JPH07160062A - 液体現像装置 - Google Patents

液体現像装置

Info

Publication number
JPH07160062A
JPH07160062A JP30190093A JP30190093A JPH07160062A JP H07160062 A JPH07160062 A JP H07160062A JP 30190093 A JP30190093 A JP 30190093A JP 30190093 A JP30190093 A JP 30190093A JP H07160062 A JPH07160062 A JP H07160062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
roller
liquid
latent image
developing roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30190093A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Ito
昭宏 伊藤
Takayoshi Kudo
隆義 工藤
Haruki Morikawa
治樹 森川
Yoshiyuki Arazeki
義之 荒関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP30190093A priority Critical patent/JPH07160062A/ja
Publication of JPH07160062A publication Critical patent/JPH07160062A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Wet Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】現像むらの発生等を有効に解消して良好な現像
を行うことができる液体現像装置を提供する。 【構成】潜像担持体1に対して非接触の現像ローラを用
いてその現像ギャップよりも薄い現像液膜を現像ローラ
表面に形成させ、現像ローラ表面に保持された現像液に
より潜像担持体上の静電潜像の現像を行う液体現像装置
において、潜像担持体表面の移動方向へ順次、第一、第
二の現像ローラ13,14を配設し、第一の現像ローラ
13には溶媒12を供給し、それより下流に位置する第
二の現像ローラ14には現像液17が供給され、液体飛
翔現像方式により現像を行う。 【効果】第一の現像ローラ13で静電潜像上に溶媒像を
形成し、第二の現像ローラ14で現像液を溶媒像に接触
させ静電力の作用によりトナー粒子を溶媒像側に凝集し
てトナー像を形成するため、ドット形状の画像を低減で
きベタ埋まりの良い画像が得られ白抜け等の現像むらの
発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等、電子写真方式の画像形成装置に用い
られる液体現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光導電性感光体等の潜像担持体上に形成
された静電潜像を現像するのに、トナーを分散媒(溶
媒)中に分散させた現像液を用い、該現像液を現像ロー
ラ表面に保持して潜像担持体表面に供給し、上記トナー
により静電潜像を可視化する液体現像装置が提案されて
いる。ここで、従来の液体現像装置の具体的な構成例に
ついて説明する。図12は従来のローラ現像方式を採用
した湿式静電複写装置の液体現像装置の一構成例を示す
図であり、図13はこの液体現像装置の現像液の供給の
様子を斜線部で示した図である。
【0003】この液体現像装置においては、感光体1と
微小間隔を保持して回転駆動される現像ローラ32a,
32bにより感光体1上の静電潜像を現像液33で現像
し、現像後の現像ローラ32a,32bの表面を清掃部
材(スクレーパー)34で清掃している。より詳しく述
べれば、現像容器35内には感光体1の移動方向に順
に、第一、第二の現像ローラ32a,32bがそれぞれ
配置され、さらにその下流側にはスクイズローラ36が
配置されており、第一、第二の現像ローラ32a,32
bは感光体1の表面と微小間隔をおいて保持され、図示
しない駆動装置により矢印で示す方向に感光体1より速
い周速度で回転駆動される。また、現像容器35内に固
定されている清掃部材(スクレーパー)34は、その先
端部を各現像ローラ32a,32bに当接して常に現像
ローラ32a,32b上のトナー(現像液)を清掃す
る。
【0004】現像液供給ポンプ31により現像液供給ノ
ズル37から供給された現像液33は現像ローラ32
a,32bとスクレーパー34との間に一旦溜まり、現
像ローラ32a,32bの回転力で均一に感光体1の表
面に運ばれ、さらに感光体1と現像ローラ32a,32
bとの間に流動してその間に液が溜まり、感光体1上の
潜像を現像した後、現像液回収穴38と現像液回収パイ
プ39を通って現像タンク40内に回収されて再使用さ
れる。スクイズローラ36は駆動装置により矢印の如く
感光体1と同方向に回転し、感光体1上の余分な現像液
33を掻き落とし、スクレーパー34によりスクイズロ
ーラ36表面の現像液33が掻き落とされる。そして、
上記スクイズローラ36が感光体1上の余分な現像液3
3を掻き落とすことにより、感光体1上の現像液膜の厚
さが制御される。
【0005】また、この従来例では感光体1上の静電荷
は正極性であるので、現像時の地肌汚れを防止するため
に現像ローラ32a,32bには正極性のバイアス電圧
を印加している。しかし、高抵抗のアイソパー(商品名
でイソパラフィン系の有機溶媒)中にトナー粒子を分散
させた現像液33を使ってトナー粒子の電気泳動によっ
て感光体1上の静電潜像を現像しているために、本来現
像されて欲しくない背景部にもトナー粒子が付着して地
肌汚れとなる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液体現像装
置を用いた湿式静電複写装置においては、液体現像特有
の問題がある。すなわち、図12に示す液体現像装置の
ように、感光体1上に形成された静電潜像をトナー粒子
を分散した現像液33で現像すると、現像領域から出た
感光体1表面には現像ギャップに応じて数百μmの現像
液膜が形成される。この状態で記録紙を感光体1に接触
させてトナー像を転写すると記録画像面を汚したり、機
械内部を汚すという問題を生じる。このため、現像液膜
中のトナー像に非接触(感光体1上のトナー像を壊さな
いように非接触である必要がある)で掻き取って適当な
厚みにし、そこで静電力でトナー粒子を記録紙に付着さ
せなければならない。そのために図12に示す液体現像
装置ではスクイズローラ36を用いているのだが、望ま
しくは画像部(トナー付着部分)は適当な厚みの現像液
膜を持ち、非画像部(トナーが付着していない部分)に
は現像液膜が無いのが良い。
【0007】尚、液体現像装置を用いた湿式静電複写装
置において、現像後の余剰現像液の除去能力が低いと以
下のような不具合がある。 加熱定着時等で機外に放出する溶媒ガス濃度が高い。 記録紙の濡れ。 画像上の滲み、裏写り等の異常画像の発生。 液ダレ等による記録紙、機械内部の濡れ。 特に、の溶媒ガス濃度の低減は、現在、溶媒としてア
イソパー(商品名でイソパラフィン系の有機溶媒)を使
用していることもあり、臭気、オペレーターの作業環境
等を考慮すると非常に大切な項目である。
【0008】しかし、従来のスクイズローラ36方式の
みの掻き取り方法では、スクイズローラ36の回転速度
を増すとある程度の感光体1上の余剰現像液の掻き取り
量の増加が見られるものの、ある回転速度からは気泡の
混入、スリップ現象等により、掻き取り能力が減少して
