JP3240148B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3240148B2
JP3240148B2 JP08394691A JP8394691A JP3240148B2 JP 3240148 B2 JP3240148 B2 JP 3240148B2 JP 08394691 A JP08394691 A JP 08394691A JP 8394691 A JP8394691 A JP 8394691A JP 3240148 B2 JP3240148 B2 JP 3240148B2
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成彦 笠井
宏之 真野
勉 古橋
功 滝田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中間調表示が可能で、な
なめの角度から見た場合でもコントラストを確保しうる
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、入力される表示信号を
液晶駆動手段に与えている。液晶駆動手段は、与えられ
た表示データを1ライン分ずつ取り込み、それを液晶駆
動電源として液晶パネルに出力している。そして、この
動作を表示ライン数だけ繰返すことにより、一画面の表
示を行っている。
【0003】そして、TFT型の液晶表示装置において
中間調を表現するには、液晶パネルに加える電圧を変更
するか、あるいは、フレ-ム毎に、表示オン状態と表示
オフ状態とを交互に採ることにより、中間調を表示して
いた。
【0004】しかし、この様な従来のTFT型液晶表示
装置では、中間調表示が十分ではなかった。
【0005】また、見る角度(視角)によるコントラス
ト変化に対応するため、液晶駆動電源を調節することに
より、コントラスト調節を行っていた。
【0006】ここで従来のTFT型液晶表示装置を以
下、図9〜図16を用いて説明する。
【0007】図9は、従来の液晶表示装置を示すブロッ
ク図である。
【0008】図9において、200〜202は1ビット
シリアルな表示データ信号で、200はRed信号、2
01はGreen信号、202はBlue信号である。
【0009】103から105はタイミング信号であ
り、103は水平同期信号、104は垂直同期信号、1
05は表示データに同期したドットクロックである。
【0010】110は、2レベル液晶駆動信号生成手段
であり、、各表示色1ビットのシリアルデータ200〜
202と、タイミング信号103〜105を入力されて
いる。該2レベル液晶駆動信号生成手段は、入力される
これらの信号に基づいて、液晶用表示データ113や、
液晶駆動用信号111、112、114を生成する機能
を有している。ここで、111はラインスタートクロッ
クである。112は水平クロックであり、114はデー
タシフトクロックである。また、1フレーム毎に反転す
る液晶駆動交流化クロック204を出力している。
【0011】125はY(軸方向)駆動手段であり、1
26はY駆動信号である。
【0012】203は電源回路であり、122は液晶駆
動電源である。205はプラス側の表示オフレベル電
圧、206は表示オンレベル電圧、207はマイナス側
のオフレベル電圧、208は基準レベル電圧である。
【0013】123は、X(軸方向)駆動手段であり、
124は1ラインデータである。
【0014】127は、液晶パネルである。
【0015】図10は、図9におけるX駆動手段123
の詳細を示すブロック図である。
【0016】図10において、300はデータシフト手
段であり、液晶用表示データ113を、データシフトク
ロック114により1ライン分取り込む機能を有してい
る。301は、該データシフト手段300の出力である
シフトデータである。
【0017】302は1ラインラッチ手段であり、シフ
トデータ301を水平クロック110でラッチする機能
を有している。303は、該1ラインラッチ手段302
の出力である表示データである。
【0018】304は2レベル液晶電圧選択手段であ
り、表示データ303と液晶駆動交流化クロック204
より、液晶駆動電源を液晶用表示データとして与える機
能を有するものである。
【0019】X−D1〜X−Dmは、液晶表示画面にお
ける水平表示画素数をm画素とした時、2レベル液晶電
圧選択手段304が各画素に対応しての出力するデータ
出力である。これらのデ−タ出力X−D1〜X−Dm
は、1ラインデータ124として後述する液晶パネルに
入力されている。
【0020】図11は、図9においてX駆動手段123
とY駆動手段125が液晶パネル127を駆動する時の
動作に関連した、各信号のタイミング図である。
【0021】図11において、(a)は水平クロック1
12であり、表示画面における1水平走査期間毎にそれ
に同期して発生するクロックである。
【0022】(b)はデータシフトクロック114であ
り、液晶用表示データ113を、データシフト手段30
0内に取り込むのに用いられるている。
【0023】(c)は液晶用表示データ113を示すタ
イミング図であり、データシフトクロック114に同期
している。
【0024】(d)は(a)と同じく水平クロック11
2であるが、タイムスケールを小さくとったものであ
る。
【0025】(e)は1ラインデータ124のX−D1
〜X−Dmの1ライン目、2ライン目、3ライン目等
が、水平クロック112に同期していることを示してい
る。
【0026】(f)はラインスタートクロック111で
ある。
【0027】(g)、(h)、(i)は各々、Y駆動手
段125により出力されるY駆動信号126である。即
ち、(g)は1ライン目の表示を指示する表示ラインデ
ータY−D1であり、(h)は2ライン目の表示を指示
する表示ラインデータY−D2である。
【0028】図12は、液晶パネル127の構造を示す
図である。
【0029】500はスイッチング素子、501は画素
電極、502は液晶層である。また、503は基準レベ
ル電圧208が与えられる対向電極である。
【0030】504は上述の1ラインデータ124が与
えられるX駆動信号線である。該X駆動信号線504を
構成するX−1、X−2・・・X−mには、それぞれ図
10の1ラインデータ124を構成するX−D1・・・
X−Dmが与えられている。
【0031】505は駆動信号126が与えられるY駆
動信号線である。該Y駆動信号線505を構成する、Y
−1、Y−2・・・には、1ライン目の表示ラインデー
タY−D1、2ライン目の表示ラインデータY−D2が
与えられる構成である。
【0032】また、121は電源回路203の出力する
基準レベル電圧が入力される信号線である。
【0033】図13は表示オン、表示オフそれぞれの場
合に、1つの液晶画素に印加される液晶印加電圧の波形
を示したものである。
【0034】液晶駆動交流化クロック204は1フレー
ム毎に反転するものである。
【0035】基準レベル208は(c)に示すとおり、
常に一定である。
【0036】(a)は液晶印加電圧のうちの、基準レベ
ル電圧208に対するプラス側の表示オフレベル電圧2
05である。一方、(d)はマイナス側の表示オフレベ
ル電圧207である。なお、プラス側の表示オフレベル
電圧205と、マイナス側の表示オフレベル電圧207
とのいずれの電圧を採るかは、液晶駆動交流化クロック
204との関係で決定されるものである。
【0037】また、表示オンレベル電圧206は、
(b)に示すとおり基準レベル電圧208と同レベルで
ある。
【0038】図14は、液晶パネル127のカラーフィ
ルター配置を1ライン分だけ示したものであるである。
700はR画素、701はG画素、702はB画素であ
り、前記R画素700、G画素701、B画素702の
3画素で、1ドット703が構成されている。
【0039】図15は電源回路203の回路構成であ
る。
【0040】800は液晶駆動電圧の大きさを調節する
可変抵抗である。
【0041】抵抗801、802は、液晶駆動電源12
2の電圧をプラス側の表示オフレベル電圧205に分圧
するためのものである。同様に、抵抗803、804は
表示オンレベル電圧206に、抵抗805、806はマ
イナス側の表示オフレベル電圧207に、抵抗807、
808は基準レベル電圧208に電源電圧をそれぞれ分
圧している。
【0042】以下、動作を説明するために、改めて図9
を参照する。
【0043】図9において、2レベル液晶駆動信号生成
手段110は、入力された各表示色1ビットのシリアル
表示データ200〜202、タイミング信号103〜1
05により、液晶用駆動信号であるラインスタートクロ
ック111、水平クロック112、データシフトクロッ
ク114を生成する。また、データシフトクロック11
4に同期した液晶用表示データ113を生成する。そし
て、この液晶用表示データ113、データシフトクロッ
ク114、水平クロック112を、X駆動手段123に
与える。また、Y駆動手段125に、水平クロック11
2とラインスタートクロック111を与える。
【0044】X駆動手段123、Y駆動手段125の動
作を、以下、図10〜図13を用いて説明する。
【0045】図10において、データシフト手段300
は、図11に見られるように、最初の水平クロック11
2の立ち下がり後、データシフトクロック114に従
い、1ライン分のデータを1水平期間中に取り込み、シ
フトデータ301として出力する。最初のシフトデータ
301は、次の水平クロック112で1ラインラッチ手
段302にラッチされ、表示データ303となる。
【0046】2レベル液晶電圧選択手段304は、この
表示データ303と、液晶駆動交流化クロック204と
に基づいて、液晶印加電圧、つまり1ラインデータ12
4(X−D1〜X−Dm)を生成し出力する。
【0047】即ちX駆動手段123は、現在データシフ
ト手段300に取り込み中の液晶用表示データ113が
液晶パネル127上においての対応するラインの、1ラ
イン前のデータを、液晶パネル127に出力する。
【0048】液晶パネルの表示動作を、図12、図13
を用いてさらに詳細に説明する。
【0049】図12において、1ラインデータ124
は、スイッチング素子500を介して液晶画素電極50
1に与えられる。そして、液晶画素電極501の電位
と、対向電極503に供給される基準レベル電圧208
との電位差によって、液晶層502が駆動される。
【0050】また、2レベル液晶電圧選択手段304
は、液晶駆動交流化クロック204が“ハイ”の時は、
図12の対向電極503に与えられる基準レベル(c)
から見て、プラス側の電源レベル、つまり(a)に示さ
れる電位を、また、“ロー”の時はマイナス側の電源レ
ベル、つまり(d)に示される電位を採るため、1ライ
ンデータ209は、液晶駆動交流化クロック204に従
い、1フレーム毎に交流化された液晶印加電圧として出
力される。なお、表示オン状態においては、常に基準レ
ベルと同じ電位、つまり、表示オンレベル206を採
る。
【0051】Y駆動手段125は、図11に示すよう
に、ラインスタートクロック111を水平クロック11
2で取り込むことにより、液晶パネル127に1ライン
