JP2010001646A - カーテンウォール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カーテンウォール1は、床版に固設されたファスナー14と、このファスナー14と方立2とを連結する取付金具16とによって支持され、耐火パネル45は、四周が左右対の鋼製縦枠40,41及び上下対の鋼製横枠42,43からなる保持枠44により保持されるとともに、前記鋼製縦枠40,41の部材中間位置に上段側掛止用切欠き部40a、41aと下段側掛止用切欠き部40b、41bが形成されたユニットSとされ、前記鋼製縦枠40,41の上段側掛止用切欠き部40a、41aを前記ファスナー14に掛止させるとともに、前記下段側掛止用切欠き部40b、41bを床版支持用梁材34に設けた断面L字状の耐火パネルファスナー35に掛止させて支持する。
【選択図】図4
Description
前記耐火パネルは、躯体によって支持される金属製支持具を一体的に備え、方立及び/又は無目よりも内側に位置するとともに、横方向に連設した状態で躯体に支持され、かつ隣り合う耐火パネルの目地部を耐火材で塞ぐとともに、耐火パネルの躯体側支持部を耐火材で覆ったことを特徴とするカーテンウォールが提供される。
前記方立は、床版に固設されたファスナーと、このファスナーに連結された取付金具とによって支持され、
前記耐火パネルは、少なくとも左右縁に金属製縦枠を備え、躯体には前記金属製縦枠を支持する躯体支持具を固設し、
前記取付金具は耐火パネル間に位置し、前記耐火パネルは前記方立よりも内側に位置するとともに、横方向に連設した状態で前記躯体支持具によって支持され、かつ隣り合う耐火パネルの目地部を耐火材で塞ぐとともに、前記躯体支持具を含む耐火パネルの躯体側支持部を耐火材で覆ったことを特徴とするカーテンウォールが提供される。
前記カーテンウォールは、床版に固設されたファスナーと、このファスナーと方立とを連結する取付金具とによって支持され、
前記耐火パネルは、四周が左右対の鋼製縦枠及び上下対の鋼製横枠からなる保持枠により保持されるとともに、前記鋼製縦枠の部材中間位置に掛止用切欠き部が形成されたユニットとされ、
前記耐火パネルユニットは、前記鋼製縦枠の掛止用切欠き部を前記ファスナーに掛止させることにより支持されていることを特徴とするカーテンウォールが提供される。
前記カーテンウォールは、床版に固設されたファスナーと、このファスナーと方立とを連結する取付金具とによって支持され、
前記耐火パネルは、四周が左右対の鋼製縦枠及び上下対の鋼製横枠からなる保持枠により保持されるとともに、前記鋼製縦枠より内方側位置に別途鋼製掛止用縦材が設けられるとともに、この鋼製縦材の部材中間位置に掛止用切欠き部が形成されたユニットとされ、
前記耐火パネルユニットは、前記鋼製掛止用縦材の掛止用切欠き部を前記ファスナーに掛止させることにより支持されていることを特徴とするカーテンウォールが提供される。
図1は方立支持部の水平断面図であり、図2は図1のII−II線矢視図、図3は方立支持部の要部拡大側面図、図4は図1のIV−IV線矢視図である。
前記カーテンウォール1は、床版Fに固設されたファスナー14と、このファスナー14と方立2とを連結する取付金具16とによって支持されている。具体的に前記方立2の支持構造は、図3に示されるように、床版Fの端部にアンカー金物13が埋設固定されるとともに、このアンカー金物13に頭部が嵌合支持され、かつネジ部を外部に突出させて設けられた固定用ボルト15およびナット15Bによりファスナー14を固定し、一方、方立2の上部側を支持する取付金具16をボルト17,17によって固定し、これら取付金具16とファスナー14との間にライナー金具19を介在させた状態で固定用ボルト18およびナット18Bによって固定されている。前記取付金具16は、図1に示されるように、方立2を支持する断面コ字状の方立支持部16Aと、前記ファスナー14に固定される板状のファスナー固定部16Cと、前記方立支持部16Aとファスナー固定部16Cとを連結する板状連結部16Bとからなる部材である。
