JP3240808B2 - マルチメディア・プロセス監視・制御装置 - Google Patents

マルチメディア・プロセス監視・制御装置

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JP3240808B2
JP3240808B2 JP03289794A JP3289794A JP3240808B2 JP 3240808 B2 JP3240808 B2 JP 3240808B2 JP 03289794 A JP03289794 A JP 03289794A JP 3289794 A JP3289794 A JP 3289794A JP 3240808 B2 JP3240808 B2 JP 3240808B2
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敏雄 前之園
史朗 中峠
正裕 藤原
祐司 片田
隆 柄沢
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    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/40Display of information, e.g. of data or controls
    • Y04S10/522

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種産業分野で使用さ
れているマルチメディア・プロセス監視・制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチメディアによるプロセス監
視装置として各種のものが提案されている。例えば、谷
正之他による論文「映像への直接操作を用いたプラン
ト運転監視用マン・マシンインターフェース」(電気学
会論文誌D,111巻12号,平成3年,1023〜1
030頁)に記載のものや、本出願人がすでに出願した
特開平5−334438号「カメラ映像内の物体位置の
マッピング方法及び物体同定方法」がある。また、マル
チメディア・プロセス監視・制御装置の一例としては、
図20に示すプラント監視システムがある。
【0003】これは図示されるように、カメラ1とマイ
ク2がプラント現場の状況を映像と音により監視するた
めに設置され、カメラ1により撮像された映像信号は画
像録画装置3へ送られ、マイク2により採取された音声
信号は音声録音装置4へ送られる。画像録画装置3は、
入力された映像信号をそのまま重畳器5へ送るととも
に、映像信号を録画し、必要に応じて再生する。音声録
音装置4は、入力された音声信号をそのままスピーカ1
2へ送り再生するとともに、音声信号を録音する。プロ
セスデータコントローラ6は、プラントに関するプロセ
スデータの入出力の制御を行う。
【0004】計算機8は、CPU9,補助記憶装置1
0,コンソール11,プロセスデータ入出力部20等か
らなり、プロセスデータコントローラ6により入出力さ
れるプロセスデータをプロセスデータ入出力部20を経
由して補助記憶装置10へ一時格納するとともに、プロ
セスデータを重畳器5へ送る。重畳器5は、映像信号と
プロセスデータを重畳して、マルチウィンドウディスプ
レイ7へ送り表示させる。その結果、操作員はコンソー
ル11を操作しながらディスプレイ7およびスピーカ1
2によりプロセスの監視を行うことができる。
【0005】図21は上記のディスプレイ7に、トレン
ドデータをグラフ13として表示した例であり、図22
はさらにカメラ1により撮像された画像14を加えて表
示したものである。操作員はこれらのディスプレイ7を
監視し、異常が発生した場合、ディスプレイ7に表示さ
れているプラント系統図やプロセスデータから異常箇所
を探して復旧等の処理を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の管理システムでは、次のような欠点があった。 (1)異常が発生した場合に異常箇所に対する復旧処理
を実行してしまうと、詳細な原因解析が困難となり、異
常についての原因解析がその場限りとなっていた。これ
は画像データ、音声データ、プロセスデータが、各々独
立して記録されていることにより、異常発生時前後のデ
ータを単独で個々に再生することは容易であるものの、
各データを互いに同期させて再現することが困難である
からである。 (2)マルチメディアによる構成であるため、画像・音
声データを蓄積する場合、大容量の記憶装置を必要と
し、またその処理も大規模になる。
【0007】(3)監視対象から採取された各種データ
は互いに関連があるにもかかわらず、異常の有無の判別
等に有効に活用されていない。 (4)オペレータは入力データの異常の有無を検出しよ
うとすると、常にディスプレイを監視しなければなら
ず、ディスプレイから目を離したときに異常が発生して
しまうと、異常への対応が遅れてしまうことがある。 (5)また、オペレータが完全にディスプレイ等の監視
装置から席を外している間に異常が発生した場合は、監
視区域にいる侵入者に対して異常発生について警告する
ことができない。
【0008】(6)オペレータがマイクにより音声を入
力する場合は、その都度、入力操作をしてからでないと
音声入力ができないという煩わしさがある。 (7)監視対象に多数のセンサを設置して、監視対象に
関する状態量を検知することがあるが、その場合、検知
された状態量は単に画面に数値表示されるだけで、監視
対象画面上に効果的に表示されることがない。 本発明は上記各問題点をそれぞれ解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、マルチメディアを
活用した各種機能を付加するとともに使い勝手にすぐれ
た高性能なマルチメディア・プロセス監視・制御装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、監視対象を撮像して得た画像データ
および監視対象に関して入出力されるプロセスデータを
ディスプレイに表示するとともに、監視対象から採取し
音声データをスピーカから再生するマルチメディア・
プロセス監視・制御装置において、前回入力されたプロ
セスデータと最新のプロセスデータとを比較し同一か否
かを判別してプロセスデータの状態変化を検出する手段
と、プロセスデータの状態変化が検出された場合には、
同時に取得された画像データ、プロセスデータおよび音
声データを一組とするフレーム単位で、また、プロセス
データの状態変化が検出されない場合には、同時に取得
