JP3246176B2 - 液体燃焼装置 - Google Patents
液体燃焼装置Info
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- JP3246176B2 JP3246176B2 JP07833894A JP7833894A JP3246176B2 JP 3246176 B2 JP3246176 B2 JP 3246176B2 JP 07833894 A JP07833894 A JP 07833894A JP 7833894 A JP7833894 A JP 7833894A JP 3246176 B2 JP3246176 B2 JP 3246176B2
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- JP
- Japan
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- fuel
- nozzle
- vaporizing surface
- spread
- vaporization
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- Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)
- Spray-Type Burners (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は気化式の液体燃焼装置に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来例を図４に示す。金属材料からなる
傾斜気化面２０と、この傾斜気化面２０も斜めに対向し
て燃料供給用のノズル２１を設け、ノズル２１と同軸に
燃焼用一次空気を供給している。ノズル２１から供給さ
れた燃料は、傾斜気化面２０の内部に埋めこまれたヒー
タ２２により加熱された傾斜気化面２０に当たるととも
に同軸に送られた一次空気により、上側にもちあげられ
るように左右に広がりながら気化していく。気化したガ
スは空気と混合して混合ガスとして下方に送られてい
く。図４に示すように燃料供給量が少ない時は、傾斜気
化面２０に当たった燃料がすぐ下におちないように、一
次空気の送り方などを調整する。燃料供給量をふやして
いった時、当然供給する一次空気量もふやす必要があ
る。図５にそれを示すが、傾斜気化面２０に当った燃料
は左右に大きく広がり、場合によっては図５に示すよう
に、端の壁２３をつたいながら、気化するようになる。
傾斜気化面２０と、この傾斜気化面２０も斜めに対向し
て燃料供給用のノズル２１を設け、ノズル２１と同軸に
燃焼用一次空気を供給している。ノズル２１から供給さ
れた燃料は、傾斜気化面２０の内部に埋めこまれたヒー
タ２２により加熱された傾斜気化面２０に当たるととも
に同軸に送られた一次空気により、上側にもちあげられ
るように左右に広がりながら気化していく。気化したガ
スは空気と混合して混合ガスとして下方に送られてい
く。図４に示すように燃料供給量が少ない時は、傾斜気
化面２０に当たった燃料がすぐ下におちないように、一
次空気の送り方などを調整する。燃料供給量をふやして
いった時、当然供給する一次空気量もふやす必要があ
る。図５にそれを示すが、傾斜気化面２０に当った燃料
は左右に大きく広がり、場合によっては図５に示すよう
に、端の壁２３をつたいながら、気化するようになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】傾斜気化面２０内には
ヒータ２２が埋め込まれているが、傾斜気化器面２０の
両サイドの壁２３にはヒータが埋めこまれていないので
壁温度は傾斜気化面２０と低く、気化性能は大巾に低下
するという欠点があった。
ヒータ２２が埋め込まれているが、傾斜気化器面２０の
両サイドの壁２３にはヒータが埋めこまれていないので
壁温度は傾斜気化面２０と低く、気化性能は大巾に低下
するという欠点があった。
【０００４】本発明はこのような従来の課題を解消する
もので、燃料供給量を多くしても、傾斜気化面に当たっ
た燃料が気化器端の壁に至らないようにし、良好な気化
性能を得ることを目的とする。
もので、燃料供給量を多くしても、傾斜気化面に当たっ
た燃料が気化器端の壁に至らないようにし、良好な気化
性能を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、液体燃料を気化する電気ヒータを内蔵した
気化面を有し、前記気化面の左、右、上面がとじられた
気化器と、前記気化面に対向して設けた燃料供給用のノ
ズルと、略同軸に燃焼用一次空気を供給する送風路及び
この送風路に送風する送風機とからなり、前記気化面に
は前記ノズルから送られた燃料の左右方向への広がりを
防止する広がり方向変更手段を設けた構成としている。
本発明では、液体燃料を気化する電気ヒータを内蔵した
気化面を有し、前記気化面の左、右、上面がとじられた
気化器と、前記気化面に対向して設けた燃料供給用のノ
ズルと、略同軸に燃焼用一次空気を供給する送風路及び
この送風路に送風する送風機とからなり、前記気化面に
は前記ノズルから送られた燃料の左右方向への広がりを
防止する広がり方向変更手段を設けた構成としている。
