JP3237819B2 - 投射型液晶表示装置 - Google Patents
投射型液晶表示装置Info
- Publication number
- JP3237819B2 JP3237819B2 JP35906596A JP35906596A JP3237819B2 JP 3237819 B2 JP3237819 B2 JP 3237819B2 JP 35906596 A JP35906596 A JP 35906596A JP 35906596 A JP35906596 A JP 35906596A JP 3237819 B2 JP3237819 B2 JP 3237819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- type liquid
- crystal panel
- crystal display
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の透過型液晶
パネルと合成用プリズムの各入射面との間を伸縮自在な
枠材で防塵可能に密閉した投射型液晶表示装置に関する
ものである。
パネルと合成用プリズムの各入射面との間を伸縮自在な
枠材で防塵可能に密閉した投射型液晶表示装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、映像情報の多様化・高画質化が進
み、ハイビジョン放送規格やコンピータ・グラフィクス
のＳＶＧＡ規格に代表される高品質画像データが増加
し、これに伴って高品質画像データを拡大表示するため
の各種の表示装置が盛んに提案されている。
み、ハイビジョン放送規格やコンピータ・グラフィクス
のＳＶＧＡ規格に代表される高品質画像データが増加
し、これに伴って高品質画像データを拡大表示するため
の各種の表示装置が盛んに提案されている。
【０００３】この種の表示装置の一例として、小型，軽
量，量産に適し易い液晶パネルを用いて画像データを拡
大表示する投射型液晶表示装置（液晶プロジェクタ）が
多用されている。
量，量産に適し易い液晶パネルを用いて画像データを拡
大表示する投射型液晶表示装置（液晶プロジェクタ）が
多用されている。
【０００４】図５は従来の投射型液晶表示装置を説明す
るための図、図６は従来の投射型液晶表示装置におい
て、液晶パネルへの防塵構造を示した拡大図である。
るための図、図６は従来の投射型液晶表示装置におい
て、液晶パネルへの防塵構造を示した拡大図である。
【０００５】図５に示した従来の投射型液晶表示装置１
は、複数の透過型液晶パネルを用いて多板式に構成され
ており、ランプ光源２からの照明光をクロス型のダイク
ロイックミラー３により赤（Ｒ），緑（Ｇ），青（Ｂ）
の３原色光に分離している。この後、ダイクロイックミ
ラー３により分離された赤色光は、ミラー４，５で反射
された後に赤色用の透過型液晶パネル６Ｒの裏面に照射
されている。また、ダイクロイックミラー３により分離
された緑色光は、そのまま直進して緑色用の透過型液晶
パネル６Ｇの裏面に照射されている。更に、ダイクロイ
ックミラー３により分離され青色光は、ミラー７，８で
反射された後に青色用の透過型液晶パネル６Ｂの裏面に
照射されている。尚、透過型液晶パネル６（６Ｒ，６
Ｇ，６Ｂ）として、最近、画像品質の良いＴＦＴ型液晶
パネルが良く用いられている。
は、複数の透過型液晶パネルを用いて多板式に構成され
ており、ランプ光源２からの照明光をクロス型のダイク
ロイックミラー３により赤（Ｒ），緑（Ｇ），青（Ｂ）
の３原色光に分離している。この後、ダイクロイックミ
ラー３により分離された赤色光は、ミラー４，５で反射
された後に赤色用の透過型液晶パネル６Ｒの裏面に照射
されている。また、ダイクロイックミラー３により分離
された緑色光は、そのまま直進して緑色用の透過型液晶
パネル６Ｇの裏面に照射されている。更に、ダイクロイ
ックミラー３により分離され青色光は、ミラー７，８で
反射された後に青色用の透過型液晶パネル６Ｂの裏面に
照射されている。尚、透過型液晶パネル６（６Ｒ，６
Ｇ，６Ｂ）として、最近、画像品質の良いＴＦＴ型液晶
パネルが良く用いられている。
【０００６】そして、透過型液晶パネル６Ｒ，６Ｇ，６
Ｂの表面に表示された各色ごとの画像データは、直方形
状の合成用プリズム９で色合成されて、色合成された画
像データが投射レンズ１０によりスクリーン１１上に拡
