JP3243810B2 - コンバインの刈取部 - Google Patents

コンバインの刈取部

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JP3243810B2
JP3243810B2 JP30706291A JP30706291A JP3243810B2 JP 3243810 B2 JP3243810 B2 JP 3243810B2 JP 30706291 A JP30706291 A JP 30706291A JP 30706291 A JP30706291 A JP 30706291A JP 3243810 B2 JP3243810 B2 JP 3243810B2
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伯郎 高橋
清 飯泉
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインの刈取部に
係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特公平1−53007号公報
には、図20に示すように、左右方向に並設された複数
の分草体と、各分草体の後方に設けた分草穀稈を引起す
複数の引起装置(2)と、該引起装置(2)の後方に設
けた刈刃(3)と、刈取穀稈を掻込む複数のスターホイ
ル等の株元掻込装置と、掻込穀稈を一箇所の引継点に集
束する複数の株元側集束搬送装置(7e)とを有するコ
ンバインの刈取部において、該刈取部のフレームに固定
されている支持フレームに前記株元掻込装置を取付けた
構成について記載されている。ただし、株元側集束搬送
装置(7e)の挾扼杆はどこに取付けてあるのか判然と
しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、前記の
ように、株元側集束搬送装置(7e)の挾扼杆はどこに
取付けてあるのか判然としない点に課題がある。本願
は、株元側集束搬送装置を株元掻込装置の支持フレーム
に取付けたもので、構造が簡単で詰まりの少ない刈取部
となるようにしたものである。
【0004】
【発明の目的】本発明は、挾扼杆の取付構造を工夫し、
円滑な搬送、穀稈詰まりの防止、挾扼杆および挾扼杆の
取付部分の破損防止したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、左右方
向に並設された複数の分草体15と、各分草体15の後
方に設けた分草穀稈を引起す複数の引起装置16と、該
引起装置16の後方に設けた刈刃19と、刈取穀稈を掻
込む複数の株元掻込装置18と、掻込穀稈を引継点Aに
集束する複数の株元側集束搬送装置20とを有するコン
バインの刈取部において、該刈取部側に設ける支持部材
37を、分草杆14における刈刃19前方部位から立ち
上げ、後方へ延設して刈刃19上側を迂回し、更に上方
へ延設して引起装置16の上部側へ連結して設け、該
持部材37に前記株元掻込装置18と前記株元側集束搬
送装置20の挾扼杆5253を支持させたコンバイ
ンの刈取部としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、1は
機体フレーム、2は該機体フレーム1の下方位置に設け
た走行装置、3は前記機体フレーム1の上方位置に設け
た脱穀装置、4は該脱穀装置3の前側一側位置に設けた
操縦部、5は前記脱穀装置3および前記操縦部4の前方
位置に設けた刈取部である。刈取部5は、基部を前記機
体フレーム1側に回動自在に取付けた縦支持筒6の先端
に取付けることにより上下動自在に構成している。7は
刈取上下シリンダである。前記縦支持筒6の下部には左
右方向の下部伝動筒8を固定し、該下部伝動筒8の左側
に上方に起立する側部伝動筒9を、前記下部伝動筒8の
右側に上方に起立する伝動機構を有しない側部フレーム
10をそれぞれ設け、前記側部伝動筒9と前記側部フレ