目Y−D1を“ハイ”にする。以下、水平クロック11
2が入力される毎に2ライン目のY−D2、3ライン目
のY−D3、…の順に“ハイ”をシフトしていく。その
結果、このY駆動手段125の出力であるY駆動信号1
26のうち、“ハイ”となっているラインのスイッチン
グ素子500だけがオンとなり、該ラインにのみ1ライ
ンデータ124が表示される。
【0052】従って、図11に見られるように、X駆動
手段123が1ライン目の1ラインデータ124を出力
している時は、Y駆動手段125は表示ラインデータ1
26のうち、Y−D1を“ハイ”にする。また、X駆動
手段123が2ライン目の1ラインデータ124を出力
している時は、Y駆動手段125は表示ラインデータ1
26のうち、Y−D2を“ハイ”にする。以下、これを
繰り返すことにより、画面全体の表示を表示を行ってい
る。
【0053】なお、TFT型の液晶パネル127上での
表示は、各画素への1ラインデータ124が“1”であ
るとき表示オンである白表示となり、“0”であるとき
は表示オフである黒表示となる。
【0054】カラー表示の動作を、図14を用いて説明
する。
【0055】図9の1ラインデータ124は、図14の
R画素700、G画素701、B画素702の表示オ
ン、表示オフの組合せで1ドット703を供給してい
る。
【0056】なお、液晶表示において1ラインが640
ドットの場合、水平画素数mは、640ドットの3倍で
あるから、m=1920となり、図10の1ラインデー
タ209は、X−D1〜X−D1920となる。
【0057】そして、この1ドット703を構成するR
画素700、G画素701、B画素702の表示オン、
表示オフの組合せにより8色での文字や図形の表示が可
能となる。
【0058】次に、コントラスト調節の方法を図15と
図16を用いて説明する。
【0059】液晶パネル127は、視角によって表示オ
ン状態と表示オフ状態とのコントラストが変化する。
【0060】図15において、可変抵抗800により液
晶駆動電源122の電圧を調節することができる。ま
た、表示オンレベル電圧206、表示オフレベル電圧2
05、207は、抵抗801〜808によってある一定
の比で設定される。そのため、可変抵抗800を調整し
て、図16に示すように、液晶駆動電源122のレベル
を(a)から(a’)に変更すると、各液晶印加電圧レ
ベルも上記一定の比を保ったままで変更される。
【0061】従って、基準レベル208に対する表示オ
ンレベルは常に一定で、 (c)−(d)=(c’)−(d’) の関係を保つ。
【0062】一方、基準レベルに対する表示オフレベル
205,207、つまり(b)、(e)に示される電位
は、(b’)、(e’)に変化し、 (b)−(d)>(b’)−(d’) (d)−(e)>(d’)−(e’) となる。
【0063】このようにして、表示オフレベルを変化さ
せることにより、コントラストの調節を行っている。
【0064】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、表
示データが、各表示色1ビットのデジタル信号であり、
“1”、“0”で、表示オン、表示オフを実現してい
る。従って、図14に示すように液晶パネル127の1
ドット704が、R、G、B3画素によって構成されて
いる液晶表示装置では8色表示しか実現できず、各表示
色について複数ビットの表示データを用いた多色、多階
調表示に関しては、考慮されていなかった。
【0065】更に、コントラスト調節は、液晶駆動電源
の調節による表示オフレベルのみの調節を行っていたた
め、中間調表示のコントラスト調節に関しては考慮され
ていなかった。
【0066】本発明の第1の目的は、多色、多階調表示
可能なTFT型の液晶表示装置を提供することである。
【0067】本発明の第2の目的は、あらゆる視角に対
して良好な多階調表示のコントラストを得られるTFT
型の液晶表示装置を提供することである。
【0068】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、複数の液晶セルをマトリク
ス状に配置して構成される液晶パネルと、階調情報を含
む表示デ−タを出力する階調制御手段と、階調制御手段
の出力する上記表示デ−タに基づいて、液晶駆動信号
と、電圧切替信号とを生成する液晶駆動信号生成手段
と、上記液晶パネルに印加する基準レベル電圧と、該基
準レベル電圧と等しい表示オン電圧と、該基準レベル電
圧とは異なる複数種類の表示オフ電圧とを発生し、上記
電圧切替信号に対応して該表示オフ電圧を切り替えて上
記液晶パネルに出力する電源手段と、上記液晶駆動信号
に応じて、上記液晶パネルに表示デ−タを出力し、上記
電源手段の出力する表示オン電圧と複数種類の上記表示
オフ電圧とのなかから、いずれかを上記液晶セルに印加
するX駆動手段とを備えたことを特徴とする液晶表示装
置が提供される。
【0069】この場合、上記電源手段は、上記表示オフ
電圧の切換を、1フレ−ム毎に行うことが好ましい。
【0070】また、上記電源手段は、上記表示オフ電圧
の上記基準レベル電圧に対する極性を、該表示オフ電圧
の種類と同数のフレ−ム毎に変更するが好ましい。
【0071】ここまでに説明した電源手段の発生させる
表示オフ電圧は、何種類でもよいが、例えば、第1表示
オフ電圧と、第2表示オフ電圧との二種類であってもよ
い。この場合は、この第1表示オフ電圧と第2表示オフ
電圧とが交互に切換られることになる。また、その極性
は、2フレ−ム毎に変更されることになる。
【0072】また、このように、表示オフ電圧を二種類
