JP3247392B2 - スクリン印刷法による陶磁器製品の浮彫り装飾方法 - Google Patents

スクリン印刷法による陶磁器製品の浮彫り装飾方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は,土器や磁器や陶器を含む陶磁器,セラミッ
クタイル等の陶磁器製品の浮き彫り形成技術に関する。
本発明の背景 陶磁器製品の装飾に関する公知技術の一つに転写紙使
用のものが在る。望まれる図案は,典型的には特殊なセ
ラミックインクを使用してスクリン印刷法によって,転
写紙に対して付着される。この様に転写紙に刷込まれた
図案は,その後公知の慣用的方法によって陶磁器製品の
表面に転写されて装飾,固着される。次いで,被転写図
案を有する陶磁器製品は窯の中で高温度で焼き上げら
れ,セラミックインクが陶磁器製品の表面上に永久に融
合する。
上記の目的のために利用される慣用のスクリン印刷技
術は,相対的に複雑で正確な図案を陶磁器に定着するこ
とが可能であるが,この様に設けられた図案は,転写紙
に付着されたインク層が極めて薄いので,本質的に2次
元平面である。
数多くの高品位の陶磁器製品に対して,3次元の立体特
徴,即ち浮き彫りを第一次図案全体に与えることが望ま
れる。過去に於いては,その様な浮き彫り要素を陶磁器
の第一次図案に施すのに,ペイントブラシやその他の手
段を用いて作業者の手作業によって実施され,陶磁器表
面上に予め定着された第一次図案に対して望ましく粘着
性のセラミックインクを累積させるようにしていた。陶
磁器表面から突出している手作業添着インクは,三次元
立体特徴を保つために乾燥させられる。次いで,被装飾
陶磁器製品は窯の中で焼かれ,当該インクは陶磁器製品
に対して周知の態様で熔着する。手作業添着図案要素
は,例え熔着後であっても,隆起特徴のほとんどを保
ち,仕上がり図案に望ましい三次元立体つまり浮き彫り
特徴を提供する。
上記した従来の方法によって提供される浮き彫り図案
の仕上がり結果は最終製品の外観に関して大いに満足行
くものであるけれども,極めて労働集約的な方法であっ
て,熟練者を必要とするものである。加えて,ある種の
図案では,デザイナーは一つの陶磁器に対して数多くの
箇所に浮き彫り特徴を適用しようと望むが,浮き彫り用
インクを手作業により添着する毎に間違う恐れが在り,
またコスト上割高になる可能性が在る。
その様な多箇所への浮き彫り特徴の適用を低い生産コ
ストで実施することが求められて来たにも拘わらず,こ
れまで業界は,浮き彫り特徴の上記した手作業による添
着に頼ることなく,陶磁器製品の浮き彫り装飾を製造上
の基礎に定立するための実り有る方法を開発してこなか
った。
発明の開示 本発明に依れば,相対的に高速で,精度の高いスクリ
ン印刷技法を利用して,手作業による添着の必要性を全
く無くして,陶磁器製品の浮き彫り装飾を成し遂げるこ
との出来る新規かつ大幅に改善された方法が提供され
る。全般的に,本発明の新しい方法のとりわけ有利な形
態の一つは,初期の準備段階で二次元平面の第一図案が
従来通り慣用的スクリン印刷法を用いて周知の技法によ
ってスクリン印刷して準備しておき,その後で,浮き彫
り装飾が特別でユニークなスクリン印刷工程によって同
一転写紙に付着される。この工程は,先にスクリン印刷
された第一図案と正確に見当合わせした所定箇所で転写
紙表面に濃密で流動抵抗性のセラミックインクを付着す
る工程である。この改善されたスクリン印刷の最後の工
程に於いて,特別の技法が採用され,濃密で通常流動抵
抗性質を有するニュートン流動型の,即ち揺変性のセラ
ミックインクを転写紙表面に堆積させる。浮き彫り堆積
物の厚みは第一図案よりも実質的にかなり突出してい
る。各スクリン印刷工程の後でインクは乾燥され,更に
最終(浮き彫り)印刷及び乾燥の後に覆い膜が転写紙の
図案全体に被される。この後者の工程は,業界では慣用
的作業で,転写紙の表面から図案を被装飾陶磁器製品の
表面に転写する間,図案全体をありのまま維持するのに
役立つ。
場合によっては,装飾すべき物品に対して一層個性を
与える為に手作業塗布技法によって,又は別の転写紙に
よって第一図案を物品に設けることが望まれ得る。この
様な場合,浮き彫り特徴のみを転写紙に付着すればよ
く,物品上に一回の工程で済ますことが出来る。この
点,一つの図案に関する浮き彫り要素は濃密で粘着性の
インクの多数の堆積物により構成し得る。又,顕著な生
産コストの低減および労働節減が,本発明の諸原理に基
づき転写紙を介して浮き彫り特徴を付与することで実現
され得る。
本発明の上記した又は他の特長及び利点を一層理解す
るには,本発明の好ましい実施例および作業の下記の詳
細な説明、及び添付図面を参照すべきである。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の方法による装飾に適したタイプの陶
磁器の被装飾皿を示す代表図である。
図2は、平坦な図案を転写紙に刷込み付着する為の慣
用的スクリン印刷のスクリンを部分的にを示す概略斜視
図である。
図3は、図2のスクリンに於ける図案要素の構成を示
す拡大部分断面図である。
図4は、予め付着された第一図案と見当合わせして浮
き彫り装飾を転写紙に刷込み付着する為に本発明の方法