大表示されている。この際、透過型液晶パネル６（６
Ｒ，６Ｇ，６Ｂ）は、夫々図示しないバックフォーカス
調整機構に取り付けられており、透過型液晶パネル６を
バックフォーカス調整機構を介して合成用プリズム９の
各入射面に対して前後に移動することにより透過型液晶
パネル６のバックフォーカスを調整している。
Ｂの表面に表示された各色ごとの画像データは、直方形
状の合成用プリズム９で色合成されて、色合成された画
像データが投射レンズ１０によりスクリーン１１上に拡
大表示されている。この際、透過型液晶パネル６（６
Ｒ，６Ｇ，６Ｂ）は、夫々図示しないバックフォーカス
調整機構に取り付けられており、透過型液晶パネル６を
バックフォーカス調整機構を介して合成用プリズム９の
各入射面に対して前後に移動することにより透過型液晶
パネル６のバックフォーカスを調整している。
【０００７】ここで、各色の透過型液晶パネル６（６
Ｒ，６Ｇ，６Ｂ）の近傍を図６に示した如く拡大する
と、透過型液晶パネル６の裏面６ａと間隔を離して入射
光用の偏光板１２を設け、且つ、透過型液晶パネル６の
裏面６ａより一段突出させた裏面外周凸部６ａ１に密着
して防塵用のガラス板１３を設けると共に、透過型液晶
パネル６の表面６ｂに密着して出射光用の偏光板１４を
設けている。上記した構造では透過型液晶パネル６への
防塵用としてガラス板１３で透過型液晶パネル６の裏面
６ａを密閉状態で覆うことにより、ガラス板１３の表面
にゴミが付着しても、ガラス板１３を透過型液晶パネル
６の裏面６より裏面外周凸部６ａ１の高さ（略３〜４ｍ
ｍ）分だけ離して、ガラス板１３に付着したゴミをデフ
ォーカスしているので、スクリーン１１上でゴミの影響
が目立ちにくくなっている。
Ｒ，６Ｇ，６Ｂ）の近傍を図６に示した如く拡大する
と、透過型液晶パネル６の裏面６ａと間隔を離して入射
光用の偏光板１２を設け、且つ、透過型液晶パネル６の
裏面６ａより一段突出させた裏面外周凸部６ａ１に密着
して防塵用のガラス板１３を設けると共に、透過型液晶
パネル６の表面６ｂに密着して出射光用の偏光板１４を
設けている。上記した構造では透過型液晶パネル６への
防塵用としてガラス板１３で透過型液晶パネル６の裏面
６ａを密閉状態で覆うことにより、ガラス板１３の表面
にゴミが付着しても、ガラス板１３を透過型液晶パネル
６の裏面６より裏面外周凸部６ａ１の高さ（略３〜４ｍ
ｍ）分だけ離して、ガラス板１３に付着したゴミをデフ
ォーカスしているので、スクリーン１１上でゴミの影響
が目立ちにくくなっている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の投射
型液晶表示装置１では、上述したように透過型液晶パネ
ル６への防塵用として透過型液晶パネル６（６Ｒ，６
Ｇ，６Ｂ）の裏面外周凸部６ａ１にガラス板１３を設け
ているものの、ここでは、透過型液晶パネル６にランプ
光源２からの照明光を入射させる入射側に防塵対策が施
されているのみで、透過型液晶パネル６から画像データ
の光を出射させる出射側には防塵対策が施されていな
い。
型液晶表示装置１では、上述したように透過型液晶パネ
ル６への防塵用として透過型液晶パネル６（６Ｒ，６
Ｇ，６Ｂ）の裏面外周凸部６ａ１にガラス板１３を設け
ているものの、ここでは、透過型液晶パネル６にランプ
光源２からの照明光を入射させる入射側に防塵対策が施
されているのみで、透過型液晶パネル６から画像データ
の光を出射させる出射側には防塵対策が施されていな
い。
【０００９】そこで、本発明に係わる投射型液晶表示装
置では、透過型液晶パネル６への防塵構造として、透過
型液晶パネル６から画像データの光を出射させる出射側
の防塵効果を高めると共に、透過型液晶パネル６を何等
の支障もなくバックフォーカス調整できることを目的と
する。
置では、透過型液晶パネル６への防塵構造として、透過
型液晶パネル６から画像データの光を出射させる出射側
の防塵効果を高めると共に、透過型液晶パネル６を何等
の支障もなくバックフォーカス調整できることを目的と
する。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、光源からの照明光を複数の透過
型液晶パネルに照射して、前記複数の透過型液晶パネル
に表示された各色ごとの画像データを合成用プリズムで
色合成した後に投射レンズによりスクリーン上に拡大表
示する投射型液晶表示装置において、前記複数の透過型
