JP3246290B2 - 電気自動車用空調制御装置 - Google Patents

電気自動車用空調制御装置

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JP3246290B2
JP3246290B2 JP25270195A JP25270195A JP3246290B2 JP 3246290 B2 JP3246290 B2 JP 3246290B2 JP 25270195 A JP25270195 A JP 25270195A JP 25270195 A JP25270195 A JP 25270195A JP 3246290 B2 JP3246290 B2 JP 3246290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の車室内を
空気調和する電気自動車用空調制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電気自動車用ヒートポンプ冷暖房
除湿制御装置は、例えば図8の構成図に示す様に、モー
タを内蔵した電動圧縮機1と、車室外空気熱交換器2
と、前記車室外空気熱交換器2をバイパスさせるように
配されたバイパス回路42と、前記バイパス回路42の
入口側に配された第1の三方切替え弁43と、前記バイ
パス回路42の出口側に入口側と対になるように配され
た第2の三方切替え弁44と、車室外空気熱交換器用送
風装置3と、車室内もしくは車室外もしくは車室内外の
混合の空気導入の選択を行う車室内外空気導入手段38
と、車室内空気熱交換器用送風装置6と、前記車室内空
気熱交換器用送風装置6と車室内吹出口を結ぶ第1の通
風回路9と、前記第1の通風回路9内に配された第1の
車室内空気熱交換器10と、前記第1の通風回路9内の
前記第1の車室内空気熱交換器10の下流に配された第
2の車室内空気熱交換器11と、前記第1の車室内空気
熱交換器10の下流側から分岐し、再度第2の車室内空
気熱交換器11の下流に合流している第2の通風回路2
2と、前記第1の通風回路9と前記第2の通風回路22
の切り替えを行なう通風回路切替えダンパ46と、前記
通風回路切替えダンパ46の駆動用の通風回路切替えア
クチュエータ45と、四方切替え弁7と、前記電動圧縮
機1と前記各熱交換器と前記四方切替え弁7を結ぶ冷媒
配管39と、前記第1の車室内空気熱交換器10と前記
第2の車室内空気熱交換器11間の前記冷媒配管39に
配された第1の冷媒絞り装置40と、前記第2の車室内
空気熱交換器11と前記車室外空気熱交換器2間の前記
冷媒配管39に配された第2の冷媒絞り装置41とで構
成されている電気自動車用ヒートポンプ冷暖房除湿装置
において、電動圧縮機1のモータを可変回転数で駆動す
るインバータ21と、空調操作パネル13内に、車室内
へ吹き出す空気温度に対応もしくは関連した設定を行う
可変VRを使用した設定温度手段14と、同じく空調操
作パネル13内に冷房モード、暖房モード、除湿暖房モ
ードの制御モードを設定する為の3つのSW(冷房S
W、暖房SW、ドライSW)を使用した運転モード選択
SW24と、更に、前記車室内空気熱交換器用送風装置
6の送風量を設定する為のSWで構成されている風量設
定手段15と、前記風量設定手段15のSW位置に応じ
て前記車室内空気熱交換器用送風装置6の送風量を可変
駆動する為の前記車室内空気熱交換器用送風装置6の下
流に配されたレジスタ16と、空調制御手段20と、前
記空調制御手段20は、前記第1の冷媒絞り装置40及
び、前記第2の冷媒絞り装置41及び、前記第1の三方
切替え弁43及び、前記第2の三方切替え弁44及び、
前記通風回路切替えアクチュエータ45の制御を行う出
力制御手段49、更に、前記運転モード選択SW24及
び、前記設定温度手段14の出力温度信号に基づき回転
数を演算する回転数演算手段47と、前記回転数演算手
段47で演算した回転数に基づき前記インバータ21へ
の回転数を出力する回転数出力手段48とで構成されて
いる。
【0003】よって、冷房を行う場合は、操作により、
空調操作パネル13内の運転モード選択SW24の冷房
SWをONさせ、この信号に基づき空調制御手段20内
の出力制御手段49は、通風回路切替えダンパ46が図
8のニの位置となる様(風が第2の通風回路22に流れ
る様)に通風回路切替えアクチュエータ45を制御し、
電動圧縮機1から吐出された高温、高圧の冷媒が車室外
空気熱交換器2へ流れる様に、四方切替え弁7を実線で
示す回路に切替え、第1の三方切替え弁43と第2の三
方切替え弁44を冷媒が車室外空気熱交換器2に流れる
様に実線に示す回路に切替え、第1の冷媒絞り装置40
は全開(絞りのない状態)の状態とし、第2の冷媒絞り
装置41は絞り有りの状態にする。よって、電動圧縮機
1から吐出した冷媒は四方切替え弁7を経由し、車室外
空気熱交換器2と車室外空気熱交換器用送風装置3で車
室外空気に放熱して、冷媒を凝縮液化させた後、その冷
媒を第2の冷媒絞り装置41で減圧して第2の車室内空
気熱交換器11、第1の冷媒絞り装置40、第1の車室
内空気熱交換器10に導きここで車室内空気熱交換器用
送風装置6で車室内もしくは車室外の空気を冷却、減湿
しながら蒸発し冷房作用を行ない、この冷却された空気
は第2の通風回路22を流れ車室内に供給される。
【0004】ここで車室内に供給する空気の吹出温度を
可変したい場合、電動圧縮機1の回転数を可変し、冷媒
循環量を増減させることにより、吹出温度制御をおこな
っている。この為、図8のように、設定温度手段14の
出力温度信号を空調制御手段20内の回転数演算手段4
7に入力し、この回転数演算手段47は、運転モード選
択SW24及び、設定温度手段14の出力温度信号に対
応した回転数を演算して、回転数出力手段48へ出力す
る。回転数出力手段48は、この回転数の信号をインバ
ータ21に出力し、インバータ21はこの指示された回
転数で電動圧縮機1を駆動する。従って、冷房時は、設
定温度手段14の出力温度信号が低い温度信号(設定温
度手段14のレバーがCOLD側)である時、電動圧縮
機1の回転数が大きくなり冷媒循環量が増加し、車室内
への空気の吹き出し温度は低下し、逆に、設定温度手段
14の出力温度信号が高い温度信号(設定温度手段14
のレバーHOT側)である時、電動圧縮機1の回転数が
小さくなり冷媒循環量が減少し、車室内への空気の吹き
出し温度は上昇する。
【0005】一方、暖房を行う場合は、操作により、空
調操作パネル13内の運転モード選択SW24の暖房S
WをONさせ、この信号に基づき空調制御手段20内の
出力制御手段49は、通風回路切替えダンパ46が図8
のハの位置となる様(風が第1の通風回路9に流れる
様)に通風回路切替えアクチュエータ45を制御し、四
方切替え弁7を冷房時の冷媒流路と逆転(波線で示す回
路)させ、冷房時と同様に第1の冷媒絞り装置40の絞
りを開(絞りのない状態)とし、第2の冷媒絞り装置4
1の絞りを絞りのある状態とする。更に第1の三方切替
え弁43と第2の三方切替え弁44を冷媒が車室外空気
熱交換器2に通過する様に実線の回路に切り替えた状態
とする。
【0006】よって電動圧縮機1から吐出された冷媒は
四方切替え弁7を経由し、高圧、高温状態で第1の車室