しまう。また、スクイズローラ36と感光体1のギャッ
プ間距離を狭めると掻き取り能力が増加するが、直接ト
ナー層を掻き取ってしまい、画像が乱れるなどの不具合
が発生する。これらの理由により余剰現像液の除去能力
にはスクイズローラ方式では限界がある。
【0009】そこで、このような不具合を解決する一手
段として現像液をギャップ間で静電力で盛り上げて付着
させる現像方法が提案されている。例えば、米国特許第
4202620号には、現像ローラを備える静電潜像の
液体現像装置において、背面支持ローラ上を静電潜像を
形成された感光性ウェブを搬送させ、この感光性ウェブ
とわずかな間隔をもって現像用ローラを設けたのち、現
像用ローラの一部を現像皿中の現像液中に浸してローラ
表面に現像液を付着させ現像部に臨ませる際、この現像
ローラに与えた現像電極の負荷と感光性ウェブ上の静電
潜像の帯電部との静電力とによってローラ表面の現像液
を感光性ウェブ上の静電潜像に付与して現像する技術が
開示されている。
【0010】上記液体現像装置は、現像液の薄膜を潜像
担持体と接触しないように近接させて現像する方式であ
り、現像液の薄膜が潜像担持体に近接すると静電気によ
って現像ローラ上の現像液膜から潜像担持体に向かって
液膜の突起部が成長し、潜像部のみに現像液中のトナー
が接触して付着する。すなわち、この方法は現像液が静
電力で付着する原理を用いたもので、従来の現像液膜を
直接接触させて電気泳動により現像する方法とは異な
り、液体飛翔現像方式あるいは非接触液体現像方式など
と呼ばれている。この方法によれば非画像部(感光体上
の静電荷の無い部分)に現像液は付着しないため、前述
の問題が改善される。
【0011】しかし、この方式でも以下の不具合があ
る。 静電力により現像液を盛り上げて感光体に付着させる
と潜像部に現像される際に、潜像部に対して複数の突起
部が個別に形成されずに、最初に形成された一つの突起
部だけが成長して静電潜像に到達する。そのために細か
い静電潜像の再現ができず、画像がつぶれてしまう。ま
た、現像方法の性質上、画像はドットの集合体となって
しまい細線の再現性に限界がある。 黒ベタ部においても同様の理由でベタ部の埋まりが悪
くなり、いわゆる「白抜け」等の現像むらが発生する。 また、上記米国特許には現像ローラに溝を設ける構成も
記されているが、この場合には現像ローラ表面を清掃す
ることが困難であり、均一な画像を形成することができ
なかった。
【0012】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであって、白抜け等の現像むらの発生等、上記不具合
を有効に解消して良好な現像を行なうことができる、液
体飛翔現像方式を利用した新規な液体現像装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、潜像担持体(1)に対して非接
触の現像ローラを用いてその現像ギャップ(現像ローラ
と潜像担持体の対向部におけるギャップ間距離)よりも
薄い現像液膜を現像ローラ表面に形成させ、現像ローラ
表面に保持された現像液により潜像担持体上の静電潜像
の現像を行なう液体現像装置において、潜像担持体表面
の移動方向へ順次、第一、第二の現像ローラ(13),
(14)を配設し、第一の現像ローラ(13)には溶媒
を供給し、それより下流に位置する第二の現像ローラ
(14)には現像液が供給され、液体飛翔現像方式によ
り現像を行なうことを特徴としたものである(図1)。
【0014】請求項2の発明は、潜像担持体(1)に対
して非接触の現像ローラを用いてその現像ギャップ(現
像ローラと潜像担持体の対向部におけるギャップ間距
離)よりも薄い現像液膜を現像ローラ表面に形成させ、
現像ローラ表面に保持された現像液により潜像担持体上
の静電潜像の現像を行なう液体現像装置において、潜像
担持体表面の移動方向へ順次、第一、第二の現像ローラ
(13),(14)を配設し、第一の現像ローラ(1
3)には溶媒を供給して液体飛翔現像方式により現像を
行ない、それより下流に位置する第二の現像ローラ(1
4)には現像液が供給されており、その現像液膜の表面
が第一の現像ローラ(13)より潜像担持体(1)表面
に飛翔した溶媒像の液膜の表面と接触するように構成し
たことを特徴としたものである(図2)。
【0015】請求項3の発明は、潜像担持体(1)に対
して非接触の現像ローラを用いてその現像ギャップ(現
像ローラと潜像担持体の対向部におけるギャップ間距
離)よりも薄い現像液膜を現像ローラ表面に形成させ、
現像ローラ表面に保持された現像液により潜像担持体上
の静電潜像の現像を行なう液体現像装置において、現像
ローラ(14)には現像液が供給され液体飛翔現像方式
により現像を行ない、その現像ローラ(14)の下流に
は、ローラ表面が現像ローラ(14)より潜像担持体
(1)表面に飛翔した現像液像の液膜の表面と接触する
ように泳動用ローラ(19)を設けたことを特徴とした
ものである(図3)。
【0016】請求項4の発明は、潜像担持体(1)に対
して非接触の現像ローラを用いてその現像ギャップ(現
像ローラと潜像担持体の対向部におけるギャップ間距
離)よりも薄い現像液膜を現像ローラ表面に形成させ、
現像ローラ表面に保持された現像液により潜像担持体上
の静電潜像の現像を行なう液体現像装置において、現像
ローラ(14)には現像液が供給され液体飛翔現像方式
により現像を行ない、その現像ローラ(14)の下流に
は、表面が吸湿性の弾性部材でなる泳動用ローラ(2
0)を潜像担持体(1)表面に圧接して設けたことを特
徴としたものである(図4)。
【0017】請求項5の発明は、請求項1,2,3,4
の液体現像装置において、現像液を保持した現像ローラ
(14)表面の液膜を一定にするために設けたスクイズ
手段(6)にトナー粒子(21a)と同極性の直流バイ
アス電圧を印加することを特徴としたものである(図
6)。
【0018】請求項6の発明は、請求項1,3,4の液
体現像装置において、現像液を保持した現像ローラ(1
4)にトナー粒子(21a)と同極性の直流バイアス電
圧を印加することを特徴としたものである(図7)。
【0019】請求項7の発明は、請求項3,4の液体現
像装置において、泳動用ローラ(19)(20)にトナ
ー粒子(21a)と逆極性の直流バイアス電圧を印加す
ることを特徴としたものである(図8)。
【0020】請求項8の発明は、請求項1,3,4の液
体現像装置において、現像液を保持した現像ローラ(1
4)に交流バイアス電圧を印加することを特徴としたも
のである(図9)。
【0021】請求項9の発明は、請求項1,2,3,4
の液体現像装置において、現像液を保持した現像ローラ
(14)表面の液膜を一定にするために設けた非導電性
のドクターブレード(23)の背面に金属部材(24)
を設け、その金属部材(24)にトナー粒子(21a)
と同極性の直流バイアス電圧を印加することを特徴とし
たものである(図10)。
【0022】請求項10の発明は、請求項1,3,4の
液体現像装置において、現像液を保持した現像ローラ
(14)表面の近接した位置に対向電極(25)を配置
し、その対向電極(25)に交流バイアス電圧を印加す
ることを特徴としたものである(図11)。
【0023】
【作用】本発明は液体現像方法の中でも、特に現像ロー
ラを用いた液体飛翔現像方式を利用した液体現像装置に
関するものであり、潜像担持体に対して非接触の現像ロ
ーラを用いてその現像ギャップ(現像ローラと潜像担持
体の対向部におけるギャップ間距離)よりも薄い現像液
膜もしくは溶媒液膜を現像ローラ表面に形成させ、現像
ローラ表面に保持された現像液もしくは溶媒液により潜
像担持体上の静電潜像の現像を液体飛翔現像方式で行な
うものである。ここで、液体飛翔現像方法について簡単
に説明すると、図5に示すように、現像ローラ上の現像
