JP3242090B2 - ポリウレタンフォーム断熱材の製造法 - Google Patents
ポリウレタンフォーム断熱材の製造法Info
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Description
ーム断熱材の製造法に関する。更に詳しくは、電気冷蔵
庫用断熱材、冷凍ストッカー用断熱材等に好適に使用し
うるポリウレタンフォーム断熱材の製造法に関する。
熱性に優れていることから、硬質ポリウレタンフォーム
が使用されている。この硬質ポリウレタンフォームに
は、成層圏におけるオゾン層の破壊や地球温暖化等を回
避する観点から、フロン系発泡剤に代わる発泡剤とし
て、シクロペンタンが使用されている(特開平11−2
9652号公報)。
場合、フロン系発泡剤を使用した場合と比べて、得られ
るポリウレタンフォームの圧縮強度及び寸法安定性が低
下するため、ポリウレタンフォームを高密度化させる必
要があるが、ポリウレタンフォームを高密度化させる
と、同一注入量の場合、必然的にフォームの流動性の低
下を招くため、成形型等の内部空間全体に十分にフォー
ムを充填することができないという欠点がある。
を高めるために、トリレンジアミンや蔗糖にアルキレン
オキサイドを付加させたポリオール等のポリエーテルポ
リオールを使用することが検討されている。しかし、こ
のポリエーテルポリオール自身が高粘度であるため、フ
ォームの流動性を悪化させる要因となっている。
形させる際には、一般に、高い発泡圧が発生し、この発
泡圧により、得られる成形体に膨れが生じるため、樹脂
強度が一定水準に達するまでの間、成形型等の外部を頑
丈な治具で補強する必要がある。例えば、電気冷蔵庫等
の外殻や扉類の場合には、極めて薄い金属板や合成樹脂
板が使用され、高い寸法精度が要求されているため、そ
の変形を防止するために、開閉機能を有する堅牢で正確
な形状の治具でその外部を堅固に固定する必要がある。
このような治具は、極めて高価であり、このような状況
で成形時間の短縮は、型の数を増やすことなく、回転率
を上昇して生産量を増大させることができるので、要望
が高くなってきている。
ォームの流動性が良好であり、脱型性に優れ、圧縮強度
が高く、熱伝導率を維持したポリウレタンフォームを与
えるポリウレタンフォーム断熱材の製造法を提供するこ
とを目的とする。
N,N’,N’−テトラメチル−1,6−ヘキサンジア
ミン(以下、TMHDAという)、N,N−ジメチルシ
クロヘキシルアミン(以下、DMCHAという)及びN
−(2−ジメチルアミノエチル)−N’−メチルピペラ
ジン(以下、TMAEPという)から選ばれた1種以上
と、第4級アンモニウム塩とを含有する触媒、(B)水
及びシクロペンタンを含有する発泡剤、並びに(C)整
泡剤の存在下で、ポリオール成分とイソシアネート成分
とを反応させるポリウレタンフォーム断熱材の製造法に
関する。
DMCHA及びTMAEPから選ばれた1種以上と、第
4級アンモニウム塩とを含有する触媒を用いる点に、1
つの大きな特徴がある。
TMAEPから選ばれた1種以上と、第4級アンモニウ
ム塩とを併用した場合には、ポリウレタンフォームの製
造時にフォームの流動性が良好となるので、成形型内の
空隙部全体に十分にフォームを充填することができるよ
うになり、成形時間の短縮が可能となる。更に、得られ
るポリウレタンフォーム断熱材の熱伝導率を維持し、圧
縮強度が高く、寸法安定性にも優れるという優れた効果
が発現される。
は、それぞれ単独で使用してもよく、併用してもよい。
ら選ばれた1種以上の量は、フォームの流動性の向上及
び脱型に要する時間の短縮の観点から、ポリオール成分
100重量部に対して0.3〜5重量部、好ましくは
0.5〜3重量部とすることが望ましい。
MCHA及びTMAEPから選ばれた1種以上ととも
に、更にN,N,N’,N’,N''−ペンタメチルジエ
チレントリアミン(以下、PMDETAという)を用い
ることが好ましい。PMDETAを用いた場合には、樹
脂化反応と泡化反応とのバランスがより一層良好とな
り、優れたフォームのライズプロファイルが得られ、フ
ォームの流動性をより一層向上させることができるとい
う優れた効果が発現される。PMDETAの量は、良好
なフォームのライズプロファイルによるフォームの流動
性及びフォームの表面のフライアビリティの観点から、
ポリオール成分100重量部に対して0.1〜2重量
部、好ましくは0.15〜1.5重量部とすることが望
ましい。
式: 〔R1 R2 R3 R4 N〕+ ・〔O(CO)R5 〕- (式中、R1 及びR2 はそれぞれメチル基;R3 及びR
4 はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、−C
H2 CH2 OH基又は−CH2 CH(CH3 )OH基;
R5 は水素原子又は炭素数1〜11の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基を示す)で表される化合物が挙げられる。
N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチル−N−(2−
ヒドロキシプロピル)アンモニウムフォルメート、N,
N−ジメチル−N−ヒドロキシエチル−N−(2−ヒド
ロキシプロピル)アンモニウムアセテート、N,N−ジ
メチル−N−ヒドロキシエチル−N−(2−ヒドロキシ
プロピル)アンモニウム(2−エチルヘキサノエー
ト)、N,N,N−トリメチル−N−(2−ヒドロキシ
プロピル)アンモニウムフォルメート等が挙げられ、こ
れらは単独で又は2種以上を混合して用いることができ
る。
流動性の向上、脱型時間の短縮及び圧縮強度の向上の観
点から、ポリオール成分100重量部に対して0.1〜
3重量部、好ましくは0.15〜2重量部とすることが
望ましい。
EPから選ばれた1種以上と、第4級アンモニウム塩と
を含有する触媒の量は、ポリオール成分とイソシアネー
ト成分との反応性を高め、脱型時間を短縮させる観点及
びフォームの流動性を高める観点から、ポリオール成分
100重量部に対して、0.5重量部以上、好ましくは
1重量部以上とすることが望ましく、またポリウレタン
フォームの強度維持及び流動性の維持の観点から、ポリ
オール成分100重量部に対して、10重量部以下、好
ましくは8重量部以下とすることが望ましい。
で、例えば、1,4−ジアザビシクロ(2,2,2)オ
クタン等の他の触媒を用いてもよい。他の触媒の量は、
特に限定がなく、本発明の目的が阻害されない範囲内で
適宜調整すればよい。
を製造する際に従来使用されているものであればよく、
特に限定がない。
の数が2〜8であり、水酸基価が200〜1000mg
KOH/gであるポリオール等が挙げられる。
ン酸、コハク酸、フタル酸、フマル酸等の二塩基酸と、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、プロピレングリコール等の多価アルコールとを反応
させて得られるポリエステルポリオール及びエチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ブタンジオール等の2価のアルコール;グ
リセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、トリ
メチロールプロパン、ソルビトール、蔗糖等の3価以上
の多価アルコール;エチレンジアミン、トリレンジアミ
ン、1,3−プロパンジアミン、イソホロンジアミン等
の多価アミンにエチレンオキシド、プロピレンオキシド
等のアルキレンオキシドを付加して得られたポリエーテ
ルポリオール等が挙げられ、これらのポリオールは単独
で又は2種以上を混合して用いることができる。これら
の中では、トリレンジアミンのオキシアルキレン付加物
と蔗糖のオキシアルキレン付加物とを併用することが好
ましい。この場合、トリレンジアミンのオキシアルキレ
ン付加物/蔗糖のオキシアルキレン付加物(重量比)
は、フォームのファインセル化による熱伝導率の低下及
びフォームの圧縮強度の向上の観点から、20/80〜
90/10とすることが好ましい。また、ポリオール成
分の平均水酸基価は、300〜800mgKOH/gで
あることが熱伝導率の低下及び圧縮強度の向上の観点か
ら好ましい。
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシアネート
等の芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソ
シアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族ポリイ
ソシアネート;水添ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、水添トリレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート等の脂環族ポリイソシアネート;;ウレタン
結合、カルボジイミド結合、ウレトイミン結合、アロフ
ァネート結合、ウレア結合、ビューレット結合、イソシ
アヌレート結合等の1種以上を含有する前記ポリイソシ
アネート変性物等が挙げられ、これらは単独で又は2種
以上を混合して用いることができる。
割合は、イソシアネートインデックスが130〜200
となるように調整することが好ましい。このようにイソ
シアネートインデックスを調整した場合には、フォーム
の流動性が特に良好となり、成形型の内面形状に追随し
た型どおりの成形体を製造することができるという利点
があり、更にフォームの圧縮強度を向上させることがで
きる。
有するものが使用される。水とシクロペンタンとの割合
は、特に限定がないが、通常、水/シクロペンタン(重
量比)が、フォームの圧縮強度の向上及び熱伝導率の低
下の観点から、1/99〜25/75、好ましくは1.
5/98.5〜20/80であることが望ましい。
ン、ノルマルペンタン等の低沸点炭化水素、HCFC−
141b、HCFC−142b、HCFC−22等のハ
イドロクロロフルオロカーボン、、HFC−245f
a、HFC−134α、HFC−152a、HFC−3
65mfc等のハイドロフルオロカーボン、窒素ガス、
空気、二酸化炭素等のガス等を本発明の目的を阻害しな
い範囲内で使用してもよい。
材の密度等によって異なるので一概には決定することが
できないため、これらの物性等に応じて適宜調整するこ
とが望ましい。
熱材を製造する際に使用されているものであればよい。
整泡剤の代表例としては、ジメチルポリシロキサン、ポ
リオキシアルキレン変性ジメチルポリシロキサン等のシ
リコーン系界面活性剤、脂肪酸塩、硫酸エステル塩、燐
酸エステル塩、スルホン酸塩等の陰イオン界面活性剤等
が挙げられる。
ウレタンフォーム断熱材の密度によって異なるので一概
には決定することができないため、これら整泡剤の種類
等に応じて適宜調整することが望ましい。
の成分、例えば難燃剤、充填剤等の他の助剤を本発明の
目的を妨げない範囲で使用することができる。
ポリオール成分と、発泡剤、触媒、整泡剤及び他の助剤
を混合し、得られたポリオール混合物と、イソシアネー
ト成分とを成形機等により、混合、攪拌し、成形型内に
注入し、発泡させることにより、成形することができ
る。より具体的には、例えば、前記ポリオール混合物を
タンク等を用いて、混合攪拌し、通常、20℃程度の温
度に調温したのち、自動混合注入型発泡機、自動混合射
出型発泡機等の発泡機を用いてイソシアネート成分と反
応させることにより、ポリウレタンフォーム断熱材を製
造することができる。
製造の際に特定組成からなる触媒が用いられているの
で、成形時のフォームの流動性が良好であり、脱型性に
優れ、圧縮強度が高く、熱伝導率を維持したポリウレタ
ンフォーム断熱材を製造することができる。
0〜200とした場合には、イソシアネート成分のポリ
オール成分に対する混合比率が高くなり、初期の両者の
混合時における粘度を低下させることができるので、フ
ォームの流動性を相乗的に向上させることができる。
えば、電気冷蔵庫用断熱材、冷凍ストッカー用断熱材等
に好適に使用しうる、フォームの流動性が良好で、脱型
性に優れ、圧縮強度が高く、熱伝導率を維持したポリウ
レタンフォーム断熱材を成形型どおりに製造することが
できる。
g)〔トリレンジアミン系ポリエーテルポリオール(水
酸基価:450mgKOH/g、旭硝子(株)製、商品
名:エクセノール455AR)45重量%、蔗糖系ポリ
エーテルポリオール(水酸基価:380mgKOH/
g、住友バイエルウレタン(株)製、商品名:ポリオー
ル0475)45重量%及びグリセリン系ポリエーテル
ポリオール(水酸基価:235mgKOH/g、三井化
学(株)製、商品名:ポリオールMN−700)10重
量%〕100重量部に対して、シリコーン系整泡剤〔日
本ユニカー(株)製、商品名:L−5340〕1.5重
量部、発泡剤として表1〜2に示す量のシクロペンタン
及び水、並びに表1〜2に示す組成の触媒をラボミキサ
ーで混合してポリオール混合物を得た。
シアネート成分〔住友バイエルウレタン(株)製、商品
名:スミジュール44V20〕とをイソシアネートイン
デックスが表1〜2に示す値となるように20℃でラボ
ミキサーで混合、攪拌し、得られた混合物を用いて以下
の物性を調べた。その結果を表1〜2に示す。
を意味する。 (第4級アンモニウム塩) TAS1:N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチル−
N−(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウムフォルメ
ート TAS2:N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチル−
N−(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウムアセテー
ト TAS3:N,N−ジメチル−N−ヒドロキシエチル−
N−(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム(2−エ
チルヘキサノエート) TAS4:N,N,N−トリメチル−N−(2−ヒドロ
キシプロピル)アンモニウムフォルメート
となるように触媒量を調整した。また、発泡剤としての
シクロペンタンと水の配合割合を一定とし、かつポリオ
ール成分とイソシアネート成分の混合物中に占める発泡
剤(シクロペンタン+水)のモル数をほぼ一定とし、表
1〜2に前記混合物1kg中の発泡剤総量(モル)を示
した。
0gのフリー発泡におけるクリームタイム、ゲルタイム
及びライズタイムに到達するまでの時間を測定した。
(アルミニウム製、垂直部分:400mm×550mm
×35mm、水平部分:400mm×450mm×35
mmの逆L字型)内に所定量(350g)の前記混合物
をモールドの下部に注型してポリウレタンフォームを成
形し、7分間経過後に脱型し、図1に示されるように、
ポリウレタンフォーム1の上面の直線的な部分の長さX
と、膨らみ部分における面積的な中間値Y(長さが40
0mmの辺に平行な直線が膨らみ部分の面積を2分する
ときのその直線と膨らみの端部との間の長さY)との和
(X+Y)を測定し、「550+X+Y」をフォームの
流動性の指標とした。
mm×50mm)にパック率が110%となるように前
記混合物を注型し、4分間経過後に脱型した。脱型後3
0秒間経過後に、ポリウレタンフォームの中央部の厚さ
をダイヤルゲージで測定し、脱型性の指標として寸法変
化率を式: 〔寸法変化率(%)〕=〔フォームの厚さ(mm)−5
0〕/50×100 に従って求めた。
mm×50mm)にパック率が110%となるように前
記混合物を注型し、7分間経過後に脱型した。脱型から
24時間放置したポリウレタンフォームのコア密度及び
熱伝導率を以下の方法に準じて測定した。 コア密度 180mm×180mm×25mmの大きさに切り出し
たサンプルの寸法及び重量からコア密度を算出した。 熱伝導率 前記サンプルを熱伝導率の測定機器〔英弘精機(株)
製、品番:Auto−Λ(HC−072)〕を用い、上
温40℃、下温10℃(中間温度25℃)の条件で熱伝
導率を測定した。
mm×50mm)にパック率が110%となるように前
記混合物を注型し、7分間経過後に脱型した。発泡後2
4時間放置したポリウレタンフォームの圧縮強度をAS
TM D1621に準じ、以下の方法で測定した。
mm×30mm×30mmの大きさに切り出し、圧縮試
験機〔(株)島津製作所製、型番:DCS−50M〕を
用い、圧縮速度5mm/分の条件で測定した。圧縮強度
は、発泡方向に対して平行方向、発泡方向に対して垂直
方向横及び発泡方向に対して垂直方向厚さの3方向の圧
縮応力について測定し、圧縮応力を断面積で除して算出
した。
得られたポリウレタンフォームは、いずれも、各比較例
で得られたポリウレタンフォームと対比して、フォーム
の流動性に優れ、寸法変化率が小さことから脱型性に優
れ、更に圧縮強度に優れたものであることがわかる。
ームの流動性が良好であり、脱型性に優れ、圧縮強度が
高く、熱伝導率を維持したポリウレタンフォーム断熱材
を製造することができるという効果が奏される。
成形する際のフォームの流動性の測定方法に関する概略
説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)N,N,N’,N’−テトラメチ
ル−1,6−ヘキサンジアミン、N,N−ジメチルシク
ロヘキシルアミン及びN−(2−ジメチルアミノエチ
ル)−N’−メチルピペラジンから選ばれた1種以上
と、第4級アンモニウム塩とを含有する触媒、(B)水
及びシクロペンタンを含有する発泡剤、並びに(C)整
泡剤の存在下で、ポリオール成分とイソシアネート成分
とを反応させるポリウレタンフォーム断熱材の製造法。 - 【請求項2】 イソシアネートインデックスが130〜
200となるように、ポリオール成分とイソシアネート
成分とを混合する請求項1記載の製造法。 - 【請求項3】 第4級アンモニウム塩が式: 〔R1 R2 R3 R4 N〕+ ・〔O(CO)R5 〕- (式中、R1 及びR2 はそれぞれメチル基;R3 及びR
4 はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、−C
H2 CH2 OH基又は−CH2 CH(CH3 )OH基;
R5 は水素原子又は炭素数1〜11の直鎖又は分岐鎖の
アルキル基を示す)で表される化合物である請求項1又
は2記載の製造法。 - 【請求項4】 ポリオール成分がトリレンジアミンのオ
キシアルキレン付加物及び蔗糖のオキシアルキレン付加
物を含有してなり、平均水酸基価300〜800mgK
OH/gを有する請求項1〜3いずれか記載の製造法。
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