された画像データおよび音声データを一組とするフレー
ム単位で、リアルタイムかつサイクリックに主記憶装置
へ格納する手段と、異常検出によりデータを退避する場
合、プロセスデータがあるフレームはそのまま主記憶装
置に格納された画像データ、プロセスデータおよび音声
データをフレーム単位で補助記憶装置へ格納して退避さ
せ、また、プロセスデータがないフレームには最後にプ
ロセスデータが格納された他のフレームからプロセスデ
ータを読み取って、画像データおよび音声データと共に
フレーム単位で補助記憶装置へ格納して退避させる手段
と、補助記憶装置に格納退避された各データをフレーム
単位で読み取り、各データをそれぞれ同期させてディス
プレイおよびスピーカにより再生する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0010】第2の発明は、第1の発明において、画像
データ、音声データおよびプロセスデータごとに、正常
状態から異常状態までの複数段階のリファレンスデータ
を記憶した記憶手段と、入力された各データとリファレ
ンスデータを比較演算し得られた類似度から入力データ
の異常度を算出する手段と、入力データの異常度を予め
設定されている閾値と比較して入力データが正常か異常
かを判別して異常の場合に異常検出信号を出力する手段
とを備えたことを特徴とする。
【0011】第3の発明は、第2の発明において、入力
データの異常度ごとに異常発生報知用の音声パターンを
予め記憶した記憶手段と、異常検出信号が出力されると
入力データの異常度に対応する異常発生報知用の音声パ
ターンを記憶手段から読み出してスピーカで再生する手
段とを備えたことを特徴とする。
【0012】第4の発明は、第の発明において、マイ
クを介して入力された入力データの異常度ごとの警告用
音声メッセージを記憶手段へ記憶しておく手段と、異常
検出信号が出力されると入力データの異常度に対応する
警告用音声メッセージを記憶手段から読み出して監視対
象側に設置されたスピーカで再生する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0013】第5の発明は、第1の発明から第4の発明
において、オペレータ用マイクから入力された音声デー
タを順次蓄える音声データ記憶手段と、最新の音声デー
タとそれ以前の音声データとの相関値を算出する演算手
段と、相関値が所定値以下の場合に、オペレータ用マイ
クから入力された音声データを内部の音声データ処理部
へ取り込む手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】第6の発明は、第1の発明から第5の発明
において、監視対象に設置された複数のセンサと、セン
サ位置とセンサ検知量からディスプレイに表示される監
視対象画面に対応する検知量の二次元分布グラフを作成
する手段と、二次元分布グラフをディスプレイの監視対
象画面に重畳表示する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0015】これら第1〜第6の発明は何れもマルチメ
ディアを活用するものであり、使い勝手の向上が計られ
ている。
【0016】
【作用】第1の発明においては、監視対象を撮像して得
られた画像、監視対象に関して入出力されるプロセスデ
ータおよび監視対象から採取された音声がリアルタイム
かつサイクリックに主記憶装置へ格納される。監視対象
に異常が検出された場合、その前後の一定期間に主記憶
装置に格納された各データがいったん補助記憶装置へ退
避され、次に退避された各データが読み取られディスプ
レイおよびスピーカに互いに同期して再生される。
【0017】第2の発明においては、監視対象に関して
入出力されるプロセスデータとすでに入力されて主記憶
装置に格納されている最新のプロセスデータとが比較さ
れ同一か否かが判別される。こうしてプロセスデータの
状態変化が検出された場合にのみプロセスデータが主記
憶装置へ格納される。それにより、同一のプロセスデー
タが連続して主記憶装置へ格納されることがなくなる。
【0018】第3の発明においては、画像、音声および
プロセスデータごとに、正常状態から異常状態までの複
数段階のリファレンスデータが予め記憶され、入力され
た各データとリファレンスデータが比較演算され得られ
た類似度から入力データの異常度が算出される。次に、
入力データの異常度が予め設定されている閾値と比較さ
れて入力データが正常か異常かが判別される。
【0019】第4の発明においては、入力データの異常
度ごとに異常発生報知用の音声パターンが予め記憶手段
に記憶されており、異常検出信号が出力されると入力デ
ータの異常度に対応する異常発生伝達用の音声パターン
が記憶手段から読み出されてスピーカにより再生され
る。それにより、オペレータは聴覚により異常の発生お
よびその程度を認識することができる。
【0020】第5の発明においては、入力データの異常
度ごとの警告用音声メッセージがマイクを介して入力さ
れると記憶手段へ記憶される。それにより、異常検出信
号が出力されたとき、入力データの異常度に対応する警
告用音声メッセージが記憶手段から読み出されて監視対
象側に設置されたスピーカにより再生されて、監視区域
の侵入者へ異常発生の警告が与えられる。
【0021】第6の発明においては、オペレータ用マイ
クから入力された音声データが音声データ記憶手段に順
次蓄えられ、その最新の音声データとそれ以前の音声デ
ータとの相関値が算出される。得られた相関値が所定値
以下の場合に、オペレータ用マイクから入力された音声
データが内部の音声データ処理部へ取り込まれる。
【0022】第7の発明においては、監視対象に複数の
センサが設置され、そのセンサ位置とセンサ検知量から
ディスプレイに表示される監視対象画面に対応する検知
量の二次元分布グラフが作成される。さらに、作成され
た二次元分布グラフがディスプレイの監視対象画面に重
畳表示される。
【0023】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は第1の発明に係る第1の実施例の全体構成を
示すブロック図である。図において、監視カメラ1は監
視対象を撮像し、画像信号を計算機8内の画像処理装置
17へ送る。マイク2は監視対象から音声を採取し、音
声信号を計算機8内の音声処理装置18へ送る。プロセ
スデータコントローラ6は計算機8に接続され、監視対
象のプロセスに関して入出力されるデータの制御を行う
とともに、そのデータを計算機8内のプロセスデータ入
出力部20へ送る。マルチウィンドウディスプレイ7
