JP3244334U - 眼鏡のテンプル - Google Patents

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浩輝 山田
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Abstract

【課題】簡単な構成で側頭部への固定性及び安定性を高めて眼鏡がずれにくく、テンプルを短尺にしてもより十分に前枠を安定的に固定することが可能で、デザインの制約性も小さい眼鏡のテンプルを提供する。【解決手段】レンズを保持する前枠11と、この前枠11の左右の端部に取り付けられたテンプル13とを有する眼鏡1のテンプルにおいて、端部から先端に向けて内側に湾曲する湾曲部13aを有し、この湾曲部13aの曲率半径は、湾曲部13aの少なくとも一部が眼鏡装着者の側頭部Haに押し当てられることで、湾曲形状を保持したまま弾性変形し、側頭部Haと接線上で接触するように設定されている。テンプル13は、折り畳んだ際に左右のテンプルが重ならないように短尺に形成されていてもよい。【選択図】図3

Description

本考案は、眼鏡のテンプルに関し、特に、眼鏡装着者の顔幅が大小変化したり、眼鏡装着者の頭部形状が左右非対称であっても、簡単な構成で前記眼鏡装着者の側頭部(特にコメカミ付近)に押接して眼鏡を前記眼鏡装着者の頭部に強固かつ安定的に固定できるようにした眼鏡のテンプルに関する。
眼鏡をずれにくくするための手段としては種々のものが提案されているが、テンプルの形状を工夫することで眼鏡装着者の側頭部への密着性を高め、これによって眼鏡をずれにくくしたものとして、例えば特許文献1~3で開示されたものが知られている。
特許文献1に記載のメガネフレームでは、テンプル3の基端寄りにS字ヘアピン状のばね部4を形成することで、当該文献の図2に記載されているように、幅方向外側向きに変位したときに、持続性のある復元力Fがはたらき、メガネを掛けたときの頭部の側面への密着性を高めて、ずれにくいようにしている。
特許文献2に記載の眼鏡用フレームでは、テンプルが開位置にあるときに、外側に突出する第一の山形部分(符号20,22で示す部分)を有する連結部(24)と、この連結部(24)に連続して形成された外側に突出する第二の山形部分(符号26,28で示す部分)とを有するテンプル本体(30)を備えていて、テンプル本体(30)の全体が装着者の側頭部に沿って密着するようにして、ずれにくいようにしている。
特許文献3に記載の眼鏡のバッドレスフレームは、図3に示すような形状とすることにより、部分(1.C)を内側に突出させ、部分(1.C)から部分(1.B)及び部分(1.A)まで後頭部を挟み込むように密着させる形状とすることで、フロントフレーム(2)のずれを防止するようにしている。
実登3079244号公報 特開2014-170025号公報 実開平07-023322
しかし、特許文献1に記載の眼鏡においては、S字状のばね部(4)が却ってテンプル(3)の基部近傍を側頭部から遠ざけ、耳付近での固定力が落ちるという問題があるほか、S字状のばね部(4)によって眼鏡の全幅が大きくなり、折り畳んだときに眼鏡の全厚が厚くなるうえ眼鏡のデザインにも大きな制約を加えるという問題がある。
また、特許文献2に記載の眼鏡においては、構成が複雑になって眼鏡の価格を押し上げるという問題があるほか、折り畳んだときに眼鏡の全厚が厚くなるという問題がある。
さらに、特許文献3に記載の眼鏡においては、眼鏡のデザインにも大きな制約を加えるという問題がある。
本考案は上記の問題を一挙に解決すべくなされたもので、折り畳んだ際に眼鏡を前枠とほぼ同じ肉厚の厚み内へ収容することができ、かつ、簡単な構成で側頭部への固定性と安定性とを高めて眼鏡がずれにくく、テンプルを短尺にしても十分に前枠を安定的に固定することが可能で、デザインの制約性も小さい眼鏡のテンプルの提供を目的とする。