耐火パネルユニットSは、カーテンウォール1の窓部と窓部との間の天井及び床部分(スパンドレル部)に配置されるものであって、図8に示されるように、四周が左右対の鋼製縦枠40,41及び上下対の鋼製横枠42,43からなる保持枠44により保持されるとともに、前記鋼製縦枠40の部材中間位置に、上下方向に間隔を空けて上下2段で掛止用切欠き部40a、40bが形成され、かつ前記鋼製縦枠41の部材中間位置に、上下方向に間隔を空けて上下2段で掛止用切欠き部41a、41bが形成されたユニットSとされ、この耐火パネルユニットSは、図1及び図4に示されるように、前記鋼製縦枠40,41の上段側掛止用切欠き部40a、41aを前記ファスナー14に掛止させるとともに、鋼製縦枠40,41の下段側掛止用切欠き部40b、41bを床版支持用梁材34に設けた断面L字状の耐火パネルファスナー35に対して掛止させることにより支持されている。
本発明では、前記耐火パネルユニットSは、従来のように、方立2や無目3に対して固定するのではなく、カーテンウォール1とは関係無く、ファスナー14や耐火パネルファスナー35を介して直接床版Fに固定するようにし、仮に火災時にスパンドレル部が下階から噴出火炎等の延焼を受けても、容易に耐火パネルの破損や落下を生じさせないようにしたものである。
(1)上記形態例では、鋼製縦枠40,41の断面コ字状部の室内側フランジを内方側にさらに延在させ、そこから室内側に90°屈曲させ室内側に向けて延在させたブラケット板40Bを形成することにより、前記取付金具16やライナー金具19を避けるようにしたが、図10に示されるように、鋼製縦枠40,41及び鋼製横枠42,43として、すべて同じ断面形状の鋼製枠を用い、前記鋼製縦枠40,41より内方側位置に別途、鋼製掛止用縦材47,48を設け、この鋼製掛止用縦材47,48に上段側掛止用切欠き部47a、48aを形成するようにしてもよい。この場合は、前記鋼製縦枠40,41の上部側には前記取付金具16やライナー金具19との干渉を避けるための切欠き40e,41eを形成するようにし、かつ前記鋼製縦枠40,41には下段側掛止用切欠き部40b、41bのみを形成するようにする。
(2)上記形態例では、安定支持のために、上下2段で支持するようにしたが、上段側、すなわちファスナー14のみによる支持とすることも可能である。
(3)上記形態例では、鋼製縦枠40,41に掛止用切欠き部40a、41a、40b、41bを形成し、ファスナーなどの躯体支持具に掛止させるようにしたが、ボルト固定や溶接等によることも可能である。
(4)本発明は、耐火パネルをカーテンウォールではなく、躯体に対して直接的に支持させるものであるから、耐火パネルが鋼製支持具を一体的に備え、この鋼製支持具を例えば、別途躯体に固設された躯体支持具やカーテンウォールを支持するために躯体に固設されたファスナー14によって支持することにより、本発明の所期の目的を達し得るものとなる。
(5)前記耐火パネルを支持するために、躯体に固設された躯体支持具やカーテンウォールを支持するために躯体に固設されたファスナー14としては、鋼製とすることが望ましいが、躯体側支持部を耐火材で覆う耐火処理を行う場合は、前記躯体支持具やファスナー14として、アルミ合金材を含む金属材全般を用いることも可能である。また、同様に鋼製縦枠40,41や鋼製横枠42,43についても、これらの部材を耐火材で覆う処理を行う場合は、アルミ合金材を含む金属材全般を用いることが可能である。
Claims (9)
- ガラスパネルをアルミニウム合金製の方立及び/又は無目で支持し、スパンドレル部に耐火パネルを配置したカーテンウォールであって、
前記耐火パネルは、躯体によって支持される金属製支持具を一体的に備え、方立及び/又は無目よりも内側に位置するとともに、横方向に連設した状態で躯体に支持され、かつ隣り合う耐火パネルの目地部を耐火材で塞ぐとともに、耐火パネルの躯体側支持部を耐火材で覆ったことを特徴とするカーテンウォール。 - ガラスパネルをアルミニウム合金製の方立及び/又は無目で支持し、スパンドレル部に耐火パネルを配置したカーテンウォールであって、
前記方立は、床版に固設されたファスナーと、このファスナーに連結された取付金具とによって支持され、
前記耐火パネルは、少なくとも左右縁に金属製縦枠を備え、躯体には前記金属製縦枠を支持する躯体支持具を固設し、
前記取付金具は耐火パネル間に位置し、前記耐火パネルは前記方立よりも内側に位置するとともに、横方向に連設した状態で前記躯体支持具によって支持され、かつ隣り合う耐火パネルの目地部を耐火材で塞ぐとともに、前記躯体支持具を含む耐火パネルの躯体側支持部を耐火材で覆ったことを特徴とするカーテンウォール。 - 前記金属製縦枠に掛止用切欠き部を形成し、この掛止用切欠き部を前記躯体支持具に掛止させてある請求項2記載のカーテンウォール。
- 前記躯体支持具を前記ファスナーが兼用している請求項2,3いずれかに記載のカーテンウォール。
- スパンドレル部に耐火パネルが配置されたカーテンウォールであって、
前記カーテンウォールは、床版に固設されたファスナーと、このファスナーと方立とを連結する取付金具とによって支持され、
前記耐火パネルは、四周が左右対の鋼製縦枠及び上下対の鋼製横枠からなる保持枠により保持されるとともに、前記鋼製縦枠の部材中間位置に掛止用切欠き部が形成されたユニットとされ、
前記耐火パネルユニットは、前記鋼製縦枠の掛止用切欠き部を前記ファスナーに掛止させることにより支持されていることを特徴とするカーテンウォール。 - スパンドレル部に耐火パネルが配置されたカーテンウォールであって、
前記カーテンウォールは、床版に固設されたファスナーと、このファスナーと方立とを連結する取付金具とによって支持され、
前記耐火パネルは、四周が左右対の鋼製縦枠及び上下対の鋼製横枠からなる保持枠により保持されるとともに、前記鋼製縦枠より内方側位置に別途鋼製掛止用縦材が設けられるとともに、この鋼製縦材の部材中間位置に掛止用切欠き部が形成されたユニットとされ、
前記耐火パネルユニットは、前記鋼製掛止用縦材の掛止用切欠き部を前記ファスナーに掛止させることにより支持されていることを特徴とするカーテンウォール。 - 前記鋼製縦枠及び/又は鋼製掛止用縦材の部材長手方向に上下2段で前記掛止用切欠き部が形成され、上段側掛止切欠き部を前記ファスナーに掛止させるとともに、下段側掛止用切欠き部は床版支持用梁材に設けた耐火パネルファスナーに対して掛止させることにより前記耐火パネルユニットが支持されている請求項5〜6いずれかに記載のカーテンウォール。
- 前記鋼製縦枠及び/又は鋼製掛止用縦材のファスナーに対する掛止部は、ファスナー中央の取付金具の連結部位を避けて、その両側としてある請求項5〜7いずれかに記載のカーテンウォール。
- 前記鋼製縦枠、鋼製横枠及び/又は鋼製掛止用部材を耐火材で覆う処理を行うことを前提に、これらの部材に代えて、アルミ合金製縦枠、アルミ合金製横枠及び/又はアルミ合金製掛止用部材を用いる請求項5〜8いずれかに記載のカーテンウォール。
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