JPH0599933A - 多項目自動分析装置 - Google Patents

多項目自動分析装置

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JPH0599933A
JPH0599933A JP7868291A JP7868291A JPH0599933A JP H0599933 A JPH0599933 A JP H0599933A JP 7868291 A JP7868291 A JP 7868291A JP 7868291 A JP7868291 A JP 7868291A JP H0599933 A JPH0599933 A JP H0599933A
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JP
Japan
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sample
syringe
pipette nozzle
speed
piston
Prior art date
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Withdrawn
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JP7868291A
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English (en)
Inventor
Chikayasu Ishibashi
親養 石橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】短時間で、且つ、分析項目別に異なる微量の試
料を、高精度に分注することができる。 【構成】ピペットノズル44を介して、項目別に分注す
る量が異なる試料58を分注させる定量シリンジ36
と、この定量シリンジ36のピストン38の上下動を制
御するシリンジ駆動機構40とを備えており、このシリ
ンジ駆動機構40によって、前記分注する試料の量に応
じて、吸入速度及び吐出速度又はいずれか一方を変化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分析項目別に所定量の
試料を吸入並びに吐出させて分注して、その分析を行う
ための多項目自動分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動分析装置では、分析
処理の高速化が求められており、これに伴って、試料の
分注に要する時間も短くなっている。また、分析項目別
に分注される微量の試料を高精度に分注させる要求も高
い。
【0003】これに答えるものとして、分析装置には、
図3及び図4に示すような試料分注器が設けられてい
る。
【0004】この試料分注器は、ピペットノズル2と、
分注用定量シリンジ4と、この定量シリンジ4の吐出部
とピペットノズル2の基端部とを接続する中空の接続チ
ューブ6と、を備えている。
【0005】また、定量シリンジ4の加圧室8から接続
チューブ6を経てピペットノズル2の先端部に至る部分
に、非圧縮性の流体、例えば、イオン交換水7が満たさ
れている。このため、定量シリンジ4のピストン10の
上下動による加圧・減圧作用は、正確にピペットノズル
2の先端部に作用する。
【0006】このように構成されている試料分注器で、
分析される試料を所定量だけ分注する場合、まず、定量
シリンジ4のピストン10を下降させて前記加圧室8内
を減圧させる。この減圧作用が、ピペットノズル2の先
端部に作用して、少量の空気12を吸入させる。空気1
2が吸入されたピペットノズル2を試料に接触させる。
そして、前記ピストン10を更に下降させ、所定量の試
料14をピペットノズル2内に吸入させる。
【0007】特に、図2に示すように、吸入された試料
14とイオン交換水7とは、前記吸入された空気12に
より隔離されているので、互いに混り合うことはない。
【0008】このような分注器を備える分析装置におい
て、分注される試料の微量化及び分析処理の高速化に伴
う試料分注に要する時間の短縮化は、ピストン10を駆
動させる駆動機構の機械的精度の向上及びピペットノズ
ル2の構造や形状の改良等により図られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の分析装
置での前記機械的精度の向上及び構造、形状の改良等で
は、短時間で、且つ、微量の試料を高精度に、分注する
ことが困難である。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされ、その目的は、短時間で、且つ、分析項目別
に異なる微量の試料を、高精度に分注することができる
多項目自動分析装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、ピペットノズルを介して、試料を吸入
並びに吐出させて分注させる定量シリンジを備えた多項
目自動分析装置において、分注する試料の量に応じて、
吸入速度及び吐出速度又はいずれか一方を変化させる手
段を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】分注する量に応じた試料は、定量シリンジの作
動によって、ピペットノズルに所定の吸入速度で吸入さ
れる。この吸入された試料は、分析位置において、この
ピペットノズルから所定の吐出速度で吐出される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の多項目自動分析装置の一実施
例について図1及び図2を参照して説明する。
【0014】図1に示すように、本実施例の多項目自動
分析装置は、イオン交換水供給部20と分注部24とこ
の分注部24での吸入及び吐出作用を制御するシリンジ
部22とを備えている。
【0015】イオン交換水供給部20には、イオン交換
水貯蔵容器26が設けられている。このイオン水貯蔵容
器26内には、イオン交換水28が貯蔵されている。イ
オン交換水貯蔵容器26からはプラスチック製の接続チ
ューブ30が、吸入弁32を介して分岐して、その一方
がシリンジ部22に、他方が吐出弁34を介して分注部
20に、夫々、延出されている。
【0016】このシリンジ部22は、分注用定量シリン
ジ36とこの定量シリンジ36のピストン38の上下動
を制御するシリンジ駆動機構40とを備えている。この
シリンジ駆動機構40は、前記ピストン38の下端部を
挟持する挟持部材41が設けられている。この挟持部材
41が上下することにより、前記ピストン38の上下動
が制御される。なお、前記分注部20から延出された接
続チューブ30は、定量シリンジ36の吐出部42に接
続されている。
【0017】前記吐出弁34を介して延出した接続チュ
ーブ30は、分注部24の構成であるピペットノズル4
4の基端部46に接続されている。このピペットノズル
44は、その先端部48の向うに従って、その径が小さ
くなるようにテーパが施されている。
【0018】このような構成のピペットノズル44の基
端部46は、支持腕50によって支持されている。この
支持腕50は、ピペットノズル44を所定の位置に移動
させるように、その一端部51を回動中心にして、回動
自在に設けられている。また、この支持腕50には、制
御部52が接続されており、この制御部52で前記回動
が制御されている。
【0019】また、イオン交換水貯蔵容器26から接続
チューブ30を介して定量シリンジ36の加圧室37及
びピペットノズル44の先端部48に渡って、非圧縮性
のイオン交換水28が満たされている。この結果、定量
シリンジ36のピストン38の上下動による加圧・減圧
作用は、正確に、ピペットノズル44の先端部48に働
く。
【0020】このように構成されている本実施例の多項
目自動分析装置の作動について、図1と共に図2を参照
しつつ説明する。
【0021】始動時、ピペットノズル44は、洗浄槽5
4内に配置されており、ここで洗浄が施されている。
【0022】制御部52を作動させて、ピペットノズル
44を、図2のピペットノズル44のタイミングチャー
トの移動状態62にして、試料58を収容した試料容器
56上まで回動移動させる。
【0023】この移動状態62の間、吸入弁32は、開
成状態64にある。同時に、シリンジ駆動機構40が作
動して、定量シリンジ36のピストン38を、下降状態
66にさせる。
【0024】この下降状態66に応じた量のイオン交換
水28が、イオン交換水貯蔵容器26から接続チューブ
30を介して定量シリンジ36の加圧室37内に吸入さ
れる。なお、この吸入されたイオン交換水28は、試料
58の分注工程の終了後、ピペットノズル44内を洗浄
するためのものである。
【0025】前記開成状態64にある吸入弁32を閉成
した後、吐出弁34を開成状態68にする。
【0026】この開成状態68の間、シリンジ駆動機構
40が作動して、前記ピストン38を少量だけ下降状態
70にさせる。この結果、ピペットノズル44には、少
量の空気が吸入される。このとき制御部52を作動させ
て、空気が吸入されたピペットノズル44を、その先端
部48が試料容器56内の試料58表面に接触するま
で、下降させる。
【0027】前記先端部48が試料58に接触したと
き、シリンジ駆動機構40が作動して、定量シリンジ3
6のピストン38を、更に、下降状態72にさせる。
【0028】上述したように、ピストン38の上下動に
よる加圧・減圧作用は、正確にピペットノズル44の先
端部48に働いている。
【0029】このため、前記下降状態72でのピストン
38の下降量を、シリンジ機駆動機構40で制御するこ
とにより、分析項目に対応した微量の試料58を、自動
的に正確に、ピペットノズル44内に吸入させることが
できる。
【0030】試料58が吸入されたとき、制御部52を
作動させて、ピペットノズル44を、再び上昇させ、移
動状態74を経て所定の反応容器60上に回動移動させ
る。
【0031】また、更に、制御部52を作動させて、ピ
ペットノズル44を、その先端部48が反応容器60の
底面に接触するまで、下降させる。
