JP3242704B2 - 距離測定方法および装置 - Google Patents

距離測定方法および装置

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    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/25Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures by projecting a pattern, e.g. one or more lines, moiré fringes on the object
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  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三次元物体の形状測定
に好適な距離測定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スリット光を使用した光切断法に基づく
距離測定においては、図13に示されているように、測
定対象物体の三次元位置は、光源からのスリット光の投
影方向と、レンズおよび撮像面を含むカメラの視線方向
と、光源およびカメラの位置関係とを使用して、三角測
量法に基づいて求めることができる。
【0003】最近、スリット光を回転ミラーで走査する
ことにより、上述の距離測定を高速に行う研究が盛んに
行われており、いくつかの方法が提案されている。その
中で最も一般的なものは、複数のセルをアレイ状に配置
して撮像面を形成し、各セルが観測している測定対象物
体状の点(小さな領域)をスリット光が通過した時点す
なわち、測定対象物体からの反射スリット光が、各セル
を通過する時点を検出して、検出した時点に基づいて、
スリット光を走査させているミラーの角度を求め、距離
測定を行う方法である。この方法については、例えば特
開昭62−228106号公報に詳細に説明されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
撮像面を構成する各セルにつき1個のフォトセンサ(例
えば、フォトダイオード、フォトトランジスタ等)を配
設し、フォトセンサが出力する光電流に対して閾値を設
定して、スリット光の通過を検出しているため、次のよ
うな問題点がある。
【0005】(1)測定対象物体の表面状態や表面の向
き等によって、測定対象物体に反射して撮像面に投射さ
れるスリット光の光量およびスリット光の幅方向の空間
的広がり(図14参照)が異なってくる。図15に示さ
れているように、光量が小さいと、フォトセンサの光電
流が閾値を越えなくなり、スリット光を検出できなくな
ってしまう。また、スリット光の光量が異なると、セル
に流れる光電流の時間的変化も異なったものとなり、一
定の閾値によって検出される時点にずれが生じ、距離測
定に誤差が生じることになる。 (2)長時間測定を行う等により撮像面上のフォトセン
サの温度が上昇すると、暗電流が変化して、スリット光
の通過を正確に検出できなくなる。従って、温度補償が
必要である。 (3)光を積分して読み出せば、感度が向上し、遠い位
置にある物体や、反射率の低い物体に対する測定が可能
となる。しかし、この場合、測定視野内において、ある
セルが観測している点からのバイアス光(スリット光を
受けていない、一般環境における測定対象物体からの
光)が、同一撮像面上の異なる場所に位置するセルが観
測している点からのバイアス光とが異なる場合、それぞ
れのセルについて閾値を調整する必要がある。閾値をセ
ル毎に調整することは困難である。従って、バイアス光
が観測点によって差が生じないように環境を調整する
か、あるいは、スリット光の反射光をバイアス光よりも
極端に大きくするといった対策で逃げるしかない。この
ことは、一般環境の測定の妨げとなる。このことが、現
在、感度の低い微分方式が広く採用されている理由であ
る。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
て走査し、測定対象物体からの反射スリット光が、撮像
面を構成するセルを通過する時点を検出して測定対象物
体の表面の位置を測定する距離測定において、反射スリ
ット光がセルを通過する時点を正確に検出できるように
することを目的とする。
【0007】本発明の第2の目的は、反射スリット光の
移動方向に沿う解像度を高く維持しつつ、反射スリット
光が撮像面を構成する点を通過する時点を正確に検出で
きる距離測定装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の距離測
定方法は、撮像面を構成するセルに、反射スリット光の
移動方向に沿って2個のフォトセンサ(例えば、実施例
の左フォトセンサ20Aおよび20B)を隣接して配設
し、2個のフォトセンサが出力する光電流の大きさを比
較し、この比較結果に基づいて、反射スリット光が2個
のフォトセンサの一方から他方に移る時点を求め、この
時点を、反射スリット光が当該セルを通過した時点とす
ることを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の距離測定装置は、撮像面
を構成するセルが、反射スリット光の移動方向に沿って
隣接して配設された2個のフォトセンサ(例えば、実施
例の左フォトセンサ20Aおよび20B)と、2個のフ
ォトセンサが出力する光電流の大きさを比較する比較器
(例えば、実施例の比較器24)とを備え、この比較器
の出力が、2個のフォトセンサの出力光電流の大小関係
の反転を示した時点を、反射スリット光が当該セルを通
過した時点とすることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の距離測定装置は、比較器
が、(1)一方の入力端子が他方の出力端子に接続さ
れ、他方の出力端子が一方の入力端子に接続される第1
および第2のインバータ(例えば、図8のインバータI
11およびI12)と、(2)2個のフォトセンサのう
ちの一方のフォトセンサ(例えば、図8のフォトダイオ
ードPDA)の出力端子と、第1インバータの入力端子
および第2インバータの出力端子の接続点との間に接続
される第1スイッチ(例えば、図8のアナログスイッチ
A11)と、(3)2個のフォトセンサのうちの他方の
フォトセンサ(例えば、図8のフォトダイオードPD
B)の出力端子と、第1インバータの出力端子および第
2インバータの入力端子の接続点との間に接続される第
2スイッチ(例えば、図8のアナログスイッチA12)
と、(4)第1インバータの入力端子と出力端子との間
に接続される第3スイッチ(例えば、図8のアナログス
イッチA13)とを備え、第1フェーズにおいて、第
1、第2および第2スイッチを短絡状態にして2個のフ
ォトセンサの出力ならびに第1および第2インバータの
出力を中間電位にリセットし、第2フェーズにおいて、
第3スイッチを短絡状態にして第1および第2インバー
タの出力を中間電位にしつつ2個のフォトセンサを放電
させ、第3フェーズにおいて、第1および第2スイッチ
を短絡状態にする制御手段をさらに備えることを特徴と
する。
【0011】請求項4に記載の距離測定装置は、2個の
フォトセンサの出力をそれぞれ増幅する2個の増幅器を
さらに備え、2個の増幅器のうち一方の増幅器(例え
ば、実施例のアンプ22A)が、(1)2個のフォトセ
ンサの一方の出力を反転する第1インバータ(例えば、
図4のインバータI1)と、(2)第1インバータの入
力端子と出力端子との間に接続される第1スイッチ(例
えば、図4のアナログスイッチA1)とを有し、2個の
増幅器のうちの他方の増幅器(例えば、実施例のアンプ
22B)が、(1)2個のフォトセンサの他方の出力を
反転する第2インバータ(例えば、図4のインバータI
2)と、(2)第2インバータの入力端子と出力端子と
の間に接続される第2スイッチ(例えば、図4のアナロ
グスイッチA2)とを有し、比較器が、(1)一方の入
力端子が他方の出力端子に接続され、他方の出力端子が
一方の入力端子に接続される第3および第4のインバー
タ(例えば、図4のインバータI3およびI4)と、
(2)第1インバータの出力端子と、第3インバータの
入力端子および第4インバータの出力端子の接続点との
間に接続される第3スイッチ(例えば、図4のアナログ
スイッチA3)と、(3)第2インバータの出力端子
と、第3インバータの出力端子および第4インバータの
入力端子の接続点との間に接続される第4スイッチ(例
えば、図4のアナログスイッチA4)と、(4)第3イ
ンバータの入力端子と出力端子との間に接続される第5
スイッチ(例えば、図4のアナログスイッチA5)とを
備え、第1フェーズにおいて、第1および第2スイッチ
を短絡状態にして第1および第2インバータの出力を中
間電位にリセットし、第2フェーズにおいて、2個のフ
ォトセンサを放電させ、第3フェーズにおいて、第5ス
イッチを短絡状態にして第3および第4インバータの出
力を中間電位にし、第4フェーズにおいて、第3および
第4スイッチを短絡状態にする制御手段をさらに備える
ことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の距離測定装置は、スリッ
ト光を測定対象物体の表面に沿って走査し、測定対象物
体からの反射スリット光が、撮像面を構成する点を通過
する時点を検出して測定対象物体の表面の位置を測定す
る距離測定装置であって、反射スリット光の移動方向に
沿って隣接して配設されたN(Nは3以上の整数)個の
フォトセンサ(例えば、図10のフォトダイオードPD
1乃至PD5)と、N個のフォトセンサのうち、(i−
1)番目およびi番目のフォトセンサ(iは、2以上の
整数)が出力する光電流の大きさを比較する第1比較手
段(例えば、図10の比較器H1)と、N個のフォトセ
ンサのうち、i番目および(i+1)番目のフォトセン
サが出力する光電流の大きさを比較する第2比較手段
(例えば、図10の比較器H2)とを備え、第1および
第2比較手段の出力が、比較対象であるフォトセンサの
出力光電流の大小関係の反転を示した時点を、反射スリ
ット光が撮像面を構成する点を通過した時点とすること
を特徴とする。
【0013】請求項6に記載の距離測定装置は、スリッ
ト光を測定対象物体の表面に沿って走査し、測定対象物
体からの反射スリット光が、撮像面を構成する点を通過
する時点を検出して測定対象物体の表面の位置を測定す
る距離測定装置であって、反射スリット光の移動方向に
沿って隣接して配設された複数個のフォトセンサ(例え
ば、図11のフォトダイオードPD1乃至PD16)
と、複数個のフォトセンサのうち隣接した2個のフォト
センサである第1フォトセンサ対(例えば、図11のフ
ォトダイオードPD1およびPD2)に接続されるとと
もに、第1フォトセンサ対とはフォトセンサ1個分ずれ
た隣接した2個のフォトセンサである第2フォトセンサ
対(例えば、図11のフォトダイオードPD2およびP
D3)に接続された比較手段(例えば、図11のインバ
ータ3および4、アナログスイッチA5、S1、S2、
W1およびW2)と、第1のタイミングで、比較手段に
よって第1フォトセンサ対が出力する光電流の大きさを
比較するのを可能にし、第2のタイミングで、比較手段
によって第2フォトセンサ対が出力する光電流の大きさ
を比較するのを可能にするタイミング手段(例えば、図
11のインバータINV、ならびにANDゲートAND
1およびAND2)とを備え、比較手段の出力が、第1
および第2フォトセンサ対の出力光電流の大小関係の反
転を示した時点を、反射スリット光が前記撮像面を構成
する点を通過した時点とすることを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1および請求項2の構成の距離測定方法
および装置においては、セルにおいて、2個のフォトセ
ンサが出力する光電流の大きさが比較され、この比較結
果に基づいて、反射スリット光が2個のフォトセンサの
一方から他方に移る時点が求められ、この時点が、反射
スリット光が当該セルを通過した時点とされる。反射ス
リット光が2個のフォトセンサの一方から他方に移る時
点は、スリツト光の光量およびスリット光の幅方向の空
間的広がりが変化しても影響を受けないので、反射スリ
ット光がセルを通過した時点を正確に検出できる。
【0015】請求項3の構成の距離測定装置において
は、まず、第1、第2および第3スイッチが短絡状態に
されて2個のフォトセンサの出力ならびに第1および第
2インバータの出力が中間電位にリセットされ、次に、
第3スイッチのみ短絡状態が維持されて第1および第2
インバータの出力が中間電位の状態で2個のフォトセン
サが放電され、次に、第1および第2スイッチが短絡状
態にされ、2個のフォトセンサの出力の高低が反映した
出力が、第1および第2インバータの出力から得られ
る。従って、簡単な構成で、反射スリット光が2個のフ
ォトセンサの一方から他方に移る時点を求めることがで
きる。
【0016】請求項4の構成の距離測定装置において
は、まず、第1および第2スイッチが短絡状態にされて
第1および第2インバータの出力が中間電位にリセット
され、次に、2個のフォトセンサが放電させられ、次
に、第5スイッチが短絡状態にされて第3および第4イ
ンバータの出力が中間電位にされ、次に、第3および第
4スイッチが短絡状態にされ、2個のフォトセンサの出
力の高低が反映した出力が、第3および第4インバータ
の出力から得られる。従って、反射スリット光の光量が
小さく、フォトセンサの出力が小さくても、簡単な構成
で、反射スリット光が2個のフォトセンサの一方から他
方に移る時点を求めることができる。
【0017】請求項5の構成の距離測定装置において
は、第1比較手段が、N個のフォトセンサのうち、(i
−1)番目およびi番目のフォトセンサが出力する光電
流の大きさを比較し、第2比較手段が、N個のフォトセ
ンサのうち、i番目および(i+1)番目のフォトセン
サが出力する光電流の大きさを比較し、第1および第2
比較手段の比較結果に基づいて、反射スリット光が、
(i−1)番目のフォトセンサからi番目のフォトセン
サに移る時点が求められるとともに、反射スリット光
が、i番目のフォトセンサから(i+1)番目のフォト
センサに移る時点が求められ、これらの時点が、反射ス
リット光が撮像面を構成する各点を通過した時点とされ
る。従って、反射スリット光の移動方向に沿う解像度を
高く維持しつつ、反射スリット光が撮像面を構成する点
を通過する時点を正確に検出できる。
【0018】請求項6の構成の距離測定装置において
は、比較手段が、第1のタイミングで、隣接した2個の
フォトセンサである第1フォトセンサ対が出力する光電
流の大きさを比較し、第2のタイミングで、第1フォト
センサ対とはフォトセンサ1個分ずれた隣接した2個の
フォトセンサである第2フォトセンサ対が出力する光電
流の大きさを比較し、比較結果に基づいて、反射スリッ
ト光が、第1フォトセンサ対の一方から他方に移る時点
が求められるとともに、反射スリット光が、第2フォト
センサ対の一方から他方に移る時点が求められ、これら
の時点が、反射スリット光が撮像面を構成する各点を通
過した時点とされる。従って、反射スリット光の移動方
向に沿う解像度を高く維持しつつ、反射スリット光が撮
像面を構成する点を通過する時点を正確に検出できる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明による距離測定装置の一実施
例を示す。スリット光発生レーザ1から射出されたスリ
ット光2は、ガルバノミラー等からなる走査ミラー3に
よって三次元物体である測定対象物体4上を走査させら
れる。スリット光発生レーザ1としては、例えば、波長
670nmの半導体レーザ(レンズの出口で10mW、
スリット光の幅約1mm)を使用できる。測定対象物体
4によって反射されたスリット光は、撮像装置5のレン
ズ6を通して撮像面7に連続的に投射される。撮像面7
は、アレイ状に配置された複数の撮像セル8から構成さ
れている。セル8は、視線方向の測定対象物体4上をス
リット光2が通過すると、すなわち測定対象物体4から
の反射スリット光が自らを通過すると信号を出力する。
【0020】セル8の出力信号は、読み出し部9によっ
て読み出され、信号を出力したセル8に対応するカウン
タ数記憶メモリ10のメモリセル11に、そのときカウ
ンタ12が出力しているカウンタ数が記憶される。カウ
ンタ12のカウントアップ、セル8の信号出力、および
メモリセル11のカウンタ数記憶は、外部からの動作ク
ロック13(例えば、100kHz程度)に同期して行
われる。
【0021】走査ミラー3は、一定角速度で回転してい
るため、カウンタ12の出力は、ミラー3の角度情報に
相当する。各メモリセル11に記憶されたカウンタ数
は、演算処理部14によって距離情報に変換される。演
算処理部14は、ビデオ情報に乗せて距離画像を出力す
るか、各セル8が観測している測定対象物体4の三次元
座標値を出力する。
【0022】走査ミラー制御装置15は、走査ミラー3
が1回走査する毎に、リセット信号(例えば、60Hz
程度)を出力し、これにより、カウンタ12およびカウ
ンタ数記憶メモリ10の内容がリセットされる。
【0023】図2は、撮像セル8の本発明による一実施
例の構成を示す。ここでは、測定対象物体4に投射され
るスリット光は、垂直方向に延びるスリットが水平方向
に走査されるものとする。各セル8には、スリット光の
移動方向に隣接して左フォトセンサ20Aおよび右フォ
トセンサ20Bが配設されている。左フォトセンサ20
Aは、水平方向に沿って左側に配設され、右フォトセン
サ20Bは、水平方向に沿って右側に配設されている。
すなわち、左フォトセンサ20Aは、先にスリット光を
受ける位置に配設され、右フォトセンサ20Bは、後で
スリット光を受ける位置に配設されている。
【0024】左および右センサ20Aおよび20Bの出
力側には、それぞれアンプ22Aおよび22Bが設けら
れている。アンプ22Aおよび22Bは、それぞれ左お
よび右センサ20Aおよび20Bの出力を増幅する。ア
ンプ22Aおよび22Bを設けているのは、スリット光
の光量が小さくても検出を可能にするためである。
【0025】比較器24は、アンプ22Aおよび22B
の出力を比較し、前者が後者より大きいときには、第1
の状態の信号(例えば、「L」)を出力し、後者が前者
より大きいときには、第2の状態の信号(例えば、
「H」)を出力する。ゲート26は、セル選択信号を受
けているときに、比較器24の出力を外部に出力する。
【0026】図3は、スリットの幅方向に広がり(分
散)を持ったスリット光が、水平方向の左から右に通過
したときの左および右フォトセンサ20Aおよび20B
の光電流の変化を示す。図3に示されているように、ま
ず、左センサ20Aの光電流が増大した後に減少し、続
いて、右センサ20Bの光電流が増大した後に減少す
る。従って、比較器24は、始め、第1の状態の信号
(例えば、「L」)を出力し、続いて、第2の状態の信
号(例えば、「H」)を出力する。
【0027】比較器24の出力第1の状態の信号から第
2の状態の信号に切り替わる瞬間、すなわち左センサ2
0Aの光電流より、右センサ20Bの光電流の方が大き
くなった瞬間(図3の矢印で示されている時点)が「そ
のセルをスリット光が通過した時点:TX」として図1
のメモリセル11に記憶される。前述のように、時点T
Xを示す情報は、カウンタ12から得られる。この時点
Xから、スリット光を走査させている図1のミラー3
の回転角度が求まり、三角測量法により、測定対象物体
4までの距離を測定できる。
【0028】図4は、図2のセル8の具体的構成例を示
す。この例は、左および右センサ20Aおよび20B
を、それぞれ、フォトダイオードPDAおよびPDBに
より構成し、アンプ22Aおよび22Bを、それぞれ、
CMOSインバータと、その入出力を短絡するアナログ
スイッチとを使用したクロック型アンプにより構成し、
比較器24を、CMOSインバータを2個正帰還結合さ
せてアナログスイッチにより中間電位にバランスさせる
クロック型比較器により構成する。
【0029】アンプ20Aは、フォトダイオードPDA
の出力すなわちカソードの電位を反転するインバータI
1と、このインバータの入力端子と出力端子との間に接
続されるアナログスイッチA1とを有し、アンプ20B
は、フォトダイオードPDBの出力すなわちカソードの
電位を反転するインバータI1と、このインバータの入
力端子と出力端子との間に接続されるアナログスイッチ
A2とを有する。フォトダイオードPDAおよびPDB
のアノードは、接地されている。アナログスイッチA1
およびA2は、クロック信号すなわち制御信号φ3によ
って制御される。
【0030】比較器24は、一方の入力端子が他方の出
力端子に接続され、他方の出力端子が一方の入力端子に
接続されるインバータI3およびI4と、インバータI
1の出力端子と、インバータI3の入力端子およびイン
バータI4の出力端子の接続点との間に接続されるアナ
ログスイッチA3と、インバータI2の出力端子と、イ
ンバータI3の出力端子およびインバータI4の入力端
子の接続点との間に接続されるアナログスイッチA4
と、インバータI3の入力端子と出力端子との間すなわ
ちインバータI4の入力端子と出力端子との間に接続さ
れるアナログスイッチA5とを備える。アナログスイッ
チA3およびA4は、クロック信号すなわち制御信号φ
2によって制御される。アナログスイッチA5は、クロ
ック信号すなわち制御信号φ1によって制御される。
【0031】図5は、制御信号φ1、φ2およびφ3の
時間変化を示す。フェーズaにおいては、制御信号φ3
が「H」となるので、アナログスイッチA1およびA2
が短絡状態となって、インバータI1およびI2の出力
すなわち点IAおよびIBの電位が中間電位にリセット
される。
【0032】フェーズbにおいては、制御信号φ1、φ
2およびφ3がすべて「L」となるので、2個のフォト
ダイオードPDAおよびPDBの内部容量に蓄積されて
いる電荷が、光の強さに応じて放電する。
【0033】フェーズcにおいては、制御信号φ1が
「H」となるので、アナログスイッチA5が短絡状態と
なり、インバータI4の出力すなわち点SAの電位、お
よびインバータI3の出力すなわち点SBの電位が中間
電位にバランスさせられる。この間、フォトダイオード
PDAおよびPDBの放電が引き続き行われる。
【0034】フェーズdにおいては、制御信号φ2が
「H」となるので、アナログスイッチA3およびA4が
短絡状態にされる。フェーズcにおいて中間電位になっ
ている点SAおよびSBの電位は、点SAが「H」で点
SBが「L」の状態か、点SAが「L」で点SBが
「H」の状態に安定しようとするので、アナログスイッ
チA3およびA4が短絡状態にされて、点SAが点IA
に、点SBが点IBにそれぞれ直接接続されると、フォ
トダイオードPDAおよびPDBに照射された光の強さ
の相違が、点IAおよびIBの電位に反映されているか
ら、点SAおよびSBは、電位の低い方が「L」とな
り、電位の高い方が「H」となって安定する。
【0035】点SBの電位は、インバータI5(これは
図2のゲート26に相当する)に「H」のセル選択信号
Xが与えられたときに(フェーズbの終了間隔)、イン
バータI5によって反転されて、ディジタル値Yとして
外部に出力される。外部では、このディジタル値Yを監
視しており、「H」から「L」(点SBでは、「L」か
ら「H」)に切り替わった時点を捕らえ、この時点を
「そのセルをスリット光が通過した時点」とする。
【0036】なお、セルが観測している物体上にスリッ
ト光が照射されていないときには、左右どちらのセンサ
20Aおよび20Bにもバイアス光が照射されているこ
とになるが、この場合、わずかな外からのノイズやフォ
トダイオードの特性の違い等が原因で点SBの電位が、
「H」および「L」のどちらに倒れるか決定できない。
そこで、フォトダイオードPDAをフォトダイオードP
DBよりも少し大きくする、点IAと接地点との間に微
少な電流が流れるように極めて大きな抵抗を挿入する等
の対策を施して、フォトダイオードPDAおよびPDB
に全く同じ量の光が入射したときに、フォトダイオード
PDAの方に光が多く照射されるのと同じ状態(点SB
が「L」になる状態)になるようにする必要がある。
【0037】図6は、図4に示されたセル8をMOS‐
FETで構成した例を示す。図4のインバータI1は、
ゲートがフォトダイオードPDAのカソードに接続さ
れ、ソースがバイアス電源に接続されたP‐MOS‐F
ETQ1と、ゲートがフォトダイオードPDAのカソー
ドに接続され、ドレインがP‐MOS‐FETQ1のド
レインに接続され、ソースが接地されるN‐MOS‐F
ETQ2とにより構成される。図4のスイッチA1は、
ドレインがP‐MOS‐FETQ1のゲートおよびN‐
MOS‐FETQ2のゲートに接続され、ソースがP‐
MOS‐FETQ1のドレインに接続され、ゲートに制
御信号φ3が供給されるN‐MOS‐FETQ3により
構成されている。
【0038】図4のインバータI2は、ゲートがフォト
ダイオードPDBのカソードに接続され、ソースがバイ
アス電源に接続されたP‐MOS‐FETQ4と、ゲー
トがフォトダイオードPDBのカソードに接続され、ド
レインがP‐MOS‐FETQ4のドレインに接続さ
れ、ソースが接地されるN‐MOS‐FETQ5とによ
り構成される。図4のスイッチA2は、ドレインがP‐
MOS‐FETQ4のゲートおよびN‐MOS‐FET
Q5のゲートに接続され、ソースがP‐MOS‐FET
Q4のドレインに接続され、ゲートに制御信号φ3が供
給されるN‐MOS‐FETQ6により構成されてい
る。
【0039】図4のインバータI3は、ソースがバイア
ス電源に接続されたP‐MOS‐FETQ7と、ドレイ
ンがP‐MOS‐FETQ7のドレインに接続され、ソ
ースが接地されるN‐MOS‐FETQ8とにより構成
される。図4のインバータI4は、ソースがバイアス電
源に接続され、ゲートがインバータI3のP‐MOS‐
FETQ7のドレインに接続されたP‐MOS‐FET
Q9と、ドレインがP‐MOS‐FETQ9のドレイン
に接続され、ゲートがインバータI3のP‐MOS‐F
ETQ7のドレインに接続され、ソースが接地されるN
‐MOS‐FETQ10とにより構成される。
【0040】図4のスイッチA3は、ソースがインバー
タI1のP‐MOS‐FETQ1のドレインに接続さ
れ、ドレインがインバータI3のP‐MOS‐FETQ
7のドレインに接続され、ゲートに制御信号φ2が供給
されるN‐MOS‐FETQ11により構成される。図
4のスイッチA4は、ソースがインバータI4のP‐M
OS‐FETQ9のドレインに接続され、ドレインがイ
ンバータI2のP‐MOS‐FETQ4のドレインに接
続され、ゲートに制御信号φ2が供給されるN‐MOS
‐FETQ12により構成される。
【0041】図4のスイッチA5は、ソースがインバー
タI3のP‐MOS‐FETQ7のドレインに接続さ
れ、ドレインがインバータI4のP‐MOS‐FETQ
9のドレインに接続され、ゲートに制御信号φ1が供給
されるN‐MOS‐FETQ13により構成される。
【0042】図4のインバータI5は、ソースがバイア
ス電源に接続され、ゲートがインバータI4のP‐MO
S‐FETQ9のドレインすなわち点SBにに接続され
たP‐MOS‐FETQ14と、ソースがP‐MOS‐
FETQ14のドレインに接続され、ゲートにセル選択
信号Xの反転信号が供給されるP‐MOS‐FETQ1
5と、ドレインがP‐MOS‐FETQ15のドレイン
に接続され、ゲートにセル選択信号Xが供給されるN‐
MOS‐FETQ16と、ドレインがN‐MOS‐FE
TQ16のソースに接続され、ゲートがインバータI4
のP‐MOS‐FETQ9のドレインすなわち点SBに
接続され、ソースが接地されるN‐MOS‐FETQ1
7とにより構成される。セル選択信号Xが「H」のと
き、P‐MOS‐FETQ15のドレインとN‐MOS
‐FETQ16のドレインとの接続点から、点SBの電
位を反転させたディジタル値Yが出力される。
【0043】図7は、図6のようにMOS‐FETを使
用して構成できる図2のセル8を縦n個×横m個アレイ
状に配列して、撮像面7をLSI化した例を示す。この
例では、縦方向のセルには、共通の選択信号が供給され
(例えば、第0列のセルには、共通の選択信号X0が供
給される)、横方向のセルで出力が共通である(例え
ば、第0行のセルの出力は、すべて共通にY0として出
力される)。
【0044】図8は、図2のセル8からアンプ22Aお
よび22Bを取り除いた場合のセルの構成例を示す。こ
の例では、比較器24が、一方の入力端子が他方の出力
端子に接続され、他方の出力端子が一方の入力端子に接
続されるインバータI11およびI12と、フォトダイ
オードPDAの出力端子であるカソードすなわち点PA
と、インバータI11の入力端子およびインバータI1
2の出力端子の接続点である点SAとの間に接続される
アナログスイッチA11と、フォトダイオードPDBの
出力端子であるカソードすなわち点PBと、インバータ
I11の出力端子およびインバータI12の入力端子の
接続点である点SBとの間に接続されるアナログスイッ
チA12と、インバータI11の入力端子と出力端子と
の間すなわちインバータI12の入力端子と出力端子と
の間に接続されるアナログスイッチA13とを備えて構
成される。アナログスイッチA11およびA12には、
クロック信号すなわち制御信号Φ2が供給され、アナロ
グスイッチA13には、クロック信号すなわち制御信号
Φ1が供給される。
【0045】図9は、制御信号Φ1およびΦ2の時間変
化を示す。フェーズAにおいては、制御信号Φ1および
Φ2がともに「H」なので、スイッチA11、A12お
よびA13は短絡状態となり、2個のフォトダイオード
PDAおよびPDBの出力電位すなわち点PAおよびP
Bの電位、ならびにインバータI12およびI11の出
力点SAおよびSBの電位が中間電位にリセットされ
る。
【0046】フェーズBにおいては、制御信号Φ1およ
びΦ2が、それぞれ、「H」および「L」なので、スイ
ッチA13だけが短絡状態とされる。従って、インバー
タI12およびI11の出力点SAおよびSBの電位が
中間電位にされつつ、2個のフォトダイオードPDAお
よびPDBの内部容量に蓄積されている電荷が、光の強
さに応じて放電させられる。なお、フェーズAおよびB
を含むフェーズCは、点SAおよびSBが中間電位にバ
ランスさせられる期間である。
【0047】フェーズDにおいては、制御信号Φ1およ
びΦ2が、それぞれ、「L」および「H」なので、スイ
ッチA11およびA12が短絡状態とされる。フェーズ
Cにおいて中間電位になっている点SAおよびSBの電
位は、点SAが「H」で点SBが「L」の状態か、点S
Aが「L」で点SBが「H」の状態に安定しようとする
ので、スイッチA11およびA12が短絡状態にされ
て、点SAが点PAに、点SBが点PBにそれぞれ直接
接続されると、フォトダイオードPDAおよびPDBに
照射された光の強さの相違が、点PAおよびPBの電位
に反映されているから、点SAおよびSBは、電位の低
い方が「L」となり、電位の高い方が「H」となって安
定する。
【0048】点SBの電位が、インバータI5(これは
図2のゲート26に相当する)に「H」のセル選択信号
Xが与えられたときに、インバータI5によって反転さ
れて、ディジタル値Yとして外部に出力される。
【0049】図8のように構成されたセルは、スリット
光の光量が十分なときに有効である。
【0050】図2の実施例のように、2個のフォトセン
サ20Aおよび20Bを使用して1つのセル8を構成す
ると、従来のように1つのセルに1つのフォトセンサを
使用する方式に比べ、同数のフォトセンサを使用する場
合、反射スリット光の移動方向すなわち横方向の解像度
が半分になってしまう。図10の実施例は、このような
解像度の低下を招来することなく、反射スリット光が撮
像面を構成する点を通過する時点を正確に検出できるよ
うにしたものである。
【0051】図10の実施例において、反射スリット光
の移動方向に沿ってN個(Nは、3以上の整数)のフォ
トダイオードPD1,PD2,PD3,PD4,PD5
・・・が等間隔で隣接して配設されている。N個のアン
プAM1,AM2,AM3,AM4,AM5・・・は、
それぞれ、対応するフォトダイオードPD1,PD2,
PD3,PD4,PD5・・・の出力を増幅する。
【0052】アンプAM1の出力は、比較器H1の一方
の入力に供給される。分配回路D1は、アンプAM2の
出力を分配して、比較器H1の他方の入力に供給すると
ともに、比較器H2の一方の入力に供給する。分配回路
D2は、アンプAM3の出力を分配して、比較器H2の
他方の入力に供給するとともに、比較器H3の一方の入
力に供給する。分配回路D3は、アンプAM4の出力を
分配して、比較器H3の他方の入力に供給するととも
に、比較器H4の一方の入力に供給する。分配回路D4
は、アンプAM5の出力を分配して、比較器H4の他方
の入力に供給するとともに、比較器H5の一方の入力に
供給する。
【0053】比較器H1,H2,H3,H4,H5・・
・は、それぞれ、一方の入力と他方の入力とを比較し、
前者が後者より大きいときには、第1の状態の信号(例
えば、「L」)を出力し、後者が前者より大きいときに
は、第2の状態の信号(例えば、「H」)を出力する。
ゲートG1,G2,G3,G4,G5・・・は、それぞ
れ、セル選択信号を受けているときに、比較器H1,H
2,H3,H4,H5・・・の出力を外部に出力する。
【0054】比較器H1は、結局、1番目および2番目
のフォトダイオードPD1およびPD2が出力する光電
流の大きさを比較していることになり、比較器1が出力
する比較結果に基づいて、反射スリット光が、1番目の
フォトダイオードPD1から2番目のフォトダイオード
PD2に移る時点が求められる。比較器H2は、結局、
2番目および3番目のフォトダイオードPD2およびP
D3が出力する光電流の大きさを比較していることにな
り、比較器2が出力する比較結果に基づいて、反射スリ
ット光が、2番目のフォトダイオードPD2から3番目
のフォトダイオードPD3に移る時点が求められる。比
較器H3,H4,H5・・・についても同様である。
【0055】このようにして求められた、反射スリット
光が(i−1)番目(iは、2以上の整数)のフォトダ
イオードからi番目のフォトダイオードに移る時点、お
よびi番目のフォトダイオードから(i+1)番目のフ
ォトダイオードに移る時点を、反射スリット光が撮像面
を構成する各点を通過した時点とすることにより、反射
スリット光の移動方向に沿う解像度を高く(すなわち
(N−1))維持しつつ、反射スリット光が撮像面を構
成する点を通過する時点を正確に検出できる。すなわ
ち、図10の実施例においては、等間隔で隣接して配置
されたN個のフォトダイオードのすべての境界点におい
て、両側のフォトダイオードから出力される光電流の比
較を行うことにより、反射スリット光の移動方向の解像
度を向上させている。
【0056】図10の実施例は、1つのフォトダイオー
ドの出力を両側の比較器で共用し、これらの比較器で同
時に光電流の比較を行っているが、このようにすると、
フォトダイオードの数だけ、比較器を必要とする。図1
1の実施例は、フォトダイオードの数の半分の比較器を
必要とするだけで、反射スリット光の移動方向に沿う解
像度を高く維持しつつ、反射スリット光が撮像面を構成
する点を通過する時点を正確に検出できるようにした例
である。図11の実施例は、図4のセル構造を使用し、
同一の比較器に対して、異なるフォトダイオードの出力
を時分割で供給するようにしたものである。
【0057】図11を参照するに、16個のフォトダイ
オードPD1乃至PD16が、反射スリット光の移動方
向に沿って、等間隔で隣接して配設されている。破線で
囲まれた部分C1乃至C8は、それぞれ、図4のセルに
相当する部分である。まず、破線で囲まれた部分C1に
注目すると、インバータI1,I2,I3,I4および
I5、ならびにアナログスイッチA1,A2およびA5
は、図4のセル8の同一参照符号が付されたものと同一
である。異なる点は、セル8のアナログスイッチA1お
よびA2の代わりにアナログスイッチS1およびS2が
設けられ、さらに、インバータI2の出力とインバータ
I3の入力との間に、アナログスイッチW1が設けら
れ、隣のセルに相当する部分C2のインバータI1の出
力とインバータI4の入力との間にアナログスイッチW
2が設けられる点である。アナログスイッチW1および
W2の制御入力には、ANDゲートAND1の出力が接
続され、アナログスイッチS1およびS2の制御入力に
は、ANDゲートAND2の出力が接続されている。イ
ンバータI3およびI4、ならびにアナログスイッチA
5,S1,S2、W1およびW2が、比較器を構成して
いる。
【0058】ANDゲートAND1の一方の入力には、
図4の例と同一のクロック信号すなわち制御信号φ2が
供給され、ANDゲートAND1の他方の入力には、比
較器に光電流を供給するフォトダイオードを切り替える
ためのタイミング信号Z0が供給される。ANDゲート
AND2の一方の入力には、クロック信号すなわち制御
信号φ2が供給され、ANDゲートAND2の他方の入
力には、タイミング信号Z0がインバータINVを介し
て供給される。
【0059】次に、破線で囲まれた部分C2に注目する
と、インバータI1,I2,I3,I4およびI5、な
らびにアナログスイッチA1,A2およびA5は、図4
のセル8の同一参照符号が付されたものと同一である。
異なる点は、セル8のアナログスイッチA1およびA2
の代わりにアナログスイッチS3およびS4が設けら
れ、さらに、インバータI2の出力とインバータI3の
入力との間にアナログスイッチW3が設けられ、隣のセ
ルに相当する部分C3のインバータI1の出力とインバ
ータI4の入力との間にアナログスイッチW4が設けら
れる点である。アナログスイッチW3およびW4の制御
入力には、ANDゲートAND1の出力が接続され、ア
ナログスイッチS3およびS4の制御入力には、AND
ゲートAND2の出力が接続されている。インバータI
3およびI4、ならびにアナログスイッチA5,S3,
S4,W3およびW4が、比較器を構成している。
【0060】次に、破線で囲まれた部分C3に注目する
と、インバータI1,I2,I3,I4およびI5、な
らびにアナログスイッチA1,A2およびA5は、図4
のセル8の同一参照符号が付されたものと同一である。
異なる点は、セル8のアナログスイッチA1およびA2
の代わりにアナログスイッチS5およびS6が設けら
れ、さらに、インバータI2の出力とインバータI3の
入力との間にアナログスイッチW5が設けられ、隣のセ
ルに相当する部分C4のインバータI1の出力とインバ
ータI4の入力との間にアナログスイッチW6が設けら
れる点である。アナログスイッチW5およびW6の制御
入力には、ANDゲートAND1の出力が接続され、ア
ナログスイッチS5およびS6の制御入力には、AND
ゲートAND2の出力が接続されている。インバータI
3およびI4、ならびにアナログスイッチA5,S5,
S6,W5およびW6が、比較器を構成している。
【0061】次に、破線で囲まれた部分C4に注目する
と、インバータI1,I2,I3,I4およびI5、な
らびにアナログスイッチA1,A2およびA5は、図4
のセル8の同一参照符号が付されたものと同一である。
異なる点は、セル8のアナログスイッチA1およびA2
の代わりにアナログスイッチS7およびS8が設けら
れ、さらに、インバータI2の出力とインバータI3の
入力との間にアナログスイッチW7が設けられ、隣のセ
ルに相当する部分C5のインバータI1の出力とインバ
ータI4の入力との間にアナログスイッチW8が設けら
れる点である。アナログスイッチW7およびW8の制御
入力には、ANDゲートAND1の出力が接続され、ア
ナログスイッチS7およびS8の制御入力には、AND
ゲートAND2の出力が接続されている。インバータI
3およびI4、ならびにアナログスイッチA5,S7,
S8,W7およびW8が、比較器を構成している。
【0062】次に、破線で囲まれた部分C5に注目する
と、インバータI1,I2,I3,I4およびI5、な
らびにアナログスイッチA1,A2およびA5は、図4
のセル8の同一参照符号が付されたものと同一である。
異なる点は、セル8のアナログスイッチA1およびA2
の代わりにアナログスイッチS9およびS10が設けら
れ、さらに、インバータI2の出力とインバータI3の
入力との間にアナログスイッチW9が設けられ、隣のセ
ルに相当する部分C6のインバータI1の出力とインバ
ータI4の入力との間にアナログスイッチW10が設け
られる点である。アナログスイッチW9およびW10の
制御入力には、ANDゲートAND1の出力が接続さ
れ、アナログスイッチS9およびS10の制御入力に
は、ANDゲートAND2の出力が接続されている。イ
ンバータI3およびI4、ならびにアナログスイッチA
5,S9,S10,W9およびW10が、比較器を構成
している。
【0063】次に、破線で囲まれた部分C6に注目する
と、インバータI1,I2,I3,I4およびI5、な
らびにアナログスイッチA1,A2およびA5は、図4
のセル8の同一参照符号が付されたものと同一である。
異なる点は、セル8のアナログスイッチA1およびA2
の代わりにアナログスイッチS11およびS12が設け
られ、さらに、インバータI2の出力とインバータI3
の入力との間にアナログスイッチW11が設けられ、隣
のセルに相当する部分C7のインバータI1の出力とイ
ンバータI4の入力との間にアナログスイッチW12が
設けられる点である。アナログスイッチW11およびW
12の制御入力には、ANDゲートAND1の出力が接
続され、アナログスイッチS11およびS12の制御入
力には、ANDゲートAND2の出力が接続されてい
る。インバータI3およびI4、ならびにアナログスイ
ッチA5,S11,S12,W11およびW12が、比
較器を構成している。
【0064】次に、破線で囲まれた部分C7に注目する
と、インバータI1,I2,I3,I4およびI5、な
らびにアナログスイッチA1,A2およびA5は、図4
のセル8の同一参照符号が付されたものと同一である。
異なる点は、セル8のアナログスイッチA1およびA2
の代わりにアナログスイッチS13およびS14が設け
られ、さらに、インバータI2の出力とインバータI3
の入力との間にアナログスイッチW13が設けられ、隣
のセルに相当する部分C8のインバータI1の出力とイ
ンバータI4の入力との間にアナログスイッチW14が
設けられる点である。アナログスイッチW13およびW
14の制御入力には、ANDゲートAND1の出力が接
続され、アナログスイッチS13およびS14の制御入
力には、ANDゲートAND2の出力が接続されてい
る。インバータI3およびI4、ならびにアナログスイ
ッチA5,S13,S14,W13およびW14が、比
較器を構成している。
【0065】次に、破線で囲まれた部分C8に注目する
と、インバータI1,I2,I3,I4およびI5、な
らびにアナログスイッチA1,A2およびA5は、図4
のセル8の同一参照符号が付されたものと同一である。
異なる点は、セル8のアナログスイッチA1およびA2
の代わりにアナログスイッチS15およびS16が設け
られる点である。アナログスイッチS15およびS16
の制御入力には、ANDゲートAND2の出力が接続さ
れている。インバータI3およびI4、ならびにアナロ
グスイッチA5,S15およびS16が、比較器を構成
している。
【0066】図12は、図11の実施例の各部の信号を
示すタイミング図である。以下、図12を参照して、図
11の実施例の動作を説明する。タイミング信号Z0が
「L」のときには、タイミング信号φ2が供給される
と、ANDゲートAND2の出力が「H」なので、アナ
ログスイッチS1乃至S16がオンとなり、(PD1,
PD2),(PD3,PD4),(PD5,PD6),
(PD7,PD8),(PD9,PD10),(PD1
1,PD12),(PD13,PD14),(PD1
5,PD16)の8つのフォトダイオード対の光電流が
比較されて、反射スリット光の通過が検出される。
【0067】タイミング信号Z0が「H」のときには、
タイミング信号φ2が供給されると、ANDゲートAN
D1の出力が「H」なので、アナログスイッチW1乃至
W14がオンとなり、(PD2,PD3),(PD4,
PD5),(PD6,PD7),(PD8,PD9),
(PD10,PD11),(PD12,PD13),
(PD14,PD15)の7つのフォトダイオード対の
光電流が比較されて、反射スリット光の通過が検出され
る。
【0068】各フェーズに同期してスリット光は走査さ
れるので、フォトダイオードの対のとり方が交互に変化
することになる。従って、連続した2回の計測結果を重
ね合わせることによって、解像度を上げることができる
(図11の例の場合は、15)。
【0069】なお、上記実施例においては、フォトセン
サとしてフォトダイオードを使用したが、フォトトラン
ジスタ等も使用できる。要するに、光の強さに応じた信
号を出力するものであれば、どのようなものでも良い。
【0070】
【発明の効果】請求項1および請求項2の距離測定方法
および装置によれば、撮像面を構成するセルにおいて、
隣接した2個のフォトセンサが出力する光電流の大きさ
を比較し、この比較結果に基づいて、反射スリット光が
2個のフォトセンサの一方から他方に移る時点を求め、
この時点を、反射スリット光がセルを通過した時点とす
るようにしたので、測定対象物の表面状態や表面の向き
等によって、測定対象物体に反射して撮像面に投射され
るスリット光の光量およびスリット光の幅方向の空間的
広がりに違いが生じても、反射スリット光がセルを通過
した時点を正確に検出できる。また、長時間測定等によ
りフォトセンサの温度が上昇しても、1つのセル内の2
個のフォトセンサの温度上昇は同じであり、暗電流の変
化分も同じなので、2個のフォトセンサが出力する光電
流の大きさの比較結果には、影響を与えない。従って、
温度補償の必要もない。さらに、隣接した2個のフォト
センサが受けるバイアス光は、同じと考えられるので、
光を積分して読み出してもバイアス光の影響を受けな
い。よって、感度を高めることができ、遠い位置にある
物体や、反射率の低い物体に対する測定が可能となる。
【0071】請求項3の距離測定装置によれば、第1お
よび第2のインバータ、ならびに第1、第2および第3
スイッチを使用して比較器を構成し、まず、第1、第2
および第3スイッチを短絡状態にして2個のフォトセン
サの出力ならびに第1および第2インバータの出力を中
間電位にリセットし、次に、第3スイッチのみ短絡状態
を維持して第1および第2インバータの出力が中間電位
の状態で2個のフォトセンサを放電させ、次に、第1お
よび第2スイッチを短絡状態にし、2個のフォトセンサ
の出力の高低が反映した出力が、第1および第2インバ
ータの出力から得られるようにしたので、簡単な構成
で、反射スリット光が2個のフォトセンサの一方から他
方に移る時点を求めることができる。
【0072】請求項4の距離測定装置によれば、第1お
よび第2のインバータおよび第1および第2のスイッチ
により2個の増幅器を構成し、第3および第4のインバ
ータならびに第3、第4および第5のスイッチにより比
較器を構成し、まず、第1および第2スイッチを短絡状
態にして第1および第2インバータの出力を中間電位に
リセットし、次に、2個のフォトセンサを放電させ、次
に、第5スイッチを短絡状態にして第3および第4イン
バータの出力を中間電位にし、次に、第3および第4ス
イッチを短絡状態にし、2個のフォトセンサの出力の高
低が反映した出力が、第3および第4インバータの出力
から得られるようにしたので、反射スリット光の光量が
小さく、フォトセンサの出力が小さくても、簡単な構成
で、反射スリット光が2個のフォトセンサの一方から他
方に移る時点を求めることができる。
【0073】請求項5の距離測定装置によれば、反射ス
リット光の移動方向に沿ってN個(Nは3以上の整数)
の隣接したフォトセンサを配設し、第1比較手段が、N
個のフォトセンサのうち、(i−1)番目およびi番目
のフォトセンサ(iは2以上の整数)が出力する光電流
の大きさを比較し、第2比較手段が、N個のフォトセン
サのうち、i番目および(i+1)番目のフォトセンサ
が出力する光電流の大きさを比較し、第1および第2比
較手段の比較結果に基づいて、反射スリット光が、(i
−1)番目のフォトセンサからi番目のフォトセンサに
移る時点を求めるとともに、反射スリット光が、i番目
のフォトセンサから(i+1)番目のフォトセンサに移
る時点を求め、これらの時点を、反射スリット光が撮像
面を構成する各点を通過した時点とするので、反射スリ
ット光の移動方向に沿う解像度を高く維持しつつ、反射
スリット光が撮像面を構成する点を通過する時点を正確
に検出できる。
【0074】請求項6の構成の距離測定装置において
は、反射スリット光の移動方向に沿って複数個の隣接し
たフォトセンサを配設し、比較手段が、第1のタイミン
グで、隣接した2個のフォトセンサである第1フォトセ
ンサ対が出力する光電流の大きさを比較し、第2のタイ
ミングで、第1フォトセンサ対とはフォトセンサ1個分
ずれた隣接した2個のフォトセンサである第2フォトセ
ンサ対が出力する光電流の大きさを比較し、比較結果に
基づいて、反射スリット光が、第1フォトセンサ対の一
方から他方に移る時点を求めるとともに、反射スリット
光が、第2フォトセンサ対の一方から他方に移る時点を
求め、これらの時点を、反射スリット光が撮像面を構成
する各点を通過した時点とするので、反射スリット光の
移動方向に沿う解像度を高く維持しつつ、反射スリット
光が撮像面を構成する点を通過する時点を正確に検出で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の距離測定装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の距離測定装置の撮像面を構成するセルの
一実施例の構成を示すブロック図である。
【図3】反射スリット光の移動に伴う左フォトセンサ2
0Aおよび右フォトセンサ20Bの光電流の時間変化を
示すグラフである。
【図4】アンプ22Aおよび22Bならびに比較器24
の一構成例を示すブロック図である。
【図5】図4のアンプ22Aおよび22Bならびに比較
器24に供給される制御信号φ1、φ2およびφ3の一
例を示すタイミング図である。
【図6】図4のアンプ22Aおよび22Bならびに比較
器24をMOS‐FETにより構成した一回路例を示す
回路図である。
【図7】図2の本発明によるセルで撮像面を構成した例
を示す図である。
【図8】アンプ22Aおよび22Bを使用せずにフォト
センサ20Aおよび20Bを比較器24に直接接続する
場合のセルの構成例を示すブロック図である。
【図9】図8の比較器24に供給される制御信号Φ1お
よびΦ2の一例を示すタイミング図である。
【図10】本発明の距離測定装置の特に撮像面部分の別
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の距離測定装置の特に撮像面部分の他
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図12】図11の実施例の各部の信号を示すタイミン
グ図である。
【図13】スリット光を使用した光切断法に基づく距離
測定の原理を示す説明図である。
【図14】スリット光の光強度を示す説明図である。
【図15】スリット光の光量が変化したときのスリット
光検出時点の変化を示す図である。
【符号の説明】
2 スリット光 4 測定対象物体 7 撮像面 8 撮像セル 20A,20B フォトセンサ 22A,22B アンプ 24 比較器 26 ゲート A1,A2,A3,A4,A5,A11,A12,A1
3 アナログスイッチAND1,AND2 ANDゲー
ト C1乃至C8 セル D1乃至D4 分配回路 G1乃至G5 ゲート H1乃至H5 比較器 I1,I2,I3,I4,I5,I11,I12 イン
バータ INV インバータ S1乃至S16 アナログスイッチ W1乃至W14 アナログスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 G01B 11/24 G01C 3/06 G06T 7/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体からの反射スリット光が、
    撮像面を構成するセルを通過する時点を検出して前記測
    定対象物体の表面の位置を測定する距離測定方法におい
    て、 前記セルに、前記反射スリット光の移動方向に沿って2
    個のフォトセンサを隣接して配設し、 前記2個のフォトセンサが出力する光電流の大きさを比
    較し、 前記比較結果に基づいて、前記反射スリット光が前記2
    個のフォトセンサの一方から他方に移る時点を求め、こ
    の時点を、前記反射スリット光が前記セルを通過した時
    点とすることを特徴とする距離測定方法。
  2. 【請求項2】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体からの反射スリット光が、
    撮像面を構成するセルを通過する時点を検出して前記測
    定対象物体の表面の位置を測定する距離測定装置におい
    て、 前記セルが、 前記反射スリット光の移動方向に沿って隣接して配設さ
    れた2個のフォトセンサと、 前記2個のフォトセンサが出力する光電流の大きさを比
    較する比較器とを備え、 前記比較器の出力が、前記2個のフォトセンサの出力光
    電流の大小関係の反転を示した時点を、前記反射スリッ
    ト光が前記セルを通過した時点とすることを特徴とする
    距離測定装置。
  3. 【請求項3】 前記比較器が、 一方の入力端子が他方の出力端子に接続され、他方の出
    力端子が一方の入力端子に接続される第1および第2の
    インバータと、 前記2個のフォトセンサのうちの一方のフォトセンサの
    出力端子と、前記第1インバータの入力端子および第2
    インバータの出力端子の接続点との間に接続される第1
    スイッチと、 前記2個のフォトセンサのうちの他方のフォトセンサの
    出力端子と、前記第1インバータの出力端子および第2
    インバータの入力端子の接続点との間に接続される第2
    スイッチと、 前記第1インバータの入力端子と出力端子との間に接続
    される第3スイッチとを備え、 第1フェーズにおいて、前記第1、第2および第3スイ
    ッチを短絡状態にして前記2個のフォトセンサの出力な
    らびに前記第1および第2インバータの出力を中間電位
    にリセットし、第2フェーズにおいて、前記第3スイッ
    チを短絡状態にして前記第1および第2インバータの出
    力を中間電位にしつつ前記2個のフォトセンサを放電さ
    せ、第3フェーズにおいて、前記第1および第2スイッ
    チを短絡状態にする制御手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項2記載の距離測定装置。
  4. 【請求項4】 前記2個のフォトセンサの出力をそれぞ
    れ増幅する2個の増幅器をさらに備え、 前記2個の増幅器のうち一方の増幅器が、 前記2個のフォトセンサの一方の出力を反転する第1イ
    ンバータと、 前記第1インバータの入力端子と出力端子との間に接続
    される第1スイッチとを有し、 前記2個の増幅器のうちの他方の増幅器が、 前記2個のフォトセンサの他方の出力を反転する第2イ
    ンバータと、 前記第2インバータの入力端子と出力端子との間に接続
    される第2スイッチとを有し、 前記比較器が、 一方の入力端子が他方の出力端子に接続され、他方の出
    力端子が一方の入力端子に接続される第3および第4の
    インバータと、 前記第1インバータの出力端子と、前記第3インバータ
    の入力端子および第4インバータの出力端子の接続点と
    の間に接続される第3スイッチと、 前記第2インバータの出力端子と、前記第3インバータ
    の出力端子および第4インバータの入力端子の接続点と
    の間に接続される第4スイッチと、 前記第3インバータの入力端子と出力端子との間に接続
    される第5スイッチとを 備え、 第1フェーズにおいて、前記第1および第2スイッチを
    短絡状態にして前記第1および第2インバータの出力を
    中間電位にリセットし、第2フェーズにおいて、前記2
    個のフォトセンサを放電させ、第3フェーズにおいて、
    第5スイッチを短絡状態にして前記第3および第4イン
    バータの出力を中間電位にし、第4フェーズにおいて、
    前記第3および第4スイッチを短絡状態にする制御手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項2記載の距離測
    定装置。
  5. 【請求項5】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体からの反射スリット光が、
    撮像面を構成する点を通過する時点を検出して前記測定
    対象物体の表面の位置を測定する距離測定装置におい
    て、 前記反射スリット光の移動方向に沿って隣接して配設さ
    れたN(Nは3以上の整数)個のフォトセンサと、 前記N個のフォトセンサのうち、(i−1)番目および
    i番目のフォトセンサ(iは、2以上の整数)が出力す
    る光電流の大きさを比較する第1比較手段と、 前記N個のフォトセンサのうち、i番目および(i+
    1)番目のフォトセンサが出力する光電流の大きさを比
    較する第2比較手段とを備え、 前記第1および第2比較手段の出力が、比較対象である
    フォトセンサの出力光電流の大小関係の反転を示した時
    点を、前記反射スリット光が前記撮像面を構成する点を
    通過した時点とすることを特徴とする距離測定装置。
  6. 【請求項6】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体からの反射スリット光が、
    撮像面を構成する点を通過する時点を検出して前記測定
    対象物体の表面の位置を測定する距離測定装置におい
    て、 前記反射スリット光の移動方向に沿って隣接して配設さ
    れた複数個のフォトセンサと、 前記複数個のフォトセンサのうち隣接した2個のフォト
    センサである第1フォトセンサ対に接続されるととも
    に、前記第1フォトセンサ対とはフォトセンサ1個分ず
    れた隣接した2個のフォトセンサである第2フォトセン
    サ対に接続された比較手段と、 第1のタイミングで、前記比較手段によって第1フォト
    センサ対が出力する光電流の大きさを比較するのを可能
    にし、第2のタイミングで、比較手段によって第2フォ
    トセンサ対が出力する光電流の大きさを比較するのを可
    能にするタイミング手段とを備え、 前記比較手段の出力が、前記第1および第2フォトセン
    サ対の出力光電流の大小関係の反転を示した時点を、前
    記反射スリット光が前記撮像面を構成する点を通過した
    時点とすることを特徴とする距離測定装置。
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