とした場合には、上記X駆動手段の出力する表示デ−タ
は、上記第1表示オフ電圧と上記第2表示オフ電圧とを
交互に印加するものと、上記表示オン電圧と上記第1表
示オフ電圧とを交互に印加するものと、上記表示オン電
圧と上記第2表示オフ電圧とを交互に印加するものと、
上記表示オン電圧を常に印加するものとの4種類であっ
ても良い。
【0073】さらに、上記第2表示オフ電圧は、上記第
1表示オフ電圧よりも上記オン電圧との差が小さく、上
記電源手段は該第1表示オフ電圧を変更することなく該
第2表示オフ電圧のみを変更可能であってもよい。
【0074】より具体的に説明すると、複数の液晶セル
をマトリクス上に配置して構成される液晶パネルと、こ
の液晶パネルに対して1表示単位分の表示データに対応
する表示オン電圧と表示オフ電圧とを出力するX駆動手
段と、該X駆動手段が出力する表示データを液晶パネル
のどのラインに表示するかを選択走査するY駆動手段と
を備え、上記X駆動手段は、表示データに応じて、1ま
たは2以上のフレーム毎に表示オン電圧と表示オフ電圧
とを切り替えて、オン表示及びオフ表示以外の中間調を
表示する手段を特徴とする液晶表示装置を構成したもの
である。
【0075】すなわち、本発明において、高輝度表示す
べき画素については、表示オン電圧を連続して印加し、
低輝度表示すべき画素については表示オフ電圧を連続し
て印加し、それらの中間調を表示すべき画素については
表示オン電圧と表示オフ電圧とを切り替えて印加するこ
とにより、液晶表示することができる。
【0076】更に、多くの階調を得るために、本発明に
おいては、表示オフ電圧よりも、若干輝度の高い第2の
オフ電圧を設ける。この第2の表示オフ電圧と表示オン
電圧を切り替えることにより、上記中間調より高い輝度
の第2の中間調を得ることができる。
【0077】更に、上記第2の目的を達成するために、
本発明においては、第2の表示オフ電圧のみを調節可能
としている。
【0078】
【作用】階調制御手段は階調情報を含む表示デ−タを液
晶駆動信号生成手段に出力する。すると、液晶駆動信号
生成手段は、電圧切替信号を電源手段に出力する。ま
た、液晶駆動信号を上記表示デ−タと共にX駆動手段に
出力する。
【0079】すると、電源手段は、該電圧切替信号に同
期して第1表示オフ電圧と第2表示オフ電圧電源手段と
を切り替える。なお、この場合、表示オン電圧と基準レ
ベル電圧とは、一定のまま常に出力する。一方、X駆動
手段は、液晶駆動信号に従って、階調情報に対応した表
示デ−タを液晶パネルに出力する。これにより階調情報
に応じて、例えば1フレ−ム毎に、第1表示オフ電圧
と、第2表示電圧と、表示オン電圧とが所定の順序で切
替られる。すなわち、表示データに応じて、輝度の異な
る表示状態を交互に表示することにより、その中間調が
表示される。
【0080】なお、ここでは、表示オフ電圧が二種類の
場合についてのみ説明したが、更に多くの表示オフ電圧
を設定した場合でも同様である。
【0081】つぎにコントラストの調整について説明す
る。
【0082】液晶表示装置は、斜めから見た場合、中間
調の部分が見にくくなる。そのため、上記第1表示オフ
電圧を変更することなく、第2表示オフ電圧のみを変更
することにより、斜めの角度から見た場合のコントラス
トを確保しうる。
【0083】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1乃至図8を
用いて説明する。
【0084】図1は、本発明の一実施例の液晶表示装置
を示すブロック図ある。
【0085】100〜102は各表示色2ビットパラレ
ルの液晶表示データであり、各々Red信号、Gree
n信号、Blue信号である。
【0086】106は多色制御手段であり、各表示色2
ビットパラレルの液晶表示データ100,101,10
2を、各表示色1ビットシリアルデータ107,10
8,109に変換する機能を有している。
【0087】図10は、この多色制御手段106が、各
表示色2ビットパラレルデータ100〜102を、1ビ
ットシリアルデータ107〜109に変換を説明する表
である。
【0088】2ビットパラレルデータが(1,1)のと
きは、表示オンを表し、1ビットシリアルデータは常に
“1”に変換される。2ビットパラレルデータが(0,
0)のときは表示オフを表し、1ビットシリアルデータ
は常に“0”に変換される。2ビットパラレルデータ
(0,1)、(1,0)で表される中間調表示の場合
は、1ビットシリアルデータを1フレーム毎に“1”、
“0”を切り替えて出力する。2つの中間調の区別は、
(0,1)の場合は奇数フレームを“1”、(1,0)
の場合は偶数フレームを“1”とすることにより行っ
た。すなわち、一つの2ビットパラレルデ−タを2フレ
−ムで表示する構成となっている。
【0089】2レベル液晶駆動信号生成手段110は、
液晶駆動信号であるラインスタ−トクロック111、水
平クロッック112、液晶用表示データ113、デ−タ
ラッチクロック114、多色用液晶駆動交流化クロック
115を、上述した従来と同様の方式で生成している。
但し、多色用液晶駆動交流化クロック115は、従来の
液晶駆動交流化クロック204の2倍の周期である。つ
まり、2フレ−ム分に対応する周期となっている。
【0090】さらに本実施例の2レベル液晶駆動信号生
成手段110は、電圧切り替えクロック116を生成
し、多色用電源回路117に出力する構成となってい
る。この電圧切替クロック116は、1フレ−ム毎に反
転する信号である。
【0091】多色用電源回路117は、液晶駆動電源1
22の電圧から液晶印加電圧118〜12を生成する。
