JP2023013885A - スプリング耳掛けめがね - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許6281827の両蔓の先端が付き合わされた前記スプリングが無い短蔓めがねは、衣服を両蔓の先端でランク屈曲させることにより蔓の先端と衣服との摩擦により脱落を防ぐ機能であったが、着衣状態の変化により前記クリップ中のクランク屈曲が不如意に解除されるとその摩擦が無くなり脱落する懼れがあった。
凸部と隆起は類似形状であっても良く、凸部と隆起が接近するほど前記屈曲度合いが高くなり、より脱落を防ぐ効果が大きい。
よって、凸部と隆起を最接近時、接触状態として、その間に着衣等を挟み付けてもよい。
そうして前記スプリングの閉鎖効果は、蔓が着衣の厚薄に順応して対象を挟みつけるのである。
凸部と当接部の接触関係は、一方の蔓の凸部を蔓の外側に設ければ当接部は他方の蔓の内側にあり、逆に凸部を内側に設ければその当接部は他方の蔓の外側にあることとなり、凸部を内側に設けた場合のめがねを装着すれば、双方の凸部が装着者の頭部のこめかみ辺りを左右方向から押して装着力と装着感を強化し、凸部を外側に設けた場合は内側にある隆起が、装着者の頭部を同様に左右方向から押して装着力と装着感を強化することになる。
前記こめかみ辺りを押す皮膚に接する部分の面積を大や小とすれば、単位面積当たりの挿圧力が弱や強となるのでスプリングの閉鎖力も加味した蔓の弾力をふまえ、装着者の装着感に適応した蔓の内側の凸部形状や前記隆起形状を考慮することとなる
前記、スプリングが双方の蔓を閉鎖させて密着せしめる領域は、互いの蔓の耳掛け部よりも基端寄りにおいて双方の蔓が重なる部分となる。
なお、二つの物体の接触面に働く摩擦力αと、接触面に垂直に作用する圧力による垂直抗力βの要素による前記着衣平面と突き出し質量M、における摩擦係数Naを考査すれば、*を以下文中、乗算表記として
スプリング効果の無い単純接触摩擦係数N1は
M*N1=α+β(β→0)と規定し
一方の蔓のスプリング閉鎖機能による窪みの曲面角度をTとすれば該摩擦係数N2は
M*N2=α+β*T/90と概略規定して、摩擦係数NaはN2>N1で表される。
加えて、前記、他方の蔓の接触部の近隣が裏面からその窪みを押し戻す隆起形状による着衣平面の屈曲の摩擦係数N3は曲面角度の増加により同様にしてN3>N2>N1と表記される。
着衣の材質や態様環境によりNa値は変化するが、前記不等式は維持される。
理論上、凸部の数とそれに対応する隆起形状の数が増加すれば着衣の面上での各複数の両部により、自由な移動はより困難となり、めがねは一層脱落せず着衣に保持されることとなる。
図2は鼻パッド5の上部がレンズ上端221よりも上位置にあって、水平視界以下にレンズ22を設定してレンズ上端221以上の遠景を裸眼で見ることを可能として双方の蔓13、14の各基端133,143に各スプリング132,142が取り付いて各蔓の外側に向けて設けた凸部1311,1411と互いの他方の蔓の内側に向けて設けた隆起1412,1312が各互いに近隣した、耳掛けのあるめがね3の蔓13を引き開いている。
図3は双方の蔓13、14の基端133,143に各スプリング132,142が取り付いためがね3が着衣4の胸ポケット側着衣41の内側にあり、蔓13を胸ポケット側着衣41から外に出して基端133側でクリップ掛けし、外向きの凸部1411と着衣外の蔓13の内向きの隆起1312で裏表から胸ポケット側着衣41を挟み屈曲させて耳掛けのあるめがね3を保持した概略断面図。
3めがね
4着衣
5鼻パッド
11蔓
12蔓
13蔓
14蔓
22レンズ
41胸ポケット側着衣
111先端
112スプリング
113基端
121先端
122スプリング
123基端
132スプリング
133基端
142スプリング
143基端
221レンズ上端
1111凸部
1112隆起
1211図外凸部
