JP2553908Y2 - 帯状体の取付構造 - Google Patents

帯状体の取付構造

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JP2553908Y2
JP2553908Y2 JP1991042731U JP4273191U JP2553908Y2 JP 2553908 Y2 JP2553908 Y2 JP 2553908Y2 JP 1991042731 U JP1991042731 U JP 1991042731U JP 4273191 U JP4273191 U JP 4273191U JP 2553908 Y2 JP2553908 Y2 JP 2553908Y2
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宗夫 嘉本
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株式会社日本アルミ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、相互に間隔をあけて隣
接する建築構造物などの躯体間に配置される止水板ある
いは耐火帯などのような帯状体の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、たとえば本件出願
人によって実願平2−54426に提案されている。こ
の先行技術では、耐火帯の両端部に縁材をそれぞれ固定
し、これらの縁材を各躯体にそれぞれ固定するようにし
ている。したがって止水板は、前記耐火帯が取付けられ
た後に、別途に各躯体に取付けなければならず、したが
って耐火帯および止水板の取付作業の工程数が多く、取
付作業の簡略化および迅速化が望まれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、耐火帯および止水板などのような帯状体を、容易
かつ迅速に躯体に取付けることができるようにした帯状
体の取付構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、可撓性を有す
る耐火帯と、この耐火帯よりも外部側に配置される可撓
性を有する止水板とを、相互に間隔をあけて隣接する一
対の躯体間にわたって取付けて前記間隔を塞ぐ帯状体の
取付構造において、各対を成す金属製の第1、第2およ
び第3取付部材10,11,13を準備して、躯体側
に、平板状の第1取付部材10を配置し、第2取付部材
11は、第1垂下部11a1と、第1垂下部11a1の
上端部に連なり躯体側に延びる第1水平部11a2とを
有し、前記耐火帯の幅方向両端部を第1および第2取付
部材から突出させて、躯体側に延びて屈曲した状態で前
記第1取付部材10と第2取付部材の第1垂下部11a
1とによって挟持し、第3取付部材13は、第2垂下部
13a1と、第2垂下部13a1の上端部に連なり躯体
側に延びる第2水平部13a2とを有し、前記止水板の
幅方向両端部を第3取付部材から突出させて、躯体側に
延びて屈曲した状態で第1垂下部11a1と第2垂下部
13a1との間および第1水平部11a2と第2水平部
13a2との間で挟持し、前記耐火帯の両端部を各躯体
に接触させた状態で、第2取付部材の第1水平部11a
2を外部側から各躯体にそれぞれ固定し、前記第3取付
部材から露出する止水板の各端部と各躯体との間を、外
部側から打設されたシール材22a,22bによって塞
ぐことを特徴とする帯状体の取付構造である。
【0005】
【作用】本考案に従えば、各対を成す金属製の第1、第
2および第3取付部材が準備され、第1および第2取付
部材によって耐火帯がその幅方向両端部を突出させた状
態で挟持される。また第2および第3取付部材によって
止水板が前記第3取付部材から突出した状態で挟持され
る。したがって前記耐火帯および止水板は、第1〜第3
取付部材によって連結された状態となっており、この状
態で前記第2取付部材の第1水平部11a2が外部側か
ら各躯体にそれぞれ固定される。このとき第1および第
2取付部材から突出する耐火帯の幅方向両端部は各躯体
に接触しており、これによって火災などが生じたときに
内部から外部へ、あるいは外部から内部への炎を確実に
遮断することができる。また耐火帯と止水板とは、第1
〜第3取付部材を用いてたとえば工場内などで予め連結
した後に、現場に運搬して各躯体に同時に取付けること
ができ、これによって取付作業の工程数を削減して、取
付作業の迅速化および簡略化を図ることができる。
【0006】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の鉛直断面図であ
る。建築構造物などである一対のコンクリート製躯体1
a,1bは、相互に対向する内面2a,2bが間隔Lを
あけて離間しており、各内面2a,2b間にわたって帯
状体としての耐火帯3と、この耐火帯3よりも外部4側
に配置される帯状体としての止水板5とが設けられる。
耐火帯3は、セラミックファイバにひる石を混入した耐
火物材料から成り、可撓性を有する。またこの耐火帯3
は、本実施例では耐火性能を向上するために2枚の耐火
帯部分6,7が重ねられた状態で設けられており、それ
らの幅方向(図1の左右方向)両端部8a,8b;9
a,9b付近は金属製の第1および第2取付部材10
a,11a;10b,11bによって挟持される。また
前記止水板5の幅方向両端部12a,12b付近は、金
属製の第3取付部材13a,13bと、前記第2取付部
材11a,11bとによって挟持される。この止水板5
は、たとえば塩化ビニルなどの可撓性を有する材料から
成る。
【0007】一方の躯体1aの内面2aには、アンカー
ボルト15aによって逆L字状の鋼鉄製縁材16aが固
定される。この縁材16aには、前記耐火帯3および止
水板5が相互に連結された第2取付部材11aが外部4
側からビス17aによって取付けられる。この状態で
は、前記耐火帯3の各端部8a,9aは縁材16aに密
着しており、躯体1aとの間に隙間を有しない。また止
水板5の一端部12aは第3取付部材13aから外部4
に臨んで露出しており、その上部にはアルミニウム製の
カバー体18がビス19によって固定され、前記止水板
5の一端部12a上に、図1の紙面に垂直な長手方向に
沿って密着している。このカバー体18の外部4側に立
上る立上り部20と、躯体1aの内面2aとの間に形成
される溝21内には、シール材22aが打設され、した
がって止水板5の前記端部12aと躯体1aの内面2a
との間が水密に保たれる。これによって外部4からの風
雨の侵入を確実に防止している。
【0008】また耐火帯3の他端部8b,9bもまた、
躯体1bの内面2bに密着させた状態で、第2取付部材
11bがビス17bによって縁材16bに取付けられ、
この状態で第3取付部材13bから外部4に臨んで露出
している止水板5の他端部12bと前記内面2bに沿っ
て延びる縁材16bの平坦状部分23とにわたってシー
ル材22bが打設される。このように耐火帯3の他端部
8b,9bを躯体1bの内面2bに密着させることによ
って、火災時における炎の漏出を防止することができる
とともに、止水板5の他端部12bを第3取付部材13
bから露出させてシール材22bを設けることによっ
て、より高い止水性能を得ることができる。
【0009】図2は、図1に示される実施例の組立状態
を説明するために分解して示す断面図である。前記耐火
帯3および止水板5を第1〜第3取付部材10a,10
b;11a,11b;13a,13bを用いてたとえば
工場内などで組立る際には、まず第2取付部材11a,
11bと第3取付部材13a,13bとによって止水板
5の両端部12a,12bをそれぞれ挟持した状態でリ
ベット24a,24bを挿通してかしめ、これら止水板
5の両端部12a,12bを約90度屈曲させた状態で
挟持する。この状態では、止水板5の前記両端部12
a,12bの先端部付近は第3取付部材13a,13b
から露出している。そのために第3取付部材13a,1
3bの外側方(図2の左右方向両側方)に延びる屈曲部
分25a,25bの長さL1a,L1bよりも、止水板
5の屈曲された両端部12a,12bの長さL2a,L
2bが長く(L1a<L2a,L1b<L2b)に選ば
れている。
【0010】このようにして第2および第3取付部材1
1a,11b;13a,13bによって挟持された止水
板5は、耐火帯3に連結される。止水板5、第2取付部
材11a,11b、耐火帯3および第1取付部材10
a,10bにリベット26a,26bをそれぞれ挿通
し、各リベット26a,26bの第1取付部材10a,
10bからそれぞれ突出する先端部をかしめることによ
って、既に止水板5が取付けられている第2取付部材1
1a,11bに、耐火帯3が、第1取付部材10a,1
0bと第2取付部材11a,11bとによって挟持され
た状態で取付けられる。この状態では、耐火帯3の両端
部8a,8b;9a,9bは第2取付部材11a,11
bからそれぞれ突出しており、そのために耐火帯3の両
端部8a,8b;9a,9bの長さL3a,L3bは、
第2取付部材11a,11bの外側方に屈曲された屈曲
部分27a,27bの長さL4a,L4bよりも長く
(L4a<L3a,L4b<L3b)に選ばれている。
【0011】このようにして第1〜第3取付部材10
a,10b;11a,11b;13a,13bを用い
て、止水板5と耐火帯3とが連結された状態で、現場に
運搬し、前記止水板5を外部4側にした状態で各躯体1
a,1b間に配置し、前述のようにしてビス17a,1
7bを用いて外部4側から各縁材16a,16bに取付
ける。したがって現場における作業工程数が少なく、取
付作業を容易かつ迅速に行うことができる。こうして各
ビス17a,17bを螺着した後には、カバー体18を
ビス19を用いて取付けた後、シール材22a,22b
が打設され、取付作業が終了する。平板状の第1取付部
材10は、躯体側に配置される。第2取付部材11は、
第1垂下部11a1と、第1垂下部11a1の上端部に
連なり躯体側に延びる第1水平部11a2とを有する。
耐火帯の幅方向両端部を第1および第2取付部材10,
11から突出させて、躯体側に延びる屈曲した状態で第
1取付部材10と第2取付部材11の第1垂下部11a
1とによって挟持する。第3取付部材13は、第2垂下
部13a1と、第2垂下部13a1の上端部に連なり躯
体側に延びる第2水平部13a2とを有する。止水板5
の幅方向両端部は、第3取付部材13から突出させて、
躯体側に延びて屈曲した状態で第1垂下部11a1と第
2垂下部13a1との間および第1水平部11a2と第
2水平部13a2との間で挟持する。耐火帯3の両端部
を各躯体に接触させた状態で、第2取付部材11の第1
水平部11a2を外部側から各躯体にそれぞれ固定す
る。第3取付部材13から露出する止水板5の各端部と
各躯体との間を、外部側から打設されたシール材22
a,22bによって塞ぐ。
【0012】本考案の他の実施例として、図3に示され
るように、前記リベット26a,26bを用いて、耐火
帯3の両端部8a,8b;9a,9bを、第1および第
2取付部材10a,10b;11a,11bによって挟
持しておき、その後に、ビス28a,28bを用いて、
第2取付部材11a,11b上に止水板5の両端部12
a,12bを配置し、第3取付部材13a,13bによ
って押えた状態で、ビス18a,18bを螺着するよう
にしてもよい。このような構成によって、前記リベット
26a,26bを止水板5によって覆うことができ、水
密性を向上することができる。
【0013】前述の実施例では、耐火帯3を2枚の耐火
帯部分6,7から構成するようにしたけれども、3枚以
上の耐火帯部分から構成するようにしてもよく、あるい
は1枚だけであってもよい。
【0014】
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、第1〜第3取付部材を
用いて止水板と耐火帯とを予め連結しておき、その状態
で現場に運搬して同時に躯体に取付けることができるの
で、現場における取付作業の工程数を削減して、取付作
業の迅速化および簡略化を図ることができる。また耐火
帯および止水板が各躯体に取付けられた状態では、各耐
火帯の両端部が各躯体にそれぞれ接触しているので、火
災などが発生したときに、炎が外部から内部へあるいは
内部から外部へ漏出することを防止することができ、耐
火性能を向上することができる。また止水板の両端部は
第3取付部材から突出しており、この露出した部分と躯
体とにわたってシール材を打設するようにしたので、止
水機能を向上することができ、外部からの風雨の侵入を
確実に遮断することができる。本考案では、耐火帯の両
端部を、躯体の内面に押し当てて、耐火性能を向上する
ことができる。また止水板5は、ゴムなどの材料から成
ってもよく、耐火帯の重量を支える構造ではないので、
止水板の強度を大きくする必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の鉛直断面図である。
【図2】図1に示される実施例の組立作業を説明するた
めに分解して示す断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の鉛直断面図である。
【符号の説明】
1a,1b 躯体 3 耐火帯 4 外部 5 止水板 8a,8b;9a,9b 両端部 10a,10b 第1取付部材 11a,11b 第2取付部材 12a,12b 止水板5の両端部 13a,13b 第3取付部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する耐火帯と、この耐火帯よ
    りも外部側に配置される可撓性を有する止水板とを、相
    互に間隔をあけて隣接する一対の躯体間にわたって取付
    けて前記間隔を塞ぐ帯状体の取付構造において、 各対を成す金属製の第1、第2および第3取付部材1
    0,11,13を準備して、 躯体側に、平板状の第1取付部材10を配置し、 第2取付部材11は、第1垂下部11a1と、第1垂下
    部11a1の上端部に連なり躯体側に延びる第1水平部
    11a2とを有し、 前記耐火帯の幅方向両端部を第1および第2取付部材か
    ら突出させて、躯体側に延びて屈曲した状態で前記第1
    取付部材10と第2取付部材の第1垂下部11a1とに
    よって挟持し、 第3取付部材13は、第2垂下部13a1と、第2垂下
    部13a1の上端部に連なり躯体側に延びる第2水平部
    13a2とを有し、 前記止水板の幅方向両端部を第3取付部材から突出させ
    て、躯体側に延びて屈曲した状態で第1垂下部11a1
    と第2垂下部13a1との間および第1水平部11a2
    と第2水平部13a2との間で挟持し、 前記耐火帯の両端部を各躯体に接触させた状態で、第2
    取付部材の第1水平部11a2を外部側から各躯体にそ
    れぞれ固定し、 前記第3取付部材から露出する止水板の各端部と各躯体
    との間を、外部側から打設されたシール材22a,22
    bによって塞ぐことを特徴とする帯状体の取付構造。
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JPS62166905U (ja) * 1986-04-14 1987-10-23
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