上記目的を達成するために本考案の眼鏡のテンプルは、レンズを保持する前枠と、この前枠の左右の端部に取り付けられたテンプルとを有する眼鏡の前記テンプルにおいて、前記端部から眼鏡装着者のコメカミ部まで延び、かつ、折り畳んだ際に左右のテンプルが互いに重ならない短尺な長さを有するとともに、折り畳んだときに、レンズの湾曲と同方向に湾曲し、前記前枠と前記レンズを加えた厚みの範囲内に収納できるように前記端部から先端に向けて湾曲する湾曲部を有し、前記湾曲部の曲率半径は、前記湾曲部の少なくとも一部が眼鏡装着者の側頭部に押し当てられることで、湾曲形状を保持したまま弾性変形し、前記側頭部と接線上で接触するように設定されている構成としてある。
本考案の眼鏡のテンプルは内側に湾曲するように構成しているため眼鏡の全幅を拡げることがないためデザインの制約性も小さく、かつ、折り畳んだ際に前枠とほぼ同じ肉厚内に収容することが可能になる。また、前記湾曲部の曲率半径が適切に設定されれば、頭部の形状や大きさに個人差があっても内側凸の湾曲部が当該湾曲部のいずれかの位置で側頭部に接触し、湾曲形状を保持したまま弾性変形し、前記側頭部と接線上で接触するので、十分に安定的で強固な固定力を得ることができる。
そのため、前記テンプルが折り畳んだ際に左右のテンプルが重ならないような短尺のものであっても、眼鏡を安定的に眼鏡装着者の頭部に安定的に固定することが可能になる。
前記湾曲部の曲率半径は250mm前後(200mm~300mm)とするとよい。
本考案の眼鏡のテンプルの好適な一実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案のテンプルを備えた眼鏡の一例を説明する平面図で、図2は、テンプルの形状を説明するための図1の部分拡大図、図3は、本考案の眼鏡のテンプルの作用を説明する平面図である。
この実施形態の眼鏡1は、レンズを保持する前枠11と、この前枠の白湯右端に設けられたヒンジ12と、このヒンジ12を介して前枠11に連結され、矢印I方向に折り畳み又は展開自在なテンプル13とを有している。この実施形態においてテンプル13は、折り畳んだ際(図中仮想線で示す)に左右のテンプル13が重ならないように、ヒンジ12から眼鏡装着者のコメカミ部まで延びる程度の短尺に形成され、その先端にはシリコンなどの樹脂で形成されたモダン14(又はパッド)が取り付けられている。
また、テンプル13は、本願出願人による特許第4881265号(商品名「ペーパーグラス」(登録商標))と同様に、図1の矢印I方向にテンプル13を回転させて折り畳んだ際に(図1の仮想線参照)、テンプル13が前枠11と同一の平面内に位置して薄型になり、眼鏡装着者のシャツの胸ポケットなどに違和感なく収容できるようになっている。特に本考案のテンプル13は、レンズの湾曲と同方向に湾曲しているので、前枠11とレンズを加えた厚みの範囲内にテンプル13を収納できるという利点がある。
[テンプルの構成]
テンプル13の材料としては、弾性を有する金属又は樹脂を用いることができ、金属としては例えばチタン、チタン合金、ニッケル合金など、樹脂としては、ナイロン系樹脂など、眼鏡のテンプルに一般的に用いられている材料を挙げることができる。
テンプル13は、図2に示すように、ヒンジ12とモダン14との間が曲率半径R1で内側(眼鏡装着者側)に向けて湾曲する湾曲部13aを有している。そのため、眼鏡1を正面から見た際に、テンプル13が左右にほとんど張り出さす、眼鏡1のデザイン性への影響が小さい。
湾曲部13aは、図3に示すように、湾曲部13aのいずれかの位置で側頭部に接触する。そして、湾曲部13aの曲率半径R1が適切に選択されていれば、眼鏡装着者の頭部Hに眼鏡1を装着する際に前記接触部分に生じる押圧力Pにより、湾曲部13aは湾曲形状を保持したまま弾性変形し、前記側頭部と接線上で接触状態となる。図4(a)(b)は眼鏡装着者の側頭部Haの形状が異なる場合における湾曲部13aの接触状態の変化を示す図であるが、湾曲部13aと押圧力Pがかかる接触部分とが湾曲部13aの接線T上で接触し、当該部分で接線Tと垂直方向に前記押圧力Pが作用することから、眼鏡装着者の頭部Hに眼鏡1を強固かつ安定的に固定することが可能になる。湾曲部13aの曲率半径R1が適切に選択されていれば、この実施形態のような短尺のテンプル13であってもレンズを保持した前枠11を眼鏡装着者の頭部Hに強固かつ安定的に固定することができる。
最適な曲率半径R1は、テンプル13を構成する材料や断面形状によって異なるが、実験等によって選択することができる。以下の表1にその一例を示す。
以下の表1の例では、βチタン製の丸線(直径1.0mm)を平潰しして1.2mm×0.8mmとした全長(ヒンジ12からモダン13が取り付けられた先端までの長さ)64mmのテンプルを用いて、固定の度合い(顔を上下左右に少し強めに振ってもずれないかどうか)について、曲率半径R1を50mm~350mmに変化させて実験を行った。
Figure 0003244334000002
表1では、固定が不十分かつ不安定で眼鏡がずれやすいものを×、固定が十分かつ安定的で眼鏡がずれにくいものを○、その中間のものを△とした。
表1の結果から、このテンプル13の場合には、曲率半径R1を250mm前後、具体的には200mm~300mmとすれば、内側凸の湾曲部13aが側頭部Haに接触し、当該接触部からの押圧力Pによって湾曲部13aが湾曲形状を保持したまま弾性変形し、側頭部Haと接線上で接触するので、十分に安定的で高い固定力を得ることができることがわかる。
なお、上記の例ではβチタンを用いた例を示したが、同様の弾性を有する他の金属でも同様の結果が得られると推測できる。
本考案の好適な実施形態について説明したが、本考案は上記の説明に限定されるものではない。
例えば、上記の説明では短尺のテンプル13を例に挙げて説明したが、本考案は本願出願人による特許第4881265号(商品名「ペーパーグラス」(登録商標))と同様の長尺のテンプルにも適用が可能である。なお、この場合も、図5に示すように、テンプル13′における上記のテンプル13と同様の部位に湾曲部13a′を形成するとよく、湾曲部13a′に連続する後方部分13b′を頭部Hに沿うような形状とすることで、湾曲部13a′で側頭部Haを押圧してテンプル13′を安定的に頭部Hに固定することができるとともに、当該後方部分13b′が頭部Hに沿うことで、テンプル13′の頭部Hに対する固定性及び安定性をより向上させることができる。
また、湾曲部13aはテンプル13に一カ所設けるものとしているが、曲率半径Rが同じ又は異なる湾曲部13a,13a′をテンプル13,13′に複数設けてものとしてもよい。
さらに本考案のテンプルは、折り畳み機構を有しない(ヒンジ12を有しない)眼鏡にも適用が可能である。
本考案のテンプルを備えた眼鏡の一例を説明する平面図である。 テンプルの形状を説明するための図1の部分拡大図である。 本考案の眼鏡のテンプルの作用を説明する平面図である。 眼鏡装着者の側頭部Haの形状が異なる場合における湾曲部13aの接触状態の変化を示す図である 長尺のテンプルに適用した場合の本考案の眼鏡のテンプルの作用を説明する平面図である。
1 眼鏡
11 前枠
12 ヒンジ
13,13′ テンプル
13a,13a′ 湾曲部
14 モダン
R1 湾曲部の曲率半径
H 眼鏡装着者の頭部
Ha 側頭部
P 押圧力
T 湾曲部の接線

Claims (2)

  1. レンズを保持する前枠と、この前枠の左右の端部に取り付けられたテンプルとを有する眼鏡の前記テンプルにおいて、
    前記端部から眼鏡装着者のコメカミ部まで延び、かつ、折り畳んだ際に左右のテンプルが互いに重ならない短尺な長さを有するとともに、折り畳んだときに、レンズの湾曲と同方向に湾曲し、前記前枠と前記レンズを加えた厚みの範囲内に収納できるように前記端部から先端に向けて湾曲する湾曲部を有し、
    前記湾曲部の曲率半径は、前記湾曲部の少なくとも一部が眼鏡装着者の側頭部に押し当てられることで、湾曲形状を保持したまま弾性変形し、前記側頭部と接線上で接触するように設定されていること、
    を特徴とする眼鏡のテンプル。
  2. 前記湾曲部の曲率半径が200mm~300mmであることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡のテンプル。
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