で使用される好ましい形態のスクリンを部分的に簡略化
して示す代表的斜視図である。
図5は、図4のスクリンの拡大部分断面図である。
図6は、浮き彫り装飾特徴を適用するのに本発明の方
法に於いて利用され得る改良形態のスクリンの部分的拡
大断面図である。
図7は、図6のスクリンの平面図である。
図8は、本発明の諸原理に基づき浮き彫り図案要素を
転写紙表面に刷込み付着するのを示す為の拡大断面図で
ある。
第9は、本発明に従って第1図案および浮き彫り要素
を刷込んだ後、装飾対象の陶磁器製品の表面に転写する
前に於ける転写紙の拡大部分断面図である。
図10は、浮き彫り要素を多色刷込む為の改良形態の加
工ステンシルを示す拡大部分断面図である。
図11は、多色浮き彫り刷込みに使用される為に改良さ
れた浮き彫り用ステンシルの拡大部分断面図である。
発明を実施するための最良の形態 図面を参照して説明すると,参照番号10(図1)は,
図案要素11と浮き彫り要素12から成る装飾が施された陶
磁器の食器類の代表的物品を示す。第1図案要素11を皿
10表面に設ける代表的な方法では,適切なセラミックイ
ンクの図案が転写紙表面に対して,典型的に関係業界で
良く知られたスクリン印刷法によって付着される。本発
明以前では,転写紙による移し絵付加装飾は,多くの目
的に適した実質平坦な2次元特長を有していた。しか
し,高品位な装飾効果が望まれる場合は,デザイナーは
3次元状の浮き彫り特徴を第1図案に付け加えることを
選択することが在る。図1の具体例に於いて,転写紙か
ら転写された第1図案11は常緑樹を例示するが,デザイ
ナーは常緑樹の第1図案それ自体と異なる色で,かつ3
次元特徴として容易に見分けらる共に触覚上区別し得る
充分な高さだけ皿10の表面から外方に突出する3次元状
浮き彫り要素12を数多く配置することによって装飾度を
高めることを望む。
これ迄に実施されてきた方法では,第1図案要素11を
転写紙から陶磁器の物品10に転写した後,比較的濃密な
セラミックインクを皿表面に累積することの出来るペイ
ントブラシや他の適当な手道具によって,浮き彫り図案
要素12が個々に第1図案上に適切に置かれた。最良な環
境下でもその様な浮き彫り装飾は労働集約的な仕事で,
熟練者の注意を集中する努力を必要とする。デザイナー
の要求を満たすために,或いは場合によって完成品に於
いて望ましくない結果をもたらすことになり得る相違す
る色のインク同士の接触を回避するために,浮き彫り要
素を第1図案と正確に見当合わせして配置しなければな
らない場合には,作業はより困難になる。
装飾工程の完了の後,陶磁器製品10は窯の中で高温度
で焼き上げられて,インクのセラミック成分が物品10に
熔着して,永久的図案を形成する。
本発明に依って初めて,浮き彫り要素12を直接に転写
紙表面にスクリン印刷を介して付着することが可能にな
り,転写され得る図案の一体的な1部となり得る。これ
によって,2次元の第1図案要素と2次元の浮き彫り要素
を含む図案全体を単一の転写紙として一回の操作で物品
10に付着することが出来る。容易に見て取れるように,
長らく求められてきた本目的の実現化は,これまで必要
とした多大の労力およびコスト高の手作業を省けるだけ
でなく,同時に第1図案要素と浮き彫り図案要素の正確
な見当あわせを保障し,物品毎に図案の整合性を提供す
ることが出来,必要要件であるが確実に図案要素の重な
りを回避することが出来る。
本発明の実施に当たり,概して従来のフラットベッド
型のスクリン印刷装置を採用できる。この種装置は当業
者にとってよく知られ,そのメーカーから容易に入手で
きる。米国特許No.3,795,189はその種フラットベッド型
印刷装置の一形態の1例である。
本発明に依る有利な方法に於いて,第一図案と浮き彫
り図案は一枚の転写紙13(図9)の表面に別工程で刷込
まれる。尚,転写紙を以下で水滑動紙(ウォータ・スラ
イド・ペーパ)と称することもある。本目的のために利
用される水滑動転写紙は一般に良く知られており,商業
上入手し得る。この種の用紙の適合するタイプはブリテ
インズ社(Britains)からブランド名デカフラット(De
caflat)及びツィンカルII(Twincal II)で販売さ
れ,またホフマン・エンゲルマン社(Hoffman &Engel
man)からメタ(Meta)2000,メタ 190およびダックス
(DUX)の名で販売されている。これらの用紙は,複数
の刷込み工程に於いて正確な見当合わせを可能にする湿
度で広範囲の温度に対して,寸法上安定し,防カール性
(捲き上がり抵抗性)を有する。当該用紙はセラミック
装飾インクと親和するガム表面コーテイング14で形成さ
れている。転写紙を水分に浸したとき,ガム成分は軟化
して,転写紙上の図案が下側に位置する転写紙用紙から
分離するのを可能にし,又陶磁器表面に図案を初期固着
するのに役立つ。
全体的に2次元の第1図案を転写紙に付着する初期の
刷込み工程は,従来のスクリン印刷技法を用いて行われ
る。典型的には細かい網目のステンレス・スチールまた
はポリエステルのスクリン16がスクリン枠15(図2)に
取り付けられている。慣用的には,スクリン布は275−4
00の網目で,典型的にほぼ0.0010乃至0.0014インチ(0.
