JP3241875B2 - 加飾体の貼着方法 - Google Patents

加飾体の貼着方法

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洋次郎 林
直史 牧口
福次 小沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の成形体の凹み部
分の表面に、表皮、布、不織布、カーペット等のシート
状の加飾体を貼着する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、成形体21の
凹み部分22の表面にシート状の加飾体23を貼着する
方法として、成形体21を下型24上にセットし、周縁
部を把持手段25をもって把持した加飾体23を前記成
形体21の上方に配設し、その後、凸部材26を前記加
飾体23の上方から前記成形体21の凹み部分22内に
下降させて前記加飾体23の一部を前記凹み部分22に
押圧して貼着するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の貼着方法では、加飾体23が凸部材26
によって押し下げられて延ばされ、その後も加飾体23
は続けて延ばされるが、加飾体23の一部が成形体21
の凹み部分22の底に押圧される前に、加飾体23は成
形体21の凹み部分22の上端27に接触し、しかも、
成形体21の表面または加飾体23の下面のどちらか一
方に接着剤が塗布されているため、加飾体23は成形体
21の凹み部分22の上端27に接触したのちは、その
接触個所27の下方部分がさらに延ばされて成形体21
に貼着されることとなる。これに伴って、加飾体23は
非常に長く延ばされて大きな引っ張りの残留応力が生
じ、そのため、一旦貼着された加飾体23は、凸部材2
6を上昇させると、直ぐに剥離してしまい、所望の成形
品を得ることができないなどの問題があった。本発明
は、上記の問題を解消するためになされたもので、シー
ト状の加飾体を凸部材をもって成形体の凹み部分内に押
し込んだときに、加飾体の延びをできるだけ短くして引
っ張り残留応力を小さくすることが可能な方法を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の貼着方法は、成形体の凹み部分の表面にシ
ート状の加飾体を貼着する方法であって、少なくとも前
記成形体の凹み部分の裏面と同一の凹み部分をその表面
に有する凹部材の表面に、前記成形体をセットする第1
工程と;前記加飾体の周縁部を把持手段をもって把持
かつ前記成形体の凹み部分より相似的に小さい外形を有
する凸部材をもって前記加飾体を前記成形体の凹み部分
内に押し込んだ時に皺が生じない程度に前記加飾体を外
側方向へ 牽引して加飾体にテンションを付与した状態
で、前記成形体と所要の間隔をおき対向させて前記把持
手段付設の保持機構をもって前記加飾体を配設する第2
工程と;前記加飾体を基準にして見て前記凹部材の反対
側位置から前記凸部材を前記成形体の凹み部分内に所要
距離進入させて、前記加飾体が前記凸部材の前記成形体
の凹み部分への押し込みによってはほとんど引き延ばさ
れないように前記把持手段を前記加飾体を介して前記成
形体の凹み部分方向へ牽引移動させながら前記加飾体の
一部を前記成形体の凹み部分内に押し込む第3工程と;
前記保持機構および前記凸部材を、相互に同調させなが
ら前記成形体に相対的に近付けて前記凸部材をもって前
記加飾体の一部を前記成形体の凹み部分に押圧して貼着
する第4工程と;を有することを特徴とする。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明
する。まず、図1に示すように、成形体1の凹み部分2
の裏面と同一の凹み部分3をその上面に有する凹部材と
しての下型4の上面に、成形体1をセットしたのち、加
飾体5の周縁部を把持手段6をもって把持するとともに
所要の大きさの牽引力をもって外側方向へ牽引してテン
ションを付与して、その加飾体5を前記成形体1から所
要高さ離れた上方に前記把持手段6付設の保持機構をも
って配設する。なお、加飾体5に付与する牽引力の大き
さは、後述するように、加飾体5を上型7をもって凹み
部分2内に押し下げた時に皺が生じない程度にしてお
く。
【0006】次いで、図2に示すように、前記成形体1
の凹み部分2より相似的に小さい外形を有する凸部材と
しての上型7を、前記加飾体5の上方から前記成形体1
の凹み部分2内に所要距離下降させて、前記把持手段6
を前記加飾体5をもって前記成形体1の凹み部分2方向
へ牽引移動させながら、前記加飾体5の一部を前記成形
体1の凹み部分2内に押し込む。この場合、上型7の下
降に伴って、加飾体5の周縁部を把持している把持手段
6が凹み部分2方向へ移動するため、加飾体5は上型7
の凹み部分2への押し込みによってはほとんど引き延ば
されない。次いで、前記保持機構および前記上型7を、
相互に同調させながら前記成形体1に近付ける。
【0007】このように前記保持機構および前記上型7
を、相互に同調させながら前記成形体1に近付けると、
図3に示すように、加飾体5の一部は成形体1の凹み部
分2の上部付近8と最初に接触するが、この接触個所8
は、比較的低い所に位置しているため、接触後の加飾体
5の延びは短かくなる。この結果、図4に示すように、
前記加飾体5の一部は前記上型7をもって前記成形体1
の凹み部分2に押圧されて貼着されることとなる。
【0008】なお、上記の実施例では、上型7および保
持機構を下降させるようにしたが、まず保持機構をもっ
て加飾体5を上昇させて上型7により加飾体5を下方に
押し出したのち、保持機構および下型4を上昇、あるい
は、上型7および保持機構と、下型4の両方を相互に近
付けるようにしてもよい。また、凹部材として下型4
を、凸部材として上型7を用いているが、これらを逆に
配設して、凹部材として上型を、凸部材として下型を用
いて、成形体を上型にセットするようにしても同様の作
用効果が得られる。さらに、下型、保持機構および上型
を、90度回転させた状態に配設して、これらを水平方
向から相互に近付けるようにしてもよい。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、少なくとも前記成形体の凹み部分の裏面と同一の凹
み部分をその表面に有する凹部材の表面に、前記成形体
をセットする第1工程と;前記加飾体の周縁部を把持手
段をもって把持しかつ前記成形体の凹み部分より相似的
に小さい外形を有する凸部材をもって前記加飾体を前記
成形体の凹み部分内に押し込んだ時に皺が生じない程度
に前記加飾体を外側方向へ牽引して加飾体にテンション
を付与した状態で、前記成形体と所要の間隔をおき対向
させて前記把持手段付設の保持機構をもって前記加飾体
を配設する第2工程と;前記加飾体を基準にして見て前
記凹部材の反対側位置から前記凸部材を前記成形体の
み部分内に所要距離進入させて、前記加飾体が前記凸部
材の前記成形体の凹み部分への押し込みによってはほと
んど引き延ばされないように前記把持手段を前記加飾体
を介して前記成形体の凹み部分方向へ牽引移動させなが
ら前記加飾体の一部を前記成形体の凹み部分内に押し込
む第3工程と;前記保持機構および前記凸部材を、相互
に同調させながら前記成形体に相対的に近付けて前記凸
部材をもって前記加飾体の一部を前記成形体の凹み部分
に押圧して貼着する第4工程と;を有するから、加飾体
は従来の貼着方法と比較して引っ張られる長さが非常に
短くなり、それに伴って、加飾体に大きな引っ張りの残
留応力が生じることはなく、加飾体を成形体の凹み部分
に適確に貼着するすることができるなどの優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の工程を説明する一部切り欠
き断面正面図である。
【図2】本発明の一実施例の工程を説明する一部切り欠
き断面正面図である。
【図3】本発明の一実施例の工程を説明する一部切り欠
き断面正面図である。
【図4】本発明の一実施例の工程を説明する一部切り欠
き断面正面図である。
【図5】従来方法の工程を説明する一部切り欠き断面正
面図である。
【符号の説明】
1 成形体 2、3 凹み部分 4 下型 5 加飾体 6 把持手段 7 上型
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−142628(JP,A) 特開 平2−67111(JP,A) 特開 平5−16219(JP,A) 実開 平7−37626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 65/48 B44C 1/20 B29C 51/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形体の凹み部分の表面にシート状の加
    飾体を貼着する方法であって、 少なくとも前記成形体の凹み部分の裏面と同一の凹み部
    分をその表面に有する凹部材の表面に、前記成形体をセ
    ットする第1工程と;前記加飾体の 周縁部を把持手段をもって把持しかつ前記
    成形体の凹み部分より相似的に小さい外形を有する凸部
    材をもって前記加飾体を前記成形体の凹み部分内に押し
    込んだ時に皺が生じない程度に前記加飾体を外側方向へ
    牽引して加飾体にテンションを付与した状態で、前記成
    形体と所要の間隔をおき対向させて前記把持手段付設の
    保持機構をもって前記加飾体を配設する第2工程と; 前記加飾体を基準にして見て前記凹部材の反対側位置か
    前記凸部材を前記成形体の凹み部分内に所要距離進入
    させて、前記加飾体が前記凸部材の前記成形体の凹み部
    分への押し込みによってはほとんど引き延ばされないよ
    うに前記把持手段を前記加飾体を介して前記成形体の凹
    み部分方向へ牽引移動させながら前記加飾体の一部を前
    記成形体の凹み部分内に押し込む第3工程と; 前記保持機構および前記凸部材を、相互に同調させなが
    ら前記成形体に相対的に近付けて前記凸部材をもって前
    記加飾体の一部を前記成形体の凹み部分に押圧して貼着
    する第4工程と; を有することを特徴とする加飾体の貼着方法。
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