JP3244658B2 - レバー式倒缶、倒びん検知装置 - Google Patents
レバー式倒缶、倒びん検知装置Info
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- JP3244658B2 JP3244658B2 JP5794498A JP5794498A JP3244658B2 JP 3244658 B2 JP3244658 B2 JP 3244658B2 JP 5794498 A JP5794498 A JP 5794498A JP 5794498 A JP5794498 A JP 5794498A JP 3244658 B2 JP3244658 B2 JP 3244658B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チェーンコンベ
ア等によって移送されるビール缶やビールびんの製造工
程において倒缶、倒びんを検知する倒缶、倒びん検知装
置に関する。
ア等によって移送されるビール缶やビールびんの製造工
程において倒缶、倒びんを検知する倒缶、倒びん検知装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からビール工場においては、ビール
が充填(注入)されたビール缶やビールびんをコンベア
等によって移送し、製造日(ロットNO.)等を刻印した
後にそれぞれ箱詰めして出荷する製造作業が行われてい
る。ところが、何らかの要因により移送途中のビール缶
やビールびんが倒れそのままの状態であると製造工程や
移送システムに支障を来すことがあるため、工場の製造
工程にはこのようなビール缶やビールびんの倒缶及び倒
びんを自動的に検知する倒缶、倒びん検知装置が設けら
れている。
が充填(注入)されたビール缶やビールびんをコンベア
等によって移送し、製造日(ロットNO.)等を刻印した
後にそれぞれ箱詰めして出荷する製造作業が行われてい
る。ところが、何らかの要因により移送途中のビール缶
やビールびんが倒れそのままの状態であると製造工程や
移送システムに支障を来すことがあるため、工場の製造
工程にはこのようなビール缶やビールびんの倒缶及び倒
びんを自動的に検知する倒缶、倒びん検知装置が設けら
れている。
【0003】図11(a),(b)は従来のレバー式倒缶、倒
びん検知装置を示しており、この従来装置1は枢軸2を
中心として回動可能な長尺状の回動レバー3と光電セン
サ4(レバー検知手段)により構成されている。同図に
示すように、光電センサ4は回動レバー3の上端部3a
と対向する位置に設けられ、回動レバー3の下端部3b
は移送されてくるビール缶5の頭部5aと当接するよう
にその長さが選定されている。そして、これら回動レバ
ー3と光電センサ4は取付枠部6の所定位置にそれぞれ
設けられると共に、この取付枠部6はコンベア7(チェ
ーンコンベア)の片側に位置するフレーム等(図示せ
ず)に取付固定されている。
びん検知装置を示しており、この従来装置1は枢軸2を
中心として回動可能な長尺状の回動レバー3と光電セン
サ4(レバー検知手段)により構成されている。同図に
示すように、光電センサ4は回動レバー3の上端部3a
と対向する位置に設けられ、回動レバー3の下端部3b
は移送されてくるビール缶5の頭部5aと当接するよう
にその長さが選定されている。そして、これら回動レバ
ー3と光電センサ4は取付枠部6の所定位置にそれぞれ
設けられると共に、この取付枠部6はコンベア7(チェ
ーンコンベア)の片側に位置するフレーム等(図示せ
ず)に取付固定されている。
【0004】そして、回動レバー3が回動し光電センサ
4の検知信号に基づいてビール缶の有無(転倒)が検知
される。すなわち、図11(a)に示すように移送されるビ
ール缶5(R缶)がまだ回動レバー3まで到達していな
い状態では、この回動レバー3は直立状態であるため、
光電センサ4は回動レバー3の上端部3aによって遮蔽
されているためOFFしている(本例では光電センサの
遮蔽時には、検知出力をOFFとする)。ここで、コン
ベア7によって移送されたビール缶5が図11(b)に示す
ように回動レバー3に当接しこの回動レバー3を偏倚
(図で時計方向)させると遮蔽が解除され光電センサ4
がONとなる。通常は、このように順次移送されてくる
ビール缶5によって光電センサ4がON状態を継続する
ため、これが「正常動作」と判断される。
4の検知信号に基づいてビール缶の有無(転倒)が検知
される。すなわち、図11(a)に示すように移送されるビ