内空気熱交換器10および第2の車室内空気熱交換器1
1で車室内空気に放熱して冷媒を凝縮液化させた後、そ
の冷媒を第2の冷媒絞り装置41を介して車室外空気熱
交換器2に導き、ここで車室内外の空気を冷却、減湿し
ながら冷媒が吸熱、蒸発させるヒートポンプ暖房を行
う。
【0007】ここで車室内に供給する空気の吹出温度を
可変したい場合、冷房時と同様に、電動圧縮機1の回転
数を可変し、冷媒循環量を増減させることにより、吹出
温度制御をおこなう。この為、図8のように、設定温度
手段14の出力温度信号を空調制御手段20内の回転数
演算手段47に入力し、この回転数演算手段47は、運
転モード選択SW24及び、設定温度手段14の出力温
度信号に対応した回転数を演算して、回転数出力手段4
8へ出力する。回転数出力手段48は、この回転数の信
号をインバータ21に出力し、インバータ21はこの指
示された回転数で電動圧縮機1を駆動する。従って、暖
房時は、設定温度手段14の出力温度信号が低い(設定
温度手段14のレバーがCOLD側)温度信号である
時、電動圧縮機1の回転数が小さくなり冷媒循環量が低
下し、車室内への空気の吹き出し温度は低下し、逆に、
設定温度手段14の出力温度信号が高い温度(設定温度
手段14のレバーがHOT側)信号である時、電動圧縮
機1の回転数が大きくなり冷媒循環量が増加し、車室内
への空気の吹き出し温度は上昇する。
【0008】除湿暖房を行なう場合、操作により、空調
操作パネル13内の運転モード選択SW24のドライS
WをONさせ、空調制御手段20は、通風回路切替えダ
ンパ46が図8のハの位置となる様(風が第1の通風回
路9に流れる様)に通風回路切替えアクチュエータ45
を制御し、四方切替え弁7を実線で示す回路に切替え、
第1の冷媒絞り装置40を絞り状態とし、第2の冷媒絞
り装置41を開の状態(絞りのない状態)とする。更に
第1の三方切替え弁43と第2の三方切替え弁44を冷
媒が車室外空気熱交換器2をバイパスするように切り替
えた状態とする。よって、電動圧縮機1から吐出された
冷媒は高圧、高温状態で第2の車室内空気熱交換器11
に入る為、第2の室内空気熱交換器14は高温となり、
車室内空気に放熱して、冷媒を凝縮液化させた後、第1
の冷媒絞り装置40に導き、液化、低圧となり、第1の
車室内空気熱交換器10で車室内外の空気を冷却、減湿
しながら冷媒が、吸熱、蒸発し、電動圧縮機1へ戻る。
従って、風の流れの面から説明すると、車室内空気熱交
換器用送風装置6により車室内外の空気を導き、第1の
車室内空気熱交換器10で冷却、除湿された後、第2の
車室内空気熱交換器11により再加熱され、車室内に放
熱し、除湿暖房を行う。
【0009】ここで車室内に供給する空気の吹出温度を
可変したい場合、前述と同様に、電動圧縮機1の回転数
を可変し、冷媒循環量を増減させることにより、吹出温
度制御をおこなう。この為、図8のように、設定温度手
段14の出力温度信号を空調制御手段20内の回転数演
算手段47に入力し、この回転数演算手段47は、運転
モード選択SW24及び、設定温度手段14の出力温度
信号に対応した回転数を演算して、回転数出力手段48
へ出力する。回転数出力手段48は、この回転数の信号
をインバータ21に出力し、インバータ21はこの指示
された回転数で電動圧縮機1を駆動する。従って、除湿
暖房時は、設定温度手段14の出力温度信号が低い温度
信号(設定温度手段14のレバーがCOLD側)である
時、電動圧縮機1の回転数が小さくなり冷媒循環量が低
下し、車室内への空気の吹き出し温度は低下し、逆に、
設定温度手段14の出力温度信号が高い温度信号(設定
温度手段14のレバーがHOT側)である時、電動圧縮
機1の回転数が大きくなり冷媒循環量が増加し、車室内
への空気の吹き出し温度は上昇する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の方法では以下に示す課題がある。
【0011】春あるいは秋の雨天時、更に外気温が、暖
房運転をする程、低くない状況においては、通常、除湿
暖房運転をおこなう。この為、除湿暖房運転時は第1の
車室内空気熱交換器10を蒸発器として機能しているの
で、車室外の湿度の高い空気を冷却、減湿している結
果、第1の車室内空気熱交換器10内には、除湿した結
果発生した水滴、水分が付着している状況になる。
【0012】その後、外気温が下がり、暖房運転を行い
たい状況に変化した場合、空調操作パネル13内の運転
モード選択SW24の暖房SWを操作することで暖房運
転に変更を行う。従って、第1の車室内空気熱交換器1
0は凝縮器として機能する為、第1の車室内空気熱交換
器10自体が暖かくなる。この為、除湿暖房運転時に付
着した水滴、水分が急激に蒸発して、車室内に湿度の高
い温風が、暖房運転に変更した当初に供給される。
【0013】よって、乗員は、除湿暖房運転から暖房運
転に変更した当初、湿度の高い温風の為、ムッとしたフ
ィーリングとなり、快適性の面において、好ましくない
という課題があった。
【0014】また、春あるいは秋の日射あり時において
は、通常、冷房運転をおこなう。この為、冷房運転時は
第1の車室内空気熱交換器10を蒸発器として機能して
いるので、車室外の空気を冷却、減湿している結果、第
1の車室内空気熱交換器10内には、除湿暖房運転時と
同様に、水滴、水分が付着している状況になる。
【0015】その後、外気温が下がり、暖房運転を行い
たい状況に変化した場合、空調操作パネル13内の運転
モード選択SW24の暖房SWを操作することで暖房運
転に変更を行う。従って、第1の車室内空気熱交換器1
0は凝縮器として機能する為、第1の車室内空気熱交換
器10自体が暖かくなる。この為、冷房運転時に付着し
た水滴、水分が急激に蒸発して、車室内に湿度の高い温
風が、暖房運転に変更した当初に供給される。
【0016】よって、乗員は、冷房運転から暖房運転に
変更した当初、湿度の高い温風の為、ムッとしたフィー
リングとなり、快適性の面において、好ましくないとい
う課題があった。
【0017】従って、本発明は、除湿暖房運転から暖房
運転、あるいは冷房運転から暖房運転に変更した場合に
おける快適性の改善をおこなう電気自動車用空調制御装
置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)本発明は、第1の手段として上記第1の課
題を解決するために、冷房運転モードまたは除湿暖房運
転モードまたは暖房運転モードのいずれかの運転モード
を選択する運転モード選択手段と、モータを内蔵する電
動圧縮機と、前記電動圧縮機のモータに通電し前記電動
圧縮機を可変回転数にて駆動するインバータと、前記イ
ンバータに対し前記電動圧縮機の回転数を指示する空調
制御手段と、前記空調制御手段に、前記運転モード選択
手段にて冷房運転モードから暖房運転モードまたは、除
湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更された
とき、前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モードに切り
替える一方、所定時間、車室内外気導入手段を少なくと
も半分以上外気導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉
手段を開き冷媒をバイパスさせ、所定時間経過後、少な
くとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じる暖房運転移行
制御手段を備える。
【0019】(請求項2)本発明は、第2の手段として
上記課題を解決するために、第1の手段と、暖房運転移
行制御手段を、運転モード選択手段にて冷房運転モード
から暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖
房運転モードに選択変更されたとき、第1の所定時間、
吹出温度調整用エアミックスの開度をフルホット、車室
内外気導入手段を内気導入にするとともに、冷暖房除湿
サイクルを除湿暖房運転モードの運転をおこない、前記
第1の所定時間経過後、前記冷暖房除湿サイクルを暖房
運転モードに切り替える一方、第2の所定時間、車室内
外気導入手段を少なくとも半分以上外気導入すると共
に、前記冷媒バイパス開閉手段を開き冷媒をバイパスさ
せ、第2の所定時間経過後、少なくとも前記冷媒バイパ
ス開閉手段を閉じることとしている。
【0020】(請求項3)本発明は、第3の手段として
上記課題を解決するために、第1の手段と、第1の車室
内空気熱交換器内の水滴の有無を検出する水滴検出手段
と、暖房運転移行制御手段を、前記水滴検出手段からの
信号が水滴あり且つ、運転モード選択手段にて冷房運転
モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モード
から暖房運転モードに選択変更されたとき、前記冷暖房
除湿サイクルを暖房運転モードに切り替える一方、車室
内外気導入手段を少なくとも半分以上外気導入すると共
に、前記冷媒バイパス開閉手段を開き冷媒をバイパスさ
せ、前記水滴検出手段からの信号が水滴なしとなったと
き、少なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じること
としている。
【0021】(請求項4)本発明は、第4の手段として
上記課題を解決するために、第1の手段と、第2の車室
内熱交換器の下流に配した補助暖房手段と、暖房運転移
行制御手段を、運転モード選択手段にて冷房運転モード
から暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖
房運転モードに選択変更されたとき、前記冷暖房除湿サ
イクルを暖房運転モードに切り替える一方、所定時間、
車室内外気導入手段を少なくとも半分以上外気導入し、
前記冷媒バイパス開閉手段を開きバイパスさせると共
に、前記補助暖房手段を駆動させ、所定時間経過後、少
なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じる暖房運転移
行制御手段を備える。
【0022】
【作用】本発明の第1の手段によれば、空調制御手段
に、運転モード選択手段にて冷房運転モードから暖房運
転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖房運転モー
ドに選択変更されたとき、冷暖房除湿サイクルを暖房運
転モードに切り替える一方、所定時間、車室内外気導入
手段を少なくとも半分以上外気導入すると共に、冷媒バ
イパス開閉手段を開き冷媒をバイパスさせ、所定時間経
過後、少なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じる暖
房運転移行制御手段を備えている。
【0023】従って、運転モード選択手段にて冷房運転
モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モード
から暖房運転モードに選択変更されたとき、暖房運転移
行制御手段によって、所定時間、第1の車室内空気熱交
換器は凝縮器として充分にあるいは完全に機能させてい
ない。よって、第1の車室内空気熱交換器自体が暖かく
ならない為、除湿暖房運転あるいは冷房運転時に付着し
た水滴、水分が急激に蒸発することがない。大方、第2
の車室内空気熱交換器のみの凝縮器の機能によって、車
室内に、高い湿度ではない温風を供給出来る。一方、所
定時間の間に、第1の車室内空気熱交換器内の水滴、水
分は自然蒸発し、水分量は低減あるいは皆無となる。同
時に、車室内外気導入手段を少なくとも半分以上外気導
入としているので、車室内に、自然蒸発した水分は車室
外に放出出来る。所定時間経過後、冷媒バイパス開閉手
段を閉じ、第1の車室内空気熱交換器は本来の凝縮器と
しての機能を発揮することとなるが、このとき第1の車
室内空気熱交換器内の水滴、水分はすでに自然蒸発し、
水分量は低減あるいは自然乾燥している為、違和感のな
い温風を車室内に供給出来る。
【0024】本発明の第2の手段によれば、第1の手段
と、暖房運転移行制御手段を、運転モード選択手段にて
冷房運転モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運
転モードから暖房運転モードに選択変更されたとき、第
1の所定時間、吹出温度調整用エアミックスの開度をフ
ルホット、車室内外気導入手段を内気導入にするととも
に、冷暖房除湿サイクルを除湿暖房運転モードの運転を
おこない、前記第1の所定時間経過後、前記冷暖房除湿
サイクルを暖房運転モードに切り替える一方、第2の所
定時間、車室内外気導入手段を少なくとも半分以上外気
導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉手段を開き冷媒
をバイパスさせ、第2の所定時間経過後、少なくとも前
記冷媒バイパス開閉手段を閉じることとしている。
【0025】従って、運転モード選択手段にて冷房運転
モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モード
から暖房運転モードに選択変更されたとき、暖房運転移
行制御手段によって、第1の所定時間、吹出温度調整用
エアミックスの開度をフルホット、車室内外気導入手段
を内気導入にするとともに、冷暖房除湿サイクルを除湿
暖房運転モードの運転をおこなう。よって、吹出温度調
整用エアミックスの開度をフルホットにすることで、最
低限の暖房を確保する一方、内気導入で、除湿暖房運転
をおこなっているため、車室内の湿度は低くなる。更に
この低湿度の乾燥した空気を第1の車室内空気熱交換器
に通過させているので、第1の車室内空気熱交換器内の
水滴、水分は自然蒸発し、水分量を低減出来る。
【0026】第1の所定時間経過後、第2の所定時間、
第1の車室内空気熱交換器は凝縮器として充分にあるい
は完全に機能させていない。よって、第1の車室内空気
熱交換器自体が暖かくならない為、第1の所定時間で低
減した水滴、水分が急激に蒸発することがない。大方、
第2の車室内空気熱交換器のみの凝縮器の機能によっ
て、車室内に、高い湿度ではない温風を供給出来る。一
方、第2の所定時間の間に、第1の車室内空気熱交換器
内の水滴、水分は自然蒸発し、水分量は更に低減あるい
は皆無となる。同時に、車室内外気導入手段を少なくと
も半分以上外気導入としているので、車室内に、自然蒸
発した水分は車室外に放出出来る。第2の所定時間経過
後、冷媒バイパス開閉手段を閉じ、第1の車室内熱交換
