JP3246035B2 - 金属膜の形成方法 - Google Patents

金属膜の形成方法

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JP3246035B2 JP04213593A JP4213593A JP3246035B2 JP 3246035 B2 JP3246035 B2 JP 3246035B2 JP 04213593 A JP04213593 A JP 04213593A JP 4213593 A JP4213593 A JP 4213593A JP 3246035 B2 JP3246035 B2 JP 3246035B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造プロ
セスにおける金属膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年における半導体装置の設計ルールの
微細化にともなって、コンタクトホールの径も小さくな
ってきている。しかし絶縁耐圧を確保するために層間絶
縁膜の膜厚はほとんど変わっていない。このため、コン
タクトホールのアスペクト比は大きくなってきている。
このようなアスペクト比の大きなコンタクトホールにア
ルミニウム系膜を成膜して配線を形成すると、アルミニ
ウム系膜の段差部の被覆性が良くないので、コンタクト
ホール内で導通不良が発生し易くなる。したがって、半
導体装置の信頼性が低下する。
【0003】そこで、コンタクトホールを形成した後、
六フッ化タングステン(WF6 )の還元反応を利用し、
コンタクトホール内部のみに選択的タングステン(W)
を成長させてコンタクトホールの内部を埋め込む、いわ
ゆる選択タングステンCVD法が提案されている。
【0004】またはコンタクトホールを形成した後に、
コンタクトホール内部とともに層間絶縁膜上にタングス
テン膜を堆積し、このタングステン膜をエッチングする
ことによって、コンタクトホールの内部のみにタングス
テン膜を残す、いわゆるブランケットタングステン−C
VD法が提案されている。この方法は、上記選択タング
ステンCVD法よりも、タングステン膜を容易に堆積す
ることが可能であり、また深さの異なる複数のコンタク
トホールを、同時にタングステンで埋め込むことも可能
である。
【0005】上記ブランケットタングステン−CVD法
では、層間絶縁膜が通常の酸化シリコン膜で形成されて
いるので、層間絶縁膜とタングステン膜との密着性を向
上させるために、層間絶縁膜の表面とタングステン膜と
の間に、例えば窒化酸化チタン(TiON)膜を形成す
ることも可能である。この窒化酸化チタン膜を用いた場
合には、タングステン膜を比較的高温で形成することが
可能であり、その際に、当該窒化酸化チタン膜は、タン
グステンがシリコン基板中に侵入するのを抑制するバリ
ア層として作用する。
【0006】またスパッタ法によって、アルミニウム膜
またはアルミニウム合金膜を形成する際には、スパッタ
時に基板温度を、例えば570℃程度に設定してアルミ
ニウムまたはアルミニウム合金を堆積する、いわゆる高
温スパッタ法が提案されている。この方法では、従来の
スパッタ法では埋め込むことが困難であったアスペクト
比が大きいコンタクトホールに、段差被覆性に優れたア
ルミニウム膜またはアルミニウム合金膜を形成すること
が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記選
択タングステン−CVD法では、コンタクトホールの内
部のみに選択的にタングステンを成長させることが難し
い。また深さの異なるコンタクトホールを同時に埋め込
むことができない。
【0008】また上記選択タングステン−CVD法また
はブランケットタングステン−CVD法でコンタクトホ
ール内にタングステンプラグを形成することができたと
しても、タングステンの比抵抗値(10μΩ・cm)は
アルミニウムの比抵抗値(2.9μΩ・cm)のおよそ
3倍になる。したがって、タングステンで配線を形成し
た場合には、アルミニウムで配線を形成した場合より電
気抵抗が高くなるので、アルミニウムで形成した配線と
同等の電気抵抗を得るには、タングステンで形成した配
線の断面積を大きくしなければならない。
【0009】このため、選択タングステン−CVD法ま
たはブランケットタングステン−CVD法を用いるの
は、コンタクトホール内にプラグを形成する場合に限ら
れる。そしてコンタクトホール内にタングステンプラグ
を形成した場合には、その後、タングステンプラグに接
続するアルミニウム膜を形成して、このアルミニウム膜
で配線を形成しなければならない。したがって、工程数
が増加するとともに、工程が複雑になる。
【0010】また高温スパッタ法によって、アスペクト
比が1より大きいコンタクトホールの内部にアルミニウ
ム膜またはアルミニウム合金膜を形成した場合には、コ
ンタクトホールの内部に空洞が形成されることがある。
このような不良は、外観検査では発見することが困難で
ある。そして外観検査で発見されない場合には、極めて
深刻な信頼性不良になる。またスパッタ時の温度が高す
ぎると、堆積したアルミニウムまたはアルミニウム合金
が溶融して、その表面張力により半球状になる。このた
め、配線層となるアルミニウム膜またはアルミニウム合
金膜を形成することが困難になる。
【0011】さらに、アルミニウム膜またはアルミニウ
ム合金膜を形成する前に、例えばバリアメタルが形成さ
れている場合には、バリアメタルと基板を形成するシリ
コンとが反応して、バリアメタルとしての機能が失われ
る。
【0012】本発明は、段差部における被覆性に優れた
信頼性の高い金属膜の形成方法を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた金属膜の形成方法である。すなわ
ち、第1の金属膜の形成方法は、基板上にチタン系金属
からなる第1の金属膜を形成する第1の工程と、成膜温
度を前記第1の金属膜と反応して合金膜を形成する温度
にして、前記第1の金属膜の表面にシリコン,銅または
チタンのうちの少なくとも1種以上の元素を含むアルミ
ニウム合金からなる第2の金属膜を堆積しながら当該第
1の金属膜と当該第2の金属膜とを反応させて合金膜を
形成する第2の工程と、前記第1の金属膜と前記第2の
金属膜とが反応しない温度に成膜温度を下げて、前記合
金膜の表面に第2の金属膜を形成する第3の工程とより
なる。
【0014】第2の金属膜の形成方法は、基板上にチタ
ン系金属からなる第1の金属膜を形成する第1の工程
と、成膜温度を前記第1の金属膜と反応して合金膜を形
成する温度にして、前記第1の金属膜の表面にシリコ
ン,銅またはチタンのうちの少なくとも1種以上の元素
を含むアルミニウム合金からなる第2の金属膜を堆積し
ながら当該第1の金属膜と当該第2の金属膜とを反応さ
せてアルミニウムとチタンとの合金からなる合金膜を形
成する第2の工程と、前記第1の金属膜と前記第2の金
属膜とが反応しない温度に成膜温度を下げて、前記合金
膜の表面に第2の金属膜を形成する第3の工程とよりな
る。
【0015】また、上記金属膜の形成方法によって、コ
ンタクトホールの内壁とともにコンタクトホールを形成
した絶縁膜上に第1の金属膜,合金膜および第2の金属
膜を形成する。その際、第1の金属膜,合金膜および第
2の金属膜を形成する際に、各膜でコンタクトホールを
埋め込まない。
【0016】
【作用】上記金属膜の形成方法は、第2の工程で、成膜
温度をチタン系金属からなる第1の金属膜と反応して合
金膜を形成する温度にして、シリコン,銅またはチタン
のうちの少なくとも1種以上の元素を含むアルミニウム
合金からなる第2の金属膜を堆積しながら第1の金属膜
と第2の金属膜とを反応させて合金膜を形成することに
より、段差部の被覆性が高まる。また第2の工程に続い
て第3の工程で、第1の金属膜と第2の金属膜とが反応
しない温度に成膜温度を下げて、合金膜の表面に第2の
金属膜を形成することにより、高温で成膜する時間が短
縮される。例えば第1の金属膜の下層にバリアメタル層
が形成されている場合には、当該バリアメタル層の破壊
が低減される。
【0017】また第1の金属膜をチタン系金属で形成
し、第2の金属膜をシリコン,銅またはチタンのうちの
少なくとも1種以上の元素を含むアルミニウム合金で形
成して、合金膜をアルミニウムとチタンとの合金で形成
することにより、合金膜は段差被覆性に優れた膜にな
る。また合金膜上に第2の金属膜としてアルミニウム系
合金膜が形成されるので、形成された合金膜と第2の金
属膜とを併せた膜で形成した配線は、通常の半導体装置
の配線として十分に使用できる電気抵抗値になる。
【0018】また、上記金属膜の形成方法によって、コ
ンタクトホールの内壁とともにコンタクトホールを形成
した絶縁膜上に第1の金属膜,合金膜および第2の金属
膜を形成する際に、各膜でコンタクトホールを埋め込ま
ないことにより、コンタクトホール内の不良を、外観検
査で発見し易くなる。
【0019】
【実施例】本発明の第1の実施例として、シリコン基板
上の絶縁膜に設けたコンタクトホールに金属膜を形成し
た場合を、図1に示す形成工程図により説明する。
【0020】図1の(1)に示すように、シリコン基板
11の上層には拡散層12が形成されている。またシリ
コン基板11の上面には絶縁膜13が成膜されている。
上記拡散層12上の上記絶縁膜13にはコンタクトホー
ル14が形成されている。上記コンタクトホール14の
内壁と上記絶縁膜13上とには、拡散層12との接続性
を高めるための膜として、例えばチタン(Ti)膜15
と、バリアメタル層として窒化酸化チタン(TiON)
膜16とが形成されている。
【0021】まず第1の工程では、例えばCVD法によ
って、コンタクトホール14の内壁と絶縁膜13上とに
第1の金属膜21を形成する。この第1の金属膜21
は、例えばチタン(Ti)膜,窒化チタン(TiN)膜
または窒化酸化チタン(TiON)等のチタン系金属膜
で形成される。また上記チタン系金属膜のうちの複数種
の膜を積層して形成してもよい。
【0022】次いで図1の(2)に示す第2の工程を行
う。この工程では、高温スパッタ法によって、第1の金
属膜21の表面に当該コンタクトホール14を埋め込ま
ない状態に第2の金属膜22を堆積する。この第2の金
属膜22は、例えばシリコン,銅またはチタンのうちの
少なくとも1種以上の元素を含むアルミニウム合金膜よ
りなる。上記成膜条件としては、成膜温度を第1の金属
膜21と反応して後述する合金膜を形成する温度とし
て、例えば570℃に設定し、その温度に保持する時間
をおよそ30秒に設定する。このような成膜条件下で
は、第1の金属膜21と堆積した第2の金属膜22とが
反応して合金膜23を形成する。上記のように、第1の
金属膜21がチタン系金属膜で、第2の金属膜22がア
ルミニウム合金膜の場合には、上記合金膜23は、アル
ミニウムとチタンとよりなる合金になる。
【0023】続いて図1の(3)に示す第3の工程を行
う。この工程では、第1の金属膜21と第2の金属膜2
2とが反応しない温度に成膜温度を下げる。例えば成膜
温度を200℃に設定する。そして通常のスパッタ法に
よって、上記合金膜23の表面に第2の金属膜22を形
成する。この際に、図に示すように、コンタクトホール
14の内部を完全に埋め込まないように、当該第2の金
属膜23を成膜してもよい。また図示はしないが、第2
の金属膜でコンタクトホール14を埋め込んでもよい。
【0024】上記説明した金属膜の形成方法では、第1
の工程で形成される第1の金属膜(チタン系金属膜)2
1は、CVD法によって成膜されるので、コンタクトホ
ール14の段差部も被覆性よく成膜される。このような
第1の金属膜21に対して、第2の工程で、成膜温度を
570℃にして、第2の金属膜22を堆積しながら第1
の金属膜21とを反応させて合金膜23を形成すること
により、形成される合金膜23の段差部の被覆性は高い
ものになる。
【0025】また第2の工程に続いて第3の工程では、
成膜温度を例えば570℃より200℃に下げて、合金
膜23の表面に第2の金属膜22を形成することによ
り、高温で成膜する時間が従来のおよそ1/3程度に短
縮される。したがって、例えば第1の金属膜21の下層
にバリアメタル層として形成した窒化酸化チタン膜16
は破壊されないので、バリア性が保たれる。
【0026】また第2の金属膜22をシリコン,銅また
はチタンのうちの少なくとも1種以上の元素を含むアル
ミニウム合金膜で形成しているので、合金膜23と第2
の金属膜22とで形成される配線(図示せず)は、通常
の半導体装置の配線として十分に使用できる電気抵抗値
になる。
【0027】また合金膜23および第2の金属膜22を
形成する際に、各膜でコンタクトホール14を埋め込ま
ない場合には、コンタクトホール14内の不良を、外観
検査で発見し易くなる。
【0028】次に本発明の第2の実施例として、配線上
の絶縁膜に形成したコンタクトホールに金属膜を形成し
た場合を、図2に示す形成工程図により説明する。なお
上記図1で説明したと同様の構成部品には同一符号を付
す。
【0029】図2の(1)に示すように、シリコン基板
11の上面には絶縁膜13が成膜されている。上記絶縁
膜13上には、複数の配線31,32が形成されてい
る。この配線31,32は、例えばアルミニウム系合金
よりなる。上記各配線31,32を覆う状態に、層間絶
縁膜33が成膜されている。層間絶縁膜33は、例えば
酸化シリコン膜よりなる。各配線31,32上の上記層
間絶縁膜33には、コンタクトホール34,35が形成
されている。
【0030】まず第1の工程では、例えばCVD法によ
って、各コンタクトホール34,35の内壁と層間絶縁
膜33上とに第1の金属膜21を形成する。この第1の
金属膜21は、例えばチタン(Ti)膜,窒化チタン
(TiN)膜または窒化酸化チタン(TiON)等のチ
タン系金属膜で形成される。また上記チタン系金属膜の
うちの複数種の膜を積層して形成してもよい。
【0031】次いで図2の(2)に示す第2の工程を行
う。この工程では、高温スパッタ法によって、第1の金
属膜21の表面に当該コンタクトホール34,35を埋
め込まない状態に第2の金属膜22を堆積する。この第
2の金属膜22は、例えばシリコン,銅またはチタンの
うちの少なくとも1種以上の元素を含むアルミニウム合
金膜よりなる。
【0032】上記成膜条件としては、成膜温度を第1の
金属膜21と反応して後述する合金膜を形成する温度と
して、例えば成膜温度を570℃に設定し、その温度に
保持する時間をおよそ30秒に設定する。このような成
膜条件下では、第1の金属膜21と堆積した第2の金属
膜22とが反応して合金膜23を形成する。上記のよう
に、第1の金属膜21がチタン系金属膜で、第2の金属
膜22がアルミニウム合金膜の場合には、第1に実施例
で説明したと同様に、上記合金膜23はアルミニウムと
チタンとを含む合金よりなる。また配線31,32がア
ルミニウム系材料で形成されている場合には、上記第1
の金属膜21は配線31,32の各上層部とも反応して
合金膜23を形成する。
【0033】続いて図2の(3)に示す第3の工程を行
う。この工程では、第1の金属膜21と第2の金属膜2
2とが反応しない温度に成膜温度を下げる。例えば成膜
温度を300℃に設定する。そして通常のスパッタ法に
よって、上記合金膜23の表面に第2の金属膜22を形
成する。この際に、図に示すように、コンタクトホール
34,35の内部を完全に埋め込まないように、当該第
2の金属膜23を成膜してもよい。また図示はしない
が、合金膜23の表面に形成した第2の金属膜22でコ
ンタクトホール34,35を埋め込んでもよい。
【0034】上記説明した第2の実施例でも、先に説明
した第1の実施例と同様に、合金膜23はコンタクトホ
ール34,35の段差部における被覆性が高いものにな
る。また高温で成膜する時間が従来のおよそ1/3程度
に短縮されるので、例えば配線31,32の下にバリア
メタル層(図示せず)が形成されている場合には、バリ
アメタル層のバリア性を破壊しない。
【0035】さらに合金膜23の表面に第2の金属膜2
2を形成するので、第2の金属膜22と合金膜23とで
配線を形成した場合には、その配線は、半導体装置の通
常の配線として十分に使用できる電気抵抗値になる。
【0036】またさらに、コンタクトホール34,35
を埋め込まない状態に合金膜23や第2の金属膜22を
形成した場合には、コンタクトホール34,35内の不
良を外観検査で発見し易くなる。
【0037】上記実施例で示した成膜温度は一例であ
り、その値に限定されない。例えば合金膜23を形成す
るために第2の金属膜22を堆積する際の温度は、例え
ば第1の金属膜21をチタンで形成し、第2の金属膜2
2をアルミニウム−1%シリコンで形成した場合には、
例えば300℃程度の温度でも、合金化が開始される。
しかしながら、その際の合金化速度は極めて遅いので、
実用的温度としては350℃以上が好ましい。また合金
膜23上に第2の金属膜22を形成する際の温度は、4
00℃程度でも可能ではあるが、400℃に近づくにし
たがい合金化速度が早まるので、350℃以下に設定す
ることが望ましい。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
第1の工程で成膜した第1の金属膜と反応して合金膜を
形成する成膜温度で、第2の金属膜を堆積しながら第1
の金属膜と第2の金属膜とを反応させて合金膜を形成す
るので、段差部を合金膜で被覆性良く被覆することがで
きる。また合金膜上に、第2に金属膜を形成したので、
電気抵抗を低減することが可能になる。したがって、こ
の方法によって形成された金属膜を配線に用いることが
でき、配線に用いた場合には、段差部での配線の段切れ
が発生しなくなるので、配線の信頼性の向上を図ること
ができる。
【0039】また第1の金属膜と第2の金属膜とが反応
しない温度に成膜温度を下げて、合金膜の表面に第2の
金属膜を形成するので、高温で成膜する時間が短縮でき
る。このため、バリアメタル層のバリア性が破壊されな
い。
【0040】さらに第1の金属膜,合金膜および第2の
金属膜を形成する際に、各膜でコンタクトホールを埋め
込まないことにより、コンタクトホール内の不良を、外
観検査で発見できる。したがって、不良が成膜後の次工
程まで持ち越されることが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の形成工程図である。
【図2】第2の実施例の形成工程図である。
【符号の説明】
11…シリコン基板、13…絶縁膜、14…コンタクト
ホール、21…第1の金属膜、22…第2の金属膜、2
3…合金膜、33…層間絶縁膜、34…コンタクトホー
ル、35…コンタクトホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 H01L 21/3213 H01L 21/768 H01L 21/28 - 21/288 H01L 21/44 - 21/445 H01L 29/40 - 29/43 H01L 29/47 H01L 29/872

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にチタン系金属からなる第1の金
    属膜を形成する第1の工程と、 成膜温度を前記第1の金属膜と反応して合金膜を形成す
    る温度にして、前記第1の金属膜の表面にシリコン,銅
    またはチタンのうちの少なくとも1種以上の元素を含む
    アルミニウム合金からなる第2の金属膜を堆積しながら
    当該第1の金属膜と当該第2の金属膜とを反応させて合
    金膜を形成する第2の工程と、 前記第1の金属膜と前記第2の金属膜とが反応しない温
    度に成膜温度を下げて、前記合金膜の表面に第2の金属
    膜を形成する第3の工程とよりなることを特徴とする金
    属膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 基板上にチタン系金属からなる第1の金
    属膜を形成する第1の工程と、 成膜温度を前記第1の金属膜と反応して合金膜を形成す
    る温度にして、前記第1の金属膜の表面にシリコン,銅
    またはチタンのうちの少なくとも1種以上の元素を含む
    アルミニウム合金からなる第2の金属膜を堆積しながら
    当該第1の金属膜と当該第2の金属膜とを反応させてア
    ルミニウムとチタンとの合金よりなる合金膜を形成する
    第2の工程と、 前記第1の金属膜と前記第2の金属膜とが反応しない温
    度に成膜温度を下げて、前記合金膜の表面に第2の金属
    膜を形成する第3の工程とよりなることを特徴とする金
    属膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の金属膜の形成方法におい
    て、 第1の工程で、基板上の絶縁膜に形成したコンタクトホ
    ールの内壁と当該絶縁上とに第1の金属膜を形成し、 第2の工程で、成膜温度を前記第1の金属膜と反応して
    合金膜を形成する温度にして、前記第1の金属膜の表面
    に前記コンタクトホールを埋め込まない状態に第2の金
    属膜を形成するとともに、当該第1の金属膜と当該第2
    の金属膜とを反応させて合金膜を形成し、 続いて前記第3の工程を行うことを特徴とする金属膜の
    形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の金属膜の形成方法におい
    て、 第1の工程で、基板上の絶縁膜に形成したコンタクトホ
    ールの内壁と当該絶縁上とに第1の金属膜を形成し、 第2の工程で、成膜温度を前記第1の金属膜と反応して
    合金膜を形成する温度にして、前記第1の金属膜の表面
    に前記コンタクトホールを埋め込まない状態に第2の金
    属膜を形成するとともに、当該第1の金属膜と当該第2
    の金属膜とを反応させて合金膜を形成し、 続いて前記第3の工程を行うことを特徴とする金属膜の
    形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の金属膜の形成方法におい
    て、 前記第1の工程と前記第2の工程とを行った後、前記第
    3の工程で、前記第1の金属膜と前記第2の金属膜とが
    反応しない温度に成膜温度を下げて、前記合金膜の表面
    に前記コンタクトホールを埋め込まない状態に第2の金
    属膜を形成することを特徴とする金属膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の金属膜の形成方法におい
    て、 前記第1の工程と前記第2の工程とを行った後、前記第
    3の工程で、前記第1の金属膜と前記第2の金属膜とが
    反応しない温度に成膜温度を下げて、前記合金膜の表面
    に前記コンタクトホールを埋め込まない状態に第2の金
    属膜を形成することを特徴とする金属膜の形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のうちのいずれか
    1項に記載の金属膜の形成方法において、 前記第1の工程で第1の金属膜を形成する前にバリアメ
    タル層を形成した後、前記第2の工程と前記第3の工程
    とを行うことを特徴とする金属膜の形成方法。
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