JP3208577B2 - 湿式現像方法及び装置 - Google Patents
湿式現像方法及び装置Info
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- JP3208577B2 JP3208577B2 JP21017991A JP21017991A JP3208577B2 JP 3208577 B2 JP3208577 B2 JP 3208577B2 JP 21017991 A JP21017991 A JP 21017991A JP 21017991 A JP21017991 A JP 21017991A JP 3208577 B2 JP3208577 B2 JP 3208577B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】複写機、ファクシミリ、プリンタ
ー等の画像形成装置に適用される湿式現像方法及び装置
に係り、詳しくは、一成分液体現像剤を用いた湿式現像
方法等に関するものである。
ー等の画像形成装置に適用される湿式現像方法及び装置
に係り、詳しくは、一成分液体現像剤を用いた湿式現像
方法等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来複写機の現像方法としては大別する
と乾式現像方法と湿式現像方法とが知られている。そし
て、液体現像剤を用いた湿式現像法は、湿式現像に比べ
トナー粒子が細かい事などから高解像度が得られる等の
利点がある。湿式現像法としては、例えばアイソパー
(商品名)等の石油系の溶剤からなる液体キャリアに例
えば樹脂で被覆したカーボンブラックからなるトナーを
分散した油性現像剤を、静電潜像を形成された潜像担持
体表面と該表面に一定間隔をおいて配置された対向電極
との間に流して油性現像液を潜像担持体表面に接触さ
せ、液体キャリアで荷電したトナーの電気泳動現象を利
用して静電潜像を現像する方法が一般的である。この油
性現像剤は、トナー荷電及びトナー移送に液体キャリア
を用いることから二成分液体現像剤と呼ばれている。し
かし、二成分液体現像剤を用いた湿式現像法では、現像
剤を静電潜像のみならず非荷電部にも接触させるので、
潜像担持体に付着して持ち出される現像剤の量が多く、
このため潜像担持体の表面の余剰現像剤を除去するため
の手段が必要となる。又、非荷電部にも現像剤が接触す
ることから非荷電部の残留電荷の作用によって非荷電部
にトナーが付着するため画像に地汚れが生ずることがあ
るという欠点がある。更に、画像部非画像部に拘らず潜
像担持体に付着した現像剤が転写紙等の転写体に転移さ
れるので、トナー像転写直後の転写体は現像剤で濡れた
状態であり、機外に排出するまでに溶剤を蒸発させる必
要がある。この溶剤を蒸発させるための熱量は複写機で
使われる熱量の大部分を占めるばかりでなく、複写機の
周囲では乾燥により蒸発した有機液体の蒸気濃度が高く
なり、不快感を与えることもある。
と乾式現像方法と湿式現像方法とが知られている。そし
て、液体現像剤を用いた湿式現像法は、湿式現像に比べ
トナー粒子が細かい事などから高解像度が得られる等の
利点がある。湿式現像法としては、例えばアイソパー
(商品名)等の石油系の溶剤からなる液体キャリアに例
えば樹脂で被覆したカーボンブラックからなるトナーを
分散した油性現像剤を、静電潜像を形成された潜像担持
体表面と該表面に一定間隔をおいて配置された対向電極
との間に流して油性現像液を潜像担持体表面に接触さ
せ、液体キャリアで荷電したトナーの電気泳動現象を利
用して静電潜像を現像する方法が一般的である。この油
性現像剤は、トナー荷電及びトナー移送に液体キャリア
を用いることから二成分液体現像剤と呼ばれている。し
かし、二成分液体現像剤を用いた湿式現像法では、現像
剤を静電潜像のみならず非荷電部にも接触させるので、
潜像担持体に付着して持ち出される現像剤の量が多く、
このため潜像担持体の表面の余剰現像剤を除去するため
の手段が必要となる。又、非荷電部にも現像剤が接触す
ることから非荷電部の残留電荷の作用によって非荷電部
にトナーが付着するため画像に地汚れが生ずることがあ
るという欠点がある。更に、画像部非画像部に拘らず潜
像担持体に付着した現像剤が転写紙等の転写体に転移さ
れるので、トナー像転写直後の転写体は現像剤で濡れた
状態であり、機外に排出するまでに溶剤を蒸発させる必
要がある。この溶剤を蒸発させるための熱量は複写機で
使われる熱量の大部分を占めるばかりでなく、複写機の
周囲では乾燥により蒸発した有機液体の蒸気濃度が高く
なり、不快感を与えることもある。
【0003】上記のような問題を解決する湿式現像方法
として、液体中に色材を分散又は溶解された現像剤を用
いる現像方法が提案されている。この現像剤は液体中を
色材が移動すること無く、液体全体がトナーの挙動を
し、二成分液体現像剤における液体キャリアに相当する
ものが無いことから、一成分液体現像剤と呼ばれてい
る。例えば、米国特許第3084043号には、一成分
液体現像剤としての導電性液体インクを微細凹凸表面を
有する現像ローラに供給し、地汚れ防止のために凸部の
頂点部のインクをブレードなどでスクイズし、これによ
り、凹部のみにインクを均一に保持して現像ローラを潜
像担持体表面に接触させ、潜像電荷によって逆極性電荷
を誘起されたインクを電気毛管現象などにより該頂点部
を介して潜像電荷に吸引させて現像する方法が開示され
ている。又、米国特許第4200620号には、一成分
液体現像剤の薄膜を潜像担持体表面に接触しないように
接近させ、潜像による静電界で該薄膜から潜像に向かっ
て一成分現像剤の突起部を成長させ、潜像部のみに一成
分現像剤を接触付着させることにより、地汚れも無く且
つ二成分液体現像剤を用いる場合のような転写材への溶
剤の付着もない現像方法が開示されている。
として、液体中に色材を分散又は溶解された現像剤を用
いる現像方法が提案されている。この現像剤は液体中を
色材が移動すること無く、液体全体がトナーの挙動を
し、二成分液体現像剤における液体キャリアに相当する
ものが無いことから、一成分液体現像剤と呼ばれてい
る。例えば、米国特許第3084043号には、一成分
液体現像剤としての導電性液体インクを微細凹凸表面を