は、計算機8内の画像処理装置17から送られた画像信
号を表示する。
【0024】スピーカ12は計算機8内の音声処理装置
18から送られた音声信号を再生する。計算機8は、バ
ス19に接続されたCPU9、主記憶装置16、補助記
憶装置10、画像処理装置17、音声処理装置18、プ
ロセスデータ入出力部20およびコンソール11からな
り、各データの入出力を管理する。すなわち、計算機8
は監視カメラ1から画像処理装置17へ入力された画像
信号、およびコントローラ6から得られるプロセスデー
タをディスプレイ7に表示させるとともに、主記憶装置
16へ両データを格納する。また、計算機8はマイク2
から音声処理装置18へ入力された音声信号をスピーカ
12へ送るとともに、主記憶装置16へ格納する。
【0025】図2は、画像処理装置17の内部構成を示
すブロック図である。画像処理装置17は、A/D変換
器21,画像データ圧縮復元装置22,イメージメモリ
23,D/A変換器24からなる。A/D変換器21
は、監視カメラ1からの画像信号をディジタル信号に変
換して、画像データ圧縮復元装置22およびイメージメ
モリ23へ送る。
【0026】画像データ圧縮復元装置22はA/D変換
器21からの画像データを圧縮してバス19へ出力する
とともに、データ再現時にバス19から入力される圧縮
画像データを復元してイメージメモリ23へ送る。イメ
ージメモリ23には入力された画像データが格納される
とともに、所定のタイミングで画像データがD/A変換
器24へ送られる。D/A変換器24はディジタル信号
からなる画像データをアナログの画像信号に変換してデ
ィスプレイ7へ出力する。
【0027】図3は、音声処理装置18の内部構成を示
すブロック図である。音声処理装置18は、A/D変換
器25,音声データ圧縮復元装置26,D/A変換器2
7,音声データメモリ28からなる。A/D変換器25
は、マイク2からの音声信号をディジタル信号に変換し
て、音声データ圧縮復元装置26へ送る。音声データ圧
縮復元装置26はA/D変換器25からの音声データを
そのままD/A変換器27へ送るとともに、音声データ
を圧縮してバス19へ出力し、さらに、圧縮復元装置2
6はデータ再現時にバス19から入力される圧縮音声デ
ータを復元してD/A変換器27へ送る。
【0028】上記構成の装置において、コントローラ6
に入力されるプロセスデータ等から異常が検出された場
合、異常検出前後の一定期間に主記憶装置16へ格納さ
れた各データを補助記憶装置10へ退避させる。次い
で、退避した各データを同時にしかも同期させながらデ
ィスプレイ7およびスピーカ12へ送り再現する。
【0029】図4は主記憶装置16への各データの格納
手順を示す説明図である。主記憶装置16内のデータ格
納領域29は、画像データ、音声データ、プロセスデー
タがフレームごとに1組として格納される領域である。
主記憶装置16内のデータ管理領域30は、データ格納
領域29に格納される画像データ、音声データ、プロセ
スデータの主記憶アドレスが1組(フレーム)ごとに格
納されるとともに、最新格納フレーム番号および最終格
納フレーム番号が格納される。最新格納フレーム番号の
初期値は1であり、このフレーム1に該当する画像格納
アドレスにはデータ格納領域29の先頭アドレスが格納
される。これら領域29,30への格納処理は次のよう
に行われる。
【0030】先ず、データ管理領域30内に示される最
新格納フレーム番号に該当する画像再格納アドレスが示
すデータ格納領域29のアドレスに画像データを格納す
る。格納後、データ管理領域30内の同じフレーム番号
に該当する音声格納アドレス領域に、データ格納領域2
9に格納された最後尾画像データの次のアドレスを格納
する。次に、同じフレーム番号に該当する音声格納アド
レスが示すデータ格納領域29のアドレスに音声データ
を格納する。格納後、データ管理領域30内の同じフレ
ーム番号に該当プロセスデータ格納アドレス領域にデー
タ格納領域29に格納された最後尾音声データの次のア
ドレスを格納する。次に、同じフレーム番号に該当する
プロセスデータ格納アドレスが示すデータ格納領域29
のアドレスにプロセスデータを格納する。
【0031】プロセスデータ格納後、主記憶格納装置1
6のデータ格納限界アドレスと最後尾プロセスデータの
次のアドレスを比較する。その結果、画像データ、音声
データ、プロセスデータの1組分が格納可能であれば、
データ管理領域29内の最新格納フレーム番号を更新し
その番号に該当する画像データ格納アドレス領域に今比
較した最後尾プロセスデータの次のアドレスを格納す
る。また比較の結果が格納不可能であれば、データ管理
領域29内の最新格納フレーム番号を1にし、最終フレ
ーム番号領域に最終フレーム番号を格納する。このよう
に、最終フレームまでデータが格納されたならば、次は
先頭フレーム番号へ戻り、各データは、データ格納領域
29へサイクリックに格納するように管理する。
【0032】この実施例では、監視対象のプロセスに異
常が検出された場合、オペレータがコンソール11等に
よりデータ再現の命令を入力すると、異常の検出と同時
に主記憶装置16から補助記憶装置10へ退避された異
常発生時点前後の各データが、画像処理装置17および
音声処理装置18により復元されてディスプレイ7およ
びスピーカ12に送られて再現される。このとき各デー
タは同期しながら再現されるため、異常の原因を多面的
に解析することが可能となる。その結果、従来に比べ異
常発生時における対応処理を効率よくしかも的確に行う
ことが可能になる。さらに、復旧操作の妥当性について
の再調査も的確に行うことが可能になる。
【0033】図5は第1の発明に係る第2の実施例の全
体構成を示すブロック図である。この実施例は、監視対
象とオペレータ側の装置本体とが離れているため、両者
の間を時分割多重伝送装置(TDM)32,40を介し
て伝送路38で接続したものである。すなわち、図にお
いて、監視カメラ1からの画像信号およびマイク2から
の音声信号は、それぞれTDM32内の動画像圧縮部3
3および音声圧縮部34に入力され、ディジタル信号に
変換されて圧縮される。同様に、プロセスデータコント
ローラ6も、TDM32内のプロセスデータ入出力部3
6に接続されて計測データや機器の設定データ等のプロ
セスデータの入出力が行われる。圧縮された画像デー
タ、音声データおよびプロセスデータは伝送制御部37
で時分割により多重化されて伝送路38に出力される。
【0034】次に、伝送路38の他端に接続されている
TDM40および計算機50について、図6により説明
