JP3239257B2 - 攪拌器及びこれを備えたトナーカートリッジ - Google Patents

攪拌器及びこれを備えたトナーカートリッジ

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JP3239257B2
JP3239257B2 JP14886096A JP14886096A JP3239257B2 JP 3239257 B2 JP3239257 B2 JP 3239257B2 JP 14886096 A JP14886096 A JP 14886096A JP 14886096 A JP14886096 A JP 14886096A JP 3239257 B2 JP3239257 B2 JP 3239257B2
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paddle
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーの如き粉体
を攪拌するための攪拌器、及びかかる攪拌器を備えたト
ナーカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】静電式複写機、静電式印刷機或いは静電
式ファクシミリ等においては、静電感光体上に静電潜像
を形成し、次いでかかる静電潜像をトナー像に現像す
る。静電潜像をトナー像に現像するための現像装置は、
トナーのみから成る所謂一成分現像剤或いはトナーとキ
ャリア粒子とから成る所謂二成分現像剤を収容する現像
ハウジング、該現像ハウジング内に収容されている現像
剤を現像域に搬送して静電感光体に適用する現像剤適用
手段、及び現像ハウジングにトナーを補給するためのト
ナー補給手段を具備している。トナー補給手段は、通
常、交換自在に装着されるトナーカートリッジを含んで
いる。そして、トナーカートリッジの典型例は、トナー
排出口を有する容器及びこの容器内に収容されたトナー
と共に、容器内に存在するトナーを攪拌してトナーが塊
状になるのを防止する攪拌器を含んでいる。攪拌器はト
ナーを攪拌する機能に加えて、トナーを所要方向に移送
する機能も有していることが少なくない。かような攪拌
器は、容器の両側壁間に回転自在に装着された回転軸
と、軸線方向に間隔をおいて回転軸から半径方向に延び
る複数個のアームと、アーム間に配設された複数個のパ
ドルとから構成されている。パドルは単一角度位置に、
或いは180度の角度間隔をおいた2個の角度位置に配
設されている。攪拌器の回転軸の一端部は容器の側壁を
越えて容器外へ突出せしめられており、突出端には入力
歯車が装着されている。トナーカートリッジが現像装置
の所要位置に装着されると、攪拌器の回転軸に装着され
た入力歯車が伝動歯車列を介して電動モータに駆動連結
され、従って電動モータによって攪拌器の回転軸、アー
ム及びパドルが回転駆動せしめられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】而して、上述したとお
りの従来のトナーカートリッジには次のとおりの解決す
べき問題がある。即ち、攪拌器を回転せしめるための必
要トルクが相当大きく、従って出力トルクが大きい比較
的高価な電動モータが必要とされると共に、攪拌器の強
度を比較的高く設計することが必要である。トナーに対
するパドルの有効作用面積を減少せしめると上記必要ト
ルクを低減せしめることができるが、かくすると必然的
にパドルのトナー攪拌及び移送作用が低減されてしま
う。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その第一の技術的課題は、トナーの如き粉体に対
するパドルの攪拌及び送給作用を低減せしめることな
く、従来の攪拌器に比べて必要回転トルクが相当低減せ
しめられる、新規且つ改良された攪拌器を提供すること
である。
【0005】本発明の第二の技術的課題は、トナーに対
するパドルの攪拌及び送給作用を低減せしめることな
く、従来のトナーカートリッジに比べて攪拌器の必要回
転トルクが相当低減せしめられる、新規且つ改良された
トナーカートリッジを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
第一及び第二の技術的課題を解決するために、攪拌器に
おけるパドルの各々の横断面を半円形状にせしめる
【0007】本発明の第一の局面によれば、上記第一の
技術的課題を解決する攪拌器として、回転軸と、軸線方
向に間隔をおいて該回転軸から半径方向に延びる複数個
のアームと、該アームの先端部間に配設されている複数
個のパドルとを含む攪拌器において、該パドルの各々の
横断面は半円形状である、ことを特徴とする攪拌器が提
供される。
【0008】本発明の第二の局面によれば、上記第二の
技術的課題を解決するトナーカートリッジとして、トナ
ー排出口を有する容器、該容器内に収容されたトナー、
及び該容器内に存在するトナーを攪拌するための攪拌器