1212隆起
1311凸部
1312隆起
1411凸部
1412隆起
また、特許6281827の両蔓の先端が付き合わされた前記スプリングが無い短蔓めがねは、衣服を両蔓の先端でクランク屈曲させることにより蔓の先端と衣服との摩擦により脱落を防ぐ機能であったが、着衣状態の変化により前記クリップ中のクランク屈曲が不如意に解除されるとその摩擦が無くなり脱落した。
そうして、脱落を防いだめがねの一部個所を掴んでスプリングにより発生する緊迫摩擦を上回る力で着衣から引き離せばめがねは使用可能となる。
各蔓から突き出た形状の凸部と隆起が接する他方の蔓がその部分を含めて平面状である場合は閉鎖した双方の蔓は乖離しためがねとなる。
あるいは、平面上に凸部や隆起を収納する凹部があれば閉鎖した双方の蔓は乖離せずに接触しためがねとなる。
当接部は凸部が接触する箇所を称し、凸部と隆起は類似形状でも良く、凸部と隆起が接近するほど前記褶曲形状の屈曲度合いが高くなり両面との緊迫摩擦がより強くなって、脱落を防ぐ効果が大きい。
前記スプリングの閉鎖効果は、着衣をその厚薄に順応して双方の蔓で挟みつけるのである。
以上の構成のめがねは凸部と隆起を蔓の一部として一体成型生産すればコストは低廉化する。
凸部と当接部の接触関係は、一方の蔓の凸部を蔓の外側に設ければ当接部は他方の蔓の内側にあり、逆に凸部を内側に設ければその当接部は他方の蔓の外側にあることとなり、凸部を内側に設けためがねを装着して、双方の凸部が装着者の頭部のこめかみ辺りを左右方向から押す位置であれば蔓の弾力に加えて装着力と装着感を強化し、凸部を外側に設けた場合は同様に内側にある隆起が、装着者の頭部を左右方向から押せば装着力と装着感を強化することになる。
前記こめかみ辺りを押す場合の皮膚に接する部分の面積を大や小とすれば、単位面積当たりの挿圧力が弱や強となるので蔓の弾力もふまえ、装着者の装着感に適応した蔓の内側の凸部や隆起の該面積と形状を考慮することとなり、また、凸部や隆起を蔓の基端部に接近した位置に設定してメガネの装着時、概球形状である頭部の皮膚から乖離させた構成とすることも可能である。
スプリング効果の無い摩擦係数N1を
P1=M*N1=α+β(β→0)と表記し
前記、蔓のスプリング閉鎖機能による着衣面と凸部の先による窪みの曲面角度をTとすれば着衣面と凸部の先との摩擦係数N2は
P2=M*N2=α+β*T/90と表記して、摩擦力PaはP2>P1で表される。
さらに、前記蔓の当接部の近隣の隆起部の先により同様に裏面から繊維を窪ませて褶曲形状の屈曲とした着衣表裏面と凸部の先と隆起の先との合計摩擦係数をN3とすれば同様にして
P3=M*N3=2(α+β*T/90)として概略算出され
摩擦力PaはP3>P2>P1と表される。
なお、摩擦力は摩擦抵抗値としてもよい。
N1は前記従来のめがねの一方の蔓を便宜的に胸ポケット等着衣にクリップ取り付けして、めがね本体と蔓が着衣の内外で手掛かりなくその着衣に滑らかに当接していた場合であり
N2は蔓のスプリング閉鎖機能が着衣片面のみを蔓の凸部の先で押圧して、その窪みの曲面角度をTとした場合の摩擦係数を表し
N3は本発明の前記蔓の当接部の近隣の繊維を裏面からも押す隆起部の先による褶曲形状の表裏面と凸部の先とその類似形状の場合の隆起部の先との摩擦係数を表し、すなわち、本発明の蔓のスプリング閉鎖機能により着衣と蔓の間に特段の緊迫摩擦力がたゆみなく発生し、着衣等への蔓のクリップ掛けのみで、以後めがねの脱落を防ぎ、特許6281827において、めがねをクリップ掛けした後、着衣を両短蔓の先端でクランク屈曲させる操作等、従来の各種クリップ掛けめがねがクリップ掛けした後、着衣に蔓で固定するための各対応操作や運動態様等により該操作の不如意の解除の発生等の煩雑さを解消した。
着衣の材質や凸部や隆起部の態様によりPa値は変化するが、同一条件下であればその不等式は維持される。
