JP3241469U - ケーブルグリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線への取り付け作業性に優れるとともに、再利用可能なケーブルグリップを提供すること。【解決手段】 ケーブルグリップ1は、ワイヤ21で筒状に編まれ電線5の端末部が収容されるワイヤネット2と、ワイヤネット2の一端に一体的に設けられた固定部3と、ワイヤネット2の他端に設けられて弾性変形可能な収縮部4と、を備えている。収縮部4は、ワイヤネット2への電線5の収容後に電線5に密着し弾性接触することになる。【選択図】図1

Description

本考案は、ケーブルグリップに関する。
従来から、ケーブル吊り下げ治具として、複数の電線の端末部が収容されるワイヤネットと、このワイヤネットの一端に一体的に設けられた固定部と、ワイヤネットの他端に設けられて複数の電線を束ねて固定する結束部と、を備えたケーブルグリップが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
従来のケーブルグリップでは、ワイヤネットの他端側から電線が挿入されて固定部によって結束された後、電線とワイヤネットの他端部とを跨ぐようにビニルテープを巻き付けられる。その後、固定部を一端側に引っ張ることでワイヤネット全体が絞られて、電線とワイヤネットとの抵抗力が上がり、電線を把持することができる。つまり、ケーブルグリップ(具体的には、ワイヤネット)のめくれ上がりが抑止されている。
特開2004-135420号公報 特開2018-74645号公報 特開平10-285776号公報
ところで、従来のケーブルグリップにおいて、固定部としてステンレスバンドが用いられる場合がある。この場合、電線へのケーブルグリップの取り付けにあわせて、ステンレスバンドを準備する必要がある。また、それに伴って、専用の工具を用いて作業しなければならず、電線へのケーブルグリップの取り付け作業が煩雑化する傾向にあった。
更に、電線の敷設完了後に電線からケーブルグリップを取り外す際に、ステンレスバンドを取り外さなければならないが、ステンレスバンドの取り外し方法として、ステンレスバンド自体を切断することがある。このため、従来のケーブルグリップでは、損傷等が無い場合においてはワイヤネットの再利用は可能だが、ステンレスバンドの再利用は困難であった。
本考案は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、電線への取り付け作業性に優れるとともに、再利用可能なケーブルグリップを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本考案に係るケーブルグリップは、下記を特徴としている。
ワイヤで筒状に編まれ電線の端末部が収容されるワイヤネットと、前記ワイヤネットの一端に一体的に設けられた固定部と、前記ワイヤネットの他端に設けられて弾性変形可能な収縮部と、を備えたケーブルグリップであって、
前記収縮部は、
前記ワイヤネットへの前記電線の収容後に前記電線に密着し弾性接触することになる、
ケーブルグリップであること。
本考案によれば、収縮部は、弾性変形可能であってワイヤネットへの電線の収容後に電線に密着し弾性接触するように構成される。これにより、ワイヤネットへの電線の収容時には、収縮部を単に径方向外側に広げるように操作し、上記収容後に収縮部への上記操作を解除することで、収縮部は復元力によって電線に密着し弾性接触することになる。これにより、収縮部によってケーブルグリップが電線に密着するため、ワイヤネットの他端のめくり上がりを抑止できるとともに、ケーブルグリップによる電線の把持力が向上される。このように、本考案は、電線へのケーブルグリップの取り付け作業性に優れる。
また、本考案によれば、電線からケーブルグリップを取り外す際に、従来のようにステンレスバンドを切断する必要がなくなり(換言すると、収縮部を単に径方向外側に広げればよく)、ケーブルグリップの再利用を図ることができる。
このように、本考案は、電線への取り付け作業性に優れるとともに再利用可能である。
以上、本考案について簡潔に説明した。更に、以下に説明される考案を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本考案の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本考案の一実施形態に係るケーブルグリップの概略構成を示す図である。 図2は、電線へのケーブルグリップの取付工程を示す第1図である。 図3は、電線へのケーブルグリップの取付工程を示す第2図である。 図4は、電線に取り付けられたケーブルグリップを示す図である。 図5は、ワイヤネットへの収縮部の取付構造の模式的な側面図である。 図6は、図5の模式的な断面図である。 図7は、図5の第1変形例を示す図である。 図8は、第1変形例における図6に相当する図である。 図9は、図5の第2変形例を示す図である。 図10は、第2変形例における図6に相当する図である。 図11は、図5の第3変形例を示す図である。 図12は、第3変形例における図6に相当する図である。 図13は、図5の第4変形例を示す図である。 図14は、第4変形例における図6に相当する図である。 図15は、図5の第5変形例における図6に相当する図である。 図16は、図5の第6変形例を示す図である。 図17は、第6変形例における図6に相当する図である。 図18は、図17に示す仮係止部及び係止部の第1変形例を示す図である。 図19は、図17に示す仮係止部及び係止部の第2変形例を示す図である。
<実施形態>
以下、本考案の一実施形態に係るケーブルグリップ1について説明する。
<ケーブルグリップの構成>
以下、ケーブルグリップ1の構成について説明する。
図1~図4に示すように、ケーブルグリップ1は、ワイヤネット2と、固定部3と、収縮部4と、を備えている。以下、ケーブルグリップ1を構成するワイヤネット2、固定部3、及び収縮部4について順に説明する。
ワイヤネット2は、図1~図4に示すように、ワイヤ21で筒状に編まれて可撓性を有しており、電線5の端末部が収容される。ワイヤネット2は、これが展開された状態をワイヤネット2の厚さ方向で見ると所定形状に形成されている。
なお、電線5は、複数の電線が束ねられて構成されたものであってもよいし、複数の電線が撚り合わされて構成されたものであってもよい。また、電線5は、単一の電線であってもよく、これらに限定されるものではない。
固定部3は、図1~図4に示すように、ワイヤネット2の一端(紙面上側)に一体的に設けられており、吊り下げ部としての機能を有するシンブル部31と、ワイヤネット2の一端を結束する結束部32と、を有している。シンブル部31は、例えば、電線5の敷設時に敷設対象の建物の天井等に設けられたフック等に引っ掛けられる。結束部32は、ワイヤネット2に電線5が収容されて筒状になるワイヤネット2の一端を塞いでいる。なお、筒状になったワイヤネット2の他端は開口するため、ワイヤネット2は有底円筒状になる。
収縮部4は、図1~図4に示すように、ワイヤネット2の他端(紙面下側)に設けられており、例えばゴムやバネ等の弾性部材から形成される。収縮部4は、弾性変形可能であって、ワイヤネット2への電線5の収容後に電線5に密着し弾性接触する(図3~図4参照)。
収縮部4が設けられる箇所は、従来のケーブルグリップにおいて、ステンレスバンドが取り付けられる箇所に対応している。なお、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造についての詳細は後述する。
<電線へのケーブルグリップの取付工程>
以下、電線5へのケーブルグリップ1の取り付け工程について説明する。
電線5にケーブルグリップ1を取り付けるべく、まず、収縮部4を径方向外側に広げ(弾性変形させ)、ワイヤネット2の他端開口から電線5をワイヤネット2に挿入する(図2参照)。電線5をワイヤネット2の一端まで挿入した後、収縮部4の操作を解除すると、収縮部4は、復元力によって電線5に密着し弾性接触する(図3参照)。これにより、電線5がワイヤネット2に収容される。
その後、ワイヤネット2の他端部と電線5の露出箇所(即ち、ワイヤネット2に収容されていない箇所)を跨ぐようにビニルテープ6を周方向に沿って巻き付ける。これにより、電線5にワイヤネット2が取り付けられる(図4参照)。なお、上述した取付工程は一例であり、これに限定されるものではない。例えば、ビニルテープ6を巻く前に、ワイヤネット2全体を絞らせるべく固定部3を一端側に引っ張る等が行われてもよい。
<ワイヤネットへの収縮部の取付構造>
以下、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造について説明する。
図6に示すように、本実施形態の収縮部4は環状に形成されており、収縮部4の内周面には、複数のワイヤ21がそれぞれ嵌め込まれる複数の溝部41が設けられている。複数の溝部41は、それぞれ、周方向に離間して配置されて、ワイヤ21に対応するよう形成されている。収縮部4は、この複数の溝部41に複数のワイヤ21がそれぞれ嵌め込まれることで、ワイヤネット2に取り付けられている(図5も参照)。
[第1変形例]
以下、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造の第1変形例について図7~図8を参照して説明する。
第1変形例と上記実施形態との相違点は、ワイヤネット2への収縮部4の取り付け方のほかに、収縮部4の構造である。具体的には、第1変形例の収縮部4は、溝部41が設けられていない。