器は本来の凝縮器としての機能を発揮することとなる
が、このとき第1の車室内空気熱交換器内の水滴、水分
はすでに自然蒸発し、水分量は第1の手段よりも更に低
減あるいは自然乾燥している為、更に違和感のない温風
を車室内に供給出来る。
【0027】本発明の第3の手段によれば、第1の手段
と、第1の車室内熱交換器内の水滴の有無を検出する水
滴検出手段と、暖房運転移行制御手段を、前記水滴検出
手段からの信号が水滴あり且つ、運転モード選択手段に
て冷房運転モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房
運転モードから暖房運転モードに選択変更されたとき、
前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モードに切り替える
一方、車室内外気導入手段を少なくとも半分以上外気導
入すると共に、前記冷媒バイパス開閉手段を開き冷媒を
バイパスさせ、前記水滴検出手段からの信号が水滴なし
となったとき、前記冷媒バイパス開閉手段を閉じること
としている。
【0028】従って、運転モード選択手段にて冷房運転
モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モード
から暖房運転モードに選択変更され、且つ、水滴検出手
段からの信号が水滴ありのとき、暖房運転移行制御手段
によって、第1の車室内空気熱交換器10は凝縮器とし
て充分にあるいは完全に機能させていない。よって、第
1の車室内空気熱交換器10自体が暖かくならない為、
除湿暖房運転あるいは冷房運転時に付着した水滴、水分
が急激に蒸発することがない。大方、第2の車室内空気
熱交換器のみの凝縮器の機能によって、車室内に、高い
湿度ではない温風を供給出来る。その後、第1の車室内
空気熱交換器内の水滴、水分は自然蒸発し、水分量は低
減あるいは皆無とある。同時に、車室内外気導入手段を
少なくとも半分以上外気導入としているので、車室内
に、自然蒸発した水分は車室外に放出出来る。水滴検出
手段からの信号が水滴なしとなった後、冷媒バイパス開
閉手段を閉じ、第1の車室内空気熱交換器は本来の凝縮
器としての機能を発揮することとなるが、このとき第1
の車室内空気熱交換器内の水滴、水分はすでに自然蒸発
し、水分量は低減あるいは自然乾燥している為、違和感
のない温風を車室内に供給出来る。
【0029】本発明の第4の手段によれば、第1の手段
と、第2の車室内熱交換器の下流に配した補助暖房手段
と、暖房運転移行制御手段を、運転モード選択手段にて
冷房運転モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運
転モードから暖房運転モードに選択変更されたとき、前
記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モードに切り替える一
方、所定時間、車室内外気導入手段を少なくとも半分以
上外気導入し、前記冷媒バイパス開閉手段を開きバイパ
スさせると共に、前記補助暖房手段を駆動させ、所定時
間経過後、少なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じ
ることとしている。従って、運転モード選択手段にて冷
房運転モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転
モードから暖房運転モードに選択変更されたとき、暖房
運転移行制御手段によって、所定時間、第1の車室内空
気熱交換器は凝縮器として充分にあるいは完全に機能さ
せていない。よって、第1の車室内空気熱交換器自体が
暖かくならない為、除湿暖房運転あるいは冷房運転時に
付着した水滴、水分が急激に蒸発することがない。大
方、第2の車室内空気熱交換器のみの凝縮器の機能と補
助暖房手段によって、車室内に、高い湿度ではない温風
を供給出来る。一方、所定時間の間に、第1の車室内空
気熱交換器内の水滴、水分は自然蒸発し、水分量は低減
あるいは皆無となる。同時に、車室内外気導入手段を少
なくとも半分以上外気導入としているので、車室内に、
自然蒸発した水分は車室外に放出出来る。所定時間経過
後、冷媒バイパス開閉手段を閉じ、第1の車室内空気熱
交換器は本来の凝縮器としての機能を発揮することとな
るが、このとき第1の車室内空気熱交換器内の水滴、水
分はすでに自然蒸発し、水分量は低減あるいは自然乾燥
している為、違和感のない温風を車室内に供給出来る。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0031】図1は、請求項1の電気自動車用空調制御
装置の一実施例の構成図である。図1の構成図に示す様
に、電動圧縮機1と、車室外空気熱交換器2と、車室外
空気熱交換器用送風装置3と、車室内もしくは車室外も
しくは車室内外の混合空気導入の選択を行う車室内外空
気導入手段38と、前記車室内外空気導入手段38を作
動させるインテークアクチュエータ28と、車室内空気
熱交換器用送風装置6と、前記車室内空気熱交換器用送
風装置6と車室内吹出口8を結ぶ第1の通風回路9と、
前記第1の通風回路9内に配された第1の車室内空気熱
交換器10と、前記第1の通風回路9内の前記第1の車
室内空気熱交換器10の下流側に配された第2の車室内
空気熱交換器11と、前記第1の車室内空気熱交換器1
0の下流側から分岐し再度前記第2の車室内空気熱交換
器11の下流の前記第1の通風回路9に合流している第
2の通風回路22と、前記第2の車室内空気熱交換器1
1と前記第2の通風回路22との風量分配を行い、前記
車室内吹出口の吹出温度を調節するミックスダンパ12
と、前記ミックスダンパ12を作動させるミックスアク
チュエータ23と、四方切替え弁7と、冷媒絞り装置4
と、前記電動圧縮機1と前記車室外空気熱交換器2と前
記第1及び第2の車室内空気熱交換器10、11と前記
四方切替え弁7と前記冷媒絞り装置4を結ぶ冷媒配管5
と、第1の車室内空気熱交換器の入り口から出口に連通
するバイパス路の開閉が可能な冷媒バイパス開閉手段1
7で構成されている電気自動車用ヒートポンプ冷暖房除
湿装置において、電動圧縮機1のモータを可変回転数で
駆動するインバータ21と、空調操作パネル13内に、
インテークアクチュエータ28を電気的に作動させる車
室内外空気選択手段27と、同じく空調操作パネル13
内に冷房運転モード、暖房運転モード、除湿暖房運転モ
ードの運転モードを設定する為の3つのSW(冷房S
W,暖房SW,ドライSW)を使用した運転モード選択
SW24と、車室内へ吹き出す空気温度に対応もしくは
関連した設定を行う可変VRを使用した設定温度手段1
4と、前記車室内空気熱交換器用送風装置6の送風量を
設定する為のSWで構成されている風量設定手段15を
備える。更に、前記風量設定手段15のSW位置に応じ
て前記車室内空気熱交換器用送風装置6の送風量を可変
駆動する為の前記車室内空気熱交換器用送風装置6の下
流に配されたレジスタ16と、第1の車室内空気熱交換
器10の下流側に配された内熱交温度検出手段29と、
空調制御手段20と、前記空調制御手段20は、運転モ
ード選択SW24からの信号に基づき、冷房運転モード
から暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖
房運転モードに選択変更されたとき、前記電気自動車用
ヒートポンプ冷暖房除湿装置を暖房運転モードに切り替
える信号を出力する一方、所定時間、車室内外気導入手
段を半分外気導入する信号を出力すると共に、前記冷媒
バイパス開閉手段17を開き冷媒をバイパスさせ、所定
時間経過後、前記冷媒バイパス開閉手段17を閉じる信
号を出力する暖房運転移行制御手段31と、暖房運転移
行制御手段31からの信号に基づき、冷媒バイパス開閉
手段17及び、四方切替え弁7及び、冷媒絞り装置4及
び、ミックスアクチュエータ23の制御を行う出力制御
手段30、更に、運転モード選択SW24及び、内熱交
温度検出手段29及び、前記設定温度手段14の信号に
基づき回転数を演算する回転数演算手段25と、前記回
転数演算手段25で演算した回転数に基づき前記インバ
ータ21への回転数を出力する回転数出力手段26とで
構成されている。
【0032】以上の構成において、作動について図1を
用いて説明を行う。冷房を行い、冷風(例えば5℃〜1
5℃)が必要な場合、運転モード選択SW24の冷房S
Wを操作し、設定温度手段14を操作により好みの温度
に設定する。回転数演算手段25は、運転モード選択S
W24及び、内熱交温度検出手段29及び、前記設定温
度手段14の信号に基づき回転数を演算を行う。この演
算した結果に基づき、インバータ21に回転数出力手段
26を通じて出力し、電動圧縮機1を駆動している。暖
房運転移行制御手段31は運転モード選択SW24から
の信号が冷房モードであると判定した場合は何も処理を
行わず出力制御手段30にて処理を行っている。出力制
御手段30は、暖房運転移行制御手段31が冷房運転で
あると判定した場合、冷媒バイパス開閉手段17を閉
じ、更に四方切替え弁7を実線で示す冷媒回路に切り替
えると共に、冷媒絞り装置4を適正な絞りに制御をおこ
なう。また、ミックスアクチュエータ23を例えばミッ
クスダンパ12が図1のAの位置に作動するように制御
する。
【0033】除湿暖房を行い、暖かめの風(例えば15
℃〜30℃)が必要な場合、運転モード選択SW24の
ドライSWを操作し、設定温度手段14を操作により好
みの温度に設定する。回転数演算手段25は、運転モー
ド選択SW24及び、設定温度手段14を操作により設
定する。回転数演算手段25は、運転モード選択SW2
4及び、内熱交温度検出手段29及び、前記設定温度手
段14の信号に基づき回転数を演算を行う。この演算し
た結果に基づき、インバータ21に回転数出力手段26
を通じて出力し、電動圧縮機1を駆動している。暖房運
転移行制御手段31は運転モード選択SW24からの信
号が除湿暖房モードであると判定した場合は何も処理を
行わず出力制御手段30にて処理を行っている。出力制
御手段30は、暖房運転移行制御手段31が除湿暖房運
転であると判定した場合、冷媒バイパス開閉手段17を
閉じ、更に四方切替え弁7を実線で示す冷媒回路に切り
替えると共に、冷媒絞り装置4を適正な絞りに制御をお
こなう。また、ミックスアクチュエータ23を、ミック
スダンパ12が、例えば設定温度手段14の信号に応じ
て、図1のAからB間の位置に作動するように制御す
る。
【0034】暖房を行い、暖かめの風(例えば30℃〜
60℃)が必要な場合、運転モード選択SW24の暖房
SWを操作し、設定温度手段14を操作により好みの温
度に設定する。回転数演算手段25は、運転モード選択
SW24及び、設定温度手段14を操作により設定す
る。回転数演算手段25は、運転モード選択SW24及
び、内熱交温度検出手段29及び、前記設定温度手段1
4の信号に基づき回転数を演算を行う。この演算した結
果に基づき、インバータ21に回転数出力手段26を通
じて出力し、電動圧縮機1を駆動している。暖房運転移
行制御手段31は、運転モード選択SW24からの信号
に基づき、冷房運転モードから暖房運転モードまたは、
除湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更され
たとき、前記電気自動車用ヒートポンプ冷暖房除湿装置
を暖房運転モード(四方切替え弁7を冷媒が破線の経路
に流れる様)に切り替える信号を出力する一方、所定時
間、車室内外気導入手段を少なくとも半分以上外気導入
する信号を出力すると共に、前記冷媒バイパス開閉手段
17を開き冷媒をバイパスさせ、所定時間経過後、冷媒
バイパス開閉手段17を閉とする信号を出力する。出力
制御手段30は、暖房運転移行制御手段31からの信号
に基づき、冷媒バイパス開閉手段17及び、四方切替え
弁7及び、冷媒絞り装置4及び、ミックスアクチュエー
タ23の制御を行う。
【0035】次に、図2は本発明の内容の特に、暖房運
転移行制御手段31を説明する為のフローチャートであ
る。
【0036】まず、運転モードが冷房運転モードから暖
房運転モードもしくは除湿暖房モードから暖房モードに
変更があるか否か判定する(ステップ1)。ステップ1
の判定結果がNであれば処理を終了する。ステップ1の
判定結果がYであれば、所定時間経過したか否か判定す
る(ステップ2)。ステップ2の判定結果がNであれ
ば、車室内外空気導入手段38を半分外気導入する信号
を出力する(ステップ3)。次に冷媒バイパス開閉手段
17を開とする信号を出力する(ステップ4)。ステッ
プ2の判定結果がYであれば、冷媒バイパス開閉手段1
7を閉とする(ステップ5)。
【0037】従って、運転モード選択手段24にて冷房
運転モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モ
ードから暖房運転モードに選択変更されたとき、暖房運
転移行制御手段31によって、所定時間、第1の車室内
空気熱交換器10は凝縮器として充分にあるいは完全に
機能させていない。よって、第1の車室内空気熱交換器
10自体が暖かくならない為、除湿暖房運転あるいは冷
房運転時に付着した水滴、水分が急激に蒸発することが
ない。大方、第2の車室内空気熱交換器11のみの凝縮
器の機能によって、車室内に、高い湿度ではない温風を
供給出来るので、乗員への不快感を与えることがない。
一方、所定時間の間に、第1の車室内空気熱交換器10
内の水滴、水分は自然蒸発し、水分量は低減あるいは皆
無となる。同時に、車室内外気導入手段38を少なくと
も半分以上外気導入としているので、車室内に、自然蒸
発した水分は車室外に放出出来る。所定時間経過後、冷
媒バイパス開閉手段17を閉じ、第1の車室内空気熱交
換器10は本来の凝縮器としての機能を発揮することと
なるが、このとき第1の車室内空気熱交換器10内の水
滴、水分はすでに自然蒸発し、水分量は低減あるいは自
然乾燥している為、違和感のない温風を車室内に供給出
来る。
【0038】請求項2の電気自動車用空調制御装置の一
実施例の構成図は請求項1と同様なので相違点のみ説明
する。
【0039】空調制御手段20内の暖房運転移行制御手
段31を、運転モード選択SW24にて冷房運転モード
から暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖
房運転モードに選択変更されたとき、第1の所定時間、
ミックスダンパ12の開度をフルホット(図1のミック
スダンパをBにする)、車室内外気導入手段38を内気
導入にするとともに、冷暖房除湿サイクルを除湿暖房運
転モードの運転をおこない、前記第1の所定時間経過
後、前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モードに切り替
える一方、第2の所定時間、車室内外気導入手段38を
半分外気導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉手段1
7を開き冷媒をバイパスさせ、第2の所定時間経過後、
少なくとも前記冷媒バイパス開閉手段17を閉じること
としている。
【0040】次に、図3は請求項2の内容の特に、暖房
運転移行制御手段31を説明する為のフローチャートで
ある。
【0041】まず、運転モードが冷房運転モードから暖
房運転モードもしくは除湿暖房モードから暖房モードに
変更があるか否か判定する(ステップ1)。ステップ1
の判定結果がNであれば処理を終了する。ステップ1の
判定結果がYであれば、第1の所定時間経過したか否か
判定する(ステップ2)。ステップ2の判定結果がNで
あれば、除湿暖房運転モードにする(図1の四方切替え
弁7を実線の流れにする)(ステップ3)。次にミック
スダンパ12をフルホットにする(図1のミックスダン
パをBにする)(ステップ4)。次に車室内外空気導入
手段38を内気導入にする(ステップ5)。ステップ2
の判定結果がYであれば、第2の所定時間経過したか否
か判定する(ステップ6)。ステップ6の判定結果がN
であれば、車室内外空気導入手段38を半分外気導入す
る信号を出力する(ステップ7)。次に冷媒バイパス開
閉手段17を開とする信号を出力する(ステップ8)。
ステップ6の判定結果がYであれば、冷媒バイパス開閉
手段17を閉とする信号を出力する(ステップ9)。
【0042】従って、運転モード選択手段にて冷房運転
モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モード
から暖房運転モードに選択変更されたとき、暖房運転移
行制御手段31によって、第1の所定時間、ミックスダ
ンパ12の開度をフルホット(図1のミックスダンパの
Bにする)、車室内外気導入手段38を内気導入にする
とともに、冷暖房除湿サイクルを除湿暖房運転モードの
運転をおこなう。よって、ミックスダンパ12の開度を
フルホットにすることで、最低限の暖房を確保する一
方、内気導入で、除湿暖房運転をおこなっているため、
車室内の湿度は低くなる。更にこの低湿度の乾燥した空
気を第1の車室内空気熱交換器10に通過させているの
で、第1の車室内空気熱交換器10内の水滴、水分は自
然蒸発し、水分量を低減出来る。
【0043】第1の所定時間経過後、第2の所定時間、
第1の車室内空気熱交換器10は凝縮器として充分にあ
るいは完全に機能させていない。よって、第1の車室内
空気熱交換器10自体が暖かくならない為、第1の所定
時間で低減した水滴、水分が急激に蒸発することがな
い。大方、第2の車室内空気熱交換器11のみの凝縮器
の機能によって、車室内に、高い湿度ではない温風を供
給出来る。一方、第2の所定時間の間に、第1の車室内
空気熱交換器10内の水滴、水分は自然蒸発し、水分量
は更に低減あるいは皆無となる。同時に、車室内外気導
入手段38を半分外気導入としているので、車室内に、
自然蒸発した水分は車室外に放出出来る。第2の所定時
間経過後、冷媒バイパス開閉手段17を閉じ、第1の車
室内熱交換器10は本来の凝縮器としての機能を発揮す
ることとなるが、このとき第1の車室内空気熱交換器1
0内の水滴、水分はすでに自然蒸発し、水分量は第1の
手段よりも更に低減あるいは自然乾燥している為、違和
感のない温風を車室内に供給出来る。
【0044】図4は、請求項3の電気自動車用空調制御
装置の一実施例の構成図である。冷凍サイクルの構成の
説明については、請求項1の実施例と同様なので、説明
を省略する。制御システムの構成についても、概ね請求
項1の実施例と同様なので相違点のみ説明する。
【0045】第1の車室内空気熱交換器10内の水滴の
有無を検出する水滴検出手段32と、暖房運転移行制御
手段31を、水滴検出手段32からの信号が水滴あり且
つ、運転モード選択手段24にて冷房運転モードから暖
房運転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖房運転
モードに選択変更されたとき、前記冷暖房除湿サイクル
を暖房運転モードに切り替える一方、車室内外気導入手
段38を少なくとも半分以上外気導入すると共に、冷媒
バイパス開閉手段17を開き冷媒をバイパスさせ、水滴
検出手段32からの信号が水滴なしとなったとき、前記
冷媒バイパス開閉手段17を閉じることとしたこととし
ている。
【0046】次に、図5は請求項3の内容の特に、暖房
運転移行制御手段31を説明する為のフローチャートで
ある。
【0047】まず、運転モードが冷房運転モードから暖
房運転モードもしくは除湿暖房モードから暖房モードに
変更があるか否か判定する(ステップ1)。ステップ1
の判定結果がNであれば処理を終了する。ステップ1の
判定結果がYであれば、水滴検出手段32からの信号が
水滴があるか否か判定する(ステップ2)。ステップ2
の判定結果がYであれば、車室内外空気導入手段38を
半分外気導入する信号を出力する(ステップ3)。次に
冷媒バイパス開閉手段17を開とする信号を出力する
(ステップ4)。ステップ2の判定結果がNであれば、
冷媒バイパス開閉手段17を閉とする信号を出力する
(ステップ5)。
【0048】従って、運転モード選択SW24にて冷房
運転モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モ
ードから暖房運転モードに選択変更され、且つ、水滴検
出手段32からの信号が水滴ありのとき、暖房運転移行
制御手段31によって、所定時間、第1の車室内空気熱
交換器10は凝縮器として充分にあるいは完全に機能さ
せていない。よって、第1の車室内空気熱交換器10自
体が暖かくならない為、除湿暖房運転あるいは冷房運転
時に付着した水滴、水分が急激に蒸発することがない。
大方、第2の車室内空気熱交換器11のみの凝縮器の機
能によって、車室内に、高い湿度ではない温風を供給出
来る。その後、第1の車室内空気熱交換器10内の水
滴、水分は自然蒸発し、水分量は低減あるいは皆無とな
る。同時に、車室内外気導入手段38を半分外気導入と
しているので、車室内に、自然蒸発した水分は車室外に
放出出来る。水滴検出手段32からの信号が水滴なしと
なった後、冷媒バイパス開閉手段17を閉じ、第1の車
室内空気熱交換器10は本来の凝縮器としての機能を発
揮することとなるが、このとき第1の車室内空気熱交換
器10内の水滴、水分はすでに自然蒸発し、水分量は低
減あるいは自然乾燥している為、違和感のない温風を車
室内に供給出来る。
【0049】図6は、請求項4の電気自動車用空調制御
装置の一実施例の構成図である。冷凍サイクルの構成の
説明については、請求項1の実施例と同様なので、説明
を省略する。制御システムの構成についても、概ね請求
項1の実施例と同様なので相違点のみ説明する。
【0050】第2の車室内空気熱交換器11の下流に配
