JP3247225U - 天井クレーンフック振れ止め治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の天井クレーンへの着脱が容易で、簡素な構成でありながら、物品(吊荷)の運搬中にフックの振れ(旋回)が発生することを確実に防止して、効率的に物品を運搬することができ、作業の安全性を向上させ、作業時間の短縮及び人員の削減を図ることが可能な天井クレーンフック振れ止め治具を提供する。【解決手段】天井クレーンフック振れ止め治具10は、天井クレーンのフック12のシャンク部13を回転可能に保持するフックブロック14に装着される装着具15と、基側が装着具15に着脱可能に保持されて先側にフック12のベンド部16に係合する切り欠き状の係合部17を有する振れ止め具18とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、主に工場等の建屋の天井に設置された既存の天井クレーンのフックの振れ(旋回)を防止する天井クレーンフック振れ止め治具に関する。
従来、工場等の建屋の天井にはクレーンが設置され、各種物品の運搬に用いられており、物品(吊荷)を掴む(引っ掛ける)フックは、クレーン本体に対し、垂直軸周りに360度回転(旋回)可能に保持されている。従って、必要に応じて、クレーンで吊り上げた物品の向きを変えて(方向転換して)運搬することができる。しかし、フックが1つだけで、フリーで回転できる構造であり、物品をクレーン(フック)で吊り上げた状態で左右のバランスを釣り合わせる(平面視してフックで吊り上げる位置と物品の重心位置を一致させる)ことが困難であるため、物品の向きを変えることなく、平行移動させたい場合にも、運搬中に物品が傾き、フックと共に円周方向に振れる(旋回する)という問題がある。特に、棒鋼等の長尺物は、バランスが取り難く、旋回し易いため、作業者が物品(吊荷)に近付き、向きを修正する必要があり、作業性が悪く、作業者の数及び負担が増加し、安全性にも欠けるという課題がある。そこで、特許文献1では、フックを回転自在に支持する受け座とフックに止着される受け座への取付手段との間に配置され、設定された力以下ではフックが回転せず、設定した力を超える力が加えられるとフックが回転されるようにした摩擦部材を備えた回転規制装置が提案されている。また、特許文献2では、タワークレーンの吊荷のジブ先端からワイヤで吊り下げられたコアコントロールユニットを介して吊荷を吊上げ、人工衛星からの測位データと、ワイヤの角度データと、吊荷の加速度データと、吊荷の姿勢角データと、を受信して吊荷の荷振れ角を検出し、荷振れ角に応じた推力をスラスタから発生させて吊荷の荷振れを制御し、吊荷の現在位置と取付け位置との差異からスライド量を算出し、スラスタにより取付け位置に位置合わせするタワークレーンの吊荷の振れ止め装置及び位置決め装置が提案されている。
特開2007-001754号公報 特開2022-94983号公報
しかし、特許文献1の回転規制装置は、設定された力以下ではフックが回転せず、設定した力を超える力が加えられるとフックが回転されるようにした摩擦部材を備えており、摩擦部材の摩擦力の調整機構を必要とするため、構造が複雑で部品点数も多く、取付け、取外しに手間がかかるという課題を有している。また、摩擦部材の摩耗や焼付きを防止する耐摩部材も必要であり、耐久性、メンテナンス性に欠けるという課題も有している。特許文献2の振れ止め装置は、吊荷を吊上げた際の各種データを計測して吊荷の荷振れ角を検出し、その荷振れ角に応じた推力を発生させて荷振れを制御するため、装置が大掛かりで、構成及び制御も複雑で、設備導入に時間とコストがかかるという課題を有している。また、荷振れの発生を未然に防ぐものではなく、荷振れが発生した吊荷の姿勢等を制御して荷振れを解消するものであるため、吊荷を運搬するための作業時間を短縮することはできず、作業性に欠けるという課題も有している。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、既存の天井クレーンのフックブロックへの着脱が容易で、簡素な構成でありながら、物品(吊荷)の運搬中にフックの振れ(旋回)が発生することを確実に防止して、効率的に物品を運搬することができ、作業の安全性を向上させ、作業時間の短縮及び人員の削減を図ることが可能な天井クレーンフック振れ止め治具を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具は、既存の天井クレーンのフックの振れを防止する天井クレーンフック振れ止め治具であって、
前記天井クレーンの前記フックのシャンク部を回転可能に保持するフックブロックに装着される装着具と、基側が前記装着具に着脱可能に保持されて先側に前記フックのベンド部に係合する切り欠き状の係合部を有する振れ止め具とを備える。