液晶パネルと前記合成用プリズムの各入射面との間で、
且つ、該透過型液晶パネル及び該合成用プリズムの画像
表示領域を除いた部位を伸縮自在な枠材で防塵可能に密
閉すると共に、 前記透過型液晶パネルをバックフォーカ
ス調整機構に取り付け、該透過型液晶パネルを該バック
フォーカス調整機構を介して前記合成用プリズムの入射
面に対して前後に移動した際、前記枠材が伸縮して密閉
状態を維持するようにしたことを特徴とする投射型液晶
表示装置である。
てなされたものであり、光源からの照明光を複数の透過
型液晶パネルに照射して、前記複数の透過型液晶パネル
に表示された各色ごとの画像データを合成用プリズムで
色合成した後に投射レンズによりスクリーン上に拡大表
示する投射型液晶表示装置において、前記複数の透過型
液晶パネルと前記合成用プリズムの各入射面との間で、
且つ、該透過型液晶パネル及び該合成用プリズムの画像
表示領域を除いた部位を伸縮自在な枠材で防塵可能に密
閉すると共に、 前記透過型液晶パネルをバックフォーカ
ス調整機構に取り付け、該透過型液晶パネルを該バック
フォーカス調整機構を介して前記合成用プリズムの入射
面に対して前後に移動した際、前記枠材が伸縮して密閉
状態を維持するようにしたことを特徴とする投射型液晶
表示装置である。
【００１１】
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる投射型液晶
表示装置の一実施例を図１乃至図４を参照して詳細に説
明する。
表示装置の一実施例を図１乃至図４を参照して詳細に説
明する。
【００１３】図１は本発明に係わる投射型液晶表示装置
を説明するための図、図２は本発明に係わる投射型液晶
表示装置において、液晶パネルへの防塵構造を示した拡
大図、図３は本発明に係わる投射型液晶表示装置におい
て、透過型液晶パネルのバックフォーカス調整機構を説
明するための図、図４（Ａ），（Ｂ）は図１及び図２に
示した伸縮自在な枠材を拡大した正面図，側面図であ
る。尚、説明の便宜上、先に従来例で示した構成部材と
同一構成部材に対しては同一の符号を付して適宜説明
し、且つ、従来例と異なる構成部材に新たな符号を付し
て説明する。
を説明するための図、図２は本発明に係わる投射型液晶
表示装置において、液晶パネルへの防塵構造を示した拡
大図、図３は本発明に係わる投射型液晶表示装置におい
て、透過型液晶パネルのバックフォーカス調整機構を説
明するための図、図４（Ａ），（Ｂ）は図１及び図２に
示した伸縮自在な枠材を拡大した正面図，側面図であ
る。尚、説明の便宜上、先に従来例で示した構成部材と
同一構成部材に対しては同一の符号を付して適宜説明
し、且つ、従来例と異なる構成部材に新たな符号を付し
て説明する。
【００１４】図１に示した本発明に係わる投射型液晶表
示装置２０では、従来と同様に、複数の透過型液晶パネ
ルを用いて多板式に構成されており、ランプ光源２から
の照明光をクロス型のダイクロイックミラー３により赤
（Ｒ），緑（Ｇ），青（Ｂ）の３原色光に分離して、各
色光と対応する透過型液晶パネル６（６Ｒ，６Ｇ，６
Ｂ）に照射し、透過型液晶パネル６Ｒ，６Ｇ，６Ｂの表
面に表示された各色ごとの画像データを直方形状の合成
用プリズム９で色合成して、色合成した画像データを投
射レンズ１０によりスクリーン１１上に拡大表示してい
る。
示装置２０では、従来と同様に、複数の透過型液晶パネ
ルを用いて多板式に構成されており、ランプ光源２から
の照明光をクロス型のダイクロイックミラー３により赤
（Ｒ），緑（Ｇ），青（Ｂ）の３原色光に分離して、各
色光と対応する透過型液晶パネル６（６Ｒ，６Ｇ，６
Ｂ）に照射し、透過型液晶パネル６Ｒ，６Ｇ，６Ｂの表
面に表示された各色ごとの画像データを直方形状の合成
用プリズム９で色合成して、色合成した画像データを投
射レンズ１０によりスクリーン１１上に拡大表示してい
る。
【００１５】ここで、従来と異なる点は、透過型液晶パ
ネル６（６Ｒ，６Ｇ，６Ｂ）への防塵構造として、透過
型液晶パネル６から画像データの光を出射させる出射側
の防塵効果を高めることを目的している。
ネル６（６Ｒ，６Ｇ，６Ｂ）への防塵構造として、透過
型液晶パネル６から画像データの光を出射させる出射側
の防塵効果を高めることを目的している。
【００１６】即ち、図２にも拡大して示した如く、透過
型液晶パネル６Ｒ，６Ｇ，６Ｂと合成用プリズム９の各
入射面９ｒ，９ｇ，９ｂとの間で、且つ、透過型液晶パ
