JPH0914912A - 距離測定方法および距離測定装置 - Google Patents

距離測定方法および距離測定装置

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JPH0914912A
JPH0914912A JP6296496A JP6296496A JPH0914912A JP H0914912 A JPH0914912 A JP H0914912A JP 6296496 A JP6296496 A JP 6296496A JP 6296496 A JP6296496 A JP 6296496A JP H0914912 A JPH0914912 A JP H0914912A
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JP
Japan
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light
slit light
time
cell
distance measuring
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JP6296496A
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Inventor
Atsushi Yokoyama
敦 横山
Takayuki Ashigahara
隆之 芦ヶ原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH0914912A publication Critical patent/JPH0914912A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズが存在したり、フォトセンサの特性に
バラツキがあっても、常に安定した距離測定を行えるよ
うにする。 【解決手段】 測定対象物体からの反射スリット光の移
動方向に沿って近接して配置された2個のフォトダイー
ドのうちの一方のフォトダイオード1の受光時間を、他
方のフォトダイオード2の受光時間より長くする。2個
のフォトダイオードがともに測定対象物体からの反射ス
リット光を受けておらず、同じバイアス光を受けている
とき、外部からわずかなノイズ光を受けても、あるいは
フォトダイオードの特性にわずかな相違があっても、フ
ォトダイオード1に流れる光電流は、フォトダイオード
2に流れる光電流より大きくなり、クロック型比較器7
の初期状態の出力が安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、距離測定方法およ
び距離測定装置に関し、特に、3次元物体の形状を正確
に測定できるようにした距離測定方法および距離測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】スリット光を使用した光切断法に基づく
距離測定においては、図6に示すように、測定対象物体
の3次元位置が、光源からのスリット光の投影方向、レ
ンズおよび撮像面を含むカメラの視線方向、並びに光源
およびカメラの位置関係を使用して、三角測量法に基づ
いて求められる(その詳細については後述する)。
【0003】最近、スリット光をスキャニングミラーで
走査することにより、上述の距離測定を高速に行う研究
が盛んに行われており、いくつかの方法が提案されてい
る。本出願人は、特開平5−322536号として、ス
リット光を測定対象物体の表面に沿って走査し、測定対
象物体からの反射スリット光が、センサの撮像面を構成
する2次元的に配置された複数のセルを通過する時点を
検出して、測定対象物体の表面の位置を測定するため
に、各セルに反射スリット光の移動方向に沿って2個の
フォトセンサを近接して配置し、2個のフォトセンサが
出力する光電流の大きさを比較し、比較結果に基づい
て、反射スリット光が2個のフォトセンサの一方から他
方に移る時点を求め、この時点を、反射スリット光が前
記セルを通過した時点とする距離測定方法を提案した。
【0004】この先に提案した、高速に距離を計測する
方式の原理について説明すると、この方式では、センサ
内にセルを2次元的に配列させ、その各セルの視線と対
象物体が交差する1点に対して、スリット光が当たる方
向を測定し、三角測量方式で、各セルに対応する3次元
情報を並列に計測する。
【0005】すなわち、図6に示すように、各セル毎に
距離計測を並列に行う為、レーザ光源50から出射され
たスリット光が、シリンドリカルレンズ51を介してス
キャニングミラー52に照射され、スキャニングミラー
52を回転させることで測定対象物体53上でスリット
光を走査する。そして、測定対象物体53により反射さ
れた反射スリット光を、レンズ54を介してセンサ55
の撮像面55Aに結像させる。この時、センサ55上に
結像されたスリット光が、センサ55にマトリックス状
に配置された各セルPi,jを通過するタイミングを計測
し、その時のスキャニングミラー52の角度を各セルP
i,j毎に求める。
【0006】つまり、高速距離計測原理の幾何学的関係
を示す図7のように、センサ55上の任意のセルPi,j
