JPH05289587A - 湿式画像形成装置 - Google Patents
湿式画像形成装置Info
- Publication number
- JPH05289587A JPH05289587A JP11837292A JP11837292A JPH05289587A JP H05289587 A JPH05289587 A JP H05289587A JP 11837292 A JP11837292 A JP 11837292A JP 11837292 A JP11837292 A JP 11837292A JP H05289587 A JPH05289587 A JP H05289587A
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- JP
- Japan
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- toner
- image
- image forming
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- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリーニングブレード30で感光体1表面か
ら除去した残留トナーを、現像装置2に回収して再利用
する。 【構成】 クリーニングブレード30の感光体1表面か
らの離間動作にともなって該ブレード30に堆積した残
留トナーを掻き落す掻き落し板31を設ける。湿式現像
装置を、現像剤を収容しかつスポンジローラ12を備え
た現像剤供給ユニット15と、ゲル状の高トナー濃度現
像液を収容しかつ現像ローラ18を備えた高トナー濃度
現像液供給ユニット23とで構成し、該ユニット23に
トナー除去ローラ26を設ける。コピー中は、クリーニ
ングブレード30及び各ローラ12,18を作動位置に
置きかつトナー除去ローラ26を感光体1から退避させ
る。クリーニングブレード30からの残留トナー除去回
収時には、感光体1を回転させながらクリーニングブレ
ード30及び各ローラ12,18を退避させかつトナー
除去ローラ26を感光体1に当接させる。
ら除去した残留トナーを、現像装置2に回収して再利用
する。 【構成】 クリーニングブレード30の感光体1表面か
らの離間動作にともなって該ブレード30に堆積した残
留トナーを掻き落す掻き落し板31を設ける。湿式現像
装置を、現像剤を収容しかつスポンジローラ12を備え
た現像剤供給ユニット15と、ゲル状の高トナー濃度現
像液を収容しかつ現像ローラ18を備えた高トナー濃度
現像液供給ユニット23とで構成し、該ユニット23に
トナー除去ローラ26を設ける。コピー中は、クリーニ
ングブレード30及び各ローラ12,18を作動位置に
置きかつトナー除去ローラ26を感光体1から退避させ
る。クリーニングブレード30からの残留トナー除去回
収時には、感光体1を回転させながらクリーニングブレ
ード30及び各ローラ12,18を退避させかつトナー
除去ローラ26を感光体1に当接させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、現
像液を用いて像担持体上の潜像をトナー像化し、これを
転写材に転写した後の残留トナーをクリーニング部材で
除去する湿式画像形成装置において、クリーニング部材
で除去した残留トナーを現像装置で再利用する技術に関
するものである。
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、現
像液を用いて像担持体上の潜像をトナー像化し、これを
転写材に転写した後の残留トナーをクリーニング部材で
除去する湿式画像形成装置において、クリーニング部材
で除去した残留トナーを現像装置で再利用する技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の湿式画像形成装置において
は、装置下部に現像液を収容した現像液タンクを配設
し、この現像液タンク内の現像液をポンプ、供給パイプ
などを介して汲み上げて現像装置やクリーニング装置に
供給し、かつ、現像装置やクリーニング装置で使用され
た現像液を回収パイプを介して現像液タンクに回収し、
これにより、現像液を装置内で循環させて使用してい
た。そして、クリーニング装置のクリーニングブレード
などのクリーニング部材に付着した残留トナーも、クリ
ーニング装置に供給される現像液で洗い流して現像液タ
ンクに回収し、再利用していた。
は、装置下部に現像液を収容した現像液タンクを配設
し、この現像液タンク内の現像液をポンプ、供給パイプ
などを介して汲み上げて現像装置やクリーニング装置に
供給し、かつ、現像装置やクリーニング装置で使用され
た現像液を回収パイプを介して現像液タンクに回収し、
これにより、現像液を装置内で循環させて使用してい
た。そして、クリーニング装置のクリーニングブレード
などのクリーニング部材に付着した残留トナーも、クリ
ーニング装置に供給される現像液で洗い流して現像液タ
ンクに回収し、再利用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、クリ
ーニング部材に付着した残留トナーを再利用する新規な
構成を採用した湿式画像形成装置を提供することであ
る。
ーニング部材に付着した残留トナーを再利用する新規な
構成を採用した湿式画像形成装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、表面が無端移動される像担持
体と、潜像が形成された該像担持体表面に現像液を供給
して該潜像をトナー像化する現像装置と、該像担持体上
のトナー像を転写材に転写する転写装置と、該転写装置
との対向部を通過した該像担持体表面に当接して該表面
から残留トナーを除去するクリーニング部材とを有する
湿式画像形成装置において、該クリーニング部材表面の
付着物を除去して該像担持体表面に付着させる作動状態
を取り得る第一付着物除去手段と、該像担持体表面の付
着物を除去して該現像装置内に回収する作動状態を取り
得る第二付着物除去手段と、該像担持体の表面を移動さ
せながら該第一付着物除去手段及び該第二付着物除去手
段を作動させる制御手段とを設けたことを特徴とするも
のである湿式画像形成装置。
めに、請求項1の発明は、表面が無端移動される像担持
体と、潜像が形成された該像担持体表面に現像液を供給
して該潜像をトナー像化する現像装置と、該像担持体上
のトナー像を転写材に転写する転写装置と、該転写装置
との対向部を通過した該像担持体表面に当接して該表面
から残留トナーを除去するクリーニング部材とを有する