液膜21と潜像坦持体1の表面との間にはギャップがあ
り、潜像坦持体1上の静電潜像を形成する電荷が現像部
に達すると、この電荷による静電力(クーロン力)の作
用により現像液膜が電荷に向かって延び上がるように突
出し潜像坦持体表面に付着して静電潜像の現像を行なう
もので、現像液として、分散媒(溶媒)中にトナー粒子
21aを分散した現像液21を用いると、その突出して
静電潜像に接触した現像液柱の中でトナー粒子21aに
静電力が作用していわゆる電気泳動現象がおき、トナー
粒子21aを静電潜像上に凝集させることができるの
で、低いトナー固形分の現像液でも必要に十分なトナー
粒子を静電潜像上に付着させることができるという利点
がある。本発明はこのような液体飛翔現像方式の利点を
活かしつつ、上記各請求項の構成とすることにより、前
述した従来の問題点を解消したものである。
【0024】ここで、請求項1の液体現像装置を例とし
て説明すると、請求項1の液体現像装置では、潜像担持
体表面の移動方向へ順次、第一、第二の現像ローラを配
設し、第一の現像ローラには溶媒を供給し、それより下
流に位置する第二の現像ローラには現像液が供給されて
おり、第一の現像ローラに保持された溶媒液膜で潜像坦
持体上の静電潜像を上記液体飛翔現像方法により現像し
て溶媒像を形成し、次に第二の現像ローラに保持された
現像液膜を、上記液体飛翔現像方法により潜像坦持体上
の溶媒像に対して盛り上げて接触させ、トナー粒子に作
用する静電力により電気泳動させて現像液中のトナー粒
子を溶媒像側に移動させ静電潜像上に凝集させることに
より可視像を形成する。すなわち、請求項1の液体現像
装置では、潜像坦持体上の静電潜像を溶媒で現像するこ
とにより、溶媒はトナー粒子を分散した現像液より粘性
が小さいため、溶媒による像は潜像坦持体表面との濡れ
性によって静電潜像全体を覆うように広がる。従って、
溶媒像は、現像液を直接用いた液体飛翔現像の場合のよ
うにドットの集合体とはならない。そこで次に第二の現
像ローラに保持された現像液膜を静電力の作用で盛り上
げて溶媒像に接触させれば、現像液中のトナー粒子が静
電力の作用による電気泳動で溶媒像側に移動して静電潜
像部に凝集するため、ドット形状の少ない細線再現性に
優れた像が得られる。また、第一、第二の現像ローラに
よる現像は液体飛翔現像方法によるため、非画像部には
溶媒液や現像液が付着しないため、地肌汚れの問題も発
生しない。尚、請求項2〜10の作用については実施例
で説明する。
【0025】
【実施例】以下、各請求項の構成、動作及び作用につい
て図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 [実施例1]図1は請求項1の一実施例を示す液体現像
装置の概略構成図であり、図中符号1は潜像坦持体とし
ての光導電性の感光体、5は現像容器、6はスクイズ手
段としてのスクイズローラ、11は溶媒供給手段として
の溶媒皿、12は溶媒(アイソパー)、13は第一の現
像ローラ、14は第二の現像ローラ、15は現像液供給
手段としての現像皿、16は清掃部材としてのスクレー
パ、17は現像液(高固形分トナー分散液)である。
【0026】図1において、溶媒皿11中の溶媒12
(ここではアイソパー(商品名でイソパラフィン系の有
機溶媒)を用いた)に浸された第一の現像ローラ13は
感光体1と微小ギャップ(本実施例では50μmに設
定)を保持して配設され、矢印で示す方向に回転され
る。そして、溶媒12が第一の現像ローラ13の回転力
にてスクイズローラ6と第一の現像ローラ13のギャッ
プ間に運ばれる。スクイズローラ6は矢印のように第一
の現像ローラ13と回転方向は同じだが、第一の現像ロ
ーラ13との対向位置では、スクイズローラ6表面の移
動方向は第一の現像ローラ13表面の移動方向とは反対
の方向となり、第一の現像ローラ13表面の溶媒12を
一定の膜厚に掻き取っている。このスクイズローラ6の
溶媒掻き取り量はスクイズローラ6と第一の現像ローラ
13のギャップ間距離、スクイズローラ6の回転数、等
で規制される。尚、スクイズローラ6の表面を清掃する
ために、清掃部材(スクレーパー)16をスクイズロー
ラ6の表面に当接してある。
【0027】一定の膜厚となった溶媒膜は第一の現像ロ
ーラ13と感光体1のギャップ間に運ばれるわけである
が、第一の現像ローラ13表面に形成する溶媒膜は、現
像ギャップ、すなわち感光体1と第一の現像ローラ13
の対向部におけるギャップ間距離よりも小さくなるよう
に膜厚を設定する。第一の現像ローラ13表面の溶媒膜
は感光体1表面とは非接触であるものの、感光体1表面
の静電荷と第一の現像ローラ13のギャップ間で形成さ
れる電界のクーロン力によって溶媒膜表面が盛り上が
り、感光体1表面に接触して溶媒による像が形成され
る。この時、感光体1上の非画像部(静電荷の無い所)
には溶媒はいっさい接触しない。その後、現像に寄与し
なかった第一の現像ローラ13表面の溶媒は溶媒皿11
中の溶媒12に回収される。
【0028】次に、現像容器5内の第一の現像ローラ1
3より感光体移動方向下流側には第二の現像ローラ14
が感光体1と微小ギャップ(本実施例では30μmに設
定)を保持して配設され、矢印で示す方向に回転され
る。第二の現像ローラ14は現像皿15中の現像液(高
固形分トナー分散液)17に浸されており、現像皿15
中の現像液17が第二の現像ローラ14の回転力にてス
クイズローラ6と第二の現像ローラ14のギャップ間に
運ばれ、スクイズローラ6によって上記と同様に第二の
現像ローラ14表面の現像液17が一定の膜厚に掻き取
られる。またスクイズローラ6の表面は清掃部材(スク
レーパー)16によって清掃される。
【0029】一定の膜厚となった現像液膜は第二の現像
ローラ14と感光体1のギャップ間に運ばれ、上記と同
様の方法で現像液膜表面を盛り上げて感光体1表面の溶
媒による像に接触させ、静電潜像の静電力の作用による
トナー粒子の電気泳動によってトナー粒子を感光体側の
溶媒中に凝集させ、現像するものである。この時、第一
の現像ローラ13で現像した溶媒による像は、溶媒と感
光体(例えばセレン感光体)1の表面との濡れ性によっ
て静電荷像全体を覆うように広がっており、そこに現像
液(高固形分トナー分散液)17を盛り上げて接触させ
ることによってトナー粒子を電気泳動させると、トナー
粒子が溶媒像側に移動し、ドット形状の少ない細線再現
性に優れた像が得られる。尚、本実施例で使用した現像
液はトナーを分散媒(溶媒)中に分散させた現像液であ
り、トナー固形分の重量比が25wt%のものを用いた。
【0030】[実施例2]図2は請求項2の一実施例を
示す液体現像装置の概略構成図であり、図1と同符号を
付したものは同様の構成部材である。また、溶媒皿11
中の溶媒12に浸された第一の現像ローラ13にて保持
された溶媒液膜で感光体1上の静電潜像を現像して溶媒
像を感光体1表面に形成するまでの動作は請求項1の実
施例に示した動作と同様である。次に第一の現像ローラ
13より下流に位置する現像皿15中の現像液(高固形
分トナー分散液)17も請求項1の実施例と同様の方法
で薄い現像液膜が第二の現像ローラ14表面に形成され
るものの、本実施例では第一の現像ローラ13にて現像
した溶媒による像に直接接触するように現像液膜の厚み
を設定することにより現像液膜表面を盛り上げる必要な
く電気泳動現像することを可能とした。
【0031】この場合でも、第一の現像ローラ13で現
像した溶媒による像は溶媒と感光体1表面の濡れ性によ
って静電荷像全体を覆うように広がっており、その溶媒
層に現像液膜を接触させるとそこでトナー粒子の電気泳
動現象が発生し、溶媒層と現像液層が混ざりあって従来
の電気泳動現像となんら遜色のないトナー像が得られ
る。また本実施例では、第二の現像ローラ14上の現像
液膜は溶媒膜が存在しない状態では感光体1表面と非接