025乃至0.035mm)の範囲の糸径並びに0.0022乃至0.0026
インチ(0.055乃至0.065mm)の全体厚みを有する。スク
リンはスクリン枠15に引っ張られて維持されている。典
型的には16−32N/cmの引張り力が採用されている。
刷込みステンシル17(図3)はスクリン16の下側に形
成され,感光性ポリマーが従来の方法を用いてスクリン
16の下表面に被膜されて成る(直接法)。或いは前以て
形成された感光性ポリマーのフィルムをスクリンに,接
着剤として同じ素材を薄く塗布して接合しても良い(直
接−間接法)。何れの場合もスクリン16とステンシル17
の総厚みは典型的には0.0025乃至0.0050インチ(0.0625
乃至0.125mm)の範囲である。感光性ポリマーは,強力
な光りの下で露光され所望第1図案の“ポジチブ”が形
成される。ポジチブはポリマーと接した状態で保持され
る。ポリマーの感光部は水不溶性に化し,他方非感光部
は水溶性のままである。次いで,高圧の水スプレーを被
って水溶性の区域が除去されて,ステンシルが具体的化
される。
典型的な業務的工程では,図2に於いて番号18で包括
的に示す印刷スクリンは,一つの刷込み工程で転写紙に
複数の図案が刷込まれるように図案19を複数個反復した
ものを含む。
第1図案の刷込みの為の上記した慣用的方法は,比較
的複雑で込み入った質の第1図案の刷込みを考慮してい
る。第1図案19の刷込み後,転写紙は運搬され,ヒータ
を通過せしめられ,付着インクを乾燥,固定させる。本
発明の方法では,インクは,媒質,フリットおよび染料
の混合物によって形成されたセラミックインクである。
初期工程の乾燥に於いてインクは,後の追加的刷込み工
程で転写紙を処理できるように単にある程度乾燥される
に過ぎない。
第1図案が異なる色要素から成る場合に於いては,望
むらくば複数の慣用的スクリン印刷工程を転写紙13に対
し適用しても良い。
本発明に依れば,最終工程は,濃密で流動抵抗性のセ
ラミックインクの3次元状浮き彫り特徴をスクリン印刷
による付着することから成り,転写紙表面から顕著に突
出するように第1図案の厚み以上の厚みで転写紙表面上
に浮き彫り要素を正確に堆積することができる。
図4は,浮き彫り図案要素の付着の為に使用されるス
クリン及びステンシルの好ましい形態を示す。慣用的印
刷工程で使用されたのとほぼ同等のスクリン枠30が備え
つけられている。浮き彫り用ステンシル31が硬質で滑ら
かで平らな板状の形態で提供され,ステンレス・スチー
ルやニッケル又は真鍮等の金属,或るいは高密度ポリエ
チレン,ポリエステル,スチレンやマイラー(商標名)
等の構成プラスチックから形成される。浮き彫り用ステ
ンシルは,典型的には0.015乃至0.060インチ(0.375乃
至0.75mm)の範囲の厚みで,場合によっては0.125イン
チ(3.175mm)の厚みで提供され,転写紙に付着すべき
浮き彫り要素を形成する貫通孔32が表面複数箇所に設け
られている。図4では,参照番号33によって特定される
第1図案を破線で示すが,単に第1図案との浮き彫り要
素32の見当合わせを示しているに過ぎない。しかし,第
1図案は前以て転写紙に付着されており,浮き彫り用ス
テンシル31は第1図案の付着に何ら関与していない。
先行する刷込み工程の場合に於ける如く,ステンシル
31は浮き彫り図案要素の複数の反復を含めることが出来
る。勿論,これらの反復は,第1図案要素の刷込みに関
し採用され,スクリンに形成された反復に対応する。貫
通孔32は,典型的にはコンピュター化工作機械を用い
て,正確に位置決め及び切削して精密加工によってステ
ンシル31に好ましく形成される。貫通孔は,刷込み後転
写紙から分離させる際に流動抵抗インクの堆積物を持ち
上げる傾向を回避するために,下方向に細まるっていて
はいけない。
浮き彫り用ステンシル31に必要な総ての貫通孔32を形
成するための処理を施した後,図4に示す如くステンシ
ルの外周縁34は例えば適切なエポキシ樹脂接着剤38等に
よってスクリン36の内縁部35に接着固定されている。ス
クリン36と浮き彫り用ステンシル31を接合した後,スク
リンは枠30の下側に,強い引っ張り力で,例えば15−30
N/cmで固着される。典型的には,スクリン36の布は,ス
クリンが枠30に引っ張られて取り付けられる迄,手を加
えず,その後,スクリンの中央部が切断されて,浮き彫
り用ステンシルの上面を露出させて,図4に示す構成に
形成する。
図6乃至7に示す如く浮き彫り用ステンシルとスクリ
ンを組み合わせるもう一つ別の方法は,金属の浮き彫り
