JPH0511173A - 測距装置 - Google Patents

測距装置

Info

Publication number
JPH0511173A
JPH0511173A JP18393991A JP18393991A JPH0511173A JP H0511173 A JPH0511173 A JP H0511173A JP 18393991 A JP18393991 A JP 18393991A JP 18393991 A JP18393991 A JP 18393991A JP H0511173 A JPH0511173 A JP H0511173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
distance
light
receiving means
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18393991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3023213B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Maeda
一幸 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP18393991A priority Critical patent/JP3023213B2/ja
Publication of JPH0511173A publication Critical patent/JPH0511173A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023213B2 publication Critical patent/JP3023213B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠距離側の測距精度を更に向上させることが
可能となる。 【構成】 第1及び第2の受光手段1,2及び3を、基
線長方向に一列に配置すると共に、遠距離に位置する測
距対象物を測距する場合は第2の受光手段を選択し、前
記遠距離よりも近距離側に位置する測距対象物を測距す
る場合には第1の受光手段を選択する選択手段を設け、
第1及び第2の受光手段を、測距対象物での反射光の全
てを受光できるように、基線長方向に一列に配置し、測
距対象物が遠距離に位置する場合には、遠距離側専用の
第2の受光手段を用いて測距を行うようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測距すべき対象物に信
号光を投射し、対象物から反射してくる信号光を受信す
ることにより対象物までの距離を測定する、アクティブ
タイプの測距装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の測距装置の受光手段とし
て、受光スポットの重心位置に応じた信号を発生する半
導体位置検出器(以下、PSDと記す)が広く用いられ
ている。これは、投光像の均一性は要求されず、且つ測
距レンジを広くとれる利点からである。しかし、このP
SDの欠点は、抵抗層を有するため、抵抗ノイスが発生
し、反射光量が低下する遠距離側の被写体に対しては、
S/N比が劣化し、測距精度が悪くなるといったことで
ある。特に近年のカメラはズ−ム機能を備えているもの
が殆どであり、この事から遠距離の測距精度に対する要
求は高まる一方である。これの対策として、抵抗層を有
しない、2分割された一対のシリコンフォトセル(以
下、SPCと記す)を用い、この出力比により受光位置
を検出する方法も考えられるが、全測距範囲をSPC対
でカバ−すると、基線長を長く出来ず、全体的な測距の
低下を招く等のデメリットが生じてくる。
【0003】そこで、特願平2−114600号の様に
上記の問題を解消すべく測距装置が提案されている。
【0004】図7は上記提案の装置の概要を説明するた
めの図である。
【0005】図7(a)において、71は遠距離側のS
PC、72は近距離側のSPCで、これら対で遠距離の
対象物から反射してくる信号光を受光するための第2の
受光手段を構成している。73はPSDであり、近距離
から遠距離までの広い範囲において対象物から反射して
くる信号光を受光するための第1の受光手段を成してい
る。また、図中FSPC 及びNSPC はSPC71,72の
出力を表し、FPSD 及びNPSD は各々遠距離側及び近距
離側のPSD73の出力を出力を表す。又、74,7
5,76,77は前記各出力FSPC ,NSPC ,FPSD 及
びNPSD を送出するための出力ラインである。また、7
8は遠距離側の被写体にて反射された反射光の受光スポ
ット像、79は近距離側の被写体にて反射された反射光
の受光スポット像である。
【0006】図7(b)は、PSD73及び一対のSP
C71,27上それぞれにおける受光スポット像の中心
位置に対するセンサ出力の比を示すグラフであり、横軸
は受光スポット像の中心位置が移動可能な距離を、縦軸
は遠距離側と近距離側の各出力の和に対する遠距離側出
力の比を表している。左側の線は2分割SPC71,7
2に対するものであり、右側の線はPSD73に対する
ものであり、各線の傾斜が急峻なほど高精度の測距が可
能となる。
【0007】以上の様な構成において、近距離から遠距
離までの広い範囲において対象物から反射してくる信号
光を受光する第1の受光手段の出力から、現在被写体は
遠距離に居るか近距離に居るかを判別し、遠距離であっ
た場合には、一対のSPC71,72より成る第2の受
光手段からの出力を用いて測距を行い、遠距離側での測
距精度を高める様にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すような先願の装置における実施例においては、SP
C71,72より成る第2の受光手段で遠距離側の被写
体の測距を行う場合、受光スポット像78の一部(斜線
部)はPSDより成る第1の受光手段73上に入射し、
元々反射光量が低下している受光スポット像の全てを有
効に使えず、測距精度が落ちてしまう。
【0009】本発明の目的は上記の点に鑑み、遠距離側
の測距精度を更に向上させることのできる測距装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1及び第2
の受光手段を、基線長方向に一列に配置すると共に、遠
距離に位置する測距対象物を測距する場合は第2の受光
手段を選択し、前記遠距離よりも近距離側に位置する測
距対象物を測距する場合には第1の受光手段を選択する
選択手段を設けている。
【0011】
【作用】第1及び第2の受光手段を、測距対象物での反
射光の全てを受光できるように、基線長方向に一列に配
置し、測距対象物が遠距離に位置する場合には、遠距離
側専用の第2の受光手段を用いて測距を行うようにして
いる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例である、測距
装置における受光手段の配置および受光スポツト像の中
心位置に対する各受光手段の出力比を示す図である。
【0013】図1(a)は、受光手段を成すSPC及び
PSDの配置図であり、1は遠距離側のSPC、2は近
距離側のSPCで、これら対で遠距離の対象物から反射
してくる信号光を受光するための第2の受光手段を構成
している。3はPSDであり、近距離から遠距離までの
広い範囲において対象物から反射してくる信号光を受光
するための第1の受光手段を成しており、該第1の受光
手段と前述の受光手段は図示の通り、基線長方向と平行
な方向の同一線A上に配置されている。よって、受光ス
ポット像の全てが各受光手段より外れることなく入射す
ることになり、測距精度の向上に寄与することとなる。
【0014】また、図中FSPC 及びNSPC はSPC1,
2の出力を表し、FPSD 及びNPSDは各々遠距離側及び
近距離側のPSD3の出力を出力を表す。又、4,5,
6,7は前記各出力FSPC ,NSPC ,FPSD 及びNPSD
を送出するための出力ラインである。また、8は遠距離
側の被写体にて反射された反射光の受光スポット像、9
は近距離側の被写体にて反射された反射光の受光スポッ
ト像である。
【0015】図1(b)は、PSD3及び一対のSPC
1,2上それぞれにおける受光スポット像の中心位置に
対するセンサ出力の比を示すグラフであり、横軸は受光
スポット像の中心位置が移動可能な距離を、縦軸は遠距
離側と近距離側の各出力の和に対する遠距離側出力の比
を表している。左側の線は2分割SPC1,2に対する
ものであり、右側の線はPSD3に対するものである。
【0016】図1(a)のように第1及び第2の受光手
段を配置した場合、受光スポット像の基線長方向の幅L
2が、近距離側のSPC2の基線長方向の幅L1より狭
いと、遠距離側と近距離側との切り換わりの距離付近で
は、受光スポット像の全部が近距離側のSPC2上にあ
る為に受光信号は近距離側の出力NSPCだけにしか出
力されず、測距不可能となってしまう。
【0017】そこで、本実施例では、図示の様に受光ス
ポット像の幅L2を近距離側のSPC2の幅L1より大
きくなるように設定し、遠距離側と近距離側との切り換
わりの距離付近では、第2の受光手段のみならず第1の
受光手段でも受光スポット像が入射するようにして、後
述するような出力信号の選択を行って何ら問題なく測距
できるようにしている。
【0018】以上のSPC1,SPC2、および、PS
D3は、単一のシリコンチップ上に構成してもよいし、
それぞれ別々のチップ上に作られてハイブリッド状にア
センブルされてもよい。
【0019】図2は、図1のように配置される受光セン
サの出力が入力される電子回路の一例を示す回路図であ
り、図3は図2の回路による積分波形を示す図である。
【0020】図2において、10はアクティブタイプの
測距を行うために測距方向に信号光を投射する投光手段
としての投光素子、11は投光素子10を駆動する駆動
回路、12は各受光手段の遠距離側の信号を増幅するオ
ペアンプ、13はその負帰還抵抗、14および15はア
ナログスイッチであり、制御回路43(後述する)の制
御信号SPL8 およびSPL7 によりそれぞれ制御され
てON,OFFし、それぞれ遠距離側のSPC1とPS
D3の各出力の選択を行う為のものである。16は各受
光手段の近距離側の信号を増幅するオペアンプ、17は
その負帰還抵抗、18および19はアナログスイッチで
あり、制御回路43の制御信号SPL10およびSPL9
によりそれぞれ制御されてON,OFFし、それぞれ近
距離側のSPC2とPSD3の各出力の選択を行う為の
ものである。20および21はハイパスフィルタを構成
するコンデンサ、22,23,24は加算器を構成する
抵抗、25は反転増幅器を構成するオペアンプ、26,
27,28,29はアナログスイッチであり、アナログ
スイッチ26およびアナログスイッチ27は制御回路4
3の制御信号SPL2 により、アナログスイッチ28お
よびアナログスイッチ29は制御回路43の制御信号S
PL3 によりそれぞれ制御されてON,OFFし、遠距
離側の信号と近距離側の信号とを加算したり、一方の信
号のみを増幅するべく選択を行う為のものである。
【0021】30はオペアンプであり、抵抗31,32
と共に増幅度「−1」の反転増幅器を構成する。33は
積分器を構成するオペアンプであり、34はその負帰還
路に設けられた積分用コンデンサ、35は前記コンデン
サ34をリセットするためのアナログスイッチで、制御
回路43の制御信号SPL6 により制御されてON,O
FFする。36および37は積分電流を決定する抵抗、
38,39はアナログスイッチで、それぞれ制御回路4
3の制御信号SPL4 およびSPL5 により制御されて
ON,OFF(投光素子10の点滅周期と同期して)
し、投光素子10から投射される信号光の反射光を同期
検波する為のものである。
【0022】40はコンパレ−タ、41,42はインバ
−タ、43は以上の各アナログスイッチのON,OFF
や投光素子10の駆動制御や測距演算などを行うための
マイクロコンピュ−タなどで構成される制御回路であ
る。
【0023】また、44はアナログスイッチで、制御回
路43の制御信号SPL1 により制御されてON,OF
Fし、近距離側のSPC2の出力NSPC とPSD3の遠
距離側の出力FPSD との加算を行う為のものである。
【0024】なお、以上の図2に示す回路は、二重積分
動作により測距情報を得るものであるが、本方式そのも
のは公知でありここでは詳述しない。
【0025】次に、図2の回路の動作を図4のフロ−チ
ャ−トにより説明する。
【0026】不図示のレリ−ズボタンの第1ストロ−ク
がなされると、ステップ1で制御回路43はアナログス
イッチ15,19およびアナログスイッチ44をONさ
せると共に、アナログスイッチ14および18をOFF
させて、PSDモ−ド(第1の受光手段を用いるモ−
ド)を選択する。この状態ではオペアンプ12およびオ
ペアンプ16の出力にはPSD3の遠距離側の出力FPS
D および近距離側の出力NPSD に対応した電圧が発生す
る。
【0027】ここで、測距すべき対象物が遠距離と近距
離(第1の受光手段と第2の受光手段)との切り換わり
付近の中間的な距離にある場合には、受光スポット像は
遠距離側のSPC1、近距離側のSPC2とPSD3に
跨がって受光されるため、PSDモ−ドで測距する場合
には全信号を有効に利用できなくなってしまう恐れがあ
るが、そこで、本実施例では該PSDモ−ドの場合は、
アナログスイッチ44をONさせて、PSD3の遠距離
側の出力FPSD に近距離側のSPC2の出力NPSD を加
えることにより、受光信号を有効に利用するようにして
いる。
【0028】次に、制御回路43から駆動回路11に制
御信号が送られ、ステップ2で投光素子10の点滅駆動
が開始される。そして、制御回路43はアナログスイッ
チ26およびアナログスイッチ29をONさせると共
に、アナログスイッチ27およびアナログスイッチ28
をOFFにさせる。これにより抵抗23とアナログスイ
ッチ29の接続点の電位がVC となり、オペアンプ16
の近距離側の出力は加算されず、したがって、オペアン
プ25の出力にはオペアンプ12の遠距離側の出力のみ
が増幅されて出力される。
【0029】この出力とオペアンプ30による反転出力
に対するアナログスイッチ38およびアナログスイッチ
39の周期検波作用により、ステップ3で積分用コンデ
ンサ34は図3に示すようにT期間(一定)下降積分さ
れることになる。T期間が終了すると、アナログスイッ
チ26およびアナログスイッチ28がONされると共
に、アナログスイッチ27およびアナログスイッチ29
はOFFされて、オペアンプ12の遠距離側出力および
オペアンプ16の近距離側出力ともオペアンプ25で加
算され、この時オペアンプ25の出力は〔遠距離側+近
距離側〕の受光信号に対応することになる。この出力と
オペアンプ30の反転出力に対するアナログスイッチ3
8およびアナログスイッチ39の周期検波作用により、
図3に示すように、ステップ4で積分用コンデンサ34
は今度は上昇積分されていくことになる。
【0030】この積分出力が初期値であるVC レベルに
達すると、コンパレ−タ40の出力CPはロ−レベルか
らハイレベルに反転し積分動作を終了する。そして、制
御回路43は、この上昇積分時間tと先の下降積分時間
Tに基づいて、ステップ5で測距情報を演算出力する。
【0031】ステップ6で、この測距情報が近距離と判
定される場合はそのまま測距動作を終了するが、測距情
報が遠距離と判定される場合は、アナログスイッチ14
およびアナログスイッチ18をONさせると共に、アナ
ログスイッチ15、アナログスイッチ19およびアナロ
グスイッチ44をOFFにさせて、今度はSPCモ−ド
(第2の受光手段を用いるモ−ド)を選択して、このS
PCモ−ドで再度上述のようなステップ7〜ステップ1
0の二重積分動作を行い、測距情報を出し直す。
【0032】以上のように、まず、PSDモ−ドにより
測距動作を行い、その結果が遠距離の場合には再度SP
Cモ−ドで測距動作を行うことにより、遠距離側におけ
る測距精度の向上(全ての受光スポット像が第2の受光
手段上に入射する為)を図ることができる。
【0033】図5は、本発明の第2の実施例である、測
距装置における受光手段の配置および受光スポット像の
中心位置に対する受光手段の出力比を示す図である。
【0034】この場合、受光センサは3個共SPCであ
り、SPC51とSPC52を遠距離側の、SPC53
を近距離側の、それぞれSPCとしこれらを第1の受光
手段としての2分割SPCを構成し、また、SPC51
を遠距離側の、SPC52を近距離側の、それぞれSP
Cとしこれらを第2の受光手段としての2分割SPCを
構成している。
【0035】54はSPC51の出力FSPC 、55はS
PC52の出力MSPC 、56はSPC53の出力NSPC
である。57は遠距離側の被写体にて反射された反射光
の受光スポット像、58は近距離側の被写体にて反射さ
れた反射光の受光スポット像である。又、54,55,
56は前記各出力FSPC ,MSPC ,NSPC を送出するた
めの出力ラインである。
【0036】図5(b)は、SPC51,52,53上
それぞれにおける受光スポット像の中心位置に対するセ
ンサ出力の比を示すグラフであり、横軸は受光スポット
像の中心位置が移動可能な距離を、縦軸は遠距離側と近
距離側の各出力の和に対する遠距離側出力の比を表して
いる。左側の線はSPC51,52に対するものであ
り、右側の線はSPC51,52,53に対するもので
ある。
【0037】図6は、図5(a)に示す配置の各受光手
段の出力が入力される電子回路の一例を示す回路図であ
り、図2と同じ部分は同一符合を付してあり、その説明
は省略する。
【0038】図6において、59および60はSPC5
2の出力MSPC を切り換えるアナログスイッチであり、
制御回路43からの制御信号SPL11により制御されて
ON,OFFする。また、61はSPC53の出力NSP
C を用いるか否かを選択するためのアナログスイッチで
あり、制御回路43からの制御信号SPL12により制御
されてON,OFFする。又62はインバ−タである。
【0039】図6の回路の動作は基本的に前述の図2の
回路の動作と同様であるが、受光手段の選択に関すると
ころの動作が異なるので、その部分について説明する。
【0040】まず、第1の受光手段(SPC51,52
と53)は、制御回路43がアナログスイッチ59およ
びアナログスイッチ61をONさせると共に、アナログ
スイッチ60をOFFさせることにより選択される。
【0041】また、第2の受光手段(SPC51と5
2)は、制御回路43がアナログスイッチ60をONさ
せると共に、アナログスイッチ59およびアナログスイ
ッチ61をOFFさせることにより選択される。
【0042】この実施例では、受光手段としてPSDを
使用していないので、前述の第1の実施例よりもさらに
精度の高い測距精度を得ることができる。
【0043】以上の各実施例によれば、第1,第2の受
光手段のいずれが測距用として選択されたとしても、被
写体にて反射されてきたスポット像の全てを(一部のス
ポット像を受光できないといった事なく)受光できるよ
う、これら第1,第2の受光手段を基線長方向に一列に
配置しているため、遠距離側の測距精度を先願の装置よ
りも更に高めることが可能となる。また、このような構
成にすることにより、第1の受光手段と第2の受光手段
に跨がって受光されるような距離に被写体が位置する場
合、一部のスポット像が他方の受光手段へ入射してその
光量分だけ受光信号の低下となってしまうが、本実施例
では、その切換わり付近では、その他方の受光手段によ
る受光信号を加算して用いるようにしている構成にして
いるため、反射スポット像の全てを光電変換した受光信
号に基づいて測距を行う事ができ、この切換付近におけ
る測距精度の低下と云ったことは全く生じない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1及び第2の受光手段を、基線長方向に一列に配置す
ると共に、遠距離に位置する測距対象物を測距する場合
は第2の受光手段を選択し、前記遠距離よりも近距離側
に位置する測距対象物を測距する場合には第1の受光手
段を選択する選択手段を設け、第1及び第2の受光手段
を、測距対象物での反射光の全てを受光できるように、
基線長方向に一列に配置し、測距対象物が遠距離に位置
する場合には、遠距離側専用の第2の受光手段を用いて
測距を行うようにしている。よって、遠距離側の測距精
度を更に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である、測距装置におけ
る受光手段の配置および受光スポット像の中心位置に対
する受光手段の出力比を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例である測距装置の回路図
である。
【図3】図2の回路による積分波形を示す図である。
【図4】図2の回路による測距動作のフロ−チャ−トで
ある。
【図5】本発明の第2の実施例である、測距装置におけ
る受光手段の配置および受光スポット像の中心位置に対
する受光手段の出力比を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例である測距装置の回路図
である。
【図7】従来の受光センサの配置および受光スポット像
の中心位置に対する受光手段の出力比を示す図である。
【符号の説明】
1 遠距離側SPC 2 近距離側SPC 3 PSD 8,9 受光スポット像 10 投光素子 14,15 アナログスイッチ 18,19 アナログスイッチ 43 制御回路 44 アナログスイッチ 51,52,53 SPC 57,58 受光スポット像 59,60,61 アナログスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測距対象物へ信号光を投射する投光手段
    と、該投光手段よりの測距対象物での反射光を受光する
    第1及び第2の受光手段と、選択される第1或は第2の
    受光手段よりの信号に基づいて測距情報を算出する演算
    手段を備えた測距装置であって、前記第1及び第2の受
    光手段を、基線長方向に一列に配置すると共に、遠距離
    に位置する測距対象物を測距する場合は前記第2の受光
    手段を選択し、前記遠距離よりも近距離側に位置する測
    距対象物を測距する場合には前記第1の受光手段を選択