ネル６及び合成用プリズム９の画像表示領域を除いた部
位を伸縮自在な枠材２１（２１Ｒ，２１Ｇ，２１Ｂ）で
防塵可能に密閉したことを特徴とするものである。尚、
図２中の１２は入射光用の偏光板、１３は防塵用のガラ
ス板、１４は出射光用の偏光板である。
型液晶パネル６Ｒ，６Ｇ，６Ｂと合成用プリズム９の各
入射面９ｒ，９ｇ，９ｂとの間で、且つ、透過型液晶パ
ネル６及び合成用プリズム９の画像表示領域を除いた部
位を伸縮自在な枠材２１（２１Ｒ，２１Ｇ，２１Ｂ）で
防塵可能に密閉したことを特徴とするものである。尚、
図２中の１２は入射光用の偏光板、１３は防塵用のガラ
ス板、１４は出射光用の偏光板である。
【００１７】上記枠材２１（２１Ｒ，２１Ｇ，２１Ｂ）
は、図４に示した如く、伸縮性のある発泡ウレタン（ス
ポンジ），軟質ゴム，発泡ゴム（エチレンプロピレンゴ
ム），ヒメロンじゃばらなどのいずれかを用いて矩形状
に形成されており、この枠材２１は透過型液晶パネル６
及びプリズム９の画像表示領域と対応する部位に角孔２
１ａを穿設して、この角孔２１ａに沿う外周に矩形枠２
１ｂを形成している。そして、枠材２１の厚み方向に伸
縮性を持たしていると共に、矩形枠２１ｂの一方の面に
接着用両面テープ２２を貼り付けている。
は、図４に示した如く、伸縮性のある発泡ウレタン（ス
ポンジ），軟質ゴム，発泡ゴム（エチレンプロピレンゴ
ム），ヒメロンじゃばらなどのいずれかを用いて矩形状
に形成されており、この枠材２１は透過型液晶パネル６
及びプリズム９の画像表示領域と対応する部位に角孔２
１ａを穿設して、この角孔２１ａに沿う外周に矩形枠２
１ｂを形成している。そして、枠材２１の厚み方向に伸
縮性を持たしていると共に、矩形枠２１ｂの一方の面に
接着用両面テープ２２を貼り付けている。
【００１８】図２に戻り、透過型液晶パネル６と合成用
プリズム９との間に枠材２１を介装させる時には、例え
ば枠材２１の一方の面を接着用両面テープ２２で透過型
液晶パネル６に接着して、枠材２１の他方の面を枠材２
１の持つ弾性力で合成用プリズム９に押し当てている。
これにより、透過型液晶パネル６から画像データの光を
出射させる出射側の防塵効果を高めることができ、言い
換えると、透過型液晶パネル６と合成用プリズム９との
間にゴミが侵入することが全くなく、良好な画像がスク
リーン１１上に得られる。
プリズム９との間に枠材２１を介装させる時には、例え
ば枠材２１の一方の面を接着用両面テープ２２で透過型
液晶パネル６に接着して、枠材２１の他方の面を枠材２
１の持つ弾性力で合成用プリズム９に押し当てている。
これにより、透過型液晶パネル６から画像データの光を
出射させる出射側の防塵効果を高めることができ、言い
換えると、透過型液晶パネル６と合成用プリズム９との
間にゴミが侵入することが全くなく、良好な画像がスク
リーン１１上に得られる。
【００１９】次に、透過型液晶パネル６と合成用プリズ
ム９との間に枠材２１を介装させた時に、透過型液晶パ
ネル６を何等の支障もなくバックフォーカス調整を可能
としたバックフォーカス調整機構について、図３を用い
て説明する。尚、説明の都合上、ここでは透過型液晶パ
ネル６を１つだけ図示して説明する。
ム９との間に枠材２１を介装させた時に、透過型液晶パ
ネル６を何等の支障もなくバックフォーカス調整を可能
としたバックフォーカス調整機構について、図３を用い
て説明する。尚、説明の都合上、ここでは透過型液晶パ
ネル６を１つだけ図示して説明する。
【００２０】図３に示した如く、Ｌ字状ブラケット２３
の一方の面２３ａに透過型液晶パネル６の表面６ｂの表
面外周凸部６ｂ１を固定し、且つ、Ｌ字状ブラケット２
３の他方の面２３ｂに枠材２１を接着する。また、Ｌ字
状ブラケット２３の曲げ片２３ｃを合成用プリズム９を
固定した平板２４上まで突出させている。また、Ｌ字状
ブラケット２３の曲げ片２３ｃを平板２４上で図示しな
いガイドに沿って矢印方向に摺動自在にし、且つ、Ｌ字
状ブラケット２３の曲げ片２３ｃに穿設した長孔２１ｃ
１内に平板２４に螺合した偏芯ピン２５を回転自在に係
合させている。
の一方の面２３ａに透過型液晶パネル６の表面６ｂの表
面外周凸部６ｂ１を固定し、且つ、Ｌ字状ブラケット２
３の他方の面２３ｂに枠材２１を接着する。また、Ｌ字
状ブラケット２３の曲げ片２３ｃを合成用プリズム９を
固定した平板２４上まで突出させている。また、Ｌ字状
ブラケット２３の曲げ片２３ｃを平板２４上で図示しな
いガイドに沿って矢印方向に摺動自在にし、且つ、Ｌ字
