JP3238897U - リニアトランスミッションデバイス、及びリニアトランスミッションデバイスコンポーネント - Google Patents

リニアトランスミッションデバイス、及びリニアトランスミッションデバイスコンポーネント Download PDF

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Abstract

【課題】エンドキャップとスクレーパー板間の自動化組み立て工程全体における必要経費が低いリニアトランスミッションデバイス、及びリニアトランスミッションデバイスコンポーネントを提供する。【解決手段】リニアトランスミッションデバイス100は、スクリュー10と、ナット30と、エンドキャップ50と、スクレーパー板70とを備え、前記スクレーパー板はスクレーパーブレード75と首部741と突出部742を備え、前記エンドキャップはテーパー部541と収容部542を備え、前記突出部は前記首部と連接し、前記首部は前記テーパー部に収容され、前記突出部は前記収容部に収納される。【選択図】図3

Description

本考案はリニアトランスミッションデバイス、リニアトランスミッションデバイスコンポーネントに関し、特に、ボールスクリューを備えたリニアトランスミッションデバイス、リニアトランスミッションデバイスコンポーネントに関する。
一般に、ボールスクリューのエンドキャップとスクレーパー板が2個の組み立て式の場合、製造過程において位置合わせと組み立てが必要となる。
しかし、この位置合わせと組み立ての方法が煩雑であると、人件費が膨らみ、組み立てに要する時間も長期間に渡ってしまうので、コスト高となり、エンドキャップとスクレーパー板間の自動化した組み立て工程全体における必要経費が増加してしまう。
このため、迅速に位置合わせして組み立てることができ、できるだけ時間をかけずに自動的に組み立てられる製造プロセスに適用可能なエンドキャップとスクレーパー板の組み合わせを、如何にして提供するかが業界の課題となっている
本考案は上記の問題に鑑みて以下の構成を備える。
即ち、スクリューと、ナットと、エンドキャップと、スクレーパー板とを備えたリニアトランスミッションデバイスにおいて、前記スクリューは螺旋外溝を含み、前記螺旋外溝は前記スクリューの外環面に設けられ、前記ナットは筒部と螺旋内溝を含み、前記筒部は前記スクリューに嵌め込まれるように設けられ、前記螺旋内溝は前記筒部の内環面に設けられ、前記螺旋内溝と前記螺旋外溝は互いに対応してボール溝を形成し、前記エンドキャップは前記ナットに固定され、前記エンドキャップは、第1の表面、第2の表面、穿孔部、少なくとも1つのスナップ溝、及び循環器を含み、前記第1の表面と前記第2の表面は相対する面であり、第2の表面は前記ナットに向いており、前記穿孔部は前記第1の表面と前記第2の表面を貫通して前記筒部に対応し、前記少なくとも1つのスナップ溝は前記第1の表面に設けられ、且つ前記少なくとも1つのスナップ溝はテーパー部と収容部を備え、前記テーパー部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記テーパー部に連接し、前記循環器は前記第2の表面側の前記穿孔部の周縁から軸方向に延伸し、前記ナットの前記筒部に取り付けられ、前記循環器は循環溝を有し、前記循環溝は前記ボール溝に連通し、前記スクレーパー板は前記エンドキャップに組み立てられ、前記スクレーパー板は第3の表面、第4の表面、通孔部、少なくとも1つのスナップピース、及びスクレーパーブレードを含み、前記第3の表面と前記第4の表面は相対する面であり、前記第4の表面は前記エンドキャップの前記第1の表面に向いており、前記通孔部は前記第3の表面と前記第4の表面を貫通し、前記筒部に対応し、前記少なくとも1つのスナップピースは前記第4の表面に設けられると共に前記少なくとも1つのスナップ溝に対応するように設けられ、前記少なくとも1つのスナップピースは首部と突出部を備え、前記首部は前記第4の表面に連接し、前記突出部は前記首部と連接し、前記スクレーパーブレードは前記通孔部の周縁に設けられ、前記螺旋外溝に対応するように組み立てられ、前記首部は前記テーパー部に収容され、前記突出部は前記収容部に収納される。
また、前記少なくとも1つのスナップ溝は前記穿孔部の周りを囲むように環状溝を形成し、前記少なくとも1つのスナップピースは前記通孔部の周りを囲むように、前記第4の表面から凸出して環状壁を形成し、前記環状壁は前記環状溝の中に設けられる。
また、前記環状壁は複数の切り欠きを更に含み、各前記切り欠きは、前記通孔部を中心として前記環状壁上に環状に設けられ、且つ前記環状壁を複数のアクティビティエリアを形成するように仕切る。
また、前記環状溝と前記穿孔部は互いに連通し、前記環状壁は前記螺旋外溝に面する内側面にスクレーパー部を形成し、且つ前記スクレーパー部は前記螺旋外溝に対応するように組み立てられる。
また、前記少なくとも1つのスナップ溝は複数のスナップ溝であり、各前記スナップ溝は前記穿孔部を中心として前記第1の表面に環状に設けられ、前記少なくとも1つのスナップピースは複数のスナップピースであり、各前記スナップピースは前記通孔部を中心として前記第4の表面に環状に設けられる。
また、前記テーパー部は第1の端部と第2の端部を有し、前記第1の端部と前記第2の端部は相対する両端であり、前記第1の端部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記第2の端部に連接し、前記テーパー部の幅は前記第1の端部から前記第2の端部にかけて徐々に縮小する。
また、前記首部の幅は前記第4の表面から前記突出部の方向にかけて徐々に縮小する。
また、前記テーパー部と前記首部の形状は略一致し、前記収容部と前記突出部の形状は略一致する。
また、前記突出部は球状ジョイント或いは矩形状ジョイントである。
また、前記突出部は前記首部から前記通孔部の方向に向けて爪部を凸出するように形成する。
更に、エンドキャップと、スクレーパー板とを備えたリニアトランスミッションデバイスコンポーネントにおいて、前記エンドキャップは第1の表面、第2の表面、穿孔部、少なくとも1つのスナップ溝、及び循環器を備え、前記第1の表面と前記第2の表面は相対する面であり、前記穿孔部は前記第1の表面と前記第2の表面を貫通し、前記少なくとも1つのスナップ溝は前記第1の表面に設けられ、且つ前記少なくとも1つのスナップ溝はテーパー部と収容部を有し、前記テーパー部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記テーパー部に連接し、前記循環器は前記第2の表面側の前記穿孔部の周縁から軸方向に延伸し、前記循環器は循環溝を備え、前記スクレーパー板は、前記エンドキャップに組み立てられ、前記スクレーパー板は第3の表面、第4の表面、通孔部、少なくとも1つのスナップピース、及びスクレーパーブレードを含み、前記第3の表面と前記第4の表面は相対する面であり、前記第4の表面は前記エンドキャップの前記第1の表面に向いており、前記通孔部は前記第3の表面と前記第4の表面を貫通し、前記少なくとも1つのスナップピースは前記第4の表面に設けられると共に、前記少なくとも1つのスナップ溝に対応するように設けられ、且つ、前記少なくとも1つのスナップピースは首部と突出部を備え、前記首部は前記第4の表面に連接し、前記突出部は前記首部に連接し、前記スクレーパーブレードは前記通孔部の周縁に設けられ、前記首部は前記テーパー部に収容され、前記突出部は前記収容部に収容される。
また、前記少なくとも1つのスナップ溝は前記穿孔部の周りを囲むように環状溝を形成し、前記少なくとも1つのスナップピースは前記通孔部の周りを囲むように、前記第4の表面から凸出して環状壁を形成し、前記環状壁は前記環状溝の中に設けられる。
また、前記環状壁は複数の切り欠きを更に含み、各前記切り欠きは、前記通孔部を中心として前記環状壁上に環状に設けられ、且つ前記環状壁を複数のアクティビティエリアを形成するように仕切る。
また、前記環状溝と前記穿孔部は互いに連通し、前記環状壁の内側面にはスクレーパー部が形成される。
また、前記少なくとも1つのスナップ溝は複数のスナップ溝であり、各前記スナップ溝は前記穿孔部を中心として前記第1の表面に環状に設けられ、前記少なくとも1つのスナップピースは複数のスナップピースであり、各前記スナップピースは前記通孔部を中心として前記第4の表面に環状に設けられる。
また、前記テーパー部は第1の端部と第2の端部を有し、前記第1の端部と前記第2の端部は相対する両端であり、前記第1の端部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記第2の端部に連接し、前記テーパー部の幅は前記第1の端部から前記第2の端部にかけて徐々に縮小する。
また、前記首部の幅は前記第4の表面から前記突出部の方向にかけて徐々に縮小する。
また、前記テーパー部と前記首部の形状は略一致し、前記収容部と前記突出部の形状は略一致する。
また、前記突出部は球状ジョイント或いは矩形状ジョイントである。
また、前記突出部は前記首部から前記通孔部の方向に向けて爪部を凸出するように形成する。
以上のように、本考案のリニアトランスミッションデバイス、及びリニアトランスミッションデバイスコンポーネントは、対応するように配置されたスナップピースとスナップ溝によって、スクレーパー板をエンドキャップに素早く組み立てることができる。よって、煩雑な組み立て工程を経る必要がなく、人手消費の増加を抑えることができる自動組み立て工程を実現できる。
本考案の第1の実施形態によるリニアトランスミッションデバイスの斜視図である。 本考案の第1の実施形態によるリニアトランスミッションデバイスの分解斜視図である。 図1の3-3断面図である。 図2の4-4断面図である。 本考案の第2の実施形態に基づいたスクレーパー板とエンドキャップの斜視図である。 図5の6-6断面図である。 本考案の第3の実施形態によるスクレーパー板とエンドキャップを組み立てる際の斜視図である。 図7の8-8断面図である。 本考案の第4の実施形態に基づいたスクレーパー板の斜視図である。 本考案の第5の実施形態に基づいたスクレーパー板の斜視図である。 本考案の実施形態に基づいたリニアトランスミッションデバイスコンポーネントの断面図である。
図1~図3を参照して説明する。ここで、図1は本考案の第1の実施形態によるリニアトランスミッションデバイスの斜視図である。また、図2は本考案の第1の実施形態によるリニアトランスミッションデバイスの分解斜視図である。更に、図3は図1の3-3断面図である。
図1と図2に示すように、リニアトランスミッションデバイス100はスクリュー10、ナット30、エンドキャップ50、及びスクレーパー板70を備える。ここで、リニアトランスミッションデバイス100は例えばボールスクリューデバイス(装置)である。
他の実施形態では、エンドカバーとスクレーパー板は、リニアトランスミッションデバイスコンポーネントであっても差し支えない。このリニアトランスミッションデバイスコンポーネントの特定の構造については、種々の仕様やモデルのリニアトランスミッションデバイスとの整合性を図るために、最後の実施形態で詳細に説明するものとする。
図3に示すように、スクリュー10は、スクリュー10の外環面11に形成された螺旋状を呈する螺旋外溝12を含む。第1の実施形態では、螺旋外溝12は、スクリュー10の軸方向に沿って外側の環状の表面である外環面11上に形成され、所定のピッチで略等間隔に形成される。
図2と図3に示されるように、ナット30は、円筒形を呈する筒部33と螺旋状に形成された螺旋内溝32を含む。筒部33はスクリュー10に嵌められる。螺旋内溝32は筒部33の内環面31に配置されている。螺旋内溝32と螺旋外溝12は互いに対応してボール溝40を形成する。
第1の実施形態では、螺旋内溝32は内環面31に凹設され、螺旋状を呈するようにナット30の軸方向に沿って延伸するように形成され、且つ所定のピッチを以って形成されている。また、ナット30の螺旋内溝32とスクリュー10の螺旋外溝12との位置は互いに対応しており、これによりボール溝40を形成する。
ボール溝40は複数のボールを収容し、ボールを循環させるために使用される。ナット30とスクリュー10は、複数のボールが接触した状態で転がることができる状態にあり、これにより、ナット30とスクリュー10が相対的に軸方向へ移動することを可能にし、更に、ナット30とスクリュー10が相対的に移動する際の摩擦力を低減し、駆動トルクを低減することができる。
上記ナット30は、金属ブロック又は柱状ビレットを加工することにより形成することができ、例えば、鋳造加工又は鍛造加工により加工できる。
また、製造工程において、ナット30を更に加工(例えば、研磨加工又はバッキングプレート加工)して、フランジ穴、油注入穴、戻り穴等の穴を増設し、或いは掘削することができ、或いはナット30の外観形状を改変できる。また、ナットに対して表面熱処理を行ってナット30の硬度を強化することもできるが、本考案はこれらには限定されない。
図2と図3を参照して説明する。エンドキャップ50はナット30に固定され、エンドキャップ50は、第1の表面51、第2の表面52、穿孔部53、少なくとも1つのスナップ溝54、及び循環器55を含む。第1の表面51と第2の表面52は相対する面である。第2の表面52はナット30に向いている。
穿孔部53は、第1の表面51と第2の表面52を貫通し、筒部33に対応する。少なくとも1つのスナップ溝54は第1の表面51上に形成され、テーパー部541と収容部542を有する。
第1の実施形態では、3つのスナップ溝54が、例として説明されている。ただし、他の実施形態では、必要な数に応じて例えば1つのみのスナップ溝54を提供することができ、又は複数(2つ又は4つ以上)のスナップ溝54を提供することもできる。
続いて、図4を参照して説明する。
図4は図2の4-4断面図である。 図4からテーパー部541が第1の表面51に対応し、収容部542がテーパー部541に接続されていることが分かる。
循環器55は、第2の表面52側の穿孔部53の外周から軸方向に延在し、ナット30の筒部33を通過する。循環器55はボール溝40と連絡する循環溝551を有する。
第1の実施形態では、ナット30の両端に、同じ構造の2つのエンドキャップ50がそれぞれ設けられている。また、図1、図2、図3では一端のエンドキャップ50のみに符号を付して例として説明している。先ず、エンドキャップ50の具体的な構造を説明する。
なお、本実施形態は単なる一例であり、2つのエンドキャップ50の構造は本実施形態に記載したものと異なっていても差し支えない。第1の実施形態では、循環溝551は、螺旋内溝32と螺旋外溝12によって形成されるボール溝40と連通している。ナット30とスクリュー10が相対的に移動すると、複数のボールは、循環器55の循環溝551を経て回転方向を変えながら移動することにより連続的に循環し、ボール溝40内を循環することができる。
次に、図2と図3に示されるように、スクレーパー板70はエンドキャップ50に組み立てられる。スクレーパー板70は第3の表面71、第4の表面72、通孔部73、少なくとも1つのスナップピース74、及びスクレーパーブレード75を含む。第3の表面71と第4の表面72は対向する面であり、通孔部73は第3の表面71と第4の表面72を貫通し筒部33に対応する。
また、少なくとも1つのスナップピース74は第4の表面72に配置され、少なくとも1つのスナップピース74は少なくとも1つのスナップ溝54に対応するように設けられる。また、少なくとも1つのスナップピース74は首部741と突出部742を有する。
第1の実施形態では、スナップ溝54の数に対応するスナップピース74を例にとり説明する。したがって、本実施形態では3つのスナップピース74を具備する。
図4に示すように、首部741は第4の表面72に接続され、突出部742は首部741に接続される。スクレーパーブレード75は通孔部73の周縁に設けられ、螺旋外溝12に対応するように組み立てられる。
第1の実施形態では、スクレーパーブレード75は第3の表面71と第4の表面72との間の通孔部73内に位置する。
つまり、スクレーパーブレード75はスクレーパー板の厚さ方向において一体的に形成されている。要するに、第3の表面71と第4の表面72の間に形成される厚さという意味である。スクレーパーブレード75はスクリュー10の螺旋外溝12内に更に延伸する。スクリュー10とナット30が相対的に移動するとき、スクレーパーブレード75は、螺旋外溝12内の破片、残留物、塵その他の異物をこすり落とすと共に防塵効果と油を封じる効果を提供し、複数のボールがボール溝40内をスムーズに移動できる。
また、第1の実施形態では、スクレーパーブレード75の厚さはスクレーパー板70の厚さよりも薄く、スクレーパーブレード75は三日月形のシート体であるが、これに限定されるものではなく、スクレーパーブレード75は、他の形状のシート体にすることもできる。
第1の実施形態では、エンドキャップ50とスクレーパー板70は、射出成形、鋳造又はフライス盤等の加工方法によって一体的に形成することができる。
第1の実施形態では、スクレーパー板70がエンドキャップ50に組み立てられるとき、少なくとも1つのスナップピース74が少なくとも1つのスナップス溝54に嵌るように、スクレーパー板70の第4の表面72はエンドキャップ50の第1の表面51に面する。そして、首部741はテーパー部541に収容され、突出部742は収容部542に収容される。
第1の実施形態では、エンドキャップ50とスクレーパー板70は、プラスチック又は軟質金属等の軟質材料で形成される。エンドキャップ50のスナップ溝54とスクレーパー板70のスナップピース74は、互いに対応するように配置される。
ユーザーがスナップピース74をスナップ溝54に嵌めると、突出部742がテーパー部541に隣接し、テーパー部541が弾性変形して僅かに拡大し、又は突出部742の方が圧搾されて縮むように弾性変形することにより、突出部742が受容部542に入ることができる。
突出部742が収容部542に収容された後、テーパー部541は弾性力によって、スナップピース74の首部741に対応する形状に復元する。そして、突出部742も弾性力を発揮して、スナップ溝54の収容部542に対応する形状に復元する。
スナップピース74とスナップ溝54は様々な実施形態を有する。例えば、第1の実施形態では、複数のスナップピース74と複数のスナップ溝54は互いに対応するように配置される。また、スナップピース74とスナップ溝54のそれぞれを(円環状の)一つのものとして提供し、互いに対応するように構成することもできる。詳細な関連構造については、後述する。
具体的には、リニアトランスミッションデバイス100は、対応するように設けられたスナップピース74とスナップ溝54によって位置合わせが迅速に完了し、スクレーパー板70をエンドキャップ50に組み立てることができるので、全体として迅速かつ容易に組み立てることができる。これにより、煩雑な組立工程を経る必要がなく、その結果人件費を抑制することができ、速やかな自動組立が実現できる。
図2と図4に示すように、第1の実施形態では、各スナップ溝54は、穿孔部53を中心として第1の表面51上に環状に配置されている。各スナップピース74は、通孔部73を中心として第4の表面72に配置されている。
すなわち、各スナップ溝54は穿孔部53を取り囲むように第1の表面51上に配置され、各スナップピース74は通孔部73を取り囲むように第4の表面72に設けられ、各スナップ溝54と各スナップピース74は互いに対応している。
第1の実施形態では、図4に示すように、テーパー部541は、第1の端部5411と第2の端部5412を有し、第1の端部5411と第2の端部5412は相対する両端である。
第1の端部5411は第1の表面51に対応し、収容部542は第2の端部5412に接続され、テーパー部541の幅は第1の端部5411~第2の端部5412まで徐々に縮小する。
首部741の幅は第4の表面72から突出部742に向かって徐々に縮小する。具体的には、テーパー部541を利用して、ユーザーがスナップピース74をスナップ溝54に取り付ける際、突出部742は、より幅広に形成された第1の端部5411からテーパー部541に入ることができる。
次に、突出部742を、幅狭に形成された第2の端部5412側から収容部542に入るために、ユーザーは、より力を入れて突出部742をテーパー部541の第2端部5412側に押し込むことが必要とされる。その結果、テーパー部541が弾性変形し、突出部742を収容部542に収容させることができる。
そして、突出部742が収容部542に収容された後は、テーパー部541は弾性により回復し、突出部742と首部741が、それぞれ収容部542とテーパー部541に収容される。なお、図4に示すように、第1の実施形態では、テーパー部541と首部741の形状は略一致する。
具体的には、対応する形状とすることにより、スナップピース74をスナップ溝54内に収容させることにより、スナップピース74とスナップ溝54との間の隙間(ギャップ)による組み立て後の不安定性を回避できる。
第1の実施形態では、図4に示すように、収容部542は第2の表面52と連通する構造であり、例えば、射出成形、鋳造又はフライス盤の加工により容易に形成することができる。他の実施形態では、収容部542と突出部742の形状は略一致する。
第1の実施形態では、突出部742は、例えば球状ジョイント(球状の接合部)或いは矩形状ジョイントである。なお、図4では、球状ジョイントが例として使用されるが、本考案の範囲がこれに限定されるものではない。
なお、図示されていないが、他の実施形態では、突出部742は首部741から通孔部73の方向に突出する爪部として形成されても良い。つまり、ユーザーがスナップピース74をスナップ溝54に嵌め込むとき、ユーザーは、テーパー部541の壁面に爪部を押し付けて弾性変形させる力を加える。
そして、爪部が収容部542に入った後、爪部は弾性力により回復して収容部542に係合する。なお、爪部の突出方向は、通孔部73の方向に限定されず、爪部の突出方向は通孔部73とは逆方向に突出していてもよい。
次に、図5と図6を参照して説明する。ここで、図5は本考案の第2の実施形態に基づいたスクレーパー板とエンドキャップの斜視図であり、図6は図5の6-6断面図である。
第2の実施形態では、例えば、1つのスナップピースと1つのスナップ溝がそれぞれに設けられ、互いに対応するように配置されている。第2の実施形態では、第1の実施形態既で既に説明した内容については適宜説明を省略する。
第2の実施形態ではスナップ溝は環状溝54´であり、環状溝54´は穿孔部53´を囲うように第1の表面51´に形成される。
また、スナップピースは環状壁74´であり、環状壁74´は通孔部73´を囲うように第4の表面72´に形成され、且つ環状壁74´は環状溝54´の中に設けられる。ユーザーは、環状壁74´を環状溝54´に嵌めることにより、迅速かつ容易に組み立てることができる。
図6を参照して説明する。第2の実施形態において、環状壁74´は複数の切り欠き743´を更に含む。各切り欠き743´は、通孔部73´を中心として環状壁74´に形成され、環状壁74´を複数のアクティブエリア744´に仕切る。
具体的には、ユーザーが環状壁74´を環状溝54´に嵌めると、突出部742´がテーパー部541´に隣接し、テーパー部541´は弾性変形し、突出部742´が収容部542´に入る。
突出部742´が収容部542´に入った後、テーパー部541´は弾性により回復し、突出部742´は収容部542´に固定される。
また、複数の切り欠き743´により複数のアクティブエリア744´に隔てられ、スクレーパー板70´とエンドキャップ50´を組み立てるとき、ユーザーは先ず突出部742´の一部を収容部542´に嵌めることができ、続いて、突出部742´の他の部分も収容部542´に嵌めることができる。
すなわち、複数の切り欠き743´は突出部742´を複数の部分に分割し、それぞれがアクティブエリア744´となり、アクティブエリア744´は、突出部742´が変形し又は屈曲することを可能とし、その結果、突出部742´を収容部542´に収容する際の自由度が増し、スクレーパー板70´をエンドキャップ50´に嵌めるのがより容易となる。
次に、図7、図8を参照して説明する。図7は本考案の第3の実施形態によるスクレーパー板とエンドキャップを組み立てる際の斜視図であり、図8は図7の8-8断面図である。
第3の実施形態において、スナップ溝は環状溝54´´であり、環状溝54´´は穿孔部53´´を囲むように第1の表面51´´に形成される。また、スナップピースは環状壁74´´であり、環状壁74´´は通孔部73´´を囲むように第4の表面72´´に形成され、且つ環状壁74´´は環状溝54´´の中に設けられる。
第3の実施形態は第2の実施形態と共通する部分が多く、唯一の違いとしては、図8に示すように、環状溝54´´が穿孔部53´´と連通しており、環状壁74´´が螺旋外溝12の内側面745´´に面しており、内側面745´´はスクレーパー部746´´を備え、スクレーパー部746´´は、螺旋外溝12に対応するように組み立てられる点にある。
スクレーパー部746´´は内側面745´´から螺旋外溝12に向かって突出し、スクリュー10の螺旋外溝12内に延伸する。
スクレーパー板70´´がエンドキャップ50´´に組み立てられ、スクリュー10とナット30が相対的に移動するとき、スクレーパー部746´´も同時にスクレーパーブレード75´´と同様の効果を達成することができる。このため、螺旋外溝12内の異物をこすり落とすことができ、防塵効果と油を封ずるオイルシール効果を同時に提供することができる。
第3の実施形態の構造により、ユーザーは、スクレーパー板70´´をエンドキャップ50´´に容易に組み立てることができ、スクレーパー板70´´の環状壁74´´は拭き取り機能を有する。
図9と図10を参照して説明する。ここで、図9は本考案の第4の実施形態に基づいたスクレーパー板の斜視図である。また、図10は本考案の第5の実施形態に基づいたスクレーパー板の斜視図である。第4の実施形態と第5の実施形態は第3の実施形態の他の実施形態であり、共通する事項については改めて述べない。図9に示すように、第4の実施形態において、環状壁74´´は複数の切り欠き743´´´を更に含む。
各切り欠き743´´´は、通孔部73´´´を中心として環状壁74´´´上に環状に配置され、環状壁74´´´を分割して、複数のアクティブエリア744´´´を形成する。
第3の実施形態の切り欠き構造は、第2の実施形態のノッチ構造に近いが、相違点としては、各切り欠き743´´´が第4の表面72´´´から離れた一端から第4の表面72´´´まで延伸することで、環状壁74´´´を仕切って複数のアクティブエリア744´´´を形成する点にある。
第5の実施形態は、図10に示すように、各切り欠き743´´´´の範囲(幅)は、環状壁74´´´´をより小さな複数のアクティブエリア744´´´´に分割するように幅広に形成される。その結果、スクレーパー板70´´´´をエンドキャップ50´´に簡単に組み立てることができる。
図11を参照して説明する。本考案の実施形態に基づいたリニアトランスミッションデバイスコンポーネントの断面図である。
リニアトランスミッションデバイスのスクレーパー板とエンドキャップは、リニアトランスミッションデバイスコンポーネント200であり、異なる仕様、モデルの他のリニアトランスミッションデバイスと一致させることができる。本実施形態では、上記実施形態のスクレーパー板とエンドキャップに関し、同じ構造のものについては繰り返しの説明を省略する。
リニアトランスミッションデバイスコンポーネント200はエンドキャップ210とスクレーパー板230を含む。
エンドキャップ210は、第1の表面211、第2の表面212、穿孔部分213、少なくとも1つのスナップ溝214、及び循環器215を含む。第1の表面211と第2の表面212は相対する面である。
穿孔部213は、第1の表面211と第2の表面212を貫通し、少なくとも1つのスナップ溝214は第1の表面211上に形成され、少なくとも1つのスナップ溝214は、テーパー部2141と収容部2142を有する。
テーパー部2141は第1の表面211に対応し、収容部2142はテーパー部2141に接続されている。循環器215は第2の表面212側の穿孔部213の周縁から軸方向に延伸する。循環器215は循環溝2151を備える。
スクレーパー板230はエンドキャップ210に組み立てられ、スクレーパー板230は第3の表面231、第4の表面232、通孔部233、少なくとも1つのスナップピース234、及びスクレーパーブレード235を含む。
第4の表面232はエンドキャップ210の第1の表面211に向いている。第3の表面231と第4の表面232は相対する面である。通孔部233は第3の表面231と第4の表面232を貫通する。
少なくとも1つのスナップピース234は第4の表面232に設けられ、少なくとも1つのスナップピース234は少なくとも1つのスナップ溝214に対応するように配置され、少なくとも1つのスナップピース234は首部2341と突出部2342を有する。
首部2341は第4の表面232に接続され、突出部2342は首部2341に接続され、スクレーパーブレード235は通孔部233の周囲に形成される。首部2341はテーパー部2141に収容され、突出部2342は収容部2142に収容される。
具体的には、リニアトランスミッションデバイスコンポーネント200は、例えばスナップ方式或いはねじ接続方式によりリニアトランスミッションデバイスのナットに組み立てられ、エンドキャップ210とスクレーパーブレード235により速やかに且つ簡単に組み立てることができる。
要するに、リニアトランスミッションデバイス100は相互に対応するように設けられたスナップピース74とスナップ溝54によって、組み立てる際に手早く正確に組み立てることができ、スクレーパー板70、70´、70´´、70´´´、70´´´´を、エンドキャップ50、50´、50´´に組み立てるので、手早く且つ簡単に組み立てられる効果が得られる。このため、煩雑な組立工程を経ないので、結果的に人件費を削減し、自動化された組立工程を実現することができる。
さらに、リニアトランスミッションデバイスコンポーネント200は、異なる仕様、モデルのリニアトランスミッションデバイスと連携して、自動組立プロセスを実現することができる。
100 リニアトランスミッションデバイス
10 スクリュー
11 外環面
12 螺旋外溝
200 リニアトランスミッションデバイスコンポーネント
210 エンドキャップ
211 第1の表面
212 第2の表面
213 穿孔部
214 スナップ溝
2141 テーパー部
2142 収容部
215 循環器
2151 循環溝
230 スクレーパー板
231 第3の表面
232 第4の表面
233 通孔部
234 スナップピース
2341 首部
2342 突出部
235 スクレーパーブレード
30 ナット
31 内環面
32 螺旋内溝
33 筒部
40 ボール溝
50、50´、50´´ エンドキャップ
51、51´、51´´ 第1の表面
52、52´、52´´ 第2の表面
53、53´、53´´ 穿孔部
54 スナップ溝
54´、54´´ 環状溝
541、541´ テーパー部
5411 第1の端部
5412 第2の端部
542、542´ 収容部
55 循環器
551 循環溝
70、70´、70´´、70´´´、70´´´´ スクレーパー板
71、71´ 第3の表面
72、72´、72´´、72´´´ 第4の表面
73、73´、73´´、73´´´ 通孔部
74 スナップピース
74´、74´´、74´´´、74´´´´ 環状壁
741 首部
742、742´ 突出部
743´、743´´´、743´´´´ 切り欠き
744´、744´´´、744´´´´ アクティビティエリア
745´´ 内側面
746´´ スクレーパー部
75、75´´ スクレーパーブレード

Claims (20)

  1. スクリューと、ナットと、エンドキャップと、スクレーパー板とを備えたリニアトランスミッションデバイスにおいて、
    前記スクリューは螺旋外溝を含み、前記螺旋外溝は前記スクリューの外環面に設けられ、
    前記ナットは筒部と螺旋内溝を含み、前記筒部は前記スクリューに嵌め込まれるように設けられ、前記螺旋内溝は前記筒部の内環面に設けられ、前記螺旋内溝と前記螺旋外溝は互いに対応してボール溝を形成し、
    前記エンドキャップは前記ナットに固定され、前記エンドキャップは、第1の表面、第2の表面、穿孔部、少なくとも1つのスナップ溝、及び循環器を含み、前記第1の表面と前記第2の表面は相対する面であり、第2の表面は前記ナットに向いており、前記穿孔部は前記第1の表面と前記第2の表面を貫通して前記筒部に対応し、前記少なくとも1つのスナップ溝は前記第1の表面に設けられ、且つ前記少なくとも1つのスナップ溝はテーパー部と収容部を備え、前記テーパー部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記テーパー部に連接し、前記循環器は前記第2の表面側の前記穿孔部の周縁から軸方向に延伸し、前記ナットの前記筒部に取り付けられ、前記循環器は循環溝を有し、前記循環溝は前記ボール溝に連通し、
    前記スクレーパー板は前記エンドキャップに組み立てられ、前記スクレーパー板は第3の表面、第4の表面、通孔部、少なくとも1つのスナップピース、及びスクレーパーブレードを含み、前記第3の表面と前記第4の表面は相対する面であり、前記第4の表面は前記エンドキャップの前記第1の表面に向いており、前記通孔部は前記第3の表面と前記第4の表面を貫通し、前記筒部に対応し、
    前記少なくとも1つのスナップピースは前記第4の表面に設けられると共に前記少なくとも1つのスナップ溝に対応するように設けられ、前記少なくとも1つのスナップピースは首部と突出部を備え、前記首部は前記第4の表面に連接し、
    前記突出部は前記首部と連接し、前記スクレーパーブレードは前記通孔部の周縁に設けられ、前記螺旋外溝に対応するように組み立てられ、
    前記首部は前記テーパー部に収容され、前記突出部は前記収容部に収納されることを特徴とする、
    リニアトランスミッションデバイス。
  2. 前記少なくとも1つのスナップ溝は前記穿孔部の周りを囲むように環状溝を形成し、前記少なくとも1つのスナップピースは前記通孔部の周りを囲むように、前記第4の表面から凸出して環状壁を形成し、前記環状壁は前記環状溝の中に設けられることを特徴とする請求項1に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  3. 前記環状壁は複数の切り欠きを更に含み、各前記切り欠きは、前記通孔部を中心として前記環状壁上に環状に設けられ、且つ前記環状壁を複数のアクティビティエリアを形成するように仕切ることを特徴とする請求項2に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  4. 前記環状溝と前記穿孔部は互いに連通し、前記環状壁は前記螺旋外溝に面する内側面にスクレーパー部を形成し、且つ前記スクレーパー部は前記螺旋外溝に対応するように組み立てられることを特徴とする請求項2又は3に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  5. 前記少なくとも1つのスナップ溝は複数のスナップ溝であり、各前記スナップ溝は前記穿孔部を中心として前記第1の表面に環状に設けられ、前記少なくとも1つのスナップピースは複数のスナップピースであり、各前記スナップピースは前記通孔部を中心として前記第4の表面に環状に設けられることを特徴とする請求項1に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  6. 前記テーパー部は第1の端部と第2の端部を有し、前記第1の端部と前記第2の端部は相対する両端であり、前記第1の端部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記第2の端部に連接し、前記テーパー部の幅は前記第1の端部から前記第2の端部にかけて徐々に縮小することを特徴とする請求項1に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  7. 前記首部の幅は前記第4の表面から前記突出部の方向にかけて徐々に縮小することを特徴とする請求項1に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  8. 前記テーパー部と前記首部の形状は略一致し、前記収容部と前記突出部の形状は略一致することを特徴とする請求項1に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  9. 前記突出部は球状ジョイント或いは矩形状ジョイントであることを特徴とする請求項1に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  10. 前記突出部は前記首部から前記通孔部の方向に向けて爪部を凸出するように形成することを特徴とする請求項1に記載のリニアトランスミッションデバイス。
  11. エンドキャップと、スクレーパー板とを備えたリニアトランスミッションデバイスコンポーネントにおいて、
    前記エンドキャップは第1の表面、第2の表面、穿孔部、少なくとも1つのスナップ溝、及び循環器を備え、
    前記第1の表面と前記第2の表面は相対する面であり、前記穿孔部は前記第1の表面と前記第2の表面を貫通し、前記少なくとも1つのスナップ溝は前記第1の表面に設けられ、且つ前記少なくとも1つのスナップ溝はテーパー部と収容部を有し、
    前記テーパー部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記テーパー部に連接し、前記循環器は前記第2の表面側の前記穿孔部の周縁から軸方向に延伸し、前記循環器は循環溝を備え、
    前記スクレーパー板は、前記エンドキャップに組み立てられ、前記スクレーパー板は第3の表面、第4の表面、通孔部、少なくとも1つのスナップピース、及びスクレーパーブレードを含み、
    前記第3の表面と前記第4の表面は相対する面であり、前記第4の表面は前記エンドキャップの前記第1の表面に向いており、前記通孔部は前記第3の表面と前記第4の表面を貫通し、
    前記少なくとも1つのスナップピースは前記第4の表面に設けられると共に、前記少なくとも1つのスナップ溝に対応するように設けられ、且つ、前記少なくとも1つのスナップピースは首部と突出部を備え、
    前記首部は前記第4の表面に連接し、前記突出部は前記首部に連接し、前記スクレーパーブレードは前記通孔部の周縁に設けられ、
    前記首部は前記テーパー部に収容され、前記突出部は前記収容部に収容されることを特徴とする、
    リニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  12. 前記少なくとも1つのスナップ溝は前記穿孔部の周りを囲むように環状溝を形成し、前記少なくとも1つのスナップピースは前記通孔部の周りを囲むように、前記第4の表面から凸出して環状壁を形成し、前記環状壁は前記環状溝の中に設けられることを特徴とする請求項11に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  13. 前記環状壁は複数の切り欠きを更に含み、各前記切り欠きは、前記通孔部を中心として前記環状壁上に環状に設けられ、且つ前記環状壁を複数のアクティビティエリアを形成するように仕切ることを特徴とする請求項12に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  14. 前記環状溝と前記穿孔部は互いに連通し、前記環状壁の内側面にはスクレーパー部が形成されることを特徴とする請求項12又は13に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  15. 前記少なくとも1つのスナップ溝は複数のスナップ溝であり、各前記スナップ溝は前記穿孔部を中心として前記第1の表面に環状に設けられ、前記少なくとも1つのスナップピースは複数のスナップピースであり、各前記スナップピースは前記通孔部を中心として前記第4の表面に環状に設けられることを特徴とする請求項請求項11に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  16. 前記テーパー部は第1の端部と第2の端部を有し、前記第1の端部と前記第2の端部は相対する両端であり、前記第1の端部は前記第1の表面に対応し、前記収容部は前記第2の端部に連接し、前記テーパー部の幅は前記第1の端部から前記第2の端部にかけて徐々に縮小することを特徴とする請求項11に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  17. 前記首部の幅は前記第4の表面から前記突出部の方向にかけて徐々に縮小することを特徴とする請求項11に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  18. 前記テーパー部と前記首部の形状は略一致し、前記収容部と前記突出部の形状は略一致することを特徴とする請求項11に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  19. 前記突出部は球状ジョイント或いは矩形状ジョイントであることを特徴とする請求項11に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
  20. 前記突出部は前記首部から前記通孔部の方向に向けて爪部を凸出するように形成することを特徴とする請求項11に記載のリニアトランスミッションデバイスコンポーネント。
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