する。図6はTDM40および計算機50を詳細に示し
たブロック図であり、伝送路38を介してTDM40に
入力されたデータは、伝送制御部41により分離され
る。分離された画像データは、時分割多重バス46を介
し動画像圧縮・伸長部47へ送られ、同じく、音声デー
タは音声圧縮・伸長部48へ送られ、プロセスデータは
プロセスデータ送受信部49へ送られる。
【0035】動画像圧縮・伸長部47は入力された画像
データを伸長して、計算機50内のフレームメモリ54
へ送る。音声圧縮・伸長部48は入力された音声データ
を伸長して外部のスピーカ12へ送り再生するととも
に、マイク39に入力された音声が入力される。また、
動画像圧縮・伸長部47および音声圧縮・伸長部48は
計算機50内のディジタルインターフェース(IF)5
5と接続されているため、画像・音声データが計算機5
0内に取り込まれるとともに、計算機50から画像・音
声データがTDM40へ送出されることも可能である。
【0036】さらに、プロセスデータ送受信部49は計
算機50内のプロセスデータ入出力部56と接続され、
相互間でプロセスデータの送受信が行われる。これらフ
レームメモリ54、ディジタルIF55、プロセスデー
タ入出力部56は、バスを介してCPU51、主記憶装
置52、補助記憶装置53と接続されている。また、フ
レームメモリ54には、マルチウィンドウディスプレイ
7および大型ディスプレイ58が接続されて、監視対象
の映像やプロセスデータ等が表示される。
【0037】図7はディジタルIF55の内部構成を示
すブロック図である。ディジタルIF55は、制御部6
1,62およびFIFO(First In Firs
tOut)機能を有する入出力バッファ63,64から
構成され、TDM40および計算機50のCPU51の
双方からアクセス可能である。すなわち、TDM40か
らアクセスするときは、TDM40の同期クロックによ
り、CPU51がアクセスするときは、CPU51のア
クセスクロックにより制御部61,62を作動させて入
出力バッファ63,64をアクセスする。
【0038】図8はTDM40内の動画像圧縮・伸長部
47の内部構成を示すブロック図である。動画像圧縮・
伸長部47は、時分割多重インターフェース(IF)6
5,シリアル制御部66,切替え器(MUX)67,伸
長部68,D/A変換器69,圧縮部70,A/D変換
器71により構成されており、切替え器67を切替える
ことにより、時分割多重バス46から時分割多重IF6
5を介して入力されたデータと計算機50から入力され
たデータのいずれかが選択されてから、伸長部68,D
/A変換器69を介してアナログ出力される。また、音
声圧縮・伸長部48についても、その内部構成が上述し
た動画像圧縮・伸長部47と同一である。
【0039】以上のように構成された第2の実施例で
は、TDM32において圧縮された音声・画像データが
時間的に連続して伝送路38、TDM40を介して、計
算機50内のディジタルIF55に入力されると、ディ
ジタルIF55内の入出力バッファ63,64にいった
ん蓄えられた後に、CPU51のアクセスにより主記憶
装置52上に格納される。格納手順および異常時の補助
記憶装置53への退避については、第1の実施例と共通
であるので説明を省略する。
【0040】また、補助記憶装置53へ退避したデータ
を再現する場合は、TDM40内の動画像圧縮・伸長部
47,音声圧縮・伸長部48のそれぞれの切替え器67
を切替えることにより、データ経路が計算機50からの
ディジタル入力に切替えられて、補助記憶装置53から
読み出された画像・音声データがマルチウィンドウディ
スプレイ7または大型ディスプレイ58、スピーカ12
に同期して再現される。その結果、この実施例について
も、第1の実施例と同様な効果が得られる。
【0041】次に、第の発明に係る第3の実施例につ
いて説明する。この実施例は、第1、第2の実施例にお
いて、計算機8,50内の主記憶装置16,52にプロ
セスデータを格納する際のCPU9,51の処理に関す
る。図9は第3の実施例の動作を示す説明図である。図
において、主記憶装置16,52のデータ格納領域29
にはフレーム単位で採取された画像データ、音声デー
タ、プロセスデータがフレームごとに全て格納される。
最初のフレーム1に関しては、画像データ、音声デー
タ、プロセスデータが全て格納される。
【0042】次のフレーム2については、採取されたプ
ロセスデータをフレーム1のプロセスデータと比較し、
同じであるか否かを判別する。同じである場合は、フレ
ーム2についてはプロセスデータを格納することなく画
像データ、音声データだけを格納する。以下、フレーム
3についても、プロセスデータをフレーム1と比較す
る。図示例ではフレーム3の場合もフレーム1と変わら
ないため、格納を省略する。次のフレーム4で、初めて
プロセスデータに変化が認められプロセスデータが格納
される。
【0043】次からは、新たに格納されたフレーム4の
プロセスデータとの変化が監視される。なお、プロセス
データが格納されなかったフレームについては、プロセ
スデータがその前に最後に変化があって格納されている
プロセスデータと同一であるため、データ管理領域30
のプロセス格納アドレスに、同一のプロセスデータが格
納されているデータ格納領域29のアドレスを書き込ん
でおく。それにより、後にデータを補助記憶装置10,
53へ退避させる場合に、格納が省略されたプロセスデ
ータを他のフレームから読み取ることによりフレーム単
位で各データを退避させることができる。
【0044】なお、データ管理領域30とデータ格納領
域29との関係は、図4に示される第1の実施例と同じ
であるので説明を省略する。この実施例では上述したよ
うに、プロセスデータに変化があった場合のみプロセス
データがデータ格納領域29に格納され、その分、多量
の画像データが格納可能となり、データ格納領域29が
有効に用いられることになる。特に、画像については、
符号化された画像データが多いほど高画質となり、異常
発生時の原因解析に使用される画像データの情報量が増
し、異常原因の解明が容易になる。
【0045】次に、第の発明に係る第4の実施例につ
いて説明する。この実施例は第2の実施例において、計
算機50に入力された画像・音声、プロセスデータに基
づき、CPU51の処理により監視対象の異常およびそ
の程度を自動的に検出するようにしたものである。図1
0は第4の実施例の処理動作を概念的に示したブロック
図である。図において、画像データ、音声データが入力
されると、予め用意されているリファレンス画像データ