ール缶5(R缶)がまだ回動レバー3まで到達していな
い状態では、この回動レバー3は直立状態であるため、
光電センサ4は回動レバー3の上端部3aによって遮蔽
されているためOFFしている(本例では光電センサの
遮蔽時には、検知出力をOFFとする)。ここで、コン
ベア7によって移送されたビール缶5が図11(b)に示す
ように回動レバー3に当接しこの回動レバー3を偏倚
(図で時計方向)させると遮蔽が解除され光電センサ4
がONとなる。通常は、このように順次移送されてくる
ビール缶5によって光電センサ4がON状態を継続する
ため、これが「正常動作」と判断される。
【0005】一方、図11(b)に示すようにビール缶5が
転倒(倒缶)した場合には光電センサ4がON状態から
OFF状態に変化(光電センサ4がOFFのまま)する
ため、これがビール缶5の転倒(倒缶)と判断される。
具体的には、転倒(倒缶)タイミングを判定する場合に
は遅延タイマー等が採用される。そして、倒缶が検知さ
れたときには、警報ブザー等により警報が発せられると
共に、コンベア7が停止し製造工程が一時中断する。
尚、ビールびんにおいても同様の倒びん検知が行われ
る。
転倒(倒缶)した場合には光電センサ4がON状態から
OFF状態に変化(光電センサ4がOFFのまま)する
ため、これがビール缶5の転倒(倒缶)と判断される。
具体的には、転倒(倒缶)タイミングを判定する場合に
は遅延タイマー等が採用される。そして、倒缶が検知さ
れたときには、警報ブザー等により警報が発せられると
共に、コンベア7が停止し製造工程が一時中断する。
尚、ビールびんにおいても同様の倒びん検知が行われ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、製造
(市販)されているビール缶には種類(容量)の異なる
サイズ、大別して350ml缶(以降、R缶とする)と500ml
缶(以降、H缶とする)がある。このため、例えば、図
12に示すように、R缶(寸法M)の倒缶検知をH缶(寸
法L)の倒缶検知とする変更を行う場合には、その高さ
が異なるために、H缶の高さ(寸法L)に合わせて、図
12で装置1の取付位置を上方に寸法Xだけ上昇させる必
要がある。実際には、この位置変更は取付枠部6の取付
ボルト(図示せず)を緩めて位置調節(高さ変更)を行
うことになるため、ビール缶の種類に応じて(種類変
更)、作業員が変更作業をその都度行わなければなら
ず、手間がかかるうえ作業の煩雑化を招く原因となる。
また、製造作業が一時的に中断することから、作業能率
を低下させるという問題が生じてしまう。
(市販)されているビール缶には種類(容量)の異なる
サイズ、大別して350ml缶(以降、R缶とする)と500ml
缶(以降、H缶とする)がある。このため、例えば、図
12に示すように、R缶(寸法M)の倒缶検知をH缶(寸
法L)の倒缶検知とする変更を行う場合には、その高さ
が異なるために、H缶の高さ(寸法L)に合わせて、図
12で装置1の取付位置を上方に寸法Xだけ上昇させる必
要がある。実際には、この位置変更は取付枠部6の取付
ボルト(図示せず)を緩めて位置調節(高さ変更)を行
うことになるため、ビール缶の種類に応じて(種類変
更)、作業員が変更作業をその都度行わなければなら
ず、手間がかかるうえ作業の煩雑化を招く原因となる。
また、製造作業が一時的に中断することから、作業能率
を低下させるという問題が生じてしまう。
【0007】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来装置のもつ問題を解消し、移送されるビール缶やビー
ルびんの種類(サイズ)が変更されても装置位置の変更
作業を必要としないうえ、且つその種類も同時に判別す
ることができるレバー式倒缶、倒びん装置を提供するに
ある。
来装置のもつ問題を解消し、移送されるビール缶やビー
ルびんの種類(サイズ)が変更されても装置位置の変更
作業を必要としないうえ、且つその種類も同時に判別す
ることができるレバー式倒缶、倒びん装置を提供するに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、枢軸を中心として回動可能に設
けられた回動レバーと、この回動レバーの上端部と対向
した位置に設けられ、回動レバーの有無を検知するレバ
ー検知手段とを具え、コンベア上に整列状態で載置され
移送されるビール缶やビールびんの転倒を検知するレバ
ー式倒缶、倒びん検知装置において、回動レバーには数
