JP3857645B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体キャリア(溶媒)にトナーを含有する液体現像剤を用いて、感光体ドラムに形成された静電潜像を現像して画像を得る画像形成装置に関し、特に、感光体ドラム上に残留した液体現像剤をクリーニングして回収する機構を備えるカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、液体キャリアにトナーを含有する液体現像剤(所謂液体トナー)を用いて画像形成を行う画像形成装置(以下湿式画像形成装置と呼ぶ)では、微細なトナーを用いるようにすれば、オフセット印刷並みの高画質が実現できるばかりでなく、トナー量が少なくても、十分な画像濃度が得られるため、経済的であるという利点を有している。
【0003】
湿式画像形成装置においても、印刷プロセス(画像形成プロセス)においては、感光体ドラムの帯電、感光体ドラムの露光(静電潜像の形成)、現像、転写、感光体ドラムのクリーニング、及び感光体ドラムの徐電の順にプロセスが行われている。そして、クリーニング工程では、感光体ドラム上に残留する液体現像剤を除去して、次の現像プロセスにおける画像欠陥を防止するようにしている。つまり、クリーニングが不十分であると、次の画像形成プロセスにおいて、残留液体現像剤に起因して帯電不良及び露光不良が発生し、画像欠陥を発生させてしまう。この理由として、従来の湿式画像形成装置では、現像液中のトナー濃度が低く、現像液を、露光された感光体ドラムに振りかけたり、感光体ドラムを現像液に浸すような現像方法が採用されているため、感光体ドラム上に現像後に残留する現像液の層厚が厚いことがあげられる。
【0004】
ところで、湿式画像形成装置において、クリーニングブレード等のクリーニング装置で感光体ドラムから除去された液体現像剤は一般に現像剤タンクに回収されて、再度現像に用いられている。従来、湿式画像形成装置において、感光体ドラムをクリーニングするクリーニング装置は、転写装置(例えば、転写ローラ)よりも感光体ドラムの回転方向下流側で、帯電器の上流側に配置されており(つまり、転写ローラと帯電器の間に配置されており)、感光体ドラム上のトナー像を記録用紙に転写した後、感光体ドラムを帯電する前に、感光体ドラム上に残留する液体現像剤を除去して回収するようにしている(特許文献1参照)。
【0005】
つまり、湿式画像形成装置においては、液体現像剤(特に、液体キャリア)の残留によって、帯電不良が発生することを防止するため、感光体ドラムの帯電前に残留液体現像剤を除去している。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−114340号公報(第3ページ、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載されたように、帯電器と転写ローラとの間にクリーニング装置を配置した場合には、クリーニング装置と現像装置(現像器)との位置が不可避的に離れた位置とならざるを得ず(つまり、現像器で現像を行った後、転写を行い、その後、クリーニング)を行う関係上、現像器とクリーニング装置との間に転写ローラ等の転写装置が存在することになって、クリーニング装置と現像器とが離れてしまう)。
【0008】
従って、クリーニング装置でクリーニング・回収された液体現像剤を液体現像剤タンクに戻す場合、液体現像剤タンクが現像器の近傍に配置されていることを考慮すると、クリーニング装置から現像剤タンクに至るまでの経路(配管等)が長くなってしまい、この結果、湿式画像形成装置自体が大型化してしまうという課題がある。
【0009】
さらに、液体現像剤を回収するための配管が長くなれば、不可避的に配管に多数の接合部が生じることになって、液体現像剤の漏れを防止するため、配管の接合部をシールしなければならないという課題もある。
【0010】
本発明の目的は、液体現像剤回収経路を短くして、コンパクトでしかもシール部材が少なくて済む湿式画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定の方向に回転する感光体ドラムと、該感光体ドラムを帯電させる帯電手段と、前記感光体ドラムの回転方向において前記帯電手段の下流側に位置し前記感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段の下流側に位置し、少なくとも絶縁性液体キャリアとトナーとからなる液体現像剤で前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を中間転写ベルトに一次転写の後前記感光体ドラムに残留する前記液体現像剤を回収するクリーニングブレード部材を有し、該クリーニングブレード部材が前記帯電手段の感光体ドラムの回転方向下流側で、かつ前記帯電手段と前記現像手段との間に配置されている複数の画像形成ユニットと該画像形成ユニットの夫々の感光体ドラムに坦持された夫々のトナ―像が一次転写される無端ベルト状の中間転写ベルトとを備え、