81、リファレンス音声データ82と演算部84,85
においてそれぞれ比較演算される。
【0046】リファレンス画像データ81、リファレン
ス音声データ82は、それぞれの正常な状態から異常な
状態までをN段階に分けて作成されたデータである。こ
こで正常データは実際に正常に動作している状態から採
取されたデータが用いられ、異常データは過去に実際に
発生したデータや異常を想定して人為的に作成したデー
タが用いられる。また、プロセスデータが入力される
と、演算部86において予め用意されているリファレン
スプロセスデータ83と比較演算される。リファレンス
プロセスデータ83は基準となる数値の上限値と下限値
とからなる。
【0047】さらに、演算部84,85では、入力され
た現在のデータと各リファレンスデータについて、各サ
ンプルごとの差分の絶対値の総和を比較し、相関演算に
よってどのパターンに近いかが演算される。なお、演算
部84,85での演算結果はおおよその結果で良いた
め、画像データについてはDCT(離散コサイン変換)
の低域成分あるいは直流成分のみを用いて演算し、ま
た、音声データについては帯域分割された低域のみのデ
ータを用いて演算することにより、演算時間を短縮する
ことが可能である。また、演算部86では、入力された
現在のプロセスデータと各リファレンスプロセスデータ
の基準値とが比較演算される。
【0048】こうして各演算部84〜86において比較
演算結果として得られた各段階のリファレンスデータと
の類似度は、それぞれ重み付け部87〜89へ送られて
各リファレンスデータに重み付けされてから異常検出部
90へ送られる。異常検出部90は、重み付けされたリ
ファレンスデータごとの類似度から、入力データの異常
レベルを決定し、異常検出レベルとして出力し、さらに
入力データの異常検出レベルを予め設定しておいた閾値
と比較し、入力データの異常レベルが閾値を越えた場合
は、監視対象に異常が発生したものとみなして、異常検
出信号を出力する。異常検出信号はOR回路91を経
て、補助記憶装置53へのデータ退避のトリガ信号とな
る。
【0049】図11は、上述した図10の処理動作の手
順を示した説明図である。図では、演算部において、入
力された画像・音声データと、各リファレンスデータと
の相関値が得られ、その中の相関の高いリファレンスデ
ータの番号とその度合いを示す相関情報値が出力され
る。また、入力されたプロセスデータについては、その
プロセスデータの上下限範囲内であるか否かが判別され
る。次の重み付け部では、画像データ、音声データ、プ
ロセスデータ相互の重要度(信頼度)とリファレンスデ
ータに対する重み付けが行われる。
【0050】異常検出部では重み付けされた3種のデー
タに基づき、異常のレベルを段階的に出力するととも
に、予め設定しておいた基準値を閾値として比較し、閾
値を越えた場合に異常検出信号を出力する。この異常検
出信号が出力されたこと、またはオペレータの指示によ
る取り込み要求により、主記憶装置52上に格納されて
いるデータが補助記憶装置53へ退避される。上述した
ようにこの実施例では、入力された画像・音声・プロセ
スデータから監視対象の異常の有無およびその程度を自
動的に判別することができるため、オペレータへの負担
が軽減されるとともに信頼性が向上する。
【0051】次に、第の発明に係る第5の実施例につ
いて説明する。この実施例は第4の実施例において、異
常が検出された際にその異常の程度を音声によりオペレ
ータに報知するようにしたものである。図12は第5の
実施例の構成を示すブロック図である。図において、計
算機50内に音声データ1〜Nが格納される音声情報メ
モリ92が設けられるとともに、計算機50とTDM4
0内の伝送制御部41との間がRS−232C等のシリ
アルインターフェイス(IF)93により接続されてい
る。なお、この音声データ1〜Nは検出される異常レベ
ルに対応してオペレータに報知される音声パターンであ
る。
【0052】また、TDM40内の音声圧縮・伸長部4
8の構成は、図8のブロック図と共通であり、シリアル
制御部66が時分割多重IF65を介して伝送制御部4
1と通信を行い、各種モード設定やステータスが通知さ
れる。これらの構成において、計算機50内の異常検出
部90(図10に表示)が入力データから異常を検出す
ると、トリガ信号がシリアルIF93を介して、TDM
40内の伝送制御部41,時分割多重IF65を介して
シリアル制御部66へ送られる。
【0053】次いで、トリガ信号を受け取ったシリアル
制御部66が切替え器67を切替えることにより、音声
伸長部68へのデータ経路が、計算機50からのディジ
タル出力に切替えられる。同時に、計算機50は異常検
出部90からの異常検出レベルに該当する音声データを
音声情報メモリ92から読み取り、ディジタルIF5
5、切替え器67を介して音声伸長部68へ送る。それ
により、異常の程度を表す音声データがD/A変換器6
9を介してスピーカ12へ送られて再生され、オペレー
タは異常の発生とその程度を音声により報知される。
【0054】上述したようにこの実施例では、オペレー
タがマルチウィンドウディスプレイ7または大型ディス
プレイ58から目を離している間に異常が発生しても、
直ちに異常の発生およびその程度を確認して速やかに対
応処置をすることができ、装置の使い勝手が向上してオ
ペレータへの負担が軽減される。
【0055】次に、第の発明に係る第6の実施例につ
いて説明する。この実施例は、第4の実施例において異
常が検出された際に監視区域にいる侵入者に対し、その
異常の程度に応じて音声メッセージからなる警告を与え
るようにしたものである。図13は第6の実施例の構成
を示すブロック図である。図において、計算機50内
に、音声データ1〜Nが格納される音声情報メモリ92
が設けられるとともに、計算機50とTDM40内の伝
送制御部41との間がシリアルIF93により接続され
ている。なお、この音声データ1〜Nは検出される異常
レベルに対応して監視区域において再生される音声メッ
セージである。
【0056】また、TDM40内の音声圧縮・伸長部4
8は、図8の構成に切替え器(MUX)94,95を新
たに接続したものであり、これら切替え器94,95
は、計算機50側からシリアルIF93、伝送制御部4
1、時分割多重IF65を介してシリアル制御部66へ
送られる指示により切替えられる。さらに、シリアル制
御部66は時分割多重IF65を介して伝送制御部41
と通信を行い、各種モード設定やステータスが通知され
る。これらの構成において、最初に切替え器94を切り