有する現像ローラに供給し、地汚れ防止のために凸部の
頂点部のインクをブレードなどでスクイズし、これによ
り、凹部のみにインクを均一に保持して現像ローラを潜
像担持体表面に接触させ、潜像電荷によって逆極性電荷
を誘起されたインクを電気毛管現象などにより該頂点部
を介して潜像電荷に吸引させて現像する方法が開示され
ている。又、米国特許第4200620号には、一成分
液体現像剤の薄膜を潜像担持体表面に接触しないように
接近させ、潜像による静電界で該薄膜から潜像に向かっ
て一成分現像剤の突起部を成長させ、潜像部のみに一成
分現像剤を接触付着させることにより、地汚れも無く且
つ二成分液体現像剤を用いる場合のような転写材への溶
剤の付着もない現像方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、米国特許第
3084043号に開示の現像方法では上記凹凸のピッ
チが解像力の決め手となりピッチが細かいほど解像力は
高くなるが、細かいピッチにするためには加工技術的に
限界があり、より細かくするに従いコストも高くなる。
又、凸部は潜像担持体に接触するため、ブレードや凸部
の摩耗などにより凸部のスクイズが不充分なときは地汚
れが発生する。又、米国特許第4200620号に開示
の現像方法では、一成分液体現像剤の均一な薄膜から突
起部が成長するには多大なエネルギーを要する。又、該
薄膜から成長する突起部は、潜像担持体上の静電潜像
と、該薄膜の自由表面上の微小な揺らぎによる凸部との
間の電界集中部に発生するので、静電潜像中の一様なベ
タ領域では突起部の発生が偏ってしまい、均一なベタ現
像ができず抜けが発生する。更に、一度突起部ができ始
めると、その部分にますます電界が集中し、近接した静
電潜像部分に対しては、それぞれの潜像部分に対応して
複数の突起部が個別に形成されずに、最初に形成された
一つの突起部だけが成長して該静電潜像部分に到達する
ので、細かい静電潜像部分の再現ができずに潰れた画像
に成ってしまう。
3084043号に開示の現像方法では上記凹凸のピッ
チが解像力の決め手となりピッチが細かいほど解像力は
高くなるが、細かいピッチにするためには加工技術的に
限界があり、より細かくするに従いコストも高くなる。
又、凸部は潜像担持体に接触するため、ブレードや凸部
の摩耗などにより凸部のスクイズが不充分なときは地汚
れが発生する。又、米国特許第4200620号に開示
の現像方法では、一成分液体現像剤の均一な薄膜から突
起部が成長するには多大なエネルギーを要する。又、該
薄膜から成長する突起部は、潜像担持体上の静電潜像
と、該薄膜の自由表面上の微小な揺らぎによる凸部との
間の電界集中部に発生するので、静電潜像中の一様なベ
タ領域では突起部の発生が偏ってしまい、均一なベタ現
像ができず抜けが発生する。更に、一度突起部ができ始
めると、その部分にますます電界が集中し、近接した静
電潜像部分に対しては、それぞれの潜像部分に対応して
複数の突起部が個別に形成されずに、最初に形成された
一つの突起部だけが成長して該静電潜像部分に到達する
ので、細かい静電潜像部分の再現ができずに潰れた画像
に成ってしまう。
【0005】本発明は、以上の問題点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、液体現像剤の持出
量が少なく、潜像担持体に必要以上の液体現像剤が付着
せず、画像に地汚れがほとんどない湿式現像方法及び装
置を提供することである。又、液体現像剤が容易に潜像
担持体に移動出来、静電潜像のベタ部を均一に現像し、
細線部は潰れがなく精細に現像することが出来る湿式現
像方法及び装置を提供することである。
のであり、その目的とするところは、液体現像剤の持出
量が少なく、潜像担持体に必要以上の液体現像剤が付着
せず、画像に地汚れがほとんどない湿式現像方法及び装
置を提供することである。又、液体現像剤が容易に潜像
担持体に移動出来、静電潜像のベタ部を均一に現像し、
細線部は潰れがなく精細に現像することが出来る湿式現
像方法及び装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の湿式現像方法
は、現像液担持体上に、一成分液体現像剤に所定粒径の
現像補助粒子を分散してなる現像液からなる一定膜厚の
液膜であって、該担持体表面に保持された該現像補助粒
子の表面にも膜状に均一に載った一成分液体現像剤が他
の部分から隆起した状態の液膜を形成し、該状態の液膜
を潜像担持体表面に非接触で対向させ、該潜像担持体上
の静電潜像に応じて該状態の液膜における該現像補助粒
子の頂点部上から一成分液体現像剤を静電潜像に移動・
飛翔されて静電潜像を現像することを特徴とするもので
ある。上記現像液担持体としては、例えば、表面が該現
像剤補助粒子の粒径に比して充分微小な凹凸しか存在し
ない程度に平滑にされた現像ローラや、表面に該現像剤
補助粒子を少なくとも部分的に収容し得る凹部が形成さ
れた現像ローラを用いることが出来る。そして、この現
像ローラ周面に所定間隔をおいて、現像ローラと同方向
に回転駆動されて上記潜像担持体表面との対向部である
現像領域に搬送される現像液の膜厚を規制する現像液量
規制ローラを設けても良い。又、上記現像補助粒子とし
ては、粒径が必要とする解像力より小さく且つ比重が上
記一成分液体現像剤よりも大きいものを用いることがこ
とが望ましく、更には、表面材料と上記一成分液体現像
剤との溶解度パラメータの差が1.0以上であるものを
用いることが望ましい。
は、現像液担持体上に、一成分液体現像剤に所定粒径の
現像補助粒子を分散してなる現像液からなる一定膜厚の
液膜であって、該担持体表面に保持された該現像補助粒
子の表面にも膜状に均一に載った一成分液体現像剤が他
の部分から隆起した状態の液膜を形成し、該状態の液膜
を潜像担持体表面に非接触で対向させ、該潜像担持体上
の静電潜像に応じて該状態の液膜における該現像補助粒
子の頂点部上から一成分液体現像剤を静電潜像に移動・
飛翔されて静電潜像を現像することを特徴とするもので
ある。上記現像液担持体としては、例えば、表面が該現
像剤補助粒子の粒径に比して充分微小な凹凸しか存在し