【0032】前記底面に接触したとき、シリンジ駆動機
構40を作動させて、定量シリンジ36のピストン38
を、上昇状態76にさせ、加圧室37内のイオン交換水
28を押圧させる。
【0033】この押圧力が、ピペットノズル44の先端
部48に作用し、この先端部48に吸入されている前記
試料58を自動的に吐出させる。
【0034】吐出が終了したとき、制御部52を作動さ
せて、ピペットノズル44を、移動状態78にさせて洗
浄槽54上まで回動移動させる。ここで、再び、制御部
52を作動させて、ピペットノズル44を、洗浄槽54
内へ下降させる。
【0035】この下降が終了したとき、シリンジ駆動機
構40を作動させて、ピストン38を上昇状態80にさ
せ、先端部48から、先に洗浄用に吸入したイオン交換
水28を吐出させ、ピペットノズル44内を洗浄させ
る。
【0036】この洗浄が終了したとき、開成状態にある
前記吐出弁34は閉成される。
【0037】以後、上述した動作が自動的に繰り返され
て、試料58の分注が行われる。
【0038】また、このような本実施例の多項目自動分
析装置は、シリンジ駆動機構40を制御させることによ
り、上述した試料58のピペットノズル44への吸入及
びその吐出の際の速度を、試料58の量に応じて種々変
更させることができる。
【0039】後掲する表1には、試料量と吸入・吐出速
度と吸入・吐出時間との関係が示されている。
【0040】表1に示すように、吸引又は吐出に割当て
られた時間は、最大0.2秒である。例えば、吸入又は
吐出される試料58が50μl(マイクロリットル)と多量の
場合には、250μl/secと高速で吸入又は吐出され
る。
【0041】一方、例えば、3μlと微量の場合には、
15μl/secと低速で吸入又は吐出される。
【0042】本実施例の多項目自動分析装置における配
管内は、上述したように非圧縮性のイオン交換水28で
満たされている。
【0043】上述ように高速で吸入又は吐出が行われる
と、プラスチック製の接続チューブ30、この接続チュ
ーブ30の残留微量の空気及びピペットノズル44内に
形成された空気の層は、速度に応じた負圧により、その
容量が変化してしまう。
【0044】このように空気の容量が変化しても、前記
負圧が解除された時に元の容量に戻れば、吸入又は吐出
される試料58の誤差は生じない。
【0045】しかし、実際には、空気の容量は正確に元
の容量に戻らないので、結果、誤差が生じてしまう。
【0046】低速で吸入又は吐出すれば、定量シリンジ
36の加圧室37内及びピペットノズル44内に発生す
る負圧を低く保つことができる。
【0047】このように負圧を低くして試料58を吸入
又は吐出すれば、空気の容量の変化に伴う誤差も小さく
できる。この結果、吸入又は吐出される試料58の精度
が向上する。
【0048】なお、本実施例は、上述の構成に限定され
ることはない。例えば、上述の場合には、試料58の吸
入及び吐出の両方の場合について吸入速度及び吐出速度
を変化させたが、いずれか一方のみの速度を変化させて
もよい。
【0049】例えば、分析項目に応じた量の試料を吸入
した場合、吐出時には、吸入された試料の全てが吐出さ
れる。このため、吐出時の吐出速度は固定であってもよ
い。また、分析項目に応じた量以上の量の試料を吸入さ
せた場合、分析項目別に所定量の試料を高精度に吐出さ
せる必要がある。このため、吐出時のみ吐出速度を変化
させることになる。
【0050】
【発明の効果】本発明は、分注する試料の量に応じて、
吸入速度及び吐出速度又はいずれか一方を変化させる手
段を備えている。このため、微量の試料に対して最適な
速度で吸入又は吐出ができる。この結果、短時間で、且
つ、分析項目別に異なる微量の試料を、高精度に自動的
に分注することができる。
【0051】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多項目自動分析装置の全体を概略的に
示す図。
【図2】図1の多項目自動分析装置での試料の分注工程
を示すタイミングチャート。
【図3】従来の分析装置の構成であるピペットノズル及
び定量シリンジと両者を接続さ1る接続チューブとの関
係を示す拡大図。
【図4】図3のピペットノズルの先端部を拡大して示す
図。
【符号の説明】
36…定量シリンジ、38…ピストン、40…シリンジ
駆動機構、44…ピペットノズル、58…試料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピペットノズルを介して試料を吸入並び
    に吐出させて分注させる定量シリンジを備えた多項目自
    動分析装置において、 分注する試料の量に応じて、吸入速度及び吐出速度又は
    いずれか一方を変化させる手段を備えたことを特徴とす
    る多項目自動分析装置。
JP7868291A 1991-02-15 1991-02-15 多項目自動分析装置 Withdrawn JPH0599933A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19980514