か所の屈曲した当接部が設けられ、これら当接部の内の
いずれかの当接部がビール缶やビールびんの高さに応じ
て当接し、この当接によって回動レバーが所定の偏倚角
度にそれぞれ異なって回動されると共に、レバー検知手
段による検知が行われ、この検知結果に基づいて倒缶、
倒びんが検知されることを特徴とするものである。
目的を達成するために、枢軸を中心として回動可能に設
けられた回動レバーと、この回動レバーの上端部と対向
した位置に設けられ、回動レバーの有無を検知するレバ
ー検知手段とを具え、コンベア上に整列状態で載置され
移送されるビール缶やビールびんの転倒を検知するレバ
ー式倒缶、倒びん検知装置において、回動レバーには数
か所の屈曲した当接部が設けられ、これら当接部の内の
いずれかの当接部がビール缶やビールびんの高さに応じ
て当接し、この当接によって回動レバーが所定の偏倚角
度にそれぞれ異なって回動されると共に、レバー検知手
段による検知が行われ、この検知結果に基づいて倒缶、
倒びんが検知されることを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、回動レバーの偏倚角度は移送されるビ
ール缶やビールびんの種類に応じて、それぞれ異なるよ
うに選定されると共に、レバー検知手段による検知結果
に基づいてその種類が判別されることを特徴とするもの
である。
の発明において、回動レバーの偏倚角度は移送されるビ
ール缶やビールびんの種類に応じて、それぞれ異なるよ
うに選定されると共に、レバー検知手段による検知結果
に基づいてその種類が判別されることを特徴とするもの
である。
【発明の実施の形態】図1〜図10は本発明のレバー式倒
缶、倒びん装置の実施形態を示している。ここで、図1
〜図5は第1実施形態を示し、図1〜図3はビールびん
のうち大びんを、図4は中びんを図5は小びんの移送状
態をそれぞれ示している。図1に示すように、この第1
実施形態においては、装置11は枢軸12を中心として回動
可能に設けられた回動レバー13と、この回動レバー13の
上部側と近接する位置に設けられた光電センサ22(レバ
ー検知手段)により構成されている。図示の例では、回
動レバー13には薄板状の金属板等が使用され、3箇所で
屈曲した当接板部14,15,16を有する「く字型」に形成
されている。回動レバー13の下半部は移送されるビール
びんに当接するようにその長さが選定されている。ま
た、当接板部14,15,16はビールびんの大びん17(図
1)、中びん18(図4)、小びん19(図5)の各頭部
(蓋表面)とそれぞれ当接するように角度及びその長さ
が選定されている。そして、後述するようにビールびん
が回動レバーに当接した際には遮蔽板による光電センサ
の遮蔽が解除される。
缶、倒びん装置の実施形態を示している。ここで、図1
〜図5は第1実施形態を示し、図1〜図3はビールびん
のうち大びんを、図4は中びんを図5は小びんの移送状
態をそれぞれ示している。図1に示すように、この第1
実施形態においては、装置11は枢軸12を中心として回動
可能に設けられた回動レバー13と、この回動レバー13の
上部側と近接する位置に設けられた光電センサ22(レバ
ー検知手段)により構成されている。図示の例では、回
動レバー13には薄板状の金属板等が使用され、3箇所で
屈曲した当接板部14,15,16を有する「く字型」に形成
されている。回動レバー13の下半部は移送されるビール
びんに当接するようにその長さが選定されている。ま
た、当接板部14,15,16はビールびんの大びん17(図
1)、中びん18(図4)、小びん19(図5)の各頭部
(蓋表面)とそれぞれ当接するように角度及びその長さ
が選定されている。そして、後述するようにビールびん
が回動レバーに当接した際には遮蔽板による光電センサ
の遮蔽が解除される。
【0010】また、枢軸12には回動レバー13に対して所
定の偏倚角度(この例では、約75°)になるように取付
固定された遮蔽板20が設けられている。したがって、こ
の遮蔽板20も回動レバー13の回動に伴って回動(偏倚)
される。そして、図1に示すように、未だ大びん17が移
送(到達)されないときには遮蔽板20によって、光電セ
ンサ22が遮蔽(OFF)されると共に、その平衡状態
(バランス)を保持するように遮蔽板20の重さが選定さ
れている。
定の偏倚角度(この例では、約75°)になるように取付
固定された遮蔽板20が設けられている。したがって、こ
の遮蔽板20も回動レバー13の回動に伴って回動(偏倚)