触に設定されており、溶媒像がない所、すなわち感光体
1上の非画像部にはトナー粒子が付着することはなく、
また溶媒像は感光体1上に静電荷がある所、すなわち画
像部のみに付着するものであるので、非画像部に現像液
を付着させることなく従来の電気泳動画像と同様の画像
を得ることが可能となる。
【0032】[実施例3]図3は請求項3の一実施例を
示す液体現像装置の概略構成図である。図3に示す液体
現像装置では、現像皿15には現像液(低固形分トナー
分散液)18が入っており、現像ローラ14は現像皿1
5中の現像液18に浸されており、現像皿15中の現像
液18が現像ローラ14の回転力にてスクイズローラ6
と現像ローラ14のギャップ間に運ばれ、スクイズロー
ラ6によって現像ローラ14表面の現像液18が一定の
膜厚に掻き取られる。またスクイズローラ6の表面は清
掃部材(スクレーパー)16によって清掃される。
【0033】一定の膜厚となった現像液膜は現像ローラ
14と感光体1のギャップ間に運ばれ、現像ローラ14
表面の現像液膜は感光体1表面とは非接触であるものの
感光体1表面の静電荷と現像ローラ14のギャップ間で
形成される電界のクーロン力によって現像液膜表面が盛
り上がり、感光体1表面に接触して現像液によるトナー
像が形成される。この時、感光体1上の非画像部(静電
荷の無い所)には現像液はいっさい接触しない。その
後、現像に寄与しなかった現像ローラ14表面の現像液
は現像皿15中の現像液に回収される。
【0034】このように、図3に示す液体現像装置で
は、現像ローラ14に保持された現像液膜により液体飛
翔現像方法で現像を行なう。しかし、このままでは従来
の液体飛翔現像方法による現像装置のように、現像液1
8がクーロン力で盛り上がり感光体1表面に接触、付着
する方法なのでドット形状(点状であるピッチを持った
集合体の画像)の画像が得られてしまう。そこで、図3
に示す構成では、現像容器5内の現像ローラ14よりも
感光体移動方向下流の位置に感光体1と微小ギャップを
もって近接し、感光体1と同方向に回転駆動される泳動
用ローラ19を設け、該泳動用ローラ19にて、上記ド
ット形状のトナー像を一端押しつぶしながら再度電気泳
動現像を行ない、ドット形状の画像を静電潜像にそった
画像に補正する。尚、感光体1と同方向に泳動用ローラ
19を回転させるのは、感光体1上のトナー像にスクイ
ズ効果をもたせるためである。
【0035】この方法によれば、泳動用ローラ19の感
光体1とのギャップ管理が少し難しくなるものの通常の
電気泳動画像と同等のトナー像が得られる。また、実施
例では現像ローラ14と感光体1とのギャップは30μ
m、泳動用ローラ19と感光体1とのギャップは10μ
mで行なっている。現像に使用する現像液は溶媒分が多
い方が泳動用ローラ19のトナー粒子の泳動力を効果的
に発揮させるために低固形分トナー分散液を用いた。こ
れは高固形分トナー分散液であると現像後のトナー像中
の固形分が高くなり、トナー像の粘性が高くなってしま
うのと、含有溶媒分が減少してトナー粒子が泳動しにく
くなるのを防止するためである。尚、低固形分トナー分
散液は、分散媒(溶媒)中のトナー固形分の重量比が1
3wt%のものを用いた。
【0036】[実施例4]図4は請求項4の一実施例を
示す液体現像装置の概略構成図である。図4に示す液体
現像装置では、現像皿15には現像液(低固形分トナー
分散液)18が入っており、現像ローラ14は現像皿1
5中の現像液18に浸されており、請求項3の実施例と
同様の方法で現像液によるトナー像を感光体1表面に形
成する。しかし、このままでは従来の液体飛翔現像方法
による現像装置のように、現像液18がクーロン力で盛
り上がり感光体1表面に接触、付着する方法なのでドッ
ト形状(点状であるピッチを持った集合体の画像)の画
像が得られてしまう。そこで、図4に示す構成では、現
像容器5内の現像ローラ14よりも感光体移動方向下流
の位置に感光体1に圧接された表面が弾性部材(ここで
はスポンジローラを用いた)でなる泳動用ローラ20を
設けて、その泳動用ローラ20は感光体1と逆方向に回
転駆動される。この泳動用ローラ20にて現像ローラ1
4で形成されたトナー像を押しつぶして、再度静電潜像
に沿った形で電気泳動による現像を行なうものである。
【0037】この泳動用ローラ20は金属ローラの表面
に薄い弾性部材(ここではスポンジ)を設けたので、中
の金属ローラ(アースしてもよい)が電極となって電気
泳動が可能となる。この場合は、スポンジ部が感光体1
表面のトナー像に接触すれば良いので感光体1と泳動用
ローラ20との間のギャップの管理が容易である。ま
た、吸湿性のスポンジを使用したことによりスクイズ効
果をもたせている。また、トナー像を擦り取ってしまう
ことを防止するため、本実施例では感光体1と泳動用ロ
ーラ20は対向位置での周面の移動方向が同じで周速度
が等速となるように設定している。尚、符号22は絞り
ローラで、スポンジ部分にしみこんだ現像液18を絞り
取ってスポンジ部分を清掃する。
【0038】[実施例5]図6は請求項5の一実施例を
示す液体現像装置の概略構成図である。図6に示す液体
現像装置は、説明の都合上、請求項1の実施例(図1)
と同様の構成となっており、現像動作も同様である。図
6の実施例においては、現像液膜を保持する第二の現像
ローラ14表面の液膜を一定にするためにスクイズ手段
としてのスクイズローラ6を設けているが、そのスクイ
ズローラ6は金属ローラあるいは表面を弾性部材で覆っ
た金属ローラ等、少なくとも芯材部分が導電性部材から
なるローラであり、トナー粒子21aと同極性(この場
合は負極性)の直流バイアス電圧を印加している。現像
皿15内の現像液17は第二の現像ローラ14の回転力
で現像ローラ14とスクイズローラ6のギャップ間に運
ばれるわけであるが、ここでトナー粒子21aは負極性
であるのでスクイズローラ6に印加したバイアス電圧に
より形成される電界によって電気泳動し、第二の現像ロ
ーラ14表面に凝集され付着する。そのため、スクイズ
ローラ6を通過した第二の現像ローラ14表面の現像液
膜は供給された現像液17よりも液中のトナー粒子21
a固形分の濃度が高くなる。
【0039】よって、請求項1の場合に比べて第二の現
像ローラ14と感光体1の微小ギャップ間に存在するト
ナー粒子21aの絶対量を多くでき、効率の良い現像が
可能となる。また、この実施例では、スクイズローラ6
に印加したバイアス電圧により第二の現像ローラ14が
誘起電圧を持ってしまうのを防止するために第二の現像
ローラ14に正極性のバイアス電圧を印加している。
尚、特に説明しないが、請求項2,3,4の各実施例の
装置(図2、図3、図4)においても、スクイズローラ
6にトナー粒子21aと同極性の直流バイアス電圧を印
加すれば同様の動作となり、同様の作用効果が得られ
る。また、現像液を保持した現像ローラ表面の液膜を一
定にするためのスクイズ手段としては、本実施例に記し
たスクイズローラ6に代えて導電性のブレードや、表面
にスポンジ層を形成した金属ローラ等を用いても良いこ
とは勿論であるが、スクイズローラ6を用いると、第二
の現像ローラ14の表面に保持した現像液膜の膜厚をよ
り確実に一定にすることができる。
【0040】[実施例6]図7は請求項6の一実施例を
示す液体現像装置の概略構成図である。図7に示す液体
現像装置は、説明の都合上、請求項1の実施例(図1)
と同様の構成となっており、現像動作も同様であるが、
本実施例では、現像液膜を保持する第二の現像ローラ1
4にトナー粒子21aと同極性のバイアス電圧(この場
合は負極性)を印加した。これは現像ギャップ間で現像
液を静電力で盛り上げ付着、現像する方法では、現像ギ
ャップ間距離にもよるが、ある電位差以上ないと現像液
が付着、現像しないことを利用して地肌汚れを発生させ
ずに現像ギャップ間の電位差を大きく取り、現像の効率