前記画像形成ユニットは、前記感光体ドラムを該ユニット上側に位置させてその上方に位置する中間転写ベルトに接触するように配列されるとともに、該転写ベルトに一次転写されたトナ―像の搬送方向終端側に位置するベルト支持ローラに対向して二次転写ローラが配置され、該二次転写ローラにより複数色のトナ―像が転写された中間転写ベルト上方に位置する定着ローラ対に挿通させ、前記複数色のトナ―像を定着するように構成し、
更に前記画像形成ユニットの現像手段は感光体ドラムの下方に配置されているとともに、前記現像ローラと、該現像ローラに前記現像剤を供給する供給ローラとを収納し、液体現像剤が蓄えられる現像剤タンクと具え、前記現像タンクの上面開口を現像ローラが接触する感光体ドラム周面に開口させるとともに、その一端が前記感光体ドラムに当接して前記感光体ドラムに対して下側に傾いて配置されてなるクリーニングブレード部材を現像剤タンクの直上側に位置させ且つ該クリーニングブレード部材の他端部を現像剤タンク内に位置させたことを特徴とする画像形成装置である。
【0012】
このようにして、前記画像形成ユニットが、感光体ドラムに坦持させたトナ―像の一次転写の後、感光体ドラムに残留する液体現像剤を回収するクリーニングブレード部材を、帯電手段の感光体ドラムの回転方向下流側で、かつ帯電手段と現像手段との間に配置するようにすれば、回収した液体現像剤を現像剤タンクに戻すための経路が極めて短くて済み、そして、回収経路が短くなれば、画像形成装置自体をコンパクトにできるばかりでなく、シール部材も少なくて済むことになる。
【0013】
好ましくは、前記画像形成ユニットのクリーニングブレード部材は前記露光手段から前記感光体ドラムに照射される露光光の照射位置よりも下流側に配置される。さらに、前記クリーニングブレード部材は、前記感光体ドラムに当接して前記感光体ドラムに残留する液体現像剤を除去するクリーニングブレード部材であって、該クリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を重力を利用して回収して前記現像剤タンクに送る回収手段とを有することを特徴とする。
【0014】
このように、感光体ドラムに坦持させたトナ―像の一次転写の後、感光体ドラムに残留する液体現像剤の層厚を30μm以下に規制するようにすれば、帯電及び露光の後、感光体ドラムに残留する液体現像剤をクリーニングしても、画像形成に影響を与えることがなく、画像形成装置自体をコンパクトにできる。
【0015】
また、本発明では、前記クリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を回収して前記現像剤タンクに送る回収手段とを有し、前記回収手段は、前記ブレード部材の他端側に位置して前記クリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を受けて前記現像剤タンクに前記現像剤を送る誘導手段を具え、該誘導手段は前記現像剤タンクの内部空間に配置され前記現像ローラを避ける位置で斜め下方に傾斜させるのが好ましい。
【0016】
このようにして、画像形成ユニットのクリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を回収して現像剤タンクに送る際、液体現像剤に含まれる異物を除去するようにすれば、現像剤タンクに異物が混入することがなく、異物によって不良画像が形成されることがない。
【0017】
また、クリーニングブレード部材の一端を感光体ドラムに当接させて、クリーニングブレード部材を感光体ドラムに対して下側に傾いて配置して、該ブレード部材の他端側でクリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を受けて、現像剤タンクに液体現像剤を送るようにすれば、感光体ドラムに残留する液体現像剤がクリーニングブレード部材に沿って流下して、現像ローラ上の現像剤に影響を与えることなく、残留液体現像剤を回収できることになる。