そして、収縮部4は、図8に示すように、収縮部4が複数のワイヤ21に編み込まれることで、取り付けられている。具体的には、収縮部4は、周方向に隣接するワイヤ21が収縮部4の内周側及び外周側に交互に配置されるように編み込まれることで、ワイヤネット2に取り付けられている。なお、本例では、全てのワイヤ21に対し収縮部4が編み込まれているが、一部のワイヤ21のみに編み込まれるものであってもよい。
[第2変形例]
以下、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造の第2変形例について図9~図10を参照して説明する。
第2変形例と上記実施形態との相違点は、ワイヤネット2への収縮部4の取り付け方のほかに、収縮部4の構造である。具体的には、第2変形例の収縮部4は、溝部41が設けられていない、且つ、径方向に貫通する複数(本例では、2つ)の孔部42が設けられている。なお、孔部42の縁部分には、例えば金属やプラスチック等のリングが設けられている。
そして、収縮部4は、複数の孔部42にそれぞれワイヤ21が挿通されることで、ワイヤネット2に取り付けられている。
[第3変形例]
以下、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造の第3変形例について図11~図12を参照して説明する。
第3変形例と上記実施形態との相違点は、ワイヤネット2への収縮部4の取り付け方のほかに、収縮部4の構造である。具体的には、第3変形例の収縮部4は、溝部41が設けられていない、且つ、帯板状に形成され、ワイヤ21に固定される固定部43が長手方向の一端(本例では、一端側の内周面)に設けられ、ワイヤ21に係止されるフック部44が長手方向の他端に設けられている。なお、固定部43は、ワイヤ21に対応して円筒状に形成されている。
そして、収縮部4は、固定部43によって一端がワイヤ21に固定された後、ワイヤネット2の周方向全域に亘って(即ち、環状に)巻き付けられて、フック部44によって他端がワイヤ21に固定されることで、ワイヤネット2に取り付けられている。
[第4変形例]
以下、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造の第4変形例について図13~図14を参照して説明する。
第4変形例と上記実施形態との相違点は、ワイヤネット2への収縮部4の取り付け方のほかに、収縮部4の構造である。具体的には、第4変形例の収縮部4は、溝部41が設けられていない、且つ、内周面に複数(本例では、2つ)の固定部43が設けられている。
そして、収縮部4は、複数の固定部43がそれぞれワイヤ21に固定されることで、ワイヤネット2に取り付けられている。
[第5変形例]
以下、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造の第5変形例について図14~図15を参照して説明する。
第5変形例は概ね第4変形例と同様に構成されている。このため、第5変形例については、第4変形例との相違点についてのみ説明する。第5変形例と第4変形例との相違点は、固定部についてであり、固定部43が円筒状に形成されているのに対して、固定部43aは断面視(軸方向視)略C字状の筒状に形成されている。これにより、固定部43aに固定されたワイヤ21を、当該固定部43aの開口部分から取り外すことができ、固定部43aはワイヤ21への固定状態を解除可能になる。
つまり、収縮部4は、固定部43aによってワイヤネット2に着脱可能に取り付けられている。
[第6変形例]
以下、ワイヤネット2への収縮部4の取付構造の第6変形例について図16~図17を参照して説明する。
第6変形例と上記実施形態との相違点は、ワイヤネット2への収縮部4の取り付け方のほかに、収縮部4の構造である。具体的には、第6変形例の収縮部4は、溝部41が設けられていない、且つ、帯板状に形成され、固定部43及び凹形状の被係止部45が長手方向の一端に設けられ、被係止部45に係止される凸形状の係止部46が長手方向の他端に設けられている。より具体的には、長手方向の一端において、内周面に固定部43が設けられ、外周面に被係止部45が設けられており、長手方向の他端において、内周面に係止部46が設けられている。なお、固定部43及び被係止部45は一体に形成されていてもよいし、別体に形成されていてもよい。
そして、収縮部4は、固定部43によって一端がワイヤ21に固定された後、ワイヤネット2の周方向全域に亘って(即ち、環状に)巻き付けられて、被係止部45に係止部46を係止させることで、ワイヤネット2に取り付けられている。
なお、図18に示すように、係止部46が、係止突起が設けられた片持ち梁状の一対の可撓片を有する凸形状に形成されて、被係止部45が、係止突起が挿入されて係止される係止孔を有する凹形状に形成されてもよい。換言すると、被係止部45及び係止部46は、いわゆるバックル式に形成されてもよい。
また、図19に示すように、被係止部45及び係止部46が互いに挟み込むように係止可能なクリップ状に形成されてもよい。
被係止部45及び係止部46の形状は、これらに限定されるものではない。
<作用・効果>
本実施形態によれば、収縮部4によってケーブルグリップ1が電線5に密着するため、ワイヤネット2の他端のめくり上がりを抑止できるとともに、ケーブルグリップ1による電線5の把持力が向上される。また、ビニルテープ6によって、上記効果が向上される。
更に、本実施形態によれば、ワイヤネット2への電線5の収容時には、収縮部4を単に径方向外側に広げるように操作し、上記収容後に収縮部4への上記操作を解除することで、収縮部4は復元力によって電線5に密着し弾性接触することになる。このように、本実施形態は、電線5へのケーブルグリップ1の取り付け作業性に優れる。
また、本実施形態によれば、電線5からケーブルグリップ1を取り外す際に、従来のようにステンレスバンドを切断する必要がなくなり(換言すると、収縮部4を単に径方向外側に広げればよく)、ケーブルグリップ1の再利用を図ることができる。
つまり、本実施形態によれば、電線5へのケーブルグリップ1の取り付け作業性に優れるとともに、ケーブルグリップ1の再利用を図ることができる。
更に、本実施形態によれば、簡素な構造で、収縮部4をワイヤネット2に設ける(取り付ける)ことができる。
更に、本実施形態によれば、従来のように、結束部として別部材であるステンレスバンドを準備が不要となり、部品点数を削減できる。加えて、ステンレスバンドを切断する専用工具等の準備が不要となり、作業性の向上を図ることができる。
なお、上記「ワイヤネット2への収縮部4の取付構造」の第1変形例~第6変形例についても上記同様の効果を奏し得る。
<他の形態>
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本考案を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本考案に係るケーブルグリップの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[10]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
ワイヤ(21)で筒状に編まれ電線(5)の端末部が収容されるワイヤネット(2)と、前記ワイヤネット(2)の一端に一体的に設けられた固定部(3)と、前記ワイヤネット(2)の他端に設けられて弾性変形可能な収縮部(4)と、を備えたケーブルグリップ(1)であって、
前記収縮部(4)は、
前記ワイヤネット(2)への前記電線(5)の収容後に前記電線(5)に密着し弾性接触することになる、
ケーブルグリップ(1)。
上記[1]の構成によれば、収縮部は、弾性変形可能であってワイヤネットへの電線の収容後に電線に密着し弾性接触するように構成される。これにより、ワイヤネットへの電線の収容時には、収縮部を単に径方向外側に広げるように操作し、上記収容後に収縮部への上記操作を解除することで、収縮部は復元力によって電線に密着し弾性接触することになる。これにより、収縮部によってケーブルグリップが電線に密着するため、ワイヤネットの他端のめくり上がりを抑止できるとともに、ケーブルグリップによる電線の把持力が向上される。このように、上記[1]の構成は、電線へのケーブルグリップの取り付け作業性に優れる。
また、上記[1]の構成によれば、電線からケーブルグリップを取り外す際に、従来のようにステンレスバンドを切断する必要がなくなり(換言すると、収縮部を単に径方向外側に広げればよく)、ケーブルグリップの再利用を図ることができる。
[2]
上記[1]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記収縮部(4)の内周面には、前記ワイヤ(21)が嵌め込まれる溝部(41)が設けられる、
ケーブルグリップ(1)。
上記[2]の構成によれば、簡素な構造で、収縮部をワイヤネットに設けることができる。また、収縮部の交換等を容易に行える。
[3]
上記[1]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記収縮部(4)は、前記ワイヤネット(2)に編み込まれる、
ケーブルグリップ(1)。
上記[3]の構成によれば、簡素な構造で、収縮部をワイヤネットに設けることができる。
[4]
上記[1]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記収縮部(4)には、前記ワイヤ(21)が挿通される孔部(42)が設けられる、
ケーブルグリップ(1)。
上記[4]の構成によれば、簡素な構造で、収縮部をワイヤネットに設けることができる。
[5]
上記[1]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記収縮部(4)は、
帯板状部材が前記ワイヤネット(2)に環状に巻き付けられており、前記ワイヤ(21)に固定される固定部(43)が長手方向の一端に設けられ、前記ワイヤ(21)に係止されるフック部(44)が前記長手方向の他端に設けられる、
ケーブルグリップ(1)。
上記[5]の構成によれば、簡素な構造で、収縮部をワイヤネットに設けることができる。また、収縮部の交換等を容易に行える。また、電線への収縮部の密着度(弾性量)を容易に調整できる。
[6]
上記[1]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記収縮部(4)の内周面には、前記ワイヤ(21)に固定される複数の固定部(43)が設けられる、
ケーブルグリップ。
上記[6]の構成によれば、簡素な構造で、収縮部をワイヤネットに設けることができる。
[7]
上記[6]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記複数の固定部(43a)は、前記ワイヤ(21)に着脱可能である、
ケーブルグリップ。
上記[7]の構成によれば、簡素な構造で、収縮部をワイヤネットに設けることができる。また、収縮部の交換等を容易に行える。
[8]
上記[1]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記収縮部(4)は、
帯板状部材が前記ワイヤネット(2)に環状に巻き付けられており、被係止部(45)及び前記ワイヤ(21)に固定される固定部(43)が長手方向の一端に設けられ、前記被係止部(45)に係止される係止部(46)が前記長手方向の他端に設けられる、
ケーブルグリップ(1)。
上記[8]の構成によれば、簡素な構造で、収縮部をワイヤネットに設けることができる。また、収縮部の交換等を容易に行える。
[9]
上記[8]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記被係止部(45)は、凹部及び凸部の一方であり、
前記係止部(46)は、凹部及び凸部の他方である、
ケーブルグリップ(1)。
上記[9]の構成によれば、簡素な構造で、被係止部及び係止部の係止構造を実現できる。
[10]
上記[8]に記載のケーブルグリップ(1)であって、
前記被係止部(45)及び前記係止部(46)は、クリップ状に形成される、
ケーブルグリップ(1)。
上記[10]の構成によれば、簡素な構造で、被係止部及び係止部の係止構造を実現できる。
1 ケーブルグリップ
2 ワイヤネット
3 固定部
4 収縮部
5 電線
6 ビニルテープ
21 ワイヤ
31 シンブル部
32 結束部
41 溝部
42 孔部
43 固定部
43a 固定部
44 フック部
45 被係止部
46 係止部

Claims (7)

  1. ワイヤで筒状に編まれ電線の端末部が収容されるワイヤネットと、前記ワイヤネットの一端に一体的に設けられた固定部と、前記ワイヤネットの他端に設けられて弾性変形可能な収縮部と、を備えたケーブルグリップであって、
    前記収縮部は、
    前記ワイヤネットへの前記電線の収容後に前記電線に密着し弾性接触することになる、
    ケーブルグリップ。
  2. 請求項1に記載のケーブルグリップであって、
    前記収縮部の内周面には、前記ワイヤが嵌め込まれる溝部が設けられる、
    ケーブルグリップ。
  3. 請求項1に記載のケーブルグリップであって、
    前記収縮部は、前記ワイヤネットに編み込まれる、
    ケーブルグリップ。
  4. 請求項1に記載のケーブルグリップであって、
    前記収縮部には、前記ワイヤが挿通される孔部が設けられる、
    ケーブルグリップ。
  5. 請求項1に記載のケーブルグリップであって、
    前記収縮部は、
    帯板状部材が前記ワイヤネットに環状に巻き付けられており、前記ワイヤに固定される固定部が長手方向の一端に設けられ、前記ワイヤに係止されるフック部が前記長手方向の他端に設けられる、
    ケーブルグリップ。
  6. 請求項1に記載のケーブルグリップであって、
    前記収縮部の内周面には、前記ワイヤに固定される複数の固定部が設けられる、
    ケーブルグリップ。
  7. 請求項1に記載のケーブルグリップであって、
    前記収縮部は、
    帯板状部材が前記ワイヤネットに環状に巻き付けられており、被係止部及び前記ワイヤに固定される固定部が長手方向の一端に設けられ、前記被係止部に係止される係止部が前記長手方向の他端に設けられる、
    ケーブルグリップ。
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