用ステンシル31の全表シート面を覆って,貫通孔32を形
成しながら,スクリンとステンシルを同時に機械加工す
ることである。
図5乃至7に示す2つの態様のステンシルに於いて,
ステンシルの顕著な特徴は,浮き彫り刷込みインクの通
過用孔がステンシルを厚み方向に完全に貫通し,かつス
テンシル装着スクリンによって重ね置かれないことであ
る。これによって,極めて濃密な流動抵抗性浮き彫り刷
込みインクが貫通孔に進入し,刷込まれるべき転写紙と
接触することが可能になる。
図5乃至7に示す何れの形態のステンシルも,従来の
2次元状第1図案の為に採用された極めて細かい網目の
スクリンを使用する必要は無い。60−90の網目構成のス
テンレス・スチール又はポリエステルのスクリンが適し
ており且つ望ましく,典型的には0.008乃至0.010インチ
(0.2乃至0.25mm)の範囲の厚みを有する。図6乃至7
に示した別形態のステンシルの場合,スクリンの厚みが
ステンシルの総厚みの1部を構成し,他方図5に示す形
態のステンシルに於いてステンシルの総厚みはステンシ
ル31の厚みである。
限られた環境では,極めて粗い網目のスクリンを採用
することが可能で,この場合,スクリンは下のステンシ
ルの貫通孔開口部上に留まる。これに関し,網目が充分
に広ければ,或る種インクや或る種図案に関して,非常
に大きい網目のスクリンにインクを通過せしめることは
受容される。
本発明の方法で採用されたセラミックインクは,公知
の商業上入手可能な成分から形成され,ケルデック ア
ー・ゲー(Cerdec AG,ドイツ,フランクフルト)やク
ックソン マットヘイ(Cookson Matthey,アメリカ,
ペンシルベニア,ダウンイングトン)の製造元から入手
可能である。採用したインクは,媒質,フリットおよび
顔料の混合物で,個々の混合物は仕事によって変わる。
これらセラミックインクの慣用的スクリン印刷のために
は,インクは,細かい網目のスクリンを通って容易に流
動可能な相対的に低い粘性に成るように調合される。他
方,本発明に依る浮き彫り刷込み工程を実施するため
に,インクは,極めて濃密で粘着質のものであって,主
観的にはピーナツバターの粘度を有するものであると言
えよう。より客観的には,百万cpsを充分に越える粘性
を有するように形成される。インクの各成分は十二分に
掻き混ぜられて,ローラ間で粉砕され,均一の細かい粒
子サイズ(Hegman 1−2)にされている。
本発明に依る浮き彫り刷込み工程で使用されるセラミ
ックインクは,流動抵抗性を有し,しかもステンシルの
貫通孔を強制的に通過せしめられなければ成らない。こ
の為,このインクを利用するスクリン印刷工程は,慣用
的工程と異なった様に実施されなければならない。ほぼ
一致した結果が得られるように,浮き彫り刷込みのため
に用意されるスクリンは,図5に示す如くステンシルの
上面が刷込まれるべき区域で完全に露出しているタイプ
のものか,図6及び7に示す如くステンシルの貫通孔開
口部がインクの無障壁な通過を許容するようにスクリン
及びステンシルそれ自体に形成されているタイプのもの
でなければならない。これは図3に示す形態のステンシ
ルと対照的である。しかし,場合によっては,普通にな
い大き目の網目のスクリンを用いて,流動抵抗性浮き彫
り刷込みインクをスクリンに強制的に通過させ,ステン
シルの貫通孔内に進入させることができる。
浮き彫り刷込み工程の為の特殊インク及びステンシル
の利用に加えて,スクリン印刷工程を改良した態様で実
施していることも有利な点である。慣用的スクリン印刷
に於いては,平らな棒をスクリン面上方で水平に移動さ
せて,インクをスクリン一面に均一の層として拡散させ
る。次いで,スクィージ要素をスクリン上面に対して下
向きに押し当て,スクリン表面上を長手方向に引き摺
る。強く張られたスクリンは通常,転写紙の刷込み面よ
り上方に離間して配置されている。しかしながら,スク
ィージの下向きの押力は,スクリンの一部区域を一時的
に下方向に歪曲し,刷込み面と接触させる一方,インク
をスクリンを通って流動させ,下のステンシルの貫通孔
内に進入させ,刷込むべき表面に達せしめる。スクィー
ジ要素は通常,1秒につき例えば12−24インチ(30.48−6
0.96cm)の相対的に速い速度で移動する。スクリンを強
く張る構成であるため,スクリンの歪曲区域は,スクィ
ージの通過によりインクを転写紙表面上に残し去った
後,ほぼ瞬時に転写紙表面から元に戻る。
本発明の方法に於いては,浮き彫り用インクの極めて
濃密で流動抵抗性の特質のため,ステンシルが転写紙か