ここで、フックブロックは、天井クレーンのトロリからワイヤーロープで吊り下げられてフックを回転可能に保持する部分であり、フックブロックの構成には、フックのシャンク部(軸部)が挿通される挿通孔が形成された受け部及びワイヤーロープが巻回されるシーブ等が含まれる。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、前記装着具は、前記フックブロックに取付けられ雌螺子部を有するブラケットと、前記振れ止め具を貫通し、前記ブラケットの前記雌螺子部に螺合する雄螺子部を有する固定手段とを備えることが好ましい。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、前記ブラケットと前記振れ止め具は、互いに係合して前記ブラケットに対して前記振れ止め具を位置決めする少なくとも一対の案内部を有することがさらに好ましい。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、前記装着具は、前記フックブロックの一側に配置され雌螺子部を有する第1のブラケットと、前記フックブロックの他側に配置され該フックブロックを挟んで前記第1のブラケットと対向する第2のブラケットと、前記第1のブラケットと前記第2のブラケットを連結する連結螺子と、前記振れ止め具を貫通し、前記第1のブラケットの前記雌螺子部に螺合する雄螺子部を有する固定手段とを備えてもよい。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、前記第1のブラケットと前記振れ止め具は、互いに係合して前記第1のブラケットに対して前記振れ止め具を位置決めする少なくとも一対の案内部を有することが好ましい。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、前記固定手段は、前記雄螺子部の基側に形成された正面視して多角形状の係合凸部と、該係合凸部の基側に取付けられた摘み部とを有し、前記装着具は、前記固定手段の前記摘み部と前記振れ止め具との間に挿通され、前記係合凸部に係合して前記固定手段の回転を防止する回り止めプレートを有してもよい。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具は、振れ止め具の先側の切り欠き状の係合部をフックのベンド部に係合させることにより、フックの振れ(旋回)を確実に防止して、物品(吊荷)を短時間で効率的に運搬することができ、安全性に優れると共に、装着具に着脱可能に保持される振れ止め具を必要に応じて容易に取り外すことができ、運搬する物品の種類によって、フックの回転の有無を使い分けることが可能で汎用性に優れる。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、装着具が、フックブロックに取付けられ雌螺子部を有するブラケットと、振れ止め具を貫通し、ブラケットの雌螺子部に螺合する雄螺子部を有する固定手段とを備える場合、装着具を介して振れ止め具をフックブロックに確実に固定できると共に、固定手段を緩めるだけで振れ止め具を簡単に取り外すことができ、振れ止め具の着脱作業性に優れる。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、ブラケットと振れ止め具が、互いに係合してブラケットに対して振れ止め具を位置決めする少なくとも一対の案内部を有する場合、ブラケットに振れ止め具を取付けるだけで、振れ止め具の係合部をフックのベンド部に確実に係合させることができ、取付け作業性に優れる。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、装着具が、フックブロックの一側に配置され雌螺子部を有する第1のブラケットと、フックブロックの他側に配置されフックブロックを挟んで第1のブラケットと対向する第2のブラケットと、第1のブラケットと第2のブラケットを連結する連結手段と、振れ止め具を貫通し、第1のブラケットの雌螺子部に螺合する雄螺子部を有する固定手段とを備える場合、装着具を介して振れ止め具をフックブロックに確実に固定できると共に、固定手段を緩めるだけで振れ止め具を簡単に取り外すことができ、振れ止め具の着脱作業性に優れる。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、第1のブラケットと振れ止め具は、互いに係合して第1のブラケットに対して振れ止め具を位置決めする少なくとも一対の案内部を有する場合、第1のブラケットに振れ止め具を取付けるだけで、振れ止め具の係合部をフックのベンド部に確実に係合させることができ、取付け作業性に優れる。
