JP3235888B2 - 湿式画像形成装置 - Google Patents

湿式画像形成装置

Info

Publication number
JP3235888B2
JP3235888B2 JP35361092A JP35361092A JP3235888B2 JP 3235888 B2 JP3235888 B2 JP 3235888B2 JP 35361092 A JP35361092 A JP 35361092A JP 35361092 A JP35361092 A JP 35361092A JP 3235888 B2 JP3235888 B2 JP 3235888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
casing
cleaning member
latent image
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35361092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06180536A (ja
Inventor
勝博 越後
美枝 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP35361092A priority Critical patent/JP3235888B2/ja
Publication of JPH06180536A publication Critical patent/JPH06180536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235888B2 publication Critical patent/JP3235888B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、湿
式現像方式を採用した湿式画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の湿式画像形成装置として
は、二成分現像方式を採用したものと一成分現像方式を
採用したものとが知られている。二成分現像方式は、例
えばアイソパー(商品名)等の脂肪族炭化水素からなる
キャリア液中に例えば樹脂で被覆したカーボンブラック
からなるトナーを分散した現像液を、静電潜像が形成さ
れた潜像担持体表面と該表面に一定間隔をおいて配置さ
れた対向電極との間に供給して現像液を潜像担持体表面
に接触させ、キャリア液中で荷電したトナーの電気泳動
現象を利用して静電潜像を現像する方法である。この現
像法で用いる現像液は、トナー荷電及びトナー移送にキ
ャリア液を用いることから二成分現像液と呼ばれてい
る。この二成分現像方法では、一般的な乾式現像方法に
比べてトナー粒子が細かいことなどから高解像度が得ら
れる等の利点がある。
【0003】一方、一成分現像方式は、液体中にカーボ
ン、染料等の色材が分散又は溶解された現像液を用いる
ものである。この現像液は、二成分現像液と異なり電気
泳動現象のように色材が液体中を移動すること無く、現
像液全体が二成分現像液でのトナーの挙動をする。この
ように、二成分現像液におけるキャリア液に相当するも
のが無いことから、一成分現像液と呼ばれている。そし
て、一成分現像方式では、潜像担持体の静電潜像の画像
部のみに現像液を付着させ、非画像部には付着させない
方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような湿式現像方
法は液体の現像剤を用い、帯電、露光、現像、転写、ク
リーニングなどの電子写真各プロセスを経て作像され
る。現在の湿式複写機の例を挙げると、現像ユニット、
クリーニングユニットが個別にユニット化され、現像
液、クリーニング液は兼用で現像液をリサイクルしてい
るものの、現像液を複写機内で移送するため、それぞれ
のユニットに現像液を送るパイプ、ポンプ、現像液タン
ク等の付属物が必要であり、装置が大きく、ユニット
間、パイプからの液漏れ、タンクからの液ハネなども問
題になることがある。上記のように現像ユニット、クリ
ーニングユニット、感光体表面に現像液はほとんど常時
付着しているので、サービスマンがユーザのもとで保守
作業をする場合各ユニットを複写機から取りだしたとき
に、各ユニットに付着した現像液がたれて床にこぼれた
り、サービスマンの衣服や手を汚したりする恐れがあ
