JP2961907B2 - 表皮付成形品の端末処理方法及び装置 - Google Patents

表皮付成形品の端末処理方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車内装部品等に
使用される表皮付成形品の端末処理方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の製造装置としては、固定
された雌型(下型)に対して雄型(上型)を型開閉可能
に設け、前記雌型の側方に内方に向かって突き出す折曲
げ部材を設けた製造装置(特開平1−196332号公
報参照)や、固定された雄型(下型)に対して雌型(上
型)を型開閉可能に設け、この雌型に側方から内方に向
かって突き出す押込みピンを設け、前記雄型に、上方に
向かって突き出すエジェクタピンと前記押込みピンによ
り折り曲げられた表皮材の端部を芯材の裏面に溶着する
ヒータとを設けた製造装置(特開平1−218820号
公報参照)が知られている。
【0003】前者、後者のいずれも、雄型に芯材、雌型
に表皮材を配置してこれらをプレス押圧、貼着で積層さ
せるが、この形成後における表皮材端部の処理方法が多
少異なっている。つまり、前者では、型開きして折曲げ
部材により雌型内の成形品の表皮材端部を内方に折り曲
げた後、折曲げ部材を後退させて再び型閉じし、これに
よって表皮材端部を芯材の裏面に押圧している。
【0004】また、後者では、型開きしてエジェクタピ
ンにより成形品を雌型側に押圧支持した状態で押込みピ
ンにより雌型内の成形品の表皮材端部を内方に折り曲げ
保持した後、再び型閉じして表皮材端部を芯材の裏面ま
で折り曲げ、しかる後、ヒータにより表皮材端部を芯材
の裏面に溶着している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者では、型開閉を2
回繰り返すから、成形サイクルの時間が長くなり、製造
能率が悪いと共に、成形後型開き状態で成形品の表皮材
端部を内方に折り曲げるため雌型内での成形品位置にず
れが生じ易い。また、両型閉じ前、折曲げ部材の戻しに
より表皮材端部の位置ずれが生じて表皮材端部が二重に
なったり裏返しになったりする恐れがある。折曲げ部材
の戻しで表皮材端部は押さえがなくなってフリー状態と
なるから、剛性の大きい表皮材では表皮材端部が弛み、
立ち上がり気味となり、再型閉じによる表皮材端部の押
圧が良好に行えないという不都合を免れなかった。
【0006】また、後者では、型開閉を2回繰り返すか
ら、成形サイクルの時間が長くなり、製造能率が悪い。
また、成形後型開き状態で成形品を雌型側に押圧支持す
るためには、エジェクタピンの突出し量が一定である場
合、成形品の厚さに応じて適切な長さのエジェクタピン
に交換する必要があり、かつ、エジェクタピンの突出し
速度を型開き速度と同調させる必要があるという不都合
を免れなかった。
【0007】この発明は前記課題を解決するためになし
たもので、表皮材の端部を確実に折り返して成形品裏面
に押圧貼着できると共に、成形サイクル時間を短縮でき
る表皮付成形品の端末処理方法を提供することを第1の
目的とする。
【0008】また、本発明方法の端末処理操作が連続的
・効率的に行なわれて端末処理加工が一層効率的かつ確
実にならしめる表皮付成形品の端末処理装置を提供する
ことを第2の目的にする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために本発明の表皮付成形品の端末処理方法は、下
型に対して上型を下降させた型閉じした状態において、
前後進手段による巻込み体の前進で巻込み体により芯材
の端縁からはみ出した表皮材の端部を折り返し、折り返
し状態の表皮材の端部を昇降手段による前記巻込み体の
下降で、芯材の裏面に押圧貼着するようにしたことを特
徴とする。
【0010】また、上記の第2の目的を達成するために
本発明の表皮付成形品の端末処理装置は、上型を、この
上型に装着された芯材を表皮材を介して受容可能な下型
に対して型開閉可能に設け、この成形型の側方位置に、
前記芯材の端縁からはみ出した表皮材の端部を該芯材の
背後側に巻き込むための巻込み体と、この巻込み体を型
閉じ位置の上型に装着された芯材の側方位置から背後位
置に向かって前後進させる手段と、前記巻込み体を前記
型閉じ位置の上型に装着された芯材の背後位置から成形
品裏面に向かって昇降させる昇降手段とを設けたことを
特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の表皮付成形品の端末処理方法によれ
ば、表皮材端部の弛み、歪み、重なり合い等を生じるこ
となく良好に処理でき、製品の品質の向上が図れる。ま
た、型開閉は1回で済み、かつ、製造工程が簡単になる
から、製造能率の向上が図れると共に、成形サイクル時
間の短縮が図れる。
【0012】また、本発明の表皮付成形品の端末処理装
置によれば、前記本発明方法の端末処理操作が連続的・
効率的に行なわれて端末処理加工が一層効率的かつ確実
になる。
【0013】以下、この発明の一実施例を図面を参照し
て説明する。
【0014】図1は装置の概要を作動開始前の状態で示
す正面図、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図
8、図9は装置の概要を各作動過程での状態で示す正面
図である。
【0015】図1において、1は上面に開口した凹部2
を有する下型(雌型)で、基台3上に設置されている。
【0016】4は上型(雄型)で、型締シリンダ5に取
り付けられて前記下型1の上方位置に配置され、型締シ
リンダ5により下型1に対して型開閉可能となってい
る。
【0017】そして、上型4は芯材Cを着脱可能に装着
することができる。また、下型1は上型4に装着された
芯材Cを表皮材Dを介して凹部2内に受容可能となって
いる。
【0018】このような成形型の側方位置には、前記芯
材Cの端縁からはみ出した表皮材Dの端部dを芯材Cの
背後側に巻き込むための巻込み体6と、この巻込み体6
を型閉じ位置の上型4に装着された芯材Cの側方位置か
ら背後位置に向かって前後進させる前後進手段7と、前
記巻込み体6を前記型閉じ位置の上型4に装着された芯
材Cの背後位置から該芯材裏面に向かって昇降させる昇
降手段8とが設けられている。
【0019】昇降手段8は前記成形型を取り囲むように
複数個が基台3上に設置されている。この昇降手段8は
堅型の油圧シリンダで構成されている。
【0020】前後進手段7は各昇降手段8のシリンダロ
ッド先端に側面視L形の取付金物9を介して装着されて
いる。この前後進手段7は横型の油圧シリンダで構成さ
れている。
【0021】巻込み体6は各前後進手段7のシリンダロ
ッド先端に装着されている。この巻込み体6は成形型に
向かって斜め前下方に延在する舌状に形成されている。
【0022】以上のように構成された表皮付成形品の端
末処理装置についてその作動過程を図1〜図9を参照し
て順次説明する。
【0023】上型4に芯材Cを装着し、下型1の凹部
2内に表皮材Dをセットする(図2参照)。芯材C及び
表皮材Dの対向面のいずれか一方に接着剤を塗布する
か、又は表面を加熱軟化させておく。
【0024】型締シリンダ5により上型4を下動させ
て型閉じし、芯材C及び表皮材Dをプレス押圧、貼着で
積層させる(図3参照)。
【0025】この型閉じ状態のままで、前後進手段7
により巻込み体6を型閉じ位置の上型4に装着された芯
材Cの側方位置から背後位置に向かって水平方向に前進
させ、表皮材Dの端部dを芯材Cの背後側に折り曲げる
(図4参照)。
【0026】昇降手段8により巻込み体6を前記型閉
じ位置の上型4に装着された芯材Cの背後位置から該芯
材裏面に向かって下降させ、この巻込み体6により表皮
材端部dを芯材Cの裏面に押圧し貼着する(図5参
照)。
【0027】昇降手段8により巻込み体6を芯材Cの
裏面から上昇させ(図6参照)、次いで、前後進手段7
により巻込み体6を芯材Cの背後位置から側方位置に向
かって水平方向に後退させ(図7参照)、巻込み体6を
元の位置に戻す。
【0028】型締めシリンダ5により上型4を上動さ
せて型開きし、製品Wを該上型4に装着したまま取り出
して下型1の凹部2内から離型する(図8参照)。
【0029】上型4から外して製品Wを取り出す(図
9参照)。
【0030】
【発明の効果】本発明の表皮付成形品の端末処理方法に
よれば、前後進手段による巻込み体の前進で該巻込み体
により芯材の端縁からはみ出した表皮材の端部を折り返
し、折り返し状態の表皮材の端部を昇降手段による前記
巻込み体の下降で、芯材の裏面に押圧貼着することがで
きるので、表皮材端部の弛み、歪み、重なり合い等を生
じることなく良好に処理でき、製品の品質の向上が図れ
る。また、型開閉は1回で済み、かつ、製造工程が簡単
になるから、製造能率の向上が図れると共に、成形サイ
クル時間の短縮が図れる。
【0031】また、本発明の表皮付成形品の端末処理装
置によれば、前記発明方法の端末処理操作が連続的、効
率的に行なわれて端末処理加工が一層効果的かつ確実に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を作動開始前の状態で示す
正面図である。
【図2】この発明の一実施例を芯材及び表皮材のセット
過程での状態で示す正面図である。
【図3】この発明の一実施例を芯材及び表皮材の積層過
程での状態で示す正面図である。
【図4】この発明の一実施例を表皮材端部の折曲げ過程
での状態で示す正面図である。
【図5】この発明の一実施例を表皮材端部の押圧・貼着
過程での状態で示す正面図である。
【図6】この発明の一実施例を巻込み体の上昇離脱過程
での状態で示す正面図である。
【図7】この発明の一実施例を巻込み体の後退離脱過程
での状態で示す正面図である。
【図8】この発明の一実施例を型開き過程での状態で示
す正面図である。
【図9】この発明の一実施例を製品取出し過程での状態
で示す正面図である。
【符号の説明】
1 下型 2 凹部 4 上型 6 巻込み体 7 前後進手段 8 昇降手段 C 芯材 D 表皮材 d 表皮材端部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型に対して上型を下降させた型閉じし
    た状態において、前後進手段による巻込み体の前進で巻
    込み体により芯材の端縁からはみ出した表皮材の端部を
    折り返し、折り返し状態の表皮材の端部を昇降手段によ
    る前記巻込み体の下降で、芯材の裏面に押圧貼着するよ
    うにしたことを特徴とする表皮付成形品の端末処理方
    法。
  2. 【請求項2】 上型を、この上型に装着された芯材を表
    皮材を介して受容可能な下型に対して型開閉可能に設
    け、この成形型の側方位置に、前記芯材の端縁からはみ
    出した表皮材の端部を該芯材の背後側に巻き込むための
    巻込み体と、この巻込み体を型閉じ位置の上型に装着さ
    れた芯材の側方位置から背後位置に向かって前後進させ
    る前後進手段と、前記巻込み体を前記型閉じ位置の上型
    に装着された芯材の背後位置から成形品裏面に向かって
    昇降させる昇降手段とを設けたことを特徴とする表皮付
    成形品の端末処理装置。
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