ら離れ戻る以前に,インクと転写紙の間の接触時間間隔
を大きめに設けることが望ましい。これは,慣用的作業
を改良することによって実現される。図8を参照して,
ステンシル31は,強く張られてスクリンによって保持さ
れているが,浮き彫り図案で刷込まれるべき転写紙40の
表面より若干上方位置で,通常支持されている。スクリ
ン印刷機の一部を形成する支持ベッド41が転写紙の下に
横たわり,印着過程の間,転写紙を支持している。
スクィージ要素42は,70−80の範囲のデュロメータ
(硬質係数)を有する弾性材からなり,下端部が角状に
形成され,好ましくは垂線に対して10−15゜の角度で若
干傾斜して配置される。スクィージは,ステンシル表面
に沿って図8の左側へ向かって進行させられている間,
ステンシル31の表面に対して相当な下向きの力で押し付
けるように配置される。
スクィージ42の進行に先立って分散バー(図示せず)
でステンシルの表面全体がインクの層に掻き均される。
スクィージが進行するにつれて,ステンシルは転写紙40
の表面に向かって下向きに歪曲する。又,スクィージの
進行面に沿って積もった濃密セラミックインク44は貫通
孔32に進入せしめられ,転写紙の上面と接触せしめられ
る。
本発明による方法に於いては,慣用のセラミックイン
クの刷込みに関して1秒につき12−24インチ(30.48−6
0.96cm)の範囲の進行速度と比較して,例えば1秒につ
き0.3乃至3インチ(0.762乃至7.62cm)の範囲の著しく
減速した速度でスクィージ42を移動させることが望まし
い。加えて,スクリン印刷機は,歪曲していないステン
シルの底面と転写紙40の上面との間に通常より著しく微
小のクリアランスを有するように調整させられている。
これによって,ステンシルは,図8に概略的に示すよう
にスクィージの通過後ステンシルが転写紙から持ち揚が
るのを遅らせる傾向にある通常よりも浅い角度で,転写
紙に対し押圧される。この構成は,スクィージの通過
後,転写紙の多くても1−2インチ(2.54−5.08cm)に
対してステンシルの“停滞時間”を与えるようにするも
のである。この停滞時間は,スクィージ自体のより緩や
かな移動と関連して,図8に参照番号45で示すインク堆
積物に対して,ステンシル貫通孔32内に進入して転写紙
表面と確実に接合するのに通常よりも極めて大きな時間
を提供する。この結果,ステンシルを持ち上げたとき堆
積物が転写紙に留まる。
浮き彫り用刷込みインクの流動抵抗特質のため,刷込
み堆積物は,ステンシルの総厚み分が転写紙表面から突
出することになる。インクは,刷込み工程の間に定まる
寸法の堆積物が延びたり,捻れたり,変化することを実
質的に防止するように構成されている。しかし,ステン
シルが引き戻されるとき,貫通孔の側壁と堆積インク45
の間を摩擦して生じる引っ掛かり要素が存在し得る。こ
れは堆積物の一部を若干上方に持ち上がったもので有り
得る。これが生じても,後で取り除かれる。即ち,図案
が陶磁器に付着され,その陶磁器がインクのその表面へ
の熔融の為に窯内で焼き上げた後に取り除かれる。熔融
過程の間,3次元堆積物の外縁が自然に丸まる。
浮き彫り刷込み工程の完了後,転写紙13の少なくとも
インク刷込み領域の表面は,覆い膜46(図9)でコーテ
ィングされ,第1図案の2次元インク付着物19と3次元
堆積物45の上面に連続する層が形成されている。覆い膜
46は,透明で好ましくは無色であるが有色でも良く,転
写紙表面に図案の総てを一時的に定着する連続的媒質を
形成する。覆い膜46は相対的に強靭な柔軟性有機ポリマ
ーから形成され,その素材はその目的のために使用され
るものとして業界で良く知られている。覆い膜は,その
被覆後,典型的には華氏80゜−120゜(ほぼ摂氏12.4゜
−34.7゜)の範囲の相対的に低い温度で,乾燥される。
図案を食卓皿10の様な物品に付着する際,個々の刷込
み図案は刷込み転写紙から切り離される。即ち,各刷込
み転写紙は水中に,典型的には華氏70゜−90゜(ほぼ摂
氏6.9゜−18.0゜)の温度で1,2分浸けられる。これによ
ってガム層14が軟化し,この段階で柔軟性覆い膜46によ
り形を損なわず保持されている移し絵全体が下側の転写
紙から遊離する。移し絵は皿10の表面に転写され,適切
な位置に置かれる。次いで,移し絵は軟質のスクィージ
で押されられ,移し絵の下から除残留水が去される。ガ
ム層の残留物は皿表面に対する一時的な接着剤として役
立つ。
転写の完了後,然るべく装飾された陶磁器は,高温
で,典型的にはほぼ華氏1400゜−1500゜(ほぼ摂氏745.
8゜−801.3゜)の温度で10−30分間焼き上げられる。焼
き上げ過程の間,移し絵の有機成分は燃焼し,セラミッ
ク成分のみ残り,それが陶磁器の表面に熔融する。熔融
過程に於いて,浮き彫り刷込み堆積物に生じた引っ掛か
り縁部は滑らかになり,丸みを帯びる。
本発明に依る浮き彫り刷込み付着を利用して複数の色
の浮き彫り堆積物を使用することが望まれる場合,図10
及び11に概略する特殊改良ステンシルを利用すると便利
である。図10に例示するプラスチックシートのステンシ
ル50は,複数の第1の貫通孔51と複数の第2の窪み52を
含んで形成されている。窪みはステンシル底面53に開口
し,ステンシル上面55近くの内奥面54まで延びている。
貫通孔51の総ては或る一つの色の浮き彫り装飾が望まれ
るべき堆積物の為の位置に対応して設けられ,下向きに
開口する窪み52の総ては別の色の浮き彫り堆積堆積物56
が既に転写紙57に刷込まれている位置に対応して設けら
れている。
図10に示す方法では浮き彫り装飾物の刷込みは2つの
段階で実施される。最初の段階では図5に示すタイプの
標準のステンシルを採用することができ,そのステンシ
ルに設けられた貫通孔の総てに対応する位置に図10の窪
み52が設けらる。この段階では,第1の色の浮き彫り堆
積物56の総てが転写紙に刷り込まれる。次の段階で図10
のステンシル50が採用される。既存の浮き彫り堆積物56
が窪み52内に受け入れられ,第2の色の新しい堆積物が
貫通孔51を介して前述した態様で転写紙に刷込み堆積さ
れることになる。
図11は,複数の色の浮き彫り刷込み物を陶磁器に付着
する為のもう一つの構成を示している。図11の構成に於
いて,様々な形態のステンシルを採用し得るが,その中
には,図6及び7のステンシルや,ステンシルの上面全
体を覆い被さる極めて大きな網目のスクリンを利用する
ステンシルを含む。図11の構成に於いて,浮き彫り刷込
み段階で堆積されるべき色の数だけステンシルを用意す
ることができる。2色の刷込みを仮定して,図11に参照
番号60で示すタイプのステンシルが2つ用意され,各ス
テンシルには複数の貫通孔61,62にを介して同一のデザ
インが形成されている。2つの色の内1つの色の堆積物
の為の貫通孔62の総ては,適当な接着テープ63によって
覆われている。接着テープ63もステンシルを構成してい
る。他方のステンシルは,貫通孔62を開放したままで,
貫通孔61の総てをテープ63で覆い貼付して用意されてい
る。
図11のステンシルに関して採用される工程は図10に関
連して説明したものと同じである。第1のステンシル
は,テープで覆われていない貫通孔61を介して1つの色
を刷込むために採用されている。テープで覆われた貫通
孔62と並ぶ領域はインクから免れる。次の付着段階で,
貫通孔61がテープで覆われると共に貫通孔62が露出する
第2のステンシルを用いられるが,既に堆積した浮き彫
り要素は貫通孔61に受け入れられ,他方第2の色のイン
クが貫通孔62を介してステンシル・シート64上に堆積さ
れる。
限られた刷込み区間のため,図11の構成は1つのステ
ンシルを用いて実施でき,テープで覆われる貫通孔62の
組み合わせを変えることで限られた区間で刷込むことが
でき,その後貫通孔62からテープを取り除き,貫通孔61
にテープを覆うことによって同一ステンシルを再構成す
ることができる。
産業上の利用可能性 本発明の方法は,初めて生産の基礎を半自働にして浮
き彫り装飾陶磁器製品を製造することを可能にし,図案
の3次元状浮き彫り要素はスクリン刷込み工程により転
写紙に刷込まれた後,転写紙によって陶磁器製品に転写
付着される。陶磁器製品に対して2次元状第1図案要素
を転写工程によって付着することが長年行われてきたけ
れども,3次元状浮き彫り要素を設けるのに労働集約的な
コスト高の手作業方法に頼ることが常に必要と考えられ
てきた。実を持つ茂木の様な単純な浮き彫り装飾でさ
え,30以上もの木彫り要素(つまり,実)の個々の堆積
物が存在し得,過去に於いては一度に1つずつ正確に,
かつ堆積物の大きさ,形状や質を考慮しながら設置して
いた。本発明の方法では,浮き彫り特長の総てが一回の
スクリン刷込みストロークで以て効果的に付与され得
る。
本発明の方法に於いて,浮き彫り刷込みに使用される
インクの構成は,インクの流動抵抗特質と関連して重要
である。該インクは,公知のスクリン印刷工程と対比し
て極めて濃密なものでなければならず,一般素材で言え
ばピーナツバターに匹敵する。刷込み工程の間および後
で,またインクがその後の乾燥工程で固化して定着する
前に,引力作用によって該インクが流動しないし,捻れ
ない。
濃密で重い浮き彫り用インクがスクリン上面で大きな
抵抗を受けることなく強制的に通過せしめられ得る貫通
孔を備えて形成された浮き彫り用ステンシルを用意する
ことは,本発明の方法にとって重要である。適切厚みの
シート状プラスチック又はシート状金属の浮き彫り用ス