る。また二成分現像液を用いる場合、現像タンクからパ
イプ、各ユニット、感光体表面間を現像液が循環する間
のキャリア液の蒸発による消費量も少なくない。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、コンパクト
で、部品点数の少ない、液ハネ液漏れの心配のない、か
つ、二成分現像液を用いる場合にもキャリア液の消費の
より少ない湿式画像形成装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の湿式画像形成装置は、潜像担持体と、該潜
像担持体に現像液を供給する現像液供給部材と、該潜像
担持体表面に対して離接可能であって、該表面への接触
状態で該表面をクリーニングするクリーニング部材と
を、上部に該表面露出用の開口が形成されたケーシング
内に収容し、該開口を介して該潜像担持体表面に潜像を
形成するための帯電手段及び露光手段を該ケーシングの
外に設けるとともに、該帯電手段を、該開口に対向させ
て配置し、該表面上に形成された現像液からなる顕像を
転写材に転写する転写用帯電手段として兼用したことを
特徴とするものである。
【0007】請求項2の湿式画像形成装置は、請求項1
の湿式画像形成装置において、上記現像液として一成分
現像液を用い、上記潜像担持体、上記現像液供給部材及
び上記クリーニング部材を、それぞれ上記ケーシングの
軸受部で支持された回転体で構成し、上記ケーシング内
の現像液量を、液面が該軸受部に達しない量に維持した
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項3の湿式画像形成装置は、請求項1
の湿式画像形成装置において、上記現像液として二成分
現像液を用い、上記ケーシング内に補給するトナーやキ
ャリア液を収容した容器を上記ケーシング外に設置し、
該容器からのトナーやキャリア液の該ケーシング内への
放出口近傍に、上記クリーニング部材を配設したことを
特徴とするものである。
【0009】請求項4の湿式画像形成装置は、請求項3
の湿式画像形成装置において、上記クリーニング部材と
して現像液を吸収保持可能な表面層を備えたものを用
い、上記ケーシングの底部内面を、上記現像部材の下方
よりも該クリーニング部材下方の方が低くなるように傾
斜して形成し、該クリーニング部材の表面層を押圧し
て、該表面層中に吸引保持された現像液を放出させる液
放出用部材と、該液放出用部材と該クリーニング部材と
の距離を変化させる距離可変手段とを設けたことを特徴
とするものである。
【0010】請求項5の湿式画像形成装置は、請求項1
の湿式画像形成装置において、上記ケーシングの底部内
面を、上記現像部材の下方よりも該クリーニング部材下
方の方が低くなるように傾斜して形成し、該ケーシング
外のクリーニング部材側近傍に該ケーシング内で使
用する現像液をほぼ全て収容し得る現像液回収容器を付
設したことを特徴とするものである。
【0011】請求項6の湿式画像形成装置は、請求項1
の湿式画像形成装置において、上記現像液として一成分
現像液を用い、上記潜像担持体、上記現像液供給部材及
び上記クリーニング部材を、それぞれ上記ケーシングの
軸受部で支持された回転体で構成し、上記ケーシング内
に補給するトナーやキャリア液を収容した容器を上記ケ
ーシング外に設置し、上記ケーシング内の現像液量を、
液面が該軸受部に達しない量に維持したことを特徴とす
るものである。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】請求項1乃至7の湿式現像装置においては、潜
像担持体等を収容しているケーシングの開口を介して潜
像形成手段によって該潜像担持体表面に潜像を形成す
る。該潜像は、現像液供給部材によって該表面に現像液
が供給されることにより現像される。この現像により該
表面に形成された現像液からなる顕像は、該表面から退
避しているクリーニング部材との対向部を通過して上記
開口に対向し、ここで、転写手段により転写材に転写さ
れる。この転写後の潜像担持体表面は現像液供給部材と
の対向部を通過した後にクリーニング部材との対向部に
至り、ここで該表面に接触状態にされているクリーニン
グ部材により残留現像液がクリーニングされ、次の作像
に備えられる。
【0015】そして、上記現像液供給部材やクリーニン
グ部材から流下した現像液は上記ケーシング内の下部に
蓄積され現像液の溜りを形成する。この現像液の溜りか
ら必要に応じて現像液汲み上げ手段を介して又は直接現