を上げることができる。
【0041】本実施例では現像ギャップが30μmの
時、現像液が付着する電位差は500V以上であった。
現像効率が上がるのは、感光体1の表面電位が正極性で
あるので、第二の現像ローラ14に負極性のバイアス電
圧を印加すると現像ギャップ間の電位差を大きくできる
ためである。尚、特に説明しないが、請求項3,4の各
実施例の装置(図3、図4)においても、現像ローラ1
4にトナー粒子と同極性のバイアス電圧を印加すれば同
様の動作となり、同様の作用効果が得られる。しかし、
請求項2の場合は、第二の現像ローラ14と感光体1と
のギャップ間距離が近く設定されており、感光体1上の
溶媒像と第二の現像ローラ14上の現像液膜とが接触す
ると共に、電気泳動を利用する構成なので、第二の現像
ローラ14にトナー粒子と同極性のバイアス電圧(負極
性)を印加すると、第二の現像ローラ14と感光体表面
(正極性の電荷)の地肌部(0Vの電荷の所)との間に
感光体表面にトナー粒子を引き付けようとするクーロン
力が働き、トナー粒子が感光体表面の地肌部(0Vの電
荷の所)に付着してしまうため好ましくないので、請求
項2には適用できない。
【0042】[実施例7]図8は請求項7の一実施例を
示す液体現像装置の概略構成図である。図8に示す液体
現像装置は、説明の都合上、請求項3の実施例(図3)
と同様の構成となっており、現像動作も同様であるが、
本実施例では、泳動用ローラ19にトナー粒子21aと
逆極性の直流バイアス電圧を印加している。これは、図
3の構成では、泳動用ローラ19によって感光体1上の
静電潜像に沿って付着した現像液を押しつぶして再度電
気泳動させる構成であるために、当初感光体1上に静電
潜像が無かった所にも現像液が存在してしまうために、
感光体1上に残ったわずかな電位差で電気泳動が起こ
り、画像部の周りに地肌汚れが発生する場合があるが、
図8のように、泳動用ローラ19にトナー粒子21aと
逆極性の直流バイアス電圧を印加することにより、画像
部以外に押しつぶして広げられたトナーを泳動用ローラ
19に引き付けることができるため、画像部の周りに地
肌汚れが発生するのを防止することができる。尚、特に
説明はしないが、請求項4の実施例の装置(図4)にお
いても、泳動用ローラ20にトナー粒子と逆極性の直流
バイアス電圧を印加することにより同様の動作となり、
同様の作用効果が得られる。
【0043】[実施例8]図9は請求項8の一実施例を
示す液体現像装置の概略構成図である。図9に示す液体
現像装置は、説明の都合上、請求項3の実施例(図3)
と同様の構成となっており、現像動作も同様であるが、
本実施例では、現像ローラ14に交流バイアス電圧を印
加した(例、AC:200V,500Hz)。この交流
バイアスの作用により現像ギャップ内で電位の強弱が発
生することから、現像ローラ14と感光体1表面との間
に形成される電界の静電引力により現像ローラ14表面
の現像液に作用する引き付けの力に強弱が発生し、それ
が繰り返される。その結果として現像ローラ14表面の
現像液膜に微小な波打ちが発生する。そして、この微小
な波の先端が感光体1上の静電荷に引かれて盛り上が
り、付着する。この方法によれば、感光体1表面に付着
する液滴の大きさ、間隔を細かくすることが可能とな
る。
【0044】具体的には、交流バイアスの周波数を変更
することにより上記波打ちの大きさ、密度を変えること
ができる。また、この方法では、感光体1表面と現像ロ
ーラ14表面との電位差を確保するため交流電圧は小さ
い値が望ましいが、交流電圧に直流成分を加えて感光体
1表面の静電荷と逆極性の直流成分を加えると、現像ギ
ャップ間の電位差を大きく取り、請求項6と同様の効果
を持たせることもできる。また、前述したように、感光
体1表面に付着する液滴の大きさ、間隔を細かくする
と、泳動用ローラ19と接触した際に感光体1上の静電
潜像に忠実に現像しやすくなるので画像がつぶれにくく
なり、シャープネスの良い画像が得られる。尚、特に説
明しないが、請求項1,4の実施例の装置(図1,図
4)においても、現像ローラ14に交流バイアス電圧を
印加することにより同様の動作となり、同様の作用効果
が得られる。
【0045】[実施例9]図10は請求項9の一実施例
を示す液体現像装置の概略構成図である。図10に示す
液体現像装置は、基本的には請求項3の実施例(図3)
とほぼ同様の構成となっているが、本実施例では、スク
イズローラ6に代えて非導電性の樹脂製のドクターブレ
ード23を設け、現像ローラ14表面の現像液膜を一定
にするために現像ローラ14表面に対して微小ギャップ
を持たせて配置した樹脂製のドクターブレード23の背
面に金属部材としての金属マイラ24を配置し、その金
属マイラ24にトナー粒子21aと同極性の直流バイア
ス電圧(実施例の場合は、感光体1表面の静電荷の極性
が正極性で、トナー粒子は負極性であるので、この場合
は負極性)を印加した。
【0046】これは現像液膜が現像ギャップ内に到達す
る前にバイアス電圧を印加した金属マイラ24と現像ロ
ーラ14表面との間に形成される電界によって現像液中
のトナー粒子21aが現像ローラ14表面に向かって電
気泳動し現像ローラ表面に凝集し付着する。そこで、ド
クターブレード23を通過した現像ローラ14表面には
トナー粒子濃度の高い現像液膜が形成される。また、現
像ローラ14と金属マイラ24の間に非導電性のドクタ
ーブレード23を介在させるのは、現像ローラ14と金
属マイラ24間のリークを防止するためである。また、
電界力を有効に働かせるためにドクターブレード23は
薄い方が望ましい。尚、特に説明しないが、請求項1,
2,4の実施例の装置(図1,図2,図4)において
も、現像ローラ14表面の現像液膜を一定にするための
部材を同様の構成とすれば、同様の動作となり、同様の
作用効果が得られる。
【0047】[実施例10]図11は請求項10の一実
施例を示す液体現像装置の概略構成図である。図11に
示す液体現像装置は、基本的には請求項3の実施例(図
3)とほぼ同様の構成となっているが、本実施例では、
現像ローラ14表面の現像液膜を一定にするための部材
としてスクイズローラ6に代えて樹脂製のドクターブレ
ード23を設け、さらに、現像液膜が現像ギャップ内に
到達する前の現像ローラ14表面に近接した位置に現像
ローラ14の軸方向に向けて対向電極として複数の針電
極25を配置した。そして、その針電極25には交流バ
イアス電圧を印加した。
【0048】上記針電極25に交流バイアス電圧を印加
すると、この交流バイアスの作用により針電極25と現
像ローラ14表面との間に電位差の強弱が発生すること
から、現像液膜に対するクーロン力による引き付けの力
に強弱が発生し、それが繰り返される。その結果とし
て、現像ローラ14表面の現像液膜に微小な波打ちが発
生する。そして、この微小な波の先端が現像ローラ14
の回転力によって現像ギャップ内に到達し、感光体1表
面の静電荷に引かれて盛り上がり、付着する。この方法
によれば、感光体1表面に付着する液滴の大きさ、間隔
を細かくすることが可能となる。従って、請求項8と同
様の作用効果が得られる。尚、特に説明しないが、請求
項1,4の実施例の装置(図1,図4)においても、現
像液膜が現像ギャップ内に到達する前の現像ローラ14
表面に近接した位置に現像ローラ14の軸方向に向けて
対向電極として複数の針電極25を配置し、その針電極
25には交流バイアス電圧を印加する構成とすれば、同
様の動作となり、同様の作用効果が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の液体現
像装置においては、潜像担持体表面の移動方向へ順次、
第一、第二の現像ローラ(13),(14)を配設し、
第一の現像ローラ(13)には溶媒を供給し、それより
下流に位置する第二の現像ローラ(14)には現像液が