湿式画像形成装置において、該クリーニング部材表面の
付着物を除去して該像担持体表面に付着させる作動状態
を取り得る第一付着物除去手段と、該像担持体表面の付
着物を除去して該現像装置内に回収する作動状態を取り
得る第二付着物除去手段と、該像担持体の表面を移動さ
せながら該第一付着物除去手段及び該第二付着物除去手
段を作動させる制御手段とを設けたことを特徴とするも
のである湿式画像形成装置。
【0005】また、請求項2の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記制御手段を、画像形成動作
終了後に上記像担持体の表面を移動させながら上記第一
付着物除去手段及び上記第二付着物除去手段を作動させ
るように構成したことを特徴とするものである。
画像形成装置において、上記制御手段を、画像形成動作
終了後に上記像担持体の表面を移動させながら上記第一
付着物除去手段及び上記第二付着物除去手段を作動させ
るように構成したことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項3の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記制御手段を、操作者によっ
て指示された所定回数の一連の画像形成動作の間に、所
定画像形成動作回数毎に一連の画像形成動作を中断させ
て、上記像担持体の表面を移動させながら上記第一付着
物除去手段及び上記第二付着物除去手段を作動させるよ
うに構成したことを特徴とするものである。
画像形成装置において、上記制御手段を、操作者によっ
て指示された所定回数の一連の画像形成動作の間に、所
定画像形成動作回数毎に一連の画像形成動作を中断させ
て、上記像担持体の表面を移動させながら上記第一付着
物除去手段及び上記第二付着物除去手段を作動させるよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0007】また、請求項4の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記制御手段を、操作者によっ
て指示された所定回数の一連の画像形成動作の間に、上
記像担持体上における各画像形成動作に係る潜像同士の
間隔領域に上記クリーニング部材表面から除去した付着
物を付着させ、かつ、該間隔領域の付着物を除去して上
記現像装置内に回収するように、上記像担持体の表面を
移動させながら上記第一付着物除去手段及び上記第二付
着物除去手段を作動させるように構成したことを特徴と
するものである。
画像形成装置において、上記制御手段を、操作者によっ
て指示された所定回数の一連の画像形成動作の間に、上
記像担持体上における各画像形成動作に係る潜像同士の
間隔領域に上記クリーニング部材表面から除去した付着
物を付着させ、かつ、該間隔領域の付着物を除去して上
記現像装置内に回収するように、上記像担持体の表面を
移動させながら上記第一付着物除去手段及び上記第二付
着物除去手段を作動させるように構成したことを特徴と
するものである。
【0008】また、請求項5の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記現像装置を、像担持体表面
に、対向配置され、液体キャリアを収容し、かつ該液体
キャリアを上記像担持体表面に供給する液体キャリア供
給部材を備えた液体キャリア供給器と、該液体キャリア
器よりも該表面移動方向下流側において該表面に対向配
置され、液体キャリアにトナーが分散されてなる現像液
を収容し、かつ該表面に該現像液を供給する現像液供給
部材を備えた現像液供給器とで構成し、上記第二付着物
除去手段を、該現像液供給器に設けたことを特徴とする
ものである。
画像形成装置において、上記現像装置を、像担持体表面
に、対向配置され、液体キャリアを収容し、かつ該液体
キャリアを上記像担持体表面に供給する液体キャリア供
給部材を備えた液体キャリア供給器と、該液体キャリア
器よりも該表面移動方向下流側において該表面に対向配
置され、液体キャリアにトナーが分散されてなる現像液
を収容し、かつ該表面に該現像液を供給する現像液供給
部材を備えた現像液供給器とで構成し、上記第二付着物
除去手段を、該現像液供給器に設けたことを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】請求項1乃至5の湿式画像形成装置において
は、制御手段で、像担持体の表面を移動させながら第一
付着物除去手段及び第二付着物除去手段を作動させ、こ
れにより、クリーニング部材表面の付着している残留ト
ナーを、第一付着物除去手段で除去して該像担持体表面
に付着させ、該像担持体表面の移動で第二付着物除去手
段との対向部まで搬送し、該第二付着物除去手段で該像
担持体表面から除去して現像装置内に回収する。そし
て、該現像装置で再利用する。
は、制御手段で、像担持体の表面を移動させながら第一
付着物除去手段及び第二付着物除去手段を作動させ、こ
れにより、クリーニング部材表面の付着している残留ト
ナーを、第一付着物除去手段で除去して該像担持体表面
に付着させ、該像担持体表面の移動で第二付着物除去手
段との対向部まで搬送し、該第二付着物除去手段で該像
担持体表面から除去して現像装置内に回収する。そし
て、該現像装置で再利用する。
【0010】特に、請求項2乃至4は、画像形成に支障
を与えない所定のタイミングで、上記第一付着物除去手
段によるクリーニング部材に付着している残留トナーの
除去及び像担持体表面への付着、該第一付着物除去手段
による付着された残留トナーの像担持体表面の移動によ
る第二付着物除去手段までの搬送、及び、該第二付着除
去手段による搬送された残留トナーの該表面から除去及
び現像装置内への回収を行う。
を与えない所定のタイミングで、上記第一付着物除去手
段によるクリーニング部材に付着している残留トナーの
除去及び像担持体表面への付着、該第一付着物除去手段
による付着された残留トナーの像担持体表面の移動によ
る第二付着物除去手段までの搬送、及び、該第二付着除
去手段による搬送された残留トナーの該表面から除去及
び現像装置内への回収を行う。
【0011】また、請求項5の湿式画像形成装置におい
ては、液体供給器の液体キャリア部材で予め液体キャリ
アの薄層を像担持体表面に形成した後に、現像液供給器
の現像液供給部材で現像液を像担持体表面に供給して、
像担持体上で液体キャリアと現像液を合流させて像担持
体上の潜像を現像し、これにより、液体キャリア供給部
材で予め像担持体表面に供給する液体キャリアの量を現
像剤中をトナーが電気泳動して潜像を現像するに当たっ
ての必要最小限の量に設定できるようにする。そして、