像液供給部材やクリーニング部材の一部が該溜り内を通
過しながら例えば回動して、潜像担持体表面に現像液を
供給し、又は、該表面をクリーニングする。
【0016】
【実施例】本発明を電子写真方式の湿式画像形成装置で
ある湿式複写機に適用した実施例について説明する。図
1は本実施例に係る一成分現像液を用いた湿式複写機の
主要部の概略構成図である。潜像担持体としての感光体
ドラム10、該感光体ドラム10に現像液を供給する現
像ローラ11、及び、その軸と感光体軸との距離が可変
なクリーニング部材としてのクリーニングフォームロー
ラ12が、現像液を収容したケーシング13内に回転可
能に設置されている。このケーシング13には感光体ド
ラム10の上部を露出させる開口が形成され、この開口
を介して潜像を形成するための、帯電器15や露光光学
系(ミラー15のみ図示)が設けられている。なお、図
示の例では、帯電器15を潜像形成のための一様帯電用
帯電用と転写紙への像転写用の転写帯電用とに兼用して
いる(以下、帯電転写チャージャー15という)。ま
た、上記帯電転写チャージャ15よりも感光体ドラム1
0回転方向下流側にはイレーサ16が配設され、また同
上両側には転写後除電用の除電ランプ17が配設されて
いる。これら帯電転写チャージャ15、イレーサ16及
び除電ランプ17は1つのユニットに構成され、複写機
内で上記ケーシング13開口の上方に位置決めされるよ
うになっている。
【0017】上記感光体ドラム1は、作像中、図示しな
い駆動系からの駆動が伝達され、矢印反時計方向に回転
される。
【0018】上記現像ローラ11は、感光体ドラム10
と微小ギャップAをおいて軸支され、矢印のように回転
駆動されるようになっている。この現像ローラ11表面
は凹凸を有し、この表面に先端部が接触するように現像
液規制部材としてのスクレーパ18が設けられている。
このスクレーパ18は、現像ローラ11上の現像液膜が
感光体に接触しないように液量を規制するものである。
そして、図示の例では現像ローラ11に接触するように
現像液供給ローラ19が設けられている。この現像液供
給ローラ19は内部に現像液ボトル20を収納できるよ
うになっており、表面にフェルト層21を有している。
【0019】図2は、この現像液供給ローラ19の一構
成例の断面図である。この例では、ケーシング13の前
側板(複写機の前カバー側の側板)22の一部が、ケー
シング13内部に円筒状に入り込んで、現像液ボトル2
0の収容スペースを持つ中空円筒部23を構成してい
る。この中空円筒部23内には例えば現像液を収容した
圧力管構造の現像液ボトル20の現像液吐出用ノズル2
4を受け入れ、かつ例えばソレノイド25のオンオフで
駆動されるノズル駆動レバー26を備えたアダプター2
8が設けられている。このアダプター28内はパイプ2
9を介して中空円筒部周壁下部に形成された液流下孔3
0に接続されている。そして、この中空円筒部23に軸
受31を介して現像液供給ローラ19のスリーブ19a
が支持されている。この例のスリーブ19aは、上記中
空円筒部23周面と対向する範囲の両端がテーパー19
bを持ち、このテーパー部19b間の内面が上記中空円
筒部周面と所定間隔をおいて対向し、上記液流下孔から
流下した現像液が一時滞留し得るスペースを形成してい
る。このテーパー部19b間の周面にはフェルト層21
側に現像液を供給するための複多数の孔32が形成され
ている。なお図示のように必要に応じてテーパー部19
bにも現像液流下ようの孔33を形成しても良い。ま
た、このスリーブ19aは軸受34を介してケーシング
13後側板35にも支持され、該後側板35から突出し
た軸部にギヤ36が固定されている。このギヤは例えば
上記現像ローラ11の軸に固定されたギヤと噛み合う。
【0020】上記クリーニングフォームローラ12は、
ケーシング13側壁に揺動可能に軸支された揺動腕37
に回動自在に取り付けられている。この揺動腕37に
は、該ローラ12よりも感光体表面移動方向下流側で同
表面に圧接するクリーニングブレード38も取り付けら
れている。この揺動腕37は、後述する2回転1コピー
の複写工程中、所定のタイミングで、図示しないソレノ
イド等の駆動手段により揺動駆動される。
【0021】以上の構成において、現像液ボトル20
が、現像ローラ11に接した現像液供給ローラ19内に
セットされると、ボトル15先端より現像液が供給さ
れ、フェルトに浸透する。これにより、現像液供給ロー
ラ19が、現像ローラ11に接触回転することにより、