ない程度に平滑にされた現像ローラや、表面に該現像剤
補助粒子を少なくとも部分的に収容し得る凹部が形成さ
れた現像ローラを用いることが出来る。そして、この現
像ローラ周面に所定間隔をおいて、現像ローラと同方向
に回転駆動されて上記潜像担持体表面との対向部である
現像領域に搬送される現像液の膜厚を規制する現像液量
規制ローラを設けても良い。又、上記現像補助粒子とし
ては、粒径が必要とする解像力より小さく且つ比重が上
記一成分液体現像剤よりも大きいものを用いることがこ
とが望ましく、更には、表面材料と上記一成分液体現像
剤との溶解度パラメータの差が1.0以上であるものを
用いることが望ましい。
【0007】
【作用】本発明は、一成分液体現像剤に細かい粒子を分
散した現像液を、現像液担持体上に担持して潜像担持体
表面との対向部である現像領域に搬送し、該現像領域で
該現像液担持体上の現像液を潜像担持体上の静電潜像に
接触しないように一定の間隔をおいて接近させ、該潜像
担持体上の静電潜像に応じて該現像補助粒子の頂点部上
から現像液を静電潜像に移動・飛翔されて静電潜像を現
像するように作用するものである。
散した現像液を、現像液担持体上に担持して潜像担持体
表面との対向部である現像領域に搬送し、該現像領域で
該現像液担持体上の現像液を潜像担持体上の静電潜像に
接触しないように一定の間隔をおいて接近させ、該潜像
担持体上の静電潜像に応じて該現像補助粒子の頂点部上
から現像液を静電潜像に移動・飛翔されて静電潜像を現
像するように作用するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1(a),(b),(c)は、本実施例の湿式現像方法
の原理を説明する為の説明図である。図1(a)は、導
電性材料から成る現像液担持体1上に担持された現像液
を、潜像担持体4表面と非接触で対向させた状態を示す
ものである。潜像担持体4の背面側には対向電極3が設
けられている。この対向電極3と現像液担持体1との間
には、スイッチ7を介して直流電源5が接続されてい
る。この直流電源5は、通常の湿式現像装置における現
像バイアス用の電源に相当する。現像液は、一成分液体
現像剤(以下、現像剤という)2中に現像補助粒子(以
下、粒子という)6が分散されたものであり、粒子6は
現像液担持体1の表面上に現像剤2と共に保持される。
現像剤2の粘度と粒子6の大きさは、図1(a)のよう
に粒子が液表面より隆起し、且つ、現像剤2が粒子6の
表面にも膜状に均一に載るように調整されている。そし
て、この例では潜像担持体4表面に均一に正の電荷が付
与された、通常の原稿中のベタ部に対応する静電潜像が
形成されている。次に、図1(b)に示すように上記ス
イッチ7を閉じ、通常の湿式現像装置において現像液担
持体上の現像液が潜像担持体4表面と対向する現像領域
に搬送されてきた状態にすると、この例においては、対
向電極3が正の電位になるように、直流電源5により対
向電極3と現像液担持体1との間に直流電圧が印加され
る。帯電していない現像剤2を用いた場合、このように
バイアスをかけると静電潜像上の電荷は現像剤2中に等
量の反対符号の電荷を誘起する。この例においては現像
剤2は負に誘起される。尚、現像剤2は帯電しているも
のでも良い。この現像剤2の誘電電荷と対向電極3の電
荷及び静電潜像の電荷との間に作用する静電吸引力によ
り、潜像担持体4の静電潜像の荷電部にのみ付着する。
詳しくは、現像剤2は粒子6の表面にも膜状に均一に載
っているので、粒子6により隆起した現像剤2部分夫々
に規則的に電界集中部が発生し、そこから現像剤2が静
電潜像の荷電部に引き付けられて更に隆起して該荷電部
に付着する。次に、図1(c)に示すように上記スイッ
チ7を閉じ、通常の湿式現像装置において現像液担持体
上の現像液が現像領域を通過し終えた状態にすると、潜
像担持体4表面に付着した現像剤2はそのまま潜像担持
体4表面に付着しつづけ、これにより、現像像が形成さ
れる。
1(a),(b),(c)は、本実施例の湿式現像方法
の原理を説明する為の説明図である。図1(a)は、導
電性材料から成る現像液担持体1上に担持された現像液
を、潜像担持体4表面と非接触で対向させた状態を示す
ものである。潜像担持体4の背面側には対向電極3が設
けられている。この対向電極3と現像液担持体1との間
には、スイッチ7を介して直流電源5が接続されてい
る。この直流電源5は、通常の湿式現像装置における現
像バイアス用の電源に相当する。現像液は、一成分液体
現像剤(以下、現像剤という)2中に現像補助粒子(以
下、粒子という)6が分散されたものであり、粒子6は
現像液担持体1の表面上に現像剤2と共に保持される。
現像剤2の粘度と粒子6の大きさは、図1(a)のよう
に粒子が液表面より隆起し、且つ、現像剤2が粒子6の
表面にも膜状に均一に載るように調整されている。そし
て、この例では潜像担持体4表面に均一に正の電荷が付
与された、通常の原稿中のベタ部に対応する静電潜像が
形成されている。次に、図1(b)に示すように上記ス
イッチ7を閉じ、通常の湿式現像装置において現像液担
持体上の現像液が潜像担持体4表面と対向する現像領域
に搬送されてきた状態にすると、この例においては、対
向電極3が正の電位になるように、直流電源5により対
向電極3と現像液担持体1との間に直流電圧が印加され
る。帯電していない現像剤2を用いた場合、このように
バイアスをかけると静電潜像上の電荷は現像剤2中に等
量の反対符号の電荷を誘起する。この例においては現像
剤2は負に誘起される。尚、現像剤2は帯電しているも
のでも良い。この現像剤2の誘電電荷と対向電極3の電
荷及び静電潜像の電荷との間に作用する静電吸引力によ
り、潜像担持体4の静電潜像の荷電部にのみ付着する。
詳しくは、現像剤2は粒子6の表面にも膜状に均一に載
っているので、粒子6により隆起した現像剤2部分夫々
に規則的に電界集中部が発生し、そこから現像剤2が静
電潜像の荷電部に引き付けられて更に隆起して該荷電部
に付着する。次に、図1(c)に示すように上記スイッ
チ7を閉じ、通常の湿式現像装置において現像液担持体
上の現像液が現像領域を通過し終えた状態にすると、潜
像担持体4表面に付着した現像剤2はそのまま潜像担持
体4表面に付着しつづけ、これにより、現像像が形成さ
れる。
【0009】この例の様にベタ部の静電潜像でも、静電
潜像に対向する全ての粒子6による現像剤2の隆起部か
らそれぞれ現像剤2が吸引されて、静電潜像の荷電部に
付着するので、抜けのないベタ部現像が得られる。又、
近接した細線などの細かな潜像部も、図1と対応するよ
うに現像の原理を示した、図2(a),(b),(c)
に示すように、静電潜像に対向する粒子6による現像剤
2の隆起から現像剤2が吸引されて(図2(b)参
照)、潰れのない精細な現像が得られる。そして、粒子
6の大きさが小さいほど現像剤2隆起の間隔も小さくで
きるのでより解像力の高い現像が得られる。
潜像に対向する全ての粒子6による現像剤2の隆起部か
らそれぞれ現像剤2が吸引されて、静電潜像の荷電部に
付着するので、抜けのないベタ部現像が得られる。又、
近接した細線などの細かな潜像部も、図1と対応するよ
うに現像の原理を示した、図2(a),(b),(c)
に示すように、静電潜像に対向する粒子6による現像剤
2の隆起から現像剤2が吸引されて(図2(b)参
照)、潰れのない精細な現像が得られる。そして、粒子
6の大きさが小さいほど現像剤2隆起の間隔も小さくで
きるのでより解像力の高い現像が得られる。
【0010】尚、上記潜像担持体4と対向電極3は、分
離されていても良く、一体的に結合されていても良い。
例えば対向電極3である導電性支持体の一面に潜像担持
体4である光導電層を形成し、この光導電層に周知の手
段により静電潜像を形成することが出来る。上記現像液
担持体1、対向電極3及び潜像担持体4は、ドラム状ま
たはベルト状であってもよく、この場合にはこれらを回
転又は移動させながら潜像担持体4の静電潜像を現像す
ることが出来る。更に、図示の例とは逆に上記潜像担持
体4に負の電荷の静電潜像を形成し、対向電極3が負の
電位に成るように現像液担持体1と対向電極3との間に
直流電圧を印加し、かつ、正に帯電した現像剤2又は帯
電していない現像剤2を用いた場合も、上述と同様に現
像剤2を静電潜像の荷電部にのみ付着させて現像するこ
とが出来る。又、現像剤2の表面張力、現像剤2と粒子
6の表面材料との接触角、現像剤2と液体現像剤担持体
1との接触角を調整することで現像剤2の隆起具合を調
整することが出来る。
離されていても良く、一体的に結合されていても良い。
例えば対向電極3である導電性支持体の一面に潜像担持
体4である光導電層を形成し、この光導電層に周知の手
段により静電潜像を形成することが出来る。上記現像液
担持体1、対向電極3及び潜像担持体4は、ドラム状ま
たはベルト状であってもよく、この場合にはこれらを回
転又は移動させながら潜像担持体4の静電潜像を現像す
ることが出来る。更に、図示の例とは逆に上記潜像担持
体4に負の電荷の静電潜像を形成し、対向電極3が負の
電位に成るように現像液担持体1と対向電極3との間に
直流電圧を印加し、かつ、正に帯電した現像剤2又は帯
電していない現像剤2を用いた場合も、上述と同様に現
像剤2を静電潜像の荷電部にのみ付着させて現像するこ
とが出来る。又、現像剤2の表面張力、現像剤2と粒子
6の表面材料との接触角、現像剤2と液体現像剤担持体
1との接触角を調整することで現像剤2の隆起具合を調
整することが出来る。
【0011】上記現像液担持体1と対向電極3との間隔
を30から500μmまで、潜像担持体4である感光層
の厚さを20から100μmまで、直流電圧を100か
ら1400Vまで、それぞれ変化させて現像を行なった
ところ、感光層4上の静電潜像の荷電部にのみ現像液が
付着した、良好な現像像を得ることが出来た。尚、直流
電圧を1400V以上としても現像液は静電潜像に付着
するが、直流電圧が1500V以上と成るとスパーク放
電が生じやすい。
を30から500μmまで、潜像担持体4である感光層
の厚さを20から100μmまで、直流電圧を100か
ら1400Vまで、それぞれ変化させて現像を行なった
ところ、感光層4上の静電潜像の荷電部にのみ現像液が
付着した、良好な現像像を得ることが出来た。尚、直流
電圧を1400V以上としても現像液は静電潜像に付着
するが、直流電圧が1500V以上と成るとスパーク放
電が生じやすい。
【0012】次に、現像液について詳述する。現像剤2
は、溶剤に決着剤及び顔料又は染料を混合してなり、油
性及び水性のいずれでも良い。体積抵抗値はほぼ105
Ωcmから1014Ωcmまでの間であればよく、帯電したも
のでも帯電していないものでもよい。更に特別な機能を
発揮させるために色々な特殊剤を添加しても良い。例え
ば、粘度制御用添加剤、あるいは転写紙上への顔料の定
着に寄与する表面張力改質剤などを添加しても良い。現
像剤2が隆起しやすいように現像剤2の粘度は500c
P(センチポアーズ)以下であることが望ましい。現像
剤の粘度は低い方が隆起しやすく、現像速度も速くでき
る。しかし低すぎても現像ローラ1上で保持されなくな
ってしまい、粘度が高過ぎても粒子6の大きさによって
は現像液が隆起しなくなってしまうので、以下に述べる
ように、粒子6との関連や現像速度などへの寄与を考え
ると、100から200cPの範囲にあることがより好
ましい。
は、溶剤に決着剤及び顔料又は染料を混合してなり、油
性及び水性のいずれでも良い。体積抵抗値はほぼ105
Ωcmから1014Ωcmまでの間であればよく、帯電したも
のでも帯電していないものでもよい。更に特別な機能を
発揮させるために色々な特殊剤を添加しても良い。例え
ば、粘度制御用添加剤、あるいは転写紙上への顔料の定
着に寄与する表面張力改質剤などを添加しても良い。現
像剤2が隆起しやすいように現像剤2の粘度は500c
P(センチポアーズ)以下であることが望ましい。現像
剤の粘度は低い方が隆起しやすく、現像速度も速くでき
る。しかし低すぎても現像ローラ1上で保持されなくな
ってしまい、粘度が高過ぎても粒子6の大きさによって
は現像液が隆起しなくなってしまうので、以下に述べる
ように、粒子6との関連や現像速度などへの寄与を考え
ると、100から200cPの範囲にあることがより好
ましい。
【0013】現像剤2中に分散する粒子6は、例えばア
クリルやガラス等を素材にしたものを使用することが出
来る。粒子6の比重が、粒子6は現像液中で浮遊するこ