本考案に係る天井クレーンフック振れ止め治具において、固定手段が、雄螺子部の基側に形成された正面視して多角形状の係合凸部と、係合凸部の基側に取付けられた摘み部とを有し、装着具が、固定手段の摘み部と振れ止め具との間に挿通され、係合凸部に係合して固定手段の回転を防止する回り止めプレートを有する場合、作業者は、摘み部を手で回して簡単に固定手段を締めたり緩めたりすることができ、作業性に優れると共に、回り止めプレートを固定手段の摘み部と振れ止め具との間に挿通するだけで、物品の運搬中に固定手段が回転して緩むことを防止することができ、振れ止め具の固定の確実性及び安定性に優れる。
本考案の第1の実施の形態に係る天井クレーンフック振れ止め治具の使用状態を示す側面図である。 同天井クレーンフック振れ止め治具の使用状態を示す背面側端面図である。 同天井クレーンフック振れ止め治具の使用状態を示す平面図である。 同天井クレーンフック振れ止め治具の分解側面図である。 同天井クレーンフック振れ止め治具の分解平面図である。 本考案の第2の実施の形態に係る天井クレーンフック振れ止め治具の使用状態を示す側面図である。 同天井クレーンフック振れ止め治具の使用状態を示す背面図である。 同天井クレーンフック振れ止め治具の分解背面図である。 同天井クレーンフック振れ止め治具の分解平面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説明し、本考案の理解に供する。
図1~図5に示す本考案の第1の実施の形態に係る天井クレーンフック振れ止め治具10は、工場等の建屋の天井に設置された既存の天井クレーン(図示せず)のフック12の振れ(旋回)を防止するものである。図1~図3に示すように、天井クレーンフック振れ止め治具10は、天井クレーンのフック12のシャンク部13を回転可能に保持するフックブロック14に装着される装着具15と、基側が装着具15に着脱可能に保持されて先側にフック12のベンド部16に係合する切り欠き状の係合部17を有する振れ止め具18とを備えている。本実施の形態では、フックブロック14は、フック12のシャンク部13が挿通される挿通孔20が形成された受け部21と、受け部21の左右両側に1つずつ回転可能に取付けられ、天井クレーンのトロリから吊り下げられたワイヤーロープ22が巻回されるシーブ23を有している。
図4及び図5に示すように、装着具15は、フックブロック14の受け部21に取付けられ中央部に雌螺子部24を有するブラケット25と、振れ止め具18を貫通し、ブラケット25の雌螺子部24に螺合する雄螺子部26を有する固定手段27とを備えている。そして、振れ止め具18の基側には、ブラケット25の雌螺子部24に対応して取付孔28が形成されており、固定手段27の雄螺子部26が取付孔28を通ってブラケット25の雌螺子部24に螺合されることにより、振れ止め具18がブラケット25に固定される。なお、振れ止め具18の係合部17は、フック12のベンド部16の少なくとも一部に係合してフック12の回転を防止できればよく、その形状及び寸法(幅及び長さ等)は、ベンド部16の形状及び寸法(肉厚及び曲率等)に応じて、適宜、選択される。
図4及び図5に示すように、ブラケット25は、フックブロック14の受け部21の背面(図4及び図5ではフックブロック14の左側)に当接する平板状の当接部29を有し、当接部29の四隅には固定孔30が形成されている。従って、フックブロック14の受け部21に、当接部29の固定孔30に対応して予め雌螺子孔31が形成されることにより、固定螺子32でブラケット25がフックブロック14(受け部21)に螺子止めされて取付けられる。また、ブラケット25は、当接部29の受け部21側に突出し、受け部21の上面に係止される左右2つの係止用突起33を有している。これにより、フックブロック14(受け部21)に対するブラケット25の取付け作業が容易に行われるが、係止用突起の形状、大きさ、数及び配置は、適宜、選択される。なお、係止用突起は省略されてもよい。装着具がフックブロックに螺子止めされる場合、上記固定孔、雌螺子孔及び固定螺子の数及び配置は、適宜、選択される。また、装着具は、螺子止め以外の方法でフックブロックに取付けられてもよいし、フックブロックの受け部以外の場所に取付けられてもよく、装着具の構成は、本実施の形態に限定されることなく、適宜、選択される。
図4に示すように、ブラケット25と振れ止め具18は、互いに係合してブラケット25に対して振れ止め具18を位置決めする一対の案内部35を有している。本実施の形態では、ブラケット25のフックブロック14側と反対側に突出する1つの凸部36が形成され、振れ止め具18に凸部36に対応する1つの凹部37が形成されて、一対の凸部36と凹部37で案内部35が構成されているが、案内部は、互いに係合してブラケットに対して振れ止め具を位置決めできるものであればよく、案内部を構成する凸部と凹部の形状、数及び配置は、適宜、選択され、例えばブラケットに凹部が形成され、振れ止め具に凸部が形成されてもよい。
図4及び図5に示すように、固定手段27は、雄螺子部26の基側に形成された正面視して六角形状の係合凸部38と、係合凸部38の基側に取付けられた摘み部39とを有している。そして、装着具15は、固定手段27の摘み部39と振れ止め具18との間に挿通され、係合凸部38に係合して固定手段27の回転を防止する回り止めプレート40を有している。本実施の形態では、固定手段27として六角ボルトが用いられ、その頭部が係合凸部38として機能しているが、これに限定されるものではなく、例えば係合凸部の形状は四角形その他の多角形状に形成されてもよい。
また、本実施の形態では、図2に示すように、摘み部39が正面視して略四角形状の平板状に形成されているが、摘み部は、作業者が固定手段を回転させるために手で握ることができればよく、その形状及び厚さ等は、適宜、選択される。さらに、本実施の形態では、図4及び図5に示すように、回り止めプレート40に係合凸部38の最小幅と同等の幅の四角形状に形成されて係合凸部38に係合する切り欠き41が形成されているが、回り止めプレートは固定手段の係合凸部に係合して固定手段の回転を防止できるものであればよく、その形状は、適宜、選択される。また、本実施の形態では、図4及び図5に示すように、振れ止め具18の着脱を容易にするために振れ止め具18の背面側にコの字型の把手42が設けられ、図2に示すように、振れ止め具18の軽量化のために4つの長孔状の肉抜き43が形成されているが、把手及び肉抜きの形状、大きさ、数及び配置等は、適宜、選択される。なお、本実施の形態では、図2~図6に示すように、ブラケット25の凸部36の幅方向両側部に、回り止めプレート40の回転を防止するための回転防止突起44が設けられているが、回転防止突起の形状及び大きさ等は、回り止めプレートの形状等に応じて、適宜、選択され、省略されてもよい。
次に、図6~図9を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る天井クレーンフック振れ止め治具10Aについて説明する。なお、第1の実施の形態と同様のものについては同一の符号を付して説明を省略する。
図6~図9に示す天井クレーンフック振れ止め治具10Aが天井クレーンフック振れ止め治具10と異なる点は、装着具15Aが、フックブロック14Aの一側(図7では、受け部21Aの左側)に配置され雌螺子部24を有する第1のブラケット25Aと、フックブロック14Aの他側(図7では、受け部21Aの右側)に配置されフックブロック14Aの受け部21Aを挟んで第1のブラケット25Aと対向する第2のブラケット25Bと、第1のブラケット25Aと第2のブラケット25Bを連結する連結手段45を備えている点である。なお、図9に示すように、振れ止め具18Aは平面視してL字状に形成されている。また、本実施の形態では、フックブロック14Aの受け部21Aの上方に複数のシーブ23が平行に配置されており、受け部21A及びシーブ23を前後(図6では左右)から挟むようにカバー部46が設けられている。
図8及び図9に示すように、平板状に形成された第2のブラケット25Bの四隅には、第1のブラケット25Aの当接部29の四隅に形成された固定孔30に対応して、貫通孔47が形成されている。連結手段45は、連結ボルト48とナット49で構成され、第2のブラケット25Bの各貫通孔47に挿通されて第1のブラケット25Aの当接部29の各固定孔30から突出する連結ボルト48の先側にナット49が螺着されることにより、第1のブラケット25Aと第2のブラケット25Bで受け部21Aが挟持され、装着具15Aが、フックブロック14Aに強固に固定される。また、第2のブラケット25Bは、第1のブラケット25Aと同様に、受け部21A側に突出し、受け部21Aの上面に係止される2つの係止用突起33を有しており、第1のブラケット25A及び第2のブラケット25Bは、それぞれ係止用突起33により受け部21Aに位置決めされ、支持される。
図7に示すように、装着具15Aの連結ボルト48は、受け部21Aの上側及び下側の空間を通過しており、天井クレーンフック振れ止め治具10の装着具15のように、受け部21に雌螺子孔31を形成して固定する必要がなく、施工性に優れる。なお、装着具の構成、フックブロックへの取付方法及び取付位置は、本実施の形態に限定されるものではなく、適宜、選択され、それに応じて、振れ止め具の形状及び取付位置も、適宜、選択される。例えば、第1のブラケット25Aと第2のブラケット25Bは、左右が入れ替えられて取付けられてもよく、それに応じて、振れ止め具が左右反転した形状に形成されてもよい。また、装着具が、受け部21Aの前後(図8では左右)に設けられたフックブロック14Aのカバー部46のいずれか一方を利用して取付けられ、平板状に形成された振れ止め具が装着具から真下に吊り下げられるように取付けられてもよい。なお、本実施の形態では、振れ止め具18Aに1つだけ肉抜き43が形成されているが、肉抜きの形状、大きさ、数及び配置等は、適宜、選択される。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案は、上記した形態に限定されるものでなく、実用新案登録請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものであり、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本考案の適用範囲である。
例えば、天井クレーンのフックブロックの構造及び形状等に応じて、装着具の構成、取付位置、取付方法は、適宜、選択され、フックの形状及び大きさ等に応じて、振れ止め具の形状及び大きさ(各部の寸法)等も、適宜、選択される。また、振れ止め具の係合部がフックのベンド部に係合する位置は、フックに吊り下げられるワイヤーロープと振れ止め具が干渉しない範囲で、適宜、選択される。
10、10A:天井クレーンフック振れ止め治具、12:フック、13:シャンク部、14、14A:フックブロック、15、15A:装着具、16:ベンド部、17:係合部、18、18A:振れ止め具、20:挿通孔、21、21A:受け部、22:ワイヤーロープ、23:シーブ、24:雌螺子部、25:ブラケット、25A:第1のブラケット、25B:第2のブラケット、26:雄螺子部、27:固定手段、28:取付孔、29:当接部、30:固定孔、31:雌螺子孔、32:固定螺子、33:係止用突起、35:案内部、36:凸部、37:凹部、38:係合凸部、39:摘み部、40:回り止めプレート、41:切り欠き、42:把手、43:肉抜き、44:回転防止突起、45:連結手段、46:カバー部、47:貫通孔、48:連結ボルト、49:ナット

Claims (6)

  1. 既存の天井クレーンのフックの振れを防止する天井クレーンフック振れ止め治具であって、
    前記天井クレーンの前記フックのシャンク部を回転可能に保持するフックブロックに装着される装着具と、基側が前記装着具に着脱可能に保持されて先側に前記フックのベンド部に係合する切り欠き状の係合部を有する振れ止め具とを備えたことを特徴とする天井クレーンフック振れ止め治具。
  2. 前記装着具は、前記フックブロックに取付けられ雌螺子部を有するブラケットと、前記振れ止め具を貫通し、前記ブラケットの前記雌螺子部に螺合する雄螺子部を有する固定手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の天井クレーンフック振れ止め治具。
  3. 前記ブラケットと前記振れ止め具は、互いに係合して前記ブラケットに対して前記振れ止め具を位置決めする少なくとも一対の案内部を有することを特徴とする請求項2記載の天井クレーンフック振れ止め治具。
  4. 前記装着具は、前記フックブロックの一側に配置され雌螺子部を有する第1のブラケットと、前記フックブロックの他側に配置され該フックブロックを挟んで前記第1のブラケットと対向する第2のブラケットと、前記第1のブラケットと前記第2のブラケットを連結する連結手段と、前記振れ止め具を貫通し、前記第1のブラケットの前記雌螺子部に螺合する雄螺子部を有する固定手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の天井クレーンフック振れ止め治具。
  5. 前記第1のブラケットと前記振れ止め具は、互いに係合して前記第1のブラケットに対して前記振れ止め具を位置決めする少なくとも一対の案内部を有することを特徴とする請求項4記載の天井クレーンフック振れ止め治具。
  6. 前記固定手段は、前記雄螺子部の基側に形成された正面視して多角形状の係合凸部と、該係合凸部の基側に取付けられた摘み部とを有し、前記装着具は、前記固定手段の前記摘み部と前記振れ止め具との間に挿通され、前記係合凸部に係合して前記固定手段の回転を防止する回り止めプレートを有することを特徴とする請求項2又は4記載の天井クレーンフック振れ止め治具。
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