換え、マイク39からA/D変換器71、音声圧縮部7
0、切替え器94、ディジタルIF55へのデータ入力
経路を形成する。
【0057】次に、マイク39を用いて、複数の音声メ
ッセージを入力して、計算機50内の音声情報メモリ9
2へ音声データ1〜Nとして格納する。この音声メッセ
ージは、異常発生時に監視区域にいる侵入者に対して、
異常の程度に応じて異なる内容の警告を音声により与え
るためのものである。異常の程度に応じた複数の音声メ
ッセージが録音されたら、再び、切替え器94を切り換
えて、時分割多重IF65へ伝送制御部41を介して入
力される監視対象側のTDM32からのデータを計算機
50内へ入力させる。
【0058】また、切替え器95を切り替えることによ
り、音声情報メモリ92から読み出された音声メッセー
ジ、またはマイク39へ入力された音声のデータのいず
れか一方が、時分割多重IF65、伝送制御部41を介
して伝送路38へ送られる。すなわち、監視対象側のT
DM32に接続されているスピーカ31から、音声メッ
セージまたはマイク39からの入力音声を再生すること
ができる。
【0059】これらの構成において、計算機50内の異
常検出部90(図10に表示)が入力データから異常を
検出すると、トリガ信号がシリアルIF93を介して、
TDM40内の伝送制御部41,時分割多重IF65を
介してシリアル制御部66へ送られる。次いで、トリガ
信号を受け取ったシリアル制御部66が切替え器95を
切替えることにより、計算機50からのディジタル出力
が時分割多重IF65、伝送制御部41を介して伝送路
38へ送られるようにデータ経路が形成される。
【0060】同時に、計算機50は異常検出部90から
の異常検出レベルに該当する音声メッセージを音声情報
メモリ92中の音声データ1〜Nから読み取り、ディジ
タルIF55を介して、音声圧縮・伸長部48へ入力す
る。次いで、音声メッセージは切替え器95、時分割多
重IF65、伝送制御部41を介して伝送路38へ送ら
れ、監視対象側のTDM32に接続されているスピーカ
31より再生される。また、第5の実施例と同様に、異
常が検出された際に切替え器67を切り替えると、スピ
ーカ12から音声メッセージが再生されるため、オペレ
ータも異常発生およびその程度を音声により認識するこ
とができる。
【0061】上述したようにこの実施例では、異常が発
生すると、その異常の程度に応じた内容の音声メッセー
ジが自動的に監視区域の侵入者に警告として報知され
る。それによって、オペレータが装置を離れた場合に異
常が発生しても確実に監視区域の侵入者に警告が与えら
れ、オペレータの負担が軽減されるとともにシステムの
安全性、信頼性が向上する。なお、オペレータがマイク
39の近くにいる場合は、切替え器95等を切り替え
て、監視対象側のスピーカ31へ直接オペレータが音声
により警告等のメッセージを伝えることができる。
【0062】次に、第の発明に係る第7の実施例につ
いて説明する。図14は第7の実施例の構成を示すブロ
ック図であり、図15は図14の要部の内部構成を示す
ブロック図である。この実施例は図14に示されるよう
に、第6の実施例の構成の音声圧縮・伸長部48内に音
声認識部96を新たに設置することにより、マイク39
からの音声データの入力を検知して切替え器95を自動
的に切り替えるようにしたものである。他の構成および
作用は図13と同じであるので同一部には同一符号を付
して説明を省略する。
【0063】音声認識部96は図15に示されるように
構成され、マイク39からA/D変換器71を介して入
力された音声データが、カレント音声データバッファ9
7に入力された後、リファレンス音声データバッファ9
8および相関演算部99へ入力される。また、リファレ
ンス音声データバッファ98に入力された音声データは
次に相関演算部99へ送られる。ここで相関演算部99
には、現在入力された音声データがカレント音声データ
として入力されるとともに、その前に入力された音声デ
ータがリファレンス音声データとして入力されることに
なる。
【0064】なお、リファレンス音声データは、時間的
に連続する複数のカレント音声データを加重平均して作
成することも可能である。これら2つのデータが入力さ
れた相関演算部99は、これら2つのデータの相関演算
を行い相関値を求める。すなわち、マイク39から入力
がない状態が続くと、両データがほぼ一致して相関値が
高くなる。また、音声入力が開始されると、両データが
異なり相関値が低くなる。なお、相関演算部99への重
み係数は調整用に入力される。
【0065】さらに、相関演算部99は得られた相関値
を監視し、予め設定されている値以下であればマイク3
9からの入力を有効とし、設定値よりも大きくなると計
算機50側からの音声データを有効とするように、切替
え器95を切り替える。それにより、オペレータはマイ
ク39から音声を入力するだけで、なんら操作を加える
ことなく音声の入力が受け付けられ、計算機50の音声
情報メモリ92へ音声データ1〜Nを格納したり、直接
入力した音声により監視対象側のスピーカ31から警告
等のメッセージをリアルタイムで再生することができ
る。
【0066】また、マイク39から音声が入力されない
場合は、自動的に切替え器95が元の状態に復帰して監
視対象においてマイク2により採取した音声データがス
ピーカ12により再生される。なお、第3〜第6の発明
については、第2の実施例を基本構成とした実施例につ
いて説明したが、同様に第1の実施例の構成を基本にし
て適用することも可能である。
【0067】次に、第の発明に係る第8の実施例につ
いて説明する。この実施例は危険物である塩素ボンベの
保管倉庫を監視対象とし、倉庫内をカメラにより監視
し、図16に示す監視映像を得る。図中の番号を囲む円
図形がボンベ位置を示す。さらに、保管倉庫内に塩素漏
れを検知するための塩素濃度センサが複数個配置されて
おり、図16の監視画像フレームに対応して塩素濃度セ
ンサの配置を×印により示したのが図17である。これ
らセンサにより塩素漏れが検知されると、オペレータは
危険であることを認識して装置を構成する計算機に対し
て危険情報表示を指示する。
【0068】すると、計算機はセンサからの塩素濃度に
基づき、倉庫内の汚染濃度分布データを作成し、さらに
その濃度分布から濃度の等高線を求める。図18がその
濃度分布を示す等高線である。この等高線を示す画像を
図16の監視映像に重ねて表示させると図19の画像が
得られる。この画像がディスプレイに表示されることに
より、オペレータは塩素漏れの発生とその汚染の濃度お
よび拡がりが一目で把握でき、その後の対応処置が容易
となる。なお、実施例は密閉室内の塩素濃度分布を可視
化したが、他には酸素濃度の分布や、高圧電流が流れて
いる施設の電磁場の強度分布等を可視化することもでき
る。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
異常が検出された際にその前後の各データをディスプレ
イおよびスピーカによりそれぞれ同期して再現すること
が可能となる。その結果、発生した異常についての原因
解析が容易になる。また、プロセスデータの状態変化が
検出された場合にのみプロセスデータを主記憶装置へ格
納することにより、同一のプロセスデータが連続して主
記憶装置へ格納されることがなくなり、主記憶装置が有
効に運用され、相対的に画像データ量が増大して高画質
となり、トラブル時の原因解析が容易になる。
【0070】第2の発明によれば、画像、音声およびプ
ロセスデータごとに、正常状態から異常状態までの複数
段階のリファレンスデータを予め用意しておき、入力さ
れた各データとリファレンスデータとを比較演算して類
似度を求めてから入力データの異常度を算出し、さら
に、入力データの異常度を予め設定されている閾値と比
較して入力データが正常か異常かを判別する。このよう
に、監視対象から採取されたデータにもとづき監視対象
の異常を自動的に検出することにより、オペレータの負
担が軽減されるとともに、異常の判定が客観的に行われ
るようになる。
【0071】第3の発明によれば、入力データの異常度
ごとに異常発生報知用の音声パターンを予め記憶手段に
記憶しておき、異常検出信号が出力されたときに、入力
データの異常度に対応する異常発生報知用の音声パター
ンを記憶手段から読み出してスピーカに再生する。オペ
レータがディスプレイから目を離したときに異常が発生
した場合であっても、オペレータは音声により異常の発
生およびその程度が報知されて発生した異常に対して速
やかに対応することができる。
【0072】第4の発明によれば、予めマイクを介して
入力データの異常度ごとの警告用音声メッセージを記憶
手段に入力しておくことにより、異常が発生した場合に
異常度に対応する警告用音声メッセージを監視対象側に
設置されたスピーカで再生することができる。そのた
め、オペレータが完全にディスプレイ等の監視装置から
席を外している間に異常が発生しても、監視区域にいる
侵入者に対して自動的に異常発生についての警告が与え
られ、装置の安全性および信頼性が向上する。
【0073】第5の発明によれば、マイクから入力され
た音声の変化を監視することにより、オペレータによる
音声入力の開始を検知し、入力された音声データの取り
込みを開始する。それにより、オペレータはマイクへの
音声入力に先立つ装置への操作が不要になり、操作性が
向上する。
【0074】第6の発明によれば、監視対象に設置され
た複数のセンサの検知量をディスプレイの監視対象画面
に二次元分布グラフとして重ねて表示することにより、
監視対象の状態が二次元上で把握でき、装置の使い勝手
が向上する。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る第1の実施例の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の画像処理装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図3】図1の音声処理装置の内部構成を示すブロック
図である。
【図4】図1の主記憶装置へのデータの格納手順を示す
説明図である。
【図5】第1発明に係る第2の実施例の全体構成を示す
ブロック図である。
【図6】図5の要部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の要部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図6の要部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図9】第発明に係る第3の実施例の処理手順を示す
説明図である。
【図10】第発明に係る第4の実施例の処理動作を概
念的に示すブロック図である。
【図11】図10の具体的な処理方法を示す説明図であ
る。
【図12】第発明に係る第5の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図13】第発明に係る第6の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図14】第発明に係る第7の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図15】図14の要部の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図16】第発明に係る第8の実施例で表示される画
像である。
【図17】図16の画像に対応する説明図である。
【図18】第8の実施例で作成された等高線を表す画像
である。
【図19】第8の実施例で表示される画像である。
【図20】従来例を示すブロック図である。
【図21】従来のディスプレイ表示例である。
【図22】従来のディスプレイ表示例である。
【符号の説明】
1 監視カメラ 2 マイク 6 プロセスデータコントローラ 7 マルチウィンドウディスプレイ 8 計算機 9 CPU 10 補助記憶装置 12 スピーカ 16 主記憶装置 17 画像処理装置 18 音声処理装置 19 バス 20 プロセスデータ入出力部 21 A/D変換器 22 画像データ圧縮復元装置 23 イメージメモリ 24 D/A変換器 25 A/D変換器 26 音声データ圧縮復元装置 27 D/A変換器 28 音声データメモリ 29 データ格納領域 30 データ管理領域 31 スピーカ 32 時分割多重伝送装置(TDM) 33 動画像圧縮部 34 音声圧縮部 36 プロセスデータ入出力部 38 伝送路 39 マイク 40 時分割多重伝送装置(TDM) 41 伝送制御部 46 時分割多重バス 47 動画像圧縮・伸長部 48 音声圧縮・伸長部 49 プロセスデータ送受信部 50 計算機 51 CPU 52 主記憶装置 53 補助記憶装置 54 フレームメモリ 55 ディジタルインターフェース(IF) 56 プロセスデータ入出力部 58 大型ディスプレイ 61,62 制御部 63,64 入出力バッファ 65 時分割多重インターフェース(IF) 66 シリアル制御部 67 切替え器(MUX) 68 伸長部 69 