供給され、それぞれの現像ローラは液体飛翔現像方式に
よる現像を行なうため、余分な現像液(17)が潜像担
持体(1)及び転写紙に付着しないので、加熱定着時等
で機外に放出される溶媒ガス濃度を低減でき、臭気、オ
ペレーターの作業環境などが人に優しい装置を提供でき
る。また、余分な現像液(17)が潜像担持体(1)及
び転写紙に付着しないので、液ダレ等による転写紙や機
械内部の汚れを防止できる。さらに、第一の現像ローラ
(13)で溶媒像を形成してから第二の現像ローラ(1
4)で液体飛翔現像方式により現像液を溶媒像に接触し
て電気泳動を利用してトナー像を形成するため、従来の
液体飛翔現像方法の特徴であるドット形状の画像を低減
できるので画像がつぶれにくく、そしてベタ埋まりの良
い画像が得られる。また、白抜け等の現像むらが低減さ
れる。さらに、第二の現像ローラ(14)の現像ギャッ
プを大きくできるので現像ギャップの管理が容易で機械
品質が安定する。
【0050】請求項2の液体現像装置においては、潜像
担持体表面の移動方向へ順次、第一、第二の現像ローラ
(13),(14)を配設し、第一の現像ローラ(1
3)には溶媒を供給して液体飛翔現像方式により現像を
行ない、それより下流に位置する第二の現像ローラ(1
4)には現像液が供給されており、その現像液膜の表面
が第一の現像ローラ(13)より潜像担持体(1)表面
に飛翔した溶媒像の液膜の表面と接触するように構成し
たことにより、請求項1と同様に、余分な現像液(1
7)が潜像担持体(1)及び転写紙に付着しないので、
加熱定着時等で機外に放出される溶媒ガス濃度を低減で
き、臭気、オペレーターの作業環境などが人に優しい装
置を提供できる。また、余分な現像液(17)が潜像担
持体(1)及び転写紙に付着しないので、液ダレ等によ
る転写紙や機械内部の汚れを防止できる。さらに、第一
の現像ローラ(13)で液体飛翔現像方式にて溶媒像を
形成してから第二の現像ローラ(14)で現像液を溶媒
像に直接接触させて電気泳動を利用してトナー像を形成
するため、従来の液体飛翔現像方法の特徴であるドット
形状の画像ではなく、細線の再現性に極めて優れたベタ
埋まりの良い画像が得られる。また、白抜け等の現像む
らが発生しない。
【0051】請求項3の液体現像装置においては、現像
ローラ(14)には現像液が供給され液体飛翔現像方式
により現像を行ない、その現像ローラ(14)の下流に
は、ローラ表面が現像ローラ(14)より潜像担持体
(1)表面に飛翔した現像液像の液膜の表面と接触する
ように泳動用ローラ(19)を設けたことにより、請求
項1,2と同様に、余分な現像液(18)が潜像担持体
(1)及び転写紙に付着しないので、加熱定着時等で機
外に放出される溶媒ガス濃度を低減でき、臭気、オペレ
ーターの作業環境などが人に優しい装置を提供できる。
また、余分な現像液(18)が潜像担持体(1)及び転
写紙に付着しないので、液ダレ等による転写紙や機械内
部の汚れを防止できる。さらに、泳動用ローラ(19)
を設けたことにより、現像液中のトナー濃度が薄い状態
でも所定の現像量が得られるため、トナー濃度が高い時
の粘性によって現像液の供給、排液が困難になったりト
ナーの乾固、固着等の不具合が低減される。また、現像
ローラの数が請求項1,2と比べて少ないので、現像装
置を低コスト化、コンパクト化できる。また、従来の液
体飛翔現像方法の特徴であるドット形状の画像ではな
く、細線の再現性に極めて優れたベタ埋まりの良い画像
が得られる。また、白抜け等の現像むらが発生しない。
【0052】請求項4の液体現像装置においては、現像
ローラ(14)には現像液が供給され液体飛翔現像方式
により現像を行ない、その現像ローラ(14)の下流に
は、表面が吸湿性の弾性部材でなる泳動用ローラ(2
0)を潜像担持体(1)表面に圧接して設けたことによ
り、請求項1,2と同様に、余分な現像液(18)が潜
像担持体(1)及び転写紙に付着しないので、加熱定着
時等で機外に放出される溶媒ガス濃度を低減でき、臭
気、オペレーターの作業環境などが人に優しい装置を提
供できる。また、余分な現像液(18)が潜像担持体
(1)及び転写紙に付着しないので、液ダレ等による転
写紙や機械内部の汚れを防止できる。さらに、表面が吸
湿性の弾性部材でなる泳動用ローラ(20)を設けたこ
とにより、現像液中のトナー濃度が薄い状態でも所定の
現像量が得られるため、トナー濃度が高い時の粘性によ
って現像液の供給、排液が困難になったりトナーの乾
固、固着等の不具合が低減される。また、現像ローラの
数が請求項1,2と比べて少ないので、現像装置を低コ
スト化、コンパクト化できる。また、請求項3の装置で
は泳動用ローラ(19)と潜像担持体(1)のギャップ
の調整が必要だが、本発明では泳動用ローラ(20)は
弾性部材(スポンジローラ等)の表面が潜像担持体に圧
接していれば良いので、装置の安定度が上がる。また、
従来の液体飛翔現像方法の特徴であるドット形状の画像
ではなく、細線の再現性に極めて優れたベタ埋まりの良
い画像が得られる。また、白抜け等の現像むらが発生し
ない。
【0053】請求項5の液体現像装置では、請求項1,
2,3,4の現像装置において、現像液を保持した現像
ローラ(14)表面の液膜を一定にするために設けたス
クイズ手段(6)にトナー粒子(21a)と同極性の直
流バイアス電圧を印加することにより、請求項1,2,
3,4と同様の作用効果に加えて、トナー濃度が薄い状
態でも所定の現像量が得られるので、トナー濃度が高い
時の粘性によって現像液の供給、排液が困難になった
り、トナーの乾固、固着等の不具合が防止できる効果が
より確実に得られる。
【0054】請求項6の液体現像装置では、請求項1,
3,4の現像装置において、現像液を保持した現像ロー
ラ(14)にトナー粒子(21a)と同極性の直流バイ
アス電圧を印加することにより、請求項1,3,4と同
様の作用効果に加えて、現像ギャップ内の電位差を大き
くできるため、現像効率が良くなり、薄いトナー濃度の
現像液でも十分な濃い画像が得られる効果がプラスされ
る。
【0055】請求項7の液体現像装置では、請求項3,
4の現像装置において、泳動用ローラ(19)(20)
にトナー粒子(21a)と逆極性の直流バイアス電圧を
印加することにより、請求項3,4では、付着した現像
液を押しつぶして再度電気泳動させる構成であるため当
初潜像担持体(1)上に静電潜像がなかった所にも現像
液が存在してしまうために、潜像担持体(1)に残った
わずかな電位差で電気泳動が起こり、画像部の回りに地
肌汚れが発生する場合があったが、本構成では、画像部
以外に押しつぶして広げられたトナー粒子を泳動用ロー
ラ側に引き付けることができるため、請求項3,4の作
用効果に加えて、画像部の回りに地肌汚れが発生するの
を防止できる効果がある。
【0056】請求項8の液体現像装置では、請求項1,
3,4の現像装置において、現像液を保持した現像ロー
ラ(14)に交流バイアス電圧を印加することにより、
請求項1,3,4の作用効果に加えて、現像液が潜像担
持体(1)に付着する際の液滴の大きさを小さくでき密
度を高くできるので、特に、請求項3,4の構成に適用
した場合は、泳動用ローラと接触した際に画像がつぶれ
ず、潜像担持体(1)上の静電潜像に忠実に現像しやす
くなり、シャープネスの良い画像が得られる効果がプラ
スされる。
【0057】請求項9の液体現像装置では、請求項1,
2,3,4の現像装置において、現像液を保持した現像
ローラ(14)表面の液膜を一定にするために設けた非
導電性のドクターブレード(23)の背面に金属部材
(24)を設け、その金属部材(24)にトナー粒子
(21a)と同極性の直流バイアス電圧を印加すること
により、請求項1,2,3,4の作用効果に加えて、請
求項5と同様の作用効果が省スペースで得られるので装
置をコンパクトにできる効果がプラスされる。