される。そして、図1に示すように、未だ大びん17が移
送(到達)されないときには遮蔽板20によって、光電セ
ンサ22が遮蔽(OFF)されると共に、その平衡状態
(バランス)を保持するように遮蔽板20の重さが選定さ
れている。
【0011】一方、光電センサ22は支持部材21により支
持されると共に、コンベア7(チェーンコンベア)の片
側に位置するフレーム等(図示せず)に固定されてい
る。なお実際は、光電センサは発光部と受光部を有する
ため、コンベア7の両側に発光部と受光部がそれぞれ設
けられている。そして、この光電センサはビールびんの
移送が一列の場合には、光電センサではなくコンベアの
片側に設ける「近接センサ」でもよい。
持されると共に、コンベア7(チェーンコンベア)の片
側に位置するフレーム等(図示せず)に固定されてい
る。なお実際は、光電センサは発光部と受光部を有する
ため、コンベア7の両側に発光部と受光部がそれぞれ設
けられている。そして、この光電センサはビールびんの
移送が一列の場合には、光電センサではなくコンベアの
片側に設ける「近接センサ」でもよい。
【0012】そして、図2に示すように移送されてくる
大びん17と回動レバー13の当接板部14とが当接した際に
は、回動レバー13が偏倚すると共に、遮蔽板20による遮
蔽が解除される。そして、この遮蔽解除によって光電セ
ンサ22がONとなり、ビールびんの到達(存在)を検知
することができる。そして、例えば図3に示すように移
送中の大びん17が倒れた(倒びん)場合には、回動レバ
ー13が回動(図で時計方向)すると共に、遮蔽板20によ
って光電センサ22が再び遮蔽(OFF)される。これに
よって、ビールびんの倒びん検知が行われるものであ
る。
大びん17と回動レバー13の当接板部14とが当接した際に
は、回動レバー13が偏倚すると共に、遮蔽板20による遮
蔽が解除される。そして、この遮蔽解除によって光電セ
ンサ22がONとなり、ビールびんの到達(存在)を検知
することができる。そして、例えば図3に示すように移
送中の大びん17が倒れた(倒びん)場合には、回動レバ
ー13が回動(図で時計方向)すると共に、遮蔽板20によ
って光電センサ22が再び遮蔽(OFF)される。これに
よって、ビールびんの倒びん検知が行われるものであ
る。
【0013】つまり、このように本実施形態ではビール
びんが正常に移送されている時には光電センサ22が常時
ON状態であり、光電センサ22がこの状態からOFFし
たときに倒びんとして検知している。尚、ビールびんの
移送前においても光電センサはOFF状態ではあるが、
これはインターロックON・OFFのスイッチにて自動
運転時にスイッチを入れることで、図1〜図3のときに
始めて倒びんが検知されることになる。
びんが正常に移送されている時には光電センサ22が常時
ON状態であり、光電センサ22がこの状態からOFFし
たときに倒びんとして検知している。尚、ビールびんの
移送前においても光電センサはOFF状態ではあるが、
これはインターロックON・OFFのスイッチにて自動
運転時にスイッチを入れることで、図1〜図3のときに
始めて倒びんが検知されることになる。
【0014】さらに、この第1実施形態では、前述した
ように回動レバー13には3箇所の屈曲された当接板部1
4,15,16が設けられていることから、ビールびんの種
類が変更されても倒びんを容易に検知することができ
る。すなわち、図4に示すように大びんではなく中びん
18の移送時にはこの中びん18の頭部と回動レバー13の当
接板部15とが、また図5に示すように小びん19の移送時
には小びん19の頭部と当接板部16とが当接し、これによ
り回動レバー13を回動させることができる。そして、大
びんの倒びん検知と同様に中びん18、小びん19の倒びん
時にはやはり回動レバー13との当接が解除(図3参照)
されるため、回動レバー13の回動と共に光電センサ22を
ONさせることにより到びん検知を行うことができる。
このため、移送するビールびんの種類を変更する場合に
おいても、その種類にかかわらず装置を対応させること
が可能となる。この結果、作業員による変更作業(高さ
調整)を必要とせず作業の煩雑化を回避することができ
る。また、変更作業を必要としないことから製造工程を
中断することがなくなるため、作業能率を低下させると
いう問題が生じる恐れもなくなる。
ように回動レバー13には3箇所の屈曲された当接板部1
4,15,16が設けられていることから、ビールびんの種
類が変更されても倒びんを容易に検知することができ
る。すなわち、図4に示すように大びんではなく中びん
18の移送時にはこの中びん18の頭部と回動レバー13の当
接板部15とが、また図5に示すように小びん19の移送時
には小びん19の頭部と当接板部16とが当接し、これによ
り回動レバー13を回動させることができる。そして、大
びんの倒びん検知と同様に中びん18、小びん19の倒びん
時にはやはり回動レバー13との当接が解除(図3参照)
されるため、回動レバー13の回動と共に光電センサ22を
ONさせることにより到びん検知を行うことができる。
このため、移送するビールびんの種類を変更する場合に
おいても、その種類にかかわらず装置を対応させること
が可能となる。この結果、作業員による変更作業(高さ
調整)を必要とせず作業の煩雑化を回避することができ
る。また、変更作業を必要としないことから製造工程を
中断することがなくなるため、作業能率を低下させると
いう問題が生じる恐れもなくなる。
【0015】図6〜10は本発明の第2実施形態を示して
いる。図6に示すように、本第2実施形態においては、
装置23は枢軸24を中心として回動可能に設けられた回動
レバー25により構成され、この回動レバー25の上部側と
対向する位置にはレバー検知手段である倒缶検知センサ
26、R缶検知センサ27、H缶検知センサ28がそれぞれ隣
接して設けられている。
いる。図6に示すように、本第2実施形態においては、
装置23は枢軸24を中心として回動可能に設けられた回動
レバー25により構成され、この回動レバー25の上部側と
対向する位置にはレバー検知手段である倒缶検知センサ
26、R缶検知センサ27、H缶検知センサ28がそれぞれ隣
接して設けられている。
【0016】後述するように、倒缶検知センサ26はビー
ル缶の倒缶を検知するためにR缶、H缶検知センサ27,
28はビール缶の種類を判別するために設けられている。
これら各センサ26,27,28は支持枠部29の各支持部材3
0,31,32により支持されると共に、コンベア7(チェ
ーンコンベア)の片側に位置するフレーム等(図示せ
ず)に固定されている。また、回動レバー25にはそのほ
ぼ中央部か屈曲された2箇所の当接板部33,34が設けら
れている。そして、回動レバー25の下半部は移送される
ビール缶(R缶及びH缶)に当接するように、各当接板
部33,34はR缶35、H缶36の各頭部(頂部)とそれぞれ
当接するように角度及びその長さが選定されている。
ル缶の倒缶を検知するためにR缶、H缶検知センサ27,
28はビール缶の種類を判別するために設けられている。
これら各センサ26,27,28は支持枠部29の各支持部材3
0,31,32により支持されると共に、コンベア7(チェ
ーンコンベア)の片側に位置するフレーム等(図示せ
ず)に固定されている。また、回動レバー25にはそのほ
ぼ中央部か屈曲された2箇所の当接板部33,34が設けら
れている。そして、回動レバー25の下半部は移送される
ビール缶(R缶及びH缶)に当接するように、各当接板
部33,34はR缶35、H缶36の各頭部(頂部)とそれぞれ
当接するように角度及びその長さが選定されている。
【0017】また、この回動レバー25は移送中のビール
缶(R缶35)が未だ到達していないときには、図7に示
すような偏倚角度を維持(平衡)するように回動レバー
25の重さ及び枢軸24の取付位置等が選定されると共に、
このときには回動レバー25の上端部25aによって倒缶検
知センサ26が遮蔽(OFF)されている。そして、図8
に示すように移送されたR缶35が到達し、このR缶35に
よって回動レバー25が回動されると上端部25aによる倒
缶検知センサ26の遮蔽が解除(ON)されることにより
R缶35(ビール缶)の到達(存在)を検知することがで
きる。また、このときには上端部25aによってR缶検知
センサ27が遮蔽(OFF)されることによって、移送中
のビール缶がR缶35であることが判別される。同様に、
図10に示すようにH缶36の移送時にはH缶検知センサ28
が遮蔽(OFF)されることによって、移送中のビール
缶がH缶36であることが判別されるものである。つま
り、本第2実施形態においてはR缶35の頭部と当接板部
33が当接した際には、R缶検知センサ27が機能しH缶36
の頭部と当接板部34が当接した際には、H缶検知センサ
28が機能するものである。
缶(R缶35)が未だ到達していないときには、図7に示
すような偏倚角度を維持(平衡)するように回動レバー
25の重さ及び枢軸24の取付位置等が選定されると共に、