118はプラス側の多色用表示オフレベル電圧であり、
119は表示オンレベル電圧、120はマイナス側の多
色用表示オフレベル電圧である。また、121は液晶パ
ネル127に供給される液晶印加電圧の基準レベル電圧
で、図12に示した従来技術の基準レベル電圧208に
該当するものである。ある。なお、詳細については後ほ
ど説明する。
【0092】X駆動手段123と1ラインデータ12
4、Y駆動手段125とY駆動信号126、及び、液晶
パネル127は上述した従来技術と同じである。
【0093】多色用電源回路117の構成を詳細に説明
する。
【0094】図3はその内部構成図である。
【0095】122は従来と同じ液晶駆動電源、120
0〜1206は液晶駆動電源122を分圧するための抵
抗であり、その中の1205は可変抵抗である。
【0096】本実施例の多色用電源回路117は、従来
とは異なり、表示オフ電圧のレベルを2種類、つまり、
表示オフレベル電圧1207と、表示オフレベル電圧1
208とを発生させる構成となっている。表示オフレベ
ル電圧1208は、表示オフレベル電圧1207よりも
基準レベル電圧121との電位差が小さくなっている。
つまり、表示オフレベル電圧1208による表示は、表
示オフレベル電圧1207より若干明るい表示となる。
なお、表示オフレベル電圧1208は、可変抵抗120
5で調節可能である。該可変抵抗1205による表示オ
フレベル1208の変更は、コントラストの調整におい
て使用するものであるが、この点については後ほど説明
する。
【0097】1209は電圧切り替え手段であり、暗い
表示オフレベル電圧1207と明るい表示オフレベル電
圧1208とを、上述の電圧切り替え信号116に従っ
て切り替え、いずれか一方のみを多色用表示オフレベル
電圧1210とするものである。
【0098】表示オンレベル電圧119は、対向電極の
基準レベル電圧121と同レベルである。なお、該表示
オンレベル電圧119が、加えられている液晶画素は、
白表示状態となる。
【0099】1211は電圧加算器であり、表示オンレ
ベル電圧119と多色用表示オフレベル電圧1210を
加算し、基準レベル電圧121から見てプラス側の多色
用表示オフレベル電圧118を生成する機能を有する。
【0100】1212は電圧減算器であり、表示オンレ
ベル電圧119から多色用表示オフレベル電圧1210
を減算し、基準レベル電圧121から見てマイナス側の
多色用表示オフレベル電圧120を生成する機能を有す
る。
【0101】なお、多色用表示オフレベル電圧118,
120は、電圧切替手段1209が表示オフレベル電圧
1207と表示オフレベル電圧1208のいずれを出力
しているかにより、1フレ−ム毎に共に変化するもので
ある。
【0102】本実施例の動作を説明する。
【0103】図1の多色制御手段106は、各表示色2
ビットパラレルデータを、図2の対応表に従い、1ビッ
トシリアルデータに変換し、2レベル液晶駆動信号生成
手段110に出力する。
【0104】図2に示したとおり、2ビットパラレルデ
ータが(1,1)のときは表示オンを表し、1ビットシ
リアルデータは常に“1”に変換され、2ビットパラレ
ルデータが(0,0)のときは表示オフを表し、1ビッ
トシリアルデータは常に“0”に変換される。2ビット
パラレルデータ(0,1)、(1,0)で表される中間
調表示の場合は、1ビットシリアルデータを1フレーム
毎に“1”、“0”を切り替えて出力する。2つの中間
調の区別は、(0,1)の場合は奇数フレームを
“1”、(1,0)の場合は偶数フレームを“1”とす
る。
【0105】2レベル液晶駆動信号生成手段110は、
従来と同様の方式で、液晶駆動信号を生成しX駆動手段
123に出力する。なお、多色用液晶駆動交流化クロッ
ク115、上述したとおり、従来の2倍の周期で、2フ
レーム毎に反転する信号である。
【0106】また、2レベル液晶駆動信号生成手段11
0は、電圧切り替えクロック116を生成し多色用電源
回路117に出力する。上述したとおり、この電圧切り
替えクロック116は、1フレーム毎に反転する信号で
ある。
【0107】液晶駆動交流化クロックの周期を2倍とし
た理由を、図4を用いて説明する。
【0108】図4(A)の1100は、従来の液晶駆動
交流化クロック204で中間調表示を行った場合の液晶
印加電圧波形であり、1101は、本実施例の多色用液
晶駆動交流化クロック115で中間調表示を行った場合
の液晶印加電圧波形である。
【0109】表示データ113は1フレーム毎に表示オ
ン、表示オフを繰り返し、中間調表示を行っていること
を示している。この場合、従来の液晶駆動交流化クロッ
ク204では、液晶印加電圧波形1100のように一方
の極性の電圧しか印加されない。そのため、図4(B)
に示したように本実施例においては液晶駆動交流化クロ
ック204の2倍の周期の多色用液晶駆動交流化クロッ
ク115を用い、液晶印加電圧波形1101のように極
性の反転を行い、交流化を実現できるようにしたもので
ある。
【0110】次に、多色用電源回路117の動作を説明
する。
【0111】液晶駆動電源122から、暗い表示オフレ
ベル電圧1207、明るい表示オフレベル電圧120
8、表示オンレベル電圧119、液晶セルの対向電極の
基準レベル電圧121を生成する。
【0112】電圧切り替え手段1209は、電圧切り替
えクロック116に従い、暗い表示オフレベル電圧12
07と、明るい表示オフレベル電圧1208とを1フレ
−ム毎に切り替える。その結果、多色用表示オフレベル
電圧1210のレベルは、1フレ−ム毎に変動する。