状ブラケット２３の曲げ片２３ｃに穿設した長孔２１ｃ
１内に平板２４に螺合した偏芯ピン２５を回転自在に係
合させている。
【００２１】従って、透過型液晶パネル６を合成用プリ
ズム９の入射面の前後に移動させて、透過型液晶パネル
６のバックフォーカスを調整する時には、偏芯ピン２５
を回転させて、Ｌ字状ブラケット２３と一体に透過型液
晶パネル６を矢印方向に移動させ、バックフォーカスが
取れた位置でＬ字状ブラケット２３を平板２４に図示し
ないネジで固定する。この時、透過型液晶パネル６と合
成用プリズム９との間に介装した枠材２１は、透過型液
晶パネル６が移動しても自分自身の弾性力により伸縮し
て密閉状態を維持している。これにより、透過型液晶パ
ネル６のバックフォーカスを調整する時でも、透過型液
晶パネル６と合成用プリズム９の入射面との間にゴミが
侵入することが全くない。
ズム９の入射面の前後に移動させて、透過型液晶パネル
６のバックフォーカスを調整する時には、偏芯ピン２５
を回転させて、Ｌ字状ブラケット２３と一体に透過型液
晶パネル６を矢印方向に移動させ、バックフォーカスが
取れた位置でＬ字状ブラケット２３を平板２４に図示し
ないネジで固定する。この時、透過型液晶パネル６と合
成用プリズム９との間に介装した枠材２１は、透過型液
晶パネル６が移動しても自分自身の弾性力により伸縮し
て密閉状態を維持している。これにより、透過型液晶パ
ネル６のバックフォーカスを調整する時でも、透過型液
晶パネル６と合成用プリズム９の入射面との間にゴミが
侵入することが全くない。
【００２２】尚、実施例では複数の透過型液晶パネル６
Ｒ，６Ｇ，６Ｂを一つの合成用プリズムと対向させて説
明したが、透過型液晶パネル６Ｒ，６Ｇ，６Ｂのバック
フォーカス調整を行って各色の画像データの色合成を行
う時に用いられる合成用プリズムは必ずしも一つとは限
らない。
Ｒ，６Ｇ，６Ｂを一つの合成用プリズムと対向させて説
明したが、透過型液晶パネル６Ｒ，６Ｇ，６Ｂのバック
フォーカス調整を行って各色の画像データの色合成を行
う時に用いられる合成用プリズムは必ずしも一つとは限
らない。
【００２３】更に、実施例では透過型液晶パネル６を用
いて投射型液晶表示装置１を構成したが、これに限るこ
となく、反射型液晶パネルを用いて投射型液晶表示装置
を構成する方法も考えら、この反射型液晶パネルを用い
た場合には、上記した技術的思想を応用して反射型液晶
パネルとビームスプリッタ（ＰＢＳ）との間を伸縮自在
な枠材で防塵可能に密閉すれば良いものである。
いて投射型液晶表示装置１を構成したが、これに限るこ
となく、反射型液晶パネルを用いて投射型液晶表示装置
を構成する方法も考えら、この反射型液晶パネルを用い
た場合には、上記した技術的思想を応用して反射型液晶
パネルとビームスプリッタ（ＰＢＳ）との間を伸縮自在
な枠材で防塵可能に密閉すれば良いものである。
【００２４】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる投射型液晶
表示装置において、請求項１記載によると、複数の透過
型液晶パネルと合成用プリズムの各射面との間に伸縮自
在な枠材を密閉状態で介装しているため、透過型液晶パ
ネルから画像データの光を出射させる出射側の防塵効果
を高めることができ、言い換えると、透過型液晶パネル
と合成用プリズムとの間にゴミが侵入することが全くな
く、良好な画像がスクリーン上に得られると共に、透過
型液晶パネルをバックフォーカス調整機構を介して合成
用プリズムの入射面に対して前後に移動した際、枠材が
伸縮して密閉状態を維持しているため、透過型液晶パネ
ルのバックフォーカスを調整する時でも、透過型液晶パ
ネルと合成用プリズムの入射面との間にゴミが侵入する
ことが全くない。
表示装置において、請求項１記載によると、複数の透過
型液晶パネルと合成用プリズムの各射面との間に伸縮自
在な枠材を密閉状態で介装しているため、透過型液晶パ
ネルから画像データの光を出射させる出射側の防塵効果
を高めることができ、言い換えると、透過型液晶パネル
と合成用プリズムとの間にゴミが侵入することが全くな
く、良好な画像がスクリーン上に得られると共に、透過
型液晶パネルをバックフォーカス調整機構を介して合成
用プリズムの入射面に対して前後に移動した際、枠材が
伸縮して密閉状態を維持しているため、透過型液晶パネ
ルのバックフォーカスを調整する時でも、透過型液晶パ
