JP2515920Y2 - 分注装置 - Google Patents

分注装置

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JP2515920Y2
JP2515920Y2 JP4883489U JP4883489U JP2515920Y2 JP 2515920 Y2 JP2515920 Y2 JP 2515920Y2 JP 4883489 U JP4883489 U JP 4883489U JP 4883489 U JP4883489 U JP 4883489U JP 2515920 Y2 JP2515920 Y2 JP 2515920Y2
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JP
Japan
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sample
sample suction
cleaning liquid
suction
flow channel
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JP4883489U
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JPH02140472U (ja
Inventor
孝一 若竹
Original Assignee
株式会社ニッテク
株式会社ニッショー
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、血清などの試料を吸引しサンプル容器な
どにこの吸引した試料を分注する分注装置に係り、特
に、洗浄液が満たされた試料吸排口の先端にピペットチ
ップを着脱自在に挿着してなる分注装置に関する。
〔従来技術とその課題〕
周知のように、生化学的分析や免疫学的分析を自動分
析装置によって分析する場合には、血清等の試料を、遠
心分離処理された採血管から所要量吸引し、これをサン
プル容器等に分注する作業が必要となり、これを行なう
装置としての分注装置が従来より種々提案されており、
その中には、洗浄液が満たされた試料吸排口の先端にピ
ペットチップを着脱自在に挿着してなる分注装置も公知
である。
しかしながら、上記従来のピペットチップを有する分
注装置にあっては、例えば、試料を100μ吸引した後、
この100μの試料を上記サンプル容器へと押し出し、次
に、使用後のピペットチップを取り外した後に、試料吸
排口内の洗浄液を押し出して、試料吸排流路の内部を洗
浄液で洗浄するように構成されているため、試料排出後
のピペット下端には、洗浄液が液滴状に付着してしま
い、この状態のまま新しいピペットチップを装着した場
合には、液滴状の洗浄液がピペットチップの内部に付着
してしまい、次の試料と混合して試料を希釈してしまう
ため、測定精度に対する信頼性を損ねる、という問題を
有していた。
この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであっ
て、その目的とするところは、分注装置の試料吸排口の
内部に空気層を形成することで、新たなピペットチップ
を装着した場合にも、試料吸排口の先端に付着した洗浄
液がピペットチップの内部に付着せず、以って、測定精
度に対する信頼性を向上させることができる分注装置を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案に係る分注装置に
あっては、洗浄液が満たされた試料吸排流路と、この試
料吸排流路の先端部に着脱自在に挿着されるピペットチ
ップと、上記試料吸排流路の他端部に接続されたポンプ
と、該ポンプの作動を制御する制御装置と、を有して構
成されてなり、上記ポンプは、使用済のピペットチップ
が取り外された上記試料吸排流路内の洗浄液を、上記試
料吸排流路から押し出した後、逆作動により該試料吸排
流路内へ洗浄液を引き込むことで、上記試料吸排流路の
先端部に空気層が形成されるように、上記制御装置によ
り駆動制御されることを特徴とするものである。
〔作用〕
それ故、この考案に係る分注装置にあっては、新たな
ピペットチップが装着されるときには、試料吸排口内部
に満たされた洗浄液が、試料吸排口内部の上流側に若干
後退して、試料吸排口の先端には洗浄液が液滴状に付着
しないように構成することで、ピペットチップの内部に
洗浄液が付着しないように構成したことを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す一実施例に基きこの考案を詳細
に説明する。
第1図に示すように、この考案に係る分注装置は、洗
浄液2が満たされた試料吸排流路1と、この試料吸排流
路1の下端試料吸排口1aに着脱自在に装着されるピペッ
トチップ3と、から構成されており、上記試料吸排流路
1の上端部には、図示はしないが、公知の分注装置と同
様、切換弁、ポンプ、洗浄液用タンクが連通接続され、
試料吸排流路1内の洗浄や試料の吸排を行なうように構
成されている。
ピペットチップ3は、第2図(a)に示すように、容
器5内に収容された試料6を所要量吸引し、この吸引さ
れた試料6を、第2図(b)に示すように、他の容器
5′へと分注する。このとき、洗浄液2と試料6との間
には、空気層4が形成される。この空気層4は、洗浄液
2と試料6との混合を防止する。
この後、上記ピペットチップ3は、第2図(c)に示
すように、所定位置で試料吸排流路1の下端試料吸排口
1aから取り外され、かつ、試料吸排流路1の内部は、洗
浄液2が押し出されることにより洗浄される。この洗浄
作業が終了したときには、洗浄液2が下端試料吸排口1a
に液滴状に付着する。
そこで、この実施例に係る分注装置では、制御装置
(図示せず)がポンプを若干逆作動させ、第2図(d)
に示すように、洗浄液2を上流側へと後退させる。これ
により、下端試料吸排口1aに付着した洗浄液2は、全て
試料吸排流路1の内部へと収容され、下端試料吸排口1a
には、空気層が形成される。
以上の作業が終了した後、上記下端試料吸排口1aに
は、第2図(e)に示すように、新たなピペットチップ
3が装着される。このとき、上記下端試料吸排口1aに
は、従来のような液滴状の洗浄液2が存在していないた
め、ピペットチップ3の内部に洗浄液が付着することは
ない。
このようにして新たなピペットチップ3が装着される
と、該分注装置は、第2図(f)に示すように、再び試
料6の吸引作業を行なう。尚、試料6を他の容器5′へ
と吐出する場合には、前記ポンプを試料6のみが吐出す
るストローク分だけ作動させることで、試料6のみを他
の容器へと分注することができる。例えば、試料6の吸
引量が100μで、空気層4が20μである場合には、上記
ポンプのストローク量を100μ分に設定すればよい。こ
のとき、上記ポンプのストローク量に多少の誤差があっ
ても、空気層4の介在により、試料吸排流路1内に満た
された洗浄液2が誤って他の容器5′内へと滴下するこ
とはない。
〔考案の効果〕
この考案に係る分注装置は、以上説明したように、分
注装置の試料吸排口の内部に空気層を形成することで、
新たなピペットチップを装着した場合にも、試料吸排口
の先端に付着した洗浄液がピペットチップの内部に付着
せず、以って、測定精度に対する信頼性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る分注装置の構成を概
略的に示す断面図、第2図(a)乃至(f)は同分注装
置の作動工程を順に示す断面説明図である。 〔符号の説明〕 1…試料吸排流路、1a…試料吸排口 2…洗浄液、4…空気層 6…試料

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄液が満たされた試料吸排流路と、この
    試料吸排流路の先端部に着脱自在に挿着されるピペット
    チップと、上記試料吸排流路の他端部に接続されたポン
    プと、該ポンプの作動を制御する制御装置と、を有して
    構成されてなり、上記ポンプは、使用済のピペットチッ
    プが取り外された上記試料吸排流路内の洗浄液を、上記
    試料吸排流路から押し出した後、逆作動により該試料吸
    排流路内へ洗浄液を引き込むことで、上記試料吸排流路
    の先端部に空気層が形成されるように、上記制御装置に
    より駆動制御されることを特徴とする分注装置。
JP4883489U 1989-04-27 1989-04-27 分注装置 Expired - Lifetime JP2515920Y2 (ja)

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JPH02140472U JPH02140472U (ja) 1990-11-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102262165A (zh) * 2010-05-31 2011-11-30 株式会社岛津制作所 液体样本注入装置和液体样本注入方法

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JPH02140472U (ja) 1990-11-26

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