このときには回動レバー25の上端部25aによって倒缶検
知センサ26が遮蔽(OFF)されている。そして、図8
に示すように移送されたR缶35が到達し、このR缶35に
よって回動レバー25が回動されると上端部25aによる倒
缶検知センサ26の遮蔽が解除(ON)されることにより
R缶35(ビール缶)の到達(存在)を検知することがで
きる。また、このときには上端部25aによってR缶検知
センサ27が遮蔽(OFF)されることによって、移送中
のビール缶がR缶35であることが判別される。同様に、
図10に示すようにH缶36の移送時にはH缶検知センサ28
が遮蔽(OFF)されることによって、移送中のビール
缶がH缶36であることが判別されるものである。つま
り、本第2実施形態においてはR缶35の頭部と当接板部
33が当接した際には、R缶検知センサ27が機能しH缶36
の頭部と当接板部34が当接した際には、H缶検知センサ
28が機能するものである。
【0018】一方、図9に示すようにR缶35が倒れた
(倒缶)場合には、回動レバー25が元の状態(図7)と
なるため再び上端部25aによって倒缶検知センサ26が遮
蔽(OFF)される。このタイミング(ONからOF
F)によって、R缶35の倒缶検知が行われるものであ
る。尚、ビール缶の移送前においても倒缶検知センサは
OFF状態ではあるが、これはインターロックON・O
FFのスイッチにて自動運転時にスイッチを入れること
で、図8〜図9のときに始めて倒缶が検知されることに
なる。もちろん、この倒缶検知はH缶36の倒缶時にも、
同様に行われる。倒缶が検知されたときには、警報ブザ
ー等により警報が発せられると共に、コンベア7が停止
し製造工程が一時中断する。
(倒缶)場合には、回動レバー25が元の状態(図7)と
なるため再び上端部25aによって倒缶検知センサ26が遮
蔽(OFF)される。このタイミング(ONからOF
F)によって、R缶35の倒缶検知が行われるものであ
る。尚、ビール缶の移送前においても倒缶検知センサは
OFF状態ではあるが、これはインターロックON・O
FFのスイッチにて自動運転時にスイッチを入れること
で、図8〜図9のときに始めて倒缶が検知されることに
なる。もちろん、この倒缶検知はH缶36の倒缶時にも、
同様に行われる。倒缶が検知されたときには、警報ブザ
ー等により警報が発せられると共に、コンベア7が停止
し製造工程が一時中断する。
【0019】このため、移送するビール缶の種類を変更
する場合においても、その種類にかかわらず変更なく対
応することが可能となる。この結果、作業員による変更
作業(高さ調整)を必要とせず作業の煩雑化を回避する
ことができる。また、変更作業を必要としないことから
製造工程を中断することがなくなるため、作業能率を低
下させるという問題が生じる恐れもなくなる。
する場合においても、その種類にかかわらず変更なく対
応することが可能となる。この結果、作業員による変更
作業(高さ調整)を必要とせず作業の煩雑化を回避する
ことができる。また、変更作業を必要としないことから
製造工程を中断することがなくなるため、作業能率を低
下させるという問題が生じる恐れもなくなる。
【0020】さらに、前述したように本第2実施形態に
おいては、倒缶検知と共に移送中のビール缶の種類を自
動的に判別できるため、種類の異なる品種混入を容易に
検知することができる。すなわち、例えばR缶を移送中
にH缶が混入してしまった場合には、回動レバー25が回
動しH缶検知センサ28が機能(R缶検知センサ27がO
N、H缶検知センサ28がOFF)するため、このときに
混入が検知される。混入が検知されたときには、警報ブ
ザー等により警報が発せられると共に、コンベア7が停
止し製造工程が一時中断する。移送する品種の切り換え
設定は、セレクトスイッチ(図示せず)等を使用して行
う。例えば、R缶の移送を中止し、H缶の移送を行う場
合にはR缶検知センサのOFF時に警報ブザーが発せら
れコンベア7の駆動が停止する。これにより、H缶の移
送時にR缶が混入することが防止される。
おいては、倒缶検知と共に移送中のビール缶の種類を自
動的に判別できるため、種類の異なる品種混入を容易に
検知することができる。すなわち、例えばR缶を移送中
にH缶が混入してしまった場合には、回動レバー25が回
動しH缶検知センサ28が機能(R缶検知センサ27がO
N、H缶検知センサ28がOFF)するため、このときに
混入が検知される。混入が検知されたときには、警報ブ
ザー等により警報が発せられると共に、コンベア7が停
止し製造工程が一時中断する。移送する品種の切り換え
設定は、セレクトスイッチ(図示せず)等を使用して行
う。例えば、R缶の移送を中止し、H缶の移送を行う場
合にはR缶検知センサのOFF時に警報ブザーが発せら
れコンベア7の駆動が停止する。これにより、H缶の移
送時にR缶が混入することが防止される。
【0021】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、枢軸を
中心として回動可能に設けられた回動レバーと、この回
動レバーの上端部と対向した位置に設けられ、回動レバ
ーの有無を検知するレバー検知手段とを具え、コンベア
上に整列状態で載置され移送されるビール缶やビールび
んの転倒を検知するレバー式倒缶、倒びん検知装置にお
いて、回動レバーには数か所の屈曲した当接部が設けら
れ、これら当接部の内のいずれかの当接部がビール缶や
ビールびんの高さに応じて当接し、この当接によって回
動レバーが所定の偏倚角度にそれぞれ異なって回動され
ると共に、レバー検知手段による検知が行われ、この検
知結果に基づいて倒缶、倒びんが検知されるので、品種
の変更時にも作業員による変更作業(高さ調整)を必要
とせず作業の煩雑化を回避することができる。また、変
更作業を必要としないことから製造工程を中断すること
がなくなるため、作業能率を低下させるという問題が生
じる恐れもなくなるという効果がある。
中心として回動可能に設けられた回動レバーと、この回
動レバーの上端部と対向した位置に設けられ、回動レバ
ーの有無を検知するレバー検知手段とを具え、コンベア
上に整列状態で載置され移送されるビール缶やビールび
んの転倒を検知するレバー式倒缶、倒びん検知装置にお
いて、回動レバーには数か所の屈曲した当接部が設けら
れ、これら当接部の内のいずれかの当接部がビール缶や
ビールびんの高さに応じて当接し、この当接によって回
動レバーが所定の偏倚角度にそれぞれ異なって回動され
ると共に、レバー検知手段による検知が行われ、この検
知結果に基づいて倒缶、倒びんが検知されるので、品種
の変更時にも作業員による変更作業(高さ調整)を必要
とせず作業の煩雑化を回避することができる。また、変
更作業を必要としないことから製造工程を中断すること
がなくなるため、作業能率を低下させるという問題が生
じる恐れもなくなるという効果がある。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、回動レバーの偏倚角度は移送されるビ
ール缶やビールびんの種類に応じて、それぞれ異なるよ
うに選定されると共に、レバー検知手段による検知結果
に基づいてその種類が判別されるので、種類の異なった
品種の混入を容易に検知することができるという効果が
ある。
の発明において、回動レバーの偏倚角度は移送されるビ
ール缶やビールびんの種類に応じて、それぞれ異なるよ
うに選定されると共に、レバー検知手段による検知結果
に基づいてその種類が判別されるので、種類の異なった
品種の混入を容易に検知することができるという効果が
ある。
【図1】この発明の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】同大びんにおける動作状態を示す側面図であ
る。
る。
【図3】同大びんの倒びん検知状態を示す側面図であ
る。
る。
【図4】同中びんにおける動作状態を示す側面図であ
る。
る。
【図5】同小びんにおける動作状態を示す側面図であ
る。
る。
【図6】この発明の第2実施形態を示す側面図である。
【図7】同R缶の移送状態を示す側面図である。
【図8】同R缶における動作状態を示す側面図である。
【図9】同R缶における倒缶検知状態を示す側面図であ
る。
る。
【図10】同H缶における動作状態を示す側面図であ
る。
る。
【図11】本発明と同種の従来例を示し、(a)はR缶の
移送状態を、(b)その倒缶検知状態を示す側面図であ
る。
移送状態を、(b)その倒缶検知状態を示す側面図であ
る。
【図12】同従来のレバー式倒缶、倒びん検知装置の高
さ位置調整を示す側面図である。
さ位置調整を示す側面図である。
1,23 倒缶、倒びん検知装置 2 枢軸 3,13,25 回動レバー 4,22 光電センサ 5 ビール缶 7 コンベア 14,15,16 当接板部 20 遮蔽板 26 倒缶検知センサ 27 R缶検知センサ 28 H缶検知センサ 35 R缶 36 H缶
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/90 B65G 43/08
Claims (2)
- 【請求項1】 枢軸を中心として回動可能に設けられた
回動レバーと、この回動レバーの上端部と対向した位置
に設けられ、回動レバーの有無を検知するレバー検知手
段とを具え、コンベア上に整列状態で載置され移送され
るビール缶やビールびんの転倒を検知するレバー式倒
缶、倒びん検知装置において、回動レバーには数か所の
屈曲した当接部が設けられ、これら当接部の内のいずれ
かの当接部がビール缶やビールびんの高さに応じて当接
し、この当接によって回動レバーが所定の偏倚角度にそ
れぞれ異なって回動されると共に、レバー検知手段によ
る検知が行われ、この検知結果に基づいて倒缶、倒びん
が検知されることを特徴とするレバー式倒缶、倒びん検
知装置。 - 【請求項2】 回動レバーの偏倚角度は移送されるビー
ル缶やビールびんの種類に応じて、それぞれ異なるよう
に選定されると共に、レバー検知手段による検知結果に
基づいてその種類が判別されることを特徴とする請求項
1記載のレバー式倒缶、倒びん検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5794498A JP3244658B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | レバー式倒缶、倒びん検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5794498A JP3244658B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | レバー式倒缶、倒びん検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11258182A JPH11258182A (ja) | 1999-09-24 |
JP3244658B2 true JP3244658B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=13070156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5794498A Expired - Fee Related JP3244658B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | レバー式倒缶、倒びん検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244658B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2209733B1 (en) * | 2007-11-07 | 2012-08-29 | Sidel Participations | Device for detecting wrong position of a container in a container handing machine |
JP5745801B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2015-07-08 | 株式会社明治テクノサービス | ビン検査装置及び、ビン入り飲食品の製造方法 |
JP5554312B2 (ja) * | 2011-11-29 | 2014-07-23 | 日本山村硝子株式会社 | 物品配列検査方法および物品配列検査装置 |
CN103057763A (zh) * | 2013-01-08 | 2013-04-24 | 北京爱创科技股份有限公司 | 一种检测瓶子倾斜或者倒瓶的系统 |
CN114940357B (zh) * | 2022-05-03 | 2024-05-03 | 上海紫泉饮料工业有限公司 | 一种倒瓶传输带 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP5794498A patent/JP3244658B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11258182A (ja) | 1999-09-24 |
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---|---|---|---|
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