【0018】
さらに、クリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を回収するための誘導手段を、現像剤タンクの内部空間に配置するようにすれば、液体現像剤を回収するための機構等を配置するために別のスペースを確保する必要がなく、結果的に画像形成装置自体をコンパクトにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0020】
図1を参照して、図示の湿式画像形成装置は所謂タンデム型画像形成装置であり、中間転写体である無端ベルト状の中間転写ベルト11を備えている。中間転写ベルト11の回転方向(トナ―像搬送方向:図中実線矢印で示す)に沿って複数の画像形成ユニットが配列されている。図示の例では、4つの画像形成ユニット21乃至24が中間転写ベルト11に沿って配列されており、例えば、図中右側から、イエロー用画像形成ユニット、マゼンタ用画像形成ユニット、シアン用画像形成ユニット、及びブラック用画像形成ユニットの順に配列されている。
【0021】
画像形成ユニット21〜24には、それぞれ感光体ドラム31a〜31d、現像装置32a〜32d、露光ユニット33a〜33d、帯電器34a〜34d、及び徐電器35a〜35dが備えられており、現像装置32a〜32dは液体キャリア(溶媒)にトナー等が含有された液体現像剤を用いてそれぞれ各色トナーで感光体ドラム31a〜31d上に形成された静電潜像を現像する。
【0022】
各現像装置32a〜32dについて、現像装置32aに注目すると、液体現像剤が蓄えられた現像剤タンク41、現像剤供給ローラ(アニロックスローラ)42、及び現像ローラ43を備えており、図示のように、現像剤供給ローラ42は現像剤タンク41中の液体現像剤を現像ローラ43に供給し、現像ローラ43は感光体ドラム31aと当接して感光体ドラム31a上に形成された静電潜像を液体現像剤で現像して、トナー像を形成する。
【0023】
同様にして、現像装置32b〜32dはそれぞれ液体現像剤によって感光体ドラム31b〜31d上にトナー像を形成する。帯電器34a〜34dと現像装置32a〜32dの現像ローラ43との間にはそれぞれクリーニング部材36a〜36dが配置され、後述するように、感光体ドラム31a〜31d上に残留する液体現像剤がクリーニング部材36a〜36dによってそれぞれ除去される。
【0024】
画像形成ユニット21に注目すると、該画像形成ユニット21上部に位置する感光体ドラム31aの周面に沿って、帯電器34aと現像ローラ43との間には(より具体的には、露光ユニット33aの露光光照射位置と現像ローラ43と間)には、クリーニング部材36aが配置され、このクリーニング部材36aは現像ローラ43側に近接している。
【0025】
つまり、感光体ドラム31aの回転方向(図1において破線矢印で示す)において、帯電器34aの下流側にはクリーニング部材36aが配置され、そして、クリーニング部材36aの下流側に、クリーニング部材36aに近接して現像ローラ43が配置されている。この結果、図示のように、クリーニング部材36aは現像剤タンク41の直上側に位置することになって、クリーニング部材36aで除去された残留液体現像剤は直ちに現像剤タンク41に落下することになる。
【0026】
感光体ドラム31a〜31dに対向して一次転写ローラ51〜54が配置されており、感光体ドラム31a〜31dと一次転写ローラ51〜54との間に中間転写ベルト11のトナ―像の搬送面が挟まれている。図示のように中間転写ベルト11は駆動ローラ55及び支持ローラ56に支持されて図中実線矢印方向にトナ―像が搬送されており、中間転写ベルト11の回転方向下流側(トナ―像の搬送方向終端側)には、支持ローラ56に対向して二次転写ローラ57が配置されている。
【0027】
そして、支持ローラ56及び二次転写ローラ57によって、中間転写ベルト11が挟持される。給紙装置(図示せず)からレジストローラ(図示せず)を介して二次転写ローラ57と中間転写ベルト11との間に垂直方向に用紙61が供給される。
【0028】
画像形成の際には、感光体ドラム31aの表面を一様に帯電させた後、感光体ドラム31aを露光して感光体ドラム31aの表面に静電潜像を形成する。その後、静電潜像を現像して感光体ドラム31a上にトナー像を形成する。感光体ドラム31a上のトナー像は、一次転写ローラ51によって中間転写ベルト11に転写される。
【0029】
他の各画像形成ユニット22〜24の感光体ドラム31b〜31dにおいても、感光体ドラム31aと同様にしてトナー像が形成され、感光体ドラム31b〜31d上に形成されたトナー像が順次一次転写ローラ52〜54によって各画像形成ユニット21〜24上方に位置する中間転写ベルト11上に転写される。つまり、各画像形成ユニット21〜24において、中間転写ベルト11にトナー像を一次転写像として転写する。このようにして、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色トナー像が、中間転写ベルト11に順に重ね合わされて転写されることになる。
【0030】
上述のようにして、各画像形成ユニット21〜24上方に位置する中間転写ベルト11に転写されたトナー像(一次転写像)は、中間転写ベルト11の搬送に伴って、二次転写ローラ57の方向に送られる。そして、二次転写ローラ57によって中間転写ベルト11上のトナー像(一次転写像)が用紙61に転写される(二次転写)。用紙の搬送方向下流には、定着ユニット(定着ローラ対)62が配置されており、該二次転写ローラにより複数色のトナ―像が転写された中間転写ベルト上方に位置する定着ローラ対62に挿通させ 、前記複数色の二次転写像が定着ユニット62によって圧接・加熱されて定着される。
【0031】
なお、図示はしないが、クリーニングブレードによって中間転写ベルト11上に残った残留トナーがクリーニングされる。
【0032】
ここで、図2を参照して、画像形成ユニット21に注目すると、図2は、画像形成ユニット21を詳細に示す図であり、図1で説明したように、感光体ドラム31aの周囲には、感光体ドラム31aの回転方向に沿って、順に帯電器34a、露光ユニット33a、クリーニング部材(クリーニングブレード)36a、及び現像ローラ43が配置され、現像ローラ43の下流側で感光体ドラム31aは中間転写体(中間転写ベルト)11に当接している。
【0033】
図示のように、クリーニングブレード36aの一端部(先端部)は感光体ドラム31aの表面に当接しており(クリーニングブレード36aは感光体ドラム31aの回転方向に対して下側に傾斜するように配置することが望ましい。そして、このように配置すれば、後述するように、クリーニングブレード36aの表面に沿って回収した溶媒(液体現像剤)が流下することになる)、クリーニングブレード36aの他端部(後端部)は現像剤タンク41内に位置している。そして、クリーニングブレード36aの後端部側には現像剤受け部(回収手段:誘導手段)71が配置されている。
【0034】
この現像剤受け部71は現像剤タンク41内に位置づけられ、現像剤を一旦保持(溜める)する現像剤保持部71aと現像剤保持部71aに連結された斜面部71bとを有しており、斜面部71bは、図中左斜め下方に傾斜している。現像剤保持部71aの一側面(斜面部71b側の側面)にはフィルター71cが配置されており、このフィルター71cによって、後述するようにして回収された液体現像剤中に含まれるゴミ等の異物が濾過されることになる。
【0035】
図1で説明したようにして、感光体ドラム31a上に形成された静電潜像は現像ローラ43で現像されてトナー像となる。つまり、静電潜像は液体現像剤で現像されて、感光体ドラム31a上にトナー像が形成される(現像ローラ43の下流側においては、感光体ドラム31aには液体現像剤(トナー+溶媒)が付着していることになる)。そして、感光体ドラム31a上のトナー像は、感光体ドラム31aに加えられるバイアス電圧によって中間転写ベルト11に転写される。
【0036】
トナー像を中間転写ベルト11に転写した後においては、ほぼ溶媒のみが感光体ドラム31a上に残ることになる。その後、徐電器35aによって感光体ドラム31aを徐電する。そして、帯電器34aによって感光体ドラム31aの表面を均一に帯電し、露光ユニット33aによって感光体ドラム31aを露光して、感光体ドラム31a上に再び静電潜像を形成する。
【0037】
感光体ドラム31a上に静電潜像を形成した後、クリーニングブレード36aによって感光体ドラム31a上に残留する溶媒(残留液体現像剤)が回収されることになる(以下回収現像剤と呼ぶ)。クリーニングブレード36aはその先端部から後端部に向かって斜め下方向に傾斜しているので、回収現像剤はクリーニングブレード36aの表面に沿って流れ、現像剤保持部71aに流下する。そして、現像剤保持部71aに溜まった回収現像剤はフィルター71cを通過して、斜面部71bに沿って流下することになるが、この際、回収現像剤中に含まれるゴミ等の異物がフィルター71cで濾過され、現像剤受け部71に回収されることになる。
【0038】
上述のように、クリーニングブレード36aを帯電器34aの下流側で、かつ帯電器34aと現像ローラ43との間に配置するようにしたから、クリーニングブレード36aを現像剤タンク41に臨ませることができ、回収現像剤を現像剤タンクに戻すための配管等がほとんど不要となる。
【0039】
さらに、クリーニングブレード36aで回収された液体現像剤をフィルターで濾過した後、現像剤タンク41に戻すようにしたから、現像剤タンク41にゴミ等の異物が混入することがなく、しかも、このフィルターはクリーニングブレードの後端側でしかも現像剤タンク41の内部空間中に配置することができるから、つまり、現像剤受け部71は現像剤タンク41の内部空間中に配置することができるから、別に現像剤受け部71を配置するためのスペースを確保する必要がない。
【0040】
なお、図2に示すように、アニロックスローラ42には、層厚規制部材(アニロックスブレード)42aが配置され、このアニロックスブレード42aによって、アニロックスローラ上の液体現像剤の層厚が規制される。また、現像ローラ43には、現像ローラブレード43aが配置され、非画像形成時にこの現像ローラブレード43aによって現像ローラ43がクリーニングされる。さらに、他の画像形成ユニット22〜24も画像形成ユニット21と同様に構成されている。
【0041】
次に示す条件で、画像形成ユニット21を用いて画像を形成した。溶媒として、絶縁性溶媒(例えば、シリコンオイル、流動パラフィン等の不揮発性溶媒、電気抵抗:1012Ω以上)のものを用い、トナーとして、黒色で平均粒径2μmのものを用いて、このトナーを濃度(重量%)15%〜20%絶縁性溶媒に含有させて、液体現像剤とした。感光体ドラム31aの表面材質は、例えば、a−Si感光体とし、ドラム径をφ30、表面電位を400V、周速を178mm/sとした。
【0042】
さらに、アニロックスローラ42は、材質がSUS(又はアルミ)でその表面にヘリカルパターン状の溝(例えば、200ライン/インチ、断面形状V字である)を形成したものを用い、外径がφ25、周速を178mm/sとした。また、現像ローラ43は、その材質がウレタンゴムであり、硬度:scaleA45度、表面粗さ:Ra=0.6、体積抵抗:10〜10Ω・cm、外径φ25を用い、周速178mm/s、現像バイアス電圧を250Vとした。
【0043】
一方、クリーニングブレード36aはその材質がウレタンであり、厚みt=2.0mm、角度(感光体ドラム31aの回転方向においてその表面となす角度)=25.9度、感光体ドラム31aを押圧する圧力=2.55g/mmとした。なお、アニロックスブレード42aの材質はSUS(又はポリカーボネイト)であり、厚みは0.5mmである。また、フィルター71cとして、SUS製のメッシュ径♯500ものものを用いた。
【0044】
上述の条件で、画像形成を行ったところ、帯電器34aと現像ローラ43との間にクリーニングブレード36aを配置しても何等問題は生じず、例えば、アニロックスブレード42aで液体現像剤の層厚を30μm以下に規制すれば、感光体上の現像後の液体現像剤の層が残留しても、帯電及び露光に影響がないことが判明した。
【0045】
さらに、上述の現像方法においては、従来よりも高濃度(例えば、15重量%)にトナーを含有させることが可能であり、そのため、感光体上に形成する液体現像剤の層厚も薄くて済むため、クリーニング装置に与える負荷も少ない。
【0046】
なお、図1に示す例では、カラー画像形成装置について説明したが、モノクロ画像形成装置についても同様にして本発明を適用でき、いずれにしても、液体現像剤を用いて現像を行う画像形成装置に本発明を適用できる。また、上述の例では、被転写体が中間転写ベルトである例について説明したが、被転写体が用紙等の記録媒体であってもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、トナー像転写の後、感光体ドラムに残留する液体現像剤を回収するクリーニング手段を、帯電手段の感光体ドラムの回転方向下流側で、かつ帯電手段と現像手段との間に配置するようにしたから、回収した液体現像剤を現像剤タンクに戻すための経路が極めて短くて済み、このように経路が短くなれば、その結果、画像形成装置自体をコンパクトにできるばかりでなく、シール部材も少なくて済むという効果がある。
【0048】
さらに、本発明では、転写の後、感光体ドラムに残留する液体現像剤の層厚を30μm以下に規制するようにしたから、帯電及び露光の後、感光体ドラムに残留する液体現像剤をクリーニングしても、画像形成に影響を与えることがなく、画像形成装置自体をコンパクトにできるという効果がある。
【0049】
また、本発明では、クリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を回収して現像剤タンクに送る際、液体現像剤に含まれる異物を除去するようにしたので、現像剤タンクに異物が混入することがなく、その結果、異物によって不良画像が形成されることがないという効果がある。
【0050】
本発明では、クリーニングブレード部材の一端を感光体ドラムに当接して、クリーニングブレード部材を感光体ドラムに対して下側に傾いて配置して、該ブレード部材の他端側でクリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を受けて、現像剤タンクに液体現像剤を送るようにしたから、感光体ドラムに残留する液体現像剤がクリーニングブレード部材に沿って流下して、現像ローラ上の現像剤に影響を与えることなく、残留液体現像剤を回収できるという効果がある。
【0051】
本発明では、クリーニングブレード部材で除去された液体現像剤を回収するための誘導手段を現像剤タンクの内部空間に配置するようにしたから、液体現像剤を回収するための機構等を配置するために別のスペースを確保する必要がなく、結果的に画像形成装置自体をコンパクトにできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像形成装置の一例を示す概要図である。
【図2】 図1に示す画像形成ユニットを拡大して詳細に示す構成図である。
【符号の説明】
21〜24 画像形成ユニット
31a〜31d 感光体ドラム
36a〜36d クリーニング部材(クリーニングブレード)
41 現像剤タンク
42 現像剤供給ローラ(アニロックスローラ)
43 現像ローラ
71 現像剤受け部
71a 現像剤保持部71a
71b 斜面部
71c フィルター

Claims (2)

  1. 所定の方向に回転する感光体ドラムと、該感光体ドラムを帯電させる帯電手段と、前記感光体ドラムの回転方向において前記帯電手段の下流側に位置し前記感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光手段と、前記露光手段の下流側に位置し、少なくとも絶縁性液体キャリアとトナーとからなる液体現像剤で前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を中間転写ベルトに一次転写の後前記感光体ドラムに残留する前記液体現像剤を回収するクリーニングブレード部材を有し、該クリーニングブレード部材が前記帯電手段の感光体ドラムの回転方向下流側で、かつ前記帯電手段と前記現像手段との間に配置されている複数の画像形成ユニットと該画像形成ユニットの夫々の感光体ドラムに坦持された夫々のトナ―像が一次転写される無端ベルト状の中間転写ベルトとを備え、
    前記画像形成ユニットは、前記感光体ドラムを該ユニット上側に位置させてその上方に位置する中間転写ベルトに接触するように配列されるとともに、該転写ベルトに一次転写されたトナ―像の搬送方向終端側に位置するベルト支持ローラに対向して二次転写ローラが配置され、該二次転写ローラにより複数色のトナ―像が転写された中間転写ベルト上方に位置する定着ローラ対に挿通させ、前記複数色のトナ―像を定着するように構成し、
    更に前記画像形成ユニットの現像手段は感光体ドラムの下方に配置されているとともに、前記現像ローラと、該現像ローラに前記現像剤を供給する供給ローラとを収納し、液体現像剤が蓄えられる現像剤タンクと具え、前記現像タンクの上面開口を現像ローラが接触する感光体ドラム周面に開口させるとともに、その一端が前記感光体ドラムに当接して前記感光体ドラムに対して下側に傾いて配置されてなる前記クリーニングブレード部材を現像剤タンクの直上側に位置させ且つ該クリーニングブレード部材の他端部を現像剤タンク内に位置させたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成ユニットが、感光体ドラムに坦持させたトナー像の一次転写の後、前記感光体ドラムに残留する前記液体現像剤の層厚を30μm以下に規制する規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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