JP3241626B2 - タイヤユニフォミティ測定装置 - Google Patents

タイヤユニフォミティ測定装置

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JP3241626B2
JP3241626B2 JP02323297A JP2323297A JP3241626B2 JP 3241626 B2 JP3241626 B2 JP 3241626B2 JP 02323297 A JP02323297 A JP 02323297A JP 2323297 A JP2323297 A JP 2323297A JP 3241626 B2 JP3241626 B2 JP 3241626B2
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tire
value
uniformity
measuring
internal pressure
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隆生 大屋
昌夫 高見
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイヤユニフォミテ
ィ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤユニフォミティを測定す
る際、タイヤ内圧の変動がタイヤユニフォミティ値に大
きな影響を与えるため、タイヤ内圧を所定範囲に維持す
る必要があった。しかして、内圧変動の発生要因として
は、例えば、テスト圧力設定用の減圧弁のノズル部の塞
がりによるもの、また、デフレート配管のサイレンサー
が目詰りを起こし、高圧エアーを抜く際に時間をかけて
ゆっくりと圧力が低下することによるもの、等があり、
従来では、測定圧力が安定する前に(測定圧力に向かっ
ての変動中)に測定開始となり、(RFV(荷重負荷方
向成分)値データをサンプリングする為)測定誤差を生
じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来では、予めFV値
(Force Variation)の分かっているタイヤ(マスタータ
イヤ)を測定した時の結果で、それが許容範囲を越えた
際に、この点検者が圧力計を確認して、圧力変動を発見
する方法をとっていた。即ち、規格圧力範囲を±0.2kg/
cm2 以内とした場合において、規格値が2.0kg/cm2 であ
れば、 1.8〜2.2kg/cm2 の範囲を越えた時に圧力異常と
してこの測定装置を停止していた。そのため、 1.8〜2.
2kg/cm2 以内であれば、その範囲内(0.4kg/cm2)で圧力
が変化しても、(異常であるにもかかわらず)異常では
無いこととしていた。
【0004】また、タイヤ内圧が徐々に低下或いは徐々
に上昇すると測定荷重が変化する。即ち、一旦測定点を
検出すると、タイヤに荷重をかけるロードホイールがそ
の位置から移動しない様にブレーキを掛ける。従って、
その後、タイヤ内圧が変化すれば、当然、荷重(FV成
分)が変化する。なお、タイヤ内圧が徐々に低下しても
徐々に上昇してもどちらも変化に対する測定値誤差は同
じである。(FVの波形と内圧変動の仕方で大小がで
る。) 具体的には、RFV(Radial Force Variation)を測定
した際に、図3の(ロ)に示すように、内圧が低下した
場合、図3の(イ)の正常時の値に比べて大きくなり、
かつ、図3の(ハ)に示すように、内圧が上昇した場
合、図3の(イ)の正常時の値に比べて小さくなる場合
や、図4の(ロ)に示すように、内圧が低下した場合、
図4の(イ)の正常時の値に比べて小さくなり、かつ、
図4の(ハ)に示すように、内圧が上昇した場合、図4
の(イ)の正常時の値に比べて大きくなる場合があっ
た。具体的には、RFVは、図3において、図3の
(イ)の正常時をAとし、図3の(ロ)の内圧低下時を
Bとし、図3の(ハ)の内圧上昇時をCとしたときに、
B>A>Cとなり、図4において、図4の(イ)の正常
時をAとし、図4の(ロ)の内圧低下時をBとし、図4
の(ハ)の内圧上昇時をCとしたときに、B<A<Cと
なる。
【0005】従って、圧力変動中にFVを測定すると、
正規のFV値と比較して異なった値で検出されることに
なる為、良品を不良品としたり、逆に不良品を良品とし
たりする場合があった。また、タイヤにマークされるハ
イポイントマークの位置がずれる虞があり、ずれた場
合、リムとの位相合わせに問題が生じていた。
【0006】そこで、本発明では、タイヤ内圧の変動の
異常を確実に検出することができ、正確なユニフォミテ
ィの測定を行うことができるタイヤユニフォミティ測定
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るタイヤユニフォミティ測定装置は、
タイヤに空気を導入して該タイヤのユニフォミティ値を
測定するタイヤユニフォミティ測定装置であって、ユニ
フォミティ値測定中にタイヤの内圧の変動を測定する測
定手段と、該測定手段にて測定された変動値と予め設定
された設定値とを比較して該変動値が該設定値以上の際
に異常と判断する判断手段と、を備えたものである。
【0008】また、他のタイヤユニフォミティ測定装置
は、タイヤに空気を導入して該タイヤのユニフォミティ
値を測定するタイヤユニフォミティ測定装置であって、
ユニフォミティ値測定中にタイヤの内圧の変動を測定す
る測定手段と、該測定手段にて測定された変動値と予め
設定された設定値とを比較して該変動値が該設定値以上
の際に異常と判断する判断手段と、該判断手段の異常時
に装置停止を行う停止手段と、を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0010】図1は本発明に係るタイヤユニフォミティ
測定装置を示し、このタイヤユニフォミティ測定装置
は、ユニフォミティ(タイヤの剛性の不均一さ、真円度
からのずれに起因したタイヤ回転に伴う接地反力の変
動)を測定するものであって、タイヤ1を保持する一対
のリム2,3と、空気が導入されたタイヤ1に荷重を負
荷するロードホイール4と、を備える。また、リム2,
3は、軸5を中心として回転可能である。
【0011】一方のリム2には配管6が連結され、この
配管6を介してリム2,3に保持されたタイヤ1内にエ
アが導入される。なお、配管6には圧力計7が付設され
ている。
【0012】しかして、このタイヤユニフォミティ測定
装置には、空気が導入されたタイヤ1の内圧の変動を測
定する測定手段10と、該測定手段10にて測定された変動
値と予め設定された設定値とを比較して該変動値が該設
定値以上の際に異常と判断する判断手段11と、該判断手
段11の異常判断時に装置停止を行う停止手段12と、を備
える。なお、配管6と測定手段10とは、該配管6の分岐
部8から分岐される分岐管9を介して連通連結されてい
る。
【0013】ところで、測定手段10は、例えば、歪みゲ
ージを使用した電気式圧力センサ等の圧力検出センサか
らなり、この圧力検出センサからの測定値が判断手段11
に入力される。また、判断手段11は、例えば、パーソナ
ルコンピュータ等から構成され、該判断手段11では、予
め設定された設定値が入力されており、この設定値と測
定値とが比較され、測定値が設定値を越えていれば、異
常信号を停止手段12に入力する。停止手段12は、この測
定装置の駆動を停止させる機構と、異常を表示する表示
器とを備える。
【0014】次に、圧力変動によるFV値の影響を測定
する方法を説明する。まず、タイヤ1を図1に示すよう
に、一対のリム2,3に装着し、このタイヤ1にエアを
導入する。そして、荷重設定値に達するまで、ロードホ
イール4をタイヤ1側に前進させ、荷重設定値に達すれ
ば、ロードホイール4の前進を停止させる。この時、内
圧圧力設定を所定圧(例えば、2kg/cm2)とする。ま
た、タイヤ1は回転させない。
【0015】次に、図示省略の内圧圧力設定用の低圧減
圧弁で内圧を、例えば、1.7kg/cm2に変更し、このとき
のロードホイール4の図示省略のロードセルの出力電圧
値を図示省略のD.V.M(ディジタルボルトメータ)
等で読み取る。その後、低圧減圧弁で内圧を徐々に、例
えば、0.1kg/cm2 づつ高くする。そして、各内圧時にお
ける出力電圧値を読み取り、例えば、2.3kg/cm2 までの
データを採取する。
【0016】また、FV(RFV)値は、例えば、3回
転の測定により行ない、1回転を128 に分割し、その各
点の3回の平均で変動値を計算して、演算する。そし
て、測定中においては、図2のフローチャートに示すよ
うに、まず、FV測定開始か否かが判断され、開始され
ていれば、内圧圧力の変動値の測定が行われる。開始さ
れていなければ、開始されるのを待つ。その後、所定時
間(例えば、1秒)(この場合、1秒間でタイヤを1回
転させているので、この1秒間は、タイヤが1回転する
間にどれだけの内圧変動があるかを知るためである。)
経過したか否かが判断され、経過していなければ、内圧
圧力の変動値の測定を続け、経過していれば、測定され
た変動値が正常か否かが判断される。正常でなければ、
つまり、異常であれば、設備(装置)を停止(及び異常
警報を表示)する。そして、正常であれば、この測定が
終了か否かが判断され、終了であれば、終了する。終了
でなければ、終了されるまで待機する。また、装置停止
後、リセットか否かが判断され、リセットであれば、警
報信号を解除し、終了する。リセットでなければ、リセ
ットされるまで待機する。なお、内圧圧力の変動値は、
例えば、0.01kg/cm2以上で異常とし、0.01kg/cm2未満で
正常とする。
【0017】従って、この装置によれば、ユニフォミテ
ィ値測定開始後タイヤ内圧の変動値を測定し、つまり、
ユニフォミティ値に影響のある変動を常時監視し、その
変動値が所定値となれば、異常とする(装置を停止した
り、異常警報を発したりする)ものであるので、得られ
るユニフォミティ値には誤測定がない。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成しているので、
次に記載する効果を奏する。 請求項1記載のタイヤユニフォミティ測定装置によ
れば、ユニフォミティ値測定中に内圧の無人連続監視が
可能であり、しかも、安定して高精度にユニフォミティ
値を測定することができ、再度の測定が不要となる。 請求項2記載のタイヤユニフォミティ測定装置によ
れば、誤測定が発生しやすい状態においては装置停止が
なされ、無駄な測定をすることなく、高精度のユニフォ
ミティ値の測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイヤユニフォミティ測定装置の
簡略図である。
【図2】フローチャート図である。
【図3】RFV値のグラフ図である。
【図4】RFV値のグラフ図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 10 測定手段 11 判断手段 12 停止手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−141533(JP,A) 特開 平6−102149(JP,A) 特開 平2−248809(JP,A) 特開 平6−201531(JP,A) 特開 平5−256737(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 19/00 G01M 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ1に空気を導入して該タイヤ1の
    ユニフォミティ値を測定するタイヤユニフォミティ測定
    装置であって、ユニフォミティ値測定中にタイヤ1の内
    圧の変動を測定する測定手段10と、該測定手段10にて測
    定された変動値と予め設定された設定値とを比較して該
    変動値が該設定値以上の際に異常と判断する判断手段11
    と、を備えたことを特徴とするタイヤユニフォミティ測
    定装置。
  2. 【請求項2】 タイヤ1に空気を導入して該タイヤ1の
    ユニフォミティ値を測定するタイヤユニフォミティ測定
    装置であって、ユニフォミティ値測定中にタイヤ1の内
    圧の変動を測定する測定手段10と、該測定手段10にて測
    定された変動値と予め設定された設定値とを比較して該
    変動値が該設定値以上の際に異常と判断する判断手段11
    と、該判断手段11の異常判断時に装置停止を行う停止手
    段12と、を備えたことを特徴とするタイヤユニフォミテ
    ィ測定装置。
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