前記の理論上、凸部の数とそれに対応する隆起の数が増加すればその複数の各組み合わせにより、めがねは一層強力に着衣に保持されることとなる。
特願2021-102780、名称スプリング短蔓めがねにおける、耳掛けのカーブ部分を除去して短縮した蔓の凸部と隆起云々、の記述は、手元視野を凝視するため静謐な環境で使用する老眼鏡におけるものであり、他のめがね類で使用される高気温の環境や運動時の負荷で汗をかいて濡れた皮膚やあるいは動的環境下に対し、耳掛け部が無くこめかみと蔓との接触摩擦のみの装着状態では、保持力が不足して容易に脱落し、とりわけ前記汗をかいて濡れて滑りやすくなった皮膚においては、該短縮しためがねは静謐な体勢であってもその自重により装着者のこめかみから易々と脱落して時に毀損する場合もあり、また、特願2021-108157、名称重ね直蔓めがねの耳掛け部分のカーブを含め直線状にした蔓は装着者の耳介の上部に蔓が接触し、その先端側の耳介後部に引っ掛かり状態とする機能が消滅しているため濡れた皮膚やあるいは動的環境に対して充分な保持力が不足して脱落するなど、めがねの機能を継続して発揮できない場合があったが、従来の耳掛け形状における装着者の耳介の上部に接触した蔓がその先端側で耳介後部に引っ掛かり状態となるカーブは、高気温の環境や運動時の負荷で汗をかいて濡れた皮膚やあるいは動的環境においても装着時のめがねの脱落を防いで来た経緯があり、強い日差しの高温下で使用して汗に濡れたサングラスの例では、日陰に入れば取り外して胸ポケット等に片蔓で暫時クリップ掛けする場合、態勢の変化により脱落するなどの煩雑さがあったし、その他めがね類でも同様であったが、本件出願の凸部と隆起のある双方の蔓の任意側で着衣の外からあるいは内からクリップ掛けすれば、前記スプリングのたゆみない閉鎖機能が着衣からの脱落を防ぎ、そうして引っ掛かり状態にカーブする耳掛け部の形状は耳介への装着状態に安定した効果を実現したのである。
また、特願2021-109622、名称ばね式クリップめがねは、短蔓めがねの装着者の水平視線の瞳孔位置以上をレンズ部分の無い裸眼視界とし、その下部の凸レンズ部分を手元の対象物への透視視界としていたが、いずれも汗をかかない静謐な環境で使用下の短蔓めがねの老眼鏡に適用されるものであり、一方本発明の耳掛けのカーブ部分は高気温の環境や動的負荷においても安定した装着効果を可能とするのである。
図2は鼻パッド5の上部がレンズ上端221よりも上位置にあって、水平視界以下にレンズ22を設定してレンズ上端221以上の遠景を裸眼で見ることを可能として双方の蔓13、14の各基端133,143に閉鎖機能の各スプリング132,142が取り付いて、各蔓の外側に向けて設けた凸部1311,1411と互いの他方の蔓に向けて設けた内側の隆起1412,1312が各近隣可能として、耳掛けのあるめがね3の蔓13を引き開いている。
図3は双方の蔓13、14の基端133,143に各スプリング132,142が取り付いためがね3が着衣4の胸ポケット側着衣41の内側にあり、蔓13を胸ポケット側着衣41から外に出して基端133側でクリップ掛けし、外向きの凸部1411と着衣外の蔓13の内向きの隆起1312で裏表から胸ポケット側着衣41を挟み、スプリング132の閉鎖機能で胸ポケット側着衣41を挟みつけて褶曲状に屈曲させて耳掛けのあるめがね3を保持した概略断面図。
凸部と隆起は類似形状であっても良く、凸部と隆起が接近するほど前記屈曲度合いが高くなり、より脱落を防ぐ効果が大きい。
よって、凸部と隆起を最接近時、接触状態として、その間に着衣等を挟み付けてもよい。
そうして前記スプリングの閉鎖効果は、蔓が着衣の厚薄に順応して対象を挟みつけるのである。
凸部と当接部の接触関係は、一方の蔓の凸部を蔓の外側に設ければ当接部は他方の蔓の内側にあり、逆に凸部を内側に設ければその当接部は他方の蔓の外側にあることとなり、凸部を内側に設けた場合のめがねを装着すれば、双方の凸部が装着者の頭部のこめかみ辺りを左右方向から押して装着力と装着感を強化し、凸部を外側に設けた場合は内側にある隆起が、装着者の頭部を同様に左右方向から押して装着力と装着感を強化することになる。