テンシルを採用することによって最も有利に成し遂げら
れる。その適切厚みは,0.015乃至0.060インチ(0.38乃
至1.52mm)の範囲で,場合によってはその範囲より大き
くても良く,ステンシルを機械加工して直な側壁の窄ま
りの無い貫通孔を設けることによって浮き彫り図案特徴
が付与される。
とりわけ有利な方法の一つでは,シート状ステンシル
は,強く張られたスクリンによってのみステンシル周縁
が支持されている。ステンシルの全表面は,露出状態に
置かれ,極めて粘着質の浮き彫り用インクを貫通孔内に
最も効果的に進入させて下の転写紙表面に適切に接触さ
せるのに便宜を与える。本発明のもう一つの好ましい形
態に於いて,シート状ステンシルの上面全体は強く張ら
れたスクリンによって支持されるが,スクリンはステン
シルの貫通孔の真上領域が取り払うようにしている。こ
の結果,貫通孔はスクリンとステンシルの組合わせ物に
形成される。スクリンの網目が充分に大きい場合には,
スクリンはそのままステンシルの貫通孔の上に置くこと
ができる。
本発明の方法に於いて,スクリンが跳ね戻りや持ち上
がる以前に於ける堆積浮き彫りインクが転写し表面に留
まる標準的滞留時間を増加することによって有利さが実
現される。部分的には,スクィジー要素の速度を大きく
減速することによって,またスクリンを転写紙表面近く
に配置してスクリンの“離反接触角度”を最小化するこ
とによっても有利さが実現される。滞留時間を増加する
ことによって,ステンシルが戻されるときに,浮き彫り
インクが下の転写紙に充分に留まって接合する機会が増
大する。
本発明の方法は,同目的の為の慣用的な二次元状刷込
みの厚みの100倍もの厚みの浮き彫り特徴のスクリン刷
込みを容易に実現することができる。又,これ迄コスト
高であるが必要とされた一連の手作業を事実上除去する
ことによって,陶磁器製品の浮き彫り装飾に於いて顕著
にコストを低減することができる。
本発明の方法は,二次元状の第一図案と三次元状の浮
き彫り図案の両方を含む移し絵の刷り込みに関連して説
明したが,先に第一図案を手でまたは別の転写紙により
物品に付着した後,浮き彫り特徴のみを転写紙に刷り込
み,転写紙を介して装飾すべき物品に複数の浮き彫り特
徴を転写することは,本発明の範囲内である。
本発明の具体的な形態は,開示の明確な趣旨から逸脱
することなしに変更し得るので,代表的なものに過ぎな
いと理解されるべきである。従って発明の全範囲を決定
するに際して以下に示す請求項を参照すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−249200(JP,A) 特開 平1−255536(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 3/12 B41F 15/34 B41M 1/12 B44C 1/165 - 1/17 B41M 3/12

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)第1厚みのセラミックインクの第1
    図線部から成る実質2次元状の第1装飾図案を転写紙に
    付着すること, (b)第2浮き彫り図案をスクリン印刷法により前記転
    写紙の上面に堆積すること, (c)前記第2図案は,少なくとも0.015インチ(0.375
    mm)の厚みのスクリン印刷ステンシルを用いて,濃密で
    流動抵抗性のセラミックインクの刷込み堆積物によって
    0.015インチ(0.375mm)以上の厚みに形成されているこ
    と, (d)前記第2図案のセラミックインクを乾燥するこ
    と, (e)前記第1図案と第2図案とを前記転写紙から陶磁
    器製品に転写すること, (f)前記陶磁器を加熱して,前記セラミックインクを
    陶磁器に熔着し,陶磁器上に外方に突出する永久的浮き
    彫り図案を形成すること, (g)前記ステンシルはシート状金属またはシート状プ
    ラスチックからなること, (h)図案形成貫通孔が前記ステンシルに機械加工によ
    って設けられ,実質的に下方向に窄まっていないこと, (i)前記第2図案のセラミックインクは,百万cpsを
    越える粘性を有するように構成されていること, から成る陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  2. 【請求項2】前記ステンシルは,強く張られたスクリン
    に取り付けられ,15−30N/cmの張力の下で保持されてい
    ることから成る請求項1の陶磁器製品の浮き彫り装飾方
    法。
  3. 【請求項3】(a)前記ステンシルは上面全体が前記ス
    クリンの下面に接合されていること, (b)前記ステンシルに於ける貫通孔が前記スクリンに
    も形成されていること, から成る請求項1の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  4. 【請求項4】(a)前記流動抵抗性セラミックインク