    する選択手段を設けたことを特徴とする測距装置。
  2. 【請求項2】第1及び第2の受光手段のうち、少なくと
    も第2の受光手段は抵抗層を有しない受光手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の測距装置。
  3. 【請求項3】選択手段内に、第1の受信手段と第2の受
    信手段の両方に跨がって測距対象物よりの反射光が入射
    する場合は、測距用として使用いない方の受光手段にて
    得られる受光信号を、測距として使用する方の受光手段
    の受光信号に加算し、これを受光信号として演算手段へ
    出力する手段を具備したことを特徴とする請求項2記載
    の測距装置。
JP18393991A 1991-06-28 1991-06-28 測距装置 Expired - Fee Related JP3023213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18393991A JP3023213B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 測距装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18393991A JP3023213B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 測距装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511173A true JPH0511173A (ja) 1993-01-19
JP3023213B2 JP3023213B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=16144451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18393991A Expired - Fee Related JP3023213B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 測距装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023213B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6351607B1 (en) 1999-05-21 2002-02-26 Olympus Optical Co., Ltd. Ranging device
US8518619B2 (en) 2010-07-21 2013-08-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Photoelectric conversion device, electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6351607B1 (en) 1999-05-21 2002-02-26 Olympus Optical Co., Ltd. Ranging device
US8518619B2 (en) 2010-07-21 2013-08-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Photoelectric conversion device, electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3023213B2 (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06235634A (ja) 測距装置
US5210585A (en) Range finder having a plurality of signal reception means
US5148011A (en) Distance measuring apparatus using integration of reflected light and obtaining a plurality of distance signals
JPH05164552A (ja) 測距装置
JPH08184431A (ja) 測距装置
JPH0511173A (ja) 測距装置
JP3142960B2 (ja) 測距装置
JP2888492B2 (ja) 距離情報出力装置
JPH0552560A (ja) 測距装置
JP3694018B2 (ja) 測距装置
JP2942593B2 (ja) 被写体距離検出装置
JP3077998B2 (ja) 移動速度検出装置
JP3233435B2 (ja) 測距装置
JP3127010B2 (ja) 測距装置
JP3479597B2 (ja) 測距装置
JP2731159B2 (ja) カメラの多点測距装置
JP3447508B2 (ja) 測距装置およびその調整方法
JP3515999B2 (ja) 測距式光電センサ
JP3117232B2 (ja) 測距装置
JP3584087B2 (ja) カメラ用測距装置
JP3479596B2 (ja) 測距装置
JPH0829162A (ja) 測距装置
JPH0792377A (ja) 測距装置
JPH10332325A (ja) 測距装置およびその調整方法
JPH0626860A (ja) 距離検出用半導体位置検出素子

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees