JP3238889B2 - 分注装置 - Google Patents

分注装置

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JP3238889B2 JP28678297A JP28678297A JP3238889B2 JP 3238889 B2 JP3238889 B2 JP 3238889B2 JP 28678297 A JP28678297 A JP 28678297A JP 28678297 A JP28678297 A JP 28678297A JP 3238889 B2 JP3238889 B2 JP 3238889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分注装置に関し、特
にディスポーザブルタイプのノズルチップを利用して分
注を行う分注装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、分注が完了した後に一定期間(例
えば1週間)親検体を冷蔵庫等に保存しておく措置が取
られる場合が多い。これは検体検査に失敗したり、ある
いは更に他の検査が必要になったりした場合に、再度採
血等を行わなくてもよいようにするためである。そし
て、もし再度検体が必要になった場合には保存されてい
る検体が利用されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、検体保存のため
には試験管等の容器が利用されていたが、より簡単かつ
低コストに検体保存を行うことが要請されている。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、低コスト検体保存を行うこと
にある。
【0005】本発明の他の目的は、検体保存時及び再利
用時に迅速な処理を行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ノズル基部にノズルチップが着脱自在に
装着され、そのノズルチップによって分注を行う分注装
置において、検体分注が完了した後にノズルチップ内に
検体を吸引させ又は検体を残存させて保存検体を作成す
る制御を行う制御部と、前記保存検体を収容したノズル
チップの先端開口を塞ぐ開口閉塞手段と、前記保存検体
を収容したノズルチップがセットされるチップラック
と、を含み、前記開口閉塞手段は、前記チップラックに
おけるノズルチップ先端の当接位置に設けられ、前記チ
ップラックへの前記保存検体を収容したノズルチップの
挿入によって、前記ノズルチップ先端開口が閉塞される
ことにより、前記保存検体を収容したノズルチップを保
管し、前記保管されたノズルチップを前記チップラック
から引き抜くことによって、前記ノズルチップ先端開口
の閉塞が解除されることにより、前記保存検体の再利用
を可能にすることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、ノズルチップ自体が検
体保存容器として利用され、保存処理や再利用時の処理
を速やかに行うことができる。ここで、開口閉塞手段
は、ノズルチップの先端開口を密閉しそこからの検体の
流出を防止するものであり、保存用チップラックへのノ
ズルチップのセット時又はその前にその先端開口が閉塞
される。なお、検体保存に利用するノズルチップはその
検体の分注に利用されたものをそのまま利用してもよい
が、大型のノズルチップを別途利用してもよい。さら
に、前記開口閉塞手段は、前記保存用チップラックにお
けるノズルチップ先端の当接位置に設けられ、前記保存
用チップラックへの前記保存検体を収容したノズルチッ
プの挿入によって、前記ノズルチップ先端開口が閉塞さ
れる。開口閉塞手段は、例えばキャップ部材で構成され
る。
【0008】本発明の望ましい態様では、前記保存用チ
ップラックへの前記保存検体を収容したノズルチップの
セット後に、前記ノズル基部からノズルチップを取り外
すリムーブ機構を有する。
【0009】本発明の望ましい態様では、前記ノズルチ
ップとして、検体分注用のノズルチップと検体保存用の
ノズルチップとが利用される。
【0010】本発明の望ましい態様では、前記制御部
は、保存検体の再利用を行う場合に、前記ノズル基部に
前記保存検体が収容されたノズルチップを再装着させる
制御を実行する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0012】図1には、本発明に係る分注装置の好適な
実施形態が示されており、図1はその全体構成を示す概
念図である。ノズル10は、中空パイプなどで構成され
るノズル基部12と、そのノズル基部12の先端に嵌合
装着されるノズルチップ(以下、単にチップという)1
4と、で構成される。ノズル10にはエアチューブ16
を介して分注ポンプ18が接続されている。この分注ポ
ンプ18はシリンダ及びピストンからなり、ピストンの
前後動によってノズル10で吸引動作及び吐出動作を行
わせることができる。駆動機構20はノズル10を搬送
する機構であり、本実施形態ではノズル10を3次元方
向に自在に駆動することができる。制御部22は、上述
した分注ポンプ18、駆動機構20及びリムーブ機構2
4を制御する手段である。この制御部22はチップを利
用して検体を保存しておく制御を行う機能を有する。
【0013】ノズル基部12には、チップラック26に
保持されたチップ14が装着される。そして、そのチッ
プ14を利用して親検体30が吸引され、これを小分け
することによって子検体32が作成される。子検体32
は各検査の実行で使用されるものである。ちなみに、検
体は例えば血液試料である。
【0014】なお、検体の分注が完了した時点で、U字
溝を有するチップリムーバ(図示せず)によってノズル
基部12からノズルチップ14が取り外され、当該ノズ
ルチップ14が廃棄される。
【0015】親検体30を保存検体として保存する場
合、まず、ノズル基部12に対してチップラック34に
保持された保存用チップ36が装着される。そして、そ
の保存用チップ36によって親検体30が所定量あるい
は吸引可能な量だけ吸引される。検体がチップ内に保持
された状態でノズル10が保存用チップラック38へ搬
送され、検体を収容した保存用チップ36が保存用チッ
プラック38にセットされる。保存用チップラック38
には閉塞部材40が設けられており、この閉塞部材40
によって保存用チップ36の先端開口が閉塞される。そ
して、リムーブ機構24によって保存用チップ36を押
さえつつ、ノズル基部12を上方に引き上げることによ
り、保存用チップ36がノズル基部12から取り外され
る。以上の動作は上述したように制御部22の制御によ
って実行されている。
【0016】なお、図1に示した例では通常の分注を行
うためのノズルチップと検体保存のためのノズルチップ
とが別々に用意されていたが、通常のノズルチップをそ
のまま検体保存用のチップとして利用してもよい。この
場合には、例えば分注完了時にチップ内に所定量の検体
を残存させ、その検体を保存検体として利用してもよ
い。
【0017】図2には、保存用チップラック38の具体
的な構成例が示されている。保存用チップ36の上部
は、フレーム42に形成された挿入孔42Aによって保
持される。一方、保存用チップ36の先端部は閉塞部材
40によって保持される。閉塞部材40には保存用チッ
プ36の先端形状と同じ形状をもったキャップ孔40A
が形成されており、そのキャップ孔40A内に保存用チ
ップ36の先端部を挿入することによって先端開口が閉
塞処理されている。ちなみに、閉塞部材40はフレーム
44上に設けられている。
【0018】閉塞部材40はキャップ部材として機能す
るものであり、例えば弾性を有するゴム部材によって構
成される。この他、閉塞部材40として図3に示すよう
なある程度の弾性をもったフィルム46を利用してもよ
く、あるいは図4に示すように、キャップ孔を有するキ
ャップ部材48をフレーム44上にバネ50によって取
り付け、バネ50の弾性を利用してキャップ部材48に
よる閉塞作用を高めてもよい。この場合にもキャップ部
材48としてゴム等の弾性部材を用いるのが望ましい。
【0019】上述した実施形態によれば、ノズルチップ
をそのまま検体保存容器として利用できるため、検体保
存時及び検体再利用時に迅速な処理を行うことができ
る。また、コストを低減できるという利点もある。
【0020】なお、図1に示したリムーブ機構24は、
例えば図2に示すようなフック部材52を含むものであ
る。すなわち、このフック部材52はU溝52Aを有
し、そのU溝52Aをチップ36の上面に引っかけつつ
ノズル基部12を上方に引き上げることによりノズル基
部12からチップ36を取り外すことが可能となる。な
お、この場合、フック部材52を少なくとも水平方向に
駆動する機構を設けるのが望ましい。
【0021】次に、図5を用いて図1に示した分注装置
について説明する。
【0022】S101では、ノズル基部12にチップラ
ック26によって保持されたチップ14が装着される。
そして、S102では、そのチップ14を利用して分注
が実行される。S103では分注完了後にチップ14が
取り外される。
【0023】S104では、分注時に使用されたチップ
14よりも大容量をもった保存用チップ36がノズル基
部12に装着される。S105では、検体がその保存用
チップ36に吸引され、S106では保存用チップラッ
ク38に保存用チップ36をセットすることにより、チ
ップ先端の開口を閉塞処理する。その後、S107で
は、リムーブ機構を利用してノズル基部から保存用チッ
プ36が取り外される。S108では以上の各工程を繰
り返すか否かが判断される。
【0024】上述した実施形態では、検体分注用チップ
と検体保存用チップの両者を利用したが、上述したよう
に、分注用のチップをそのまま検体保存用のチップとし
て利用してもよい。この場合には、チップ取り外し及び
装着の工程を省略できるという利点がある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分注装置において、低コストで検体保存を行うことがで
き、また検体保存時及び再利用時に迅速な処理を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る分注装置の実施形態を示す概念
図である。
【図2】 保存用チップラックの具体的な構成例を示す
図である。
【図3】 閉塞部材の他の実施形態を示す図である。
【図4】 閉塞部材の他の実施形態を示す図である。
【図5】 分注装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 ノズル、12 ノズル基部、14 ノズルチッ
プ、18 分注ポンプ、20 駆動機構、22 制御
部、24 リムーブ機構、26,34 チップラック、
30 親検体、32 子検体、36 保存用チップ、3
8 保存用チップラック、40 閉塞部材。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル基部にノズルチップが着脱自在に
    装着され、そのノズルチップによって分注を行う分注装
    置において、 検体分注が完了した後にノズルチップ内に検体を吸引さ
    せ又は検体を残存させて保存検体を作成する制御を行う
    制御部と、 前記保存検体を収容したノズルチップの先端開口を塞ぐ
    開口閉塞手段と、 前記保存検体を収容したノズルチップがセットされるチ
    ップラックと、を含み、 前記開口閉塞手段は、前記チップラックにおけるノズル
    チップ先端の当接位置に設けられ、 前記チップラックへの前記保存検体を収容したノズルチ
    ップの挿入によって、前記ノズルチップ先端開口が閉塞
    されることにより、前記保存検体を収容したノズルチッ
    プを保管し、前記保管されたノズルチップを前記チップ
    ラックから引き抜くことによって、前記ノズルチップ先
    端開口の閉塞が解除されることにより、前記保存検体の
    再利用を可能にすることを 特徴とする分注装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記チッ
    プラックへの前記保存検体を収容したノズルチップのセ
    ット後に、前記ノズル基部からノズルチップを取り外す
    リムーブ機構を有することを特徴とする分注装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、前記ノズ
    ルチップとして、検体分注用のノズルチップと検体保存
    用のノズルチップとが利用されることを特徴とする分注
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、前記制御
    部は、保存検体の再利用を行う場合に、前記ノズル基部
    に前記保存検体が収容されたノズルチップを再装着させ
    る制御を実行することを特徴とする分注装置。
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