前記こめかみ辺りを押す皮膚に接する部分の面積を大や小とすれば、単位面積当たりの挿圧力が弱や強となるのでスプリングの閉鎖力も加味した蔓の弾力をふまえ、装着者の装着感に適応した蔓の内側の凸部形状や前記隆起形状を考慮することとなる
前記、スプリングが双方の蔓を閉鎖させて密着せしめる領域は、互いの蔓の耳掛け部よりも基端寄りにおいて双方の蔓が重なる部分となる。
なお、二つの物体の接触面に働く摩擦力αと、接触面に垂直に作用する圧力による垂直抗力βの要素による前記着衣平面と突き出し質量M、における摩擦係数Naを考査すれば、*を以下文中、乗算表記として
スプリング効果の無い単純接触摩擦係数N1は
M*N1=α+β(β→0)と規定し
一方の蔓のスプリング閉鎖機能による窪みの曲面角度をTとすれば該摩擦係数N2は
M*N2=α+β*T/90と概略規定して、摩擦係数NaはN2>N1で表される。
加えて、前記、他方の蔓の接触部の近隣が裏面からその窪みを押し戻す隆起形状による着衣平面の屈曲の摩擦係数N3は曲面角度の増加により同様にしてN3>N2>N1と表記される。
着衣の材質や態様環境によりNa値は変化するが、前記不等式は維持される。
理論上、凸部の数とそれに対応する隆起形状の数が増加すれば着衣の面上での各複数の両部により、自由な移動はより困難となり、めがねは一層脱落せず着衣に保持されることとなる。
図2は鼻パッド5の上部がレンズ上端221よりも上位置にあって、水平視界以下にレンズ22を設定してレンズ上端221以上の遠景を裸眼で見ることを可能として双方の蔓13、14の各基端133,143に各スプリング132,142が取り付いて各蔓の外側に向けて設けた凸部1311,1411と互いの他方の蔓の内側に向けて設けた隆起1412,1312が各互いに近隣した、耳掛けのあるめがね3の蔓13を引き開いている。
図3は双方の蔓13、14の基端133,143に各スプリング132,142が取り付いためがね3が着衣4の胸ポケット側着衣41の内側にあり、蔓13を胸ポケット側着衣41から外に出して基端133側でクリップ掛けし、外向きの凸部1411と着衣外の蔓13の内向きの隆起1312で裏表から胸ポケット側着衣41を挟み屈曲させて耳掛けのあるめがね3を保持した概略断面図。
Claims (2)
- 耳掛け部のある双方の蔓の基端部にスプリングを設け、該スプリングの閉鎖機能がその双方の蔓の閉鎖において一方の蔓の内側と他方の蔓の外側を密着せしめる密着領域をもたらし、その密着領域内において一方の蔓の凸部が他方の蔓の当接部に当接し、その両部間に繊維等の平面体を介在させれば前記凸部の突き出しが該平面体の面を窪ませ、裏面からその窪みの近隣を押し戻す他方の蔓の隆起の形状とすれば、その押し戻しにより、該平面体は両面から緊迫摩擦を受けるにおいて、該両面上での前記両部の自由な移動を困難としためがね。
- 鼻パッドの上部がレンズ上端よりも上位置にあって、装着者の水平視線の瞳孔位置以上を裸眼視界とした請求項1記載のめがね。
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JP2021135938A JP2023013885A (ja) | 2021-07-14 | 2021-07-14 | スプリング耳掛けめがね |
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2021
- 2021-07-14 JP JP2021135938A patent/JP2023013885A/ja not_active Ceased
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