JP7206461B1 - ばね式耳掛けめがね - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許6281827の両蔓の先端が付き合わされた前記スプリングが無い短蔓めがねは、衣服を両蔓の先端でクランク屈曲させることにより蔓の先端と衣服との摩擦により脱落を防ぐ機能であったが、着衣状態の変化により前記クリップ中のクランク屈曲が不如意に解除されるとその摩擦が無くなり脱落した。
以上の構成により着衣等に蔓でクリップ掛けされたそのめがねは着衣等からの脱落を防ぐのである。
そうして、脱落を防いだめがねの一部個所を掴んでスプリングにより発生する緊迫摩擦を上回る力で着衣から引き離せばめがねは使用可能となる。
当接所は凸部が接する箇所を称し、凸部と隆起部は類似形状であっても良く、凸部と隆起部が接近するほど前記褶曲形状の屈曲度合いが高くなり、よって緊迫摩擦も強くなり、脱落を防ぐ効果がより大きくなる。
そうして前記スプリングの閉鎖機能により、両蔓で着衣の厚薄に順応して繊維を挟みつけるのである。
凸部と当接所の関係は、一方の蔓の凸部を蔓の外側に設ければ当接所は他方の蔓の内側にあり、逆に凸部を内側に設ければその当接所は他方の蔓の外側にあることとなり、凸部を内側に設けためがねを装着して、双方の凸部が装着者の頭部のこめかみ辺りを左右方向から押す位置であれば蔓の弾力に加えて装着力と装着感を強化し、凸部を外側に設けた場合は同様に内側にある当接所の近隣の隆起が、装着者の頭部を左右方向から押して装着力と装着感を強化することになる。
前記こめかみ辺りを押す場合の皮膚に接する部分の面積を大や小とすれば、単位面積当たりの挿圧力が弱や強となるので蔓の弾力もふまえ、装着者の装着感に適応した蔓の内側の凸部や隆起の該面積と形状を実現することとなる。
文中、繊維は着衣の部分のことをいう。
双方の蔓を閉じてめがね本体を胸ポケット等着衣の内とした場合、一方の蔓を着衣外に出してめがねを着衣にクリップ掛けする。
特願2021-135938は、スプリングの閉鎖機能が一方の蔓の内側と他方の蔓の外側を密着せしめる密着領域、をもたらしその密着領域内において一方の蔓の凸部が他方の蔓の当接部に当接するものであったが、本発明は前記密着領域内に限定せず、密着領域内外の広範囲で凸部と隆起を設定可能とすることにより、以下例記、密着領域外の一方の蔓の耳掛け部のカーブ部分に設けた凸部と、他方の蔓をその凸部に対応しての形状により可能となる箇所に当接所とその近隣の隆起部を設け、あるいは、デザイン的要求から円柱形状とした双方の蔓が閉鎖して接する場合、その密着領域はほぼ直線形状のわずかな幅であるが、凸部の基礎をその域内からはみ出させて耐久力のある物理的な強度を得ることを可能とし、また前記説明と重複する部分もあるが、両蔓の閉鎖時、直線的部分の無い両蔓であって中間点のみを対比的にわずかな面積の密着領域とし、一方の蔓の密着領域外に凸部を設け、他方の蔓をその凸部に対応した形状による当接所及び隆起部とした自由度の高いデザインと強度を両立させたメガネを提供することが可能となるものである。
スプリング効果の無い摩擦係数N1を
P1=M*N1=α+β(β→0)と表記し
前記、蔓のスプリング閉鎖機能による着衣面と凸部の先による窪みの曲面角度をTとすれば着衣面と凸部の先との摩擦係数N2は
P2=M*N2=α+β*T/90と表記して、PaはP2>P1で表される。
さらに、前記蔓の当接部の近隣の隆起部の先により同様に裏面から繊維を窪ませて褶曲形状の屈曲とした着衣表裏面と凸部の先と隆起の先との合計摩擦係数をN3とすれば同様にして
P3=M*N3=2(α+β*T/90)として概略算出され
PaはP3>P2>P1と表される。
なお、摩擦力は摩擦抵抗値としてもよい。
N1は前記従来のめがねの一方の蔓を便宜的に胸ポケット等着衣にクリップ取り付けして、めがね本体と蔓が着衣の内外で手掛かりなくその着衣に滑らかに当接していた場合であり
N2は蔓のスプリング閉鎖機能が着衣片面のみを蔓の凸部の先で押圧して、その窪みの曲面角度をTとした場合の摩擦係数を表し
N3は本発明の前記蔓の当接部の近隣の繊維を裏面からも押す隆起部の先による褶曲形状の表裏面と凸部の先とその類似形状の場合の隆起部の先との摩擦係数を表し、すなわち、本発明の蔓のスプリング閉鎖機能により着衣と蔓の間に特段の緊迫摩擦力がたゆみなく発生し、着衣等への蔓のクリップ掛けのみで、以後めがねの脱落を防ぎ、特許6281827において、めがねをクリップ掛けした後、着衣を両短蔓の先端でクランク屈曲させる操作等、従来の各種クリップ掛けめがねがクリップ掛けした後、着衣に蔓で固定するための各対応操作や運動態様等により該操作の不如意の解除の発生等の煩雑さを解消した。
着衣の材質や凸部や隆起部の態様によりPa値は変化するが、同一条件下であればその不等式は維持される。
前記の理論上、凸部の数とそれに対応する隆起部の数が増加すればその複数の各組み合わせにより、めがねは一層強力に着衣に保持されることとなる。
また、特願2021-109622、名称ばね式クリップめがねは、短蔓めがねの装着者の水平視線の瞳孔位置以上をレンズ部分の無い裸眼視界とし、その下部の凸レンズ部分を手元の対象物への透視視界としていたが、いずれも汗をかかない静謐な環境で使用下の短蔓めがねの老眼鏡に適用されるものであり、一方本発明の耳掛けのカーブ部分は高気温の環境や動的環境においても安定した装着効果を可能とするのである。
図2は鼻パッド5の上部がレンズ上端221よりも上位置にあって、水平視界以下にレンズ22を設定してレンズ上端221以上の遠景を裸眼で見ることを可能として双方の蔓13、14の各基端133,143に各スプリング132,142が取り付いて各蔓の外側に向けて設けた凸部1311,1411と各蔓の内側に向けて設けた隆起部1412,1312が蔓の閉鎖時各互いに近隣する、耳掛けのあるめがね3の蔓14を半ば引き開いている。
図3は双方の蔓13、14の基端133,143に各スプリング132,142が取り付いためがね3が着衣4の胸ポケット側着衣41の内側にあり、蔓13を胸ポケット側着衣41から外に出して基端133側でクリップ掛けし、外向きの凸部1411と着衣外の蔓13の内向きの隆起部1312で裏表から胸ポケット側着衣41を挟み褶曲形状に屈曲させて耳掛けのあるめがね3を保持した概略断面図。
3めがね
4着衣
5鼻パッド
11蔓
12蔓
13蔓
14蔓
22レンズ
41胸ポケット側着衣
111先端
112スプリング
113基端
121先端
122スプリング
123基端
132スプリング
133基端
142スプリング
143基端
221レンズ上端
1111凸部
1112隆起部
1211凸部
1212隆起部
1311凸部
1312隆起部
1411凸部
1412隆起部
Claims (2)
- 耳掛け部のある双方の蔓の基端にスプリングを設け、蔓の閉鎖時、一方の蔓の凸部が他方の蔓の当接所に接し、及び、その当接所の近隣の隆起部が前記一方の蔓に接し、その双方の蔓の間に繊維を介在させれば前記スプリングの閉鎖機能により凸部の先が該繊維の面を窪ませ、裏面からその窪みの近隣を隆起部の先が窪ませれば、該繊維は両面から緊迫摩擦を受けて、いわば地形学上の褶曲形状をなして該両面上での凸部と隆起部の自由な移動を困難としためがね。
- 鼻パッドの上部がレンズ上端よりも上位置にあって、装着者の水平視線の瞳孔位置以上を裸眼視界とした請求項1記載のめがね。
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JP2021163112A JP7206461B1 (ja) | 2021-08-31 | 2021-08-31 | ばね式耳掛けめがね |
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2021
- 2021-08-31 JP JP2021163112A patent/JP7206461B1/ja active Active
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---|---|
JP2023035756A (ja) | 2023-03-13 |
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