【0058】請求項10の液体現像装置では、請求項
1,3,4の現像装置において、現像液を保持した現像
ローラ(14)表面の近接した位置に対向電極(25)
を配置し、その対向電極(25)に交流バイアス電圧を
印加することにより、請求項1,3,4の作用効果に加
えて、請求項8と同様の作用効果がより安定して得られ
る効果がプラスされる。これは、請求項8の構成が現像
ギャップ内で液面を波立たせるのに対し、請求項10の
構成では現像ギャップに現像液膜が入り込む前に液面を
波立たせることができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図2】請求項2の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図3】請求項3の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図4】請求項4の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図5】液体飛翔現像方法の原理説明図である。
【図6】請求項5の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図7】請求項6の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図8】請求項7の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図9】請求項8の一実施例を示す液体現像装置の概略
構成図である。
【図10】請求項9の一実施例を示す液体現像装置の概
略構成図である。
【図11】請求項10の一実施例を示す液体現像装置の
概略構成図である。
【図12】従来の液体現像装置の一例を示す概略構成図
である。
【図13】従来例の液体現像装置の現像液供給時の様子
を示す図である。
【符号の説明】
1 :潜像担持体(感光体等) 5 :現像容器 6 :スクイズローラ(スクイズ手段) 11 :溶媒皿 12 :溶媒 13 :第一の現像ローラ(溶媒用) 14 :第二の現像ローラ(現像液用) 15 :現像皿 16 :清掃部材(スクレーパー等) 17 :現像液(高固形分トナー分散液) 18 :現像液(低固形分トナー分散液) 19 :泳動用ローラ 20 :泳動用ローラ(スポンジローラ等) 21 :現像液 21a:トナー粒子 22 :絞りローラ 23 :非導電性のドクターブレード 24 :金属マイラ(金属部材) 25 :対向電極(針電極等)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 治樹 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1・東北リコー株式会社内 (72)発明者 荒関 義之 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1・東北リコー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体に対して非接触の現像ローラを
    用いてその現像ギャップ(現像ローラと潜像担持体の対
    向部におけるギャップ間距離)よりも薄い現像液膜を現
    像ローラ表面に形成させ、現像ローラ表面に保持された
    現像液により潜像担持体上の静電潜像の現像を行なう液
    体現像装置において、潜像担持体表面の移動方向へ順
    次、第一、第二の現像ローラを配設し、第一の現像ロー
    ラには溶媒を供給し、それより下流に位置する第二の現
    像ローラには現像液が供給され、液体飛翔現像方式によ
    り現像を行なうことを特徴とする液体現像装置。
  2. 【請求項2】潜像担持体に対して非接触の現像ローラを
    用いてその現像ギャップ(現像ローラと潜像担持体の対
    向部におけるギャップ間距離)よりも薄い現像液膜を現
    像ローラ表面に形成させ、現像ローラ表面に保持された
    現像液により潜像担持体上の静電潜像の現像を行なう液
    体現像装置において、潜像担持体表面の移動方向へ順
    次、第一、第二の現像ローラを配設し、第一の現像ロー
    ラには溶媒を供給して液体飛翔現像方式により現像を行
    ない、それより下流に位置する第二の現像ローラには現
    像液が供給されており、その現像液膜の表面が第一の現
    像ローラより潜像担持体表面に飛翔した溶媒像の液膜の
    表面と接触するように構成したことを特徴とする液体現
    像装置。
  3. 【請求項3】潜像担持体に対して非接触の現像ローラを
    用いてその現像ギャップ(現像ローラと潜像担持体の対
    向部におけるギャップ間距離)よりも薄い現像液膜を現
    像ローラ表面に形成させ、現像ローラ表面に保持された
    現像液により潜像担持体上の静電潜像の現像を行なう液
    体現像装置において、現像ローラには現像液が供給され
    液体飛翔現像方式により現像を行ない、その現像ローラ
    の下流にはローラ表面が現像ローラより潜像担持体表面
    に飛翔した現像液像の液膜の表面と接触するように泳動
    用ローラを設けたことを特徴とする液体現像装置。
  4. 【請求項4】潜像担持体に対して非接触の現像ローラを
    用いてその現像ギャップ(現像ローラと潜像担持体の対
    向部におけるギャップ間距離)よりも薄い現像液膜を現
    像ローラ表面に形成させ、現像ローラ表面に保持された
    現像液により潜像担持体上の静電潜像の現像を行なう液
    体現像装置において、現像ローラには現像液が供給され
    液体飛翔現像方式により現像を行ない、その現像ローラ
    の下流には表面が吸湿性の弾性部材でなる泳動用ローラ
    を潜像担持体表面に圧接して設けたことを特徴とする液
    体現像装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3,4記載の液体現像装置
    において、現像液を保持した現像ローラ表面の液膜を一
    定にするために設けたスクイズ手段にトナー粒子と同極
    性の直流バイアス電圧を印加することを特徴とする液体
    現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1,3,4記載の液体現像装置にお
    いて、現像液を保持した現像ローラにトナー粒子と同極
    性の直流バイアス電圧を印加することを特徴とする液体
    現像装置。
  7. 【請求項7】請求項3,4記載の液体現像装置におい
    て、泳動用ローラにトナー粒子と逆極性の直流バイアス
    電圧を印加することを特徴とする液体現像装置。
  8. 【請求項8】請求項1,3,4記載の液体現像装置にお
    いて、現像液を保持した現像ローラに交流バイアス電圧
    を印加することを特徴とする液体現像装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4記載の液体現像装置
    において、現像液を保持した現像ローラ表面の液膜を一
    定にするために設けた非導電性のドクターブレードの背
    面に金属部材を設け、その金属部材にトナー粒子と同極
    性の直流バイアス電圧を印加することを特徴とする液体
    現像装置。
  10. 【請求項10】請求項1,3,4記載の液体現像装置に
    おいて、現像液を保持した現像ローラ表面の近接した位
    置に対向電極を配置し、その対向電極に交流バイアス電
    圧を印加することを特徴とする液体現像装置。
JP30190093A 1993-12-01 1993-12-01 液体現像装置 Pending JPH07160062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30190093A JPH07160062A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 液体現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30190093A JPH07160062A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 液体現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07160062A true JPH07160062A (ja) 1995-06-23

Family

ID=17902480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30190093A Pending JPH07160062A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 液体現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07160062A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1184737A1 (en) * 2000-06-09 2002-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Developing device and image forming apparatus having two rollers for developing the same latent image on a photoconductor without abrasion
JP2003280323A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 液体画像形成装置
KR100619660B1 (ko) * 2004-04-27 2006-09-06 캐논 가부시끼가이샤 현상 방법 및 이를 이용한 현상 장치
WO2018101483A1 (ja) * 2016-12-01 2018-06-07 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2018533759A (ja) * 2016-01-27 2018-11-15 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 導電性ローラー
US10514633B2 (en) 2016-01-27 2019-12-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid electrophotographic ink developer unit
US10983459B2 (en) 2016-01-27 2021-04-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid electrophotographic ink developer unit

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1184737A1 (en) * 2000-06-09 2002-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Developing device and image forming apparatus having two rollers for developing the same latent image on a photoconductor without abrasion
US7199898B2 (en) 2000-06-09 2007-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Developing device and image forming apparatus
JP2003280323A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 液体画像形成装置
KR100619660B1 (ko) * 2004-04-27 2006-09-06 캐논 가부시끼가이샤 현상 방법 및 이를 이용한 현상 장치
JP2018533759A (ja) * 2016-01-27 2018-11-15 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー.Hewlett‐Packard Development Company, L.P. 導電性ローラー
US10514633B2 (en) 2016-01-27 2019-12-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid electrophotographic ink developer unit
US10983459B2 (en) 2016-01-27 2021-04-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Liquid electrophotographic ink developer unit
WO2018101483A1 (ja) * 2016-12-01 2018-06-07 キヤノン株式会社 画像形成装置
US10698338B2 (en) 2016-12-01 2020-06-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6331778B2 (ja)
US6308034B1 (en) Wet-type electrophotography apparatus, using non-volatile, high viscosity, high concentration liquid toner
US4373469A (en) Apparatus for developing electrostatic latent images
JPS62242977A (ja) 静電荷像の電気泳動現像
JPH07160062A (ja) 液体現像装置
JPH08123207A (ja) 湿式画像形成装置
JPH06222677A (ja) 湿式現像装置
JP2000056576A (ja) 湿式電子写真装置
JPH0460660A (ja) 接触帯電装置及び画像形成装置
JP2003091222A (ja) 画像形成装置
JPH10312113A (ja) 湿式画像形成装置
US3772012A (en) Reversal development using polar liquid developers
JP2582293B2 (ja) 現像装置
JP3208577B2 (ja) 湿式現像方法及び装置
JPH0643818Y2 (ja) 現像装置
JP3363315B2 (ja) 画像形成装置
JP3236388B2 (ja) 湿式画像形成装置
JPH1165299A (ja) 画像形成装置
JPH0850415A (ja) 画像形成装置
JP3993935B2 (ja) 画像形成装置
JP6341020B2 (ja) 湿式現像装置および湿式画像形成装置
JPH1165289A (ja) 湿式電子写真装置
JPH03103885A (ja) 画像形成装置
JP3149263B2 (ja) 湿式現像装置
JP2000056647A (ja) 湿式電子写真装置