上を光が通過したタイミングから、光がそのセルに結像
するスキャニングミラー52の角度αi,jを求め、
(1)式により、そのセルPi,jが計測を行う距離Zi,j
が求まる。
【0007】
【数1】 ここで、図7に示すように、βi,j、Bi,j、Aは既知の
定数である。βi,jは、セルPi,jの固定された視線方向
とセンサ55の角度、Bi,jは、スキャニングミラー5
2とセルPi,jの図中水平方向の距離、Aは、スキャニ
ングミラー52とセンサ55の図中上下方向の距離を表
す。
【0008】スリット光の1回の走査の間に、センサ5
5上のセルPi,jの全てについて、この計測を並列に行
い、各セルPi,jの固定された視線方向と測定対象物体
53が交差する点までの距離Zi,jを計測する。
【0009】ここで走査されているスリット光が各セル
Pi,j上を横切るタイミングをロバストに計測すること
が重要となるので、次に、各セルPi,j上を光が通過す
るタイミングの高精度計測方法について、図8を参照し
て説明する。図8に示すように、1つのセルPi,j内に
2つのフォトセンサ61,62を光の走査方向に近接し
て配置し、光がこのセルPi,j上を走査した時に発生す
る2つのフォトセンサ61,62の光電流をアンプ6
3,64で増幅し、コンパレータ65でアンプ63,6
4の出力のレベルの大きさを比較することにより、この
セルPi,j上を光が横切るタイミングを計測する。
【0010】すなわち、図8に示すように、右側にフォ
トセンサ61が、左側にフォトセンサ62が、それぞれ
配置されており、右から左方向に反射スリット光が移動
するものとすると、図9に示すように、最初に右側のフ
ォトセンサ61の出力レベルが次第に増加した後、減少
する。次に、左側のフォトセンサ62の出力が次第に増
加した後、減少する。従って、コンパレータ65でフォ
トセンサ61,62の出力のレベルを比較すると、左右
のフォトセンサ61,62から出力される光電流の大き
さは時刻Tで逆転する(時刻Tまで、フォトセンサ61
の出力レベルがフォトセンサ62の出力レベルより大き
いのに対して、時刻Tより後では、フォトセンサ62の
出力レベルがフォトセンサ61の出力レベルより大きく
なる)ので、この時刻Tにおいて、コンパレータ65の
出力はLからHに反転する。そこで、この時刻Tを、反
射スリット光がこのセルPi,jを横切ったタイミングと
する。
【0011】なお、コンパレータ65には、その反転入
力端子にフォトセンサ61の出力が、また、非反転入力
端子にフォトセンサ62の出力が、それぞれ供給されて
いるので、その出力Yは、フォトセンサ61の方に多く
の光電流が流れているときにはL、フォトセンサ62の
方に多くの光電流が流れているときにはHとなる。Lか
らHになった瞬間の時刻Tがスリット光の通過の時点と
して記録される。
【0012】周囲からのバイアス光(スリット光以外の
光であって、周囲から外乱としてセンサ55に入射され
る光)が変化したり、温度が変化したり、あるいは対象
物の表面反射特性等に差異が生じたような場合において
も、2つのフォトセンサ61,62は近接して配置され
ている為、2つの光電流は同等に増減する。従って、こ
れらの影響で2つの光電流の大きさが逆転するタイミン
グが変化するようなことはほとんどない。その結果、高
精度で信頼性のある距離計測が可能となる。
【0013】ところで、上述した距離計測を安定化させ
る距離計測装置を、特開平6−137824号として、
本出願人は先に提案した。この提案においては、2つの
フォトセンサ61,62の内の一方の面積を他方の面積
より大きくすることにより、その2つのフォトセンサ6
1,62が観察している測定対象物体上にスリット光が
照射されていないときには、コンパレータ65が常にL
を出力するようにしている。
【0014】すなわち、図10(図10においては、ア
ンプ63,64の図示は省略している)に示すように、
2つのフォトセンサ61,62の面積が同じ場合、図1
1に示すように、フォトセンサ61またはフォトセンサ
62上にスリット光による測定対象物体の像が結像され
ている場合は、それに応じた光電流が発生する。しかし
ながら、フォトセンサ61,62がバイアス光のみを受
けている時間は、ノイズや、フォトセンサ61,62の
特性の違いなどから、コンパレータ65の出力Yは安定
せず、図12に示すように、コンパレータ65の出力Y
がLからHになる瞬間(図12中の矢印)が、時刻T以
外にいくつも発生してしまう。
【0015】しかし、図13に示すように、フォトセン
サ61の面積をフォトセンサ62の面積に対して少し大
きくすることによって、図14に示すように、△j(面
積の差に対応する分)だけフォトセンサ62よりフォト
センサ61の方に光電流が多く流れる。その結果、図1
5に示すように、フォトセンサ61,62がバイアス光
のみを受けている期間、コンパレータ65の出力は常に
Lとなり、安定する。そして、LからHになる瞬間は時
刻Tの1個のみとなり、スリット光の通過が容易に検出
できるようになる。
【0016】上記の距離計測装置の各セルPi,jの具体
的な構成を説明すると、各セルPi,jは、図16に示す
ように、フォトセンサとしての2つのフォトダイオード
71,72、カレントミラー回路73,74、アンプ部