    は,前記ステンシルの表面上を移動する弾性スクィージ
    によって,前記貫通孔を強制的に通過せしめられるこ
    と, (b)前記スクィージは1秒に付きほぼ3インチ(7.62
    cm)以下の速度で前進させられること, から成る請求項1の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  5. 【請求項5】(a)前記ステンシルは,強く張られたス
    クリンに取り付けられていること, (b)スクリンは,前記転写紙の上面に対して近くに間
    隔を置いて配置され,よって刷込み過程の間,前記ステ
    ンシル上をスクィージが前進して変位するとき,前記ス
    テンシルと前記転写紙上面との間にほぼ2インチ(5.08
    cm)の接触長さが設けられること, から成る請求項4の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  6. 【請求項6】(a)転写紙を用意すること, (b)スクリン印刷法により,突出浮き彫り図案を前記
    転写紙の上面に堆積すること, (c)前記浮き彫り図案は,濃密で流動抵抗性のセラミ
    ックインクの刷込み堆積物によって0.015インチ(0.375
    mm)以上の厚みに形成されていること, (d)前記浮き彫り図案のセラミックインクを乾燥する
    こと, (e)前記浮き彫り図案を前記転写紙から陶磁器製品に
    転写すること, (f)前記陶磁器を加熱して,前記セラミックインクを
    陶磁器に熔着し,陶磁器上に外方に突出する永久的浮き
    彫り図案を形成すること, (g)前記浮き彫り図案のセラミックインクは,百万cp
    sを越える粘性を有するように構成されていること, (h)前記浮き彫り図案のセラミックインクは,少なく
    とも0.015インチ(0.375mm)の厚みで窄まっていない図
    案形成貫通孔を備える刷込みステンシルを用いて,付着
    されること, (i)前記ステンシルはシート状金属またはシート状プ
    ラスチックから成ること, (j)図案形成貫通孔が前記ステンシルに機械加工によ
    って設けられていること, から成る陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  7. 【請求項7】前記ステンシルは,強く張られたスクリン
    に取り付けられ,15−30N/cmの張力の下で保持されてい
    ること, から成る請求項6の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  8. 【請求項8】(a)前記強く張られたスクリンは,中央
    部に開口部を有し,該開口部が内周縁によって取り囲ま
    れていること, (b)前記ステンシルの外周縁が前記スクリンの内周縁
    に接合されていること, (c)前記外周縁によって接合された前記ステンシルの
    領域に図案形成貫通孔が配置されていること, から成る請求項7の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  9. 【請求項9】(a)前記ステンシルは,その全体が前記
    スクリン下面に接合されていること, (b)前記ステンシルの図案形成貫通孔が前記スクリン
    にも形成されていること, から成る請求項6の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  10. 【請求項10】(a)前記流動抵抗性セラミックインク
    は,前記ステンシルの表面上を移動する弾性スクィージ
    によって,前記貫通孔を強制的に通過せしめられるこ
    と, (b)前記スクィージは1秒に付きほぼ3インチ(7.62
    cm)以下の速度で前進させられること, から成る請求項6の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  11. 【請求項11】(a)前記ステンシルは,強く張られた
    スクリンに取り付けられていること, (b)スクリンは,前記転写紙の上面に対して近くに間
    隔を置いて配置され,よって刷込み過程の間,前記ステ
    ンシル上をスクィージが前進して変位するとき,前記ス
    テンシルと前記転写紙上面との間にほぼ2インチ(5.08
    cm)の接触長さが設けられること, から成る請求項10の陶磁器製品の浮き彫り装飾方法。
  12. 【請求項12】請求項1の方法によって製造された装飾
    陶磁器製品。
  13. 【請求項13】請求項6の方法によって製造された装飾
    陶磁器製品。
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