JP2984209B2 - 窓ガラスの耐火支持構造 - Google Patents

窓ガラスの耐火支持構造

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JP2984209B2 JP8069293A JP6929396A JP2984209B2 JP 2984209 B2 JP2984209 B2 JP 2984209B2 JP 8069293 A JP8069293 A JP 8069293A JP 6929396 A JP6929396 A JP 6929396A JP 2984209 B2 JP2984209 B2 JP 2984209B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成建築部材の外
観が良好であって、しかも、火災時においては、窓ガラ
スの落下を防止できる窓ガラスの耐火支持構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、建築物の天窓部のフレームを構
成する建築部材は、建築物の延焼地域に設けられるため
に、建築基準法が適用されて、甲種或いは乙種の防火基
準を満たす必要があるのに加えて、室内側に露出するこ
とがあるため、その外観を良好にする必要もある。この
建築部材をアルミニウム製にすると、その外観は良好で
あるが、素材の融点が低いために、上記した防火基準が
満たされず、この防火基準を満たすために、上記建築部
材を鉄製にすると、防火基準を満たしても、経年使用に
よる錆などの発生があって、外観が悪くなる問題があ
る。このため、上記建築部材をステンレス製にすると、
外観と防火基準との双方を同時に満たすことができる
が、高価となって実用的でない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構成建築部
材の外観を良好にし、しかも、火災時において窓ガラス
の落下を防止できる窓ガラスの耐火支持構造の提供を課
題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した手段は、中空状に成形されたアルミ
ニウム製の外側部材の内側に鉄製の内側部材が嵌め込ま
れた複合部材により天窓部等のフレームを構成して、該
複合部材を構成する外側部材の上面に鉄製の窓ガラス受
板を配置して、該窓ガラス受板と鉄製の前記内側部材と
をビスを介して一体に連結し、ガスケット嵌着体を介し
て前記外側部材の上方に装着されたガスケットと、前記
窓ガラス受板との間で窓ガラスの周縁部を挟み込む構成
にしたことである。
【0005】天窓部等のフレームは、外側部材がアルミ
ニウム製の複合部材で構成されているために、その外観
が良好であるのに加えて、火災時において、アルミニウ
ム製の外側部材が溶解しても、窓ガラスを支持している
鉄製の窓ガラス受板は、同じく鉄製の内側部材に支持さ
れているために、窓ガラスの落下を防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、建築用複合部材A1 と他
の建築部材Bとをフレーム状に組んだ状態の部分平面図
であり、図2は、図1のX−X線拡大断面図であり、図
3は、建築用複合部材A1 の分解斜視図であり、図4
は、火災時において窓ガラスGの落下が防止されること
を示す断面図である。図1ないし図3において、建築用
複合部材A1 と他の建築部材Bとは、フレーム状に組ま
れて建築物の天窓部に使用される。建築用複合部材A1
は、中空状に成形されたアルミニウム製の外側部材10
を構成する角筒状の中空本体部1の内側に、同じく角筒
状に成形された鉄製の内側部材20が嵌め込まれた構成
である。外側部材10は、角筒状の中空本体部1の上面
及び下面にそれぞれ上板部2及び下板部3が一体に設け
られ、下板部3における幅方向の両端部には、中空体5
の上面に部分的に開口したボルト嵌装体4が長手方向に
沿って設けられ、上板部2の幅方向の両端部には、中空
体5が長手方向に沿って設けられていると共に、その幅
方向の中央部には、窓ガラス受板6とガスケット嵌着体
7とを一体にして嵌め込むための一対の突条8が所定間
隔をおいて長手方向に設けられた構成である。この窓ガ
ラス受板6とガスケット嵌着体7とは、いずれも鉄製で
ある。
【0007】上記構成の外側部材10の中空本体部1の
内側に内側部材20が嵌め込まれ、両部材10,20
は、その側面部において多数のビス9を介して一体に結
合されている。この建築用複合部材A1 と他の建築部材
Bとは、図1に示されるように互い直交して配置され
て、両部材A1,Bは、ブラケット(図示せず)と、該建
築用複合部材A1 のボルト嵌装体4に嵌装された連結ボ
ルト11とを介して連結される。
【0008】また、外側部材10の上板部2に設けられ