上記第二付着物除去手段を、該現像液供給器に設け、こ
れにより、上記第一付着物除去手段によりクリーニング
部材から除去したトナーを収容している現像液に取り込
んで再利用する。
ては、液体供給器の液体キャリア部材で予め液体キャリ
アの薄層を像担持体表面に形成した後に、現像液供給器
の現像液供給部材で現像液を像担持体表面に供給して、
像担持体上で液体キャリアと現像液を合流させて像担持
体上の潜像を現像し、これにより、液体キャリア供給部
材で予め像担持体表面に供給する液体キャリアの量を現
像剤中をトナーが電気泳動して潜像を現像するに当たっ
ての必要最小限の量に設定できるようにする。そして、
上記第二付着物除去手段を、該現像液供給器に設け、こ
れにより、上記第一付着物除去手段によりクリーニング
部材から除去したトナーを収容している現像液に取り込
んで再利用する。
【0012】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に適用した一実施例につ
いて説明する。図1は本実施例に係る複写機の主要部の
概略構成を示す正面図である。図1において、像担持体
であるドラム状の感光体1は図示しない駆動装置で矢印
時計回りに回転駆動される。この感光体1の周囲には、
現像装置2及びクリーニング装置3の他に、図示しな
い、原稿露光手段、原稿からの反射光を感光体1表面に
結像照射して潜像を形成する光学系、現像装置で潜像が
現像されて感光体1表面上に形成されたトナー像を転写
紙に転写する転写装置、トナー像が転写された転写紙を
感光体1表面から分離する分離手段等が配設されてい
る。
複写機(以下、複写機という)に適用した一実施例につ
いて説明する。図1は本実施例に係る複写機の主要部の
概略構成を示す正面図である。図1において、像担持体
であるドラム状の感光体1は図示しない駆動装置で矢印
時計回りに回転駆動される。この感光体1の周囲には、
現像装置2及びクリーニング装置3の他に、図示しな
い、原稿露光手段、原稿からの反射光を感光体1表面に
結像照射して潜像を形成する光学系、現像装置で潜像が
現像されて感光体1表面上に形成されたトナー像を転写
紙に転写する転写装置、トナー像が転写された転写紙を
感光体1表面から分離する分離手段等が配設されてい
る。
【0013】本実施例における現像装置2は、液体キャ
リア供給器である現像剤供給ユニット15と、該ユニッ
ト15よりも感光体1表面移動方向下流側に配設された
現像液供給器である、高トナー濃度現像液供給ユニット
23から構成されている。現像剤供給ユニット15のケ
ーシング内には、例えばアイソパー(商品名)からなる
液体キャリアである現像剤が収容され、該現像剤に少な
くとも一部が没するようにスポンジローラ12が配置さ
れている。スポンジローラ12は、感光体1に微少圧力
で当接する作動位置と、感光体1表面から離間した退避
位置とを選択的に取り得るように、図示しない支持手段
によって支持されている。また、図示しない駆動装置に
より矢印の如く感光体1と逆の方向に回転駆動される。
そして、ケーシング内に収容されている現像剤液面を覆
うように、液ハネ防止板13が設けられている。この液
ハネ防止板13はスポンジローラ12回転の際の現像剤
17の飛散を防止する。また、該液ハネ防止板13上に
は、剤吐出口16を下に向けて現像剤ボトル14が脱着
自在に取り付けられている。該現像剤ボトル14内には
補充用現像剤が充填されており、且つ、ケーシング内に
必要な量の現像剤量17を維持できるように剤吐出口1
6はチキンフィード方式の吐出部が採用されている。
尚、スポンジローラ12による感光体表面への現像剤1
7の塗布量は感光体1へのスポンジローラ12の接触
圧、スポンジローラ12のスポンジ層厚み、スポンジロ
ーラ12の回転速度等によって後述するような所定量に
なるように設定される。そして、感光体1へのスポンジ
ローラ12の接触圧を例えばスポンジローラ12の軸の
支持位置調整機構によって調整可能にしたり、スポンジ
ローラ12の回転速度を可変にして、サービスマン等に
よる現像剤塗布量可変制御が可能なように構成してもよ
い。
リア供給器である現像剤供給ユニット15と、該ユニッ
ト15よりも感光体1表面移動方向下流側に配設された
現像液供給器である、高トナー濃度現像液供給ユニット
23から構成されている。現像剤供給ユニット15のケ
ーシング内には、例えばアイソパー(商品名)からなる
液体キャリアである現像剤が収容され、該現像剤に少な
くとも一部が没するようにスポンジローラ12が配置さ
れている。スポンジローラ12は、感光体1に微少圧力
で当接する作動位置と、感光体1表面から離間した退避
位置とを選択的に取り得るように、図示しない支持手段
によって支持されている。また、図示しない駆動装置に
より矢印の如く感光体1と逆の方向に回転駆動される。
そして、ケーシング内に収容されている現像剤液面を覆
うように、液ハネ防止板13が設けられている。この液
ハネ防止板13はスポンジローラ12回転の際の現像剤
17の飛散を防止する。また、該液ハネ防止板13上に
は、剤吐出口16を下に向けて現像剤ボトル14が脱着
自在に取り付けられている。該現像剤ボトル14内には
補充用現像剤が充填されており、且つ、ケーシング内に
必要な量の現像剤量17を維持できるように剤吐出口1
6はチキンフィード方式の吐出部が採用されている。
尚、スポンジローラ12による感光体表面への現像剤1
7の塗布量は感光体1へのスポンジローラ12の接触
圧、スポンジローラ12のスポンジ層厚み、スポンジロ
ーラ12の回転速度等によって後述するような所定量に
なるように設定される。そして、感光体1へのスポンジ
ローラ12の接触圧を例えばスポンジローラ12の軸の
支持位置調整機構によって調整可能にしたり、スポンジ
ローラ12の回転速度を可変にして、サービスマン等に
よる現像剤塗布量可変制御が可能なように構成してもよ
い。
【0014】高トナー濃度現像液供給ユニット23のケ
ーシング内には、現像剤にトナーが例えば25重量%の
固形分(トナー)比率で分散されたゲル状の高トナー濃
度現像液が収容され、該現像液に少なくとも一部が没す
るように、導電性材料から成る現像ローラ18が配設さ
れている。該現像ローラ18は、その表面が感光体1表
面に微少間隔(例えば150μm)をおいて対向する作
動位置と、この作動位置よりも感光体1表面から離れた
退避位置とを選択的に取り得るように、図示しない支持
手段によって支持されている。また、図示しない駆動装
置により矢印の如く、感光体1と逆方向に回転駆動され
る。必要に応じ、現像バイアスを現像ローラ18に印加
してもよい。この現像ローラ18表面にはドクターブレ