ーム10の上部を左右方向の上部伝動筒11により連結
している。前記下部伝動筒8の左右側位置には前後方向
の取付杆12、12の基部を固定し、該取付杆12、1
2の先端には左右方向の刈刃フレーム13を固定し、該
刈刃フレーム13には複数の前後方向の分草杆14の基
部を左右に所定間隔を置いて固定する。
【0007】前記刈取部5は、前記各分草杆14の先端
に分草体15をそれぞれ固定し、各分草体15の後方に
分草した穀稈を引起す引起装置16をそれぞれ設け、前
記各引起装置16の後方にはラグ式穂先掻込装置17お
よび株元掻込スターホイル装置18をそれぞれ設け、該
株元掻込スターホイル装置18の下方には穀稈の根部を
切断する刈刃19を設ける。前記刈刃19の上方には、
切断された穀稈を後方の引継点Aにまで搬送する株元側
集束搬送装置と穂先側搬送装置21を設ける。4条刈の
刈取部5の実施例では、前記株元側集束搬送装置は、左
側の左株元側集束搬送装置20aと右側の右株元側集束
搬送装置20bとをハの字形状に配置し(図3)、5条
刈の刈取部5の実施例では、左株元側集束搬送装置20
aと右株元側集束搬送装置20bとの間に中間株元側集
束搬送装置20cを設け、前記右株元側集束搬送装置2
0bと中間株元側集束搬送装置20cの搬送通路の後側
には、左側の左株元側集束搬送装置20aの終端部の引
継点Aに右株元側集束搬送装置20bと中間株元側集束
搬送装置20cとにより搬送された穀稈を搬送する後株
元側集束搬送装置24を設けている。そして、前記引継
点Aと前記脱穀装置3との間には株元引継搬送装置22
と穂先引継搬送装置23を設けている。
【0008】しかして、前記下部伝動筒8には、下向き
伝動筒25の上部を取付け、該下向き伝動筒25には前
記各引起装置16の上部を取付け、該引起装置16の下
部は分草杆14に取付ける。下向き伝動筒25は、左右
側のものは直線筒形状に形成するが、中央の下向き伝動
筒25は逆T型形状に形成している。なお、5条刈の刈
取部5の実施例では、中央の左側の下向き伝動筒25は
クランク形状に形成している。前記下向き伝動筒25の
うち逆さT型形状に形成されたものの二又筒部26には
下方に伸びる下向き取付筒27の上部を固定し、4条刈
の刈取部5の実施例では、該下向き取付筒27の下部に
は前記穂先側搬送装置21のうち右側の穂先側搬送装置
21のケースを取付ける。また、5条刈の刈取部5の実
施例では下向き取付筒27の下部に前記穂先側搬送装置
21のうち左の外側株の進行路より内側に位置する中間
穂先側搬送装置21のケースを取付け、図示は省略する
が、該中間穂先側搬送装置21のケースの下面に更に下
方に伸びる下向き取付筒の上部を固定し、該下向き取付
筒の伝動軸下端部には前記株元側集束搬送装置のうち左
の外側株の進行路より内側に位置する前記中間株元側集
束搬送装置20cの駆動歯車を固定している。また、前
記クランク型形状の下向き伝動筒25には、下方に伸び
る下向き取付筒28の上部を固定し、該下向き取付筒2
8の下部には、前記穂先側搬送装置21のうち右の外側
株の進行路より内側に位置する右側穂先側搬送装置21
のケースを取付ける。
【0009】前記側部伝動筒9の略上下中間位置には内
側に突出する側部横伝動筒29の基部を取付け、側部横
伝動筒29の先側には上下方向の縦取付筒30を取付
け、該取付筒30の上部には前記穂先側搬送装置21の
うち左側穂先側搬送装置21のケースを取付け、前記取
付筒30の下部より突出する駆動軸31には前記左株元
側集束搬送装置20aの駆動歯車32を固定している。
また、前記下部伝動筒8の右側には上向き取付筒33の
下部を取付け、4条刈の刈取部5の実施例では、該上向
き取付筒33内の駆動軸34には前記右株元側集束搬送
装置20bの駆動歯車35を固定する。5条刈の刈取部
5の実施例では、前記右株元側集束搬送装置20bの駆
動歯車35の他に、前記後株元側集束搬送装置24の駆
動歯車36を駆動軸34に設けている。