【０００６】
【作用】本発明は上記した構成により、ノズルより噴射
された燃料が気化面から両端の壁に近づいたとき、気化
面に設けた凸部により両端の壁側への拡がりを遮断し、
方向を変えるので、気化面をより有効に利用し、気化性
能を向上させる。
された燃料が気化面から両端の壁に近づいたとき、気化
面に設けた凸部により両端の壁側への拡がりを遮断し、
方向を変えるので、気化面をより有効に利用し、気化性
能を向上させる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１は液体燃焼装置の断面図。図１、図３は気化器
の部分斜断面図である。図２において、１は燃料を気化
する気化面で傾斜を有した構成としている。（以下、傾
斜気化面という）、２は傾斜気化面１を有し左右上面が
とじられた気化器、３は傾斜気化面１にうめこまれたＵ
字形のヒータ、４は傾斜気化面１に斜めに対向して設け
た燃料用のノズル、５は送風用の送風機、６はノズル４
と同軸に燃焼用一次空気を供給する送風路。７は２次空
気の送風路となる送風箱。８は燃料の気化したガスと一
次空気が混合した混合ガスを通すための混合室、９は混
合ガスを燃焼させる燃焼部である。
る。図１は液体燃焼装置の断面図。図１、図３は気化器
の部分斜断面図である。図２において、１は燃料を気化
する気化面で傾斜を有した構成としている。（以下、傾
斜気化面という）、２は傾斜気化面１を有し左右上面が
とじられた気化器、３は傾斜気化面１にうめこまれたＵ
字形のヒータ、４は傾斜気化面１に斜めに対向して設け
た燃料用のノズル、５は送風用の送風機、６はノズル４
と同軸に燃焼用一次空気を供給する送風路。７は２次空
気の送風路となる送風箱。８は燃料の気化したガスと一
次空気が混合した混合ガスを通すための混合室、９は混
合ガスを燃焼させる燃焼部である。
【０００８】上記構成において、送風機５から送られた
燃焼用空気は一次空気の通路となる送風路６と２次空気
の通路となる送風箱７に分かれて流れる。ノズルは送風
路６内にあり、送風路６を流れる一次空気はノズル４と
同軸に流れる。ノズル４から供給された燃料はノズル４
の延長線上の傾斜気化面１に当り、傾斜気化面１で気化
し、気化したガスは送風路６からの一次空気と混合し、
混合ガスとして混合室８を通り燃焼部９に送られる。燃
焼部９には、送風箱７を通ってきた２次空気も送られ
（詳細は図示せず）、点火装置（図示せず）により着火
され燃焼する。図２、図１は気化器１内に供給した燃料
の気化状態を示す部分断面斜視図である。ノズル４から
供給された燃料は、ノズルの延長線上で傾斜気化面１に
当たる。傾斜気化面１にはＵ字形のヒータが埋めこまれ
ており、傾斜気化面１の温度を一定にコントロールして
いる（図示せず）。傾斜気化面１に当った燃料は自重で
下に流れおちようとするが、同軸で送られた一次空気に
より、上へ持ち上げられるように気化面に大きく広がろ
うとする。
燃焼用空気は一次空気の通路となる送風路６と２次空気
の通路となる送風箱７に分かれて流れる。ノズルは送風
路６内にあり、送風路６を流れる一次空気はノズル４と
同軸に流れる。ノズル４から供給された燃料はノズル４
の延長線上の傾斜気化面１に当り、傾斜気化面１で気化
し、気化したガスは送風路６からの一次空気と混合し、
混合ガスとして混合室８を通り燃焼部９に送られる。燃
焼部９には、送風箱７を通ってきた２次空気も送られ
（詳細は図示せず）、点火装置（図示せず）により着火
され燃焼する。図２、図１は気化器１内に供給した燃料
の気化状態を示す部分断面斜視図である。ノズル４から
供給された燃料は、ノズルの延長線上で傾斜気化面１に
当たる。傾斜気化面１にはＵ字形のヒータが埋めこまれ
ており、傾斜気化面１の温度を一定にコントロールして
いる（図示せず）。傾斜気化面１に当った燃料は自重で
下に流れおちようとするが、同軸で送られた一次空気に
より、上へ持ち上げられるように気化面に大きく広がろ
うとする。
【０００９】このため燃料は、気化面との接触面積が広
がり、気化が促進される。図１に、供給する燃料が多い
場合の気化状態を示す。ノズル４から供給された燃料は
傾斜気化面１に当り、同様に一次空気により、傾斜気化
面１に大きく広がろうとする。供給された燃料が多い場
合には、傾斜気化面１の単位面積当りの気化能力は限ら
れるため、当然燃料の広がる表面積は大きくなる。１０
は傾斜気化面の左右の側壁１１に達する手前の気化面に
上下方向に設けた連続した凸部である。傾斜気化面１に
広がった燃料は凸部１１に達し、方向を下側に変え、傾
斜気化面１の下側に広がるようになり温度の高い傾斜気
化面をより有効に使用できるようになり気化能力が向上
する。
がり、気化が促進される。図１に、供給する燃料が多い
場合の気化状態を示す。ノズル４から供給された燃料は
傾斜気化面１に当り、同様に一次空気により、傾斜気化
面１に大きく広がろうとする。供給された燃料が多い場
合には、傾斜気化面１の単位面積当りの気化能力は限ら
れるため、当然燃料の広がる表面積は大きくなる。１０
は傾斜気化面の左右の側壁１１に達する手前の気化面に
上下方向に設けた連続した凸部である。傾斜気化面１に
広がった燃料は凸部１１に達し、方向を下側に変え、傾
斜気化面１の下側に広がるようになり温度の高い傾斜気
化面をより有効に使用できるようになり気化能力が向上