【0113】電圧加算器1211は、この多色用表示オ
フレベル電圧1210と、表示オンレベル電圧119と
からプラス側の多色用表示オフレベル電圧118を生成
する。また電圧減算器1212は、マイナス側の多色用
表示オフレベル電圧120を生成する。
【0114】そして、多色用表示オフレベル電圧11
8、120をX駆動手段127に供給する。
【0115】X駆動手段123において、液晶用表示デ
ータ113と、多色用液晶駆動交流化クロック115に
従って、液晶印加電圧を選択し、液晶パネル127に供
給する。
【0116】X駆動手段の動作を、図5を用いて詳しく
説明する。
【0117】図5は、図3の多色電源回路117が生成
する液晶印加電圧レベルと、多色用液晶駆動交流化クロ
ック115、シリアル表示データ113に従った、X駆
動手段123の動作波形を示したものである。
【0118】図5において、1300は表示オンの場
合、1301は表示オフの場合、1302は暗い中間調
の場合、1303は明るい中間調の場合に、液晶画素に
印加される電圧波形である。V0は表示オンレベル、V
1は明るい表示オフレベル、V2は暗い表示オフレベル
である。なお、暗い表示オフレベルV2は図3の暗い表
示オフレベル電圧1207に、明るい表示オフレベルV
1は明るい表示オフレベル電圧1208に対応するもの
である。
【0119】多色用液晶駆動交流化クロック115の周
期は上述したとおり従来の2倍、つまり2フレ−ムであ
る。液晶印加電圧のうち、プラス側の多色用表示オフレ
ベル電圧118、マイナス側の多色用表示オフレベル電
圧120は、暗い表示オフレベルV2と、それより若干
レベルの低い、明るい表示オフレベルV1がフレーム毎
に切り替えられている。従って、多色用液晶駆動交流化
クロック115の一周期中に、暗い表示オフレベルV2
と、明るい表示オフレベルV1とが交互に切替られる。
【0120】液晶印加電圧の選択方法は図13を用いて
説明した通りであり、表示オン、表示オフ、暗い中間
調、明るい中間調の液晶印加電圧波形は太線のようにな
る。
【0121】表示オンのときの液晶印加電圧1300
は、全てのフレ−ムにおいてV0で一定となり、従来と
同様の波形になる。従って、この状態では視覚的には”
白”表示がなされていることになる。
【0122】表示オフのときには、液晶印加電圧波形は
1301のように、V1とV2がフレーム毎に切り替え
られる。V1においてはその表示状態は、”黒”とな
り、また、V2においてはその表示状態は”灰”とな
る。従って、V1つまり”黒”と、V2つまり”灰”と
を交互に表示することにより、視覚的には”黒”と”
灰”の間の中間調が表示オフ状態として表示される。
【0123】なお、ここで”白”とは、輝度の高い表示
状態を、また、”黒”は輝度の低い表示状態を意味する
ものである。”灰”とはその間の輝度であることを意味
するものである。そのため、実際に表示される”色”は
当該画素に対応して設けられているカラ−フィルタによ
って決定されるものである。なお、以下の説明中におい
ても同様である。
【0124】暗い中間調を表示する場合、つまり、図2
における1ビット表示デ−タが(1、0)の場合には、
多色用表示オフレベル118、120が暗い表示オフレ
ベルV2のときに表示オフ状態となる。そして、多色用
表示オフレベル118、120が表示オフレベルV1の
ときは、表示オン状態となる。従って、液晶印加電圧波
形1302のように、表示オンレベルV0と、暗い表示
オフレベルV2がフレーム毎に切り替えられ、この2つ
のレベルの中間調を表示することになる。つまり”黒”
と”白”とを1フレ−ム毎に交互に表示することによ
り、”黒”と”白”との中間調が表示される。
【0125】明るい中間調の場合、つまり、図2におけ
る1ビット表示デ−タが(0、1)の場合には、多色用
表示オフレベル118、120が明るい表示オフレベル
V1のときに表示オフ状態となる。また、暗い表示オフ
レベルV2の時には表示オン状態となる。従って、液晶
印加電圧波形1303のように、表示オンレベルV0
と、明るい表示オフレベルV1がフレーム毎に切り替え
られ、この2つのレベルの中間調が表示されることにな
る。つまり”灰”と”白”とを1フレ−ム毎に交互に表
示することにより、”灰”と”白”との中間調が表示さ
れる。
【0126】以上のように、表示オフレベルを2種類設
け、さらに、これをフレ−ム毎に切替ることにより、一
画素について、4段階の階調表示が可能になる。
【0127】次に本発明による輝度レベルの調整を図6
を用いて説明する。
【0128】図6は縦軸を輝度、横軸を電圧とし、図5
のV0、V1、V2と、その時得られる表示輝度を明る
い順に、B0、B1、B2、B3として示したものであ
る。なお、この場合の電圧とは対向電極の基準レベル1
21との電位差である。
【0129】このV−B曲線に図5を用いて説明した液
晶印加電圧レベルV0〜V2と、各表示状態(表示オ
ン、明るい中間調、暗い中間調、表示オフ)をあてはめ
て説明する。
【0130】表示オンレベルV0と暗い表示オフレベル
V2とにより、暗い中間調B2を得ることができる。こ
の明るい中間調B1は、前述の”白”と”黒”の中間調
に該当するものである。
【0131】表示オンレベルV0と明るい表示オフレベ
ルV1とにより、明るい中間調B1を得ることができ
る。この明るい中間調B1は、前述の”白”と”灰”の
中間調に該当するものである。
【0132】表示オフレベルV1と表示オフレベルV2
とにより、中間調であるB3が得られる。この中間調B
3は、前述の”黒”と”灰”の中間調に該当するもので
ある。 常に表示オンレベルV0であれば、B0が表示
される。このB0は、前述の”白”に該当するものであ
る。
【0133】以上のようにして、明るい順に、B0、B
1、B2、B3の4階調を得ることができる。
【0134】この4階調表示は、液晶パネル127に対
する視角によって、その輝度が変化する。そこで、次に
コントラストの調整方法について図3、図7、図8を用
いて説明する。
【0135】図3の可変抵抗1205は、表示オフレベ
ル電圧1208すなわち図7の明るい表示オフレベルV
1を調節するための手段である。
【0136】図7は、図3の可変抵抗1205によるコ
ントラスト調節の動作を示したものである。
【0137】図7(A)のV1は図3の可変抵抗120
5による調節前の明るい表示オフレベルであり、図7
(B)のV1’は調節後の明るい表示オフレベルであ
る。
【0138】この図に示すように、明るい中間調レベル
V1を、V1’に調節すると、液晶印加電圧波形150
0は、液晶印加電圧波形1501のように変化し、明る
い中間調を表示する際の液晶印加電圧波形が変化する。
【0139】よって、視角に対するコントラストの変化
に対し、明るい中間調の輝度のみを調節してコントラス
ト調節を行うことができる。このことを、図8のV−B
曲線を用いて説明する。
【0140】図8は、視角によるV−B曲線の変化、言
い替えれば、視角によるとコントラスト調節を示したも
のである。つまり、液晶パネルは見る角度によりV−B
曲線が異なっており、正面からみた場合と斜めから見た
場合ではコントラストが異なる。
【0141】この図には、正面から見た場合と、正面か
ら10度の角度から見た場合とのV−B曲線を記入して
いる。
【0142】図中、正面から見た場合を曲線1601
で、10度の角度から見た場合を曲線1600で示す。
【0143】正面から見た場合には、上述の4階調は、
M12,M02,M01,M00で示されている。な
お、M12はV1とV2とにより表示される中間調であ
る。M12,M02,M01,M00についても同様で
ある。
【0144】これらの点では、十分に輝度が異なってい
るため、十分に区別することができる。斜めの角度から
見た場合、つまり、曲線1600においては、これらの
4階調はS12,S02,S01,S00で示される位
置にある。なお、S12はV1とV2とにより表示され
る中間調である。S12,S02,S01,S00につ
いても同様である。この場合、該曲線1600は、電圧
の小さい領域においては、輝度の下がり具合が急激であ
るが、その中央付近から、水平方向に屈曲し、輝度の下
がり具合がゆるやかになっている。そのため、該傾斜の
ゆるやかな部分に存在するS01,S02との間の輝度
の差が小さくなり、十分な識別ができなくなっている。
【0145】そのため、本実施例においては、V1のみ
をV1’に変更することにより、輝度の差を確保してい
る。つまり、V1をV1’に変更したことにより、S0
1がS01’に変化している。一方、S02の位置は変
化することがない。つまり、S01’を輝度の下がり具
合の急激な領域に移動させることにより、S01’とS
02との間の輝度の差を確保して、視角的な識別を可能
としている。なお、電圧が高い部分では傾斜がゆるやか
であるため、S12がS1’2に変化したことにより、
表示画面全体のコントラストに与える影響は少ない。
【0146】以上のように視角に応じて明るい表示オフ
レベルをV1からV1’に変化させると、明るい中間調
の輝度B1が、B1’に調節される。一方、表示オフの
輝度輝度B3は変化しない。従って、表示オフの輝度B
3をほとんど変化させることなく、明るい中間調の輝度
B1のみをB1’へと調節することが可能となり、斜め
の角度から見た場合のコントラスト確保できる。
【0147】なお、以上説明した実施例においては、表
示オフレベルを二種類設けているが、これに限定される
ものではなく、更に多種類の表示オフレベルを設けても
構わない。その場合は、表示オフレベルの極性を反転さ
せるタイミング、表示オフレベルの切換のタイミング等
の各種条件等も、該種類数に応じて変更することにな
る。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶表示装置において、中間調表示を可能として、多色
表示を可能となる。
【0149】また、明るい中間調表示の輝度のみを調節
することにより、視角に対して良好なコントラストが得
られる多色表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本実施例の多色制御手段106による液晶表示
データの変換表である。
【図3】本実施例の多色用電源回路117の内部構成図
である。
【図4】液晶交流化を示す液晶印加電圧波形図である。
【図5】本実施例による4階調表示の液晶印加電圧波形
図である。
【図6】本実施例による4階調の輝度を示す図である。
【図7】本実施例によるコントラスト調節時の液晶印加
電圧波形図である。
【図8】本実施例によるコントラスト調節時の上方から
の視角に対する輝度を示す図である。
【図9】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図10】X駆動手段123の詳細ブロック図である。
【図11】X駆動手段123、Y駆動手段125による
液晶駆動タイミング図である。
【図12】液晶パネル127の内部構造図である。
【図13】2レベル液晶電圧選択手段304の動作を示
す、液晶印加電圧波形図である。
【図14】液晶パネル127上の画素構成図である。
【図15】従来の液晶表示装置の電源回路203の内部
構成図である。
【図16】従来のコントラスト調節の電圧レベルを示す
図である。
【符号の説明】
100…液晶表示Red信号(2ビットパラレル) 101…液晶表示Green信号(2ビットパラレル) 102…液晶表示Blue信号(2ビットパラレル) 103…水平同期信号 104…垂直同期信号 105…ドットクロック 106…多色制御手段 107…液晶表示Red信号(1ビットシリアル) 108…液晶表示Green信号(1ビットシリアル) 109…液晶表示Blue信号(1ビットシリアル) 110…2レベル液晶駆動信号生成手段 111…ラインスタートクロック 112…水平クロック 113…液晶用表示データ 114…データラッチクロック 115…多色用液晶駆動交流化クロック(2フレーム反
転) 116…電圧切り替えクロック 117…多色用電源回路 118…表示オフレベル電圧 119…表示オンレベル電圧 120…表示オフレベル電圧 121…基準レベル電圧 122…液晶駆動電源 123…X駆動手段 124…1ラインデータ 125…Y駆動手段 126…表示ラインデータ 127…液晶パネル 204…液晶駆動交流化クロック(1フレーム反転) 304…2レベル液晶電圧選択手段 501…画素電極 502…液晶層 503…対向電極 1207…表示オフレベル電圧 1208…表示オフレベル電圧 1209…電圧切り替え手段 1210…表示オフレベル電圧 1211…電圧加算器 1212…電圧減算器 1302…暗い中間調表示時液晶印加電圧波形 1303…明るい中間調表示時液晶印加電圧波形 1500…コントラスト調節前液晶印加電圧波形 1501…コントラスト調節後液晶印加電圧波形 1600…視角10度の位置から見た場合のV−B曲線 1601…正面から見た場合のV−B曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古橋 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (72)発明者 滝田 功 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 マイクロエレク トロニクス機器開発研究所内 (72)発明者 高橋 孝次 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所 茂原工場内 (56)参考文献 特開 平4−27995(JP,A) C−390「TFT−LCDの多色駆動 方式」、1990年電気情報通信学会秋季全 国大会講演論文集分冊5、社団法人電子 情報通信学会、1990年9月15日 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G09G 3/20 G02F 1/133

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリクス状に配置された複数の液晶セル
    を有する液晶パネルと、 階調情報を含む表示データを出力する階調制御手段と、前記 階調制御手段が出力する前記表示データに基づい
    て、液晶駆動信号と電圧切替信号とを生成する液晶駆動
    信号生成手段と、前記 液晶パネルに印加される基準レベル電圧との電位差
    が異なる2種類の表示オフ電圧を、前記電圧切替信号に
    応じて切り替えて出力するとともに、前記2種類の表示
    オフ電圧のいずれよりも前記基準レベル電圧に近い表示
    オン電圧を出力する電源手段と、前記 液晶駆動信号に応じて、前記液晶パネルに前記表示
    データを出力し、前記電源手段の出力する前記表示オン
    電圧と前記表示オフ電圧とのなかから、いずれかを前記
    液晶セルに印加するX駆動手段とを備え 前記電源手段は、 前記2種類の表示オフ電圧のうち、前記基準レベル電圧
    との電位差が大きなほうの第一表示オフ電圧を変更せず
    に、前記基準レベル電圧との電位差が小さいほうの第二
    表示オフ電圧を変更可能である ことを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置であって、 前記 電源手段は、前記2種類の 表示オフ電圧の切替を、1フレームごとに
    行うことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の液晶表示装置であって、 前記 電源手段は、前記 基準レベル電圧に対する、前記表示オフ電圧の極性
    を、該表示オフ電圧の種類と同数のフレームごとに変更
    することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2および3のうちのいずれか1
    項に記載の液晶表示装置であって、 前記 X駆動手段が出力する表示データには、前記 第一表示オフ電圧と前記第二表示オフ電圧とを交互
    に印加するものと、前記 表示オン電圧と前記第一表示オフ電圧とを交互に印
    加するものと、前記 表示オン電圧と前記第二表示オフ電圧とを交互に印
    加するものと、前記 表示オン電圧を常に印加するものと、 の4種類が存在することを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
C−390「TFT−LCDの多色駆動方式」、1990年電気情報通信学会秋季全国大会講演論文集分冊5、社団法人電子情報通信学会、1990年9月15日

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