【0010】しかして、37は、前記逆さT型形状の下
向き伝動筒25に取付けた下向き取付筒27を支持する
支持フレーム(支持部材)であり(図1、図3、図5、
図6)、側方からみると、略S型形状に形成される。支
持フレーム37の下部38は前側に至るに従い低くなる
ように傾斜させ、その下端部を前記分草杆14に固定
し、上部39は前記下向き取付筒27と略平行に位置さ
せ、前記上部39の上端を前記逆さT型下向き伝動筒2
5の二又部26に固定している。前記上部39には前記
下向き取付筒27をステー40を介して固定する。前記
支持フレーム37の下部38の前後中間位置にはステー
41を固定し、該ステー41には左右方向の連結杆42
の中央部に固定したステー43を固定状態に取付ける。
連結杆42の左右両端には縦方向の伝動筒44、44の
中間部を固定し、伝動筒44、44には、前記ラグ式穂
先掻込装置17および株元掻込スターホイル装置18の
うち中央側に位置する左右一対のラグ式穂先掻込装置1
7および株元掻込スターホイル装置18をそれぞれ取付
ける。
【0011】また、45は5条刈の刈取部5に設けた支
持フレームであり(図4、図7)、支持フレーム45は
前記支持フレーム37の右側部に設けられ、側方からみ
ると、S型形状に形成する。支持フレーム45は、下方
部分を分割形成し、上方からみると逆L型形状の前側下
部46と、該前側下部46の屈曲した横杆部47と、該
横杆部47に固定された後側下部48と、該後側下部4
8に続く上部49とにより構成され、前記前側下部46
の下端を前記分草杆14に固定し、上部49の上端部を
前記下向き取付筒27の下部に固定する。前記上部39
には前記下向き取付筒28をステー40を介して固定す
る。前記横杆部47の端部には縦方向の伝動筒50の中
間部を固定し、伝動筒50には、前記ラグ式穂先掻込装
置17および株元掻込スターホイル装置18のうち中央
右側に位置する一対のラグ式穂先掻込装置17および株
元掻込スターホイル装置18をそれぞれ取付ける。
【0012】しかして、4条刈用の刈取部5の前記支持
フレーム37の下部38にはステー51を固定し、ステ
ー51には、左株元側集束搬送装置20aおよび右株元
側集束搬送装置20bの挾扼杆52、53を取付ける。
左株元側集束搬送装置20aおよび右株元側集束搬送装
置20bは、搬送チエン54、55と該搬送チエン5
4、55の側部近傍に設けた前記挾扼杆52、53によ
り穀稈の根部を挾持搬送するが、前記支持フレーム37
は挾扼杆52、53の支持兼取付部材として兼用され、
挾扼杆52、53の下方位置に空間を形成して穀稈を円
滑に搬送する。したがって、前記ステー51は支持フレ
ーム37の下部38の左右側にハの字形状であって、か
つ、前記下部38と平行となるように突出させて固定
し、該ステー51の左右両端に前記挾扼杆52および前
記挾扼杆53を前記搬送チエン54および前記搬送チエ
ン55のそれぞれに対して遠近自在となるように出入自
在に取付ける。56、57は挾扼杆52、53のそれぞ
れの終端に設けた案内部材であり、前記搬送チエン54
および搬送チエン55側に近接するように弾力的に付勢
されている。
【0013】しかして、図4に示したように、5条刈の
刈取部5に設けた前記支持フレーム45には、前記右株
元側集束搬送装置20bおよび後株元側集束搬送装置2
4の挾扼杆58と、前記中間株元側集束搬送装置20c
の挾扼杆59を取付ける。支持フレーム45の後側下部
48の左右側には、ハの字形状であって、かつ、前記後
側下部48と平行となるように突出させたステー60を
固定し、該ステー60の右側には前記挾扼杆58を、ス
テー60の左側には挾扼杆59の終端を、それぞれ前記
搬送チエン54および搬送チエン55のそれぞれに対し
て遠近自在となるように出入自在に取付けている。ま
た、前記挾扼杆58の始端部は自由端であるが、前記挾
扼杆59の始端部は前記分草杆14に取付けている。
【0014】しかして、前記各引起装置16は、前記刈
取部5側に固定の後側ケース61と該後側ケース61に
着脱自在に取付けられる前側カバー62とに分割可能に
形成した引起ケース63内に、引起ラグ64を所定間隔
を置いて起伏自在に取付けた無端チエン65の駆動機構
を設けて構成される。66は駆動歯車、67はテンショ
ン歯車、68は前記後側ケース61内の下部に設けたボ
スであり、該ボス68に下部案内ローラー69を回転の
み自在に嵌合させ、前記駆動歯車66とテンション歯車
67と下部案内ローラー69とに前記無端チエン65を
掛け回す。正面からみて、前記引起ケース63の一側は
前記引起ラグ64が起立状態で上昇する作用側に形成
し、前記引起ケース63の他側は前記引起ラグ64が倒
伏状態で下降する非作用側となるが、作用側の後側ケー
ス61と前側カバー62との間には前記引起ラグ64を
起立状態に案内するラグガイド70を設ける。前記ラグ
ガイド70は、前板71と後板72と作用側の側板73
とにより断面形状が略チャンネル形状であって、前記引
起ラグ64の移動方向に長く形成し、前記側板73には
非作用側に凹こむ前記無端チエン65の通路74を形成
する。75は前記前板71と後板72に形成した前後に
貫通する挿入孔、76は前記後側ケース61に設けた前
記前側カバー62側に突出する複数の突起であり、一部
の突起76の前端部(先端部)には係合溝77を形成す
る。前記前側カバー62の内側には係合板78を固定
し、係合板78には前記突起76の係合溝77が係合す
る係合部79を形成する。即ち、ラグガイド70は、そ
の挿入孔75を前記突起76に嵌合させ、この状態で後
側ケース61の突起76の係合溝77に前側カバー62
の係合板78の係合部79を係合させて取付け固定す
る。
【0015】しかして、前記ラグガイド70の前記前板
71と前記後板72には、係合溝80をそれぞれ形成
し、係合溝80には円形の弾性部材81を嵌合させる。
弾性部材81は前記係合溝80より前後側に突出し、後
側ケース61と前側カバー62とのがた付きを防止して
いる。82は前記前側カバー62の上部を前記下向き伝
動筒25側に固定する係合体であり、弾性を有する線杆
より下向きコの次形状に形成され、前記下向き伝動筒2
5に設けた係合片83に下側から挿入係合される。即
ち、引起ケース63は、後側ケース61の上部を前記下
向き伝動筒25に固定し、後側ケース61の下部を前記
分草杆14に固定し、後側ケース61に前側カバー62
を取付けるが、前記係合体82は係合片83に弾着して
がた付きを防止する。また、前記下部案内ローラー69
の後側に位置する後側ケース61の後面には、下部案内
ローラー69のボス68の溝84に係合する係合フック
85を設ける。86は係合フック85を付勢するバネ、
87は係合フック85を開かせるツマミである。
【0016】図19は、前記刈取部5の左側(未刈地
側)に設けたナローガイド88の取付構造を示し、ナロ
ーガイド88の前端は前記引起ケース63下部後側の分
草杆14に回転自在に軸着し、ナローガイド88は後側
に至るに従い外側でかつ上側に位置する形状に形成さ
れ、ナローガイド88の中間部には回動アーム89の上
端を固定し、回動アーム89の下端は前記分草杆14の
後端部に設けたステー90に軸着する。したがって、ナ
ローガイド88の前端を前記引起ケース63下部後側の
分草杆14に回転自在に軸着しているので、穀稈の搬送
通路に干渉せず、円滑に作用し、穀稈屑等の異物の付着
も防止できる。また、ナローガイド88の中間部を回動
アーム89により支持しているので、ナローガイド88
の剛性も向上させる。また、前記ステー90は前記分草
杆14と刈刃フレーム13とに固定しているので、強度
メンバーの一部を構成する。なお、ナローガイド88は
不使用時には刈取部5側に回動させて収納する。
【0017】次に作用を述べる。本発明は、前記の構成
であるから、機体を前進走行させると、各分草体15に
より分草し、分草された穀稈は引起装置16により引起
され、引起された穀稈は刈刃19により切断され、ラグ
式穂先掻込装置17および株元掻込スターホイル装置1
8により後方に掻込まれ、左右株元側集束搬送装置20
a、20bにより株元が挾持され、穂先側搬送装置21
により穂先側が搬送されて搬送通路を通って一箇所の引
継点Aに搬送されて株元引継搬送装置22及び穂先引継
搬送装置23に引継がれ、該株元引継搬送装置22及び
穂先引継搬送装置23により脱穀室の側部の穀稈供給装
置に引継がれ、該穀稈供給装置により脱穀室に供給され
て脱穀される。また、5条刈の場合は、左右中間株元側
集束搬送装置20a、20b、20cにより株元が挾持
され、穂先側搬送装置21により穂先側が搬送され、右
株元側集束搬送装置20bと中間株元側集束搬送装置2
0cにより搬送された穀稈は、後株元側集束搬送装置2
4により一箇所の引継点Aに搬送されて株元引継搬送装
置22及び穂先引継搬送装置23に引継がれ、該株元引
継搬送装置22及び穂先引継搬送装置23により脱穀室
の側部の穀稈供給装置に引継がれ、該穀稈供給装置によ
り脱穀室に供給されて脱穀される。
【0018】この場合、4条刈では、左右株元側集束搬
送装置20a、20bは、搬送チエン搬送チエン54、
55と該搬送チエン54、55の側部近傍に設けた前記
挾扼杆52、53により穀稈の根部を挾持搬送するが、
前記挾扼杆52、53は、支持フレーム37に設けたス
テー51に前記搬送チエン54および搬送チエン55の
それぞれに対して遠近自在となるように出入自在に取付
けられ、前記ステー51は下部38に対して略水平方向
に突出するように形成しているから、挾扼杆52、53
の下方位置に空間を形成して穀稈を円滑に搬送する。ま
た、前記ステー51は下部38に対してハの字形状に形
成しているから、万一、挾扼杆52、53と搬送チエン
54、55の間に搬送穀稈が詰まっても、穀稈を搬送し
ようとする荷重は、下部38の左右側に突出するステー
51に均等に掛り、ステー51およびステー51の取付
部分の破損を防止する。また、5条刈の刈取部5におけ
る実施例でも、支持フレーム45に設けたステー60
は、前部支持フレーム45の後側下部48にハの字形状
に形成し、かつ、略水平方向に突出するように形成して
いるから、同様の作用を奏する。
【0019】また、前記支持フレーム45は、側方から
みると、S型形状に形成され、支持フレーム45の前側
水平部前側下部46も上方からみると逆L型形状であ
り、前側下部46の先端は前記分草杆14に固定し、前
側下部46の屈曲した横杆部横杆部47の端部には伝動
筒伝動筒50の中間部を固定し、伝動筒50には前記ラ
グ式穂先掻込装置17および株元掻込スターホイル装置
18のうち中央右側に位置する一対のラグ式穂先掻込装
置17および株元掻込スターホイル装置18を取付けて
いるから、ラグ式穂先掻込装置17および株元掻込スタ
ーホイル装置18の取付部分より離れた位置に、前記右
株元側集束搬送装置20bおよび後株元側集束搬送装置
24の挾扼杆58と、前記中間株元側集束搬送装置20
cの挾扼杆59とを取付けたステー60を設けることが
でき、ラグ式穂先掻込装置17および株元掻込スターホ
イル装置18と、前記右側株元側集束搬送装置20bお
よび後株元側集束搬送装置24と、前記中間の株元側集
束搬送装置20cのそれぞれのメンテナンスを容易に行
なえる。なお、本発明の実施例は、説明の都合上、4条
刈の刈取部と5条刈の刈取部とに別々に説明している
が、刈取条数は問わないのは勿論であり、いずれか1個
または全部の支持フレームに挾扼杆を取付ける構成全て
を含むものである。
【0020】
【発明の効果】株元掻込装置18や挾扼杆52,53の
下側に空間を形成することができるので、該株元掻込装
置18や挾扼杆52,53の下側における藁屑や雑草等
の停滞が少なくなり、穀稈を円滑に搬送することができ
る。 また、支持部材37が分草杆14から引起装置16
の上部側へ連結されるため、株元掻込装置18と挾扼杆
52,53との支持強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの刈取部の側面図。
【図2】 同平面図。
【図3】 4条刈用の要部平面図。
【図4】 5条刈用の要部平面図。
【図5】 刈取部の側面図。
【図6】 要部斜視図。
【図7】 刈取部の側面図。
【図8】 引起装置の正面図。
【図9】 前側カバーの背面図。
【図10】 後側ケースの正面図。
【図11】 同側面図。
【図12】 ラグガイドの斜視図。
【図13】 同弾性部材の装着状態斜視図。
【図14】 同断面図。
【図15】 引起装置の側面図。
【図16】 前側カバーの上部背面図。
【図17】 断面図。
【図18】 引起装置の下部背面図。
【図19】 刈取部の側面図。
【図20】 公知例図。
【符号の説明】
1…機体、2…走行装置、3…脱穀装置、4…操縦部、
5…刈取部、6…支持伝動筒、7…刈取上下シリンダ、
8…下部伝動筒、9…側部伝動筒、10…側部フレー
ム、11…上部伝動筒、12…取付杆、13…刈刃フレ
ーム、14…分草杆、15…分草体、16…引起装置、
17…穂先掻込装置、18…株元掻込装置、19…刈
刃、20a…左株元側集束搬送装置、20b…右株元側
集束搬送装置、20c…中間株元側集束搬送装置、21
…穂先側搬送装置、22…株元引継搬送装置、23…穂
先引継搬送装置、24…後株元集束搬送装置、25…下
向き伝動筒、26…二又筒部、27…下向き取付筒、2
8…下向き取付筒、29…側部横伝動筒、30…縦取付
筒、31…駆動軸、32…駆動歯車、33…上向き取付
筒、34…駆動軸、35、36…駆動歯車、37…支持
フレーム、38…下部、39…上部、40、41…ステ
ー、42…連結杆、43…ステー、44…伝動筒、45
…支持フレーム、46…前側下部、47…横杆部、48
…後側下部、49…上部、50…伝動筒、51…ステ
ー、52、53…挾扼杆、54、55…搬送チエン、5
6、57…案内部材、58、59…挾扼杆、60…ステ
ー、61…後側ケース、62…前側カバー、63…引起
ケース、64…引起ラグ、65…無端チエン、66…駆
動歯車、67…テンション歯車、68…ボス、69…下
部案内ローラー、70…ラグガイド、71…前板、72
…後板、73…側板、74…通路、75…挿入孔、76
…突起、77…係合溝、78…係合板、79…係合部、
80…係合溝、81…弾性部材、82…係合体、83…
係合片、84…溝、85…係合フック、86…バネ、8
7…ツマミ、88…ナローガイド、89…回動アーム、
90…ステー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−125026(JP,U) 実開 昭58−143515(JP,U) 実開 昭57−107337(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 57/00 - 57/24 A01D 63/00 A01D 67/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に並設された複数の分草体15
    と、各分草体15の後方に設けた分草穀稈を引起す複数
    の引起装置16と、該引起装置16の後方に設けた刈刃
    19と、刈取穀稈を掻込む複数の株元掻込装置18と、
    掻込穀稈を引継点Aに集束する複数の株元側集束搬送装
    置20とを有するコンバインの刈取部において、該刈取
    部側に設ける支持部材37を、分草杆14における刈刃
    19前方部位から立ち上げ、後方へ延設して刈刃19上
    側を迂回し、更に上方へ延設して引起装置16の上部側
    へ連結して設け、該支持部材37に前記株元掻込装置1
    8と前記株元側集束搬送装置20の挾扼杆5253
    を支持させたコンバインの刈取部。
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