75,76、クロック型比較器77、および読み出し部
78から構成される。
【0017】つまり、隣接した2つのフォトダイオード
71,72から成り立つフォトダイオードペアについ
て、どちらにより多くの光量が入射したかを、各々の光
電流の大小を比較することで計測する。このとき、反射
スリット光は図16において左から右、すなわちフォト
ダイオード71から72の方向に走査しているものとす
る。そして、上述したように、2つの光電流の大小関係
の初期状態を安定させるために、フォトダイオード71
側の面積をフォトダイオード72より大きく設定する。
これにより一般的環境や暗空間内では、フォトダイオー
ド71側の光電流の方がフォトダイオード72より大き
くなり、初期状態が安定する。
【0018】カレントミラー回路73,74は、光電流
の増幅と、フォトダイオード71,72とアンプ部7
5,76との間のバッファを目的としている。すなわ
ち、カレントミラー回路73,74は、フォトダイオー
ド71,72の光電流を2倍に増幅し、アンプ部75,
76からのノイズを遮断し、フォトダイオード71,7
2の接合容量の影響を減少させる。
【0019】アンプ部75,76は、それぞれCMOS
インバータ81a,81bと、その入出力を短絡するC
MOSスイッチ82a,82bとから構成され、フォト
ダイオード71,72の出力を反転して増幅するように
なっている。
【0020】クロック型比較器77は、アンプ部75,
76で増幅されたフォトダイオード71,72からなる
フォトダイオードペアの各々の反転出力電圧の大きさを
比較するものであり、CMOSインバータ83,84を
正帰還結合させて構成されている。このクロック型比較
器77は、その電位が、CMOSスイッチ85により中
間電位に初期化される。なお、アンプ部75,76の出
力は、CMOSスイッチ86,87を介してCMOSイ
ンバータ83,84に出力されるようになっている。
【0021】読み出し部78は、選択信号Xnにより選
択され、クロック型比較器77の状態を反転してYnと
して外部に出力する。
【0022】図17に示すような4つの期間a乃至dを
有するサンプリングパルスφ1,φ2,φ3によりCM
OSスイッチ85、CMOSスイッチ86,87、CM
OSスイッチ82a,82bがそれぞれ制御され、クロ
ック型比較器77の出力が外部に読み出される。
【0023】すなわち、図17に示すように、期間aで
は、サンプリングパルスφ3によりCMOSスイッチ8
2a,82bをオンして、アンプ部75,76の入力端
と出力端を短絡し、その電位を両者の中間電位にリセッ
トする。このときCMOSスイッチ85,86,87は
サンプリングパルスφ2,φ3により開放状態(オフ)
になっている。
【0024】期間bでは、サンプリングパルスφ3によ
りCMOSスイッチ82a,82bも開放状態となり、
フォトダイオード71,72からの入射光の強度に応じ
た光電流が、カレントミラー回路73,74により増幅
され、各々のアンプ部75,76のキャパシタンスに、
この光電流に対応する電荷がチャージされる。
【0025】期間cでは、サンプリングパルスφ1によ
りCMOSスイッチ85がオンされ、クロック型比較器
77の両端(図16中の点SAと点SB)を短絡し、そ
の電位を中間電位に設定させる。
【0026】期間dでは、サンプリングパルスφ1によ
りCMOSスイッチ85が開放状態となり、それまで中
間電位にバランスされていたクロック型比較器77のバ
ランスが開放される。また、同時に、サンプリングパル
スφ2によりCMOSスイッチ86,87が短絡され、
2つのアンプ部75,76からの出力(フォトダイオー
ド71,72の出力)がクロック型比較器77の点SA
と点SBに各々入力される。フォトダイオード71の出
力レベルの方がフォトダイオード72の出力レベルより
大きいとき、点SBの電位はHとなり、小さいときLと
なる。
【0027】そして、選択信号Xnが与えられた時、ク
ロック型比較器77の点SBの電位が、デジタル値Yn
として、外部に反転して出力される。外部では、このデ
ジタル値YnがLからHになった瞬間の時刻Tを検出
し、そのセルPi,j上を光が横切った瞬間のタイミング
とし、保持する。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図13(図16)の距離計測装置では、2つのフォト
ダイオード71,72からの光電流の重み付けを、それ
ぞれの面積の違いにより実現させているため、調整不可
能な以下のような問題が発生する。
【0029】(1)2つのフォトダイオード71,72
の諸特性の違いや、各々の空間的な位置の違いによるバ
イアス光量の違いにより、スリット光が当たっていない
場合でも出力YがHだったりすることがあり、出力Yが
必ずしも安定しない。すなわち、出力Yに対するノイズ
の影響が大きい。
【0030】(2)弱いスリット光では、2つのフォト
ダイオード71,72の光電流に差が発生せず、出力Y
がHにならない。すなわち、感度が悪い。
【0031】このように、先の提案では、面積の違いに
より光電流の重み付けを実現させているため、重み付け
を変更することができず、周囲の明るさの状態や、測定
対象物体の光反射係数が変化したり、ノイズ量が変化し
たり、あるいは計測感度が悪くなったりした場合に、こ
のような変化に対応して、適宜必要な調整を行うことが
できないといった問題がある。
【0032】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ノイズが存在したり、フォトセンサの特性にバ
ラツキがあっても、常に安定した距離測定を行うことが
できる距離測定方法および距離測定装置を提供すること
を目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の距離測定方法お
よび距離測定装置は、測定対象物体からの反射スリット
光の移動方向に沿って近接して配置された2個のフォト
センサのうちの一方のフォトセンサの受光時間を、他方
のフォトセンサの受光時間より長くすることを特徴とす
る。
【0034】本発明の距離測定方法および距離測定装置
においては、2個のフォトセンサの一方は、他方より、
長い受光時間とされる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例について述べる。
【0036】図1は、本発明の距離測定装置の全体の構
成例を示しており、図6に示した場合と対応する部分に
は同一の符号を付してあり、その説明を適宜省略する。
【0037】この実施例においては、カメラモジュール
101に、レーザ光源50、レーザ光源50より出射さ
れたレーザ光をスリット光に変換するシリンドリカルレ
ンズ51、シリンドリカルレンズ51より出射されたス
リット光を、測定対象物体53(図2)に向けて反射す
るスキャニングミラー52を備えている。レーザ光源5
0は、例えば波長670nmの半導体レーザで構成され、
レンズの出口で10mWで、幅が約1mmのスリット光を発
生する。さらに、カメラモジュール101には、測定対
象物体53からの光を集光するレンズ54、およびレン
ズ54により集光された光が結像されるセンサ55を有
している。
【0038】レーザコントローラ102は、レーザ光源
50を制御し、レーザ光の出射、出射の停止、レーザ光
のパワーなどを制御するようになされている。スキャニ
ングミラーコントローラ103は、スキャニングミラー
52を所定の速度で回転させ、スリット光を測定対象物
体53上で走査させるようになされている。また、セン
サコントローラ104は、スキャニングミラーコントロ
ーラ103より供給されるタイミング信号(リセットク
ロック)に対応して、センサ55を制御するようになさ
れている。
【0039】図2は、センサ55とセンサコントローラ
104のより詳細な構成例を示す図である。同図に示す
ように、センサ55は、垂直方向と水平方向にマトリッ
クス状に配置された複数の撮像セル112で構成される
撮像面111を有し、そこに測定対象物体53からのス
リット光111の反射光(反射スリット光)を受光する
ようになされている。
【0040】センサ55の撮像セル112にチャージさ
れた電荷は、センサコントローラ104の読み出し制御
部144により制御され、読み出し部147に供給され
るようになされている。読み出し部147は、各撮像セ
ル112の受光のタイミングを検出し、その検出信号を
カウンタ数記憶メモリ145に出力する。このカウンタ
数記憶メモリ145には、センサ55の撮像セル112
と対応するメモリセル146により構成されており、各
メモリセル146は、カウンタ141のカウント値を記
憶するようになされている。また、この記憶値は、スキ
ャニングミラーコントローラ103よりリセットクロッ
クが供給されたときリセットされるようになされてい
る。
【0041】センサコントローラ104のカウンタ14
1は、図示せぬタイミング制御回路から供給される動作
クロック(例えば100kHz程度の周波数のクロッ
ク)をカウントし、そのカウント値を、カウンタ数記憶
メモリ145に供給するようになされている。動作クロ
ックは、センサ55とカウンタ数記憶メモリ145にも
供給されている。
【0042】スキャニングミラーコントローラ103
は、各走査毎(スキャニングミラー52が1回転する
毎)に、リセットクロック(例えば60Hz)を発生
し、カウンタ141のカウント値とカウンタ数記憶メモ
リ145の記憶値をリセットするようになされている。
【0043】演算処理部142は、カウンタ数記憶メモ
リ145より読み出されたデータを取り込み、所定の演
算を施して、測定対象物体53の3次元座標値と距離画
像を求めるようになされている。
【0044】入力部143は、読み出し制御部144に
対して、所定の入力を行うとき、ユーザにより操作され
る。
【0045】次に、その動作について説明する。レーザ
光源50より出射されたスリット光は、シリンドリカル
レンズ51により、図において上下方向の長さが伸長さ
れ、スキャニングミラー52に入射される。スキャニン
グミラー52は、スキャニングミラーコントローラ10
3により一定の角速度(60Hz)で回転されているの
で、スキャニングミラー52で反射されたスリット光1
11が、測定対象物体53上を、1/60秒に1回の割
合で走査する。
【0046】測定対象物体53により反射された反射ス
リット光は、レンズ54を介してセンサ55の撮像面1
11に結像される。
【0047】上述したように、撮像面111には、撮像
セル112がマトリックス状に配置されている。以下、
第i行、第j列に配置されている撮像セル112を、セル
Pi,jと表す。各セルPi,jは、反射スリット光が入射さ
れたとき、その入射光に対応する信号を出力する。読み
出し部147は、各セルPi,jの出力のレベルの反転す
るタイミングを、反射スリット光の入射タイミングとし
て検出する。
【0048】一方、カウンタ141は、スキャニングミ
ラーコントローラ103よりリセットクロックが入力さ
れたタイミングから動作クロックのカウントを開始し、
そのカウント値をカウント数記憶メモリ145に供給し
ている。上述したように、カウンタ数記憶メモリ145
は、センサ55の撮像セル112に対応してメモリセル
146を有しているので、以下、セルPi,jに対応する
メモリセルを、セルMi,jと表す。読み出し部147
が、セルPi,jより出力された信号のレベルの反転を検
出する信号を出力したとき、その信号を出力したセルP
i,jに対応するセルMi,jは、そのときのカウンタ141
のカウント値を記憶する。
【0049】スキャニングミラー52は、一定の角速度
で回転しているため、カウンタ141のカウント値は、
スキャニングミラー52の回転角度に対応する。演算処
理部142は、セルMi,jに記憶されたカウント値か
ら、上述した(1)式に対応する演算を行い、セルPi,
jに対応する距離Zi,jを求める。そして、演算処理部1
42は、セルPi,jが観測している測定対象物体53の
3次元座標値を出力するとともに、センサ55の撮像面
111には、測定対象物体53の画像が結像されるの
で、そのビデオ情報に対応する距離画像を出力する。
【0050】スキャニングミラーコントローラ103
は、スキャニングミラー52が1回転する毎に、リセッ
トクロックを出力するので、カウンタ141のカウント
値とカウンタ数記憶メモリ145の記憶値は、このリセ
ットクロックに対応してリセットされる。
【0051】以上のようにして、スリット光の1回の走
査の間に、センサ55上のセルPi,jの全てについての
計測を並列に行い、各セルPi,jの固定された視線方向
と測定対象物体53が交差する点までの距離Zi,jを計
測する。その算出方法は従来例と同様であるのでその説
明は省略する。
【0052】次に、本実施例の要部であるセンサ55の
各セルPi,jについて説明する。各セルPi,jは、図3に
示すように、フォトセンサとしての受光面積の等しい2
つのフォトダイオード1,2、カレントミラー回路3,
4、アンプ部5,6、クロック型比較器7、および読み
出し部8により構成される。
【0053】つまり、近接して走査方向に配置された2
つのフォトダイオード1,2から成り立つフォトダイオ
ードペアについて、どちらに、より多くの光量が入射し
たかを、各々の光電流の大小を比較することで計測す
る。このとき、反射スリット光は図3において、左から
右、すなわちフォトダイオード1から2の方向に走査し
ているものとする。
【0054】カレントミラー回路3,4は、2つのフォ
トダイオード1,2からの光電流の増幅と、フォトダイ
オード1,2とアンプ部5,6との間のバッファを目的
としている。すなわち、フォトダイオード1,2の光電
流を2倍に増幅し、アンプ部5,6からのノイズを遮断
し、フォトダイオード1,2の接合容量の影響を減少さ
せる。
【0055】アンプ部5,6は、それぞれCMOSイン
バータ11aおよび11bと、その入出力を短絡するC
MOSスイッチ12aおよび12bとから構成され、フ
ォトダイオード1,2の出力電圧を反転して増幅するよ
うになっている。
【0056】クロック型比較器7は、アンプ部5,6で
増幅されたフォトダイオード1,2からなるフォトダイ
オードペアの各々の出力電圧の大きさを比較するもので
あり、CMOSインバータ13と14を正帰還結合させ
るように構成され、また、その電位が、CMOSスイッ
チ15により中間電位に初期化されるようになされてい
る。なお、アンプ部5,6の出力は、CMOSスイッチ
16,17を介してCMOSインバータ13,14に出
力されるようになっている。
【0057】図2の読み出し制御部144は、セルPi,
jが、図4に示すような4つの期間a乃至dで動作を行
うように、サンプリングパルスφ1乃至φ3bを発生す
る。CMOSスイッチ15はサンプリングパルスφ1に
より、CMOSスイッチ16および17はサンプリング
パルスφ2により、CMOSスイッチ12aはサンプリ
ングパルスφ3aにより、CMOSスイッチ12bはサ
ンプリングパルスφ3bにより、それぞれオンまたはオ
フされる。
【0058】また、読み出し制御部144は、各セルP
i,jの読み出し部8に、選択信号Xnを供給し、クロック
型比較器7の点SBの状態を反転してYnとして読み出
させる。
【0059】次に、図3の実施例の動作について説明す
る。図4に示すように、期間aでは、サンプリングパル
スφ3aおよびφ3bによりCMOSスイッチ12aお
よび12bをオンすることで、アンプ部5,6の入出力
端を短絡し、その電位を中間電位にリセットする。この
ときCMOSスイッチ15,16,17はサンプリング
パルスφ1,φ2により開放状態(オフ)になされてい
る。
【0060】期間bでは、まずサンプリングパルスφ3