ネルと合成用プリズムの入射面との間にゴミが侵入する
ことが全くない。
【００２５】
【図１】本発明に係わる投射型液晶表示装置を説明する
ための図である。
ための図である。
【図２】本発明に係わる投射型液晶表示装置において、
液晶パネルへの防塵構造を示した拡大図である。
液晶パネルへの防塵構造を示した拡大図である。
【図３】図３は本発明に係わる投射型液晶表示装置にお
いて、透過型液晶パネルのバックフォーカス調整機構を
説明するための図である。
いて、透過型液晶パネルのバックフォーカス調整機構を
説明するための図である。
【図４】図４（Ａ），（Ｂ）は図１及び図２に示した伸
縮自在な枠材を拡大した正面図，側面図である。
縮自在な枠材を拡大した正面図，側面図である。
【図５】従来の投射型液晶表示装置を説明するための図
である。
である。
【図６】従来の投射型液晶表示装置において、液晶パネ
ルへの防塵構造を示した拡大図である。
ルへの防塵構造を示した拡大図である。
２…ランプ光源、 ９…合成用プリズム、 ６（６Ｒ，６Ｇ，６Ｂ）…透過型液晶パネル、 ９…合成用プリズム、９ｒ，９ｇ，９ｂ…入射面、 １０…投射レンズ、１１…スクリーン、 ２０…投射型液晶表示装置、 ２１（２１Ｒ，２１Ｇ，２１Ｂ）…枠材、 ２３…Ｌ字状ブラケット、 ２４…平板、２４ ２５…偏芯ピン。
Claims (1)
- 【請求項１】光源からの照明光を複数の透過型液晶パネ
ルに照射して、前記複数の透過型液晶パネルに表示され
た各色ごとの画像データを合成用プリズムで色合成した
後に投射レンズによりスクリーン上に拡大表示する投射
型液晶表示装置において、 前記複数の透過型液晶パネルと前記合成用プリズムの各
入射面との間で、且つ、該透過型液晶パネル及び該合成
用プリズムの画像表示領域を除いた部位を伸縮自在な枠
材で防塵可能に密閉すると共に、 前記透過型液晶パネルをバックフォーカス調整機構に取
り付け、該透過型液晶パネルを該バックフォーカス調整
機構を介して前記合成用プリズムの入射面に対して前後
に移動した際、前記枠材が伸縮して密閉状態を維持する
ようにした ことを特徴とする投射型液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35906596A JP3237819B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 投射型液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35906596A JP3237819B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 投射型液晶表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10197839A JPH10197839A (ja) | 1998-07-31 |
| JP3237819B2 true JP3237819B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=18462560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35906596A Expired - Lifetime JP3237819B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 投射型液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3237819B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11828278B2 (en) | 2021-04-16 | 2023-11-28 | Wen-San Chou | Air compressor |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4321097B2 (ja) * | 2002-06-12 | 2009-08-26 | 株式会社ニコン | 投写型表示装置及び光学部品 |
| US7188954B2 (en) | 2003-03-14 | 2007-03-13 | Victor Company Of Japan Limited | Image displaying apparatus and color separating-combining optical system |