した補助暖房手段33と、暖房運転移行制御手段31
を、運転モード選択SW24にて冷房運転モードから暖
房運転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖房運転
モードに選択変更されたとき、冷暖房除湿サイクルを暖
房運転モードに切り替える一方、車室内外気導入手段1
6を半分外気導入すると共に、所定時間、冷媒バイパス
開閉手段17を開きバイパスさせるとともに、補助暖房
手段33を駆動させ、所定時間経過後、少なくとも前記
冷媒バイパス開閉手段17を閉じることとしている。
【0051】次に、図7は請求項4の内容の特に、暖房
運転移行制御手段31を説明する為のフローチャートで
ある。
【0052】まず、運転モードが冷房運転モードから暖
房運転モードもしくは除湿暖房モードから暖房モードに
変更があるか否か判定する(ステップ1)。ステップ1
の判定結果がNであれば処理を終了する。ステップ1の
判定結果がYであれば、所定時間経過したか否か判定す
る(ステップ2)。ステップ2の判定結果がNであれ
ば、車室内外空気導入手段38を半分外気導入する信号
を出力する(ステップ3)。次に冷媒バイパス開閉手段
17を開とする信号を出力する(ステップ4)。次に、
補助暖房手段33を駆動する(ステップ5)。ステップ
2の判定結果がYであれば、冷媒バイパス開閉手段17
を閉とする信号を出力する(ステップ6)。
【0053】従って、運転モード選択SW24にて冷房
運転モードから暖房運転モードまたは、除湿暖房運転モ
ードから暖房運転モードに選択変更されたとき、暖房運
転移行制御手段31によって、所定時間、第1の車室内
空気熱交換器10は凝縮器として充分にあるいは完全に
機能させていない。よって、第1の車室内空気熱交換器
10自体が暖かくならない為、除湿暖房運転あるいは冷
房運転時に付着した水滴、水分が急激に蒸発することが
ない。大方、第2の車室内空気熱交換器11のみの凝縮
器の機能と補助暖房手段33によって、車室内に、高い
湿度ではない温風を供給出来る。一方、所定時間の間
に、第1の車室内空気熱交換器10内の水滴、水分は自
然蒸発し、水分量は低減あるいは皆無となる。同時に、
車室内外気導入手段38を半分外気導入としているの
で、車室内に、自然蒸発した水分は車室外に放出出来
る。所定時間経過後、冷媒バイパス開閉手段17を閉
じ、第1の車室内空気熱交換器10は本来の凝縮器とし
ての機能を発揮することとなるが、このとき第1の車室
内空気熱交換器10内の水滴、水分はすでに自然蒸発
し、水分量は低減あるいは自然乾燥している為、違和感
のない温風を車室内に供給出来る。
【0054】以上、請求項1〜4までの実施例を説明し
たが、各実施例における冷媒バイパス開閉手段17を電
磁開閉弁として説明したが、逆止弁、三方弁等を組み合
わせて構成しても同等の効果が得られる。また請求項2
と4の組み合わせにて実施すれば、暖房移行制御中すな
わち第1の所定時間、第2の所定時間に補助暖房手段を
駆動することにより、暖房効果も更に向上するといった
よりいっそう高い効果が期待出来る。
【0055】
【発明の効果】
(請求項1)本発明の第1の手段によれば、空調制御手
段に、運転モード選択手段にて冷房運転モードから暖房
運転モードまたは、除湿暖房運転モードから暖房運転モ
ードに選択変更されたとき、冷暖房除湿サイクルを暖房
運転モードに切り替える一方、所定時間、車室内外気導
入手段を少なくとも半分以上外気導入すると共に、冷媒
バイパス開閉手段を開き冷媒をバイパスさせ、所定時間
経過後、少なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じる
暖房運転移行制御手段を備えているので、冷房運転から
暖房運転、もしくは除湿暖房運転から暖房運転に変更し
た直後のムッとした温風を低減出来るので、乗員に不快
感を抑えることが出来、快適性の向上を実現出来る。
【0056】(請求項2)本発明の第2の手段によれ
ば、第1の手段と、暖房運転移行制御手段を、運転モー
ド選択手段にて冷房運転モードから暖房運転モードまた
は、除湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更
されたとき、第1の所定時間、吹出温度調整用エアミッ
クスの開度をフルホット、車室内外気導入手段を内気導
入にするとともに、冷暖房除湿サイクルを除湿暖房運転
モードの運転をおこない、前記第1の所定時間経過後、
前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モードに切り替える
一方、第2の所定時間、車室内外気導入手段を少なくと
も半分以上外気導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉
手段を開き冷媒をバイパスさせ、第2の所定時間経過
後、少なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じること
としているので、冷房時もしくは除湿暖房時に付着した
水滴、水分を請求項1よりも、更に、効果的に低減出来
る。よって、冷房運転から暖房運転、もしくは除湿暖房
運転から暖房運転に変更した直後のムッとした温風を請
求項1よりも更に、低減し、乗員に、より不快感を抑え
ることが出来、より快適性の向上を実現出来る。
【0057】(請求項3)本発明の第3の手段によれ
ば、第1の手段と、第1の車室内熱交換器内の水滴の有
無を検出する水滴検出手段と、暖房運転移行制御手段
を、前記水滴検出手段からの信号が水滴あり且つ、運転
モード選択手段にて冷房運転モードから暖房運転モード
または、除湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択
変更されたとき、前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モ
ードに切り替える一方、車室内外気導入手段を少なくと
も半分以上外気導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉
手段を開き冷媒をバイパスさせ、前記水滴検出手段から
の信号が水滴なしとなったとき、前記冷媒バイパス開閉
手段を閉じることとしているので、水滴検出手段によっ
て、確実に水滴の有無を検出出来る。よって、冷房運転
から暖房運転、もしくは除湿暖房運転から暖房運転に変
更した直後のムッとした温風を請求項1、2よりも更
に、確実に低減出来、乗員に、より確実に不快感を抑え
ることが出来る為、より快適性の向上を実現出来る。
【0058】(請求項4)本発明の第4の手段によれ
ば、第1の手段と、第2の車室内熱交換器の下流に配し
た補助暖房手段と、暖房運転移行制御手段を、運転モー
ド選択手段にて冷房運転モードから暖房運転モードまた
は、除湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更
されたとき、前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モード
に切り替える一方、車室内外気導入手段を少なくとも半
分以上外気導入すると共に、所定時間、前記冷媒バイパ
ス開閉手段を開きバイパスさせるとともに、前記補助暖
房手段を駆動させ、所定時間経過後、少なくとも前記冷
媒バイパス開閉手段を閉じることとしているので、暖房
移行制御中すなわち所定時間に補助暖房手段を駆動する
ことにより、暖房効果が更に向上するといったよりいっ
そう高い快適性の向上を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の電気自動車用空調制御装置の一実施
例の構成図
【図2】請求項1の図1記載の空調制御手段における暖
房運転移行制御手段のフローチャート
【図3】請求項2の空調制御手段における暖房運転移行
制御手段のフローチャート
【図4】請求項3の電気自動車用空調制御装置の一実施
例の構成図
【図5】請求項3の図4記載の空調制御手段における暖
房運転移行制御手段のフローチャート
【図6】請求項4の電気自動車用空調制御装置の一実施
例の構成図
【図7】請求項4の図6記載の空調制御手段における暖
房運転移行制御手段のフローチャート
【図8】従来の電気自動車用空調制御装置の一実施例の
構成図
【符号の説明】
1 電動圧縮機 2 車室外空気熱交換器 3 車室外空気熱交換器用送風装置 4 冷媒絞り装置 5 冷媒配管 6 車室内空気熱交換器用送風装置 7 四方切替え弁 8 車室内吹出口 9 第1の通風回路 10 第1の車室内空気熱交換器 11 第2の車室内空気熱交換器 12 ミックスダンパ 13 空調操作パネル 14 設定温度手段 15 風量設定手段 16 レジスタ 17 冷媒バイパス開閉手段 20 空調制御手段 21 インバータ 22 第2の通風回路 23 ミックスアクチュエータ 24 運転モード選択SW 25 回転数演算手段 26 回転数出力手段 27 車室内外空気選択手段 28 インテークアクチュエータ 29 内熱交温度検出手段 30 出力制御手段 31 暖房運転移行制御手段 32 水滴検出手段 33 補助暖房手段 38 車室内外空気導入手段 39 冷媒配管 40 第1の冷媒絞り装置 41 第2の冷媒絞り装置 42 バイパス回路 43 第1の三方切り替え弁 44 第2の三方切り替え弁 45 通風回路切り替えアクチュエータ 46 通風回路切り替えダンパ 47 回転数演算手段 48 回転数出力手段 49 出力制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/22 B60H 1/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1の車室内空気熱交換器の入
    口から前記第1の車室内空気熱交換器の出口に連通した
    バイパス路に設けられ、前記バイパス路の開閉が切り替
    え可能な冷媒バイパス開閉手段と、凝縮器としての第2
    の車室内空気熱交換器を備え、冷房運転もしくは除湿暖
    房運転時、前記第1の車室内空気熱交換器を蒸発器と
    し、暖房運転時、前記第1の車室内空気熱交換器を凝縮
    器とする冷暖房除湿サイクルにおける電気自動車用空調
    制御装置において、冷房運転モードまたは除湿暖房運転
    モードまたは暖房運転モードのいずれかの運転モードを
    選択する運転モード選択手段と、モータを内蔵する電動
    圧縮機と、前記電動圧縮機のモータに通電し前記電動圧
    縮機を可変回転数にて駆動するインバータと、前記イン
    バータに対し前記電動圧縮機の回転数を指示する空調制
    御手段と、前記空調制御手段に、前記運転モード選択手
    段にて冷房運転モードから暖房運転モードまたは、除湿
    暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更されたと
    き、前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モードに切り替
    える一方、所定時間、車室内外気導入手段を少なくとも
    半分以上外気導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉手
    段を開き冷媒をバイパスさせ、前記所定時間経過後、少
    なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じる暖房運転移
    行制御手段を設けたことを特徴とする電気自動車用空調
    制御装置。
  2. 【請求項2】暖房運転移行制御手段を、運転モード選択
    手段にて冷房運転モードから暖房運転モードまたは、除
    湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更された
    とき、第1の所定時間、吹出温度調整用エアミックスの
    開度をフルホット、車室内外気導入手段を内気導入にす
    るとともに、冷暖房除湿サイクルを除湿暖房運転モード
    の運転をおこない、前記第1の所定時間経過後、前記冷
    暖房除湿サイクルを暖房運転モードに切り替える一方、
    第2の所定時間、車室内外気導入手段を少なくとも半分
    以上外気導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉手段を
    開き冷媒をバイパスさせ、前記第2の所定時間経過後、
    少なくとも前記冷媒バイパス開閉手段を閉じることとし
    たことを特徴とする請求項1記載の電気自動車用空調制
    御装置。
  3. 【請求項3】第1の車室内空気熱交換器内の水滴の有無
    を検出する水滴検出手段と、暖房運転移行制御手段を、
    前記水滴検出手段からの信号が水滴あり且つ、運転モー
    ド選択手段にて冷房運転モードから暖房運転モードまた
    は、除湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更
    されたとき、前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モード
    に切り替える一方、車室内外気導入手段を少なくとも半
    分以上外気導入すると共に、前記冷媒バイパス開閉手段
    を開き冷媒をバイパスさせ、前記水滴検出手段からの信
    号が水滴なしとなったとき、少なくとも前記冷媒バイパ
    ス開閉手段を閉じることとしたことを特徴とする請求項
    1記載の電気自動車用空調制御装置。
  4. 【請求項4】第2の車室内空気熱交換器の下流に配した
    補助暖房手段と、暖房運転移行制御手段を、運転モード
    選択手段にて冷房運転モードから暖房運転モードまた
    は、除湿暖房運転モードから暖房運転モードに選択変更
    されたとき、前記冷暖房除湿サイクルを暖房運転モード
    に切り替える一方、所定時間、車室内外気導入手段を少
    なくとも半分以上外気導入し、前記冷媒バイパス開閉手
    段を開きバイパスさせると共に、前記補助暖房手段を駆
    動させ、前記所定時間経過後、少なくとも前記冷媒バイ
    パス開閉手段を閉じることとしたことを特徴とする請求
    項1記載の電気自動車用空調制御装置。
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