JP3149263B2 - 湿式現像装置 - Google Patents

湿式現像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に採用される湿式現像
装置に係り、詳しくは、潜像担持体上に付着した余剰現
像液の除去に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の湿式現像装置の一例の概略
構成を示すものである。図4において、矢印方向に回転
させられる潜像担持体としての感光体ドラム1の周りに
は、現像装置2の他に電子写真プロセスを実行するため
の図示しない、帯電装置、露光系、転写装置、分離搬送
装置、クリ−ニング装置等が、それぞれ配設されてい
る。現像装置2は、感光体ドラム1の側方に配置されて
いて、ケーシング3と、このケ−シング3に回転自在に
支持されていてそれぞれ矢印方向に駆動される第1現像
ローラ4、第2現像ローラ5、スクイズローラ6と、こ
のケーシング3の下方に配設されている現像液Dを収容
した現像液タンク7中のポンプ8に供給パイプ9を介し
て接続されていて、第1現像ローラ4に現像液を汲上げ
供給するノズル10とからなっている。各ロ−ラ4,
5,6には、それぞれの基側縁をケ−シング3に固定さ
れたスクレ−パ11,12,13の先端縁がそれぞれ当
接させられている。ノズル10から吐出された現像液D
は、第1現像ローラ5とこれに当接するスクレーパ11
との間に一旦溜ったのち、第1現像ローラ4の回転によ
って感光体ドラム1周面へ均一に供給され、該ドラムに
形成された潜像を可視像化する。第1現像ローラ4周面
に付着している現像液はスクレ−パ14によって掻き落
される。この現像液は第2現像ローラ5によって再び感
光体ドラムへ供給される。各現像ロ−ラによって供給さ
れた現像液は、液膜として感光体ドラム1周面に付着し
て転写位置へ向けて移動するのであるが転写前にスクイ
ズローラ6によって液膜の厚さを制御される。そして、
感光体ドラム1周面に付着しなかった現像液は、ケーシ
ング3の下部に形成されている回収孔14及び回収パイ
プ15を介して現像液タンク7に回収され再使用され
る。この現像液タンク7内の現像液Dのトナー濃度は、
濃度センサー16の出力を用いて図示しないトナー補給
ボトルからのトナー補給を制御することによって一定に
維持されている。
【0003】上記スクイズローラ6は、感光体ドラム1
と所定の間隔を置いて配置されていて、矢印のように感
光体ドラム1と同方向に回転し、対向部においてはその
表面が感光体ドラム1表面と逆向き移動している。ここ
で、図1を用いて、このスクイズロ−ラ6の作用につい
て詳述すると、両現像ロ−ラ4,5により供給された現
像液Dは、ドラム1表面において各現像ローラ4,5と
ドラム1表面とのギャップに応じて数百μの液膜を形成
している。このドラム1表面に近接した現像液には速度
1なる流れD1が生じる。一方、スクイズローラ6に近
接した現像液には、速度W2なる流れD2が生じる。従っ
て、スクイズローラ6とドラム1表面の間では、現像液
の2つの流れD1,D2に引き裂かれる形で剪断される。
ここで、スクイズローラ6の速度v2が増せば、上記の
流れの速度W2が大きくなり、流れD2の厚さyが増大
し、ドラム1表面に残る流れD1の厚さtが減少する。
また、厚さtを減少させる他の方法としては、ドラム1
表面とスクイズローラ6の間のギャップhを狭くする方
法もある。なお、これまでの説明から明らかなようにス
クイズローラ6で余剰現像液を除去するにはスクイズロ
ーラ6とドラム1表面とのギャップが現像液で充満して
いる必要がある。
【0004】ところで、この種の湿式現像装置におい
て、上記スクイズローラ6などの非接触の余剰現像液除
去機構を設けるのは、現像ローラを通過した後の現像液
膜が、上記のように数百μm程度あるので、このままト
ナー像を転写すべく転写紙等を感光体ドラム1表面に密