| JP4882203B2 (ja) * | 2004-02-16 | 2012-02-22 | セイコーエプソン株式会社 | 光学表示装置及び投射型表示装置 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35906596A patent/JP3237819B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11828278B2 (en) | 2021-04-16 | 2023-11-28 | Wen-San Chou | Air compressor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10197839A (ja) | 1998-07-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7717571B2 (en) | Projector/projection type switchable display apparatus | |
| EP0989449A2 (en) | Optical system for rear projection picture display apparatus | |
| JPH11305337A (ja) | 背面投写型表示装置 | |
| JP5266740B2 (ja) | プロジェクションシステム及びプロジェクタ | |
| JP3268886B2 (ja) | 投写型画像表示装置 | |
| JPWO2004012007A1 (ja) | プリズム構造体およびプロジェクタ | |
| JP3237819B2 (ja) | 投射型液晶表示装置 | |
| JP3475784B2 (ja) | 液晶プロジェクタ装置 | |
| US5826961A (en) | Rear projector employing an image display | |
| JPH11327048A (ja) | 背面投写型表示装置 | |
| JPH0829876A (ja) | スクリーン装置 | |
| JP2000305079A (ja) | 背面投写型表示装置 | |
| WO2004008243A1 (ja) | 背面投写型スクリーン及び背面投写型映像表示装置 | |
| KR101777856B1 (ko) | 프로젝터용 스크린 | |
| JP2004198691A (ja) | 投射型画像表示装置の光学ユニット | |
| JP2001228546A (ja) | 背面投射型スクリーン及び背面投射型ディスプレイ | |
| JP2000221591A (ja) | 背面投写型表示装置 | |
| JP2001330891A (ja) | 背面投影型プロジェクタ装置 | |
| JPH09163274A (ja) | 投写形テレビジョン | |
| JPH06138429A (ja) | プロジェクタシステム | |
| KR20050022271A (ko) | Ｌｃｄ 프로젝터용 후면투사장치 및 이를 탑재한 차량,ｌｃｄ 프로젝터용 후면투사장치가 구비된 옥외용 전광장치 | |
| JPH08322060A (ja) | ビデオプロジェクタ | |
| JPS6184173A (ja) | 表示装置 | |
| JP2558538B2 (ja) | 液晶プロジェクター | |
| JPH07225360A (ja) | 単管式カラープロジェクタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071005 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081005 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091005 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 11 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 11 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |