JP2559081Y2 - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JP2559081Y2
JP2559081Y2 JP8460691U JP8460691U JP2559081Y2 JP 2559081 Y2 JP2559081 Y2 JP 2559081Y2 JP 8460691 U JP8460691 U JP 8460691U JP 8460691 U JP8460691 U JP 8460691U JP 2559081 Y2 JP2559081 Y2 JP 2559081Y2
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cleaning
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toner
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昭夫 出羽
仁章 島田
智章 岡田
将一 青木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は湿式複写機のクリーニン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真複写機においては、像担
持体上に、その静電潜像を現像液によって現像して顕像
とし、その顕像を転写紙上に転写し、そしてその転写紙
に定着作業を施した後に、その転写紙を複写製品として
機外へ排出するといった一連のプロセスが実行される。
【0003】上記の電子写真複写機として、液体状の現
像剤(以下、現像液)を用いる、いわゆる湿式複写機が
ある。図5に代表的な湿式複写機の構成を示す。像担持
体11は一定速度で回転しており、まず除電器3により
像担持体11上の表面電荷を中和し、次に帯電器4によ
り所定の電位に帯電させる。(+500V)次に露光器
5で絵柄に応じた半導体レーザを像担持体11上に照射
する。
【0004】このとき画像部はレーザON、非画線部は
レーザOFFである。画線部は像担持体11の光電効果
により、像担持体11の基材と導通するため、0Vにま
で電位が低下する。次にドクタローラ7により、かき上
げられた現像液8(トナー電位+200V)は現像電極
ローラ6(+300V)と像担持体11の間に電位差が
あるため、現像される。これをモデルで図6及び図7に
示す。
【0005】画線部(図6)では像担持体11と現像電
極ローラ6の間に+300Vの電位差があるため、+2
00Vのトナー12は、この電界中を泳動し、像担持体
11上に付着し、画線部となる。一方、非画線部は像担
持体11の方が電位が高いのでトナー12は付着しな
い。(図7)次に図5のスクイーズローラ9で所定の膜
厚に絞り込まれたトナーは転写器10により転写紙に転
写され印刷物が出来上がる。しかしながら、100%転
写されるわけではなく、画線部の一部は像担持体11上
に残留し、また、付着しないはずの非画線部も若干汚れ
としてトナーが付着している。
【0006】次にこの残留トナーを除去するために、ス
ポンジローラ2で固着トナー層をほぐし、クリーニング
ブレード1で掻き取っている。このクリーニングが良好
に行なわれていないと、次の複写で残留した現像液が像
担持体から転写紙に移り、いわゆる地汚れがおこり、印
刷品質の低下を招く。現在、これに対応するためクリー
ニング用のウレタン製ゴムブレードを像担持体に当接し
て、機械的に残留現像液を除去している。
【0007】しかしながら、ゴムと像担持体の間にステ
イク・スリツプが起こり、ゴムが振動するため、現像液
は完全に除去されず、一部はブレード下を通過して地汚
れを発生させる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。従来の機械的な現像液の除去は
必ずしも十分ではない。又、運転時間とともにブレード
1は像担持体11により、こすられているわけであるか
らゴム材の摩耗が起こり、それによりクリーニング性能
が低下する恐れがある。よって定期的に新品ブレードと
交換する必要があり、コストが上昇する。
【0009】この残留トナーのクリーニング性能を上げ
ることは、ブレード1と像担持体11のシール性を上げ
ることであり、そのためブレード1は像担持体11に常
に接触させ、いわゆる潤滑モードでいうところの境界潤
滑領域で作動させる必要がある。図8は従来の境界潤滑
を示すもので、3はクリーニング前トナー(濃度1
%)、3′はクリーニング後トナー(濃度1%)、18
はクリーニング後の膜厚(1μm)である。
【0010】しかしながら、ゴム材の寿命を考えるとブ
レード1が完全に浮上する流体潤滑領域のほうが有利で
ある。このようにクリーニング性能向上とブレード1の
寿命向上は相反する関係があるため、現ブレード方式だ
けでは双方を同時に満足させることは困難である。本考
案は、現状主流のブレード方式を変えないで、クリーニ
ング性能及び、寿命を満足するようなクリーニング装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】現像液をトナーと溶媒と
に分離する分離機構と、該分離機構により分離されたト
ナー固形分の少ない現像液を像担持体表面にクリーニン
グブレード直前に滴下させる滴下機構とを設けたことを
特徴とする。
【0012】
【作用】クリーニング前の像担持体に現像液の溶媒を滴
下することで、クリーニング時のトナー濃度は低下す
る。そのため図4のようにブレードを像担持体から少々
浮上させた場合、クリーニング後の現像液の膜厚は従来
より厚くなるが、例えば、2倍トナー濃度が低いため
(例えば、1/2)、境界潤滑領域で強く当接させてい
たときと同じ地汚れ防止効果があると考えられる。また
ゴム材の寿命の点からは、浮上しているわけであるから
(流体潤滑領域)、ゴムの摩耗は激減する。つまりクリ
ーニング性能は今までと同じで、ゴム材の寿命向上が可
能となる。
【0013】また溶媒の希釈量をさらに増やす、即ちト
ナー濃度をさらに下げることにより、寿命と同時にクリ
ーニング性能も向上できる。尚、クリーニング後に像担
持体に残留する現像液のトナー濃度は低くなっている
が、この溶媒は現像液から分離、抽出したものであるか
ら、その分現像タンク中の現像液のトナー濃度は高くな
っている。そのため、クリーニング後の現像時には、双
方が混じり合うため系全体の平均濃度は運転前と同じに
なり、濃度バランスは保たれる。
【0014】
【実施例】図1に本考案の実施例を示す。図示の装置
は、像担持体11上に溶媒滴下用のアルミパイプ13
(6cmおきに配置)、ウレタン製クリーニングブレー
ド1、現像液8の溶媒を分離するための遠心分離器1
4、現像タンク15及び現像液8を遠心分離器14に供
給するためのポンプ16、遠心分離器14で発生した高
濃度の現像液8を現像液タンク15に返すためのポンプ
17からなっている。尚、帯電、除電、露光、現像、定
着手段は従来と同じなので、説明を省略する。
【0015】本実施例では、パイプにより溶媒を供給す
る方式をとったが、その他ベルトによる供給、噴霧など
を用いる方式、また遠心分離器の代りにろ過装置を用い
てもよい。
【0016】
【表1】 図2に、表1の試験条件によるブレード線圧と100h
r運転後のブレード摩耗長さ及び地汚れ面積率の関係を
示す。このように線圧が大きくなると地汚れは低減し、
クリーニング性は向上する(境界潤滑)が、ブレードの
摩耗長さは大きくなる。逆に線圧が低いとブレードの寿
命は向上する(潤滑流体)が、クリーニング性が低くな
る。図3はブレード摩耗長さの説明図である。
【0017】図2において、本考案による溶媒の滴下を
実施し(図2中の……→)、クリーニング前のトナー濃
度を下げることで、地汚れは従来の1000gr/cm
時相当にまで低減した。(図中▲)。また希釈量をさら
に増やした場合(図中★)、地汚れは従来の1000g
r/cm時より低くなった。図4は本考案による流体潤
滑を示すもので、クリーニング後の膜厚18は2μmで
ある。
【0018】つまり、本考案により、ゴム材の寿命とク
リーニング性の両方が向上する。
【0019】
【考案の効果】本考案によるクリーニング装置は、現像
液をトナーと溶媒とに分離する分離機構と、該分離機構
により分離された溶媒を像担持体表面のクリーニングブ
レード直前に滴下する滴下機構とを設けたことにより、
本考案のクリーニング液は、現像液自身を用いるもので
なく現像液を分離機構により分離したトナー固形分の少
ない現像液を用いることにより次の効果を有する。 (1) 溶媒による希釈により、クリーニング前のトナ
ー濃度を下げることができる。 (2) ブレード線圧を下げて、流体潤滑領域で作動さ
せることで、クリーニング後のトナー膜厚は増加する
が、濃度が低いため、膜厚中のトータルのトナー数は、
従来の膜厚、高濃度の時と同じになる。 (3) 更に希釈量を増加させてやれば、トータルのト
ナー数は従来より少なくなる。 (4) クリーニング性は従来と同じだが、ブレード寿
命が向上する、これより、ブレード材のメンテナンスフ
リーが可能となり、コストが低減する。 (5) また、コスト低減と同時に、クリーニング性が
良くなり、地汚れが減少するため、印刷品質が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成図である。
【図2】本考案の実施によるブレード線圧とブレード摩
耗長さ及び地汚れ面積率の関係を示す線図である。
【図3】図2のブレード摩耗長さの説明図である。
【図4】本考案による流体潤滑の原理図である。
【図5】従来の湿式複写機の原理図である。
【図6】画線部を示す像担持体と現像電極ローラの断面
図である。
【図7】非画線部を示す像担持体と現像電極ローラの断
面図である。
【図8】従来の境界潤滑の原理図である。
【符号の説明】
1 クリーニングブレード 8 現像液 11 像担持体 13 溶媒滴下用パイプ 14 遠心分離器 16 ポンプ 17 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 青木 将一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−101874(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像液をトナーと溶媒とに分離する分離
    機構と、該分離機構により分離されたトナー固形分の少
    ない現像液を像担持体表面にクリーニングブレード直前
    に滴下させる滴下機構とを設けたことを特徴とするクリ
    ーニング装置。
JP8460691U 1991-10-17 1991-10-17 クリーニング装置 Expired - Lifetime JP2559081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8460691U JP2559081Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 クリーニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8460691U JP2559081Y2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 クリーニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0536461U JPH0536461U (ja) 1993-05-18
JP2559081Y2 true JP2559081Y2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=13835351

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