を具備し、該攪拌器は該容器の両側壁間に回転自在に装
着された回転軸と、軸線方向に間隔をおいて該回転軸か
ら半径方向に延びる複数個のアームと、該アームの先端
部間に配設されている複数個のパドルとを含むトナーカ
ートリッジにおいて、該攪拌器における該パドルの各々
の横断面は半円形状である、ことを特徴とするトナーカ
ートリッジが提供される。
【0009】該攪拌器における該アームは4個以上配設
され、該パドルは3個以上配設されており、該パドルは
周方向に間隔をおいて配置された少なくとも3個の相互
に異なる角度位置に分散せしめて配設されているのが好
ましい
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
トナーカートリッジの好適実施形態を図示している添付
図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0011】図1乃至図3を参照して説明すると、図示
のトナーカートリッジは全体を番号2で示す容器を具備
しており、かかる容器2は主部材4と蓋部材6とから構
成されている。適宜の合成樹脂から形成することができ
る主部材4は、上面が解放された箱形状である。図3を
参照することによって明確に理解される如く、主部材4
の底面壁は横断面図において並列配置されている2個の
円弧形状部、即ち比較的小さい円弧形状部8と比較的大
きい円弧形状部10とによって規定されている。同様に
適宜の合成樹脂から形成することができる蓋部材6は、
平板形状であり、その下面には主部材4の上面に形成さ
れている矩形開口に対応した形状の突条12が形成され
ている。蓋部材6はその突条12を主部材4内に突出せ
しめて主部材4の上面に位置せしめられて、超音波溶着
の如き適宜の様式によって主部材4に固定され、主部材
4の上面を閉じる。底壁における円弧形状部8には下方
に突出した矩形口頸部14が形成されており、かかる口
頸部14にトナー排出口16が形成されている。口頸部
14にはトナー排出口16を閉じる閉位置とトナー排出
口16を解放する開位置との間を滑動自在にシャッタ部
材18が装着されている(シャッタ部材18自体の構成
は周知の形態でよいので、その詳細な説明は本明細書に
おいては省略する)。
【0012】容器2の主部材4は両側壁20及び22を
有しており、一方の側壁20には2個の突出部24及び
26が形成されており、かかる突出部24及び26の内
側に盲穴28及び30が規定されている。かかる盲穴2
8及び30は内方に向かって内径が漸次増大する円錐台
形状である(盲穴28を図示している図4も参照された
い)。他方の側壁22には上記盲穴28及び30に対応
せしめて貫通孔32及び34(図2)が形成されてい
る。盲穴28及び貫通孔32は、底壁における円弧形状
部8の曲率中心に位置せしめられ、盲穴30及び貫通孔
34は、底壁における円弧形状部10の曲率中心に位置
せしめられている。側壁20には、更に、比較的大きい
円形開口36(図2)も形成されている。かかる開口3
6を介して容器2内にトナー38(図3)が所要量充填
される。容器内にトナー38を充填した後に、閉塞部材
40が溶着乃至接着等によって側壁20に固定され、か
くして開口36が閉じられる。
【0013】図1乃至図3を参照して説明を続けると、
容器2内には、底壁の円弧形状部8の上方に位置するト
ナー移送器42が配設されている。この移送器42は回
転軸44を含んでいる。図4に明確に図示する如く、回
転軸44の一端部46は略球形状にせしめられており、
その直径は上記盲穴28の最小内径と最大内径との間の
寸法に設定されている。回転軸44の他端部近傍には円
形フランジ48が形成されており、そしてまた円形フラ
ンジ48よりも外側において回転軸44には環状シール
部材50が装着されている。シール部材50は柔軟なス
ポンジから形成することができる。かような回転軸44
は、図4に図示する如く略球形状の一端部46を容器2
の側壁20に形成されている盲穴28に挿入せしめ、そ
して全体を幾分弾性変形せしめて他端部を容器2の側壁
22に形成されている貫通孔32に挿通せしめることに
よって、側壁20及び22間に回転自在に装着される。
図4を参照することによって容易に理解される如く、盲
穴28が円錐台形状であり、回転軸44の一端部46が
略球形状である故に、幾分かの製作誤差が存在しても、
回転軸44の一端部46の外周面と盲穴28の内周面と
は面接触ではなくて線接触せしめられ、従って盲穴28
と回転軸44の一端部46との摩擦接触に起因する回転
抵抗が過剰になることはない。回転軸44の他端部が貫
通孔32に挿通せしめられると、円形フランジ48は側
壁22の内面に近接して位置せしめられ、シール部材5
0が円形フランジ48と側壁22との間で幾分圧縮さ
れ、かかるシール部材50の存在により貫通孔32を通
ってトナー38が容器外へ漏出することが防止される。
回転軸44の他端部は側壁22を貫通して外部へ突出
し、突出端には入力歯車(図示していない)が装着され
る。この入力歯車は、トナーカートリッジが現像装置
(図示していない)の所要位置に装着されると、伝動歯
車列(図示していない)を介して電動モータ(図示して
いない)に連結され、電動モータが付勢されると、回転
軸44は図3において時計方向に回転せしめられる。図
1及び図2を参照することによって理解される如く、回
転軸44には一対の排出羽根52並びに螺旋羽根54及
び56が形成されている。一対の排出羽根52は相互に
180度の角度間隔をおいて回転軸44から半径方向に
突出する板状片であり、底壁の円弧形状部8に付設され
ているトナー排出口16の上方に位置せしめられてい
る。螺旋羽根54は側壁20と排出羽根52との間を延
びており、螺旋羽根56は側壁22と排出羽根52との
間を延びている。螺旋羽根54の螺旋方向と螺旋羽根5
6の螺旋方向とは逆にせしめられており、回転軸44が
図3において時計方向に回転せしめられると、螺旋羽根
54はトナー38を図1及び図2において右方へ排出羽
根52に向けて搬送し、螺旋羽根56はトナー38を図
1及び図2において左方へ排出羽根52に向けて搬送す
る。排出羽根52は解放されているトナー排出口16を
通してトナー38を容器2から落下せしめ、かくしてト
ナーカートリッジから現像装置(図示していない)にト
ナー38が供給される。トナー移送機構42の回転軸4
4、フランジ48、排出羽根52並びに螺旋羽根54及
び56は、適宜の合成樹脂から一体に成形されているの
が好適である。
【0014】容器2内には、更に、底壁の円弧形状部1
0の上方に位置する攪拌器58も配設されている。図2
と共に図5及び図6を参照して説明すると、攪拌器58
は回転軸60を含んでいる。この回転軸60の一端部6
2も、上記移送器42の回転軸48の一端部と同様に、
略休球形状にせしめられており、その直径は盲穴30の
最小内径と最大内径との間の寸法に設定されている。回
転軸60の他端部近傍には円形フランジ64が形成され
ており、そしてまた円形フランジ64よりも外側におい
て回転軸60には環状シール部材66が装着されてい
る。シール部材66は柔軟なスポンジから形成すること
ができる。かような回転軸60も、上記移送器42の回
転軸44と同様に、略球形状の一端部62を容器2の側
壁20に形成されている盲穴30に挿入せしめ、そして
全体を幾分弾性変形せしめて他端部を容器2の側壁22
に形成されている貫通孔34に挿通せしめることによっ
て、側壁20及び22間に回転自在に装着される。図4
に図示する回転軸44の一端部46と盲穴28の関係と
同様に、盲穴30が円錐台形状であり、回転軸60の一
端部62が略球形状である故に、幾分かの製作誤差が存
在しても、回転軸60の一端部62の外周面と盲穴30
の内周面とは面接触ではなくて線接触せしめられ、従っ
て盲穴30と回転軸60の一端部62との摩擦接触に起
因する回転抵抗が過剰になることはない。回転軸60の
他端部が貫通孔34に挿通せしめられると、円形フラン
ジ64は側壁22の内面に近接して位置せしめられ、シ
ール部材66が円形フランジ64と側壁22との間で幾
分圧縮され、かかるシール部材66の存在により貫通孔
34を通ってトナー38が容器外へ漏出することが防止
される。回転軸60の他端部は側壁22を貫通して外部
へ突出し、突出端には入力歯車(図示していない)が装
着される。この入力歯車は、上記移送器42の回転軸4
4の突出端に装着されている歯車(図示していない)に
係合せしめられており、上記電動モータが付勢されて移
送器42の回転軸44が図3において時計方向に回転せ
しめられると、攪拌器58の回転軸60は図3において
反時計方向に回転せしめられる。
【0015】図2と共に図5及び図6を参照して説明を
続けると、攪拌器58の回転軸60には、その軸線方向
に等間隔をおいて半径方向に延びる8個のアーム68、
70、72、74、76、78、80及び82が配設さ
れている。アーム68、70、72、74、76、78
及び80は回転軸60の外周面から半径方向に延びてい
るが、アーム82は回転軸60に形成されている上記円
形フランジ64の外周円から延びている。回転軸60の
両端部に位置するアーム68及び82並びに回転軸60
の中央部に位置するアーム74及び76は、半径方向に
延びる帯状片であり、その幅は回転軸60の外径と略同
一である。図5及び図6を参照することによって明確に
理解される如く、アーム68、74、76及び82は周
方向において順次に60度の角度間隔をおいて配置され
ている。アーム68及び74間に位置するアーム70及
び72並びにアーム76及び82間に位置するアーム7
8及び80は半径方向外方に向かって幅が漸次増大する
扇形状である。アーム70及び72は周方向に所定角度
間隔をおいて配設されており、アーム70の周方向片側
部はアーム68と整合せしめられ、アーム70の周方向
他側部はアーム72の周方向片側部と整合せしめられて
おり、アーム72の周方向他側部はアーム74と整合せ
しめられている。同様に、アーム78及び80も周方向
に所定角度間隔をおいて配設されており、アーム78の
周方向片側部はアーム76と整合せしめられ、アーム7
8の周方向他側部はアーム80の周方向片側部と整合せ
しめられており、アーム80の周方向他側部はアーム8
2と整合せしめられている。アーム68、70、72、
74、76、78、80及び82の半径方向長さは同一
である。アーム68及び70の先端部間、アーム70及
び72の先端部間、アーム72及び74の先端部間、ア
ーム76及び78の先端部間、アーム78及び80の先
端部間、並びにアーム80及び82の先端部間には、夫
々、パドル90、92、94、96、98及び100が
固定されている。図6を参照することによって明確に理
解される如き、パドル92はパドル90から図6におい
て反時計方向に30度の角度間隔をおいて配置され、パ
ドル94はパドル92から図6において反時計方向に3
0度の角度間隔をおいて配置され、パドル96はパドル
94から図6において反時計方向に60度の角度間隔を
おいて配置され、パドル98はパドル96から図6にお
いて反時計方向に30度の角度間隔をおいて配置され、
パドル100はパドル98から図6において反時計方向
に30度の角度間隔をおいて配置されている。パドル9
0、92、94、96、98及び100の各々の長さは
実質上同一であり、横断面形状は半円形状である。パド
ル90、92、94、96、98及び100の各々は、
回転軸60と実質上平行に延在せしめられており、図6
においてパドル96が位置する角度位置に位置せしめら
れた時に、平坦な表面が略水平に位置し且つ上方を向く
ように配設されている。攪拌器58の回転軸60、フラ
ンジ64、アーム68、70、72、74、76、7
8、80及び82、並びにパドル90、92、94、9
6、98及び100は、適宜の合成樹脂から一体に形成
されているのが好適である。
【0016】図6と共に図3を参照することによって理
解される如く、攪拌器58が図3において反時計方向に
回転せしめられると、パドル90、92、94、96、
98及び100は、特にそれらの平坦な表面が容器2内
に収容されているトナー38に作用してトナー38を攪
拌し、そしてまた底壁の円弧形状部10の上方に存在す
るトナー38を円弧形状部8の上方、即ち移送器42が
配設されている部分に移送する。パドル90、92、9
4、96、98及び100は同一角度位置ではなくて相
互に周方向に角度間隔をおいて6個の異なる角度位置に
配置されている。従って、パドル90、92、94、9
6、98及び100は相互に異なった角度位置において
相互に異なった条件でトナー38に作用する。パドル9
0、92、94、96、98及び100の各々の平坦な
面が下方に向かって移動しトナー38を容器2の底壁に
向けて下方に強制する際にはパドル90、92、94、
96、98及び100に作用する抵抗が比較的大きく、
パドル90、92、94、96、98及び100の各々
の平坦な面が上方に向かって移動しトナー38を上方に
向けて強制する際にはパドル90、92、94、96、
98及び100に作用する抵抗が比較的小さい。パドル
90、92、94、96、98及び100が6個の異な
る角度位置に配置されている故に、パドルが単一又は2
個の角度位置に集中して配設されている場合に比べて、
攪拌器58が1回転せしめられる際の必要回転トルクの
変動量は相当小さく、最大必要トルクも相当小さくな
る。
【0017】図7乃至図11には、本発明に従って構成
されたトナーカートリッジの修正実施形態が図示されて
いる。かかるトナーカートリッジにおける容器102
は、第3図と第9図を比較参照することによって明確に
理解される如く、底壁の片側部分110が円弧形状では
なくて、実質上水平に延びる直線上中央部とその両側に
位置する円弧形状部とから規定されており、容器2にお
ける円弧形状部10よりも大きな幅を有する。
【0018】図8、図10及び図11を参照して説明を
続けると、容器102内に配設されている攪拌器158
は、底壁の上記部分110上を延びる回転軸160を含
んでいる。この回転軸160自体の構成、及び容器10
2の両側壁120及び122に対する回転軸160の装
着様式は、図1乃至図6に図示するトナーカートリッジ
の場合と実質上同一である。しかしながら、攪拌器15
8におけるアーム及びパドルの構成は、図1乃至図6に
図示する攪拌器58におけるアーム68、70、72、
74、76、78、80及び82並びにパドル84、8
6、88、90、92及び94の構成と異なる。更に詳
述すると、攪拌器158には、軸線方向に等間隔をおい
て20個のアーム168、169、170、171、1
72、173、174、175、176、177、17
8、179、180、181、182、183、18
4、185、186及び187が配設されている。アー
ム168、169、170、171、172、173、
174、175、176、177、178、179、1
80、181、182、183、184、185及び1
86は回転軸160の外周面から半径方向に延びている
が、アーム187は回転軸160に形成されている円形
フランジ164の外周縁から半径方向に延びている。回
転軸160の中心軸線からアーム168、169、17
0、171、172、173、174、175、17
6、177、178、179、180、181、18
2、183、184、185、186及び187の各々
の先端までの距離は実質上同一である。アーム168及
び169は同一角度位置に配置されており、アーム16
8及び169の先端部間にはパドル190が配設されて
いる。アーム170及び171は同一角度位置に配設さ
れており、アーム170及び171の先端部間にはパド
ル191が配設されている。アーム170及び171は
アーム168及び169に対して180度の角度間隔を
おいた位置に配設されており、従ってパドル191はパ
ドル190に対して180度の角度間隔をおいて配設さ
れている。アーム172及び173は同一角度位置に配
設されており、アーム172及び173の先端部間には
パドル192が配設されている。アーム172及び17
3はアーム168及び169に対して図11において反
時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されており、
従ってパドル192はパドル190に対して図11にお
いて反時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されて
いる。アーム174及び175は同一角度位置に配設さ
れており、アーム174及び175の先端部間にはパド
ル193が配設されている。アーム174及び175は
アーム172及び173に対して180度の角度間隔を
おいた位置に配設されており、従ってパドル193はパ
ドル192に対して180度の角度間隔をおいて配設さ
れている。アーム176及び177は同一角度位置に配
設されており、アーム176及び177の先端部間には
パドル194が配設されている。アーム176及び17
7はアーム172及び173に対して図11において反
時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されており、
従ってパドル194はパドル192に対して図11にお
いて反時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されて
いる。アーム178及び179は同一角度位置に配設さ
れており、アーム178及び179の先端部間にはパド
ル195が配設されている。アーム178及び179は
アーム176及び177に対して180度の角度間隔を
おいた位置に配設されており、従ってパドル195はパ
ドル194に対して180度の角度間隔をおいて配設さ
れている。アーム180及び181は同一角度位置に配
設されており、アーム180及び181の先端部間には
パドル196が配設されている。アーム180及び18
1はアーム176及び177に対して図11において反
時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されており、
従ってパドル196はパドル194に対して図11にお
いて反時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されて
いる。アーム182及び183は同一角度位置に配設さ
れており、アーム182及び183の先端部間にはパド
ル197が配設されている。アーム182及び183は
アーム180及び181に対して180度の角度間隔を
おいた位置に配設されており、従ってパドル197はパ
ドル196に対して180度の角度間隔をおいて配設さ
れている。アーム184及び185は同一角度位置に配
設されており、アーム184及び185の先端部間には
パドル198が配設されている。アーム184及び18
5はアーム180及び181に対して図11において反
時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されており、
従ってパドル198はパドル196に対して図11にお
いて反時計方向に36度の角度間隔をおいて配設されて
いる。アーム186及び187は同一角度位置に配設さ
れており、アーム186及び187の先端部間にはパド
ル199が配設されている。アーム186及び187は
アーム184及び185に対して180度の角度間隔を
おいた位置に配設されており、従ってパドル199はパ
ドル198に対して180度の角度間隔をおいて配設さ
れている。かくして、36度の角度間隔をおいて順次に
パドル190、192、194、196、198、19
1、193、195、197及び、199が配置されて
いる。パドル190、191、192、193、19
4、195、196、197、198及び199の各々
の長さは実質上同一であり、横断面形状は半円形状であ
る。パドル190、191、192、193、194、
195、196、197、198及び199の各々は、
回転軸160と実質上平行に延在せしめられており、図
11においてパドル196が位置する角度位置に位置せ
しめられた時に、平坦な表面が略水平に位置し且つ上方
を向くように配設されている。攪拌器158の回転軸1
60、フランジ164、アーム168、169、17
0、171、172、173、174、175、17
6、177、178、179、180、181、18
2、183、184、185、186及び187、並び
にパドル190、191、192、193、194、1
95、196、197、198及び199は、適宜の合
成樹脂から一体に形成されているのが好適である。
【0019】図10及び図11を参照して説明を続ける
と、攪拌器158においては、上記パドル190、19
1、192、193、194、195、196、19
7、198及び199の各々に板状片200、201、
202、203、204、205、206、207、2
08及び209が配設されている。かかる板状片20
0、201、202、203、204、205、20
6、207、208及び209の各々は、ポリエチレン
テレフタレートフィルムの如き適宜の合成樹脂フィムル
から形成されている。板状片200、201、202、
203、204、205、206、207、208及び
209の各々は、パドル190、191、192、19
3、194、195、196、197、198及び19
9の各々の平坦表面に接着の如き適宜の方式によって固
定された基部から、パドル190、191、192、1
93、194、195、196、197、198及び1
99の各々の平坦な表面に平行に、回転軸160から遠
ざかる方向に延出している。板状片200、201、2
02、203、204、205、206、207、20
8及び209の各々の主部の幅(回転軸160の軸線方
向の寸法)はパドル190、191、192、193、
194、195、196、197、198及び199の
各々の長さと実質上同一であるが、板状片200、20
1、202、203、204、205、206、20
7、208及び209の各々の先端部には両側に突出す
る一対の突出部が形成されている。かかる突出部の突出
長さはパドル190、191、192、193、19
4、195、196、197、198及び199の各々
を支持しているアーム168、169、170、17
1、172、173、174、175、176、17
7、178、179、180、181、182、18
3、184、185、186及び187の厚さよりも幾
分大きく設定されている。
【0020】図6乃至図11に図示するトナーカートリ
ッジにおいても、図11と共に図9を参照することによ
って理解される如く、攪拌器158が図9において反時
計方向に回転せしめられると、パドル190、191、
192、193、194、195、196、197、1
98及び199は、特にそれらの平坦な表面が容器10
2内に収容されているトナー138に作用してトナー1
38を攪拌し、そしてまた底壁の部分110の上方に存
在するトナー138を円弧形状部108の上方、即ち移
送器142が配設されている部分に移送する。パドル1
90、191、192、193、194、195、19
6、197、198及び199に配設されている板状片
200、201、202、203、204、205、2
06、207、208及び209は、容器102の底壁
における部分110の内面及び後壁(図9において右端
に位置する壁)の内面を摺擦し、これらの内面にトナー
138が滞留するのを防止する。隣接する板状片の先端
部に形成されている突出部が描く軌跡は相互に重なり合
い、従って板状片200、201、202、203、2
04、205、206、207、208及び209は、
回転軸160の軸線方向に連続して容器102の内面に
作用する。パドル190、191、192、193、1
94、195、196、197、198及び199は同
一角度位置ではなくて36度の角度間隔をおいた10個
の異なる角度位置に配置されている。従って、パドル1
90、191、192、193、194、195、19
6、197、198及び199並びに板状片200、2
01、202、203、204、205、206、20
7、208及び209は相互に異なった角度位置におい
て相互に異なった条件でトナー138に作用する。パド
ル190、191、192、193、194、195、
196、197、198及び199の各々の平坦な面が
下方に向かって移動しトナー138を容器102の底壁
の向けて下方に強制する際にはパドル190、191、
192、193、194、195、196、197、1
98及び199に作用する抵抗が比較的大きく、パドル
190、191、192、193、194、195、1
96、197、198及び199の各々の平坦な面が上
方に向かって移動しトナー138を上方に向けて強制す
る際にはパドル190、191、192、193、19
4、195、196、197、198及び199に作用
する抵抗が比較的小さい。パドル190、191、19
2、193、194、195、196、197、198
及び199が10個の異なる角度位置に配置されている
故に、パドルが単一又は2個の角度位置に集中して配設
されている場合に比べて、攪拌器158が1回転せしめ
られる際の必要回転トルクの変動量は相当小さく、最大
必要トルクも相当小さくなる。
【0021】以上、添付図面を参照して本発明に従って
構成されたトナーカートリッジの好適実施形態について
説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形
乃至修正が可能であることが理解されるべきである。例
えば、トナーカートリッジの実施形態について詳細に説
明したが、本発明の攪拌器は、トナーカートリッジにお
いてトナーを攪拌するためのみならず、現像装置の現像
ハウジング内において現像剤を攪拌するために、或いは
トナー乃至現像剤以外の粉体を取り扱う装置において粉
体を攪拌するためにも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の攪拌器及びトナーカートリッジ
においては、攪拌器のパドルの必要回転トルクが、パド
ルの攪拌及び送給作用を低減せしめることなく、従来の
攪拌器に比べて相当低減せしめられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたトナーカートリッジ
の好適実施形態を、容器内に収容されているトナーを省
略して図示する軸線方向断面図。
【図2】図1に図示するトナーカートリッジを、容器の
上蓋と容器内に収容されているトナーを省略して図示す
る平面図。
【図3】図2の線A−Aに沿った横断面図。
【図4】図1に図示するトナーカートリッジにおける、
移送器の回転軸の一端部と容器の盲穴との関係を図示す
る部分断面図。
【図5】図1に図示するトナーカートリッジの攪拌器を
図示する斜面図。
【図6】図1に図示するトナーカートリッジの攪拌器を
図示する側面図。
【図7】本発明に従って構成されたトナーカートリッジ
の修正実施形態を、容器内に収容されているトナーを省
略して図示する軸線方向断面図。
【図8】図7に図示するトナーカートリッジを、容器の
上蓋と容器内に収容されているトナーを省略して図示す
る平面図。
【図9】図8の線B−Bに沿った横断面図。
【図10】図7に図示するトナーカートリッジの攪拌器
を図示する斜面図。
【図11】図7に図示するトナーカートリッジの攪拌器
を図示する側面図。
【符号の説明】
2:容器 16:トナー排出開口 38:トナー 42:トナー移送器 58:攪拌器 60:回転軸 68:アーム 70:アーム 72:アーム 74:アーム 76:アーム 78:アーム 80:アーム 82:アーム 90:パドル 92:パドル 94:パドル 96:パドル 98:パドル 100:パドル 102:容器 138:トナー 158:攪拌器 160:回転軸 168乃至187:アーム 190乃至199:パドル 200乃至209:板状片

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、軸線方向に間隔をおいて該回
    転軸から半径方向に延びる複数個のアームと、該アーム
    の先端部間に配設されている複数個のパドルとを含む攪
    拌器において、該パドルの各々の横断面は半円形状である、 ことを特徴
    とする攪拌器。
  2. 【請求項2】 該アームは4個以上配設され、該パドル
    は3個以上配設されており、該パドルは周方向に間隔を
    おいて配置された少なくとも3個の相互に異なる角度位
    置に分散せしめて配設されている、請求項1記載の攪拌
    器。
  3. 【請求項3】 トナー排出口を有する容器、該容器内に
    収容されたトナー、及び該容器内に存在するトナーを攪
    拌するための攪拌器を具備し、該攪拌器は該容器の両側
    壁間に回転自在に装着された回転軸と、軸線方向に間隔
    をおいて該回転軸から半径方向に延びる複数個のアーム
    と、該アームの先端部間に配設されている複数個のパド
    ルとを含むトナーカートリッジにおいて、 該攪拌器における該パドルの各々の横断面は半円形状で
    ある、ことを特徴とするトナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】 該攪拌器における該アームは4個以上配
    設され、該パドルは3個以上配設されており、該パドル
    は周方向に間隔をおいて配置された少なくとも3個の相
    互に異なる角度位置に分散せしめて配設されている、請
    求項3記載のトナーカートリッジ。
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