となく現像液担持体1上で現像液を隆起させることがで
きるように現像剤2の比重(通常、0.5乃至1.5)
より大きいものを用いることが望ましい。その表面の素
材の溶解度パラメータは、粒子6が現像剤2に溶解しな
い為に現像剤2のそれと1.0以上離れている必要があ
る。もし粒子6の素材と現像剤2の溶解度パラメータの
差が1.0以下であるときは、現像剤2に溶解しないよ
うな素材で粒子6を被覆してもよい。粒子形状は粉砕さ
れたままの角の尖ったものや、表面の滑らかな球形のも
のなどが使用され得る。粒子6が粉砕されたままの角の
尖ったものは、より鋭利な現像液の隆起を形成し、より
細線を再現するのに適している。一方、粒子6が球形で
あるとそれぞれの粒子6の大きさを均一にしやすいとい
う利点がある。大きさは粒径1から300μmの間が可
能であり、具体的には現像剤2の粘度との関係等を考慮
して適宜設定する。例えば、現像剤2の粘度が高いと比
較的大きな粒子6が望ましく、逆に比較的粘度が低いと
比較的小さな粒子6が望ましい。又、解像力の高い画像
を得るためには上述のように比較的小さな粒子が適して
おり、好ましくは粒径10から50μmのものが良い。
表1は、現像剤2の粘度と粒子6の粒径との組合せの例
を評価結果と共に示したものである。
クリルやガラス等を素材にしたものを使用することが出
来る。粒子6の比重が、粒子6は現像液中で浮遊するこ
となく現像液担持体1上で現像液を隆起させることがで
きるように現像剤2の比重(通常、0.5乃至1.5)
より大きいものを用いることが望ましい。その表面の素
材の溶解度パラメータは、粒子6が現像剤2に溶解しな
い為に現像剤2のそれと1.0以上離れている必要があ
る。もし粒子6の素材と現像剤2の溶解度パラメータの
差が1.0以下であるときは、現像剤2に溶解しないよ
うな素材で粒子6を被覆してもよい。粒子形状は粉砕さ
れたままの角の尖ったものや、表面の滑らかな球形のも
のなどが使用され得る。粒子6が粉砕されたままの角の
尖ったものは、より鋭利な現像液の隆起を形成し、より
細線を再現するのに適している。一方、粒子6が球形で
あるとそれぞれの粒子6の大きさを均一にしやすいとい
う利点がある。大きさは粒径1から300μmの間が可
能であり、具体的には現像剤2の粘度との関係等を考慮
して適宜設定する。例えば、現像剤2の粘度が高いと比
較的大きな粒子6が望ましく、逆に比較的粘度が低いと
比較的小さな粒子6が望ましい。又、解像力の高い画像
を得るためには上述のように比較的小さな粒子が適して
おり、好ましくは粒径10から50μmのものが良い。
表1は、現像剤2の粘度と粒子6の粒径との組合せの例
を評価結果と共に示したものである。
【表1】 尚、均一に現像剤2を供給するためには粒子の大きさは
できるだけ均一であることが好ましい。粒子の大きさが
均一であると、図1のようにベタ部に現像剤2が均一に
供給できるばかりでなく、図2のように近接した細線も
忠実に現像することが出来る。
できるだけ均一であることが好ましい。粒子の大きさが
均一であると、図1のようにベタ部に現像剤2が均一に
供給できるばかりでなく、図2のように近接した細線も
忠実に現像することが出来る。
【0014】次に、以上の湿式現像方法を用いた湿式現
像装置の具体的な構成例について説明する。図3は、実
施例に係る湿式現像装置の一構成例を示すものである。
この例においては、ドラム状に構成された潜像担持体で
ある感光体ドラム4の下方に、所定間隙を置いてローラ
状に構成した現像液担持体である現像ローラ1を対向配
置している。感光体ドラム4は表面が矢印時計方向に移
動するように、現像液担持体は矢印反時計方向に移動す
るようにそれぞれ回転駆動される。この現像ローラ1の
下方には、現像液を収容した現像液容器10が配設さ
れ、この底壁近傍の現像液に没した位置に、上記現像ロ
ーラ1表面に現像液を供給する液供給ローラ9が設けら
れている。この液供給ローラ9は現像ローラ1に接して
これに現像液を供給すると共に、接する圧力により供給
する現像液量を規制する。液供給ローラ9は粒子6と共
に現像剤2を保持して現像ローラ1に供給できるような
素材、例えば多孔質物質や表面の粗いものなどで構成す
る。又、現像ローラ1と液供給ローラ9は互いに剛体で
あると傷つけ合うことが考えられるので、接し合うもの
同士が剛体同士とならないように、少なくとも一方が弾
性材になるように素材を選択する必要がある。そして、
現像液容器10内には、粒子6が現像剤2に分散された
状態で現像ローラ1に供給されるように現像液撹拌手段
を設けることが望ましい。尚、この例とは異なり、液供
給ローラ9と現像ローラ1が接しないように一定の間隔
を持って配置し、回転駆動される液供給ローラ9で汲み
上げた現像液を現像ローラ1に供給すると共にその間隔
によって現像液量を規制して、一定の膜厚の現像液を現
像ローラ1表面上に形成するようにしても良い。
像装置の具体的な構成例について説明する。図3は、実
施例に係る湿式現像装置の一構成例を示すものである。
この例においては、ドラム状に構成された潜像担持体で
ある感光体ドラム4の下方に、所定間隙を置いてローラ
状に構成した現像液担持体である現像ローラ1を対向配
置している。感光体ドラム4は表面が矢印時計方向に移
動するように、現像液担持体は矢印反時計方向に移動す
るようにそれぞれ回転駆動される。この現像ローラ1の
下方には、現像液を収容した現像液容器10が配設さ
れ、この底壁近傍の現像液に没した位置に、上記現像ロ
ーラ1表面に現像液を供給する液供給ローラ9が設けら
れている。この液供給ローラ9は現像ローラ1に接して
これに現像液を供給すると共に、接する圧力により供給
する現像液量を規制する。液供給ローラ9は粒子6と共
に現像剤2を保持して現像ローラ1に供給できるような
素材、例えば多孔質物質や表面の粗いものなどで構成す
る。又、現像ローラ1と液供給ローラ9は互いに剛体で
あると傷つけ合うことが考えられるので、接し合うもの
同士が剛体同士とならないように、少なくとも一方が弾
性材になるように素材を選択する必要がある。そして、
現像液容器10内には、粒子6が現像剤2に分散された
状態で現像ローラ1に供給されるように現像液撹拌手段
を設けることが望ましい。尚、この例とは異なり、液供
給ローラ9と現像ローラ1が接しないように一定の間隔
を持って配置し、回転駆動される液供給ローラ9で汲み
上げた現像液を現像ローラ1に供給すると共にその間隔
によって現像液量を規制して、一定の膜厚の現像液を現
像ローラ1表面上に形成するようにしても良い。
【0015】図4は、湿式現像装置の他の構成例を示す
ものである。上記の図3に示す構成例では、もし現像液
容器10中の収容現像液量が多く、液供給ローラ9と現
像ローラ1とが相対する部分より現像液の液面が高くな
った場合には、液供給ローラ9による供給現像液量の規
制が不可能となる。又、現像ローラ1に液供給ローラ9
を接して設置することは、そのどちらかを弾性体とした
場合でも、長く使用するに従い傷つけ合い劣化が進む。
そこでこの例においては、現像ローラ1を、その表面の
一部が現像液容器10内の現像液中に没するように配置
して、直接現像液を現像ローラ1表面に供給するように
し、現像液容器10内の現像液を現像ローラ1に供給す
る為の部材を不要にしている。そして、現像ローラ1表
面の現像液量の規制の為に、現像ローラ1表面に対し
て、現像領域に搬送される現像液が必要な現像液膜厚と
なるような間隔を置いて、規制部材である規制ローラ8
を設けている。この規制ローラ8は、現像液容器中の現
像液に浸せきしない高さに設ける。この規制ローラ8を
現像ローラ1と同方向に回転駆動して、両ローラ1,8
の対向部で、互いの表面が逆方向に移動することによっ
て、効率よく余剰の現像液をしごき落して、所定の現像
液膜厚にすることが出来る。尚、この規制部材は回転方
向もこれに限られるものではなく、又、ローラ状に限ら
れるものでもない。
ものである。上記の図3に示す構成例では、もし現像液
容器10中の収容現像液量が多く、液供給ローラ9と現
像ローラ1とが相対する部分より現像液の液面が高くな
った場合には、液供給ローラ9による供給現像液量の規
制が不可能となる。又、現像ローラ1に液供給ローラ9
を接して設置することは、そのどちらかを弾性体とした
場合でも、長く使用するに従い傷つけ合い劣化が進む。
そこでこの例においては、現像ローラ1を、その表面の
一部が現像液容器10内の現像液中に没するように配置
して、直接現像液を現像ローラ1表面に供給するように
し、現像液容器10内の現像液を現像ローラ1に供給す
る為の部材を不要にしている。そして、現像ローラ1表
面の現像液量の規制の為に、現像ローラ1表面に対し
て、現像領域に搬送される現像液が必要な現像液膜厚と
なるような間隔を置いて、規制部材である規制ローラ8
を設けている。この規制ローラ8は、現像液容器中の現
像液に浸せきしない高さに設ける。この規制ローラ8を
現像ローラ1と同方向に回転駆動して、両ローラ1,8
の対向部で、互いの表面が逆方向に移動することによっ
て、効率よく余剰の現像液をしごき落して、所定の現像
液膜厚にすることが出来る。尚、この規制部材は回転方
向もこれに限られるものではなく、又、ローラ状に限ら
れるものでもない。
【0016】以上の各構成例における現像ローラ1の表
面形状は、コスト低減の為には平滑なものが有利である
が、現像ローラ1の表面が平滑な場合には、図5(b)
に示すように粒子6が現像ローラ1表面上で自由に移動
できるので、規制ローラ8等により現像液量が規制され
た後に粒子6が現像ローラ1表面上に均一に分散されな
いこともある。そこで、図5(a)に示すように現像ロ
ーラ1の表面に凹凸を設けて、現像液量が規制された後
に粒子6を現像ローラ1の表面の凹部に押し込め、これ
により、自由に現像ローラ1表面上を移動できないよう
にして、現像ローラ1表面上に粒子6が比較的均一に分
散されるようにすることが望ましい。尚、図5(a)の
例では、現像ローラ1表面の凹凸が、その凹部内に複数
の粒子6を収容し得る大きさに成るように形成されてい
るが、これに限られる物ではなく、粒子6単体の少なく
とも一部を収容して現像ローラ1表面上での自由な移動
を制約できれば良い。
面形状は、コスト低減の為には平滑なものが有利である
が、現像ローラ1の表面が平滑な場合には、図5(b)
に示すように粒子6が現像ローラ1表面上で自由に移動
できるので、規制ローラ8等により現像液量が規制され
た後に粒子6が現像ローラ1表面上に均一に分散されな
いこともある。そこで、図5(a)に示すように現像ロ
ーラ1の表面に凹凸を設けて、現像液量が規制された後
に粒子6を現像ローラ1の表面の凹部に押し込め、これ
により、自由に現像ローラ1表面上を移動できないよう
にして、現像ローラ1表面上に粒子6が比較的均一に分
散されるようにすることが望ましい。尚、図5(a)の
例では、現像ローラ1表面の凹凸が、その凹部内に複数
の粒子6を収容し得る大きさに成るように形成されてい
るが、これに限られる物ではなく、粒子6単体の少なく
とも一部を収容して現像ローラ1表面上での自由な移動
を制約できれば良い。
【0017】以上の湿式現像装置で現像され、画像部の
みに現像液の付着した静電潜像は、紙などの転写体に転
写され複写物となる。この転写は現像液の付着した静電
潜像と転写体との接触により、現像液が転写体に浸透す
ることにより行なわれるので、従来の複写機などで用い
られているコロナ放電などの必要がなく、簡易な機構で
複写が完了する。又、感光体ドラム4表面に転写体を重
ね合わせた状態でローラ等で転写体の裏側から圧力をか
ければ、より確実で現像像の転写が可能になる。又、転
写体へ付着するのは静電潜像の荷電部に付着していた現
像液のみであることから、特に定着工程は必要がなく、
転写体として転写紙を用いる場合には、その平滑性が2
00Sec(ベック平滑度試験機使用)以下のものであれ
ば、転写・定着に問題は無い。特に平滑性150Sec以
下の転写紙であれば、図6に示すように複写5秒後には
指でこすった程度では現像液が手につくこともなく、1
分以上経ったときと変わらない良好な定着性を示した。
ここで、図6は縦軸に転写後の転写紙上のトナー像を指
で擦った場合に指に付着するトナーの反射濃度(Smea
r,スミア)を取り、横軸に転写後の経過時間を取っ
て、株式会社リコー製、PPC用紙タイプ1000の表
面(face,平滑性200Sec)に画像濃度(ID)1.
15のトナー像、裏面(back,平滑性150Sec)にI
D1.10のトナー像を形成して、スミアを測定した結
果を示すグラフである。これにより、従来の湿式複写機
のように、高温で熱をかける必要もないので、複写機の
総消費熱量が少なくてすみ、溶剤の蒸発により空気中の
溶剤ガス濃度が高くなり不快感をもたらすこともない。
みに現像液の付着した静電潜像は、紙などの転写体に転
写され複写物となる。この転写は現像液の付着した静電
潜像と転写体との接触により、現像液が転写体に浸透す
ることにより行なわれるので、従来の複写機などで用い
られているコロナ放電などの必要がなく、簡易な機構で
複写が完了する。又、感光体ドラム4表面に転写体を重
ね合わせた状態でローラ等で転写体の裏側から圧力をか
ければ、より確実で現像像の転写が可能になる。又、転
写体へ付着するのは静電潜像の荷電部に付着していた現
像液のみであることから、特に定着工程は必要がなく、
転写体として転写紙を用いる場合には、その平滑性が2
00Sec(ベック平滑度試験機使用)以下のものであれ
ば、転写・定着に問題は無い。特に平滑性150Sec以
下の転写紙であれば、図6に示すように複写5秒後には
指でこすった程度では現像液が手につくこともなく、1
分以上経ったときと変わらない良好な定着性を示した。
ここで、図6は縦軸に転写後の転写紙上のトナー像を指
で擦った場合に指に付着するトナーの反射濃度(Smea
r,スミア)を取り、横軸に転写後の経過時間を取っ
て、株式会社リコー製、PPC用紙タイプ1000の表
面(face,平滑性200Sec)に画像濃度(ID)1.
15のトナー像、裏面(back,平滑性150Sec)にI
D1.10のトナー像を形成して、スミアを測定した結
果を示すグラフである。これにより、従来の湿式複写機
のように、高温で熱をかける必要もないので、複写機の
総消費熱量が少なくてすみ、溶剤の蒸発により空気中の
溶剤ガス濃度が高くなり不快感をもたらすこともない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、現像液担持体の表面に
保持された現像液の表面と潜像担持体との間には一定間
隔が保たれ、現像液中の現像補助粒子による一成分液体
現像剤の隆起をきっかけとして一成分液体現像剤を静電
潜像の荷電部分のみに付着するので、地肌部には一成分
液体現像剤が付着することもなく、地汚れが発生しな
い。又、一成分液体現像剤中には現像補助粒子が分散さ
れ、現像液担持体上に均一に保持された現像補助粒子の
全てが一成分液体現像剤を細かく隆起させており、静電
潜像に対向している現像補助粒子の夫々に電界が集中し
て一成分液体現像剤を静電潜像の荷電部に供給するの
で、電界が一部に集中する事なく、ベタ部は均一に細線
部は潰れのないように一成分液体現像剤を静電潜像に付
着させることが出来る。更に、一成分液体現像液を隆起
させる現像補助粒子の粒径に画像の細部再現性が決ま
り、粒径が小さいほど画像の解像度が高くなるので、求
める解像度により粒径を選択すればよい。従って、従来
の凹凸を有する現像液担持体の凹凸のピッチを細かくす
るよりも、比較的容易に且つ低コストで高解像度の画像
を得ることが出来る。例えば、従来技術の凹凸を有する
現像液担持体の凹凸のピッチを細かくするには、加工技
術的に約200μmまでしか細かく出来ないが、本発明
で用いる現像補助粒子は粒径約1μmのものが加工可能
である。又、一成分液体現像剤からなる現像像の潜像担
持体から転写体への転写は、潜像担持体上の一成分液体
現像剤を転写体へ接触させることで進むので、特に転写
にコロナ放電器等の静電気的な転写機構は必要なく、従
来より機械を簡素にすることが出来る。更に、転写体に
転写された一成分液体現像剤は、転写体中に転写するこ
とで定着が完了するので、従来のような定着機構が不必
要となり、定着に必要な熱量も必要なくなる。又、一成
分液体現像剤を加熱することもないので一成分液体現像
剤中の溶剤が蒸発して不快な臭気を発することもない。
特に、請求項3の湿式現像装置によれば、現像液担持体
の表面が比較的平滑であるので、従来の凹凸を有する現
像ローラ等に比べ加工コストが低く押さえられることが
できるという利点がある。又、請求項4の湿式現像装置
によれば、現像液担持体表面に現像補助粒子を少なくと
も部分的に収容し得る凹部を形成して、現像剤担持体表
面での現像補助粒子の移動を規制し、これにより、該表
面上に該補助粒子を均一に分散できるので、一成分液体
現像剤の隆起を均一に生じさせて良好な現像を可能にす
ることが出来る。又、請求項4の湿式現像装置によれ
ば、現像液規制ローラを現像ローラと同方向に回転さ
せ、これにより、両ローラの対向部で両ローラの表面が
互いに逆方向に移動するようにしているので、現像ロー
ラ上の余剰の現像液を効率的にしごき落として、所望の
現像液を潜像担持体に搬送することが出来る。又、請求
項6の湿式現像装置によれば、現像補助粒子の比重が一
成分液体現像剤の比重より大きいことで、現像補助粒子
は一成分液体現像剤中で浮遊することなく現像液担持体
上で一成分液体現像剤を隆起させることが出来る。又、
請求項7の湿式現像装置によれば、一成分液体現像剤と
現像補助粒子の溶解度パラメータの差が1.0以上であ
ることで粒子が一成分液体現像剤に溶解することなく分
散させることが出来る。
保持された現像液の表面と潜像担持体との間には一定間
隔が保たれ、現像液中の現像補助粒子による一成分液体
現像剤の隆起をきっかけとして一成分液体現像剤を静電
潜像の荷電部分のみに付着するので、地肌部には一成分
液体現像剤が付着することもなく、地汚れが発生しな
い。又、一成分液体現像剤中には現像補助粒子が分散さ
れ、現像液担持体上に均一に保持された現像補助粒子の
全てが一成分液体現像剤を細かく隆起させており、静電
潜像に対向している現像補助粒子の夫々に電界が集中し
て一成分液体現像剤を静電潜像の荷電部に供給するの
で、電界が一部に集中する事なく、ベタ部は均一に細線
部は潰れのないように一成分液体現像剤を静電潜像に付
着させることが出来る。更に、一成分液体現像液を隆起
させる現像補助粒子の粒径に画像の細部再現性が決ま
り、粒径が小さいほど画像の解像度が高くなるので、求
める解像度により粒径を選択すればよい。従って、従来
の凹凸を有する現像液担持体の凹凸のピッチを細かくす
るよりも、比較的容易に且つ低コストで高解像度の画像
を得ることが出来る。例えば、従来技術の凹凸を有する
現像液担持体の凹凸のピッチを細かくするには、加工技
術的に約200μmまでしか細かく出来ないが、本発明
で用いる現像補助粒子は粒径約1μmのものが加工可能
である。又、一成分液体現像剤からなる現像像の潜像担
持体から転写体への転写は、潜像担持体上の一成分液体
現像剤を転写体へ接触させることで進むので、特に転写
にコロナ放電器等の静電気的な転写機構は必要なく、従
来より機械を簡素にすることが出来る。更に、転写体に
転写された一成分液体現像剤は、転写体中に転写するこ
とで定着が完了するので、従来のような定着機構が不必
要となり、定着に必要な熱量も必要なくなる。又、一成
分液体現像剤を加熱することもないので一成分液体現像
