように容器状に成形される。
【0016】また、絶縁体40の下面と第2の接地電極
の上面との間には、僅かな間隙S1が形成され、こ
の絶縁体40の周縁部下面と第2の接地電極4の周縁
部上端との間にはOリング44が環状に介在されて間隙
S1内をシールしている。そして、間隙S1には、その
下方より絶縁用気体を導入するための気体導入通路46
が連結されており、この間隙S1に例えば1気圧の空気
を充填することにより上記下部電極6と第2の接地電極
42との間の絶縁性を向上させるための絶縁気体層48
が形成される。
【0017】この下部電極6の下部には金属ベース50
が介設されると共にこの下部は、容器に取り付けられた
環状のチャンバボトムリング52により支持されてい
る。金属ベース50内には、例えば金属性のシールベロ
ーズ54が収容されると共にこの金属ベース50は例え
ば導電性部材であるアルミニウム部材を、相互に面接触
となるように複数個組み合わせて構成されており、全体
として接地ラインにおけるインピーダンスを可能な限り
小さくして接地を強力なものとしている。
【0018】また、上記下部電極6内には、その周方向
に沿って冷媒を流すための下部冷却ジャケット56が形
成されており、このジャケット56には、下方より冷却
用の冷媒を導入及び排出するための冷媒導入通路58及
び冷媒排出通路(図示せず)が接続されている。そし
て、処理容器2の側壁には、容器内の雰囲気を排出する
ための排気通路60が接続される。
【0019】また、処理容器2の側壁には、ゲート
2を介して内部に搬送アーム64を有するロードロック
室66が連通されており、上記処理容器2内の真空を破
ることなくウエハWの搬入及び搬出を行い得るように構
成されている。また、このロードロック室66の反対側
壁にもゲート68が設けられており、図示しないウエ
ハ搬送系との間でウエハの受け渡しを行うようになって
いる。
【0020】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、ロードロック室66内及
び処理容器2内はともに真空状態になされており、ロー
ドロック室66内の搬送アーム64に保持された未処理
のウエハWは、ゲート62を介して処理容器2内に搬
入され、このウエハWは下部電極6上にクランパ部材3
0により確実に固定される。
【0021】そして、ガス導入通路18へエッチングガ
スを送り込むことにより上部電極4に設けたガス噴出孔
22より処理容器2内へ所定のエッチングガスを導入さ
せると共に排気通路60を介して処理容器2内を真空引
きしてこの容器2内を所定の低圧雰囲気に維持しつつ上
部電極4に第1の高周波電源14より例えば40MHz
の高周波を、下部電極6に第2の高周波電源38より、
例えば13.56MHzの高周波電力をそれぞれ印加す
る。これにより、上部電極4と下部電極6との間にプラ
ズマ放電が発生し、処理空間S内にエッチングガスから
プラズマが誘起され、生成したプラズマ中のラジカルを
ウエハWの表面に付着させて化学的反応によるエッチン
グを行うと共にプラズマ中で分解したイオンを両電極
4、6間に形成される電界によって加速してウエハWに
衝突させ、例えばポリシリコン膜のエッチングを行う。
【0022】ところで、上部及び下部電極4、6間に放
電を生ぜしめてプラズマを立ち上げるときには、各高周
波電源14、38の有するインピーダンスと放電系、例
えば上部及び下部電極間で形成される容量性のインピー
ダンス、上部電極4とこの外周側に配置した第1の接地
電極26との間に形成される容量性のインピーダンス、
下部電極6とこの外周側に配置した第2の接地電極42
との間に形成される容量性のインピーダンス或いは更に
遠い所に位置する容器壁との間に形成される容量性のイ
ンピーダンス等の結合インピーダンスが等しくなければ
安定して放電が生じないので、放電開始時においては各
高周波電源14、38に直列接続した例えば可変コンデ
ンサよりなるマッチングユニット12、36を適宜調整
し、インピーダンスのマッチングが行われる。この場
合、本実施例においては、メインの放電70は従来装置
と同様に上部及び下部電極4、6間において生ずるが、
避けることのできない好ましくない不要な各放電72、
74は、上部電極4と容器壁よりも近くに設けられた第
1の接地電極26との間及び下部電極6と容器壁よりも
近くに設けられた第2の接地電極42との間でそれぞれ
生じることになる。
【0023】このように、上部電極4及び下部電極6の
近傍に容器内壁よりも近い所にそれぞれ第1及び第2の
接地電極26、42を配置して接地を強化することによ
り、これらの間に不要な放電72、74を発生させるよ
うにしたので、放電開始時におけるマッチングのリター
ン効率が良好となり、インピーダンスが変動することな
くこれを迅速に安定化させることが可能となる。従っ
て、マッチングユニット12、36によるインピーダン
ス調整を従来装置の場合と比較して迅速に行うことがで
き、直ちにエッチング処理に移行することができるの
で、エッチング処理効率を大幅に向上させることができ
る。
【0024】また、第1の接地電極26の下面は、アル
マイト処理されて保護層28が形成されているので不要
な放電72が生じても、第1の接地電極26がダメージ
を受けることは少なく、また、この保護層28が放電に
より薄くなってきた場合には、この第1の接地電極26
自体を簡単に交換することができ、従来装置のように処
理容器自体を交換しなければならない場合と比較して、
そのメンテナンス効率を大幅に向上させることができ
る。
【0025】また、下部電極6に関しては、上述のよう
に絶縁体40を介してその下部を第2の接地電極42で
被ってグランドを強化しているので、下部電極6の不要
な電荷が所定の誘電率を有するセラミック製の絶縁体
0を介して或いは不要な放電74として両部材間に直接
放電が生じることにより第2の接地電極42から逃げる
ことになる。従って、インピーダンス調整を迅速に行う
ことができるのみならず、安定したプラズマ放電を維持
することが可能となる。この場合、第2の接地電極42
の下部を支持する金属ベース50における各パーツの面
接触を大きく取っているので、接地ラインにおけるイン
ピーダンスが低下し、各パーツ間の電位差が小さくな
り、一層グランドを強化することが可能となる。
【0026】また、絶縁体40とこの下部を被う第2の
接地電極42との間隙Sには、例えば1気圧の気体(空
気)を充填した絶縁気体層48を介在させたのでこれら
の間の絶縁性を一層良好にすることが可能となる。この
ように、間隙S1に1気圧の気体を導入したので、もし
この部分に処理ガスがリークしてきても不要なプラズマ
が立つこともなく、この点よりもプラズマ処理空間Sに
安定したプラズマを立てることができる。
【0027】上記実施例にあっては、上部電極4に40
MHzの高周波を、下部電極6に13.56MHzの高
周波をそれぞれ印加したが、これらの周波数の組は限定
されず、例えば、上部電極の周波数と下部電極の周波数
の組をそれぞれ、例えば1MHzと380KHz、1
3.56MHzと13.56MHz、380KHzと3
80KHz等のように種々変更することができる。
【0028】尚、上記実施例にあっては、上部電極4と
下部電極6の相方に高周波電源を印加する、いわゆるト
ップアンドボトム方式の場合について説明したが、これ
に限定されず、例えば図2に示すように下部電極6のみ
に高周波電源を印加して上部電極4は接地する、いわゆ
るボトムオンリー方式や、この逆に上部電極4のみに高
周波電源を印加して下部電極6は接地する、いわゆるト
ップオンリー方式にも適用し得るのは勿論である。尚、
上記実施例においては、プラズマ処理装置としてプラズ
マエッチング装置を例にとって説明したが、本発明はこ
れに限定されず、他のプラズマ処理装置、例えばプラズ
マアッシング装置、プラズマCVD装置、プラズマスパ
ッタ装置等にも適用し得るのは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
処理装置によれば次のような優れた作用効果を発揮させ
ることができる。接地電極を設けることにより接地の強
化を図ることができ、従って放電開始時におけるインピ
ーダンスの安定化を容易に図ることができるので、プラ
ズマ処理に要する時間を大幅に短くすることができ、プ
ラズマ処理効率を大幅に向上させることができる。ま
た、接地の強化により接地ラインのインピーダンスを抑
制することができ、従って不要な電荷乃至放電を吸収す
ることができるので、安定したプラズマを立てることが
できる。また、上部電極の下面とこの接地電極の下端部
とを略同一平面とすることにより、この表面部分に不要
な付着物が発生することを防止することができる。
に、下部電極の接地電極の下部と容器底部との間に金属
ベースを介在させることにより、一層グランドを強化す
ることができる。 また、上部電極の接地電極の下面に保
護層を設けることにより、プラズマによりこの接地電極
がダメージを受けることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ処理装置の一実施例を示
す断面図である。
【図2】本発明に係るプラズマ処理装置の他の実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
2 処理容器 4 上部電極 6 下部電極 10 電気的絶縁体 14 第1の高周波電源 26 第1の接地電極 38 第2の高周波電源 40 絶縁体 42 第2の接地電極 48 絶縁気体層 70 メイン放電 72,74 不要な放電 W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−173723(JP,A) 特開 昭57−60073(JP,A) 特開 平2−3914(JP,A) 特開 平5−315268(JP,A) 特開 平1−94615(JP,A) 特開 平6−291055(JP,A) 実開 平3−92771(JP,U) 実開 平4−69465(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/3065

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空引き可能になされた処理容器内に相
    対向させて配置された2つの電極のいずれか一方に被処
    理体を保持させると共に前記2つの電極間に高周波電力
    を印加して前記被処理体に対してプラズマ処理を施すプ
    ラズマ処理装置において、前記2つの電極の少なくとも
    いずれか一方の電極の近傍に、接地強化用の接地電極を
    形成し、前記接地電極と前記電極との間に絶縁体と絶縁
    気体層とを介在させように構成したことを特徴とする
    プラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記2つの電極の内の下部電極である接
    地電極と、前記処理容器の底部との間には接地を強化す
    るための金属ベースが介在されていることを特徴とする
    請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 真空引き可能になされた処理容器内に相
    対向させて配置された2つの電極のいずれか一方に被処
    理体を保持させると共に前記2つの電極の双方に高周波
    電力を印加して前記被処理体に対してプラズマ処理を施
    すプラズマ処理装置において、前記2つの電極のそれぞ
    れの近傍に、接地強化用の接地電極を形成し、前記接地
    電極と前記各電極との間にそれぞれ絶縁体を介在させ
    前記2つの電極の内の下部電極である接地電極と、前記
    処理容器の底部との間には接地を強化するための金属ベ
    ースが介在されるように構成したことを特徴とするプラ
    ズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記2つの電極の内の少なくともいずれ
    か一方の電極の絶縁体と前記接地電極との間に、絶縁気
    体層を形成したことを特徴とする請求項記載のプラズ
    マ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの電極の内の上部電極の下端部
    と、前記上部電極に対応する接地電極の下端部とは略同
    一平面になされていることを特徴とする請求項1乃至
    のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記上部電極に対応する接地電極の下面
    には、プラズマに対する保護層が形成されていることを
    特徴とする請求項または5記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 真空引き可能になされた処理容器内に相
    対向させて配置された2つの電極のいずれか一方に被処
    理体を保持させると共に前記2つの電極間に高周 波電力
    を印加して前記被処理体に対してプラズマ処理を施すプ
    ラズマ処理装置において、前記2つの電極の内の下部電
    極の近傍に、接地強化用の接地電極を形成し、前記接地
    電極と前記下部電極との間に絶縁体を介在させ、前記下
    部電極の接地電極と、前記処理容器の底部との間には接
    地を強化するための金属ベースが介在されるように構成
    したことを特徴とするプラズマ処理装置。
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