着させることによる、転写紙の画像形成領域よりも外側
での汚れ発生を防止するためである。また、非接触で余
剰現像液を除去するのは、感光体ドラム1表面上のトナ
ー像を壊さないためである。以上の他にも、次のような
不具合を防止する狙いもある。 転写紙にトナーを固定するための加熱定着時に大気中
に放出される溶剤ガスを減少させる。 転写紙を迅速に乾燥させる。 画像上のにじみ、裏写りなどの異常画像を防止する。 液ダレなどにより記録紙が機械内部を汚すのを防止す
る。
【0005】そして、このような余剰現像液の除去後、
適度な現像液の液厚にして転写紙を密着させ、現像液中
でトナーを電気泳動させて転写紙に転写するのである。
なお、理想的には、トナー像を形成するトナー付着部の
み現像液が付着し、これ以外の感光体ドラム1表面には
現像液が付着していないのが良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のスクイズローラ6を用いた余剰現像液除去機構におい
ては、スクイズローラ6の回転速度を増すとある程度の
余剰現像液除去効果の向上が見られるが、ある回転速度
以上では現像液中への気泡の混入、スリップ現象等によ
って、掻き取り能力が減少してしまう。また、スクイズ
ローラ6と感光体ドラム1の間のギャップhを狭める
と、掻き取り能力が増加するが、直接トナー層を掻き取
ってしまい、画像が乱れるという不具合が発生した。従
って、従来のスクイズローラ6のみでは、更なる余剰現
像液除去性能の向上は困難である。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、潜像担持体表面に非
接触で、しかも従来のスクイズローラ6に比して余剰現
像液除去性能を向上させた湿式現像装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の湿式現像装置は、潜像が形成された潜
像担持体上に現像液を供給して該潜像の現像像を形成す
る現像液供給手段と、表面が該現像像が形成されている
潜像担持体の表面に所定間隔をおいて対向し、かつ、潜
像担持体表面に対し速度差をもって移動する回動部材
と、該回動部材の表面に該現像液よりも高粘性の液体を
供給する液体供給手段とを有するものである。
【0009】また、請求項2の湿式現像装置は、請求項
1の湿式現像装置において、上記回動部材上の上記液体
からなる液層を上記所定間隔よりも薄くなるように規制
する規制手段を設けたことを特徴とするものである。。
【0010】また、請求項3の湿式現像装置は、請求項
1又2の湿式現像装置において、上記潜像担持体表面の
移動方向において、上記回動部材よりも下流で、潜像担
持体表面に対向するコロナ帯電器を設けたことを特徴と
するものである。
【0011】
【0012】
【作用】請求項1乃至3の現像装置によれば、現像像が
形成されている潜像担持体表面に、表面が潜像担持体の
表面に所定間隔をおいて対向し、かつ、潜像担持体表面
に対し速度差をもって移動する回動部材に対向させ、こ
れにより、非接触で、潜像担持体上の余剰の現像液を除
去し、しかも、該回動部材の表面に液体供給手段よって
該現像液よりも高粘性の液体を供給しておき、これによ
り、潜像担持体表面と該回動部材表面との対向部が現像
液で満たされるものに比して該回動部材による余剰現像
液の除去能力を高めておく。
【0013】特に、請求項2の現像装置においては、規
制手段で、上記回動部材上の上記液体からなる液層を上
記所定間隔よりも薄くなるように規制し、これにより、
上記回動部材上の上記液体が潜像担持体表面に付着しな
いようにする。
【0014】また、請求項3の現像装置においては、現
像像が形成されている潜像担持体表面に、表面が、潜像
担持体表面に所定間隔をおいて対向し、かつ、潜像担持
体表面に対し速度差をもって移動する回動部材を対向さ
せ、これにより、潜像担持体上の余剰の現像液を除去
し、かつ、コロナ帯電器でコロナ放電を付与し、これに
より、潜像担持体上の余剰現像液を更に除去する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)の湿式現像装置に適用し
た一実施例について説明する。図1は本実施例に係る湿
式現像装置の概略構成図である。本実施例に係る湿式現
像装置は、基本的には図4に示した従来例に係る湿式現
像装置と同様の構成を有している。図中、対応する部材
には同一の符号を付した。 本実施例の湿式現像装置が
図4に示す湿式現像装置と異なる点は、スクイズローラ
6を各現像ローラ4,5等とは別に、専用のケーシング
20内に収容し、かつ、スクイズローラ6表面に現像液
Dよりも高粘性の液体(以下、高粘性液体という)を、
供給する液体供給手段を設けた点である。上記ケーシン
グ20は仕切り板20aによって供給液体収容部20a
と回収液体収容部20cに区切られている。上記高粘性
液体としては、アイソパー(商標)の高分子のもの、そ
の他の鉱物油、植物油、合成油などを用いることができ
る。上記液体供給手段は、上記高粘性液体Lを収容する
液体タンク21と、該タンク21内に設けられた汲み上
げポンプ22と、該ポンプ22に下端が接続され上端に
上記ケーシング20の供給液収容部20bに液体を吐出
するための液体吐出ノズル23に接続された液体供給パ
イプ24と、感光体ドラム1表面に対向する前のスクイ
ズローラ6表面部分に対向するドクターブレード25
と、感光体ドラム1表面に対向した後のスクイズローラ
6表面部分に圧接する液体回収パッド26と、上端が上
記供給液収容部20aの下部に接続され下端が液体タン
ク21に接続された回収パイプ27とを有している。な
お、上記回収液体収容部20bの下部には取外し可能な
キャップ28が先端部に取り付けられた液体廃棄用パイ
プ29も設けられている。
【0016】以上の構成において、液体タンク21内の
高粘性液体Lは、液体供給ポンプ22により液体供給パ
イプ24及び液体供給ノズル23を介してケーシング2
0内の供給液体収容部20bに供給される。供給液体収
容部20b内の高粘性液体Lはスクイズローラ6の回転
力と表面張力によりスクイズローラ6の回転に伴って搬
送され、ドクターブレード25で所定厚みの液膜にされ
る。この所定厚みは、スクイズローラ6と感光体ドラム
1表面の間のギャップhより薄いことが望ましい。なぜ
なら、このギャップhよりも厚いと、感光体ドラム1表
面と対向して該表面に直接高粘性液体を塗布し、転写紙
へのトナー像転写時に転写紙を汚したり、機内を汚す恐
れがあるからである。ドクターブレード25で掻き落さ
れた高粘性液体は供給液体収容部23に戻る。ドクター
ブレード25の対向部を通過したスクイズローラ6表面
上の所定厚みの液膜が感光体ドラム1表面上の現像液膜
と合流し、両表面の間のギャップを現像液とともに満た
し、基本的には従来のスクイズローラ6と同様の原理で
余剰現像液を除去する。この点については後に詳述す
る。そして、感光体ドラム1表面との対向部を通過した
スクイズローラ6表面上の、トナー粒子等の不純物が混
入した高粘性液体が、回収パッド26により回収され、
回収液体収容部20c内に落下する。この回収液体収容
部20c内の液量が所定量に達したときには、廃棄パイ
プ29先端のキャップ28を外して廃棄する。なお、こ
の例とは異なり、回収液体収容部20cとは別に例えば
より大型の回収タンクを設けておいて、廃棄パイプ29
の選択を該タンクに接続しておいても良い。また、廃棄
システムを使用せずに、廃棄パイプ29を液体タンク2
1に接続して、回収液体を再利用するようにしても良
い。但し、この場合には、液体タンク21内の高粘性液
体Lが経時で劣化するので、適宜間隔で液体タンク21
内の高粘性液体Lを交換することが望ましい。
【0017】ここで、本実施例のスクイズローラ6によ
る余剰現像液除去について詳述する。 高粘性液体が塗
布されると、スクイズローラ6と感光体ドラム1の間の
ギャップが従来のように現像液のみによって満たされて
いる場合に比して、高粘性液体表面部分の流速が速くな
る。これは、流体力学の層流(粘性流体の流れが層状の
まま運動する状態)の流速式からスクイズローラ6と感
光体ドラム1の間であってスクイズローラ6表面から任
意の距離yの地点における流速uが次の式1のように表
わされ、液体粘度μが大きいほど該流速uが大きくなる
からである。
【式1】 (式中、v2はスクイズローラの速度、hはスクイズロ
ーラと感光体ドラムの間のギャップ距離、μ液体粘度、
xは上記距離yと圧力で決まる変数、をそれぞれ示
す。)
【0018】一方、図4(c)に示すように、スクイズ
ローラ6により感光体ドラム1とのギャップを満たして
いる液体が切れる位置の上記距離yは、一般に次の式2
で表わされ、スクイズローラ6の速度v2が大きいほど
大きくなる。つまり、スクイズローラ6の速度v2が大
きいほど、スクイズローラ6表面にともなって上記ギャ
ップを出ていく液膜が厚くなり、感光体ドラム1表面に
残留する液膜の厚みtは減少する。
【式2】 (式中、v1は感光体表面の速度、v2はスクイズローラ
の速度、hはスクイズローラと感光体ドラムの間のギャ
ップ距離、をそれぞれ示す。)
【0019】ここで、上記の式1に関して述べたよう
に、液体粘度μが大きいほど流速uが速いので、本実施
例のようにスクイズローラ6表面の液体として粘度μが
従来の現像液よりも大きいものを用いることは、スクイ
ズローラ6の速度v2を従来に比して速くしたのと同様
の効果が得られる。従って、スクイズローラ6上の液体
として粘度が比較的大きいものを用いることにより、感
光体ドラム1表面に残留する液膜の厚みtは減少、すな
わち、余剰現像液の除去効果の増大を図ることができ
る。
【0020】次に、本発明の他の実施例にかかる現像装
置を説明する。図3は、その概略構成図であり、ここで
も従来技術の項で説明した部材と同一の部材について
は、同一の符号を付すに止め、個々の説明を省略する。
本実施例が従来例と異なる点は、スクイズロ−ラ下流側
にコロナ帯電器を設置した点である。このコロナ帯電器
30による余剰現像液除去効果を図3(b)を用いて説
明すると、現像液Dはほぼ絶縁性である為、コロナ帯電
器によって帯電される。帯電した液体は感光体に誘起さ
れる逆極性の電荷とのク−ロン力により、引きつけられ
て、液体層そのものが縮まる。コロナ帯電域通過に伴っ
て、液の厚みがほぼ均一に絞られたトナ−層が形成され
る。なお、ここでは現像後のトナ−粒子31を引き離さ
ないようにトナ−粒子31と同極性の帯電(マイナス)
を行っている。
【0021】このようなメカニズムによる余剰現像液の
除去効果は、チャージスクイズとして公知であるが、こ
れのみでは充分な余剰現像液の除去は困難である。そこ
で、スクイズロ−ラにて余剰現像液を除去した後、現像
液体層をコロナ帯電により非接触で掻き取って適当な厚
みにするのである。
【0022】なお、本実施例において、スクイズロ−ラ
下流側にコロナ帯電器を設置したのは、次の理由によ
る。すなわち、上流側にコロナ帯電器を設置すると、従
来技術で述べた通り、スクイズロ−ラと感光体のギャッ
プ間には、液が充満している必要があるにも拘らず、コ
ロナ帯電器の除去作用により、スクイズロ−ラと感光体
のギャップ間より薄い液膜部分が発生し、この部分はス
クイズロ−ラによる除去作用を受けない為に余剰現像液
が除去されない。この部分がそのまま記録紙に転写され
ると、記録画像面を汚したり、機械内部を汚したりす
る。これを防止する為にコロナ帯電器をスクイズローラ
よりも下流側に設置するのである。
【0023】
【発明の効果】請求項1乃至3の現像装置によれば、現
像像が形成されている潜像担持体表面に、表面が潜像担
持体の表面に所定間隔をおいて対向し、かつ、潜像担持
体表面に対し速度差をもって移動する回動部材に対向さ
せ、これにより、非接触で、潜像担持体上の余剰の現像
液を除去し、しかも、該回動部材の表面に液体供給手段
よって該現像液よりも高粘度の液体を供給しておき、こ
れにより、潜像担持体表面と該回動部材表面との対向部
が現像液で満たされるものに比して該回動部材による余
剰現像液の除去能力を高めておくので、潜像担持体上の
余剰の現像液を、潜像担持体表面に非接触で、現像像を
乱すことなく効率良く除去できる。従って、潜像担持体
表面からの液ダレ等による画像形成装置内の汚染を軽減
できる。また、潜像担持体上の現像像を転写材に転写す
る画像形成装置に用いた場合にも、現像像が転写された
転写材から現像液の液体成分(溶剤分)を除去する定着
装置から放出する溶剤ガス量を従来に比して少なくでき
る。
【0024】特に、請求項2の現像装置においては、規
制手段で、上記回動部材上の上記液体からなる液層を上
記所定間隔よりも薄くなるように規制し、これにより、
上記回動部材上の上記液体が潜像担持体表面に付着しな
いようにするので、潜像担持体上の現像像の乱れをより
確実に防止することができる。
【0025】また、請求項3の現像装置においては、現
像像が形成されている潜像担持体表面に、表面が、潜像
担持体表面に所定間隔をおいて対向し、かつ、潜像担持
体表面に対し速度差をもって移動する回動部材を対向さ
せ、これにより、潜像担持体上の余剰の現像液を除去
し、かつ、コロナ帯電器でコロナ放電を付与し、これに
より、潜像担持体上の余剰現像液を更に除去するので、
潜像担持体上の余剰の現像液を、潜像担持体表面に非接
触で、現像像を乱すことなく効率良く除去できる。従っ
て、潜像担持体表面からの液ダレ等による画像形成装置
内の汚染を軽減できる。また、潜像担持体上の現像像を
転写材に転写する画像形成装置に用いた場合にも、現像
像が転写された転写材から現像液の液体成分(溶剤分)
を除去する定着装置から放出する溶剤ガス量を従来に比
して少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)及び(c)はスクイズローラの
余剰現像液除去機能の説明図。
【図2】実施例に係る現像装置の概略構成図。
【図3】(a)は他の実施例に係る現像装置の概略構成
図、(b)は同現像装置のコロナ帯電器の余剰現像液除
去機能の説明図。
【図4】従来例に係る現像装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 現像装置 3 ケーシング 4 第1現像ローラ 5 第2現像ローラ 6 スクイズローラ 7 現像液タンク 8 ポンプ 9 供給パイプ 10 ノズル 11,12,13 スクレーパ 21 液体タンク 22 汲み上げポンプ 23 液体供給ノズル 24 液体供給パイプ 25 ドクターブレード 26 回収パッド 27 廃棄パイプ 28 キャップ 30 コロナ帯電器 D 現像液 L 高粘性液体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像が形成された潜像担持体上に現像液を
    供給して該潜像の現像像を形成する現像液供給手段と、
    表面が該現像像が形成されている潜像担持体の表面に所
    定間隔をおいて対向し、かつ、潜像担持体表面に対し速
    度差をもって移動する回動部材と、該回動部材の表面に
    該現像液よりも高粘性の液体を供給する液体供給手段と
    を有する湿式現像装置。
  2. 【請求項2】上記回動部材上の上記液体からなる液層を
    上記所定間隔よりも薄くなるように規制する規制手段を
    設けたことを特徴とする請求項1の湿式現像装置。
  3. 【請求項3】上記潜像担持体表面の移動方向において、
    上記回動部材よりも下流で、潜像担持体表面に対向する
    コロナ帯電器を設けたことを特徴とする請求項1又2の
    湿式現像装置。
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