剤中の溶剤が蒸発して不快な臭気を発することもない。
特に、請求項3の湿式現像装置によれば、現像液担持体
の表面が比較的平滑であるので、従来の凹凸を有する現
像ローラ等に比べ加工コストが低く押さえられることが
できるという利点がある。又、請求項4の湿式現像装置
によれば、現像液担持体表面に現像補助粒子を少なくと
も部分的に収容し得る凹部を形成して、現像剤担持体表
面での現像補助粒子の移動を規制し、これにより、該表
面上に該補助粒子を均一に分散できるので、一成分液体
現像剤の隆起を均一に生じさせて良好な現像を可能にす
ることが出来る。又、請求項4の湿式現像装置によれ
ば、現像液規制ローラを現像ローラと同方向に回転さ
せ、これにより、両ローラの対向部で両ローラの表面が
互いに逆方向に移動するようにしているので、現像ロー
ラ上の余剰の現像液を効率的にしごき落として、所望の
現像液を潜像担持体に搬送することが出来る。又、請求
項6の湿式現像装置によれば、現像補助粒子の比重が一
成分液体現像剤の比重より大きいことで、現像補助粒子
は一成分液体現像剤中で浮遊することなく現像液担持体
上で一成分液体現像剤を隆起させることが出来る。又、
請求項7の湿式現像装置によれば、一成分液体現像剤と
現像補助粒子の溶解度パラメータの差が1.0以上であ
ることで粒子が一成分液体現像剤に溶解することなく分
散させることが出来る。
【図1】(a)乃至(c)は実施例に湿式現像方法の原
理を説明するための説明図。
理を説明するための説明図。
【図2】(a)乃至(c)は実施例に湿式現像方法の原
理を説明するための他の説明図。
理を説明するための他の説明図。
【図3】実施例に係る湿式現像装置の概略構成図。
【図4】他の実施例に係る湿式現像装置の概略構成図。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ現像ローラの表面形
状の例を示す断面図。
状の例を示す断面図。
【図6】実施例に係る湿式現像装置で現像した現像像を
転写紙に転写した場合の定着性を示すグラフ。
転写紙に転写した場合の定着性を示すグラフ。
1 現像液担持体(現像ローラ), 2 一成
分液体現像剤 3 対向電極 , 4 潜像担
持体(感光体ドラム) 5 電源 , 6 現像
補助粒子 8 規制ローラ , 9 液供
給ローラ 10 現像液容器
分液体現像剤 3 対向電極 , 4 潜像担
持体(感光体ドラム) 5 電源 , 6 現像
補助粒子 8 規制ローラ , 9 液供
給ローラ 10 現像液容器
Claims (7)
- 【請求項1】現像液担持体上に、一成分液体現像剤に所
定粒径の現像補助粒子を分散してなる現像液からなる一
定膜厚の液膜であって、該担持体表面に保持された該現
像補助粒子の表面にも膜状に均一に載った一成分液体現
像剤が他の部分から隆起した状態の液膜を形成し、該状
態の液膜を潜像担持体表面に非接触で対向させ、該潜像
担持体上の静電潜像に応じて該状態の液膜における該現
像補助粒子の頂点部上から一成分液体現像剤を静電潜像
に移動・飛翔されて静電潜像を現像することを特徴とす
る湿式現像方法。 - 【請求項2】一成分液体現像剤に所定粒径の現像補助粒
子を分散してなる現像液と、 該現像液を、一定膜厚の液膜であって、表面に保持され
た該現像補助粒子の表面にも膜状に均一に載った一成分
液体現像剤が他の部分から隆起した状態の液膜として担
持し、該状態の液膜を、潜像担持体上表面に非接触で対
向させる現像液担持体とを有し、 該潜像担持体上の静電潜像に応じて、該状態の液膜にお
ける該現像補助粒子の頂点部上から一成分液体現像剤を
静電潜像に移動・飛翔されて静電潜像を現像することを
特徴とする湿式現像装置。 - 【請求項3】上記現像液担持体表面が上記現像剤補助粒
子の粒径に比して充分微小な凹凸しか存在しない程度に
平滑であることを特徴とする請求項2の湿式現像装置。 - 【請求項4】上記現像液担持体表面に上記現像剤補助粒
子を少なくとも部分的に収容し得る凹部を形成したこと
を特徴とする請求項2の湿式現像装置。 - 【請求項5】上記現像液担持体を回転駆動される現像ロ
ーラで構成し、 該現像ローラ周面に所定間隔をおいて、該現像ローラと
同方向に回転駆動されて上記潜像担持体表面との対向部
である現像領域に搬送される現像液の膜厚を規制する現
像液量規制ローラを設けたことを特徴とする請求項2、
3又は4の湿式現像装置。 - 【請求項6】上記現像補助粒子として、粒径が必要とす
る解像力より小さく且つ比重が上記一成分液体現像剤よ
りも大きいものを用いることを特徴とする請求項2、
3、4又は5の湿式現像装置。 - 【請求項7】上記現像補助粒子として、表面材料と上記
一成分液体現像剤との溶解度パラメータの差が1.0以
上であるものを用いることを特徴とする請求項2、3、
4、5又は6の湿式現像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21017991A JP3208577B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 湿式現像方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21017991A JP3208577B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 湿式現像方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0535116A JPH0535116A (ja) | 1993-02-12 |
| JP3208577B2 true JP3208577B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=16585090
Family Applications (1)
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| JP21017991A Expired - Fee Related JP3208577B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 湿式現像方法及び装置 |
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|---|---|---|---|---|
| WO1997036213A1 (fr) * | 1996-03-22 | 1997-10-02 | Toray Industries, Inc. | Appareil de formation d'images et procede correspondant |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP21017991A patent/JP3208577B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPH0535116A (ja) | 1993-02-12 |
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