JPH0751306Y2 - 真空成形機の材料クランプ装置 - Google Patents
真空成形機の材料クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0751306Y2 JPH0751306Y2 JP1991046422U JP4642291U JPH0751306Y2 JP H0751306 Y2 JPH0751306 Y2 JP H0751306Y2 JP 1991046422 U JP1991046422 U JP 1991046422U JP 4642291 U JP4642291 U JP 4642291U JP H0751306 Y2 JPH0751306 Y2 JP H0751306Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- moving
- clamp
- sheet
- forming machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、真空成形機に係り、特
にスライドクランプ式の材料クランプ装置を備えた真空
成形機に関する。
にスライドクランプ式の材料クランプ装置を備えた真空
成形機に関する。
【０００２】
【従来の技術】真空成形機は概略図３に示すように、熱
可塑性樹脂の材料からなるシート１をはさむクランプ枠
２、加熱ヒータ３、型の移動機構４、真空系５などから
構成されている。クランプ枠２の中央下方には型取付用
テーブル６がエアシリンダ７により昇降可能に配設され
ている。真空系５は真空ポンプ７、真空タンク８、真空
用配管９などから構成され、一端を型取付用テーブル６
に接続開口された真空用配管９が真空タンク８に連結さ
れ、更に真空ポンプ７に接続されている。
可塑性樹脂の材料からなるシート１をはさむクランプ枠
２、加熱ヒータ３、型の移動機構４、真空系５などから
構成されている。クランプ枠２の中央下方には型取付用
テーブル６がエアシリンダ７により昇降可能に配設され
ている。真空系５は真空ポンプ７、真空タンク８、真空
用配管９などから構成され、一端を型取付用テーブル６
に接続開口された真空用配管９が真空タンク８に連結さ
れ、更に真空ポンプ７に接続されている。
【０００３】このように構成された真空成形機におい
て、シート１はクランプ枠２に挟まれた状態で加熱ヒー
タ３により加熱されて軟化する。次に型取付用テーブル
６に取り付けられた型を移動機構４により移動し、シー
ト１に当接させた後、真空系５により型とシート１との
間を真空にさせ、シート１を型に圧着させて成形を行
う。
て、シート１はクランプ枠２に挟まれた状態で加熱ヒー
タ３により加熱されて軟化する。次に型取付用テーブル
６に取り付けられた型を移動機構４により移動し、シー
ト１に当接させた後、真空系５により型とシート１との
間を真空にさせ、シート１を型に圧着させて成形を行
う。
【０００４】前述の加熱工程中において、シート１は、
加熱されて伸び、ドローダウンいわゆるたるみが生じ、
しわなどの成形不良の原因となるなどの不具合が発生し
ていた。この不具合を防止するためのクランプ機構の一
つに図４に示すくぎ枠機構がある。このくぎ枠機構は、
枠体10と、この枠体10に設けられた複数のクランプ11と
から構成され、更に、枠体10は、図面上左右のくぎ枠12
が左右方向に移動可能に構成されている。この構成によ
り、シート１の加熱時にくぎ枠12を左右に移動させるこ
とにより、たるみを吸収しようとするものである。
加熱されて伸び、ドローダウンいわゆるたるみが生じ、
しわなどの成形不良の原因となるなどの不具合が発生し
ていた。この不具合を防止するためのクランプ機構の一
つに図４に示すくぎ枠機構がある。このくぎ枠機構は、
枠体10と、この枠体10に設けられた複数のクランプ11と
から構成され、更に、枠体10は、図面上左右のくぎ枠12
が左右方向に移動可能に構成されている。この構成によ
り、シート１の加熱時にくぎ枠12を左右に移動させるこ
とにより、たるみを吸収しようとするものである。
【０００５】また、いわゆるエアスリップ成形において
は、図５に示すように、チャンバ15内に型16をその移動
機構４と共に配設し、チャンバ15の上部開口部を閉塞す
るようにシート１で覆い、その外周縁部をクランプ11に
より密に固定し、次に、チャンバ15内に加圧空気を供給
してシート１を外側に半球状に膨らまして、たるみをで
ないようにして、次にシート１と型16との間を真空と
し、シート１を型16に圧着させて成形を行うものであ
る。
は、図５に示すように、チャンバ15内に型16をその移動
機構４と共に配設し、チャンバ15の上部開口部を閉塞す
るようにシート１で覆い、その外周縁部をクランプ11に
より密に固定し、次に、チャンバ15内に加圧空気を供給
してシート１を外側に半球状に膨らまして、たるみをで
ないようにして、次にシート１と型16との間を真空と
し、シート１を型16に圧着させて成形を行うものであ
る。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、くぎ枠
機構においては、前記左右のくぎ枠12を左右に移動した
としても、他の枠部13に設けられた中間のクランプ11間
のたるみがとれない欠点があった。
機構においては、前記左右のくぎ枠12を左右に移動した
としても、他の枠部13に設けられた中間のクランプ11間
のたるみがとれない欠点があった。
【０００７】また、このエアスリップ成形においては、
加圧空気をチャンバ内に封入するため、材料をクランプ
する時、材料の外周縁部をチャンバのフランジ部に位置
させなければならない為、材料の無駄が多いという欠点
があった。
加圧空気をチャンバ内に封入するため、材料をクランプ
する時、材料の外周縁部をチャンバのフランジ部に位置
させなければならない為、材料の無駄が多いという欠点
があった。
【０００８】本考案は、上記欠点を克服することによ
り、たるみによるしわなどの成形不良の発生を防止し、
かつ材料の無駄を省くことのできる材料クランプ装置を
提供することである。
り、たるみによるしわなどの成形不良の発生を防止し、
かつ材料の無駄を省くことのできる材料クランプ装置を
提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本考案の構成を次の通りとした。即ち、枠体を方形に形
成し、対向する枠体の内側に、移動手段により、対向す
る他の枠体に沿って進退する移動枠を設け、該移動枠と
前記枠体とを外側方向に付勢されたコイルスプリングに
より連結し、また、前記移動枠にクランプを取り付け、
更に、対向する他の前記枠体に複数のクランプを、移動
枠の移動方向に付勢されたコイルスプリングにより移動
可能に設けた構成とした。
本考案の構成を次の通りとした。即ち、枠体を方形に形
成し、対向する枠体の内側に、移動手段により、対向す
る他の枠体に沿って進退する移動枠を設け、該移動枠と
前記枠体とを外側方向に付勢されたコイルスプリングに
より連結し、また、前記移動枠にクランプを取り付け、
更に、対向する他の前記枠体に複数のクランプを、移動
枠の移動方向に付勢されたコイルスプリングにより移動
可能に設けた構成とした。
【００１０】
【作用】以上のように構成することにより、移動手段に
より移動枠を内側に移動し、移動枠のクランプと、対向
する枠体に設けられたクランプにより材料を把持する。
材料は、移動枠と枠体との間に設けられたコイルスプリ
ングと枠体に設けられたコイルスプリングとにより、外
側方向に引っ張られるので加熱による伸びが吸収され
る。次の成型工程において、移動枠を移動手段により外
側に移動し、所定位置において材料に成形を施す。これ
により、加熱による伸びが吸収でき、しわなどの成形不
良を防止できると共に、移動枠の採用により、枠体の内
部において材料を把持することができ、成形時におい
て、移動手段により材料は完全に引き込まれ、型のサイ
ズに合わせた位置にセットされるので材料の無駄を省く
ことができる。
より移動枠を内側に移動し、移動枠のクランプと、対向
する枠体に設けられたクランプにより材料を把持する。
材料は、移動枠と枠体との間に設けられたコイルスプリ
ングと枠体に設けられたコイルスプリングとにより、外
側方向に引っ張られるので加熱による伸びが吸収され
る。次の成型工程において、移動枠を移動手段により外
側に移動し、所定位置において材料に成形を施す。これ
により、加熱による伸びが吸収でき、しわなどの成形不
良を防止できると共に、移動枠の採用により、枠体の内
部において材料を把持することができ、成形時におい
て、移動手段により材料は完全に引き込まれ、型のサイ
ズに合わせた位置にセットされるので材料の無駄を省く
ことができる。
【００１１】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図１及び図２にも
とづいて説明する。図１において、21は、方形に形成さ
れた枠体で、対向する枠体22の内側には移動引込枠23が
それぞれ配設されている。枠体21の対向する部位には、
移動引込枠23の移動手段とのエアシリンダ24が夫々装着
されており、エアシリンダ24のロッド25の先端部が枠体
22を貫通して連結されている。これにより、移動引込枠
23はロッド25の進退に応じて、対向する他の枠体26に沿
って同時に移動される。また、移動引込枠23の両端は外
側方向に付勢されたコイルスプリング27により枠体22に
連結されている。更に、移動引込枠23の内側に複数の固
定クランプ28が取り付けられている。
とづいて説明する。図１において、21は、方形に形成さ
れた枠体で、対向する枠体22の内側には移動引込枠23が
それぞれ配設されている。枠体21の対向する部位には、
移動引込枠23の移動手段とのエアシリンダ24が夫々装着
されており、エアシリンダ24のロッド25の先端部が枠体
22を貫通して連結されている。これにより、移動引込枠
23はロッド25の進退に応じて、対向する他の枠体26に沿
って同時に移動される。また、移動引込枠23の両端は外
側方向に付勢されたコイルスプリング27により枠体22に
連結されている。更に、移動引込枠23の内側に複数の固
定クランプ28が取り付けられている。
【００１２】枠体26の内側には、その中心に固定クラン
プ29、その両側にスライドクランプ30がそれぞれ配設さ
れている。各スライドクランプ30から所定間隔をおい
て、スライドクランプ30より短く形成された支柱31が設
けられ、各支柱31と各スライドクランプ30の間には図中
の矢印方向、即ち移動引込枠23の引込方向に付勢された
スプリングコイル32が張設されている。これにより、ス
ライドクランプ30は枠体26に設けられた図面不示の溝に
沿って滑動可能に構成されている。
プ29、その両側にスライドクランプ30がそれぞれ配設さ
れている。各スライドクランプ30から所定間隔をおい
て、スライドクランプ30より短く形成された支柱31が設
けられ、各支柱31と各スライドクランプ30の間には図中
の矢印方向、即ち移動引込枠23の引込方向に付勢された
スプリングコイル32が張設されている。これにより、ス
ライドクランプ30は枠体26に設けられた図面不示の溝に
沿って滑動可能に構成されている。
【００１３】次に、このように構成されたスライドクラ
ンプ式材料クランプ装置の作用について説明する。
ンプ式材料クランプ装置の作用について説明する。
【００１４】図１において、エアシリンダ24を駆動して
移動引込枠23を内側に移動し、材料のシート１を全クラ
ンプ28,29,30により保持する。この時、図２において明
らかなように、シート１の外周縁部は型取付用テーブル
６の内側に位置している。また、ヒータ３により加熱さ
れたシート１は熱により伸びを生じるが、このシート１
の伸びは、シート１が枠体26に設けられたスライドクラ
ンプ30により外側方向に伸ばされることにより吸収され
る。
移動引込枠23を内側に移動し、材料のシート１を全クラ
ンプ28,29,30により保持する。この時、図２において明
らかなように、シート１の外周縁部は型取付用テーブル
６の内側に位置している。また、ヒータ３により加熱さ
れたシート１は熱により伸びを生じるが、このシート１
の伸びは、シート１が枠体26に設けられたスライドクラ
ンプ30により外側方向に伸ばされることにより吸収され
る。
【００１５】そして、エアシリンダ24を駆動して移動引
込枠23を外側に移動し、シート１を引き込み、下方の型
16のサイズに合わせた位置にセットする。そして、移動
機構４により型16を上方に移動し、シート１に当接させ
る。更に、真空系の作用により、型16とシート１の間を
真空とし、型16をシート１に圧着させて成形を行う。
込枠23を外側に移動し、シート１を引き込み、下方の型
16のサイズに合わせた位置にセットする。そして、移動
機構４により型16を上方に移動し、シート１に当接させ
る。更に、真空系の作用により、型16とシート１の間を
真空とし、型16をシート１に圧着させて成形を行う。
【００１６】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のスライドクランプ式の材料クランプ機構を採用するこ
とにより、加熱時の材料のたるみによる成形不良を防止
し、かつ材料の無駄をなくすことができるので、品質の
改善及び材料効率の向上を達成することができる。
のスライドクランプ式の材料クランプ機構を採用するこ
とにより、加熱時の材料のたるみによる成形不良を防止
し、かつ材料の無駄をなくすことができるので、品質の
改善及び材料効率の向上を達成することができる。
【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図２】同実施例の工程を説明する側面から見た説明図
である。
である。
【図３】従来の真空成形機の概略図である。
【図４】第１の従来例の工程を説明する側面から見た説
明図である。
明図である。
【図５】第２の従来例の工程を説明する側面から見た説
明図である。
明図である。
21 枠体 23 移動枠 24 移動手段（エアシリンダ） 27 コイルスプリング 28 クランプ 29 固定クランプ 30 スライドクランプ 32 コイルスプリング
Claims (1)
- 【請求項１】 枠体を方形に形成し、対向する枠体の内
側に、移動手段により、対向する他の枠体に沿って進退
する移動枠を設け、該移動枠と前記枠体とを外側方向に
付勢されたコイルスプリングにより連結し、また、前記
移動枠にクランプを取り付け、更に、対向する他の前記
枠体に複数のクランプを、移動枠の移動方向に付勢され
たコイルスプリングにより移動可能に設けたことを特徴
とする真空成形機の材料クランプ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991046422U JPH0751306Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 真空成形機の材料クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991046422U JPH0751306Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 真空成形機の材料クランプ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0524338U JPH0524338U (ja) | 1993-03-30 |
| JPH0751306Y2 true JPH0751306Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=12746717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991046422U Expired - Lifetime JPH0751306Y2 (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | 真空成形機の材料クランプ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751306Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7842226B2 (en) * | 2007-09-07 | 2010-11-30 | Lrm Industries International, Inc. | Method of preparing a molded article |
| KR102060561B1 (ko) * | 2016-11-17 | 2020-02-11 | 정연일 | 침대 패널의 제조장치 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2759217A (en) * | 1954-11-15 | 1956-08-21 | Albin K Peterson | Stretching and forming apparatus |
| US3827683A (en) * | 1972-03-06 | 1974-08-06 | Greenlee Bros & Co | Clamping frame for plastic sheet material |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP1991046422U patent/JPH0751306Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2759217A (en) * | 1954-11-15 | 1956-08-21 | Albin K Peterson | Stretching and forming apparatus |
| US3827683A (en) * | 1972-03-06 | 1974-08-06 | Greenlee Bros & Co | Clamping frame for plastic sheet material |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0524338U (ja) | 1993-03-30 |
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