JPH11352028A - 分光光度計用自動試料搬送装置 - Google Patents

分光光度計用自動試料搬送装置

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JPH11352028A
JPH11352028A JP16174498A JP16174498A JPH11352028A JP H11352028 A JPH11352028 A JP H11352028A JP 16174498 A JP16174498 A JP 16174498A JP 16174498 A JP16174498 A JP 16174498A JP H11352028 A JPH11352028 A JP H11352028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
measured
capillary
spectrophotometer
thin tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP16174498A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Minagawa
定雄 皆川
Hiroaki Sukegawa
博昭 助川
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Manufacturing and Service Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Naka Instrumets Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Naka Instrumets Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP16174498A priority Critical patent/JPH11352028A/ja
Publication of JPH11352028A publication Critical patent/JPH11352028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極微量測定試料の自動搬送による複数試料の測
定において分光光度計の試料室に設置された試料容器に
測定しようとする極微量試料量を正確な量として設定す
る事と前試料の残留によるコンタミネーションを防止し
なければならない。 【解決手段】確実に分光光度計の試料室に被測定試料を
設定、且つ細管の外壁に付着した被測定試料を拭い取
り、しかも一度使用した被測定試料の入った細管は次の
試料の測定の為に再使用する事無く使い捨て方式とする
事により前試料の残留を無くし、コンタミネーションを
完全に防止することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は理化学分析に使用す
る分光光度計用自動試料搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示す様に、従来は複数個からなる
試料容器13に満たされた被測定試料14に吸入ノズル
15が一試料一測定完了毎に移動し、被測定試料14を
吸入ポンプ21の吸引力により吸入ノズル15からパイ
プ16を経て分光光度計の試料室17内の光路18中に
設置されている試料セル19に満たされ測定される。測
定完了後再び吸引ポンプ21が働き、パイプ20を経て
廃液パイプ22より廃液容器23に廃棄される。以降上
述の一連のプロセスを予め設置された被測定試料13の
数だけ自動的に繰り返す。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】極微量測定試料の測定
において分光光度計の試料室に設置された試料容器に該
当極微量試料を確実に注入出来る事と、前試料の残留試
料のコンタミネーションの防止をする事の両者は測定結
果の精度を確実に得る為の非常に重要なファクターであ
る。特に連続的且つ、自動的に測定を実行しょうとする
場合にその重要性が更に強調されなければならない。
【0004】従来の装置での、前者(試料容器への極超
微量の注入)については、吸入ノズルの吸引口の形状,
寸法,表面精度等、そしてノズルと試料容器を繋ぐチュ
ーブとの繋目の精度,リーク及びポンプ圧の変動等によ
って試料容器に満たされる被測定試料の量の違い、或い
は気泡の混入等、測定精度を大きく損ねる欠点があり、
極微量な試料(3μl〜5μl)を扱う事は至難であ
る。
【0005】従来の装置での、後者(コンタミネーショ
ン)においても同様、吸引ノズル及び試料導入系を構成
するチューブ内壁、試料容器内壁に付着する残留前試料
との混ざり合いのため被測定試料の濃度が変化し正確な
測定結果を得ることが出来ない。この様に被測定搬送経
路内壁に付着した残留前試料の除去のため、従来の装置
では被測定試料の測定の前後に洗浄液、或いはエアーパ
ージイングの方法を用いている。
【0006】しかし、この方法では洗浄溶液と更に混じ
り合い、被測定試料を薄めてしまう。またエアーパージ
の場合は被測定試料搬送路の内径が1〜2mmと細く、内
壁への残留試料を完全に拭いきれないため測定精度を損
ねる欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】液体に毛細管壁がぬれる
場合には、その液面は、管の半径,表面張力,液体密度
に依存する高さまで自然上昇する事に着目し、被測定試
料が注入される容器として毛細管(内径0.5mm )を使
用し、この毛細管とX,Y,Z方向に可動する毛細管掴
みアームとから被測定試料搬送系を構成させ、従来の吸
引ノズル,被測定試料容器,吸引ポンプ等から成る被測
定試料搬送系を排除した。
【0008】試料注入容器として毛細管を使ったため必
要被測定試料が極微量(3μ〜5μl)ですみ使用した
毛細管は、1試料1測定が完了した時点で廃棄可能(使
い捨て)にし、コンタミネーションの皆無を図った。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施例を示す。実
施例では複数個の細管2を収納した細管収納容器1,細
管2をX,Y,Zの方向に移動する細管搬送アーム5,
細管2を掴むための細管搬送アームに仕込まれているチ
ャック12,被測定試料6が満たされている被測定試料
容器7,細管2の外壁に付着した被測定試料を拭い取る
リボンカッセト8と綿テープ9,細管2に注入された被
測定試料6を分光光度計の試料室に正しく設定するため
の細管用ホールダ10,測定後の細管2を捨てる廃棄箱
11から構成されている。
【0010】以下上述から構成されている本発明の動作
説明を記述する。
【0011】細管2が収納されている細管収納容器1を
左右方向に振動させる事により細管収納容器1の小穴3
より細管2の一本を振り出す。この細管2が振り出され
ると検知器4により検知される、この検知信号により細
管搬送アーム5が細管2を掴み取るためにX軸方向に移
動し、チャック12により細管2を掴み取る。細管2を
掴んだ細管搬送アーム5は被測定試料6で満たされた試
料容器7の真上に移動し、被測定試料6の中に下降し、
細管2に毛細管現象により被測定試料6が吸い込まれ
る、この吸い込まれた被測定試料の量は次の論拠によ
る。
【0012】図3において細管内の吸入された液面の高
さ:h、細管の半径:r、液体の密度:p、液体の表面
張力:γ、重力の加速度:g、とすると 1.細管中を上昇した液体質量部分に働く重力
【0013】
【数1】 πr2hpg …(1) 2.表面張力により生ずる抗力
【0014】
【数2】 2πrγ(接触角が0°) …(2) (1)式と(2)式がつり合うことより
【0015】
【数3】 πr2hpg=2πrγ …(3)
【0016】
【数4】 ∴h=2γ/rpg …(4)
従って細管に吸入される試料量Vは
【0017】
【数5】 V=2πrγ/pg …(5) 常に、この吸入量Vを確保するために、毛細管24の吸
入口を水平とする切り口Aの断面と液体容器26に満た
されている液体25の表面Bとで包括される体積をV′
とすると、V′>Vを保てるように毛細管24の高さ方
向の位置を、図1の細管搬送アーム5が動作する様に被
測定試料の種類によって予め規定しておく。
【0018】この様にして被測定試料6を吸引した細管
2はその外壁に付着した被測定試料6を拭い取るため、
リボンカセット8の吸水性のある綿テープ9にその外壁
を接触するように細管搬送アーム5が動作する。これに
よって次のプロセスである分光光度計の試料室内に設置
されている細管用ホールダ10内でのコンタミネーショ
ンを防止することが出来る。
【0019】外壁の付着試料が拭ぐわれた細管2は分光
光度計の試料室に予め設置されている細管用ホールダ1
0の真上に細管搬送アーム5が移動し、その場で細管2
が細管用ホールダへと下降し測定が実行される。3〜5
秒後の測定時間後、再び細管2は細管搬送アーム5の上
昇により細管用ホールダ10から持ち上げられ、引き続
き細管搬送アーム5が細管廃棄箱11の真上に移動、細
管搬送アーム5の細管チャック12が開き細管2が細管
廃棄箱11に捨てられ、細管搬送アーム5は原点に復帰
し、以降予め設置されている複数の被測定試料の全てに
対し上述のプロセスにより測定を完了する。
【0020】
【発明の効果】本発明を用いる事により、残留液の影
響、所謂コンタミネーションを防ぎ、精度の良い測定結
果を得る事が出来る。また特に極微量の試料の正確な測
定結果を得るに効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である分光光度計用自動試料搬
送装置の構成図。
【図2】従来の分光光度計の構成図。
【図3】本発明の実施例である毛細管現象の原理を説明
する構成図。
【符号の説明】
1…細管収納容器、2…細管、3…小穴、4…検知機、
5…細管搬送アーム、6,14…被測定試料、7,13
…試料容器、8…リボンカセット、9…綿テープ、10
…細管用ホールダ、11…細管廃棄箱、12…細管チャ
ック、15…吸入ノズル、16,20…パイプ、17…
試料室、18…光路、19…試料セル、21…吸入ポン
プ、22…廃液パイプ、23…廃液容器、24…毛細
管、25…液体、26…液体容器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定試料の単色光に対する透過/吸収量
    を求め、その被測定試料の定量及び定性分析をなす分光
    光度計において、複数の微量被測定試料を分光光度計の
    試料室に連続して自動的に設定する手段として細管(Ca
    pillary )を利用したことを特徴とする分光光度計用自
    動試料搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1の分光光度計用自動試料搬送装置
    において、試料容器である細管に微量被測定試料(液体
    溶液)を注入する手段として毛細管現象を利用して微量
    被測定試料をその細管(Capillary )に自然吸引させる
    事を特徴とする分光光度計用自動試料搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項2において複数個の細管が収納され
    ている細管収納容器に連続的繰り返しの振動を与え、そ
    の振動により細管収納容器の底部にある小穴より細管を
    一本ずつ振り出す機能を有する事を特徴とする分光光度
    計自動試料搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項3において細管収納容器より一本ず
    つ取り出された細管を検知し、その検出信号に同期し、
    被測定試料の吸引及びその細管に吸引された被測定試料
    の測定、そして廃棄までの一連のプロセスを成し得る事
    を特徴とする分光光度形用自動試料搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、被測定試料の吸引後、
    細管の外壁に付着した被測定試料による試料室内でのコ
    ンタミネーシヨン(前試料の測定値への影響)を防止す
    るため、リボンカセットより構成された外壁拭き取り機
    能を有する事を特徴とする分光光度計用自動搬送装置。
  6. 【請求項6】請求項5に加え、コンタミネーションを防
    止する手段として、被測定試料を注入された細管は、1
    試料,1測定完了後に廃棄、即ち使い捨てられる構造を
    持つ分光光度計用自動試料搬送装置。
JP16174498A 1998-06-10 1998-06-10 分光光度計用自動試料搬送装置 Pending JPH11352028A (ja)

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JP (1) JPH11352028A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077684A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Olympus Corporation 反応容器及び分析装置
JP2008536128A (ja) * 2005-04-09 2008-09-04 セル バイオサイエンシズ,インコーポレイテッド 自動化微小体積アッセイシステム
JP2008537148A (ja) * 2005-04-21 2008-09-11 セレラス ダイアグノスティクス, インコーポレイテッド 自動高速免疫組織化学のためのウィッキングカセット方法および装置
JP2015526744A (ja) * 2012-09-14 2015-09-10 ベックマン コールター, インコーポレイテッド キャピラリ輸送体を備える分析システム

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WO2007077684A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Olympus Corporation 反応容器及び分析装置
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