JP3765214B2 - トナー補給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真法を用いる複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置において、現像装置に一定量のトナーを補給する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
上記画像形成装置においては、感光体等の像担持体上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置によりトナー像に現像した後、トナー像を記録媒体上に転写し、この記録媒体上に転写されたトナー像を定着装置により定着するようにしている。前記現像装置においては、トナー消費量に応じて現像装置に一定量のトナーを供給するトナー補給容器を設けている。
【0003】
例えば、特公昭63−60387号公報においては、回転する容器の内周面に螺旋状リブを設け、この螺旋状リブで排出口方向に送り出したトナーの一部をシャベルですくいあげて排出するため、トナー量が少なくなった場合にトナーを排出しきれずに容器内にトナーが残留してしまうという問題を有している。また、特公平5−6194号公報においては、容器トナー排出口よりも容器受けトナー流入口の開口面積が小さいため、容器内にトナーが残留してしまうという問題を有している。また、特開昭63−75769号公報においては、トナー排出口が容器の胴体部より傾斜して上方に存在するため、トナーを措定時間内に排出しきれずに容器内にトナーが残留してしまうという問題を有している。さらに、特許第2926756号公報においては、トナー規制手段によってトナーの排出が阻害されるため、トナー排出口でトナーの目詰まりを起こしトナーの排出が不可能になってしまうという問題を有している。
【0004】
一方で、従来の溶融混練ー粉砕法で製造した不定形トナーに対して、縣濁重合法や熱球形化法で製造した球形トナーが近年提案されている。球形トナーは、粒子形状が略球形で均一である反面、不定形トナーと比較して粒子の充填密度が高まり易い性質を有している。例えば、球形トナーを収納した容器を長時間静置し続けた場合、自重によるソフトケーキ状化して球形トナーの流動性が著しく低下してしまい、充填密度の高まった球形トナーは、充填密度を低める操作により流動性を回復させることなしに容器から排出させることが困難であるという問題を有している。
【0005】
また、球形トナーは、粒子表面が略平滑で均一である反面、不定形トナーと比較して外添処理による外添微粒子が遊離し易い性質を有している。噴霧シリカ等の外添微粒子は、トナーへの外添処理後にその一部あるいは多くが擬似凝集状態で存在し、トナー表面に静電気的および機械的付着力で保持されている。球形トナーの場合、外添微粒子付着力の1つである機械的付着力が発現し難いので、球形トナーの表面から外添微粒子が遊離状態となり容器に脱落し易くなる。外添微粒子が脱落したトナーを画像形成装置に供給すると、外添微粒子が画像形成装置内を汚染して様々なトラブルが引き起こされる。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、容器内にトナーを残留させることなく定常的かつ短時間にトナーを排出させることができるトナー補給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
回転駆動手段により回転されるトナー補給容器と、該トナー補給容器の内周面に形成された螺旋状のリブからなるトナー移動促進手段と、トナー補給容器の一端に形成されたトナー排出開口部とを備え、前記螺旋状のリブからなるトナー移動促進手段の終端を前記トナー排出開口部に臨ませるとともに、トナー排出開口部近傍に、少なくとも回転方向に対して直角方向に伸びる壁からなる排出促進手段を設けたことを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項1において、前記トナー補給容器の軸方向に対する前記螺旋状のリブの傾斜角を、容器に収納するトナーの安息角よりも大きく設定することを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1または2において、前記螺旋状のリブからなるトナー移動促進手段を複数形成したことを特徴とし、請求項4記載の発明は、固定状態で配設されるトナー補給容器と、該トナー補給容器の内部の底部に配設され、回転駆動手段により回転されるスクリューからなるトナー移動促進手段と、トナー補給容器の一端に形成されたトナー排出開口部とを備え、前記スクリューからなるトナー移動促進手段の終端を前記トナー排出開口部に臨ませるとともに、トナー排出開口部に、円筒状の排出促進手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明が適用される画像形成装置の1例を示す全体構成図である。この画像形成装置は、4色のトナーによりフルカラー画像を形成することができるカラー電子写真プリンタであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子写真法を用いる全ての画像形成装置に適用可能である。
【0009】
感光体1は、薄肉円筒状の導電性基材とその表面に形成された感光層とを有し、図示しない駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動される。この感光体1の周囲には、その回転方向に沿って、感光体1を一様に帯電するための帯電装置2、感光体1上に静電潜像を形成するための露光装置3、静電潜像を現像するための回転式現像装置4、感光体1上に形成された単色のトナー像を転写するための中間転写ドラム5および一次転写装置6が配設され、また中間転写ドラム5の外周には、中間転写ドラム5に形成された4色フルカラー像を記録媒体(紙等)上に転写するための二次転写装置7、記録媒体上に転写されたトナー像を定着するための定着装置9が配設されている。なお、10は記録媒体を収納する給紙トレイ、11は記録媒体搬送路、20は後述するトナー供給管である。
【0010】
回転式現像装置4は、イエロー用現像器4Y、シアン用現像器4C、マゼンタ用現像器4Mおよびブラック用現像器4Kが回転可能に構成されており、これらの現像器4Y、4C、4M、4Kは、感光体1の1回転毎に選択的に一つの現像器の現像ローラのみが感光体1に当接可能にされている。なお、各現像器にはそれぞれのトナーが収納されたトナー補給装置12が接続されている。
【0011】
上記構成からなる画像形成装置の作用について説明する。図示しないコンピュータからの画像形成信号が入力されると、感光体1、現像装置4の現像ローラおよび中間転写ドラム5が回転駆動し、先ず、感光体1の外周面が帯電装置2によって一様に帯電され、一様に帯電された感光体1の外周面に、露光装置3によって第1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光がなされ、イエローの静電潜像が形成される。
【0012】
感光体1には、イエロー用現像器4Yが回動してその現像ローラが接触し、これによってイエローの静電潜像のトナー像が感光体1上に形成される。一次転写装置6には上記トナーの帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加され、感光体1上に形成されたトナー像が中間転写ドラム5上に転写される。このとき、二次転写装置7は中間転写ドラム5から離間されている。感光体1上に残留しているトナーは感光体クリーニング装置(図示せず)によって除去された後、感光体1の表面は除電手段(図示せず)により除電される。
【0013】
上記の処理が画像形成信号の第2色目、第3色目、第4色目に対応して、感光体1と中間転写ドラム5の1回転による潜像形成、現像、転写が繰り返され、前記画像形成信号の内容に応じた4色のトナー像が中間転写ドラム5上において重ねられて転写される。そして、このフルカラー画像が二次転写装置7に達するタイミングで、記録媒体(転写紙)が搬送路11から二次転写装置7に供給され、このとき、二次転写装置7が中間転写ドラム5に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され、中間転写ドラム5上のフルカラートナー像が記録媒体上に転写される。そして、この記録媒体上に転写されたトナー像は定着装置9により加熱加圧され定着される。
【0014】
本発明は、上記トナー補給装置12に関わるものであり、図2〜図6は、本発明の1実施形態を示し、図2はトナー補給装置の全体構成を示す斜視図である。なお、以下の説明においては、各図面間で同一の構成には同一番号を付けて説明を省略する場合がある。
【0015】
図2において、回転式現像装置4は筒状の回転軸4aを有し、回転軸4aはリヤパネル13とフロントパネル14間に回転自在に支持され、図示しない電動モータにより回転駆動される。回転軸4a内には4つのトナー供給路4bが形成されている。回転式現像装置4の上部には、4色に対応する4つのトナー補給装置12が配設され、リヤパネル13とフロントパネル14間に回転自在に支持されている。なお、以下の説明では、その内の1つのトナー補給装置12について説明し、他のトナー補給装置については同一の構成であるので説明を省略する。
【0016】
トナー補給装置12は、回転軸15を有し、回転軸15は、被駆動ギヤ16および駆動ギヤ17を介して回転駆動手段である電動モータ19に連結され、トナー補給装置12が回転駆動される。なお、この電動モータ19により4つのトナー補給装置12をギヤ機構により回転駆動させる構成になっている。トナー補給装置12の回転軸15と回転式現像装置4の回転軸4aは、パイプ状のトナー供給部材20により接続され、トナー補給装置12から回転式現像装置4にトナーが供給される構成になっている。トナー補給装置12は、トナー補給容器21、トナー貯留容器22および容器支持部材23からなっている。
【0017】
図3は、本発明の1実施形態である図2のトナー補給容器21を示し、図3(A)は一部破断面を示す斜視図、図3(B)は図3(A)の部品分解図である。
【0018】
図3(A)において、トナー補給容器21は円筒状または多角形状の樹脂製容器からなり、その内周面には螺旋状のリブ(トナー移動促進手段)21aが一体成形されている。トナー補給容器21の一側面には把手21bが設けられ、他側の側面21kにはトナー排出開口部21cと円錐状の係合凹部21dが形成されると共に、他側の面には、図3(B)に示すシール材21e、シャッタ部材21fおよびシャッタ押さえ部材21gが回動可能に圧入されている。シール材21e、シャッタ部材21fおよびシャッタ押さえ部材21gには、前記トナー排出開口部21cに連通可能なトナー排出穴21hが形成されている。また、トナー補給容器21の外周面には突起状の第1の係合手段21iが形成され、シャッタ部材21fの外周面にも突起状の第2の係合手段21jが形成されている。
【0019】
図4は、図2のトナー貯留容器22および容器支持部材23の斜視図である。トナー貯留容器22は容器支持部材23に連結された一体構造とされている。筒状の容器支持部材23は、容器交換時に装着姿勢を確認し易くさせ、また、ガイドとして滑らかに容器を装着させるために、さらに、回転駆動時にガタツキが生じないように、容器支持部材23の軸方向長さが長い方が好ましい。容器支持部材23には、軸方向にスリット状の軸方向案内手段23bが形成され、容器支持部材23端部の少し手前で軸方向案内手段23bから分岐するように周方向にスリット状の周方向案内手段23cが形成されている。案内手段23b、23cの終端には、係合凹部23d、23eが形成されている。また、容器支持部材23の周囲には複数の円形状のトナー落下口23fが形成され、容器支持部材23の開口側に弾性シール部材23gが装着されている。この弾性シール部材23gは、回転駆動に伴うトナー補給容器21のガタツキを防止すると共に、トナー補給容器21を容器支持部材23から離脱する際に容器の外周面に付着するトナーをクリーニングする機能を有している。さらに、容器支持部材23の下方には、トナー受け部材24が配設され、画像形成装置の内部がトナーで汚染されるのを防止している。
【0020】
図5(A)は、図4のトナー貯留容器22および容器支持部材23を示す分解図、図5(B)は図5(A)のB部拡大断面図である。
【0021】
回転軸15の一端にはトナー貯留容器22が設けられ、他端には前記被駆動ギヤ16が連結されている。トナー貯留容器22の一側には、トナー流入促進手段26が嵌合され、他側には筒状のトナー排出部25が設けられ回転軸15に連結されている。トナー排出部25にはトナー排出穴25aが形成され、トナー排出穴25aの外周には一対のリブ状摺動部25bが形成されており、このリブ状摺動部25b間にトナー供給部材20の軸受部20aが嵌合され、リブ状摺動部25bとトナー供給部材20間に摺擦面を形成している。このように、トナー貯留容器22の回転軸中心に沿ってトナーを現像装置4に補給するようにしている。
【0022】
トナー供給部材20の軸受部20aの下方には、トナー供給部材20の外周を覆うように容器状のトナー受け部材20bが設けられ、トナー排出穴25aとリブ状摺動部25bから漏れるトナーを収容するようにしている。このように、トナー補給容器21とこれを支持する容器支持部材23が一体回転し、回転側(トナー排出部25)と固定側(トナー供給部材20)との摺擦面は、トナー補給容器21のトナー排出開口部21cの下流側に位置するため、トナー補給容器21の回転時に容器の外周面とトナーが擦れ合う箇所が存在しなくなり、トナー漏洩による容器外周面のトナー汚染を回避することができる。
【0023】
前記トナー流入促進手段26は円板プレートからなり、その周面にトナー流入口27が形成され、その中心部には外方に突出する係合部29が形成され、トナー流入口27の近傍には内側に突出する庇状の流入促進部材30が設けられている。また、トナー貯留容器22の内周面には、羽根状のトナー撹拌部材22aが設けられている。
【0024】
容器支持部材23側には、シャッタ部材23h、シール材23iが嵌合、固定される。シャッタ部材23hおよびシール材23iには、前記トナー流入促進部材26のトナー流入口27に連通するトナー排出穴23j、23kが形成されており(図5(B))、シャッタ部材23hの開口23jの周縁に形成された環状リブ23mが、シール材23iの開口23kの周囲を押圧し、これによりシャッタ部材23hの開閉時にシャッタ部材23hとシール材23jとの間にトナーが侵入することがなくトナーの漏洩を防止している。
【0025】
また、シャッタ部材23hの中央部には円錐状に突出する第3の係合手段23nが形成され、この第3の係合手段23nはトナー補給容器21の係合凹部21dに係合され、かつ、第3の係合手段23nの内部にトナー補給促進手段26の係合部29が係合されるようになっている。そして、トナー貯留容器22の外周に形成された連結フランジ22bと容器支持部材23の外周に形成された連結フランジ23aが固定され、回転軸15の回転によりトナー貯留容器22および容器支持部材23が一体構造となって回転する構成になっている。
【0026】
図6(A)は、図4の容器支持部材23に図3のトナー補給容器21を装着した状態を示す斜視図、図6(B)は図6(A)の要部拡大図である。
【0027】
トナー補給容器21を容器支持部材23に装着する場合には、トナー補給容器21の把手21bを持って、容器21の第1の係合手段22iおよびシャッタ部材21fの第2の係合手段21jを軸方向案内手段23bに挿入、押し進め、図6(B)に示すように、第2の係合手段21jが係合凹部23dに係合されると、容器21を図で時計方向に回動させ、第1の係合手段21iが周方向案内手段23cに沿って移動し係合凹部23eに係合される。同時に、トナー補給容器21の回動により、係合凹部21d、第3の係合手段23nを介してシャッタ部材23hが回動される。その結果、容器21が容器支持部材23に固定されるとともに、容器21のトナー排出開口部21cとシャッタ部材21f、23hのトナー排出穴21h、23jが連通され、トナー補給容器21内のトナーがトナー貯留容器22に移動可能になる。
【0028】
以上のように、トナー補給容器21の着脱は、軸方向の挿入操作と周方向の回動操作によるダブルアクションで完了し、容器21の回動操作と連動して、第1の係合手段21iが係合凹部23eに係合されたときのみ、容器21および容器支持部材23側のシャッタ部材21f、23hが同時に開閉し、双方のトナー排出開口部21c、トナー排出穴23jが連通しトナーの排出が可能になる。従って、トナー補給容器21は、容器支持部材23に対する係合を解除しない限り脱落することはなく、支持固定を解除する同時にトナー排出穴はシャッタ部材21f、23hにより閉鎖されてトナーの漏洩が防止される。また、トナー補給容器21の離脱時に漏洩する若干のトナーは容器外周に付着するが、トナー補給容器21の引き抜き時に、トナー落下口23fから落下し、また、弾性シール部材23gによりクリーニングされ、トナー受け部材24に収納される。
【0029】
上記構成からなる本発明の作用について説明する。電動モータ19が駆動すると、駆動ギヤ17、被駆動ギヤ16を介して回転軸15が回転し、トナー貯留容器22、容器支持部材23およびトナー補給容器21が一体となって回動される。これにより、トナー補給容器21内のトナーは、螺旋状のリブ(トナー移動促進手段)21aによりトナー排出穴21cに向けて搬送され、トナー排出開口部21c、トナー排出穴21h、23j、トナー流入口27を経てトナー貯留容器22内に供給される。すなわち、トナー流入口27が回転軸中心よりも下方向に位置するとき、トナー補給容器21からトナー貯留容器22内へトナーが流入し、トナー流入口27が回転軸中心よりも上方向に位置するとき、トナー貯留容器22内の過剰のトナーは、トナー流入口27からトナー補給容器21に戻される。そして、トナー貯留容器22内のトナーは、トナー排出部25に送られトナー排出穴25aからトナー供給部材20を経て、回転式現像装置4の回転軸4a内に形成されたトナー供給路4bに供給される。
【0030】
この場合、トナー補給容器21が1回転する間において、トナー流入口27が回転軸中心よりも下方向に位置するとき、トナー補給容器21からトナー貯留容器22内へ流入するトナー量が、回転軸中心に沿ってトナー排出部25に流れるトナー量よりも多く設定するようにし、現像装置4には常に必要なトナー量を補給し、過剰なトナーはトナー補給容器21に戻すようにしている。
【0031】
本発明は、図3で説明したトナー補給容器21に特徴を有している。以下、これについて説明する。図7(A)は図3のトナー補給容器21の一部断面図、図7(B)は図7(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図である。
【0032】
図7には、前述した回転駆動手段により回転されるトナー補給容器21と、トナー補給容器21の内周面に形成された螺旋状のリブ(トナー移動促進手段)21aと、トナー補給容器21の一端に形成されたトナー排出開口部21cが示されている。そして、螺旋状のリブ21aの終端を容器21の回転方向R下流側からトナー排出開口部21cに臨ませるとともに、トナー排出開口部21cを覆うように、トナーを螺旋状のリブ21aからトナー排出開口部21cに直角方向に移動させるトナー排出促進手段31を設けている。このトナー排出促進手段31は1/4球の形状から構成されている。
【0033】
前記螺旋状のリブ21aは、容器軸方向に対する傾斜角θを、容器に収納するトナーの安息角よりも大きく設定し、また、トナー排出促進手段31の開口面積をトナー排出開口部21cの面積よりも大きく設定し、さらに、螺旋状のリブ21aの高さをトナー排出開口部21cの直径よりも大きく設定するようにしている。なお、本発明においては、安息角が60°以下のトナーを使用し、これによりリブの傾斜角とトナー安息角との差がより大きくすることでトナーがリブに沿って速やかに流れ落ちるようにし、また、凝集度が20%以下のトナーを使用することにより、トナー補給容器21を長時間静置した後でも、トナー自身が凝集塊を形成することがなくなり、凝集塊で流動が阻害されることなく、トナーをトナー排出開口部21cからスムーズに排出させることができる。さらに、流動性向上剤で被覆したトナーを使用することにより、トナー粒子表面と傾斜するリブとの間で生じる摩擦が流動性向上剤による固体潤滑作用で緩和され、容器内壁およびリブへ付着するトナー量が少なくなり、トナーの容器内付着残量を低減することができる。
【0034】
その作用について説明すると、トナー補給容器21の回転により周方向に移動するトナーは、その一部を補足するように開口を有した排出促進手段31内に取り込まれ、取り込まれたトナーは、排出促進手段31の側壁に沿って排出開口部21cから容器外に排出する方向に向きを変えて移動し、排出開口部21cから勢い良く排出される。また、螺旋状のリブ21aの作用によりトナー層に空気を導入してトナーの流動性を回復させ、流動性が高められたトナーが螺旋状のリブ21aに沿ってトナー排出開口部21cから排出させることができる。
【0035】
図8〜図15は、図7のトナー排出促進手段31の変形例を示し、それぞれ図(A)は図7(B)と同様の図、図(B)は図(A)の下方から見た図である。
【0036】
図8の例は、トナー排出開口部21cの近傍にリブ21aに対向するように回転方向Rに対して直角方向に第1の壁31aを設け、トナーがリブ21aに沿って移動するとき、回転による周方向の力を排出方向に変換するようにしている。図9の例は、第1の壁31aをトナー排出開口部21cを閉じる方向に傾斜させている。なお、逆に、第1の壁31aをトナー排出開口部21cを開く方向に傾斜させててもよい。
【0037】
図10の例は、前記第1の壁31aに加えて、トナー排出開口部21cの近傍、容器外周側に回転方向Rに対して平行に第2の壁31bを設け、トナーの重力による落下を抑制するようにしている。図11の例は、前記第1の壁31aに加えて、トナー排出開口部21cの近傍、容器内周側に回転方向Rに対して平行に第3の壁31cを設け、トナーの重力方向の粉圧を低減させ、トナーの移動を促進するようにしている。図12の例は、前記第1の壁31aに加えて、第1の壁31aの突出端部から回転方向Rに対して平行に第4の壁31dを設け、トナーが容器内に戻る力を抑制しトナーの移動を促進するようにしている。
【0038】
図13の例は、第1〜第3の壁31a、31b、31cを組み合わせた例を示し、図14の例は、第1の壁31a、第2の壁31bおよび第4の壁31dを組み合わせた例を示している。この場合、第2の壁31bに代えて第3の壁31cを組み合わせるようにしてもよい。図15の例は、第1〜第4の壁31a、31b、31c、31dを組み合わせた例を示している。
【0039】
以上、トナー排出促進手段31の各種例について説明したが、要するに、螺旋状のリブ21aの終端をトナー排出開口部21cに臨ませるとともに、リブ21aに対向してトナー排出開口部21c近傍に回転方向に対して直角方向に第1の壁31aが少なくともあればよい(図7の1/4球もこれに相当する壁を備えている)。
【0040】
図16は、本発明のトナー補給装置の他の実施形態を示す斜視図である。本実施形態においては、トナー移動促進手段である螺旋状のリブを複数21a1、21a2設け、これに対応して、各螺旋状のリブ21a1、21a2の終端にトナー排出開口部21c1、21c2を配設している。
【0041】
次に、図17〜図 により、本発明の他の実施形態について説明する。図17は、本発明のトナー補給装置の他の実施形態を示す斜視図、図18(A)は図17の側面図、図18(B)は図18(A)の要部斜視図、図18(C)は図18(B)の要部透視図である。
【0042】
本実施形態においては、トナー補給容器21は固定され、トナー貯留容器22のみを回転させるようにしている。トナー補給容器21の内部には、トナー移動促進手段32が回転自在に装着されている。トナー移動促進手段32は、容器21内に回転自在に配設された回転軸32aと、回転軸32aの回りに連続して一体成形されたスクリュー32bと、回転軸32aの一端に連結された被駆動ギヤ32cとを備え、回転軸32aの他端にはスクリュー23bの外周を覆う円筒状のトナー排出促進手段31が一体に設けられ、トナー排出促進手段31は容器21の側面21kに当接され、この当接部の容器21側には、トナー排出開口部21cが形成されている。なお、21fはシャッタ部材、21hはトナー排出開口部21cに連通するトナー排出穴である。
【0043】
図19は、図18のトナー移動促進手段32の変形例を示し、回転軸32aの回りに多数の羽根32dを一体に成形しオーガを構成した例を示している。図20は、図18のトナー排出促進手段31の変形例を示し、容器21の側面21kにトナー排出促進手段31を一体に設けた例を示している。
【0044】
本実施形態の作用について説明すると、トナー移動促進手段32の回転により周方向に移動するトナーは、その一部を補足するように開口を有した排出促進手段31内に取り込まれ、取り込まれたトナーは、排出促進手段31に沿って排出開口部21cから容器外に排出する方向に移動し、排出開口部21cから勢い良く排出される。
【0045】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、回転式現像装置に適用した例について説明したが、これに限定されるものではなく、固定式の現像装置に適用してもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、発明によれば、トナーの排出時間を短く設定することができるので、装置セットアップ時のトナーインストール時間を短縮することができ、また、所定の時間内で容器内にトナーを残すことなく完全に使い切ることができ、リブと容器の周面との接合部付近に凝集付着しようとするトナーが、容器の回転動作によりリブと容器の周面に沿って容器底部となる下方に落下するため、凝集付着しようとするトナーが容器内に停滞し続けることが防止され、容器内のトナーの残量に依存することなく、排出開口部の面積に応じたトナー量を容器が1回転する毎に安定的に排出させることが可能となり、容器内のトナーの残量が少なくなった場合においても、移動促進手段がトナーを排出開口部方向に寄せ集めて、排出開口部の開口面積に応じたトナー量を容器が1回転する毎に安定的に排出させることが可能となり、トナー層に空気を導入して流動性を回復させる機能、トナー表面に再度、外添微粒子を保持させる機能および容器からトナーを効率的に排出させる機能をさらに充実させることができる。
以上
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の1例を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係わるトナー補給装置の全体構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の1実施形態である図2のトナー補給容器21を示し、図3(A)は一部破断面を示す斜視図、図3(B)は図3(A)の部品分解図である。
【図4】図2のトナー貯留容器22および容器支持部材23の斜視図である。
【図5】図5(A)は、図4のトナー貯留容器22および容器支持部材23を示す分解図、図5(B)は図5(A)のB部拡大断面図である。
【図6】図6(A)は、図4の容器支持部材23に図3のトナー補給容器21を装着した状態を示す斜視図、図6(B)は図6(A)の要部拡大図である。
【図7】図7(A)は図3のトナー補給容器21の一部断面図、図7(B)は図7(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図である。
【図8】図7のトナー移動促進手段31の変形例を示し、図(A)は図7(B)と同様の図、図(B)は図(A)の下方から見た図である。
【図9】図7のトナー排出促進手段31の変形例を示す図8と同様の図である。
【図10】図7のトナー排出促進手段31の変形例を示す図8と同様の図である。
【図11】図7のトナー排出促進手段31の変形例を示す図8と同様の図である。
【図12】図7のトナー排出促進手段31の変形例を示す図8と同様の図である。
【図13】図7のトナー排出促進手段31の変形例を示す図8と同様の図である。
【図14】図7のトナー排出促進手段31の変形例を示す図8と同様の図である。
【図15】図7のトナー排出促進手段31の変形例を示す図8と同様の図である。
【図16】本発明のトナー補給装置の他の実施形態を示す斜視図である。
【図17】本発明のトナー補給装置の他の実施形態を示す斜視図である。
【図18】図18(A)は図17の側面図、図18(B)は図18(A)の要部斜視図、図18(C)は図18(B)の要部透視図である。
【図19】図18のトナー移動促進手段32の変形例を示す斜視図である。
【図20】図18のトナー排出促進手段31の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
4…現像装置
19…回転駆動手段
21…トナー補給容器
21a、32…トナー移動促進手段
21c…トナー排出開口部
31…排出促進手段

Claims (4)

  1. 回転駆動手段により回転されるトナー補給容器と、該トナー補給容器の内周面に形成された螺旋状のリブからなるトナー移動促進手段と、トナー補給容器の一端に形成されたトナー排出開口部とを備え、前記螺旋状のリブからなるトナー移動促進手段の終端を前記トナー排出開口部に臨ませるとともに、トナー排出開口部近傍に、少なくとも回転方向に対して直角方向に伸びる壁からなる排出促進手段を設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記トナー補給容器の軸方向に対する前記螺旋状のリブの傾斜角を、容器に収納するトナーの安息角よりも大きく設定することを特徴とする請求項1記載のトナー補給装置。
  3. 前記螺旋状のリブからなるトナー移動促進手段を複数形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のトナー補給装置。
  4. 固定状態で配設されるトナー補給容器と、該トナー補給容器の内部の底部に配設され、回転駆動手段により回転されるスクリューからなるトナー移動促進手段と、トナー補給容器の一端に形成されたトナー排出開口部とを備え、前記スクリューからなるトナー移動促進手段の終端を前記トナー排出開口部に臨ませるとともに、トナー排出開口部に、円筒状の排出促進手段を設けたことを特徴とするトナー補給装置。
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