JP3241817B2 - 毛髪用洗浄剤組成物 - Google Patents
毛髪用洗浄剤組成物Info
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Description
成物、さらに詳しくは、毛髪を紫外線から保護する効果
を有し、毛髪の赤色化及びつやの劣化を防止しうる毛髪
用洗浄剤組成物に関するものである。
対する関心はますます高まる傾向にある。従来、紫外線
による影響を防止する目的で、シャンプー、リンス、そ
の他洗浄剤などの毛髪用化粧料には紫外線吸収剤が含有
されている。しかしながら、この場合、紫外線吸収剤を
用いる主な目的は、商品そのものの色調の変色や退色を
防いで、商品の外観をそこなうことを防止することにあ
る。毛髪を紫外線から保護する目的で、紫外線吸収剤を
シャンプー、リンス、その他洗浄剤などの毛髪用化粧料
に含有させても、その多くはすすぎ流されてしまい、ほ
とんど効果が発揮されないという問題がある。例えば水
溶性日焼け止め剤を含有するシャンプーが提案されてい
るが(特開昭59−161496号公報)、このシャン
プーでは、すすぎによって、日焼け止め剤が容易に流さ
れてしまい、その効果が十分に発揮されない。
十分な量で残留して紫外線から毛髪を十分に保護する商
品はまだ開発されていないのが実状である。
事情のもとで、毛髪を紫外線から保護する効果を有し、
毛髪の赤色化及びつやの劣化を防止しうる毛髪用洗浄剤
組成物を提供することを目的としてなされたものであ
る。
しい性質を有する毛髪用洗浄剤組成物を開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、疎水性紫外線吸収剤とカチオン化セ
ルロースとを含有する洗浄剤組成物が、すすぎ流すタイ
プでありながら、毛髪を紫外線から保護し、毛髪の赤色
化及びつやの劣化を防止しうること、そして、該組成物
にさらに両性界面活性剤やシリコーン油やポリペプタイ
ドを含有させたものは、毛髪を紫外線から保護する効果
がより優れることを見出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
吸収剤、(B)カチオン化セルロース及び(C)両性界
面活性剤、シリコーン油及びポリペプタイドの中から選
ばれた少なくとも1種を含有することを特徴とする毛髪
用洗浄剤組成物を提供するものである。
用いられる疎水性紫外線吸収剤としては、例えば4‐メ
トキシケイ皮酸メチル、4‐メトキシケイ皮酸エチル、
4‐メトキシケイ皮酸イソプロピル、4‐メトキシケイ
皮酸2‐エチルヘキシル、4‐メトキシケイ皮酸エトキ
シエチルなどのメトキシケイ皮酸エステル類などが好ま
しく挙げられる。
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、その配
合量は組成物全量に対して、通常0.01〜4重量%、
好ましくは0.1〜3重量%の範囲で選ばれる。この配
合量が0.01重量%未満では効果が十分に発揮されな
いし、4重量%を超えるとその量の割には効果の向上が
認められず、むしろ、経済的に不利となる。
用いられるカチオン化セルロースとしては、第四級窒素
を含有する高分子化合物及び第四級以外の窒素であるが
カチオン性を示す窒素含有基をもつ高分子化合物であっ
て、2,000〜3,000,000の分子量をもつも
のが好ましく挙げられる。このような化合物としては、
例えば四級化ヒドロキシエチルセルロース(U.C.
C.社製、ポリマーJR400)などを挙げることがで
きる。カチオン化セルロースは単独で用いてもよいし、
また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
一般式
R1、R2及びR3はそれぞれ同一又は異なる水素原子又
は一般式
素原子又はメチル基、R7はメチル基、エチル基又はプ
ロピル基、p、q及びsはそれぞれ0又は1〜10の整
数、rは1〜3の整数であって、グルコース単位当りの
p+q+sの平均値が1〜3、rの平均値が0.1〜
0.8となるような数であり、X-はハロゲンイオンで
ある)で表わされる置換基を示すが、その少なくとも1
つは該置換基である。さらにtは通常100〜20,0
00の数である。
カチオン化セルロースの配合量は、組成物の全量に対し
て、通常0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5
重量%の範囲で選ばれる。この配合量が0.01重量%
未満では効果が十分に発揮されないし、10重量%を超
えるとその量の割には効果の向上が認められない。
ら保護する効果をさらに優れたものにするために、
(C)成分として両性界面活性剤、シリコーン油及びポ
リペプタイドの中から選ばれた少なくとも1種を配合す
る。
型両性界面活性剤、アミドアミン型両性界面活性剤、ア
ルキルベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両
性界面活性剤、アミノカルボン酸塩型両性界面活性剤、
アミドベタイン型両性界面活性剤などを挙げることがで
きる。
く用いられる。ここで、一般式(III)中の置換基R
は炭素数9〜17、好ましくは11〜13のアルキル基
又はアルケニル基であり、例えばヤシ油脂肪酸残基、パ
ーム油脂肪酸残基、ラウリン酸残基などが挙げられる。
なお、置換基Rは分枝鎖状でも直鎖状でもよいが、直鎖
状であるのがより好適である。また、xは2〜4の整
数、好ましくは3であり、y及びzはそれぞれ0又は1
〜3の整数、好ましくは両方共が0である。
型両性界面活性剤としては、一般式
ケニル基である)で表わされるもの、具体的にはヤシ油
脂肪酸アミドプロピルベタインが好適に用いられる。
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また、そ
の配合量は組成物全量に対して、通常0.1〜30重量
%、好ましくは1〜15重量%の範囲で選ばれる。
リコーン油やそのエマルションが用いられる。該水不溶
性シリコーン油については水に対して不溶性のものであ
ればよく特に制限はないが、例えばジメチルポリシロキ
サン(高重合ジメチルポリシロキサン、シリコーンゴム
を含む)、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテ
ル変性シリコーン油、ポリアミノ変性シリコーン油など
が挙げられる。また、水不溶性シリコーン油のエマルシ
ョンは、これらの水不溶性シリコーン油を適当な方法で
界面活性剤により乳化し、エマルション化したものであ
る。これらの水不溶性シリコーン油やそのエマルション
は1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよい。また、前記水不溶性シリコーン油やそのエマル
ションの中で特に一般式 (CH3)3SiO[(CH3)2SiO]nSi(CH3)3 (V) (式中のnは0又は1以上の整数である) で表わされる温度25℃における粘度が5〜1,00
0,000センチストークス程度のジメチルポリシロキ
サンあるいはそのエマルションが好適である。
し、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また、その
配合量は、組成物全量に対して、通常0.01〜10重
量%、好ましくは0.01〜5重量%の範囲で選ばれ
る。
ーゲンタンパクを加水分解して得られるコラーゲンポリ
ペプタイド及びその誘導体であればよく、特に制限はな
い。このようなものとしては、例えば単体ポリペプタイ
ドであるプロモイスWタイプ、ポリペプタイドの各種脂
肪酸縮合物とその塩であるプロモイスEタイプ、ポリペ
プタイドのエステルであるプロモイスAタイプ[いずれ
も成和化成(株)製、商品名]などが挙げられる。これ
らの中で、特に単体ポリペプタイドであるプロモイスW
タイプが好適である。このプロモイスWタイプには、酸
性アミノ酸を除去したカチオニックポリペプタイドのW
‐32R、W‐42Rや、四級化された第四級化ポリペ
プタイドのW‐42Q、W‐42QP、W‐52、W‐
52Pなどがある。
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、その配合
量は組成物全量に対して、通常0.01〜5重量%、好
ましくは0.01〜3重量%の範囲で選ばれる。さら
に、本発明組成物においては、前記両性界面活性剤、シ
リコーン油及びポリペプタイドは、それぞれ適宜組み合
わせて用いてもよい。
応じて通常使用される補助添加剤を添加することができ
る。このような添加剤としては、例えば塩化ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム、可溶化剤、BHTやα‐トコフェ
ロールなどの酸化防止剤、タンパク誘導体、アミノ酸、
油分、動植物抽出エキス、防腐剤、殺菌剤、真珠光沢
剤、乳濁剤、トニック剤、pH調整剤、色素、香料など
を挙げることができる。
流すタイプでありながら、毛髪を紫外線から保護して、
毛髪の赤色化及びつやの劣化を効果的に防止する作用を
有している。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
価した。 (1)毛髪の赤色化防止効果 下記の方法で調整した毛髪を、日光曝露により紫外線を
400ラングレイ照射後、毛髪を官能評価した。
(チオグリコール酸水溶液)に14分間浸せきしたの
ち、流水ですすぎ、軽く水をとり、B液(臭素酸カリウ
ム水溶液)に5分間浸せきしたのち、流水ですすぎ、次
いで室内で一昼夜放置し、乾燥させた。
リオキシエチレン(3EO)ラウリル硫酸ナトリウム液
(20重量%)1gを塗布し、1分間もみ洗いしたの
ち、40℃の流水ですすいだ。この操作を2回繰り返し
た(標準品)。
g、30cm)に、試料1gを塗布し、1分間もみ洗い
したのち、500ml、40℃の温水で毛束を上下振と
うさせてすすいだ(30秒×5回)。その後、毛髪を軽
く水を絞り、室内で一昼夜放置して乾燥させた。
O)ラウリル硫酸ナトリウム液で処理した毛束を日光曝
露(400ラングレイ)したものを標準品として、次の
段階の官能評価に従って行った。 ◎:標準品で処理した毛束より黒い ○:標準品で処理した毛束よりやや黒い ×:標準品で処理した毛束と同等か又は赤い
価を行った。 ◎:標準品で処理した毛束よりつやがある ○:標準品で処理した毛束よりややつやがある ×:標準品で処理した毛束と同等か又はつやがない
価した。結果を表1に示す。
価した。結果を表2に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)疎水性紫外線吸収剤、(B)カチ
オン化セルロース及び(C)両性界面活性剤、シリコー
ン油及びポリペプタイドの中から選ばれた少なくとも1
種を含有することを特徴とする毛髪用洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25199592A JP3241817B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 毛髪用洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25199592A JP3241817B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 毛髪用洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672830A JPH0672830A (ja) | 1994-03-15 |
JP3241817B2 true JP3241817B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=17231087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25199592A Expired - Lifetime JP3241817B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 毛髪用洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3241817B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3395488B2 (ja) * | 1995-11-15 | 2003-04-14 | 味の素株式会社 | 毛髪化粧料 |
FR2780879B1 (fr) | 1998-07-09 | 2002-09-20 | Oreal | Composition cosmetique photoprotectrice contenant un tensio-actif anionique, un compose filtrant le rayonnement ultraviolet et un compose cationique ou zwitterionique amphiphile et son utilisation |
JP5586939B2 (ja) | 2009-12-21 | 2014-09-10 | 富士フイルム株式会社 | 染毛剤 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP25199592A patent/JP3241817B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672830A (ja) | 1994-03-15 |
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