D/A変換器 70 圧縮部 71 A/D変換器 81 リファレンス画像データ 82 リファレンス音声データ 83 リファレンスプロセスデータ 84〜86 演算部 87〜89 重み付け部 90 異常検出部 91 OR回路 92 音声情報メモリ 93 シリアルインターフェイス(IF) 94,95 切替え器 96 音声認識部 97 カレント音声データバッファ 98 リファレンス音声データバッファ 99 相関演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中峠 史朗 東京都日野市富士町1番地 富士ファコ ム制御株式会社内 (72)発明者 藤原 正裕 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 片田 祐司 東京都日野市富士町1番地 富士ファコ ム制御株式会社内 (72)発明者 柄沢 隆 東京都日野市富士町1番地 富士ファコ ム制御株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−262094(JP,A) 特開 昭58−37712(JP,A) 特開 昭64−14697(JP,A) 特開 平4−330576(JP,A) 特開 平2−121008(JP,A) 特開 昭63−4396(JP,A) 特開 平4−214948(JP,A) 特開 昭57−161907(JP,A) 特開 昭54−118856(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 H02B 15/00 H02J 13/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象を撮像して得た画像データおよ
    び監視対象に関して入出力されるプロセスデータをディ
    スプレイに表示するとともに、監視対象から採取した
    声データをスピーカから再生するマルチメディア・プロ
    セス監視・制御装置において、前回入力されたプロセスデータと最新のプロセスデータ
    とを比較し同一か否かを判別してプロセスデータの状態
    変化を検出する手段と、 プロセスデータの状態変化が検出された場合には、同時
    に取得された画像データ、プロセスデータおよび音声デ
    ータを一組とするフレーム単位で、また、プロセスデー
    タの状態変化が検出されない場合には、同時に取得され
    た画像データおよび音声データを一組とするフレーム単
    位で、リアルタイムかつサイクリックに主記憶装置へ格
    納する手段と、 異常検出によりデータを退避する場合、プロセスデータ
    があるフレームはそのまま主記憶装置に格納された画像
    データ、プロセスデータおよび音声データをフレーム単
    位で補助記憶装置へ格納して退避させ、また、プロセス
    データがないフレームには最後にプロセスデータが格納
    された他のフレームからプロセスデータを読み取って、
    画像データおよび音声データと共にフレーム単位で補助
    記憶装置へ格納して退避させる手段と、 補助記憶装置に格納退避された各データをフレーム単位
    読み取り、各データをそれぞれ同期させてディスプレ
    イおよびスピーカにより再生する手段と、 を備えたことを特徴とするマルチメディア・プロセス監
    視・制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のマルチメディア・プロ
    セス監視・制御装置において、画像データ、音声データおよびプロセスデータごとに、
    正常状態から異常状態までの複数段階のリファレンスデ
    ータを記憶した記憶手段と、 入力された各データとリファレンスデータを比較演算し
    得られた類似度から入力データの異常度を算出する手段
    と、 入力データの異常度を予め設定されている閾値と比較し
    て入力データが正常か異常かを判別して異常の場合に異
    常検出信号を出力する手段と、 を備えたことを特徴とするマルチメディア・プロセス監
    視・制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項記載のマルチメディア・プロ
    セス監視・制御装置において、入力データの異常度ごとに異常発生報知用の音声パター
    ンを予め記憶した記憶手段と、 異常検出信号が出力されると入力データの異常度に対応
    する異常発生報知用の音声パターンを記憶手段から読み
    出してスピーカで再生する手段と、 を備えたことを特徴とするマルチメディア・プロセス監
    視・制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載のマルチメディア・プロ
    セス監視・制御装置において、マイクを介して入力された入力データの異常度ごとの警
    告用音声メッセージを記憶手段へ記憶しておく手段と、 異常検出信号が出力されると入力データの異常度に対応
    する警告用音声メッセージを記憶手段から読み出して監
    視対象側に設置されたスピーカで再生する手段と、 を備えたことを特徴とするマルチメディア・プロセス監
    視・制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項
    記載のマルチメディア・プロセス監視・制御装置にお
    いて、オペレータ用マイクから入力された音声データを順次蓄
    える音声データ記憶手段と、 最新の音声データとそれ以前の音声データとの相関値を
    算出する演算手段と、 相関値が所定値以下の場合に、オペレータ用マイクから
    入力された音声データを内部の音声データ処理部へ取り
    込む手段と、 を備えたことを特徴とするマルチメディア・プロセス監
    視・制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項
    に記載のマルチメディア・プロセス監視・制御装置にお
    いて、監視対象に設置された複数のセンサと、 センサ位置とセンサ検知量からディスプレイに表示され
    る監視対象画面に対応する検知量の二次元分布グラフを
    作成する手段と、 二次元分布グラフをディスプレイの監視対象画面に重畳
    表示する手段と、 を備えたことを特徴とするマルチメディア・プロセス監
    視・制御装置。
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