JP2505610Y2 - 自動車用内装材の製造装置 - Google Patents

自動車用内装材の製造装置

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JP2505610Y2 JP11257490U JP11257490U JP2505610Y2 JP 2505610 Y2 JP2505610 Y2 JP 2505610Y2 JP 11257490 U JP11257490 U JP 11257490U JP 11257490 U JP11257490 U JP 11257490U JP 2505610 Y2 JP2505610 Y2 JP 2505610Y2
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貞夫 ▲ひじ▼方
昭博 原田
滋紀 二村
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高島屋日発工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は基材表面に表皮材を貼着した自動車用内装材
を効率よく生産することができる自動車用内装材の製造
装置に関するものである。
(従来の技術) 基材表面に表皮材を貼着した自動車用内装材の製造装
置としては、例えば特開昭63−132026号公報に開示され
るように、上下型間において基材と表皮材とを圧着接合
するとともにヒートカット刃により表皮材を切断し、そ
の後木目込み用型によって表皮材の端縁を基材の溝部内
へ木目込み仕上げするという二つの型からなるものが知
られているが、このような従来の装置においては木目込
み仕上げ工程をするためにワークステーションを変更す
る必要があり、この際に表皮材の収縮が発生して品質を
著しく低下させるという問題点があり、また、このよう
な従来の装置は複数個の型から構成されるものであるの
で各型へのワークセット作業工数が多くなるとともに、
装置が大型化して大きな設置スペースおよび多額の設備
費を必要とするという問題点があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は上記のような従来の問題点を解決して、木目
込み仕上げ工程時における表皮材の収縮を防止して高品
質の自動車用内装材を生産することができるうえに、ひ
とつのワークステーションによって全ての作業が行なえ
てワークセット作業工数の削減や装置の小型化を図るこ
とができる自動車用内装材の製造装置を提供することを
目的として完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するためになされた本考案に係る自
動車用内装材の製造装置は、下型に載置された基材の表
面に表皮材を圧着する昇降自在な上型にくびれ胴部を設
けるとともに、該上型の外側には表皮材端縁を木目込む
木目込むプラグとヒートカット刃とを昇降動自在に配設
して前記上型の胴部とヒートカット刃との間に充分な空
間部を形成したことを特徴とするものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明す
る。
図中、(1)は所定形状に加工された自動車用内装材
用の基材(30)を載置する下型で、該下型(1)の上部
には前記基材(30)の表面にファブリック等の表皮材
(31)を圧着接合するための上型(2)が昇降自在に設
けられており、該上型(2)の上方部は中間がくびれ胴
部(2a)に形成されている。(5)および(6)は上型
(2)の外側を囲むように配置されている表皮材端縁の
木目込みプラグおよびヒートカット刃であって、該ヒー
トカット刃(6)と前記上型(2)の胴部との間は前記
くびれ胴部(2a)によって熱影響を防ぐに充分な空間部
(4)が形成されているとともに、ヒートカット刃
(6)は木目込みプラグ(5)に熱影響を与えないよう
定位置において木目込みプラグ(5)よりも充分に高い
位置となるよう配置されている。木目込みプラグ(5)
とヒートカット刃(6)はそれぞれエアシリンダ(7)
を介して独立して昇降できるものしてあり、更にヒート
カット刃(6)の下方部には前記基材(30)と表皮材
(31)とを圧着する際に表皮材(31)を固定するための
クランプ(8)および表皮材(31)を切断する際に緩や
かに固定するための加圧片(9)がブラケット(10)と
対向して設けられている。なお、前記上型(2)の内部
には冷却を促進して前記ヒートカット刃(6)の熱影響
を更に小さくするための冷却管(11)を配設しておくこ
とが好ましい。
(作用) 以上のように構成されたものにおいては、第1図に示
されるように、先ず、下型(1)上に基材(30)および
表皮材(31)がセットされた状態で搬入され、取付部
(3)の下降によって上下型間において基材(30)およ
び表皮材(31)の両者が加圧圧着される。この場合、上
型(2)の胴部とヒートカット刃(6)との間にはくび
れ胴部(2a)によって熱影響を防ぐに充分な空間部
(4)が形成されているとともに、前記表皮材(31)が
クランプ(8)によって固定されているので上型(2)
により強制的に伸張されて凹凸や皺を発生させることな
く基材(30)上に確実に貼着されることとなる。次に、
第2図に示されるように加圧片(9)により表皮材(3
1)を緩やかに固定するとともにクランプ(8)の固定
を解除し、エアシリンダ(7)の作動によってヒートカ
ット刃(6)を下降させて表皮材(31)を加熱切断す
る。この場合、表皮材(31)はクランプ(8)の固定が
解除されて加圧片(9)により緩やかに固定されている
ので、強制的な伸張力がなくなった状態で切断が行なわ
れることとなり、切断後に表皮材(31)が著しく収縮す
ることがなく所定寸法どおりにカット作業を行なえるこ
ととなる。このようにしてカット作業が終了したなら
ば、第3図に示されるようにヒートカット刃(6)の上
昇と入れ替わりにエアシリンダ(7)の作動により木目
込みプラグ(5)を下降させ、表皮材(31)の切断後の
端縁を基材(30)に設けられた溝部(32)の内部へ木目
込むこととなる。この場合、木目込みプラグ(5)は高
温度にあるヒートカット刃(6)に対して熱影響を受け
ないよう定位置において木目込みプラグ(5)よりも充
分に高い位置となるよう配置されて昇温されることが有
効に防止されており、木目込みプラグ(5)によって表
皮材(31)の端縁部を加熱収縮あるいは溶融等させるこ
とがなく美麗な木目込み仕上げを行なえることとなる。
なお、以上の成形工程の際に上型(2)を冷却管(11)
によって強制冷却すれば更にその効果を向上させること
ができることとなる。しかして、木目込み作業が終了し
たならば、前記木目込みプラグ(5)の上昇とともに取
付部(3)を上昇させることによって上型(2)を上昇
させれば、基材(30)の表面上に表皮材(31)が美麗に
貼着された自動車用内装材が得られ、以下、同様の工程
を繰り返すことによりひとつの型によって効率的に自動
車用内装材の生産が行なえることとなる。
(考案の効果) 本考案は以上の説明からも明らかなように、圧着・切
断用型と木目込み仕上げ用型の二つの型を使用すること
なくひとつの型によって全ての貼着作業が行なえるもの
でセット作業工数の削減が可能となり、また、上型の胴
部をくびれ胴部としてヒートカット刃と上型との間に充
分な間隔をとらせて上型がヒートカット刃の熱により悪
影響を受けることをなくすとともに、昇降動自在なヒー
トカット刃と木目込みプラグとは上下位置をずらせてお
くことにより木目込みプラグに対するヒートカット刃の
熱影響をなくすこともでき、しかも、ワーク装置の小型
化を図ることができるうえに木目込み仕上げ工程におけ
る表皮材の熱による収縮も防止できるので高品質の自動
車用内装材を効率よく生産できるなど多くの利点があ
る。
従って、本考案は従来の問題点を一掃した自動車用内
装材の製造装置としてその実用的価値は極めて大きいも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は圧着工程
を示す一部切欠正面図、第2図は表皮材の切断工程を示
す一部切欠正面図、第3図は木目込み仕上げ工程を示す
一部切欠正面図である。 (1):下型、(2):上型、(2a):くびれ胴部、
(4):空間部、(5):木目込みプラグ、(6):ヒ
ートカット刃。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下型(1)に載置された基材の表面に表皮
    材を圧着する昇降自在な上型(2)にくびれ胴部(2a)
    を設けるとともに、該上型(2)の外側には表皮材端縁
    を木目込む木目込みプラグ(5)とヒートカット刃
    (6)とを昇降動自在に配設して前記上型(2)の胴部
    とヒートカット刃(6)との間に充分な空間部(4)を
    形成したことを特徴とする自動車用内装材の製造装置。
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