た一対の突条8の間には、逆ハット状に折り曲げられた
窓ガラス受板6とU字状のガスケット嵌着体7とが嵌め
込まれて、窓ガラス受板6とガスケット嵌着体7とは、
ビス12を介して外側部材10の上板部2に一体に取付
けられている。この構造により、窓ガラス受板6と内側
部材20とは、ビス12を介して一体に連結されてい
。窓ガラス受板6の幅方向の両端部には、ライナー1
3が一体に取付けられており、該ライナー13と、ガス
ケット嵌着体7に嵌着されたガスケット14とで窓ガラ
スGの周縁部が挟み込まれている。
【0009】このため、使用時においては、建築用複合
部材A1 は、アルミニウム製の外側部材10が外部に出
ていて、内部の鉄製の内側部材20は隠蔽されていると
共に、鉄製の内側部材20に発生した錆類は、外部から
は全く分からないので、建築用複合部材A1 の部分の外
観が良好となる。一方、火災時の延焼により、建築用複
合部材A1 及び建築部材Bの部分が加熱されて、建築用
複合部材A1 に関しては、アルミニウム製の外側部材1
0,ゴム製のガスケット14,同じくゴム製のライナー
13などが溶解されても、ビス12を介して互いに連結
されている鉄製の内側部材20と窓ガラス受板6とは、
残存して、図4に示されるように、窓ガラスGの周縁部
は、窓ガラス受板6に支持されて、窓ガラスGの落下が
防止される。
【0010】また、図5に示される建築用複合部材A2
は、アルミニウム製の外側部材10’の内側に鉄製の内
側部材20’が嵌め込まれた構成であって、外側部材1
0’の上面に逆ハット状の窓ガラス受板6’とU字状の
ガスケット嵌着体7とが載置されて、これらはビス12
を介して外側及び内側の各部材10’,20’に一体に
取付けられている。窓ガラス受板6’の幅方向の両端部
には、それぞれライナー13’が取付けられ、該ライナ
ー13’と、ガスケット嵌着体7に嵌着されたガスケッ
ト14との間に、窓ガラスGの周縁部が挟まれている。
この建築用複合部材A2 においても、上記した複合部材
1 と全く同様に、アルミニウム製の外側部材10’が
外部に出ているために、その外観が良好なのに加え、火
災時においても、鉄製の窓ガラス受板6により窓ガラス
Gの周縁部が支持されるために、その落下が防止され
る。
【0011】なお、本発明に係る建築用複合部材は、建
築物の天窓部のみならず、アルミニウム製の外観を必要
としていて、しかも火災時においては、鉄製の内側部材
のみが残存して、これにより支持している部材の落下を
防止する必要がある部分ならば、建築物のいかなる部分
であっても使用可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る窓ガラスの耐火支持構造に
よれば、天窓部等のフレームは、外側部材がアルミニウ
ム製の複合部材で構成されているために、その外観が良
好であるのに加えて、火災時において、アルミニウム製
の外側部材が溶解しても、窓ガラスを支持している鉄製
の窓ガラス受板は、同じく鉄製の内側部材に支持されて
いるために、窓ガラスの落下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築用複合部材A1 と他の建築部材Bとをフレ
ーム状に組んだ状態の部分平面図である。
【図2】図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】建築用複合部材A1 の分解斜視図である。
【図4】火災時において窓ガラスGの落下が防止される
ことを示す断面図である。
【図5】別の建築用複合部材A 2 を使用した窓ガラスの
耐火支持構造の断面図である。
【符号の説明】
1,A2 :建築用複合部材 G:窓ガラス 6:窓ガラス受板7:ガスケット嵌着体 10,10’:外側部材12:ビス 14:ガスケット 20,20’:内側部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状に成形されたアルミニウム製の外
    側部材の内側に鉄製の内側部材が嵌め込まれた複合部材
    により天窓部等のフレームが構成されて、該複合部材を
    構成する外側部材の上面に鉄製の窓ガラス受板が配置さ
    れて、該窓ガラス受板と鉄製の前記内側部材とがビスを
    介して連結され、ガスケット嵌着体を介して外側部材の
    上方に装着されたガスケットと、前記窓ガラス受板との
    間に窓ガラスの周縁部が挟み込まれている構成であるこ
    とを特徴とする窓ガラスの耐火支持構造。
JP8069293A 1996-02-28 1996-02-28 窓ガラスの耐火支持構造 Expired - Fee Related JP2984209B2 (ja)

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