現像ローラ11上に現像液を塗布し得るようになる。
【0022】ここで、図2のような構成の場合には上記
ソレノイドのオンオフで必要に応じて現像液ボトル20
の先端から現像液を吐出させることもできる。このよう
な現像液吐出制御の機構を設けずに現像液ボトル20内
の現像液を一度にケーシング13内に供給するようにし
も良い。更に、外気のボトル内へ侵入量に応じて収容現
像液を排出できる通常のボトルを用いる場合には、ボト
ル内に連通される現像液供給ローラ側の液排出兼空気導
入口の高さで、自動的にケーシング13内の液面を一定
に維持させるようにしても良い。但し、いずれの場合に
おいても、ケーシング13底部に溜る現像液の液面が、
ケーシング13に形成された軸受用の孔(図示の例の場
合には、最も低い位置にある揺動腕37の軸受用の孔)
の最下部よりも上にならないようにすることが望まし
い。このために、図2のようにしてソレノイド等を用い
て現像液ボトル20の先端からの現像液の供給を制御す
るものにおいては、ケーシング13内に液面センサーを
設けて、このセンサー信号で過剰供給を規制する。ま
た、一度にボトル内の全ての現像液をケーシング13内
に供給するものでは、ボトルの収容量を、上記のように
液面が高くなり過ぎないような量に設定しておく。更
に、現像液供給ローラ側の液排出兼空気導入口の高さ
で、自動的にケーシング13内の液面を一定に維持させ
るものでは、この液排出兼空気導入口の高さを、軸受用
の孔の最下部よりも低く設定しておく。
【0023】なお、図2の例では、現像液ボトル20
は、トナーエンド時に複写機の前カバーを開けて、ケ
シング13を機外に取り外した後、ケーシング13の前
面より交換可能である。
【0024】そして、複写中、感光体ドラム10は、複
写時には駆動装置により一定の速度で矢印方向へ回転駆
動され、一回転目として帯電転写チャージャ15により
一様に帯電されたのち、イレーサ16により作像領域外
が除電され、露光装置により原稿像IMが投影されて感
光体ドラム上に静電潜像が形成され、現像ローラ11と
の対向部に至る。ここで、この現像ローラ11では、現
像液供給ローラ19により現像ローラ11表面に供給さ
れた現像液が、スクレーパ18によって現像ローラ11
上で平均化され、感光体ドラム10と現像ローラ11と
の対向領域に向い、感光体ドラム10の回転と共に漸時
感光体ドラム10上に移る。このとき現像ローラ11上
の現像液は非画像部には付着せず画像部のみに供給され
る。このような選択的な現像液供給は、例えば、米国特
許第3084043号等で公知の原理による。このよう
にして感光体ドラム10上の静電潜像が現像ローラ11
により顕像化される。そしてこの現像像は、図示を省略
した給紙装置から破線矢印のごとく搬送ローラ39を介
して給送されてきた転写材としての転写紙Sへ帯電転写
チャージャ15により転写される。感光体ドラム10
は、転写紙Sの分離後、二回転目に入り、クリーニング
フォームローラ12により、残留トナーが除去され、除
電ランプ17により残留電位が除去されて次の複写に備
えられる。
【0025】図3は、本実施例に係る二成分現像液を用
いた湿式複写機の主要部の概略構成図である。この湿式
複写機も感光体ドラム10、現像ローラ11、及び、ク
リーニングフォームローラ12が、現像液を収容したケ
ーシング13内に回転可能に設置されている。また、2
回転1コピーで複写を行うものである。すなわち、複写
時感光体ドラム10は、駆動装置により一定の速度で矢
印方向へ回転駆動され、一回転目として帯電転写チャー
ジャ15により一様に帯電されたのち、露光装置により
原稿像IMが投影されて感光体ドラム上に静電潜像が形
成され、イレーサ16により作像領域外が除電される。
感光体ドラム10上の静電潜像は、現像ローラ11によ
り顕像化され、図示を省略した給紙装置から破線矢印の
ごとく搬送ローラ39を介して給送されてきた転写材と
しての転写紙Sへ帯電転写チャージャ15により転写さ
れる。その後感光体ドラム10は、転写紙Sの分離後、
二回転目に入り、クリーニングフォームローラ12によ
り、残留トナーが除去され、除電ランプ17により残留
電位が除去されて次の複写に備えられる。
【0026】そして、本実施例では、クリーニングフォ
ームローラ12の表面層が、発泡材により構成されてお
り、ケーシング13内で感光体ドラム10に接触する状
態とこれから離間した状態とを取りえるように移動可能
に支持され、かつ、感光体ドラム10への離接に応じ
て、同時に離接し得る箇所に絞りローラ40が設けられ
ている。この感光体ドラム10に対する当接・離間によ
り、感光体ドラム10のクリーニング時は残留現像液を
供給すると同時に絞りローラ40により現像液を絞る。
また、装置の電源が投入されていないときはクリーニン
グフォームローラ12はケーシング13内の現像液中へ
解除されるが、この時クリーニングフォームローラ12
はケーシング13中の現像液をかなりの量吸収するた
め、サービスマンがメンテ等でケーシング13を持ち運
びするときに現像液をこぼす等の不具合を防止すること
ができる。再度電源が投入されるとクリーニングフォー
ムローラ12は図示しないソレノイド等により感光体ド
ラム10に対し当接されるため、現像液は再度ケーシン
グ13内に溜り次の作像に備える。
【0027】また、ケーシング13は、外部にトナー供
給ボトル41とキャリア液ボルト42を持ち、サプライ
エンド時はケーシング13を取りだすことなく交換可能
である。ケーシング13のトナー及びキャリア液供給口
33はケーシング13内の現像液面より上部にあるよう
に液面制御されている。この液面制御には公知の方法、
例えばチキンフィードによる液面制御など種々の方法を
採用できる。
【0028】なお、図4に示すように、ケーシング13
の底部をクリーニング側が低くなるように傾斜させれ
ば、クリーニングフォームローラ12にほぼ全量の現像
液を吸収させることができる。
【0029】また、図5に示すように、ケーシング13
内の現像液を全量収納できるような現像液回収ボトル4
3を設置しても良い。現像液ボトル内には図示しないソ
レノイドによって板44がピストン運動し、現像しない
とき、例えば電源を切っているときなどには現像液を収
納し、現像時には現像液を押し出す。現像液ボトル43
はコネクタ45によってケーシング13に連結されてい
る。サービスマンが現像液を交換するときなどはこのコ
ネクタ45によって現像液回収ボトル43を取り外すこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、潜像担持体
と、該潜像担持体に現像液を供給する現像液供給部材
と、該潜像担持体表面に対して離接可能であって、該表
面への接触状態で該表面をクリーニングするクリーニン
グ部材とを、上部に該表面露出用の開口が形成されたケ
ーシング内に収容しているので、プロセス廻りをコンパ
クトにできると同時に、該ケーシング内に現像液供給部
材及びクリーニング部材を収容しているので液循環系を
構成するためのパイプを用いる必要が無く、従来問題と
なっていた液だれがなく、また、サービスマンがメンテ
時に床や衣服を汚すことがない。更に、装置内でのジャ
ム解除時にユーザーが手を汚すと言った不具合も解消で
きる。
【0031】請求項2の発明によれば、上記ケーシング
内の現像液量を、液面が潜像担持体等の回転体を支持す
る側板の軸受部に達しない量に維持したので、該側板の
軸受用の孔よりも現像液面が上になって該孔と軸受の接
合部からの液溢れを防止できる。
【0032】請求項3の発明によれば、上記ケーシング
内に補給するトナーやキャリア液を収容した容器からの
トナーやキャリア液の該ケーシング内への放出口近傍
に、上記クリーニング部材を配設したので、該クリーニ
ング部材により、該容器から該ケーシング内に放出され
たトナーやキャリアを、該ケーシング内の現像液に分散
させることができる。従って、安定した画像を得ること
ができる。
【0033】請求項4の発明によれば、距離可変手段に
より、非現像中や装置電源オフ時には、液放出用部材と
クリーニング部材との距離が大きくなるようにする。こ
れにより、上記現像部材の下方よりも該クリーニング部
材下方の方が低くなっているケーシングの底部内面によ
って、クリーニング部材側に寄せられる現像液を、クリ
ーニング部材の表面層に吸収保持させることかできる。
従って、サービスマンが保守等でケーシングを持ち運び
する際に、液だれ等の不具合が発生するのを防止でき
る。なお、現像などのために必要なときには、距離可変
手段により、液放出用部材とクリーニング部材との距離
を小さくし、該液放出用部材をクリーニング部材の表層
に押圧させ、クリーニング部材の表層からケーシング内
に現像液を放出させる。
【0034】請求項5の発明によれば、ケーシングの底
部内面を、上記現像部材の下方よりも該クリーニング部
材下方の方が低くなるように傾斜して形成しているの
で、ケーシング内の現像液は、その底部内面によって、
クリーニング部材側に偏在する。従って、サービスマン
がメンテ等で液を抜く場合に、このクリーニング部材側
に付設した現像液回収容器にケーシング内の現像液をス
ムーズに回収させることができる。従って、このメンテ
等のときに、現像液を抜くことにより手を汚すことなく
作業を行うことができる。
【0035】請求項6の発明によれば、上記ケーシング
内の現像液量を、液面が潜像担持体等の回転体を支持す
る側板の軸受部に達しない量に維持したので、該側板の
軸受用の孔よりも現像液面が上になって該孔と軸受の接
合部からの液溢れを防止できる。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は実施例に係る湿式電子写真複写機の概
略構成図。 (b)は同湿式電子写真複写機の部分拡大断面図。
【図2】他の実施例に係る湿式電子写真複写機の概略構
成図。
【図3】更に他の実施例に係る湿式電子写真複写機の概
略構成図。
【図4】更に他の実施例に係る湿式電子写真複写機の概
略構成図。
【図5】更に他の実施例に係る湿式電子写真複写機の概
略構成図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 現像ローラ 12 クリーニングフォームローラ 13 ケーシング 15 帯電転写チャージャ 16 イレーサ 17 除電ランプ 18 スクレーパ 19 現像液供給ローラ 20 現像液ボトル 38 クリーニングブレード 37 揺動腕
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/10 G03G 15/02 101 G03G 15/14 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、該潜像担持体に現像液を供
    給する現像液供給部材と、該潜像担持体表面に対して離
    接可能であって、該表面への接触状態で該表面をクリー
    ニングするクリーニング部材とを、上部に該表面露出用
    の開口が形成されたケーシング内に収容し、該開口を介
    して該潜像担持体表面に潜像を形成するための帯電手段
    及び露光手段を該ケーシングの外に設けるとともに、該
    帯電手段を、該開口に対向させて配置し、該表面上に形
    成された現像液からなる顕像を転写材に転写する転写
    帯電手段として兼用したことを特徴とする湿式画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】上記現像液として一成分現像液を用い、 上記潜像担持体、上記現像液供給部材及び上記クリーニ
    ング部材を、それぞれ上記ケーシングの軸受部で支持さ
    れた回転体で構成し、 上記ケーシング内の現像液量を、液面が該軸受部に達し
    ない量に維持したことを特徴とする請求項1の湿式画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】上記現像液として二成分現像液を用い、 上記ケーシング内に補給するトナーやキャリア液を収容
    した容器を上記ケーシング外に設置し、 該容器からのトナーやキャリア液の該ケーシング内への
    放出口近傍に、上記クリーニング部材を配設したことを
    特徴とする請求項1の湿式画像形成装置。
  4. 【請求項4】上記クリーニング部材として現像液を吸収
    保持可能な表面層を備えたものを用い、 上記ケーシングの底部内面を、上記現像部材の下方より
    も該クリーニング部材下方の方が低くなるように傾斜し
    て形成し、 該クリーニング部材の表面層を押圧して、該表面層中に
    吸引保持された現像液を放出させる液放出用部材と、該
    液放出用部材と該クリーニング部材との距離を変化させ
    る距離可変手段とを設けたことを特徴とする請求項3の
    湿式画像形成装置。
  5. 【請求項5】上記ケーシングの底部内面を、上記現像部
    材の下方よりも該クリーニング部材下方の方が低くなる
    ように傾斜して形成し、 該ケーシング外のクリーニング部材側近傍に該ケー
    シング内で使用する現像液をほぼ全て収容し得る現像液
    回収容器を付設したことを特徴とする請求項1の湿式画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】上記現像液として一成分現像液を用い、 上記潜像担持体、上記現像液供給部材及び上記クリーニ
    ング部材を、それぞれ上記ケーシングの軸受部で支持さ
    れた回転体で構成し、 上記ケーシング内に補給するトナーやキャリア液を収容
    した容器を上記ケーシング外に設置し、 上記ケーシング内の現像液量を、液面が該軸受部に達し
    ない量に維持したことを特徴とする請求項1の湿式画像
    形成装置。
JP35361092A 1992-12-13 1992-12-13 湿式画像形成装置 Expired - Fee Related JP3235888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35361092A JP3235888B2 (ja) 1992-12-13 1992-12-13 湿式画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35361092A JP3235888B2 (ja) 1992-12-13 1992-12-13 湿式画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06180536A JPH06180536A (ja) 1994-06-28
JP3235888B2 true JP3235888B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=18432012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35361092A Expired - Fee Related JP3235888B2 (ja) 1992-12-13 1992-12-13 湿式画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235888B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100453054B1 (ko) * 2002-06-12 2004-10-15 삼성전자주식회사 현상유닛 및 이를 채용한 습식 화상형성장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06180536A (ja) 1994-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3577689B2 (ja) 画像形成装置
US4720731A (en) Device for supplying developing solution
US4311780A (en) Electrophotographic process and apparatus of two revolutions/copy, wet developing type
US3711796A (en) Electrophotographic copying machine
JP2001117372A (ja) 湿式画像形成装置および電子写真装置
JP3235888B2 (ja) 湿式画像形成装置
JP2869061B1 (ja) 湿式電子写真方式プリンタの感光ベルトクリーニング装置
JP2685002B2 (ja) 電子写真装置のトナー補給機構
JPH0926704A (ja) 湿式画像形成装置
JPH05289587A (ja) 湿式画像形成装置
JP2001092261A (ja) 画像形成装置及び現像液供給ユニット
JP2928556B2 (ja) 湿式画像形成装置
JPH04242781A (ja) クリーニング装置
JP2864182B2 (ja) 現像装置
JP2853103B2 (ja) 画像形成装置
JP3515218B2 (ja) 湿式画像形成装置
JPS6315583B2 (ja)
JP2005017428A (ja) 湿式電子写真装置
JPS5850567A (ja) クリ−ニング装置
JPH05113740A (ja) 湿式画像形成装置のクリーニング装置
JPH0922238A (ja) 湿式画像形成装置
JP2935999B2 (ja) 湿式画像形成装置
JPS63261293A (ja) 清掃装置
JP2002341666A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JPH08137282A (ja) 湿式画像形成装置の現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees