JP3238915B2 - バンパーへの機材取付構造 - Google Patents

バンパーへの機材取付構造

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JP3238915B2
JP3238915B2 JP21313599A JP21313599A JP3238915B2 JP 3238915 B2 JP3238915 B2 JP 3238915B2 JP 21313599 A JP21313599 A JP 21313599A JP 21313599 A JP21313599 A JP 21313599A JP 3238915 B2 JP3238915 B2 JP 3238915B2
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光一 浅田
稔千 景山
徹 高木
浩也 大坪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば運転者の死
角となる前方左右方向の映像を車両内のディスプレイに
映し出すためのカメラなどの取付機材をバンパーに取り
付け固定するバンパーへの機材取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
ライト,センサ,カメラなどの取付機材をバンパーに取
り付け固定する場合は、バンパーに取付孔を形成し、こ
の取付孔にガーニッシュを挿入嵌合し、バンパーの内側
(裏側)へ突出したガーニッシュの突出部にブラケット
を取り付け、このブラケットに取付機材を取り付け固定
している。
【0003】しかしながら、取付機材はバンパーの内側
へ突出したブラケットにネジ止め固定するが(あるいは
予めブラケットにネジ止め固定しておくこともできる
が)、このブラケットもガーニッシュにネジ止め固定す
る構造とすることは、バンパー表面のすぐ裏側で締め付
け作業を行わなければならないため、取付作業が複雑と
なり作業工数も増え、また取付構造自体も複雑となって
しまう。そこでブラケットをガーニッシュに対して簡単
に取り付け固定できる構造とする必要がある。
【0004】本発明は取付工数を削減して簡易な作業手
順で取付作業が行え、これを簡易な構造で実現できる画
期的なバンパーへの機材取付構造を提供することを目的
としている。
【0005】また、取付孔を円形とし、ガーニッシュを
丸型とした場合には様々な効果が生じるが、この場合に
おいてはガーニッシュを回り止め固定すると共に、ガー
ニッシュの内側突出部に対してブラケットも抜け止め状
態にして回り止め固定する手段を設ける必要があり、こ
れを含めて簡単な作業手順で取付機材を取り付け固定で
きる画期的なバンパーへの機材取付構造を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】ライト,センサ,カメラなどの取付機材1
を、バンパー2に設けた取付孔3に付設するガーニッシ
ュ4と、バンパー2の内側に設けて前記取付機材1を固
定するブラケット5とを用いて、前記バンパー2の所定
位置に取り付け固定するバンパーへの機材取付構造にお
いて、前記取付孔3にバンパー外側から挿入嵌合した前
記ガーニッシュ4のバンパー内側への突出部6に被嵌係
合する係合孔部7を前記ブラケット5に設け、このブラ
ケット5とガーニッシュ4とに設けた逃げ凹部10と係合
凸部9との位置を合わせて前記係合孔部7を前記突出部
6に被嵌係合し得るように構成すると共に、前記突出部
6に対して前記ブラケット5を回動することで前記逃げ
凹部10と係合凸部9との位置がズレ、突出部6からブラ
ケット5が抜け止め状態となるように構成した回動固定
機構8を設け、前記ガーニッシュ4のバンパー内側への
突出部6を断面丸型としてこのガーニッシュ4の覗き穴
部4Aを円形とすると共に、前記バンパー2に設ける取
付孔3も円形とし、この取付孔3の内縁に逃げ凹部12を
設けると共に、前記ガーニッシュ4の突出部6の外面に
この逃げ凹部12に合致する係合凸部13を設けて、ガーニ
ッシュ4をバンパー2に対して回り止め状態に固定する
ガーニッシュ回り止め機構14を設けたことを特徴とする
バンパーへの機材取付構造に係るものである。
【0008】また、前記ガーニッシュ4のバンパー内側
への突出部6に対して前記係合孔部7を被嵌係合するこ
とで付設する前記ブラケット5をこの突出部6に対して
回り止め状態に固定するサブブラケット11を備え、この
サブブラケット11は端部を前記ブラケット5に固定する
ように設けると共に他端縁を前記突出部6の外面に形成
した係止溝21に係止する構成として、このサブブラケッ
ト11により前記ブラケット5を回り止め状態に固定する
ように前記回動固定機構8を構成したことを特徴とする
請求項1記載のバンパーへの機材取付構造に係るもので
ある。
【0009】また、前記取付孔3を板材に対して大円形
孔を形成する穴明け手段によって加工形成することで円
形孔とすると共に、この取付孔3の内縁に設ける前記逃
げ凹部12も板材に対して小円形孔を形成する穴明け手段
によって加工形成することで、小円形若しくは小円形の
一部分に相当する形状の孔によって取付孔3内縁に凹設
形成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項
に記載のバンパーへの機材取付構造に係るものである。
【0010】また、前記ブラケット5に前記バンパー2
の内面に向けてバネ片部15を突設し、前記バンパー2に
対して前記ブラケット4を固定した際に、前記バネ片部
15が、バンパー2内面に弾圧当接するように構成した
とを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のバ
ンパーへの機材取付構造に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0012】バンパー2に形成した取付孔3にバンパー
外側からガーニッシュ4を挿入嵌合し、このガーニッシ
ュ4のバンパー内側への突出部6に取付機材1を取り付
け固定するブラケット5を取り付け、バンパー2をこの
ガーニッシュ4とブラケット5とにより挾持するように
取り付け固定する。
【0013】このガーニッシュ4とブラケット5との取
り付けは、ガーニッシュ4のバンパー内側への突出部6
に、ブラケット5の係合孔部7を被嵌係合し、所定角度
ブラケット5を回動することで抜け止め状態となる。
【0014】この回動固定機構8としては、例えば前記
ガーニッシュ4のバンパー内側への突出部6に係合凸部
9を設けると共に、前記ブラケット5の係合孔部7の内
縁に前記係合凸部9を逃げる逃げ凹部10を設け、この逃
げ凹部10と係合凸部9との位置を合わせて係合孔部7を
前記突出部6に被嵌係合し、前記突出部6に対して前記
ブラケット5を回動することで前記逃げ凹部10と係合凸
部9との位置がズレ、突出部6からブラケット5が抜け
止め状態となるように構成する。
【0015】また更に、前記ブラケット5をこの突出部
6に対して回り止め状態に固定するサブブラケット11を
備え、このサブブラケット11は前記ブラケット5に設け
ると共に前記突出部6に係止してブラケット5を回り止
め状態に固定するように構成して前記回動固定機構8を
構成することで、ブラケット5は回り止め状態に固定で
きることにより、抜け止め状態が維持され、確実に取付
機材1を取り付けたブラケット5を、取付孔3に嵌合し
たガーニッシュ4に取り付け固定できることとなる。
【0016】しかも、ガーニッシュ4を丸型として、取
付孔3を円形としており、ガーニッシュ4の突出部6を
断面丸型とするがこの場合ブラケット5を確実に抜け止
め状態にして回り止め状態に固定できるから、取付機材
1を設けたブラケット5を単に突出部6に被嵌して回動
する操作で抜け止め状態となり、更にサブブラケット11
を突出部6に係止することでブラケット5は回り止め状
態となって取付機材1(ブラケット5)を断面丸型の突
出部6に取り付け固定でき、取付工数が少なく構造も簡
易な極めて実用性に秀れたバンパーへの機材取付構造と
なる。
【0017】またしかも、取付孔3を円形とすることで
角形に比べて加工が容易となると共に、ガーニッシュ4
を回り止め状態に取り付ける必要から取付孔3の内縁に
逃げ凹部12を形成する場合も円形孔を形成する手法によ
って形成可能なため、取付孔3の形成は容易となる。
【0018】また、ガーニッシュ4を丸型とすることに
より、ガーニッシュ4の上部の雨水は左右に分かれ落ち
易くなり、ガーニッシュ4の覗き穴部4Aの正面に氷柱
や雪だまりが垂下形成しにくくなる。
【0019】従って、ガーニッシュ4を丸型とすること
によって様々な効果を有し、また取付孔3を円形とする
ことによって取付孔3の形成作業も容易となるなどの効
果を生じる上、たとえこのように取付孔3を円形として
も、簡易な取付作業によって確実にブラケット5を抜け
止め状態に取り付け固定できる極めて画期的なバンパー
への機材取付構造となる。
【0020】また、ブラケット5に前記バンパー2の内
面に弾圧当接するバネ片部15を設ければ、このバネ片部
15の押圧度合によってバンパー2の板厚の違いに対応で
きることとなる。
【0021】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0022】本実施例では、運転者の死角となる前方左
右方向の映像を車両内のディスプレイに映し出すための
カメラを取付機材1としてガーニッシュ4の覗き穴部4
Aから覗き見状態に設けるバンパーへの機材取付構造と
したもので、バンパー2に設ける取付孔3は円形とし、
この取付孔3の内縁に逃げ凹部12を設けると共に、前記
ガーニッシュ4の断面丸型の円筒形の突出部6の外面に
この逃げ凹部12に合致する係合凸部13を設けて、丸型の
ガーニッシュ4をバンパー2の円形の取付孔3に対して
回り止め状態に固定するガーニッシュ回り止め機構14を
設けている。
【0023】即ち、本実施例では、前記取付孔3を円形
孔とすると共に、この取付孔3の内縁に設ける前記逃げ
凹部12も形若しくは円形の一部分に相当する形状
の孔によって取付孔3内縁に凹設形成し、板材に対して
大円形孔を形成する穴明け手段と小円形孔を形成する穴
明け手段とによって逃げ凹部12を有する取付孔3を加工
形成している。
【0024】従って、バンパー2に角孔を形成する従来
例に比して逃げ凹部12を有する取付孔3であっても簡単
に形成できる。
【0025】即ち、本実施例では、逃げ凹部12を取付孔
3の左右に形成しているが、三つの穴開け作業によって
逃げ凹部12を有する取付孔3を形成できることとなり、
角形孔に比して簡単に加工形成できる。
【0026】また、本実施例では、ガーニッシュ4を丸
型とし、前記ガーニッシュ4のバンパー内側への突出部
6は前記円形の取付孔3に挿入嵌合するため断面丸型と
した略円筒状に形成している。
【0027】具体的には、ガーニッシュ4のバンパー2
の表面に当接する基板部4Bは角形でも円形でも良い
が、取付機材1が覗く覗き穴部4Aの周囲となるガーニ
ッシュ内周縁を略円形として、(また例えば覗き穴部4
Aの周囲であってバンパー2の表面より突出状態に配設
されるガーニッシュ4の突出周縁部を略円形として)丸
型ガーニッシュとしている。即ち、雨水がガーニッシュ
4の覗き穴部4Aへと上方からつたってきたとき、本実
施例では覗き穴部4Aの内周面につたって左右に流れつ
たうようにしている。また、例えば前記突出周縁部を形
成する場合には、この突出周縁部の上部形状は、この上
部部分に雨水が落ちた場合に左右に流れつたうように上
面が上方に凸な円弧面状としている。
【0028】従って、図10,図11に示すようにガー
ニッシュ4の覗き穴部4Aの内周面や突出周縁部を丸型
とすることにより、ガーニッシュ4の上部の雨水は左右
に分かれ落ち易くなり、覗き穴部4Aの正面を塞ぐよう
に氷柱23や雪だまりが垂下形成しにくくなる。
【0029】また、取付機材1が覗く覗き穴部4Aの少
なくとも内周面底部4Dを前方に向かって下がり傾斜状
に形成している。
【0030】従って、たとえガーニッシュ4の覗き穴部
4A内に雪24などがたまろうとしても容易に滑り落下
し、取付機材1(カメラ)の前方(の視界)を妨げるよ
うなことが一層生じにくくなる。
【0031】また、覗き穴部4Aの奥方の寸法を大きく
とり走行時の取付機材1への雨滴付着を軽減している。
【0032】また、本実施例のガーニッシュ4は、この
ように丸型としているが、このガーニッシュ4の取付孔
3に挿入嵌合する突出部6の外面には、前記取付孔3の
逃げ凹部12に合致する係合凸部13を設けて、丸型のガー
ニッシュ4の断面丸型の突出部6をバンパー2の円形の
取付孔3に対して回り止め状態に固定するガーニッシュ
回り止め機構14を設けている。
【0033】従って、取付孔3は加工し易い円形とし、
ガーニッシュ4もカメラ1が角型であってもあえて丸型
とする構成であるが、ガーニッシュ4は円形の取付孔3
に対して挿入嵌合した状態ではこの回り止め機構14によ
って回り止め状態となる。
【0034】また、本実施例のブラケット5は、コ字形
板状体で形成し、左右板部5Aには取付機材1を側方か
らビス16で取り付け固定するビス固定部17を設けると共
に、前方板部5Bには前記ガーニッシュ4のバンパー内
側への突出部6に被嵌係合する円形の係合孔部7を設
け、ブラケット5を前方へ押しやってガーニッシュ4の
バンパー内側への突出部6にこの係合孔部7を被嵌係合
し回動することでガーニッシュ4に対してブラケット5
が抜け止め状態となる回動固定機構8を設けている。
【0035】具体的には、前記ガーニッシュ4のバンパ
ー内側への突出部6に係合凸部9を対向二カ所に設ける
と共に、前記ブラケット5の係合孔部7の内縁に前記係
合凸部9を逃げる逃げ凹部10を設け、この逃げ凹部10と
係合凸部9との位置を合わせて係合孔部7を前記突出部
6に被嵌係合し得るように構成し、係合凸部9を避けて
ブラケット5を回動できる位置までブラケット5を前方
へ押しやった状態とした上で、突出部6に対してブラケ
ット5を45度回動することで前記逃げ凹部10と係合凸
部9との位置がズレ、突出部6からこの係合凸部9によ
ってブラケット5が抜け止め状態となるように前記回動
固定機構8を構成している。
【0036】また、ブラケット5を45度回動した取付
状態を位置決める(ロックする)ための位置決め凸部18
を設け、係合孔部7の内縁にこの位置決め凸部18に係止
してブラケット5の回動位置を係止ロックする位置決め
凹部19を形成している。
【0037】また、この回動して位置決めロックし抜け
止め状態となったブラケット5をこの突出部6に対して
回り止め状態に固定するサブブラケット11を備える。こ
のサブブラケット11は上下一対構成で、夫々の端部をブ
ラケット5にビス20止めすると共に他端縁を突出部6の
外面に形成した係止溝21に係止してブラケット5を回り
止め状態に固定するように構成して前記回動固定機構8
を構成している。
【0038】従って、このガーニッシュ4とブラケット
5との取り付けは、ガーニッシュ4のバンパー内側への
突出部6に、ブラケット5の係合孔部7を十分被嵌係合
し、所定角度ブラケット5を回動し、サブブラケット11
をビス止めすることで回り止め状態にして抜け止め状態
となる。
【0039】即ち、前記ガーニッシュ4のバンパー内側
への突出部6の係合凸部9と、ブラケット5の係合孔部
7の内縁の逃げ凹部10との位置を合わせて係合孔部7を
前記突出部6に十分に被嵌係合し、前記突出部6に対し
て前記ブラケット5を45度回動することで前記逃げ凹
部10と係合凸部9との位置がズレ、突出部6からブラケ
ット5が抜け止め状態となり、更に、サブブラケット11
をブラケット5に取り付けると共に突出部6の係止溝21
に係止してブラケット5を回り止め状態に固定すること
で、ブラケット5は回り止め状態に固定できることによ
り、抜け止め状態が維持され、確実に取付機材1を取り
付けたブラケット5を取付孔3に嵌合したガーニッシュ
4に取り付け固定できることとなる。
【0040】しかも、前述のようにガーニッシュ4を丸
型として、取付孔3を円形としており、ガーニッシュ4
の突出部6が断面丸型であっても、ブラケット5を確実
に抜け止め状態にして回り止め状態に固定できるから、
取付機材1を設けたブラケット5を単に突出部6に被嵌
して回動する操作で抜け止め状態となり、更にサブブラ
ケット11を突出部6に係止することでブラケット5は回
り止め状態となって取付機材1(ブラケット5)を突出
部6に取り付け固定でき、取付工数が少なく構造も簡易
な極めて実用性に秀れたバンパーへの機材取付構造とな
る。
【0041】また、本実施例では、ブラケット5の前方
板部5Bの端部にバンパー2の内面に弾圧当接するバネ
片部15を前方に向けて突設している。
【0042】従って、バネ片部15の押圧度合によってバ
ンパー2の板厚の違いに対応できる。即ち、バンパー2
の板厚が違ってもこのバネ片部15の弾圧によってこの板
厚差を許容できる。
【0043】また、ブラケット5をバンパー2の裏面に
押し付けながら回動操作でき、この弾圧復帰力によって
係止凸部9などに弾圧し抜け止め係止でき、本実施例で
は、更にサブブラケット11によって回り止めすること
で、取付作業も容易となる上、確実に取り付け固定でき
ることとなる。
【0044】また、突出部6の係合凸部9の前端をテー
パ縁22に形成し、突出部6に係合孔部7を被嵌し回動す
ることで、このテーパ縁22がガイドとなって係止溝21よ
り前方側へブラケット5の前方板部5Bが配され、この
係止凸部9によって抜け止め係止状態となり、更に開口
確保されたこの係止溝21に前方板部5Bの内側に配され
るサブブラケット11の先端を差し込み係止して回り止め
状態とするように構成している。
【0045】また、本実施例では、前述のように覗き穴
部4Aを円形とした丸型ガーニッシュ4とし、これによ
りバンパー2の内側へ突出するガーニッシュ4の突出部
6は断面円形で、しかも覗き穴部4Aの内面(内周面底
部4D)は前方へ下がり傾斜状態に形成することから突
出部6は内側へ向かって先細り形状とし、突出部6を断
面視で台形型に構成している。従って、取付作業におい
て先細り形状であるからこの突出部6をバンパー2の取
付孔3に挿入し易く、また、この突出部6にブラケット
5の係合孔部7を被嵌し易い。特にこのブラケット5の
取り付けは、バンパー2の裏側から手を入れて行う作業
のため、この被嵌される突出部6が先細り状であること
は非常に作業し易い。
【0046】また、取付孔3の逃げ凹部12と突出部6の
係合凸部13との係合によって断面円形の突出部6はバン
パー2に対して回り止め状態となり、ブラケット5の係
合孔部7を被嵌してブラケット5を回動することで、係
合孔部7の逃げ凹部10と突出部6の係合凸部9との位置
がズレることでブラケット5は抜け止め状態となり、ガ
ーニッシュ4(突出部6)はバンパー2に対して回り止
め状態であってしかも抜け止め状態となるから、このブ
ラケット5の回動操作によって仮止め状態となり、ガー
ニッシュ4やブラケット5を押さえていた手を離すこと
もできる。
【0047】そして、更に上下からサブブラケット11を
差し込みブラケット5にネジ20止めするだけで取付作業
を終えることができ、バンパー2の裏側での作業が非常
に簡単にしてスムーズに行うことができることとなる。
【0048】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、バ
ンパーの取付孔に挿入嵌合するガーニッシュに対して、
取付機材を取り付けるブラケットを被嵌して回動するだ
けでブラケットは抜け止め状態となり、ガーニッシュと
ブラケットとでバンパーを挾持した状態に取り付けでき
るため、作業工数も少なく簡易な構成で取付機材をバン
パーに取り付け固定できる極めて画期的なバンパーへの
機材取付構造となる。
【0049】また、本発明においては、ガーニッシュの
覗き穴部を円形とすることで(丸型ガーニッシュとする
ことで)、角型とする場合に比べ、氷柱や雪だまりが生
じにくいなど様々な効果を有し、また、取付孔を角形で
なく円形とすることで加工形成し易いなど様々な効果を
発揮する上、抜け止めと回り止めする必要も前述のよう
に簡単な構造により簡易な取付作業によって実現できる
こととなるから、極めて実用性に秀れた画期的なバンパ
ーへの機材取付構造となる。
【0050】また、請求項記載の発明においては、サ
ブブラケットを取り付けることで容易にブラケットを回
り止め状態に固定できるから、抜け止め状態が保持で
き、簡単にして強固に取り付け固定できる極めて秀れた
バンパーへの機材取付構造となる。
【0051】また、請求項記載の発明においては、ガ
ーニッシュを円形の取付孔に回り止め状態に取り付ける
ことができる上、逃げ凹部を有する円形の取付孔も極め
て簡単に加工形成できる一層実用性に秀れたバンパーへ
の機材取付構造となる。
【0052】また、請求項記載の発明においては、ブ
ラケットに設けたバネ片部をバンパー内面に弾圧して取
り付けるため、このバネ片部の押圧度合によってバンパ
ーの板厚の違いに対応できることとなる極めて秀れたバ
ンパーへの機材取付構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の取付状態の説明斜視図である。
【図2】本実施例の正面側から見た分解斜視図である。
【図3】本実施例の後方側から見た分解斜視図である。
【図4】本実施例の後方側から見た要部の分解斜視図で
ある。
【図5】本実施例のガーニッシュの裏側から見た斜視図
である。
【図6】本実施例のガーニッシュの平面図である。
【図7】本実施例の取付機材を取り付ける前の組み付け
状態の後方側から見た斜視図である。
【図8】本実施例の説明平断面図である。
【図9】本実施例の説明側断面図である。
【図10】本実施例の角型(B)と比較した丸型(A)
のガーニッシュを示す正面図である。
【図11】本実施例の角型(B)と比較した丸型(A)
のガーニッシュの説明側断面図である。
【符号の説明】
1 取付機材(カメラ) 2 バンパー 3 取付孔 4 ガーニッシュ4A 覗き穴部 5 ブラケット 6 突出部 7 係合孔部 8 回動固定機構 9 係合凸部 10 逃げ凹部 11 サブブラケット 12 逃げ凹部 13 係合凸部 14 回り止め機構 15 バネ片部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大坪 浩也 埼玉県新座市野火止8丁目18番4号 株 式会社ホンダアクセス内 (56)参考文献 実開 昭59−47556(JP,U) 実開 昭64−36257(JP,U) 実開 昭61−143947(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 19/48 B60R 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライト,センサ,カメラなどの取付機材
    を、バンパーに設けた取付孔に付設するガーニッシュ
    と、バンパーの内側に設けて前記取付機材を固定するブ
    ラケットとを用いて、前記バンパーの所定位置に取り付
    け固定するバンパーへの機材取付構造において、前記取
    付孔にバンパー外側から挿入嵌合した前記ガーニッシュ
    のバンパー内側への突出部に被嵌係合する係合孔部を前
    記ブラケットに設け、このブラケットとガーニッシュと
    設けた逃げ凹部と係合凸部との位置を合わせて前記係
    合孔部を前記突出部に被嵌係合し得るように構成すると
    共に、前記突出部に対して前記ブラケットを回動するこ
    とで前記逃げ凹部と係合凸部との位置がズレ、突出部か
    らブラケットが抜け止め状態となるように構成した回動
    固定機構を設け、前記ガーニッシュのバンパー内側への
    突出部を断面丸型としてこのガーニッシュの覗き穴部を
    円形とすると共に、前記バンパーに設ける取付孔も円形
    とし、この取付孔の内縁に逃げ凹部を設けると共に、前
    記ガーニッシュの突出部の外面にこの逃げ凹部に合致す
    る係合凸部を設けて、ガーニッシュをバンパーに対して
    回り止め状態に固定するガーニッシュ回り止め機構を設
    けたことを特徴とするバンパーへの機材取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ガーニッシュのバンパー内側への突
    出部に対して前記係合孔部を被嵌係合することで付設す
    る前記ブラケットをこの突出部に対して回り止め状態に
    固定するサブブラケットを備え、このサブブラケットは
    端部を前記ブラケットに固定するように設けると共に
    端縁を前記突出部の外面に形成した係止溝に係止する構
    成として、このサブブラケットにより前記ブラケットを
    回り止め状態に固定するように前記回動固定機構を構成
    したことを特徴とする請求項1記載のバンパーへの機材
    取付構造。
  3. 【請求項3】 前記取付孔を板材に対して大円形孔を形
    成する穴明け手段によって加工形成することで円形孔と
    すると共に、この取付孔の内縁に設ける前記逃げ凹部も
    板材に対して小円形孔を形成する穴明け手段によって加
    工形成することで、小円形若しくは小円形の一部分に相
    当する形状の孔によって取付孔内縁に 凹設形成したこと
    を特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のバン
    パーへの機材取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットに前記バンパーの内面に
    向けてバネ片部を突設し、前記バンパーに対して前記ブ
    ラケットを固定した際に、前記バネ片部が、バンパー内
    面に弾圧当接するように構成したことを特徴とする請求
    項1〜のいずれか1項に記載のバンパーへの機材取付
    構造。
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