aにより、CMOSスイッチ12aを開放状態とし、次
に所定の時間To後に、サンプリングパルスφ3bによ
り、CMOSスイッチ12bを開放状態とする。その
後、各々のフォトダイオード1,2からの入射光の強度
に応じた光電流がカレントミラー回路3,4により増幅
され、各々のアンプ部5,6に入力され、それぞれのキ
ャパシタンスにその光電流に対応する電荷がチャージさ
れる。
【0061】期間cでは、サンプリングパルスφ1によ
りCMOSスイッチ15が閉塞(オン)され、クロック
型比較器7の両端(図3中の点SAとSB)の電位を両
者の中間電位にバランスさせる(点SAの電位と点SB
の電位を同一の電位にする)。各々のフォトダイオード
1,2からの入射光の強度に応じた光電流によるアンプ
部5,6のキャパシタンスへの電荷のチャージは、その
まま継続される。
【0062】期間dでは、サンプリングパルスφ1によ
りCMOSスイッチ15が開放状態となり、中間電位に
なっているクロック型比較器7のバランスが開放され
る。また、同時に、サンプリングパルスφ2によりCM
OSスイッチ16,17がオンし、2つのアンプ部5,
6からの出力(フォトダイオード1,2の出力)がクロ
ック型比較器7に各々入力される。クロック型比較器7
の点SAと点SBは、電位の低い方がL、電位の高い方
がHとなって安定する。
【0063】アンプ部5のキャパシタンスへの電荷チャ
ージ期間は、図4において、サンプリングパルスφ3a
の立ち下がりエッジから、立ち上がりエッジまでの期間
Taとなり、アンプ部6のキャパシタンスへの電荷チャ
ージ期間は、サンプリングパルスφ3bの立ち下がりエ
ッジから、立ち上がりエッジまでの期間Tbとなる。サ
ンプリングパルスφ3aとφ3bの立ち上がりのタイミ
ングは同一であり、立ち下がりのタイミングは、上述し
たように、時間Toだけ、サンプリングパルスφ3bの
方がサンプリングパルスφ3aより遅いので、Ta=Tb
+Toとなる。従って、Ta>Tbとなり、アンプ部5の
キャパシタンスにチャージされる電荷量の方が、アンプ
部6のキャパシタンスにチャージされる電荷量より多く
なる。アンプ部5,6の出力は反転されているので、点
SAの方が点SBより電位が低くなり、点SBはHとな
る。
【0064】そして、次の期間aまたはb中のいずれか
のタイミングにおいて、読み出し制御部144より読み
出し部8に選択信号Xnが与えられた時、クロック型比
較器7の点SBの電位が反転された後、デジタル値Yn
として、読み出し部147に出力される。いまの場合、
点SBはHであるから、Lが出力される。
【0065】図9を参照して説明したように、このデジ
タル値Ynは、反射スリット光が入射されたとき、時刻
TにおいてLからHに反転する。読み出し部147で
は、このデジタル値YnがLからHになった瞬間を検出
し、検出信号をカウンタ数記憶メモリ145に出力す
る。カウンタ数記憶メモリ145は、この検出信号が入
力されたとき、そのセルPi,j上を反射スリット光が横
切ったものとして、そのときのカウンタ141のカウン
ト値を、対応するセルMi,jに保持する。
【0066】つまり、本実施例では、2つのフォトダイ
オード1,2の面積を等しくし、各々につながるアンプ
部5,6の両端を短絡する時間を、それぞれサンプリン
グパルスφ3a,φ3bで異なる値になるように制御す
る。これにより、フォトダイオード1,2からの出力
が、各々のアンプ部5,6へチャージされる時間Ta,
Tbが異なる時間となり(先に受光するフォトダイオー
ド1の出力のチャージ時間Taの方が、後に受光するフ
ォトダイオード2の出力のチャージ時間Tbより長くな
り)、クロック型比較器7の初期状態を安定させること
ができる。
【0067】仮に、フォトダイオード1,2の特性と、
環境光の分布が一様であるとすると、初期状態(反射ス
リット光が入射されていない状態)では、Ta<Tbのと
き、出力YnはH、Ta=Tbのとき、出力Ynは不安定、
Ta>Tbのとき、出力YnはLになる。すなわち、実際
に距離計測を行う環境において、スリット光を照射しな
い状態の時、出力YnがLとなり、かつ、測定対象物体
53にスリット光を照射し、計測を行うとき、出力Yn
がLからHに反転するように、時間TaとTbの長さ、す
なわちサンプリングパルスφ3a,φ3bのタイミング
を設定するようにする。このためユーザは、計測を行う
環境、測定対象物体に対応して、サンプリングパルスφ
3a,φ3bのタイミングを設定するように、入力部1
43を適宜操作する。
【0068】このように本実施例の距離計測装置によれ
ば、2つのフォトダイオード1,2に諸特性の違いがあ
ったり、各々の空間的な位置の違いによりバイアス光量
に違いがあったとしても、フォトダイオード1,2から
の各々のアンプ部5,6へのチャージ時間(Ta,Tb)
を調整することにより、出力Ynが不安定になることが
抑制され、ノイズの影響を軽減できる。すなわち、環境
の状態により、初期状態が安定していない場合でも、調
整を行うことで、正確な測定が可能となる。また、フォ
トダイオード1,2の出力する光電流に差が合ったとし
ても(感度に差があったとしても)、その差を調整して
測定が可能となる。さらに、弱いスリット光でも出力Y
nがHになるように調整することができる。これによ
り、反射スリット光が微弱であったとしても、測定がで
きるように調整することが可能となる。
【0069】図5は、セルPi,jの他の構成例を示して
いる。この実施例においては、読み出し制御部144
が、サンプリングパルスφ1,φ2,φ3aだけを出力
する(サンプリングパルスφ3bを出力しない)ように
なされている。そして、このサンプリングパルスφ3a
が、CMOSスイッチ12aに供給されるとともに、波
形発生器31に供給されるようになされている。この波
形発生器31にはまた、読み出し部8の出力が供給され
ている。そして、波形発生器31は、サンプリングパル
スφ3aのHの期間を伸長してサンプリングパルスφ3
bを生成し、CMOSスイッチ12bに供給している。
その他の構成は、図3の実施例と同様である。
【0070】この実施例においては、読み出し制御部1
44が、サンプリングパルスφ1乃至φ3aを、実際の
測定を行うタイミングにおいて発生するだけでなく、波
形発生器31における伸長時間を決定するためのタイミ
ングにおいても発生する。
【0071】すなわち、波形発生器31は、サンプリン
グパルスφ3aが入力されたとき、そのHの期間を所定
の時間だけ延長したサンプリングパルスを生成し、これ
をサンプリングパルスφ3bとしてCMOSスイッチ1
2bに出力する。読み出し制御部144は、この他、サ
ンプリングパルスφ1,φ2、並びに選択信号Xnを、
図4に示した場合と同様に発生する。その結果、波形発
生器31には、読み出し部8の出力Ynが入力される。
波形発生器31は、この読み出し部8の出力Ynを検出
し、出力YnがHであるときは、伸長時間をさらに長い
時間に変更する。このような動作が、出力YnがLにな
り、さらに安定してLになるまで繰り返される。そし
て、出力Ynが安定してLになったとき、伸長時間をそ
の値に設定する。この伸長時間を決定する処理は、各走
査毎に行われる。
【0072】従って、各走査の実際の測定のタイミング
において、反射スリット光が入射される直前の初期状態
において、出力Ynは、常にLに設定されていることに
なる。
【0073】このように、この実施例においては、スリ
ット光を用いて、1回走査をする毎に、波形発生器31
における伸長時間を決定する処理を行うので、安定した
測定が可能となる。
【0074】このような図5の実施例においては、図3
の実施例の効果に加え、測定対象物体53の反射状態が
各部位毎に変化したり、距離測定装置が動いてしまった
ような場合においても、波形発生器31が自動的に、出
力Ynが必ずLとなるようにサンプリングパルスφ3b
を生成するので、すなわち、動的な初期化を行うので、
安定した測定が可能になる。
【0075】以上においては、フォトセンサとしてフォ
トダイオードを用いるようにしたが、この他、フォトト
ランジスタ、その他、光を電気信号に変換するものを用
いることが可能である。
【0076】また、本発明は、本出願人が、特開平6−
34323号として先に提案したように、測定対象物体
53からの反射スリット光をプリズムで分割し、それぞ
れ異なるセンサで受光するようにして、距離画像と濃淡
画像を同時に得るようにする場合に適用することができ
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、測
定対象物体からの反射スリット光の移動方向に沿って近
接して配置した2個のフォトセンサのうちの一方のフォ
トセンサの受光時間を、他方のフォトセンサの受光時間
より長くするようにしたので、例えば、2個のフォトセ
ンサがともに測定対象物体からの反射スリット光を受け
ておらず、同じ光量のバイアス光を受けているときに、
外部からのわずかなノイズを受けても、あるいはフォト
センサの特性のわずかな相違があっても、受光時間の長
いほうのフォトセンサに流れる光電流は、受光時間の短
い方のフォトセンサに流れる電流より大きいから、比較
の出力が安定し、測定対象物体からの反射スリット光の
通過時点を正しく検出することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の距離計測装置の構成例を示す図であ
る。
【図2】図1のセンサ55とセンサコントローラ104
のより詳細な構成例を示す図である。
【図3】本発明の距離計測装置のセルの一実施例の構成
を示す回路図である。
【図4】図3のセルの動作を説明するタイミング図であ
る。
【図5】図3の距離計測装置のセルの他の実施例の構成
を示す回路図である。
【図6】従来の距離計測装置の構成を示す図である。
【図7】図6の距離計測装置の距離計測の原理を説明す
る図である。
【図8】図6の距離計測装置のセンサおよびセルの構成
を示す図である。
【図9】図8のセルの動作原理を説明する波形図であ
る。
【図10】図8のセルに対するスリット光の相対的な移
動を説明する図である。
【図11】図10のスリット光の相対的な移動によりセ
ル内のフォトセンサに発生する光電流を示す波形図であ
る。
【図12】図10のセルのコンパレータ出力Yの変化を
示す波形図である。
【図13】計測の安定化を図った図8のセルの変形例に
対するスリット光の相対的な移動を説明する図である。
【図14】図13のスリット光の相対的な移動によりセ
ル内のフォトセンサに発生する光電流を示す波形図であ
る。
【図15】図13のセルのコンパレータ出力Yの変化を
示す波形図である。
【図16】図8のセルの変形例の具体的な構成を示す回
路図である。
【図17】図16のセルの動作を説明するタイミング図
である。
【符号の説明】
1,2 フォトダイオード, 3,4 カレントミラー
回路, 5,6 アンプ部, 7 クロック型比較器,
8 読み出し部, 11a,11b,13,14 C
MOSインバータ, 12a,12b,15,16,1
7 CMOSスイッチ, 31 波形発生器, 50
レーザ光源, 51 シリンドリカルレンズ, 52
スキャニングミラー, 53 測定対象物体, 54
レンズ,55 センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体により反射された反射スリ
    ット光が、撮像面を構成するセルを通過する時点を検出
    して、前記測定対象物体の表面の位置を測定するため
    に、前記セルに、前記反射スリット光の移動方向に沿っ
    て2個のフォトセンサを近接して配置し、前記2個のフ
    ォトセンサが出力する光電流の大きさを比較し、前記比
    較結果に基づいて、前記反射スリット光が前記2個のフ
    ォトセンサの一方から他方に移る時点を求め、この時点
    を、前記反射スリット光が前記セルを通過した時点とす
    る距離測定方法において、 前記2個のフォトセンサのうちの一方のフォトセンサの
    受光時間を、他方のフォトセンサの受光時間より長くし
    たことを特徴とする距離測定方法。
  2. 【請求項2】 前記2個のフォトセンサのうち先にスリ
    ット光を受けるフォトセンサの受光時間を、後でスリッ
    ト光を受けるフォトセンサの受光時間より長くすること
    を特徴とする請求項1に記載の距離測定方法。
  3. 【請求項3】 前記2個のフォトセンサの受光時間を、
    任意の値に設定可能とすることを特徴とする請求項1に
    記載の距離測定方法。
  4. 【請求項4】 前記受光時間を、前記走査毎に決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の距離測定方法。
  5. 【請求項5】 スリット光を測定対象物体の表面に沿っ
    て走査し、前記測定対象物体により反射された反射スリ
    ット光が、撮像面を構成するセルを通過する時点を検出
    して、前記測定対象物体の表面の位置を測定する距離測
    定装置において、 前記セルが、 前記反射スリット光の移動方向に沿って近接して配置さ
    れた2個のフォトセンサであって、一方のフォトセンサ
    の受光時間が、他方のフォトセンサの受光時間より長い
    2個のフォトセンサと、 前記2個のフォトセンサが出力する光電流の大きさを比
    較する比較器とを備え、 前記比較器の出力の、前記2個のフォトセンサの出力す
    る光電流の大きさが反転する時点を、前記反射スリット
    光が前記セルを通過した時点とすることを特徴とする距
    離測定装置。
  6. 【請求項6】 前記2個のフォトセンサのうち先にスリ
    ット光を受けるフォトセンサの受光時間が、後でスリッ
    ト光を受けるフォトセンサの受光時間より長いことを特
    徴とする請求項5に記載の距離測定装置。
  7. 【請求項7】 前記2個のフォトセンサの受光時間を任
    意の値に設定する設定手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項5に記載の距離測定装置。
  8. 【請求項8】 前記受光時間を、前記走査毎に決定する
    決定手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記
    載の距離測定装置。
JP6296496A 1995-04-26 1996-03-19 距離測定方法および距離測定装置 Withdrawn JPH0914912A (ja)

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JP10151795 1995-04-26
JP7-101517 1995-04-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242728A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Nidec Copal Corp 測距装置
JP2008209162A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Matsushita Electric Works Ltd 距離画像センサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242728A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Nidec Copal Corp 測距装置
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