する。
【００１０】
【発明の効果】以上のように本発明は、供給された燃料
が多くなっても、温度が低い気化面両端の壁側への燃料
の拡がりを遮断し、温度が一定に保たれた気化面を有効
に利用して、良好な気化性能を得ることができる。
が多くなっても、温度が低い気化面両端の壁側への燃料
の拡がりを遮断し、温度が一定に保たれた気化面を有効
に利用して、良好な気化性能を得ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す液体燃焼装置の気化器
部分の断面斜視図
部分の断面斜視図
【図２】同液体燃焼装置の断面図
【図３】同液体燃焼装置の気化器の部分断面斜視図
【図４】従来の気化器の部分断面斜視図
【図５】従来の気化器の部分断面斜視図
１ 傾斜気化面 ２ 気化器 ３ ヒータ ４ ノズル ５ 送風機 ６ 送風路 １０ 凸部 １１ 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 勇幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−335906（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−322124（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−2814（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−230006（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−168014（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−126908（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−72015（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23D 11/10 F23D 11/44
Claims (2)
- 【請求項１】 液体燃料を気化する電気ヒータを内蔵し
た気化面を有し、前記気化面の左、右、上面がとじられ
た気化器と、前記気化面に対向して設けた燃料供給用の
ノズルと、略同軸に燃焼用一次空気を供給する送風路及
びこの送風路に送風する送風機とからなり、前記気化面
には前記ノズルから送られた燃料の左右方向への広がり
を防止する広がり方向変更手段を設けた液体燃焼装置。 - 【請求項２】 広がり方向変更手段は気化面の左右の壁
に達する手前の気化面に上下方向に連続した凸部を設け
て構成した請求項１記載の液体燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07833894A JP3246176B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 液体燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07833894A JP3246176B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 液体燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07286705A JPH07286705A (ja) | 1995-10-31 |
| JP3246176B2 true JP3246176B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=13659203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07833894A Expired - Lifetime JP3246176B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 液体燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3246176B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5144297B2 (ja) * | 2008-02-08 | 2013-02-13 | 株式会社コロナ | 気化式石油燃焼装置 |
| JP5053879B2 (ja) * | 2008-02-12 | 2012-10-24 | 株式会社コロナ | 気化式石油燃焼装置 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP07833894A patent/JP3246176B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07286705A (ja) | 1995-10-31 |
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Legal Events
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