ード24の先端縁が当接し、感光体表面との対向部へ供
給される高トナー濃度現像液の量を規制して現像ローラ
18表面に所定厚みの均一な液膜を形成するようになっ
ている。この例では、ドクターブレード24の基端部が
現像剤供給ユニット15の下壁に取り付けられている。
そして、ケーシング内に収容されている高トナー濃度現
像液面を覆うように、液ハネ防止板25が設けられてい
る。この液ハネ防止板25は高トナー濃度現像液の飛散
を防止する。該液ハネ防止板25上には、液吐出口を下
に向けてトナー容器23が脱着自在に取り付けられてい
る。該トナー容器23内には、補充用の高トナー濃度現
像液が充填されており、該現像液がゲル状で粘度が高い
ため、内部圧力で該現像液を吐出できるように圧力缶構
成になっており、且つ、吐出部21は、通常は容器23
内を外部から遮断し、容器23内に一部が押し込まれた
押し込み状態で容器23内を外部に連通させて内部圧力
で該現像液を吐出するように構成されている。そして、
ケーシング内の高トナー濃度現像液収容部には、液面検
出用のフロートスイッチ20が設けられ、該フロートス
イッチ20で液面低下を検出したときに、上記吐出部2
1を容器23内に押し込んで高トナー濃度現像液を補充
することにより、液面を一定に維持する。そして、現像
ローラ18よりも感光体1表面移動方向下流側で該表面
に対向するように第二付着物除去手段であるトナー除去
ローラ26が設けられている。このトナー除去ローラ2
6は例えばスポンジから構成され、感光体1表面に接触
する作動位置と該表面から離間した退避位置とを選択的
に取り得るように図示しない支持手段で支持され矢印の
ように感光体1と同方向に回転駆動される。
ーシング内には、現像剤にトナーが例えば25重量%の
固形分(トナー)比率で分散されたゲル状の高トナー濃
度現像液が収容され、該現像液に少なくとも一部が没す
るように、導電性材料から成る現像ローラ18が配設さ
れている。該現像ローラ18は、その表面が感光体1表
面に微少間隔(例えば150μm)をおいて対向する作
動位置と、この作動位置よりも感光体1表面から離れた
退避位置とを選択的に取り得るように、図示しない支持
手段によって支持されている。また、図示しない駆動装
置により矢印の如く、感光体1と逆方向に回転駆動され
る。必要に応じ、現像バイアスを現像ローラ18に印加
してもよい。この現像ローラ18表面にはドクターブレ
ード24の先端縁が当接し、感光体表面との対向部へ供
給される高トナー濃度現像液の量を規制して現像ローラ
18表面に所定厚みの均一な液膜を形成するようになっ
ている。この例では、ドクターブレード24の基端部が
現像剤供給ユニット15の下壁に取り付けられている。
そして、ケーシング内に収容されている高トナー濃度現
像液面を覆うように、液ハネ防止板25が設けられてい
る。この液ハネ防止板25は高トナー濃度現像液の飛散
を防止する。該液ハネ防止板25上には、液吐出口を下
に向けてトナー容器23が脱着自在に取り付けられてい
る。該トナー容器23内には、補充用の高トナー濃度現
像液が充填されており、該現像液がゲル状で粘度が高い
ため、内部圧力で該現像液を吐出できるように圧力缶構
成になっており、且つ、吐出部21は、通常は容器23
内を外部から遮断し、容器23内に一部が押し込まれた
押し込み状態で容器23内を外部に連通させて内部圧力
で該現像液を吐出するように構成されている。そして、
ケーシング内の高トナー濃度現像液収容部には、液面検
出用のフロートスイッチ20が設けられ、該フロートス
イッチ20で液面低下を検出したときに、上記吐出部2
1を容器23内に押し込んで高トナー濃度現像液を補充
することにより、液面を一定に維持する。そして、現像
ローラ18よりも感光体1表面移動方向下流側で該表面
に対向するように第二付着物除去手段であるトナー除去
ローラ26が設けられている。このトナー除去ローラ2
6は例えばスポンジから構成され、感光体1表面に接触
する作動位置と該表面から離間した退避位置とを選択的
に取り得るように図示しない支持手段で支持され矢印の
ように感光体1と同方向に回転駆動される。
【0015】本実施例のクリ−ニング装置3は、ケーシ
ング3a内にクリーニング部材であるクリ−ニングブレ
−ド30と、第一付着物除去手段であるトナー掻き取り
板31とを備えている。このクリーニングブレード30
は後端部が支軸30aまわりで回動自在なホルダー30
bに取り付けられている。このホルダー30bには、ク
リーニングブレード30が、その先端部を感光体1表面
に当接した作動位置と、その先端部が感光体1表面から
離間した退避位置とを選択的に取り得るように、図示し
ない回動制御機構が付設されている。この回動制御機構
は、例えば、クリーニングブレード30の先端部が感光
体1表面に当接する方向に常時付勢するスプリングと、
このスプリングの力に抗して同先端部が感光体1表面か
ら離間する方向に付勢するソレノイドとで構成できる。
上記トナー掻き取り板31はクリーニングブレード30
の感光体1表面移動方向上流側で、下端縁がクリーニン
グブレード30の先端部側面に当接するように上端部が
ケーシング3aに固定されている。
ング3a内にクリーニング部材であるクリ−ニングブレ
−ド30と、第一付着物除去手段であるトナー掻き取り
板31とを備えている。このクリーニングブレード30
は後端部が支軸30aまわりで回動自在なホルダー30
bに取り付けられている。このホルダー30bには、ク
リーニングブレード30が、その先端部を感光体1表面
に当接した作動位置と、その先端部が感光体1表面から
離間した退避位置とを選択的に取り得るように、図示し
ない回動制御機構が付設されている。この回動制御機構
は、例えば、クリーニングブレード30の先端部が感光
体1表面に当接する方向に常時付勢するスプリングと、
このスプリングの力に抗して同先端部が感光体1表面か
ら離間する方向に付勢するソレノイドとで構成できる。
上記トナー掻き取り板31はクリーニングブレード30
の感光体1表面移動方向上流側で、下端縁がクリーニン
グブレード30の先端部側面に当接するように上端部が
ケーシング3aに固定されている。
【0016】以上の構成において、まず、通常のコピー
動作について説明する。通常のコピー動作中では、図1
(a)に示すように、スポンジローラ12、現像ローラ
24が作動位置に、トナー回収ローラ26が退避位置
に、クリーニングブレード30が作動位置に、それぞれ
位置決めされている。潜像が形成された感光体1は、ま
ず現像剤供給ユニット15のスポンジローラ12で現像
剤が供給され、その表面にごく薄い現像剤層が形成され
る。この現像剤の量は、現像ローラ18で供給される高
トナー濃度現像液中のトナーが電気泳動で潜像に付着し
得るのに要する必要最少量で足りる。そして、現像剤層
が形成された感光体1表面が次に現像ローラ18に対向
し、ここで高トナー濃度現像液が塗布され、感光体1表
面上で現像剤層と高トナー濃度現像液とが合流する。こ
れにより高トナー濃度現像液が希釈されて適度なトナー
濃度の現像液になり、この現像液中を、トナーが潜像の
電荷に応じて電気泳動で移動し、潜像の荷電部に付着し
て現像が行なわれる。
動作について説明する。通常のコピー動作中では、図1
(a)に示すように、スポンジローラ12、現像ローラ
24が作動位置に、トナー回収ローラ26が退避位置
に、クリーニングブレード30が作動位置に、それぞれ
位置決めされている。潜像が形成された感光体1は、ま
ず現像剤供給ユニット15のスポンジローラ12で現像
剤が供給され、その表面にごく薄い現像剤層が形成され
る。この現像剤の量は、現像ローラ18で供給される高
トナー濃度現像液中のトナーが電気泳動で潜像に付着し
得るのに要する必要最少量で足りる。そして、現像剤層
が形成された感光体1表面が次に現像ローラ18に対向
し、ここで高トナー濃度現像液が塗布され、感光体1表
面上で現像剤層と高トナー濃度現像液とが合流する。こ
れにより高トナー濃度現像液が希釈されて適度なトナー
濃度の現像液になり、この現像液中を、トナーが潜像の
電荷に応じて電気泳動で移動し、潜像の荷電部に付着し
て現像が行なわれる。
【0017】そして、感光体1表面のトナー像が図示し
ない転写装置で転写材に転写され、転写装置を通過した
感光体1表面上の残留トナーが作動位置にあるクリーニ
ングブレード30で除去される。図2(a)はクリーニ
ングブレード30が作動位置にある場合のクリーニング
装置3の拡大図である。図中にTで示すように、感光体
1表面から除去された残留トナーが、トナー掻き取り板
31背部及びクリーニングブレード30端部に堆積す
る。このようにしてクリーニングされた感光体1表面が
図示しない除電装置で残留電荷が除去され、次の潜像形
成に備えられる。
ない転写装置で転写材に転写され、転写装置を通過した
感光体1表面上の残留トナーが作動位置にあるクリーニ
ングブレード30で除去される。図2(a)はクリーニ
ングブレード30が作動位置にある場合のクリーニング
装置3の拡大図である。図中にTで示すように、感光体
1表面から除去された残留トナーが、トナー掻き取り板
31背部及びクリーニングブレード30端部に堆積す
る。このようにしてクリーニングされた感光体1表面が
図示しない除電装置で残留電荷が除去され、次の潜像形
成に備えられる。
【0018】
【0019】次に、上記のようにクリーニングブレード
30の先端部近傍に堆積した残留トナーの再利用のため
の動作について説明する。この動作を行うタイミングに
ついては後に説明する。
30の先端部近傍に堆積した残留トナーの再利用のため
の動作について説明する。この動作を行うタイミングに
ついては後に説明する。
【0020】この動作中は、図1(b)に示すように、
スポンジローラ12、現像ローラ24が退避位置に、ト
ナー除去ローラ26が作動位置に、クリーニングブレー
ド30が退避位置に、それぞれ位置決めされている。感
光体1は回転し続ける。このクリーニングブレード30
を上記の作動位置から退避位置に移動するときに、クリ
ーニングブレード30が回動するのに連動してケーシン
グ3aに上端が固定されているトナー掻き取り板31の
先端縁部のクリーニングブレード30の背面部における
当接位置がずれ、これにより、該先端縁部が、クリーニ
ングブレード30背部を摺擦してここに堆積していた残
留トナーを掻き落す。掻き落された残留トナーは、図2
(b)にTで示すように、感光体1表面に落下乃至は塗
付けられて付着し、感光体1表面の移動で現像装置2側
に搬送される。
スポンジローラ12、現像ローラ24が退避位置に、ト
ナー除去ローラ26が作動位置に、クリーニングブレー
ド30が退避位置に、それぞれ位置決めされている。感
光体1は回転し続ける。このクリーニングブレード30
を上記の作動位置から退避位置に移動するときに、クリ
ーニングブレード30が回動するのに連動してケーシン
グ3aに上端が固定されているトナー掻き取り板31の
先端縁部のクリーニングブレード30の背面部における
当接位置がずれ、これにより、該先端縁部が、クリーニ
ングブレード30背部を摺擦してここに堆積していた残
留トナーを掻き落す。掻き落された残留トナーは、図2
(b)にTで示すように、感光体1表面に落下乃至は塗
付けられて付着し、感光体1表面の移動で現像装置2側
に搬送される。
【0021】そして、この感光体1表面の残留トナー
は、退避位置にあるスポンジローラ12及び現像ローラ
18との対向部を通過して、作動位置にあるトナー除去
ローラ26により該表面から除去され、トナー除去ロー
ラ26の表面に付着する。そして、クリーニングブレー
ド30を退避位置に移動してから、少なくとも感光体1
上のある任意の点がクリーニングブレード30とトナー
除去ローラ26との間を移動するのに要する時間よりも
長に所定時間経過後に、クリーニングブレード30を作
動位置に移動させる。このクリーニングブレード30の
作動位置への移動が完了した時点で、トナー除去ローラ
26を退避位置へ移動するとともに、スポンジローラ1
2及び現像ローラ18を作動位置に移動する。これによ
り、クリーニングブレード30、及び各ローラ12,1
8,26が図1(a)に示すコピー動作中の位置を取
る。ここで、退避位置にあるトナー除去ローラ26表面
の一部が、高トナー濃度現像液供給ユニット23の現像
液中に没し、これにより、トナー除去ローラ26表面に
付着した回収残留トナーを効率良く現像液中に回収され
る。なお、クリーニングブレード30は残留トナーを運
搬しやすいように、現像装置2が設けてある側の上方、
即ち、図示の例のように感光体1の第1象限に持ってく
るのが望ましい。
は、退避位置にあるスポンジローラ12及び現像ローラ
18との対向部を通過して、作動位置にあるトナー除去
ローラ26により該表面から除去され、トナー除去ロー
ラ26の表面に付着する。そして、クリーニングブレー
ド30を退避位置に移動してから、少なくとも感光体1
上のある任意の点がクリーニングブレード30とトナー
除去ローラ26との間を移動するのに要する時間よりも
長に所定時間経過後に、クリーニングブレード30を作
動位置に移動させる。このクリーニングブレード30の
作動位置への移動が完了した時点で、トナー除去ローラ
26を退避位置へ移動するとともに、スポンジローラ1
2及び現像ローラ18を作動位置に移動する。これによ
り、クリーニングブレード30、及び各ローラ12,1
8,26が図1(a)に示すコピー動作中の位置を取
る。ここで、退避位置にあるトナー除去ローラ26表面
の一部が、高トナー濃度現像液供給ユニット23の現像
液中に没し、これにより、トナー除去ローラ26表面に
付着した回収残留トナーを効率良く現像液中に回収され
る。なお、クリーニングブレード30は残留トナーを運
搬しやすいように、現像装置2が設けてある側の上方、
即ち、図示の例のように感光体1の第1象限に持ってく
るのが望ましい。
【0022】ここで、残留トナー回収動作を行うタイミ
ングについて説明する。画像形成中(コピ−中)は感光
体1表面上をクリ−ニングしておく必要があるため、ク
リーニングブレード30を解除する事は出来ない。従っ
て、本実施例では次のようなタイミングでクリーニング
ブレード30を解除し残留トナーを回収する。連続コピ
−中に一定枚数ごとにコピ−動作を休止し、感光体1を
回転させたままクリーニングブレード30を解除し、ス
ポンジローラ12及び現像ローラ18を感光体1より離
し、その代わりにトナー除去ローラ26を感光体1に押
圧し、残留トナーを回収する。そして一定時間後、クリ
ーニングブレード30を再度押圧し、スポンジローラ1
2及び現像ローラ18が押圧し、同時にトナー除去ロー
ラ26を解除する。この後、再びコピ−動作を開始す
る。これによれば、一度に大量コピ−中、残留トナー回
収動作によるコピ−スピ−ド(単位時間当りにコピ−で
きる枚数)が落ちるのを防止できる。また、小数枚コピ
−時にはコピ−終了後に上記残留トナー回収動作を行
い、その終了後に機械を停止する。これによれば、通常
コピ−中(数枚〜数10枚程度)、残留トナー回収動作
によるコピ−スピ−ド(単位時間当りにコピ−できる枚
数)が落ちるのを防止できる。また、コピ−動作は遅く
なるが、連続コピ−中、転写紙と転写紙の間(コピ−
間)に前記残留トナーの回収動作を行う事も可能であ
る。これによれば、通常コピ−中、及び大量コピ−中に
かかわらず、確実な残留トナーの回収が行える。
ングについて説明する。画像形成中(コピ−中)は感光
体1表面上をクリ−ニングしておく必要があるため、ク
リーニングブレード30を解除する事は出来ない。従っ
て、本実施例では次のようなタイミングでクリーニング
ブレード30を解除し残留トナーを回収する。連続コピ
−中に一定枚数ごとにコピ−動作を休止し、感光体1を
回転させたままクリーニングブレード30を解除し、ス
ポンジローラ12及び現像ローラ18を感光体1より離
し、その代わりにトナー除去ローラ26を感光体1に押
圧し、残留トナーを回収する。そして一定時間後、クリ
ーニングブレード30を再度押圧し、スポンジローラ1
2及び現像ローラ18が押圧し、同時にトナー除去ロー
ラ26を解除する。この後、再びコピ−動作を開始す
る。これによれば、一度に大量コピ−中、残留トナー回
収動作によるコピ−スピ−ド(単位時間当りにコピ−で
きる枚数)が落ちるのを防止できる。また、小数枚コピ
−時にはコピ−終了後に上記残留トナー回収動作を行
い、その終了後に機械を停止する。これによれば、通常
コピ−中(数枚〜数10枚程度)、残留トナー回収動作
によるコピ−スピ−ド(単位時間当りにコピ−できる枚
数)が落ちるのを防止できる。また、コピ−動作は遅く
なるが、連続コピ−中、転写紙と転写紙の間(コピ−
間)に前記残留トナーの回収動作を行う事も可能であ
る。これによれば、通常コピ−中、及び大量コピ−中に
かかわらず、確実な残留トナーの回収が行える。
【0023】以上のように、本実施例によれば、残留ト
ナー回収動作を適宜行うことにより、クリーニングブレ
ード30に付着した残留トナーを高トナー濃度現像液供
給ユニット23に回収して再利用することができる。
ナー回収動作を適宜行うことにより、クリーニングブレ
ード30に付着した残留トナーを高トナー濃度現像液供
給ユニット23に回収して再利用することができる。
【0024】また、本実施例によれば、現像剤供給ユニ
ット15のスポンジローラ12で予め現像剤の薄層を感
光体1表面に形成した後に、高トナー濃度現像液供給ユ
ニット23の現像ローラ18で高トナー濃度現像液を感
光体1表面に供給して現像剤と合流させるので、現像剤
供給ユニット15のスポンジローラで感光体1表面に供
給する現像剤量は、現像ローラ18と感光体1との対向
部において、トナーが電気泳動し得る必要最少量です
み、特にスクイズローラ等の余剰現像液の除去手段を設
けなくても、必要最小限の現像液のみが感光体1表面に
付着した状態で転写紙等へのトナーの転写が行なわれる
ことになる。従って、転写紙等に付着する現像剤量が従
来の現像装置に比して少なく、定着装置の負担を軽減で
きる。
ット15のスポンジローラ12で予め現像剤の薄層を感
光体1表面に形成した後に、高トナー濃度現像液供給ユ
ニット23の現像ローラ18で高トナー濃度現像液を感
光体1表面に供給して現像剤と合流させるので、現像剤
供給ユニット15のスポンジローラで感光体1表面に供
給する現像剤量は、現像ローラ18と感光体1との対向
部において、トナーが電気泳動し得る必要最少量です
み、特にスクイズローラ等の余剰現像液の除去手段を設
けなくても、必要最小限の現像液のみが感光体1表面に
付着した状態で転写紙等へのトナーの転写が行なわれる
ことになる。従って、転写紙等に付着する現像剤量が従
来の現像装置に比して少なく、定着装置の負担を軽減で
きる。
【0025】また、本実施例においては、高トナー濃度
現像液供給ユニット23でゲル状の粘度の高い現像液を
用いているので、該ユニット23の収容部内で固形分で
あるトナーが沈降しにくく、現像液撹拌手段を設ける必
要がなく、また、感光体表面に供給される現像液のトナ
ー濃度が一定に保たれ、安定した画像が得られる。
現像液供給ユニット23でゲル状の粘度の高い現像液を
用いているので、該ユニット23の収容部内で固形分で
あるトナーが沈降しにくく、現像液撹拌手段を設ける必
要がなく、また、感光体表面に供給される現像液のトナ
ー濃度が一定に保たれ、安定した画像が得られる。
【0026】また、現像剤供給ユニット15及び高トナ
ー濃度現像液供給ユニット23で、それぞれ現像剤等を
直接感光体1表面に供給して、感光体1表面上で現像剤
等を合流させるので、従来のように、現像剤と高トナー
濃度現像液を混合撹拌するための現像タンクや、該現像
タンクから現像器への現像液供給用のパイプ、汲み上げ
ポンプ及び現像器から現像タンクへの現像液回収用のパ
イプ等を設ける必要がなく、また、このような各種パイ
プ内にトナーヘドロ溜り、ゴミ、異物等の付着などの異
常が生じて現像液供給不良や、スクイズムラ、液ダレ等
の不具合が発生することもない。
ー濃度現像液供給ユニット23で、それぞれ現像剤等を
直接感光体1表面に供給して、感光体1表面上で現像剤
等を合流させるので、従来のように、現像剤と高トナー
濃度現像液を混合撹拌するための現像タンクや、該現像
タンクから現像器への現像液供給用のパイプ、汲み上げ
ポンプ及び現像器から現像タンクへの現像液回収用のパ
イプ等を設ける必要がなく、また、このような各種パイ
プ内にトナーヘドロ溜り、ゴミ、異物等の付着などの異
常が生じて現像液供給不良や、スクイズムラ、液ダレ等
の不具合が発生することもない。
【0027】なお、上記実施例においては、トナー除去
ローラ26を現像ローラ18よりも感光体1表面移動方
向下流側に設けたが、これに代え、現像ローラ18より
も感光体1表面移動方向上流側に設けても良い。この場
合には、残留トナー除去動作時にも現像ローラ18が作
動位置にあってもかまわないので、現像ローラ18の移
動機構が不要になる。但し、感光体1表面に付着した残
留トナーがトナー除去ローラ26との対向部を一回通過
するだけでは充分に回収されないために、トナー除去ロ
ーラ26との対向部を複数回通過する期間、残留トナー
除去動作を行う必要がある場合には、現像ローラ18を
退避位置に移動させておくことが望ましい。
ローラ26を現像ローラ18よりも感光体1表面移動方
向下流側に設けたが、これに代え、現像ローラ18より
も感光体1表面移動方向上流側に設けても良い。この場
合には、残留トナー除去動作時にも現像ローラ18が作
動位置にあってもかまわないので、現像ローラ18の移
動機構が不要になる。但し、感光体1表面に付着した残
留トナーがトナー除去ローラ26との対向部を一回通過
するだけでは充分に回収されないために、トナー除去ロ
ーラ26との対向部を複数回通過する期間、残留トナー
除去動作を行う必要がある場合には、現像ローラ18を
退避位置に移動させておくことが望ましい。
【0028】また、上記実施例は、現像装置2を、現像
剤供給ユニット15と高トナー濃度現像液供給ユニット
23とで構成したが、これに代え、通常のトナー濃度の
現像液を収容した現像器からなる現像装置を用いたもの
にも、本発明を適用することができる。
剤供給ユニット15と高トナー濃度現像液供給ユニット
23とで構成したが、これに代え、通常のトナー濃度の
現像液を収容した現像器からなる現像装置を用いたもの
にも、本発明を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1乃至5の湿式画像形成装置にお
いては、制御手段で、像担持体の表面を移動させながら
第一付着物除去手段及び第二付着物除去手段を作動さ
せ、これにより、クリーニング部材表面の付着している
残留トナーを、第一付着物除去手段で除去して該像担持
体表面に付着させ、該像担持体表面の移動で第二付着物
除去手段との対向部まで搬送し、該第二付着物除去手段
で該像担持体表面から除去して現像装置内に回収するの
で、該クリーニング部材で該像担持体表面から除去した
残留トナーを現像装置で再利用することができる。
いては、制御手段で、像担持体の表面を移動させながら
第一付着物除去手段及び第二付着物除去手段を作動さ
せ、これにより、クリーニング部材表面の付着している
残留トナーを、第一付着物除去手段で除去して該像担持
体表面に付着させ、該像担持体表面の移動で第二付着物
除去手段との対向部まで搬送し、該第二付着物除去手段
で該像担持体表面から除去して現像装置内に回収するの
で、該クリーニング部材で該像担持体表面から除去した
残留トナーを現像装置で再利用することができる。
【0030】特に、請求項2乃至4は、画像形成に支障
を与えない所定のタイミングで、上記第一付着物除去手
段によるクリーニング部材に付着している残留トナーの
除去及び像担持体表面への付着、該第一付着物除去手段
による付着された残留トナーの像担持体表面の移動によ
る第二付着物除去手段までの搬送、及び、該第二付着除
去手段による搬送された残留トナーの該表面から除去及
び現像装置内への回収を行うことができる。
を与えない所定のタイミングで、上記第一付着物除去手
段によるクリーニング部材に付着している残留トナーの
除去及び像担持体表面への付着、該第一付着物除去手段
による付着された残留トナーの像担持体表面の移動によ
る第二付着物除去手段までの搬送、及び、該第二付着除
去手段による搬送された残留トナーの該表面から除去及
び現像装置内への回収を行うことができる。
【0031】また、請求項5の湿式画像形成装置におい
ては、液体供給器の液体キャリア部材で予め液体キャリ
アの薄層を像担持体表面に形成した後に、現像液供給器
の現像液供給部材で現像液を像担持体表面に供給して、
像担持体上で液体キャリアと現像液を合流させて像担持
体上の潜像を現像し、これにより、液体キャリア供給部
材で予め像担持体表面に供給する液体キャリアの量を現
像剤中をトナーが電気泳動して潜像を現像するのに当た
っての必要最小限の量に設定できるようにするので、特
にスクイズローラ等の余剰現像液の除去手段を設けなく
ても、必要最小限の現像液のみが像担持体表面に付着し
た状態で転写紙等へのトナーの転写を行な得るようにす
ることが出来る。従って、転写紙等に付着する現像剤量
が従来の現像装置に比して少なく、定着装置の負担を軽
減できるという優れた効果がある。また、上記第二付着
物除去手段を、該現像液供給器に設け、これにより、上
記第一付着物除去手段によりクリーニング部材から除去
したトナーを収容している現像液に取り込んで再利用す
る。
ては、液体供給器の液体キャリア部材で予め液体キャリ
アの薄層を像担持体表面に形成した後に、現像液供給器
の現像液供給部材で現像液を像担持体表面に供給して、
像担持体上で液体キャリアと現像液を合流させて像担持
体上の潜像を現像し、これにより、液体キャリア供給部
材で予め像担持体表面に供給する液体キャリアの量を現
像剤中をトナーが電気泳動して潜像を現像するのに当た
っての必要最小限の量に設定できるようにするので、特
にスクイズローラ等の余剰現像液の除去手段を設けなく
ても、必要最小限の現像液のみが像担持体表面に付着し
た状態で転写紙等へのトナーの転写を行な得るようにす
ることが出来る。従って、転写紙等に付着する現像剤量
が従来の現像装置に比して少なく、定着装置の負担を軽
減できるという優れた効果がある。また、上記第二付着
物除去手段を、該現像液供給器に設け、これにより、上
記第一付着物除去手段によりクリーニング部材から除去
したトナーを収容している現像液に取り込んで再利用す
る。
【図1】(a)は実施例に係る電子写真複写機のコピー
動作中における概略構成を示す正面図、(b)は同複写
機の残留トナー除去動作中における概略構成を示す正面
図。
動作中における概略構成を示す正面図、(b)は同複写
機の残留トナー除去動作中における概略構成を示す正面
図。
【図2】(a)は同複写機のコピー動作中におけるクリ
ーニング装置の拡大図、(b)は同複写機の残留トナー
除去動作中におけるクリーニング装置の拡大図。
ーニング装置の拡大図、(b)は同複写機の残留トナー
除去動作中におけるクリーニング装置の拡大図。
1 感光体 2 現像装置 3 クリーニング装置 12 スポンジローラ 14 現像剤ボトル 15 現像剤供給ユニット 17 現像剤 18 現像ローラ 19 トナー容器 22 高トナー濃度現像液 23 高トナー濃度現像液供給ユニット 26 トナー除去ローラ 30 クリーニングブレード 31 トナー掻き取り板
Claims (5)
- 【請求項1】表面が無端移動される像担持体と、潜像が
形成された該像担持体表面に現像液を供給して該潜像を
トナー像化する現像装置と、該像担持体上のトナー像を
転写材に転写する転写装置と、該転写装置との対向部を
通過した該像担持体表面に当接して該表面から残留トナ
ーを除去するクリーニング部材とを有する湿式画像形成
装置において、 該クリーニング部材表面の付着物を除去して該像担持体
表面に付着させる作動状態を取り得る第一付着物除去手
段と、 該像担持体表面の付着物を除去して該現像装置内に回収
する作動状態を取り得る第二付着物除去手段と、 該像担持体の表面を移動させながら該第一付着物除去手
段及び該第二付着物除去手段を作動させる制御手段とを
設けたことを特徴とする湿式画像形成装置。 - 【請求項2】上記制御手段を、画像形成動作終了後に上
記像担持体の表面を移動させながら上記第一付着物除去
手段及び上記第二付着物除去手段を作動させるように構
成したことを特徴とする請求項1の湿式画像形成装置。 - 【請求項3】上記制御手段を、操作者によって指示され
た所定回数の一連の画像形成動作の間に、所定画像形成
動作回数毎に一連の画像形成動作を中断させて、上記像
担持体の表面を移動させながら上記第一付着物除去手段
及び上記第二付着物除去手段を作動させるように構成し
たことを特徴とする請求項1の湿式画像形成装置。 - 【請求項4】上記制御手段を、操作者によって指示され
た所定回数の一連の画像形成動作の間に、上記像担持体
上における各画像形成動作に係る潜像同士の間隔領域に
上記クリーニング部材表面から除去した付着物を付着さ
せ、かつ、該間隔領域の付着物を除去して上記現像装置
内に回収するように、上記像担持体の表面を移動させな
がら上記第一付着物除去手段及び上記第二付着物除去手
段を作動させるように構成したことを特徴とする請求項
1の湿式画像形成装置。 - 【請求項5】上記現像装置を、像担持体表面に、対向配
置され、液体キャリアを収容し、かつ該液体キャリアを
上記像担持体表面に供給する液体キャリア供給部材を備
えた液体キャリア供給器と、該液体キャリア器よりも該
表面移動方向下流側において該表面に対向配置され、液
体キャリアにトナーが分散されてなる現像液を収容し、
かつ該表面に該現像液を供給する現像液供給部材を備え
た現像液供給器とで構成し、上記第二付着物除去手段
を、該現像液供給器に設けたことを特徴とする請求項1
の湿式画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11837292A JPH05289587A (ja) | 1992-04-11 | 1992-04-11 | 湿式画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11837292A JPH05289587A (ja) | 1992-04-11 | 1992-04-11 | 湿式画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05289587A true JPH05289587A (ja) | 1993-11-05 |
Family
ID=14735075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11837292A Pending JPH05289587A (ja) | 1992-04-11 | 1992-04-11 | 湿式画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05289587A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6094553A (en) * | 1998-06-08 | 2000-07-25 | Nec Corporation | Cleaning member employing flexible blades and brushes for surface of developer roller |
US7260344B2 (en) | 2004-01-20 | 2007-08-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid developing device |
JP2009008726A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Konica Minolta Business Technologies Inc | クリーニング装置及び画像形成装置 |
-
1992
- 1992-04-11 JP JP11837292A patent/JPH05289587A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6094553A (en) * | 1998-06-08 | 2000-07-25 | Nec Corporation | Cleaning member employing flexible blades and brushes for surface of developer roller |
US7260344B2 (en) | 2004-01-20 | 2007-08-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid developing device |
JP2009008726A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Konica Minolta Business Technologies Inc | クリーニング装置及び画像形成装置 |
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