JP3245668B2 - フラット状外囲体 - Google Patents

フラット状外囲体

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JP3245668B2
JP3245668B2 JP33209694A JP33209694A JP3245668B2 JP 3245668 B2 JP3245668 B2 JP 3245668B2 JP 33209694 A JP33209694 A JP 33209694A JP 33209694 A JP33209694 A JP 33209694A JP 3245668 B2 JP3245668 B2 JP 3245668B2
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田 秀 雄 藤
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株式会社藤田兼三工業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の天井兼屋根や
壁材として用いられる断熱性に優れたフラット状外囲体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の此種の断熱材を用いた外囲体は、
図8,9に示すものが知られている。図8,9におい
て、下葺材2には、長手方向に凸状屈折部2aが形成さ
れ、該凸状屈折部2a下面側が、梁4に固着されたタイ
トフレーム6にビスによって固着されている。下葺材2
の凸状屈折部2aの表面側には、吊子8付きタイトフレ
ーム10が固定され、グラスウールから成る断熱材12
を下葺材2の凸状屈折部2aの形状に馴染ませて敷きつ
めたあと、断熱材12の上に上葺材14を配置し、この
上葺材2を吊子8に固着している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】上記図8,9に示す
外囲体を、天井として使用した場合、凸状屈折部2aに
よって天井面に凹凸が形成され、天井面に照明器具の光
の陰が形成されてしまう不都合があった。また、従来の
外囲体は、下葺材2の軒先側や棟側に開口部14が形成
される。この開口部14から雨や風が吹き込んだり、鳥
が巣を作るのを防ぐため、これを蓋ぐ面戸(シール状)
が必要と成り、その取り付け作業が煩わしかった。本発
明は上記問題点を解決することを目的とするものであ
る。
【0004】
【問題点を解決する手段】上記目的を達成するため、本
発明は、水平基部20aと該基部20aに対して垂直な
垂直部20bを有する吊子20を複数、所定間隔を存し
て梁18上に固着し、帯状の平板部16aと該平板部1
6aの両側部に該平板部16aに対して直角方向に延び
る立ち上り部16b,16cが屈折形成された長尺金属
板から成る下葺材16を複数、前記立ち上り部16b,
16cを上にして梁18上に前記各平板部16aが同一
平面上に展開するように各々を前記吊子20間に位置さ
せて並列配置し、前記各下葺材16の立ち上り部16
b,16c間に厚板状の断熱材24を嵌合配置し、帯状
の平板部26aと該平板部26aの両側部に該平板部2
6aに対して直角方向に延びる立ち上り部26b,26
cが屈折形成された長尺金属板から成る上葺材26を前
記断熱材24の各々の上面に配置し、前記上葺材26の
一方の立ち上り部26bを該一方の立ち上り部26bに
対向する前記吊子20の垂直部20bの上部に重ね合わ
せ、前記上葺材26の他方の立ち上り部26cを該他方
の立ち上り部26cに対向する吊子20の垂直部20b
の上部に重ね合わせ且つ屈折させて該他方の立ち上り部
26cを隣接する上葺材26の一方の立ち上り部26b
とともに対応する吊子20の垂直部20bの上部に固着
し、隣接する一対の前記下葺材16,16を対応する前
記吊子20の垂直部20bの上部に固着したものであ
る。
【0005】
【作用】各下葺材2の下面は、同一平面上に展開される
ので、これに照明の光があたっても陰が生じることがな
い。また、下葺材16の平板部16aに面戸を設ける必
要がないので施行が容易である。
【0006】
【実施例】以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例
を参照して詳細に説明する。16はプリント鋼板、カラ
ー亜鉛鉄板等から成る下葺材であり、断面形状がコ字状
に屈折形成され、これにより、帯状の平板部16aと、
互いに平行な立ち上り部16b,16cが形成されてい
る。前記帯状の平板部16aの両側部にはわずかな幅の
傾斜部16d,16eがテーパー状に形成されている。
【0007】18はH型鋼等から成る建築物の天井に配
設された梁であり、建物の棟に沿って及び棟に対して平
行に複数互いに平行に所定の間隔を存して配設されてい
る。前記梁18の上面には、下位水平基部20aと、垂
直部26bと上位水平部20cとから成る吊子20が複
数、前記下葺材16の横幅と略同一の間隔を存して配置
され、各吊子20の基部20aが梁18の上面に固定ね
じ22によって固定されている。
【0008】前記吊子20は、垂直部20bの幅広面側
面が梁18の長手方向に対して垂直に配置されている。
前記下葺材16は、吊子20の垂直部20b間に位置し
て、該下葺材16の長手方向が前記梁18の長手方向に
対して直角と成るように、前記梁18上に掛架載置さ
れ、各下葺材16の立ち上り部16b,16cの側面が
対応する吊子20の垂直部20bの側面に当接してい
る。
【0009】24は細長厚板状の、グラスウール、発砲
ウレタンフォーム等から成る断熱材であり、該断熱材2
4は複数用意され、それぞれ各、下葺材16に嵌合配置
されている。26はステンレス鋼板等から成る上葺材で
あり、帯板状の平板部26aの両側にテーパー状の傾斜
部26d,26eを介して、前記平板部26aに対して
直角に立ち上り部26b,26cが形成されている。一
方の立ち上り部26bの上部には、該立ち上り部26b
に対して直角に内側に屈折された幅狭の上位水平部26
b'が形成されている。
【0010】他方の立ち上り部26cの上部には、該立
ち上り部26cに対して直角に外側に屈折された幅狭の
上位水平部26c'と、該上位水平部直角に下向きに屈
折された幅狭の垂下部26"とが形成されている。前記
上葺材26は複数用意され、それぞれ、下葺材16に配
置された断熱材24の上に載置されている。前記下葺材
16、断熱材24及び上葺材26は、それぞれ横幅が略
同一に設定されている。
【0011】前記上葺材26の立ち上り部26b,26
cは、対応する下葺材16の立ち上り部16b,16c
の上部内側面に当接し、且つ、上葺材26の一方の上位
水平部26b'は対応する吊子20の上位水平部20c
の下面に当接し、他方の上位水平部26c'は、対応す
る吊子20の上位水平部20cの上面に当接している。
【0012】上葺材26の他方の立ち上り部26cの上
部と、これに接続する上位水平部26c'と、垂下部2
6"とから成るコ字状部は、対応する吊子20の上位水
平部20cに嵌合する図4に示す状態から、図5に示す
ように、垂下部26"cが内側に90度屈折され、これ
により、吊子20の垂直部20bの上部に重合部28を
構成する。
【0013】前記重合部28によって、隣接する一対の
下葺材16,16と隣接する一対の上葺材26,26
は、対応する吊子20の垂直部20bの上部に固着され
る。上葺材26の平板部26aに対して水平方向に延び
る重合部28は、最終的に図6に示すように、90度下
向きに屈折され、吊子20の垂直部20bと重なるよう
に構成されている。前記下葺材16と上葺材26及びこ
れらに挾まれた断熱材24は、複数組建築物の棟から軒
先の間に互いに配設されている。
【0014】上記した構成において、各下葺材16は、
略同一平面上に展開され、又、各上葺材26も、略同一
平面上に展開され、これらの棟側端と軒先端に開口部が
形成されることはない。尚、下葺材16とこれに断熱材
24を介して重なる上葺材26との間に形成される開口
端30は、軒先フレーム(図示省略)によって遮蔽され
る。尚、下葺材16と上葺材26の傾斜部16d,16
e,26d,26eによって形成される開口部は無視し
得る程度の大きさなので、これらを見切面戸あるいは止
面戸などの周囲シール材で遮蔽する必要がない。
【0015】
【効果】本発明は上述の如く構成したので次の如き効果
が存する。 (1)下葺材と上葺材の軒先端と軒側の端部に開口部が
形成されないので、これら開口部を蓋ぐ面戸が不要とな
る。その為、構造が簡単となり、施工も容易と成ってコ
ストダウンを達成できる。 (2)下葺材は単に吊子間に配置するだけで良く、構造
が簡単であり、施工が容易となる。 (3)複数の下葺材の下面は、同一平面上に展開される
ので、天井として用いたとき、室内の照明の光が天井面
に均一に照射され、天井面に光の影が形成されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラット状外囲体の断面図である。
【図2】フラット状外囲体の一部を切欠した外観図であ
る。
【図3】フラット状外囲体の構成要素の分解斜視図であ
る。
【図4】フラット状外囲体の接合部の拡大断面図であ
る。
【図5】フラット状外囲体の接合部の拡大断面図であ
る。
【図6】フラット状外囲体の接合部の拡大断面図であ
る。
【図7】フラット状外囲体の底面図である。
【図8】従来技術の外観図である。
【図9】従来技術の断面図である。
【符号の説明】
2 下葺材 2a 凸状屈折部 4 梁 6 タイトフレーム 8 吊子 10 タイトフレーム 12 断熱材 14 開口部 16 下葺材 16a 平板部 16b 立ち上り部 16c 立ち上り部 16d 傾斜部 16e 傾斜部 18 梁 20a 下位水平基部 20d 垂直部 20c 上位水平部 20 吊子 22 ねじ 24 断熱材 26 上葺材 26a 平板部 26b 立ち上り部 26c 立ち上り部 28 重合部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平基部(20a)と該基部(20a)
    に対して垂直な垂直部(20b)を有する吊子(20)
    を複数、所定間隔を存して梁(18)上に固着し、帯状
    の平板部(16a)と該平板部(16a)の両側部に該
    平板部(16a)に対して直角方向に延びる立ち上り部
    (16b)(16c)が屈折形成された長尺金属板から
    成る下葺材(16)を複数、前記立ち上り部(16b)
    (16c)を上にして梁(18)上に前記各平板部(1
    6a)が同一平面上に展開するように各々を前記吊子
    (20)間に位置させて並列配置し、前記各下葺材(1
    6)の立ち上り部(16b)(16c)間に厚板状の断
    熱材(24)を嵌合配置し、帯状の平板部(26a)と
    該平板部(26a)の両側部に該平板部(26a)に対
    して直角方向に延びる立ち上り部(26b)(26c)
    が屈折形成された長尺金属板から成る上葺材(26)を
    前記断熱材(24)の各々の上面に配置し、前記上葺材
    (26)の一方の立ち上り部(26b)を該一方の立ち
    上り部(26b)に対向する前記吊子(20)の垂直部
    (20b)の上部に重ね合わせ、前記上葺材(26)の
    他方の立ち上り部(26c)を該他方の立ち上り部(2
    6c)に対向する吊子(20)の垂直部(20b)の上
    部に重ね合わせ且つ屈折させて該他方の立ち上り部(2
    6c)を隣接する上葺材(26)の一方の立ち上り部
    (26b)とともに対応する吊子(20)の垂直部(2
    0b)の上部に固着し、隣接する一対の前記下葺材(1
    6)(16)を対応する前記吊子(20)の垂直部(2
    0b)の上部に固着したことを特徴とするフラット状外
    囲体。
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